JP3402426B2 - ダイバーシチ送信装置および方法 - Google Patents

ダイバーシチ送信装置および方法

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JP3402426B2
JP3402426B2 JP20616696A JP20616696A JP3402426B2 JP 3402426 B2 JP3402426 B2 JP 3402426B2 JP 20616696 A JP20616696 A JP 20616696A JP 20616696 A JP20616696 A JP 20616696A JP 3402426 B2 JP3402426 B2 JP 3402426B2
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switching
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antennas
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聖 小林
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一周波数時分割多
重方式(以下「TDD方式」という)をとる移動通信シ
ステムにおいて、伝搬路の相反性を用いて送信側でダイ
バーシチ効果を得るダイバーシチ送信装置および方法に
関する。特に、同時に複数回線の通信を行うダイバーシ
チ送信装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムでは、フェージングに
よる伝送品質劣化を抑えるために、複数の伝搬路を利用
する空間ダイバーシチが適用されている。この空間ダイ
バーシチには複数のアンテナが必要であるが、パーソナ
ルハンディホンシステム(PHS)のようなTDMA−
TDD方式を用いる通信システムでは、携帯機の小型化
のために基地局側で送信ダイバーシチを用いる手法が一
般的になっている。
【0003】一方、駅周辺など人が密集する場所では、
多くの呼が同時に集中する可能性が高いので、そこに設
置される基地局には複数回線を同時に扱う機能が備えら
れている。例えば、PHSは4チャネルTDMA−TD
D方式であるので、4回線まで一対の送受信器によって
同時に扱うことが可能になっている。これを越える場合
には、基地局に複数の送受信器を備える方法がとられ
る。
【0004】図5は、基地局に備えられる従来のダイバ
ーシチ送信装置の構成を示す。ここでは、3組の送信器
を有し、かつ4ブランチダイバーシチを行う構成を示
す。また、基地局におけるダイバーシチ送信装置に関す
る部分のみを示し、送信器に対応する受信器その他は図
示していない。図において、送信器61と受信レベル検
出器41は対となって同一回線を処理する。同様に送信
器62と受信レベル検出器42、送信器63と受信レベ
ル検出器43が対になる。送信器61〜63には、それ
ぞれ対応するアンテナ切替スイッチ51〜53が接続さ
れ、さらに各アンテナ切替スイッチにハイブリッド
(H)71〜74、送受切替スイッチ11〜14、アン
テナ1〜4が順に接続される。また、アンテナ1〜4に
は、それぞれ対応する送受切替スイッチ11〜14およ
びハイブリッド(H)21〜24を介して受信レベル検
出器41〜43が接続される。切替制御回路5は、受信
レベル検出器41〜43の出力に応じてアンテナ切替ス
イッチ51〜53の切り替えを制御する。
【0005】まず、TDD方式における受信タイミング
での動作について説明する。第1ブランチであるアンテ
ナ1で受信された受信信号は、送受切替スイッチ11を
介して、ハイブリッド21により受信レベル検出器41
〜43の第1ブランチ入力に入力され、それぞれの回線
における受信レベルが測定される。同様に、第2,第
3,第4ブランチであるアンテナ2〜4で受信された信
号は、それぞれ送受切替スイッチ12〜14を介して、
ハイブリッド22〜24により受信レベル検出器41〜
43の対応するブランチ入力にそれぞれ分配されて入力
される。
【0006】次に、送信タイミングでの動作について説
明する。送信器61から出力された信号は、アンテナ切
替スイッチ51で出力先となるアンテナに切り替えられ
る。切替制御回路5は、受信レベル検出器41における
前受信タイミングでの受信レベルを比較し、受信レベル
が最大であったアンテナに送信器61の出力が送出され
るようにアンテナ切替スイッチ51を制御する。同様
に、送信器62,63から出力された信号は、それぞれ
アンテナ切替スイッチ52,53で出力先となるアンテ
ナに切り替えられる。このときの出力先となるのは、受
信レベル検出器42,43における前受信タイミングで
の受信レベルが最大であったアンテナである。アンテナ
切替スイッチ51〜53の出力は、ハイブリッド71〜
74により合成され、送受切替スイッチ11〜14を介
してアンテナ1〜4のいずれかから送信される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイバーシチ送
信装置は、アンテナ切替スイッチ51〜53の切替結果
が同一アンテナに衝突した場合にも、衝突した送信器出
力のすべてを同時にアンテナに供給できるようにするた
めに、ハイブリッド(H)のような手段を用いて加算合
成する必要があった。しかし、ハイブリッドによって加
算合成すれば、通常は1分岐あたり3dBの損失があり、
3信号を合成するには2分岐必要なので6dBの損失が避
けられない。したがって、図5に示す従来構成では、ハ
イブリッド71〜74以外の損失を無視しても、送信器
61〜63には少なくとも空中線電力の4倍の送信出力
が必要であり、電力利用効率が劣っていた。
【0008】また、図5の装置は3組の送信器を用いる
構成になっているが、さらに送信器を増やした場合には
ハイブリッドにおける合成数も増し、一層効率が低下す
る問題がある。一方、ハイブリッドの使用をさけるため
に、各組の送信器ごとに独立した複数のアンテナを設置
する方法もあるが、装置が大型化することになる。本発
明は、小型かつ高い電力利用効率で、多数の回線を同時
に扱い、かつ送信ダイバーシチを行うことができるダイ
バーシチ送信装置および方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のダイバーシチ送
信装置は、回線対応の複数の送信手段と、互いに独立な
複数のアンテナと、回線対応の複数のアンテナ切替手段
と、回線対応の複数の受信信号品質検出手段と、複数の
アンテナ対応に設けられ複数のアンテナ切替手段からの
信号の1つを選択して各アンテナに接続する複数の選択
手段と、受信信号品質検出手段の検出結果に基づき、回
線ごとに受信信号品質が最良のアンテナに送信手段の信
号が出力されるようにアンテナ切替手段を切り替え、さ
らにアンテナ切替手段の切り替えに応じて選択手段を制
御する切替制御手段とを備える。
【0010】これにより、送信手段からアンテナに至る
経路(アンテナ切替手段および選択手段)は、すべてス
イッチにより構成することができるので、従来構成のよ
うにハイブリッドによる加算合成を必要としない。例え
ば、PHSで用いられる2GHz程度の周波数帯では、文
献(豊田,他、「 1.9GHz帯MMIC送受切替スイッ
チ」、1994年電子情報通信学会秋季大会、C−67)に示
されるように、スイッチの挿入損失を容易に1dB以下に
することができる。したがって、送信手段ではハイブリ
ッドで消費されていた送信電力が不要となり、高い電力
利用効率が達成できる。
【0011】請求項1のダイバーシチ送信装置は、切替
制御手段において、複数の回線が同じアンテナを切り替
え先として選択したときに、それらの回線についてそれ
ぞれ次に受信信号品質が良好であるアンテナの受信信号
品質を比較し、それが最悪になる回線のアンテナ切替手
段からの信号を優先して選択するように選択手段を制御
し、選択手段で選択されなかったアンテナ切替手段に対
して受信信号品質が次善のアンテナに切り替える。これ
により、受信信号品質が良好な順に切り替え先を変更す
ることができる。
【0012】請求項2のダイバーシチ送信装置は、回線
対応の複数の送信手段と、互いに独立で回線ごとにそれ
ぞれ配置される専有アンテナと、専有アンテナと独立で
各回線で共有する共有アンテナと、送信手段の出力先を
専有アンテナまたは共有アンテナのいずれかに切り替え
る回線対応の複数のアンテナ切替手段と、回線対応の複
数の受信信号品質検出手段と、共有アンテナに対応して
設けられ、複数のアンテナ切替手段からの信号の1つを
選択して共有アンテナに接続する選択手段と、切替制御
手段とを備える。
【0013】切替制御手段では、受信信号品質検出手段
の検出結果に基づき、回線ごとに専有アンテナまたは共
有アンテナのうち受信信号品質が良い方のアンテナに各
回線の信号が出力されるようにアンテナ切替手段を切り
替える。さらに、複数の回線が共有アンテナを切り替え
先として選択したときに、それらの回線についてそれぞ
れ専有アンテナ側の受信信号品質を比較し、それが最悪
になる回線のアンテナ切替手段からの信号を優先して選
択するように選択手段を制御し、選択手段で選択されな
かったアンテナ切替手段に対してそれぞれ専有アンテナ
に切り替える制御を行う。これにより、専有アンテナで
は衝突が発生しなくなるので、共有アンテナに対しての
み選択制御を行えばよい。
【0014】請求項3のダイバーシチ送信方法は、各ア
ンテナの受信信号品質検出結果に基づき、回線ごとに受
信信号品質が最良のアンテナを選択して送信信号を出力
する際に、複数の回線で同じアンテナを切り替え先とし
て選択したときに、それらの回線についてそれぞれ次に
受信信号品質が良好であるアンテナの受信信号品質を比
較し、それが最悪になる回線の信号を優先してそのアン
テナに切り替え、その他の回線については受信信号品質
が次善のアンテナに切り替える。
【0015】請求項4のダイバーシチ送信方法は、回線
対応の専有アンテナと各回線で共有する共有アンテナの
受信信号品質検出結果に基づき、回線ごとに専有アンテ
ナまたは共有アンテナのうち受信信号品質が良い方のア
ンテナを選択して送信信号を出力する際に、複数の回線
で共有アンテナを切り替え先として選択したときに、そ
れらの回線についてそれぞれ専有アンテナ側の受信信号
品質を比較し、それが最悪になる回線の信号を優先して
共有アンテナに切り替え、その他の回線についてはそれ
ぞれ専有アンテナに切り替える。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のダイバーシチ送
信装置の第1の実施形態を示す。ここでは、3組の送信
器を有し、かつ4ブランチダイバーシチを行う構成を示
す。また、基地局におけるダイバーシチ送信装置に関す
る部分のみを示し、送信器に対応する受信器その他は図
示していない。
【0017】図において、送信器61と受信レベル検出
器41は対となって同一回線を処理する。同様に送信器
62と受信レベル検出器42、送信器63と受信レベル
検出器43が対になる。送信器61〜63には、それぞ
れ対応するアンテナ切替スイッチ51〜53が接続さ
れ、さらに各アンテナ切替スイッチにセレクタ(S)3
1〜34、送受切替スイッチ11〜14、アンテナ1〜
4が順に接続される。また、アンテナ1〜4には、それ
ぞれ対応する送受切替スイッチ11〜14およびハイブ
リッド(H)21〜24を介して受信レベル検出器41
〜43が接続される。切替制御回路5は、受信レベル検
出器41〜43の出力に応じてアンテナ切替スイッチ5
1〜53およびセレクタ31〜34の切り替えを制御す
る。
【0018】まず、TDD方式における受信タイミング
での動作について説明する。第1ブランチであるアンテ
ナ1で受信された受信信号は、送受切替スイッチ11を
介して、ハイブリッド21により受信レベル検出器41
〜43の第1ブランチ入力に入力され、それぞれの回線
における受信レベルが測定される。同様に、第2,第
3,第4ブランチであるアンテナ2〜4で受信された信
号は、それぞれ送受切替スイッチ12〜14を介して、
ハイブリッド22〜24により受信レベル検出器41〜
43の対応するブランチ入力にそれぞれ分配されて入力
され、受信レベルが測定される。なお、本動作は従来の
ものと同様である。
【0019】次に、送信タイミングでの動作について説
明する。送信器61から出力された信号は、アンテナ切
替スイッチ51で出力先となるアンテナに切り替えられ
る。同様に、送信器62,63から出力された信号は、
それぞれアンテナ切替スイッチ52,53で出力先とな
るアンテナに切り替えられる。切替制御回路5は、従来
構成と同様に各回線における各ブランチの受信レベルを
比較し、アンテナ切替スイッチ51〜53およびセレク
タ31〜34を制御し、各送信器の出力先となるアンテ
ナを決定する。このときの出力先となるのは、それぞれ
受信レベル検出器41〜43における前受信タイミング
での受信レベルが最大であったアンテナである。
【0020】ここですべてのアンテナで衝突が起きなか
った場合、例えばアンテナ切替スイッチ51がアンテナ
1側に、アンテナ切替スイッチ52がアンテナ2側に、
アンテナ切替スイッチ53がアンテナ3側に切り替えら
れた場合について説明する。アンテナ切替スイッチ51
の出力は、セレクタ31および送受切替スイッチ11を
介してアンテナ1から送信され、アンテナ切替スイッチ
52の出力は、セレクタ32および送受切替スイッチ1
2を介してアンテナ2から送信され、アンテナ切替スイ
ッチ53の出力は、セレクタ33および送受切替スイッ
チ13を介してアンテナ3から送信される。このとき、
セレクタ31〜33は、それぞれアンテナ切替スイッチ
51〜53からの各信号を出力するように制御される。
このセレクタでは、ハイブリッドの場合と異なり合流損
失は発生しない。
【0021】次に、アンテナ切替スイッチ51〜53の
出力先のいずれかが同一アンテナに衝突した場合につい
て、図2に示すフローチャートを参照して説明する(
求項1,3)。衝突した回線において、それぞれ次に受
信レベルが高いアンテナの受信レベルを比較し、受信レ
ベルが最も低くなる回線に優先してアンテナを割り当て
る。例えば、アンテナ2がアンテナ切替スイッチ51,
52の双方で選択された場合には、切替制御回路5は、
受信レベル検出器41,42の第2ブランチの次に受信
レベルが高いブランチで検出された受信レベルどうしを
比較する。そして、受信レベルが低い方、例えば受信レ
ベル検出器41に対応するアンテナ切替スイッチ51を
アンテナ2側に切り替える。
【0022】次に、アンテナが割り当てられなかった回
線について、それぞれ次に受信レベルが高いアンテナを
切替先とする。例えば上記の例であれば、アンテナ切替
スイッチ52について、受信レベル検出器42における
受信レベルが2番目に高いブランチ、例えばアンテナ1
側に切り替える。これにより、送信器61の信号はアン
テナ2から送信され、送信器62の信号はアンテナ1か
ら送信される。セレクタ31〜33は、それぞれアンテ
ナ切替スイッチ52〜53からの信号を選択し、送受切
替スイッチ11〜13を介してアンテナ1〜3に接続す
る。
【0023】このように、出力先が衝突し、衝突した各
回線で次に受信レベルが高いアンテナに切り替えなけれ
ばならないと仮定したときに、切り替えによって最も受
信レベルが低下する回線に最初に出力先として選択した
アンテナを割り当て、その他の回線は次に受信レベルが
高いアンテナを出力先とする。これにより、全回線につ
いて送信ダイバーシチ効果の低下を最小限に抑えること
ができる。
【0024】また、上記の切替制御によって他のアンテ
ナで再び衝突が発生した場合には、同様の手順をふんで
その代わりになるアンテナを選択する。例えば上記の例
であれば、アンテナ切替スイッチ52について、受信レ
ベルが2番目に高いブランチとしてアンテナ3が選択さ
れると、すでにアンテナ切替スイッチ53で選択されて
いるために衝突が起こる。この場合にも、それぞれ次に
受信レベルが高いアンテナの受信レベルを比較し、受信
レベルが最も低くなる回線に優先してアンテナ3を割り
当てる。以下同様に、出力先の衝突がなくなるまでアン
テナの再割り当てを繰り返す。これにより、各アンテナ
の対応のセレクタ31〜34には1つの信号しか入力さ
れなくなるので、それを選択し送受切替スイッチ11〜
14を介してアンテナ1〜4に送出する。
【0025】図3は、本発明のダイバーシチ送信装置の
第2の実施形態を示す。ここでは、3組の送信器を有
し、かつ4ブランチダイバーシチを行う構成を示す。ま
た、基地局におけるダイバーシチ送信装置に関する部分
のみを示し、送信器に対応する受信器その他は図示して
いない。図において、送信器61と受信レベル検出器4
1は対となって同一回線を処理する。同様に送信器62
と受信レベル検出器42、送信器63と受信レベル検出
器43が対になる。送信器61〜63には、それぞれ対
応するアンテナ切替スイッチ51〜53が接続され、さ
らに各一方の出力にそれぞれの回線専用となる送受切替
スイッチ11〜13およびアンテナ1〜3が接続され
る。また、アンテナ切替スイッチ51〜53の他方の出
力には、セレクタ(S)34および送受切替スイッチ1
4を介して各回線で共有するアンテナ4が接続される。
また、アンテナ1〜3には受信レベル検出器41〜43
が接続され、アンテナ4には、送受切替スイッチ14お
よびハイブリッド(H)24を介して、受信レベル検出
器41〜43が接続される。切替制御回路5は、受信レ
ベル検出器41〜43の出力に応じてアンテナ切替スイ
ッチ51〜53およびセレクタ34の切り替えを制御す
る。
【0026】まず、TDD方式における受信タイミング
での動作について説明する。専有のアンテナ1〜3で受
信された信号は、それぞれ送受切替スイッチ11〜13
を介して、受信レベル検出器41〜43の専有アンテナ
側入力に入力され、受信レベルが測定される。一方、共
有のアンテナ4で受信された信号は送受切替スイッチ1
4を介して、ハイブリッド24により受信レベル検出器
41〜43の共有アンテナ入力にそれぞれ分配されて入
力され、受信レベルが測定される。
【0027】次に、送信タイミングでの動作について説
明する。送信器61から出力された信号は、アンテナ切
替スイッチ51で出力先となるアンテナに切り替えられ
る。同様に、送信器62,63から出力された信号は、
それぞれアンテナ切替スイッチ52,53で出力先とな
るアンテナに切り替えられる。切替制御回路5は、各回
線における専有アンテナと共有アンテナの受信レベルを
比較し、アンテナ切替スイッチ51〜53およびセレク
タ34を制御し、各送信器の出力先となるアンテナを決
定する。このときの出力先となるのは、それぞれ受信レ
ベル検出器41〜43における前受信タイミングでの受
信レベルが高い方のアンテナである。
【0028】ここで共有アンテナで衝突が起きなかった
場合、例えばアンテナ切替スイッチ51がアンテナ1側
に、アンテナ切替スイッチ52がアンテナ2側に、アン
テナ切替スイッチ53がアンテナ4側に切り替えられた
場合について説明する。アンテナ切替スイッチ51の出
力は、送受切替スイッチ11を介してアンテナ1から送
信され、アンテナ切替スイッチ52の出力は、送受切替
スイッチ12を介してアンテナ2から送信され、アンテ
ナ切替スイッチ53の出力は、セレクタ34および送受
切替スイッチ14を介してアンテナ4から送信される。
このとき、セレクタ34は、アンテナ切替スイッチ53
からの信号を出力するように制御される。このセレクタ
では、ハイブリッドの場合と異なり合流損失は発生しな
い。
【0029】次に、アンテナ切替スイッチ51〜53の
出力先のいずれかが共有のアンテナ4に衝突した場合に
ついて、図4に示すフローチャートを参照して説明する
請求項2,4)。衝突した回線において、それぞれの
専有アンテナの受信レベルを比較し、受信レベルが最も
低くなる回線に優先して共有アンテナを割り当てる。例
えば、アンテナ4がアンテナ切替スイッチ51,53の
双方で選択された場合には、切替制御回路5は、受信レ
ベル検出器41,43の専有アンテナから検出した受信
レベルどうしを比較する。そして、受信レベルが低い
方、例えば受信レベル検出器41に対応するアンテナ切
替スイッチ51を共有のアンテナ4側に切り替える。
【0030】次に、衝突した他の回線について、それぞ
れの専有アンテナを選択する。例えば上記の例であれ
ば、アンテナ切替スイッチ53について専有のアンテナ
3側に切り替える。これにより、送信器61の信号はア
ンテナ4から送信され、送信器63の信号はアンテナ3
から送信される。セレクタ34は、アンテナ切替スイッ
チ51からの信号を選択し、送受切替スイッチ14を介
してアンテナ4に接続する。
【0031】このように、共有アンテナで衝突が発生
し、衝突した各回線で専有アンテナに切り替えなければ
ならないと仮定したとき、切り替えによって最も受信レ
ベルが低下する回線に共有アンテナを割り当て、その他
の回線は専有アンテナとする。これにより、全回線につ
いて送信ダイバーシチ効果の低下を最小限に抑えること
ができる。さらに、アンテナの再割り当てのときにそれ
ぞれ専有アンテナが選択されるので再衝突がなく、切替
制御回路5における制御処理が簡単になる。
【0032】なお、以上の実施形態では、受信信号品質
検出手段として受信レベルを用いた例を示したが、符号
誤り率、フレーム誤り率、変調信号位相精度、その他の
方法を用いても同様に本発明のダイバーシチ送信装置を
構成することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイバー
シチ送信装置では、選択手段を用いることによりアンテ
ナ切替手段とアンテナとの接続が1対1になるので損失
が小さくなり、多数の回線を同時に扱う場合でも簡単な
構成で高い電力利用効率を達成することができる。
【0034】請求項1のダイバーシチ送信装置および
求項3のダイバーシチ送信方法では、複数の回線が同じ
アンテナを切り替え先として選択したときでも、受信信
号品質が良好であった順に切り替え先が変更されるの
で、各回線において極端な品質劣化を抑え、ダイバーシ
チ効果の低下を最小限に抑えることができる。請求項2
のダイバーシチ送信装置および請求項4のダイバーシチ
送信方法では、回線ごとに専有アンテナまたは共有アン
テナのうち受信信号品質が良い方のアンテナが選択す
る。これにより、専有アンテナでは衝突が発生しなくな
るので、共有アンテナに対してのみ選択制御を行えばよ
く、簡単な構成および制御方法でダイバーシチ効果の低
下を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すフローチャー
ト。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すフローチャー
ト。
【図5】従来のダイバーシチ送信装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1,2,3,4 アンテナ 5 切替制御回路 11,12,13,14 送受切替スイッチ 21,22,23,24,71,72,73,74 ハ
イブリッド(H) 31,32,33,34 セレクタ(S) 41,42,43 受信レベル検出器 51,52,53 アンテナ切替スイッチ 61,62,63 送信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−183475(JP,A) 特開 平6−338835(JP,A) 特開 平7−131442(JP,A) 特開 平9−215051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一周波数時分割多重方式で同時に複数回
    線の通信を処理する回線対応の複数の送信手段と、 互いに独立な複数のアンテナと、 前記複数の送信手段の出力先をそれぞれ前記複数のアン
    テナのいずれかに切り替える回線対応の複数のアンテナ
    切替手段と、 前記複数のアンテナのそれぞれの受信信号品質を検出す
    る回線対応の複数の受信信号品質検出手段と、 前記受信信号品質検出手段の検出結果に基づき、回線ご
    とに受信信号品質が最良のアンテナに前記送信手段の信
    号が出力されるように前記アンテナ切替手段を切り替え
    る切替制御手段とを備えたダイバーシチ送信装置におい
    て、 前記複数のアンテナ対応に設けられ、前記複数のアンテ
    ナ切替手段からの信号の1つを選択して各アンテナに接
    続する複数の選択手段を備え、 前記切替制御手段は、前記複数の回線が同じアンテナを
    切り替え先として選択したときに、それらの回線につい
    てそれぞれ次に受信信号品質が良好であるアンテナの受
    信信号品質を比較し、それが最悪になる回線のアンテナ
    切替手段からの信号を優先して選択するように前記選択
    手段を制御し、前記選択手段で選択されなかったアンテ
    ナ切替手段に対して受信信号品質が次善のアンテナに切
    り替える構成であることを特徴とするダイバーシチ送信
    装置。
  2. 【請求項2】 一周波数時分割多重方式で同時に複数回
    線の通信を処理する回線対応の複数の送信手段と、 互いに独立で、回線ごとにそれぞれ配置される専有アン
    テナと、 前記専有アンテナと独立で、各回線で共有する共有アン
    テナと、 前記複数の送信手段の出力先をそれぞれ対応する専有ア
    ンテナまたは共有アンテナのいずれかに切り替える回線
    対応の複数のアンテナ切替手段と、 前記専有アンテナおよび共有アンテナのそれぞれの受信
    信号品質を検出する回線対応の複数の受信信号品質検出
    手段と、 前記共有アンテナに対応して設けられ、前記複数のアン
    テナ切替手段からの信号の1つを選択して共有アンテナ
    に接続する選択手段と、 前記受信信号品質検出手段の検出結果に基づき、回線ご
    とに前記専有アンテナまたは前記共有アンテナのうち受
    信信号品質が良い方のアンテナに各回線の信号が出力さ
    れるように前記アンテナ切替手段を切り替え、さらに複
    数の回線が前記共有アンテナを切り替え先として選択し
    たときに、それらの回線についてそれぞれ専有アンテナ
    側の受信信号品質を比較し、それが最悪になる回線のア
    ンテナ切替手段からの信号を優先して選択するように前
    記選択手段を制御し、前記選択手段で選択されなかった
    アンテナ切替手段に対してそれぞれ専有アンテナに切り
    替える制御を行う切替制御手段とを備えたことを特徴と
    するダイバーシチ送信装置。
  3. 【請求項3】 各アンテナの受信信号品質検出結果に基
    づき、回線ごとに受信信号品質が最良のアンテナを選択
    して送信信号を出力するダイバーシチ送信方法におい
    て、 複数の回線で同じアンテナを切り替え先として選択した
    ときに、それらの回線についてそれぞれ次に受信信号品
    質が良好であるアンテナの受信信号品質を比較し、それ
    が最悪になる回線の信号を優先してそのアンテナに切り
    替え、その他の回線については受信信号品質が次善のア
    ンテナに切り替えることを特徴とするダイバーシチ送信
    方法。
  4. 【請求項4】 回線対応の専有アンテナと各回線で共有
    する共有アンテナの受信信号品質検出結果に基づき、回
    線ごとに前記専有アンテナまたは前記共有アンテナのう
    ち受信信号品質が良い方のアンテナを選択して送信信号
    を出力するダイバーシチ送信方法において、 複数の回線で前記共有アンテナを切り替え先として選択
    したときに、それらの回線についてそれぞれ専有アンテ
    ナ側の受信信号品質を比較し、それが最悪になる回線の
    信号を優先して共有アンテナに切り替え、その他の回線
    についてはそれぞれ専有アンテナに切り替えることを特
    徴とするダイバーシチ送信方法。
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