JPH10229526A - ディジタル放送受信機 - Google Patents

ディジタル放送受信機

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Publication number
JPH10229526A
JPH10229526A JP9042850A JP4285097A JPH10229526A JP H10229526 A JPH10229526 A JP H10229526A JP 9042850 A JP9042850 A JP 9042850A JP 4285097 A JP4285097 A JP 4285097A JP H10229526 A JPH10229526 A JP H10229526A
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eit
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JP9042850A
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Inventor
Yuichi Okubo
雄一 大久保
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが2週連続して視聴した番組につい
て、次回の放送分を自動的に出力予約するディジタル放
送受信機20を提供する。 【解決手段】 ディジタル放送受信機20のユーザの視聴
状態を視聴履歴として1週間分、メモりーする。そし
て、ユーザが番組を視聴すると、メモリーの視聴履歴を
調べて、前回も視聴したか否かを調べ、前回も視聴して
いれば、その番組の次回の放送のテレビモニター22への
出力を自動的に予約する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衛星やケーブル
等を介して伝送されるディジタル放送の受信機に係り、
詳しくはユーザが一々操作することなく、所定の処理を
自動実行するディジタル放送受信機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送では、番組の映像及び音
声信号と共に番組名及びジャンル等の番組関連データが
伝送されて来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ユーザは、希望の番組
を視聴したり録画したりすることになるが、従来のディ
ジタル放送受信機では、ユーザ自身が一々操作して、自
分の好みの番組について出力操作や録画予約操作を行う
必要があった。
【0004】この発明の目的は、ユーザに代わり、ユー
ザが一々操作しなくても、番組に対するユーザの視聴嗜
好に関連する処理を自動実行できるディジタル放送受信
機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のディジタル放
送受信機(20)は、次の(a)〜(c)を有している。 (a)各番組の視聴状態を監視する監視手段 (b)番組関連データと監視手段の監視に基づく視聴状
態とを関連付けた視聴履歴を作る視聴履歴作成手段 (c)視聴履歴作成手段が作成した視聴履歴に基づいて
被処理対象の処理を実行する処理実行手段
【0006】ディジタル放送では、映像信号及び音声信
号と共に、番組のタイトル(以下、「番組名」と言
う。)、ジャンル、番組内容概略等のデータが合わせて
伝送されて来るが、番組関連データには、番組名、ジャ
ンル、番組内容概略等、番組に関連する他のデータも含
まれる。
【0007】被処理対象の処理としては、受信番組に対
して行う処理以外にも、下記の処理もある。 視聴実績(本明細書において、「視聴実績」とは、
「視聴履歴」の下位概念として使用している。)のある
番組の属するジャンルと同一の番組だけを集めた番組表
の作成。 視聴実績のある番組の番組名をキーワードとして、そ
のキーワードを含む番組名を放送中及び放送予定の番組
から検索し、その番組のみを集めた番組表の作成。 視聴実績のない番組についての一覧を作成し、ユーザ
がその提示を指示したときに備える。
【0008】ディジタル放送の伝送信号には、番組の映
像信号及び音声信号と共に、番組名等の番組関連データ
も含まれている。視聴履歴作成手段は、番組関連データ
と前記監視手段の監視に基づく視聴状態とを関連付けた
視聴履歴を作成する。こうして、処理実行手段は、視聴
履歴に基づいた様々な処理を行って、ユーザの便に供す
ることができる。
【0009】この発明の他のディジタル放送受信機(20)
によれば、処理実行手段による処理は、視聴履歴の番組
関連データと伝送されて来るディジタル放送の番組関連
データとを対比して、放送番組に対して行う制御であ
る。
【0010】視聴履歴作成手段が作成する視聴履歴に
は、番組関連データが含まれており、ディジタル放送に
は、放送中及び/又は放送予定の番組の番組関連データ
が含まれている。こうして、視聴履歴の番組関連データ
と伝送されて来るディジタル放送の番組関連データとを
対比して、放送番組に対して様々な処理を行うことがで
きる。
【0011】この発明の他のディジタル放送受信機(20)
によれば、処理実行手段による処理は、視聴実績のある
番組の出力予約である。
【0012】この発明の他のディジタル放送受信機(20)
によれば、処理実行手段による処理は、視聴実績のある
番組の録画予約である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図2はディジタル放送受信方
式を示している。ディジタル放送の伝送信号は、人工衛
星(図示せず)及びケーブル放送局からのからの電波又
は電気信号等を、パラボラアンテナ10及びケーブル12を
介して各家庭14等のディジタル放送受信機20へ入力さ
れ、ディジタル放送受信機20において受信信号を信号処
理し、テレビモニター22に供給される。
【0014】図3はディジタル放送受信機20のブロック
図である。チューナーモジュール26は、受信したディジ
タル放送の伝送信号の周波数を選択し、チャンネルレシ
ーバ28へ出力する。チャンネルレシーバ28は、QPSK
(QAM)復調、アナログ/ディジタル変換(ADC)
及びFEC(Forward Error Correction)エラー訂正
等を行うディジタルデータ復調回路であり、トランスポ
ートストリーム(図4)と呼ばれる形式のデータ列を生
成する。MPEG2トランスポートデマルチプレクサ32
は入力されたトランスポートストリームをMPEG2の
Videoトランスポートパケット、Audioトラン
スポートパケット、及びPSI(Program Specific I
nformation)と呼ばれるシステムトランスポートパケッ
トに分割し、再構成する。一つのトランスポートストリ
ームには4〜8チャンネルの番組が多重化されており、
放送事業者からはそのトランスポートストリームが複数
送信されている。チャンネルを選択するには、PSIか
ら任意のチャンネルが、どのトランスポートストリーム
で送信されているか、トランスポートストリーム中のど
のパケットIDで多重化されているかといったデータを
取り出して選択する。MPEG2デコーダ&OSD(OnScr
eenDisplay)34はMPEG2ビデオストリーム、MPE
G2オーディオストリームをそれぞれデコードし、映像
信号及び音声信号をそれぞれビデオエンコーダ36及びD
AC38に出力する。OSD34は、EPGの文字データ等を映像
信号に変換し、ビデオエンコーダ36に出力する。ビデオ
エンコーダ36よりNTSC信号等の映像信号が出力さ
れ、テレビモニター22で映像が再生(出力)される。
【0015】各チャンネルや番組はそれぞれ契約するこ
とにより再生(出力)が可能となっており、それらの情
報はトランスポートストリームにあるデータ(EMMや
ECM)をICカードインターフェース44に送り、IC
カードインターフェース44は、ICカードから読み込ん
だデータに照らして所定データをトランスポートデスク
ランブラ30へ送り、条件が合えばトランスポートデスク
ランブラ30により映像と音声がデコードできるようにな
る。CPU40は、ディジタル放送受信機20の各構成装置
を制御するためのものである。ユーザインターフェース
42は、EPG画面よりチャンネルを選択、操作するための
ものであり、リモコンやキーボードが接続される。モデ
ム46は有料番組の利用の履歴データを放送事業者へ転送
する。
【0016】ディジタル放送では、MPEG2の画像圧
縮技術の利用により、100チャンネル以上の番組を、
広範囲にわたって放送できるメリットがある。この場
合、多チャンネル化によって、新聞や雑誌のような印刷
媒体による番組表から当日、翌日、1週間後などの番組
を探し出してチャンネル選択や録画予約をすることは、
多くの視聴者にとって非常に繁雑なものとなる。そこ
で、その対策として視聴者がTV画面上で番組検索や選
択をできるように、番組情報などの、番組表を作るため
に必要なデータもMPEG2のトランスポートストリー
ム(MPEG2のトランスポートストリームについては
後の図4で説明する。)に多重されて放送される。この
番組表のことをEPG(Electronic Program Guide)とい
う。
【0017】EPGを構成するのに必要なデータは、MPEG2
Systemで規定されるデータ構造で伝送され、テーブルと
記述子によって構成される。そのデータ構造のSDT(Ser
viceDescription Table)、EIT(Event Information Ta
ble)と呼ばれる(なお、SDT及びEITは、デジタ
ル放送で汎用的に使用されている用語ではなく、Perfec
TV!特有の用語である。)、チャンネルに関する付加情
報や番組に関する付加情報のデータをMPEG2トラン
スポートデマルチプレクサ32により抽出して、マイコン
などで処理し、EPGを構成する(SDTとEITのデータ構造
は後述)。EPGはTV画面上や受信機本体の表示器、あ
るいはリモコンの表示器などによって表示される。TV
画面上に表示する場合は、OSD(On Screen Display)の
機能を持ったICが必要になるが、ほとんどの場合図3
のMPEG2デコーダ34のオーディオ・ビデオデコーダ
に内蔵されている。ここでデコードしたMPEG2映像
とオーバーレイされて出力する。
【0018】ディジタル衛星放送の一例としての Perfe
cTV! は、伝送信号をMPEG2-TSによって、伝送する。図
4は PerfecTV! に採用されているMPEG2のトラン
スポートストリームの構造図である。図4において、
(1)〜(5)及びPIDの定義は次のとおりである。 (1) ユニット開始表示 新たなパケットがこのトランスポートストリームのペイ
ロードから始まることを意味する。 (2) トランスポートパケットプライオリティ このパケットの重要度を示す。 (3) スクランブル制御 このパケットのスクランブルの有無と種別を示す。 (4) アダプテーションフィールド制御 このパケットでのアダプテーションフィールドの有無及
びペイロードの有無を示す。上記の(1)〜(4)は、アダプ
テーションフィールド無し、ペイロード有りで示してい
る。 (5) 巡回カウンター 同じPIDを持つパケットが途中で一部棄却されたかど
うかの検出をするための情報。カウントの連続性から検
出する。 PID プログラムID 図4のトランスポートパケットのペイロード(PID=プ
ログラムID)に、前記したEIT等が184バイトを越え
る場合は、2つ以上のトランスポートパケットに分割さ
れて送信される。目的のPIDを持つトランスポートパケ
ットのペイロードを複数の場合はつなぎ合わせることに
より、目的のEIT等のビットストリームを得ることがで
きる。
【0019】PerfecTV! に採用されているSDT(Service
Description Table)の構造は下記のとおりである。衛星
から送信されるトランスポートストリームからPIDが、0
x0011のトランスポートパケットを拾い集めてくると以
下のフォーマットに沿ったビットストリームをできあが
る。SDTには各Serviceつまり各チャンネルについての情
報が含まれている。このテーブル(セクション)はトラ
ンスポートストリームごとに構成される。
【0020】SDTはtable_id によって以下のような意味
を持つ。 table_id =0x42 (SDT_a) 現在受信しているトランスポートストリーム内のチャン
ネルに関する情報 =0x46 (SDT_o) 他のトランスポートストリーム内のチャンネルに関する
情報
【0021】上記データ構造のdescriptor() に含まれ
る情報には次に示すものがある。 DM_name_descriptor() サービス名(チャンネル名)が記述されてい る。 DM_content_descriptor() サービス内容 DM_logo_descriptor() そのチャンネルのロゴがビットマップの画像 NVOD_reference_descriptor() nearビデオ・オン・デマンドのサービスに関 する情報 time_shifted_service_descriptor() NVODの元になっているチャンネルのserv ice_id mosaic_descriptor() 分割画面表示に関する情報 DM_service_type_descriptor() 映像、音声、データなどサービスのタイプ DM_event_range_descriptor() 同じTS内に存在するschedule_EITに関する情 報
【0022】一例としてのPerfecTV!におけるEIT(Event
Information Table)のデータ構造は下記の通りであ
る。PIDが0x0012 のトランスポートパケットを拾い集め
てくると以下のフォーマットに沿ったビットストリーム
ができあがる。EITには各Eventつまり各番組についての
情報が含まれている。このテーブル(セクション)はサ
ービス(チャンネル)ごとに構成される。
【0023】EITはtable_idによって以下のような意味
をもつ。 table_id= 0x4E (EIT_p/a) active_transport_s
tream、present_following_EIT 現在受信しているTSの現在又は次に実行される番組の情
報 0x4F (EIT_p/o) other_transport_stream、presen
t_following_EIT 他のTSの現在又は次に実行される番組の情報 0x50〜57(EIT_g/a) active_transport_stream、gener
al_EIT 現在受信しているTSの全ての番組予定情報(番組内容以
外) 0x60〜67(EIT_g/o) other_transport_stream、genera
l_EIT 他のTSの全ての番組予定情報(番組内容以外) 0x58〜5F(EIT_d/a) active_transport_stream、detai
l_EIT 現在受信しているTSの全ての番組予定情報(番組内容の
み) 0x68〜6F(EIT_d/o) other_transport_stream、detail
_EIT 他のTSの全ての番組予定情報(番組内容のみ)
【0024】上図のデータ構造のdescriptor() に含ま
れる情報には次に示すものがある。 DM_name_descriptor 番組名が記述されている。 DM_ts_event_descriptor time_shifted_eventの場合に、その親event のservice_idとevent_idが記述されている。 DM_component_descriptor PMTのstream_identifier_descriptorのcompo nent_tagと一致するストリームについて記述されている。 content_descriptor 番組ジャンルについて記述されている。 parental_rating_descriptor ペアレンタルレベルについて記述されている 。 DM_fee_descriptor PPVの料金が記述されている。 DM_content_descriptor 番組内容が記述されている。 DM_copy_control_descriptor MACROVISIONに関する情報が記述されている 。 DM_function_descriptor 受信機が実現すべき機能が記述されている。 DM_voting_descriptor votingに関する情報が記述されている。 DM_series_descriptor その番組が属するシリーズ番号を記述されて いる。
【0025】現在放送中のディジタル衛星放送PerfecTV
!におけるNIT(Network InformationTable)のデータ構造
について説明する。衛星から送信されるトランスポート
ストリームからPIDが0010hのトランスポートパケットを
拾い集めてくると以下のフォーマットに沿ったビットス
トリームができあがる。NITには変調周波数などの伝送
路の物理情報や編成チャンネル情報が含まれている。こ
のテーブルはネットワークごと(現在はネットワークが
一つしかない。つまりPerfecTV!のみ。)に構成され
る。
【0026】 network_information_section( ) { table_id 8bit section_syntax_indicator 1bit reserved 3bit section_length 12bit network_id 16bit reserved 2bit version_number 5bit current_next_indicator 1bit section_number 8bit last_section_number 8bit reserved 4bit network_descriptors_length 12bit for( i=0; i<N; i++ ) { descriptor( ) } reserved 4bit transport_stream_loop_length 12bit for( i=0; i<N; i++ ) { transport_stream_id 16bit original_network_id 16bit reserved 4bit transport_descriptors_length 12bit for( j=0; j<M; j++ ) { descriptor( ) } } CRC_32 32bit }
【0027】NITはtable_idによって以下のような意味
を持つ。 table_id = 40h (NIT_a) 現在受信しているネ
ットワークの伝送路の物理情報や編成 チャンネルに関する情報。 41h (NIT_o) 他のネットワークの伝送路の物理
情報や編成チャンネルに関する情報。
【0028】上図のデータ構造のdescriptor()には、ne
twork_descriptorsとtransport_descriptorsがあり、含
まれる情報には次に示すものがある。 network_descriptors DM_name_descriptor() ネットワーク名が記述されている。 DM_offset_time_descriptor() 夏時間制度が実施された場合のオフセッ ト DM_message_descriptor() そのネットワーク受信者全員に対するメ ッセージ DM_copy_management_descriptor() MACROVISIONのprocess_configurati on_data transport_descriptors service_list_descriptor() 存在するservice_idとそのタイプが列記 されている。 satellite_delivery_system_descriptor() 伝送諸元
【0029】図5はディジタル放送用EPGを表示する処
理のフローチャートである。S50において、ディジタ
ル放送受信機20のユーザインターフェース42、例えばリ
モコンなどによりEPGを表示させるための指示が入力さ
れる。S52において、SDTデータを受信して、番組表
の有無の確認、自他ストリームのサービス名等を取得す
る。次に、S54では、EITデータを受信して、自他ス
トリームの各サービスの中の番組名、その開始時刻、カ
テゴリ等の情報を取得する。S56では、これらの取得
したデータよりEPGを構成する。EPGはそのマイコンのプ
ログラムの組み方しだいで、様々な形式で構成可能であ
る。例えばチャンネル別や番組ジャンル別に表示するこ
とが可能である。
【0030】希望のチャンネルを受信するには、MPEG2S
ystemで規定される、PAT(Program Association Tabl
e)、PMT(Program Map Table)、CAT(Conditional Access
Table)、NIT(Network Information Table)と呼ばれる
データをを必要とする。これらのデータはすべてIDがふ
られている。ある番組で必要になる映像や音声のストリ
ームのID(PID:Packet ID)はPMTに記述されていて、
その番組用のPMTのPIDがPATに記述されている。CATは限
定受信のための鍵である。NITは放送の伝送路に関する
物理的な情報や1本のトランスポートストリームの中に
含まれているチャンネルなどが記述されている。これら
のデータから選択されたチャンネルの映像や音声などの
ストリームの番号を割り出し、そのPIDのストリームを
受信することによって、映像や音声を受信する。
【0031】図6は希望のチャンネルを受信する処理の
フローチャートである。S60でチャンネル番号が選択
されると、S62でPATを受信し、S64で選択された
チャンネル番号が存在するか否か判断する。存在した場
合、PATの中で記述されていたPIDのPMTを受信する(S
66)。PMTにはその番組で必要になる映像や音声など
のPIDが記述されているので、このPIDを受信しデコード
することで番組を視聴できる(S68)。S60におい
て選択されたチャンネル番号が存在しなかった場合は、
S70でNITを受信し、S72で他のRFに目的のチャン
ネルが存在するか否か判断する。存在した場合はS74
で受信しているRF(Radio Frequency)を変更して再びPAT
を受信する。存在しなかった場合は、通常、デフォルト
のRF、デフォルトのチャンネルを受信する(S76)。
【0032】ディジタル放送は基本的に有料放送なの
で、ディジタル放送事業者と視聴者との間の受信契約内
容による限定受信が可能である。映像、音声のトランス
ポートストリームにスクランブルがかかっていて、これ
を解く鍵もトランスポートストリームの一つとして伝送
される。さらにこの鍵の情報もスクランブルがかかって
いて、これを解くための各個人の鍵は、ディジタル放送
受信機20に挿入されているICカードの中に格納されてい
る。
【0033】事業者と視聴者との間の契約は、通常、チ
ャンネルごとに契約するので、契約したチャンネルは常
に視聴できる。しかし、このディジタル放送の大きな特
徴として”ペイ・パー・ビュー(PPV)”という契約形態
がある。このPPVというのは、例えば、ある2時間の映画
番組だけを有料で見られるようにする契約方法である。
つまり、番組ごとに契約するのである。
【0034】ドラマやバラエティ番組などのような視聴
者が毎回きまって視聴する番組がある。これらの番組を
予約する場合、多くのディジタル放送受信機20では視聴
者が自分で予約作業をする必要がある。そこで、この発
明では、視聴者が毎回きまって視聴する番組を自動的に
判断し、ディジタル放送受信機20に対して予約動作をす
る。さらに、VCR(Video Cassette Recorder=VTR:Video
Tape Recorder)などが接続されていた場合、VCRの録画
予約もする。
【0035】例として現在放送中のPerfecTV!にこの発
明を適用した場合の動作について説明する。図1はユー
ザの番組視聴実績に基づいて次回放送の番組を出力を自
動予約する処理のフローチャートである。概略として
は、視聴者が視聴した番組のservice_id(チャンネル番
号)、番組名、ジャンルを1週間分、受信機本体内のメ
モリー上に記憶する。そして同じservice_id、同じ番組
名、同じジャンルの番組を視聴者が再び視聴したら、す
なわち同一番組を2週連続して視聴したら、その番組は
毎回見るものだと判断し、受信機に対して自動的に番組
の出力を予約をする。番組を視聴したと判断する基準
は、例えばある番組を視聴している時間をメモリーに記
憶しておき、放送時間の半分以上その番組を視聴した
ら、その番組は視聴したものと判断する。
【0036】番組の特定の正確性を期すために、番組関
連データとして番組のservice_id、番組名、及びジャン
ルの3個の要素を使用しているが、特異な名前の番組は
番組名だけで特定することもできる。また、それら3要
素でも番組の特定が不十分な場合には、他の要素(他の
要素があればの話だが。)も、番組関連データの内のメ
モリーすべき要素として加えることができる。すなわ
ち、番組の番組関連データとしてメモリーする番組関連
データの要素は適宜選択自在である。
【0037】図1のフローチャートは2週連続してユー
ザが視聴した番組についての次回の放送の予約処理であ
るために、番組名が番組関連データの最重要要素となっ
ているが、ユーザがよく視聴するジャンルの番組の出力
を自動的に予約する処理であれば、ジャンルが番組関連
データの内の最重要要素となる。さらに、ディジタル放
送の番組関連データには、番組内容の概略説明がある
が、ユーザが視聴した複数の番組の番組内容概略説明か
ら共通のワードを探索し、それをキーワードとしてそれ
を含む放送予定の番組をサーチする処理等を行おうとす
る場合には、番組内容概略説明が番組関連データの内の
最重要要素になる。
【0038】図1のフローチャートに出てくるタイマー
とは0からカウントし、ある番組を視聴している累計時
間を示すものである。ユーザが確かに視聴したと判断す
る場合、ディジタル放送受信機20においてユーザの誤操
作やチャンネル変更の際に一瞬だけ受信しただけで、そ
の番組を視聴したと判断するのはおかしい。そこで番組
を視聴したという判断のためにタイマーを利用し、番組
継続時間の半分より多く同じ番組を視聴していた場合に
限り、その番組を視聴したと判断するようにしている。
【0039】また、ある番組Aを視聴している最中に、
他の番組Bに切り替えて番組Bをしばらく視聴し、再びも
との番組Aに戻ってきた場合は、最初番組Aを視聴してい
た時間に追加するようにタイマーをカウントさせる。そ
のためにタイマーの値とその時のservice_idとevent_id
を一時記憶しておき、番組Bに切り替える前のタイマー
値から再びカウントを始めれば、番組Aを視聴している
累計時間を測ることが可能である。すなわち、S80で
service_idを入力し、S82で、S80のservice_idの
入力直前のservice_id、event_id、及びタイマーの値を
メモリーに待避させる。S84では、現在のservice_id
(=S80で入力したservice_id)及び現在のevent_id
と同一のものがメモリー上にあるかを判断し、あれば、
暫く他の番組Bを視聴して再び前の番組Aに戻って来たも
のと判断し、S86で、メモリーからこの番組Aのタイ
マー値を取り出して、その値からそのタイマーをスター
トさせ、また、なければ、新規の番組の視聴開始と判断
し、S88で、タイマーをリセットしてからスタートさ
せる。このような処理を経て、S90で番組を受信す
る。
【0040】S92では、入力されたservice_idをメモ
リーに記憶するとともに、section_number=0のpresent_
following_EITの中から番組名、ジャンル、番組継続時
間を取得し、それらをメモリーに記憶する。present_fo
llowing_EITとはEITの一つで、現在実行されているべき
番組と次に実行される番組についての情報を記述するテ
ーブルである。現在受信しているトランスポートストリ
ームのpresent_following_EITはPID=12h、table_id=4Eh
であり、現在受信していないトランスポートストリーム
の場合はPID=12h、table_id=4Fhである。EITの中のsect
ion_numberの値が0ならそのpresent_following_EITは現
在実行されている番組についてのEITで、section_numbe
rが1なら次の番組についてのpresent_following_EITで
ある。このpresent_following_EITのDM_name_descripto
r(descriptor_tag=82h)で番組名、content_descriptor
(descriptor_tag=54h)で番組のジャンルが判別できる。
【0041】S94で、タイマー値が(番組継続(=放
送)時間/2)を越えているか否かを判断し、越えてい
れば、すなわち、ユーザがその番組の継続時間の半分以
上の時間見ていれば、視聴実績があったものとしてS9
6へ進み、視聴時間が半分に達していなかったなら、ユ
ーザは番組を視聴したものの好みではなかったとして、
処理を終了する。S96では、service_idと番組名、ジ
ャンルをメモリーに記憶する。この記憶は視聴履歴に相
当する。この記憶期間は1週間とし、1週間経過したデ
ータは順次削除していくものとする。
【0042】S98では、過去1週間のうちに現在視聴
している番組と同一のものがあるかどうかをチェック
し、あれば、すなわち、その番組を2週連続して視聴し
ていれば、次回も視聴すると判断して、S100でディ
ジタル放送受信機20に対して次回の放送の出力の予約動
作をする。番組を予約した場合、受信機はその番組の放
送時間になると自動的にその番組を受信する。ディジタ
ル放送受信機20における予約機能は、番組開始時刻が変
更された場合でも、自動的に予約時間も変更するのが普
通である。ディジタル放送受信機20における番組の予約
は通常、単なる「曜日」と「時間」では予約しない。デ
ィジタル放送の特性を生かして予約動作する。
【0043】予約動作した番組の実際のテレビモニター
22への出力処理では、schedule_EITのgeneral_EITを監
視し、目的の番組名(番組名だけでなく、ジャンル名も
含めてもよい。)を持った番組がEIT上に現れたかどう
かをチェックし、現れたらその番組のevent_idとservic
e_idとstart_timeとをメモリーに記憶する。次に、通常
の処理として、present_following_EITを監視し、そのe
ventがpresent_following_EIT上に現れ、start_timeに
なったら番組受信を開始し、durationが経過したら、予
約終了とする。
【0044】なお、event_id は、service_idユニー
ク、つまりチャンネルごとに固有の番組番号であるが、
同じ番組名の番組が同じ event_id であるとは限らない
ものである。むしろ、同じ event_id である確率の方が
少ないことが多い。したがって、同一の番組に対して、
今回放送時のevent_idを次回放送時のevent_idにそのま
ま採用できるとは限らないので、番組名を監視して、そ
の番組の次回放送時のevent_idを新たに取得する必要が
あるのである。
【0045】S100では、番組の出力予約の処理であ
るが、録画予約の処理にも変更できる。
【0046】図1のフローチャートでは、主に1週間に
1度放送される番組についての出力予約処理を意図して
いるが、2週間分の視聴履歴をメモリーし、隔週放送の
番組の出力予約も行うようにすることもできる。また、
メモリへの視聴履歴の保存時間を、例えば、2週間等に
延長する場合、毎週1回放送の番組や隔週放送の番組、
さらには、毎日放送の番組や、平日のみに毎日放送の番
組等が混在し、放送間隔の短い番組については、視聴頻
度少なくても、1回視聴していれば、出力予約されてし
まう弊害が生じる。これを防止するため、視聴履歴に
は、視聴しなかった番組の履歴も含めて、メモリーする
こととし、その視聴履歴から番組の放送間隔を調べて、
番組の放送間隔に応じた出力予約処理、例えば視聴頻度
(=視聴回数/放送回数)が所定値以上の番組のみを選
別して、出力予約するようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザの番組視聴実績に基づいて次回放送の番
組を出力を自動予約する処理のフローチャートである。
【図2】ディジタル放送受信方式を示す図である。
【図3】ディジタル放送受信機20のブロック図である。
【図4】PerfecTV! に採用されているMPEG2のトラ
ンスポートストリームの構造図である。
【図5】ディジタル放送用EPGを表示する処理のフロー
チャートである。
【図6】希望のチャンネルを受信する処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
20 ディジタル放送受信機 22 テレビモニター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)各番組の視聴状態を監視する監視
    手段、(b)番組関連データと前記監視手段の監視に基
    づく視聴状態とを関連付けた視聴履歴を作る視聴履歴作
    成手段、及び(c)前記視聴履歴作成手段が作成した視
    聴履歴に基づいて被処理対象の処理を実行する処理実行
    手段、を有していることを特徴とするディジタル放送受
    信機。
  2. 【請求項2】 前記処理実行手段による処理は、前記視
    聴履歴の番組関連データと伝送されて来るディジタル放
    送の番組関連データとを対比して、放送番組に対して行
    う制御であることを特徴とする請求項1記載のディジタ
    ル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記処理実行手段による処理は、視聴実
    績のある番組の出力予約であることを特徴とする請求項
    2記載のディジタル放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記処理実行手段による処理は、視聴実
    績のある番組の録画予約であることを特徴とする請求項
    2記載のディジタル放送受信機。
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