JPH10229359A - 送信ダイバーシチ装置 - Google Patents

送信ダイバーシチ装置

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JPH10229359A
JPH10229359A JP9028892A JP2889297A JPH10229359A JP H10229359 A JPH10229359 A JP H10229359A JP 9028892 A JP9028892 A JP 9028892A JP 2889297 A JP2889297 A JP 2889297A JP H10229359 A JPH10229359 A JP H10229359A
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JP
Japan
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antenna
transmission
radio
electric field
unit
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JP9028892A
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Inventor
Taiji Hatano
泰司 羽田野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】TDMA方式などの無線装置に適用される送信
ダイバーシチ装置に関し、送信機のパワーアンプの出力
パワーの低減や装置内部での送信相互変調を軽減させる
ことを目的とする。 【解決手段】複数の無線部を持ち、ダイバーシチ用の複
数のアンテナをそれぞれの無線部で共用し、それぞれの
無線部で受信した各アンテナの受信電界強度に応じて送
信用アンテナを決定してダイバーシチ送信する送信ダイ
バーシチ装置において、複数の無線部が同一アンテナで
送信するという条件になった場合、ダイバーシチ制御部
は所定のアンテナ選択規則に従って該複数の無線部に別
々の送信用アンテナを割り当てて同時に同一アンテナで
送信しないように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA方式など
の無線装置に適用される送信ダイバーシチ装置に関す
る。かかる無線装置の送信ダイバーシチ装置では、送信
機のパワーアンプの出力パワーの低減や装置内部での送
信相互変調を軽減させることが必要とされる。
【0002】従来の送信ダイバーシチ方式では、1台の
無線機にダイバーシチ用の複数のアンテナを設け、これ
らのアンテナのうちの受信電界強度が最も高いアンテナ
を一つ選択し、そのアンテナを用いて無線機の送信を行
っている。
【0003】ところで、近年の無線通信、特に移動体通
信においては、トラフィックが増加する傾向にあり、チ
ャネル不足が間題となってきている。これに伴い、TD
MA方式の場合、同一タイムスロットにおいて複数のチ
ャネル(すなわち送信周波数が異なる複数の無線機)で
送信するという機能が要求される。
【0004】このように同一タイムスロットにおいて複
数チャネル(すなわち複数無線機)が通信を行う場合に
おいて、各無線機が上述の送信ダイバーシチ機構を持つ
よう構成することもできる。その場合、単純な方法で
は、複数の無線機各々にダイバーシチ用の複数本のアン
テナをそれぞれ設けることになる。しかしながら、一般
に無線機の寸法に比べてアンテナの寸法は大きいもので
あるため、上述ように構成すると、必要なアンテナの数
が「無線機の数×無線機1台あたりのダイバーシチ用ア
ンテナ数」となって多数になるため、装置全体の寸法が
非常に大きくなってしまう。
【0005】そこで、無線機1台あたりのダイバーシチ
用の複数のアンテナを複数の無線機で共用できるよう構
成することが考えられる。しかしながら、この方法の場
合、例えば2台の無線機が、受信感度のよいアンテナと
して同じ一つのアンテナを選択すると、その同じアンテ
ナを用いて送信を行うことになる。この場合、その送信
にあたって両無線機の無線周波数を単純にハイブリッド
回路で合成すると、その差分であるイメージ周波数の電
波が発生してアンテナから送信されることになる。かか
るイメージ電波は他のチャネルに対しては妨害波ともな
るものであるため、不都合を生じる。
【0006】そこで、従来の送信ダイバーシチ方式で
は、同一アンテナでそれぞれの無線機が送信するため
に、相互変調特性のよい切換えスイッチが必要とされ
る。この切換えスイッチは無線機パワーアンプからアン
テナへの経路上に挿入されることになるが、この切換え
スイッチでの電力損失が大きく熱の発生を伴うので、こ
の電力損失を補うために、無線機パワーアンプの出力パ
ワーを大きくする必要がある。また、このような相互変
調特性のよい切換えスイッチは高価である。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、イメージ電波の発生をなくすとともに、送信
機からアンテナまでの経路の電力損失を減らして消費電
流や熱の発生を低減でき、また高価な切換えスイッチを
必要としないで安価に構成できる送信ダイバーシチ装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る原
理説明図である。例として2系統の無線部1、2で4本
のアンテナANT1〜ANT4を共用し4ブランチの送
信ダイバーシチを行う場合を示している。送信部TX、
受信部RXを持った無線部1、2と、アンテナ共用部
3、ダイバーシチ制御部5で構成される。また、受信部
RXは各アンテナ系の受信電界強度を検出する機能を有
している。
【0009】上述の課題を解決するために、本発明に係
る送信ダイバーシチ装置は、複数の無線部を持ち、ダイ
バーシチ用の複数のアンテナをそれぞれの無線部で共用
し、それぞれの無線部で受信した各アンテナの受信電界
強度に応じて送信用アンテナを決定してダイバーシチ送
信する送信ダイバーシチ装置において、複数の無線部が
同一アンテナで送信するという条件になった場合、ダイ
バーシチ制御部は所定のアンテナ選択規則に従って該複
数の無線部に別々の送信用アンテナを割り当てて同時に
同一アンテナで送信しないように構成される。
【0010】上記アンテナ選択規則は、同一アンテナで
送信するという条件になった場合、いづれかの無線部を
優先し、その他の無線部は、そのアンテナを除いた次に
受信電界強度の高いアンテナで送信させるものとするこ
とができる。
【0011】また上記アンテナ選択規則は、同一アンテ
ナで送信するという条件になった場合、該複数の無線部
各々の最大受信電界強度を比較し、受信電界強度が低い
方の無線部を優先してアンテナを割り当て、受信電界が
高い方の無線部を別のアンテナで送信させるものとする
ことができる。
【0012】また上記アンテナ選択規則は、同一アンテ
ナで送信するという条件になった場合、それぞれの無線
部の2番目に高い受信電界強度を比較し、この2番目に
高い受信電界強度が低い方の無線部を優先してアンテナ
を割り当て、受信電界が高い方の無線部を別のアンテナ
で送信させるものであるとすることができる。
【0013】また上記アンテナ選択規則は、同一アンテ
ナで送信するという条件になった場合、各無線部につい
て2つ以上のアンテナの受信電界強度を平均し、平均値
が低い方の無線部を優先してアンテナを割り当て、高い
方の無線部を別のアンテナで送信させるものであるとす
ることができる。
【0014】
【作用】本発明では、複数の無線部が同一アンテナで送
信するという条件になった場合でも、同一アンテナで同
時に送信しないようにダイバーシチ制御部で制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は本発明に係る送信ダイバー
シチ装置をPHS(Personal Handy-phone System) に適
用した場合の一実施形態を示す図であり、PHS基地局
装置を示している。このPHS基地局装置は無線部が2
台、ダイバーシチ用のアンテナが4本の実施例としてあ
る。
【0016】図2中、RX1、RX2は受信部、TX
1、TX2は送信部であり、受信部RX1と送信部TX
1の一対で無線部1を、受信部RX2と送信部TX2の
一対で無線部2を構成する。これらの無線部1、2はア
ンテナ共用部3と制御部4にそれぞれ接続される。アン
テナ共用部3には4本のアンテナANT1〜ANT4が
接続されており、制御部4からのアンテナ制御信号AN
T−CNTに応じて無線部1、2にそれぞれ接続するア
ンテナを選択して接続切換えするよう構成される。
【0017】受信部RX1、RX2はそれぞれ受信電界
強度を検出するRSSI(Receive Signal Strength Ind
icator) を持ち、受信データRXDATAと各アンテナ
の受信電界強度RSSI−DATAを制御部4に渡すよ
う構成される。また送信部TX1、TX2は制御部4か
らそれぞれ送信データTXDATAを受け取り、これに
基づいて生成した送信信号をアンテナ共用部3に送出す
るよう構成される。
【0018】制御部4はCPU(中央演算処理装置)
6、ROM(リードオンリーメモリ)7、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)8等から構成され、ダイバーシチ
制御部5はこれらのCPU6のソフトウェア処理等によ
り実現されている。ダイバーシチ制御部5は受信部RX
1、RX2からの受信電界強度データRSSI−DAT
Aを受け取り、この受信電界強度データRSSI−DA
TACPU7に基づいてCPU7で所定のアンテナ選択
規則に従った演算を行い、その結果をもとにアンテナ共
用部3ヘアンテナ制御信号ANT−CNTを生成して送
る。
【0019】図3はアンテナ共用部3の詳細な構成例を
示す。図中、スイッチSW1〜SW14はRF(高周
波)スイッチ、HYBはハイブリッド回路(分配器)で
ある。スイッチSW1〜SW4はそれぞれアンテナAN
T1〜ANT4に接続されており、それぞれのアンテナ
をRX−TX切換え制御信号に応答して受信時にはハ
イブリッド回路HYB側に、送信時には送信部TX1ま
たはTX2側に接続するよう切り換わるスイッチであ
る。4つのハイブリッド回路HYBはそれぞれに対応す
るスイッチSW1〜SW4からの受信信号をそれぞれ受
信部RX1、RX2に分配する回路である。また、図中
の切換え信号〜(10)および(11)は制御部4からのアン
テナ制御信号ANT−CNTに相当する。
【0020】スイッチSW13はTX1−ANT1,2
・ANT3,4切換え制御信号に応答して送信部TX
1をアンテナANT1、ANT2側またはアンテナAN
T3,ANT4側に接続するよう切り換えるスイッチで
あり、スイッチSW14はTX2−ANT1,2・AN
T3,4切換え制御信号に応答して送信部TX2をア
ンテナANT1、ANT2側またはアンテナANT3、
ANT4側に接続するよう切り換えるスイッチである。
【0021】スイッチSW9はTX1−ANT1・AN
T2切換え制御信号に応答して送信部TX1をアンテ
ナANT1側またはアンテナANT2側に接続するよう
切り換えるスイッチであり、スイッチSW11はTX1
−ANT3・ANT2切換え制御信号に応答して送信
部TX1をアンテナANT3側またはアンテナANT4
側に接続するよう切り換えるスイッチである。
【0022】スイッチSW10はTX2−ANT1・A
NT2切換え制御信号に応答して送信部TX2をアン
テナANT1側またはアンテナANT2側に接続するよ
う切り換えるスイッチであり、スイッチSW12はTX
2−ANT3・ANT2切換え制御信号に応答して送
信部TX2をアンテナANT3側またはアンテナANT
4側に接続するよう切り換えるスイッチである。
【0023】スイッチSW5はANT1−TX1・TX
2切換え制御信号に応答して送信部TX1または送信
部TX2をアンテナANT1側に接続切換えするスイッ
チであり、スイッチSW6はANT2−TX1・TX2
切換え制御信号に応答して送信部TX1または送信部
TX2をアンテナANT2側に接続切換えするスイッチ
であり、スイッチSW7はANT3−TX1・TX2切
換え制御信号(10)に応答して送信部TX1または送信部
TX2をアンテナANT3側に接続切換えするスイッチ
であり、スイッチSW8はANT4−TX1・TX2切
換え制御信号(11)に応答して送信部TX1または送信部
TX2をアンテナANT3側に接続切換えするスイッチ
である。
【0024】この実施例装置の動作を説明する。受信部
RX1、RX2はそれぞれのRSSIでアンテナANT
1〜ANT4のそれぞれについて受信電界強度を検出
し、受信電界強度データRSSI−DATAを制御部4
に渡す。制御部4では受け取った受信電界強度データR
SSI−DATAに基づいてアンテナ選択規則に従って
演算を行い、各無線機にアッテナを割り当て、その接続
切換えを指示するアンテナ制御信号ANT−CNTを生
成してアンテナ共用部3に送出する。
【0025】アンテナ選択規則は基本的には各無線部
1、2に対し、それぞれの無線部について受信電界強度
が最も高いアンテナを割り当てるものであるが、この条
件により無線部1、2に割り当てるアンテナが同じにな
った場合に、それぞれの無線部1、2に別々のアンテナ
が割り当てられるよう所定の規則に従って演算を行う。
このアンテナ選択規則の例を幾つか以下に述べる。
【0026】(1)無線部1、2について受信電界強度
が最も高いアンテナが同じとなり、同一アンテナで送信
するという条件になった場合、その最大アンテナに対し
てはいづれかの無線部(例えば無線部1)を優先して割
り当て、他の無線部2に対しては、そのアンテナを除い
たアンテナのうちの受信電界が次に高いアンテナで送信
させる。
【0027】図4はこのアンテナ選択規則に従うダイバ
ーシチ制御を示すフローチャートである。無線部1、2
からの受信電界強度情報からそれぞれの無線部1、2に
ついて受信電界強度最大の最大アンテナを決定する(ス
テップS1)。その最大アンテナが無線部1、2につい
て同じであるか否か判定し(ステップS2)、同じでな
ければ無線部1、2にそれぞれの最大アンテナを割り当
てるようダイバーシチ制御を決定する(ステップS
4)。一方、同じであれば、無線部1を優先して無線部
1にその最大アンテナを割り当てるとともに、無線部2
に対しては、無線部2のアンテナ電界強度に基づいて当
該最大アンテナを除いたアンテナのうちで電界強度が最
大のアンテナを割り当て(ステップS3)、ダイバーシ
チ制御を決定する(ステップS4)。
【0028】(2)無線部1、2について受信電界強度
が最も高いアンテナが同じとなり、同一アンテナで送信
するという条件になった場合、各無線部1、2について
の最大受信電界強度を比較し、受信電界強度が低い方の
無線部を優先して上記最大アンテナを割り当て、受信電
界強度が高い方の無線部は別のアンテナ(例えばその無
線部について2番目に受信電界強度が高いアンテナ)で
送信させる。
【0029】このようにするのは、無線部1、2の双方
について、ある程度よい通信品質を確保するためであ
る。例えば受信電界強度が高い方の無線部はその無線部
について2番目に受信電界強度が高いアンテナであって
も、まだ受信電界強度が低い方の無線部の最大アンテナ
よりも受信電界強度が高い可能性があるので、上記アン
テナ選択規則(2)により全ての無線機の通信品質をよ
り均一化できる。
【0030】図5はこのアンテナ選択規則に従うダイバ
ーシチ制御を示すフローチャートである。ステップS
1、S2、S4は前記したものと同じである。最大アン
テナが無線部1、2について同じであれば、受信電界強
度が低い方の無線部を優先し、高い方の無線部はその無
線部について次に受信電界強度が高いアンテナで送信す
るよう割り当てる。
【0031】(3)同一アンテナで送信するという条件
になった場合、それぞれの無線機の2番目に高い受信電
界を比較して受信電界が低い方を優先し、受信電界が高
い方を別のアンテナで送信させる。
【0032】例えば、無線部1については、受信電界強
度がアンテナANT1は「50」、アンテナANT2は
「30」、無線部2についてはアンテナANT1は「3
0」、アンテナANT2は「39」とすると、上記
(3)の規則に従ってアンテナを割り当てると、無線部
1、2の2番目に高い受信電界はそれぞれ「30」、
「39」であるから、無線部1にアンテナANT1を、
無線部2にアンテナANT2を割り当てることになる。
従って、ダイバーシチ制御決定された無線部1のアンテ
ナANT1の受信電界強度は「50」、無線部2のアン
テナの受信電界強度は「39」となる。一方、例えば上
記(2)の規則に従ってアンテナを割り当てると無線部
2にアンテナANT1、無線部1にアンテナANT2が
割り当てられることになり、この場合、無線部1のアン
テナANT2の受信電界強度は「30」、無線部2のア
ンテナの受信電界強度は「40」となる。この比較から
も分かるように、上記(3)の規則では、優先されなか
った側の無線部もある程度良好な受信電界強度を保つこ
とができる。
【0033】図6はこのアンテナ選択規則に従うダイバ
ーシチ制御を示すフローチャートである。ステップS
1、S2、S4は前記したものと同じである。最大アン
テナが無線部1、2について同じであれば、2番目に高
い受信電界強度を比較し、この2番目の受信電界強度が
低い方を優先して最大アンテナを割り当て、高い方を2
番目の受信電界強度のアンテナに割り当てる(ステップ
S6)。
【0034】(4)同一アンテナで送信するという条件
になった場合、無線機1、2のそれぞれについて、全て
のアンテナANT1〜ANT4の受信電界強度を平均
し、平均値が低い方の無線部を優先し、高い方の無線部
を別のアンテナで送信させる。
【0035】図7はこのアンテナ選択規則に従うダイバ
ーシチ制御を示すフローチャートである。ステップS
1、S2、S4は前記したものと同じである。最大アン
テナが無線部1、2について同じであれば、無線機1、
2のそれぞれについて、全てのアンテナANT1〜AN
T4の受信電界強度を平均し、平均値が低い方を優先し
て最大アンテナを割り当て、高い方を2番目の受信電界
強度のアンテナに割り当てる(ステップS7)。
【0036】このように、同一アンテナで同時に送信し
ないようにダイバーシチ制御部で制御することにより、
アンテナ共用部3がハイブリッド等を必要とせずスイッ
チのみで構成できるため、送信部のPA(パワーアン
プ)からアンテナ端までのロスが少なくなり、PAの送
信出力を下げることができ、消費電流や熱の発生が低減
できる。また高価な部品を使用しなくても良いためコス
トダウンに寄与する。
【0037】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば上述の実施例では、アンテナ選択
規則を行うダイバーシチ制御をソフトウェア処理により
実現したが、本発明はこれに限られるものではなく、こ
れをハードウェア回路にて実現することも可能である。
図8はかかる変形形態を示すものであり、前述のアンテ
ナ選択規則(1)に従うダイバーシチ制御と同じ処理を
行うものである。この例では、無線機1に優先して最大
アンテナを割り当てるようにしている。
【0038】図8において、51は無線機1の最大アン
テナ検出部であり、4本のアンテナANT1〜ANT4
のうちから、無線機1について受信電界強度が最大のア
ンテナを検出してその検出結果を比較器54の入力Aと
アンテナ共用部用デコーダ56に送出する。この検出結
果は図8中に示すような検出アンテナを示す2ビットの
信号(D0 ,D1 )である。52は無線機2の最大アン
テナ検出部であり、4本のアンテナANT1〜ANT4
のうちから、無線機2について受信電界強度が最大のア
ンテナを検出してその検出結果を比較器54の入力Bと
セレクタ55の入力Aに送出する。53は無線機2の2
番目アンテナ検出部であり、4本のアンテナANT1〜
ANT4のうちから、無線機2について受信電界強度が
2番目のアンテナを検出してその検出結果をセレクタ5
5の入力Bに送出する。比較器54は入力Aと入力Bを
比較し、A=Bであればセレクタ55に“H”の選択信
号Sを送出し、A≠Bであれば“L”の選択信号Sを送
出する。セレクタ55は選択信号Sが“H”であれば入
力Bを選択し、“L”であれば入力Aを選択して出力Q
としてアンテナ共用部用デコーダ56に送出する。アン
テナ共用部用デコーダ56は最大アンテナ検出部51の
検出結果が示すアンテナとセレタク55の出力Qが示す
アンテナとを示すアンテナ制御信号ANT−CNTを生
成してアンテナ共用部3に送出する。
【0039】動作を説明すると、最大アンテナ検出部5
1で検出された無線機1の最大アンテナと、最大アンテ
ナ検出部52で検出された無線機2の最大アンテナとが
同じであると比較器54で判定された場合には、セレク
タ55は2番目アンテナ検出部53からの無線機2の2
番目強度のアンテナを選択してアンテナ共用部用デコー
ダ56に送出する。従って、この場合、アンテナ共用部
用デコーダ56は無線機1に対して無線機1の最大アン
テナ、無線機2に対して無線機2の2番目強度のアンテ
ナを割り当てることを指示するアンテナ制御信号ANT
−CNTを生成してアンテナ共用部3に送出する。
【0040】また、本発明の他の実施形態として、アン
テナ共用部3の送受信のアイソレーションに問題がなけ
れば、前述のスイッチSW1〜SW4をサーキュレータ
に置き換えることにより制御ラインを減らすこともでき
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の無線機でダイバーシチ用アンテナを共用し各々の
無線機が同時に送信する装置において、アンテナ共用部
がハイブリッド等を必要とせずスイッチのみで構成でき
るため、送信部のパワーアンブからアンテナ端までのロ
スが少なくなり、パワーアンプの送信出力を下げること
ができ、消費電流や熱の発生を低減できる。また、妨害
波となるイメージ電波の発生をなくすことができる。ま
た高価な部品を使用しなくても良いため、コストダウン
に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する図である。
【図2】本発明に係る送信ダイバーシチ装置の一実施例
を示す図である。
【図3】実施例装置におけるアンテナ共用部のブロック
構成を示す図である。
【図4】実施例装置におけるアンテナ選択規則(1)に
従うダイバーシチ制御部の制御フローチャートである。
【図5】実施例装置におけるアンテナ選択規則(2)に
従うダイバーシチ制御部の制御フローチャートである。
【図6】実施例装置におけるアンテナ選択規則(3)に
従うダイバーシチ制御部の制御フローチャートである。
【図7】実施例装置におけるアンテナ選択規則(4)に
従うダイバーシチ制御部の制御フローチャートである。
【図8】本発明の他の実施形態としてのダイバーシチ制
御部のプロツク構成を示す図である。
【符号の説明】
1、2 無線部 3 アンテナ共用部 4 制御部 5 ダイバーシチ制御部 6 CPU 7 ROM 8 RAM 51、52 最大アンテナ検出部 53 2番目アンテナ検出部 54 比較器 55 セレクタ 56 アンテナ共用部用デコーダ ANT1〜ANT4 アンテナ RX1、RX2 受信部 TX1、TX2 送信部 RSSI 受信電界強度インジケータ SW1〜SW14 RFスイッチ HYB ハイブリッド回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の無線部を持ち、ダイバーシチ用の複
    数のアンテナをそれぞれの無線部で共用し、それぞれの
    無線部で受信した各アンテナの受信電界強度に応じて送
    信用アンテナを決定してダイバーシチ送信する送信ダイ
    バーシチ装置において、複数の無線部が同一アンテナで
    送信するという条件になった場合、所定のアンテナ選択
    規則に従って該複数の無線部に別々の送信用アンテナを
    割り当てて同時に同一アンテナで送信しないように構成
    した送信ダイバーシチ装置
  2. 【請求項2】上記アンテナ選択規則は、同一アンテナで
    送信するという条件になった場合、いづれかの無線部を
    優先し、その他の無線部は、そのアンテナを除いた次に
    受信電界強度の高いアンテナで送信させるものである請
    求項1記載の送信ダイバーシチ装置。
  3. 【請求項3】上記アンテナ選択規則は、同一アンテナで
    送信するという条件になった場合、該複数の無線部各々
    の最大受信電界強度を比較し、受信電界強度が低い方の
    無線部を優先してアンテナを割り当て、受信電界が高い
    方の無線部を別のアンテナで送信させるものである請求
    項1記載の送信ダイバーシチ装置。
  4. 【請求項4】上記アンテナ選択規則は、同一アンテナで
    送信するという条件になった場合、それぞれの無線部の
    2番目に高い受信電界強度を比較し、この2番目に高い
    受信電界強度が低い方の無線部を優先してアンテナを割
    り当て、受信電界が高い方の無線部を別のアンテナで送
    信させるものである請求項1記載の送信ダイバーシチ装
    置。
  5. 【請求項5】上記アンテナ選択規則は、同一アンテナで
    送信するという条件になった場合、各無線部について2
    つ以上のアンテナの受信電界強度を平均し、平均値が低
    い方の無線部を優先してアンテナを割り当て、高い方の
    無線部を別のアンテナで送信させるものである請求項1
    記載の送信ダイバーシチ装置。
JP9028892A 1997-02-13 1997-02-13 送信ダイバーシチ装置 Withdrawn JPH10229359A (ja)

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