JPH10228934A - コネクタ及びその装着構造並びにコネクタの装着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線基板とターミナルとを半田付け
する半田が外力で剥がれることを防止する。 【解決手段】 コネクタハウジング１６内の接続部２４
の下端に屈曲部２６を連設し、屈曲２６に固定部２５を
連設する。固定部２５をプリント配線基板１５のスルー
ホール２８を貫通させて半田付けする。接続部２４と固
定部２５との間の充分な距離を確保できるため、接続部
２４からの応力が固定部２５に直接に伝達されることが
なく、固定部２６の半田２９にクラックを発生すること
がなく、剥がれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
に装着されるコネクタ及びその装着構造並びに装着方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】図７は、実公昭５６−５１２６６号公報
に記載された従来のコネクタのプリント配線基板に対す
る装着構造の平面図、図８は、そのＣ−Ｃ線断面図、図
９はＤ−Ｄ線断面図であり、コネクタ１は、プリント配
線基板２が水平方向に挿入されるケース３を有し、この
ケース３の内部でプリント配線基板２と複数のターミナ
ル４とが接続されている。

【０００３】ケース３の内部には仕切壁５が形成されて
おり、各ターミナル４は仕切壁５を上下方向に貫通し、
上方に貫通した上部が接続部６となっている。この接続
部６は、図示しない相手コネクタに挿入されて、相手コ
ネクタのターミナルと接続される。

【０００４】ターミナル４とプリント配線基板２との接
続は、仕切壁５よりも下方の脚部７で行われものであ
り、脚部７はプリント配線基板２を貫通し、貫通した貫
通端部に対して、半田８を半田付けすることによって接
続される。脚部７には、図９に示すように屈曲されるこ
とによって弾性が付与された屈曲部９が形成されてい
る。 又、脚部７の上部には、ストッパ部１０、１１が
形成されている。上方のストッパ部１０は、ターミナル
４の中間部分を部分的に切り起こすことによって形成さ
れており、図９に示すように仕切壁５の段部５ａに当接
することによって、ターミナル４が下方に抜け出ること
を防止している。 下方のストッパ部１１は、幅広とな
っており、図８に示すようにプリント配線基板２の上面
に支持されるスペーサ１２、１３に挟持され、この挟持
によって、ターミナル４の位置設定が行われる。

【０００５】このような装着構造では、脚部７の屈曲部
９に弾性が付与されているため、ターミナル４に上方へ
の引っ張り力が作用しても、屈曲部９が伸びるだけで、
半田８には力が加えられない。又、ターミナル４に下方
への圧縮力が作用しても、屈曲部９が縮むだけで、半田
８には力が加えられない。従って、外力が作用しても、
屈曲部９が外力を吸収するため、ターミナル４がプリン
ト配線基板２から外れることがなく、安定した装着状態
とすることができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装着構造では、プリント配線基板２とターミナル４との
距離が短いため、屈曲部９が小さくなっており、外力を
充分に吸収できるような弾性を屈曲部９に付与すること
が難しい。又、ターミナル４にストッパ部１０、１１、
脚部７さらには、屈曲部９を形成するため、ターミナル
３の構造が複雑であり、その製造が面倒であるととも
に、ケース３への取り付け及びプリント配線基板２への
装着が難しい問題を有している。

【０００７】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、ターミナルが外力を十分に吸
収でき、しかもターミナルの構造を簡単とすることがで
きるコネクタを提供することを目的としている。又、本
発明は、このターミナルをプリント配線基板に簡単に装
着することができる装着構造及び装着方法を提供するこ
とを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１のコネクタは、プリント配線基板に装着さ
れるコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの
内部に一端部が固定され、他端部が屈曲部を介して１８
０°方向転換してコネクタハウジングの外側に引き出さ
れたターミナルと、を備えていることを特徴とする。

【０００９】このコネクタは、１８０°方向転換してコ
ネクタハウジングの外部に引き出されたターミナルの他
端部がプリント配線基板のパターンと接続される。この
他端部は屈曲部を介してコネクタハウジング内部の一端
部と連設されており、他端部と一端部の間に、充分な距
離が確保されていると共に、屈曲部は屈曲されることに
より、応力が作用すると、弾性的に変形して応力を吸収
する機能を備えている。このため、ターミナルの一端部
又は他端部の内の一方に作用した応力が他方に悪影響を
与えることがなくなる。

【００１０】又、このコネクタは、屈曲部を有するよう
にターミナルを成形するだけであり、構造が簡単で、製
造も容易となる。

【００１１】請求項２の発明は、請求項１記載の発明で
あって、前記屈曲部は、コネクタハウジングの外側で屈
曲していることを特徴とする。

【００１２】ターミナルの屈曲部がコネクタハウジング
の外側に位置するため、屈曲部をコネクタハウジングの
内部に挿入する必要がなく、コネクタハウジングに対す
るターミナルの装着を容易に行うことができる。また、
屈曲部及び屈曲部に連設している他端部への操作が容易
であり、これらに対するメンテナンス、修正等が容易と
なる。

【００１３】請求項３のコネクタの装着構造は、板厚方
向に貫通する取付孔及び取付孔の周囲に形成されたスル
ーホールを有するプリント配線基板と、コネクタハウジ
ングの内部に一端部が固定され、他端部が屈曲部を介し
て１８０°方向転換してコネクタハウジングの外側に引
き出されたターミナルを有したコネクタと、を備え、前
記コネクタハウジングが前記取付孔を貫通してプリント
配線基板に固定され、前記ターミナルの他端部がスルー
ホールを貫通して半田付けされることを特徴とする。

【００１４】コネクタハウジングがプリント配線基板の
取付孔に貫通して固定されると共に、コネクタハウジン
グの外側に引き出されたターミナルの他端部がスルーホ
ールを貫通して半田付けされることにより、コネクタが
プリント配線基板に装着されるため、コネクタをプリン
ト配線基板に簡単に装着することができる。この装着状
態では、コネクタハウジング内部のターミナルの一端部
が相手コネクタと接続される。

【００１５】プリント配線基板に半田付けされたターミ
ナルの他端部は、屈曲部を介してターミナルの一端部と
連設されており、ターミナルの他端部と一端部とは、充
分な距離を有していると共に、屈曲部に弾性が付与され
ている。従って、ターミナルの一端部やコネクタハウジ
ングに応力が作用しても、ターミナルの他端部に直接、
伝達されることがなく、他端部を半田付けしている半田
にクラック等が生じることがなく、信頼性のある装着を
行うことができる。

【００１６】請求項４の発明は、請求項３記載の発明で
あって、前記コネクタハウジングの外面にプリント配線
基板に当接して固定される当接部が形成されていること
を特徴とする。

【００１７】当接部がプリント配線基板に当接すること
により、コネクタハウジングはプリント配線基板の貫通
部分に加えて、プリント配線基板に対する接触面積が大
きくなる。このためコネクタをプリント配線基板に確実
に装着することができる。

【００１８】請求項５の発明は、請求項４記載の発明で
あって、前記当接部及びプリント配線基板の当接部との
対応位置にねじを螺合することによって、当接部が固定
されることを特徴とする。ねじの螺合によって、当接部
が強固にプリント配線基板に締結されるため、コネクタ
をプリント配線基板に強固に固定することができる。

【００１９】請求項６のコネクタの装着方法は、コネク
タのターミナルの一端部をコネクタハウジングの内部に
固定すると共に、他端部を屈曲部を介して１８０°方向
転換してコネクタハウジングの外側に引き出し、前記タ
ーミナルの他端部の引き出し方向と同一方向から前記コ
ネクタハウジングをプリント配線基板の取付孔に貫通さ
せて固定すると共に、ターミナルの他端部をプリント配
線基板のスルーホールに貫通させて半田付けすることを
特徴とする。

【００２０】ターミナルの他端部の引き出し方向に沿っ
てコネクタハウジングをプリント配線基板の取付孔に貫
通させると共に、ターミナルの他端部をプリント配線基
板のスルーホールを貫通させて半田付けすることによ
り、コネクタをプリント配線基板に装着することができ
るため、簡単に装着することができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】図１及び図２は本発明の一実施形
態の装着状態の断面図であり、図１は図５のＡ−Ａ線に
沿った断面を、図２はＢ−Ｂ線に沿った断面を示す。
又、図３はコネクタの平面図、図４はプリント配線基板
の平面図、図５は装着状態の平面図である。この実施形
態では、コネクタ１４がプリント配線基板１５に装着さ
れる。

【００２２】コネクタ１４は図１〜図３に示すように、
コネクタハウジング１６と、コネクタハウジング１６に
取り付けられた複数のターミナル１７とを備えている。
コネクタハウジング１６は、平面が矩形となっている縦
長の筒状に形成されており、その内部には、図１及び図
２に示すように、内部を上下に仕切る仕切壁１８が水平
方向に一体的に形成されている。仕切壁１８によって仕
切られたコネクタハウジング１６の内部の内、上方側は
図示を省略した相手コネクタが嵌合されて接続される接
続室１９となっている。これに対し、仕切壁１８の下方
側はターミナル１７を引き出すための引出室２０となっ
ている。

【００２３】このコネクタハウジング１６における対向
した短辺側の外面には、図２及び図３に示すように、一
対の当接部２１が一体的に形成されている。当接部２１
は、プリント配線基板１５の下面に当接し、当接状態の
当接部２１とプリント配線基板１５に対して、図２に示
すように、ねじ２２を螺合することにより、プリント配
線基板１５に対するコネクタ１４の固定が行われる。こ
のねじ２２の螺合を行うため、当接部２１には、ねじ孔
２３が形成される。

【００２４】ターミナル１７は、図３に示すように、矩
形断面の導電性線材が使用されており、コネクタ１４に
対し、各列４本のターミナル１７が２列配置されている
が、ターミナル１７の断面形状、本数や配置は自由に選
定することができる。

【００２５】各ターミナル１７は直線状の線材を屈曲す
るによって成形されており、一端側が接続部２４、他端
側が固定部２５となっていると共に、これらが屈曲部２
６によって連設された形状となっている。又、一端側の
接続部２４はコネクタハウジング１６の内部に挿入され
るのに対し、他端側の固定部２５はコネクタハウジング
１６の外側に位置している。

【００２６】コネクタハウジング１６内部の接続部２４
は、コネクタハウジング１６の長さ方向に沿って伸びて
おり、仕切壁１８を貫通して、接続室１９に抜き出てい
る。そして、この接続室１９に抜き出た端部が、接続室
１９に嵌合される相手コネクタの端子と接続される。コ
ネクタハウジング１６に対するターミナル１７の装着
は、この接続部２４を金型内にセットしておき、金型内
に溶融樹脂を射出し、固化させることによって行われ
る。これにより接続部２４が仕切壁１８に保持されるた
め、ターミナル１７の全体がコネクタハウジングに装着
される。かかる接続部２４の下端部は、コネクタハウジ
ング１６の下方に達しており、この下端部に屈曲部２６
が連設されると共に、屈曲部２６に固定部２５が連設さ
れている。

【００２７】固定部２５は、接続部２４に対し１８０°
方向転換されており、これにより、接続部２４と同様
に、コネクタハウジング１６の長さ方向に沿って伸びて
いる。この固定部２５は、後述するように、プリント配
線基板１５に半田付けによって固定されて、プリント配
線基板１５に形成されたパターンと接続される。

【００２８】屈曲部２６は接続部２４の下端部を、９０
°の角度を有してコネクタハウジング１６の外側方向に
屈曲させることによって形成されている。又、この屈曲
部１６はコネクタハウジング１６の下方の外側を水平方
向に伸びており、その先端が垂直方向に９０°の角度で
屈曲されることによって、コネクタハウジング１６の長
さ方向に伸びる上述した固定部２５が連設される。

【００２９】このようにコネクタハウジング１６の外側
に位置する屈曲部２６を介して接続部２４と、固定部２
５とを連設した構造では、接続部２４と固定部２５との
間に、充分な距離を確保することができる。又、屈曲部
２６は屈曲されることによって弾性がある程度、付与さ
れている。このため、接続部２４又は固定部２５の一方
に作用した応力が直接に、他方に伝達されることがなく
なる。

【００３０】コネクタ１４は以上の構造であり、他の加
工、他の構造を必要としておらず、全体が簡単な構造と
なっている。このため、製造を簡単に行うことができ
る。又、屈曲部２６及び固定部２５がコネクタハウジン
グ１６の外側に位置しているため、コネクタハウジング
１６に対してコネクタ１４を簡単に取り付けることがで
きると共に、これらに対する操作を行うことができる。
このため、ターミナル１７に対するメンテナンス、角度
の修正や補正、その他の作業を容易に行うことができ
る。

【００３１】プリント配線基板１５には、図２及び図４
に示すように、同基板１５の厚さ方向に貫通する取付孔
２７及びスルーホール２８が形成される。取付孔２７
は、コネクタ１４のコネクタハウジング１６と同様な形
状で、且つ、コネクタハウジング１６よりも幾分、大き
な形状となっており、コネクタハウジング１６が貫通す
ることによって、その取り付けを行う。

【００３２】スルーホール２８は、ターミナル１７の断
面と同様の矩形状となっており、取付孔２７の両側に配
置されている。このスルーホール２８は、コネクタ１４
のターミナル１７との対向位置に形成されており、ター
ミナル１７の固定部２５が貫通する。そして、ターミナ
ル１７の固定部２５を半田２９によって半田付けするこ
とによって固定部２５が固定される。なお、スルーホー
ル２８はターミナル１７の固定部２５が電気的に接続さ
れるパターン形成部位に設けられるものである。又、ス
ルーホール２８形成部位と直交する取付孔２７の両側に
は、ねじ２２が螺合するねじ孔３０が貫通している。

【００３３】次に、この実施形態の装着方法を説明す
る。プリント配線基板１５に対し、コネクタ１４を下方
に位置させ、そのコネクタハウジング１６をプリント配
線基板１５の取付孔２７に合わせた後、コネクタ１４を
上方に移動させる。この方向は、コネクタ１４のターミ
ナル１７の固定部２５の引き出し方向であり、同方向に
移動させることにより、コネクタハウジング１６が取付
孔２７を貫通すると共に、ターミナル１７の固定部２５
が対応したスルーホール２８を貫通する。

【００３４】これらの貫通を伴う移動は、当接部２１が
プリント配線基板１５の下面に当接することによって停
止する。その後、ねじ２２をプリント配線基板１５側か
らねじ孔３０に螺合させると共に、当接部２１のねじ孔
２２に螺合させる。これにより、コネクタ１４がプリン
ト配線基板１５に固定される。

【００３５】このような固定では、取付孔２７にコネク
タハウジング１６が貫通すると共に、当接部２１がプリ
ント配線基板１５の下面に当接するため、プリント配線
基板の貫通部分の接触に加えて、当接部２１がプリント
配線基板１５と接触する。このため、プリント配線基板
１５に対する接触面積が大きくなり、コネクタ１４の位
置決め及び固定を確実に行うことができ、コネクタ１４
を強固に装着することができる。

【００３６】コネクタハウジング１６が固定された後、
スルーホール２８を貫通したターミナル１７の固定部２
５に対して半田付けを行う。この半田付けによって、図
１に示すように、固定部２５が半田２９によってプリン
ト配線基板１５に固定されると共に、プリント配線基板
１５に形成したパターンと接続される。

【００３７】かかる装着状態は、ターミナル１７の固定
部２５が屈曲部２６を介して接続部２４と連設されてい
るため、固定部２５と接続部２４との距離が離れてお
り、相手コネクタとの接続によって接続部２４に作用す
る外力が固定部２５に伝達されにくくなっている。しか
も、これらの間に形成されている屈曲部２６は屈曲され
ることによって弾性が付与されており、弾性的に変形し
て外力を吸収する。これらにより、接続部２４に作用す
る応力が固定部２５に直接に伝達されることがなく、固
定部２５に半田２９にクラックが発生したり、半田２９
が脱落することがなくなり、信頼性のある装着を行うこ
とができる。

【００３８】図６は、本発明の別の実施形態を示し、上
述した実施形態と同一の部分は同一の符号で対応させて
ある。この実施形態のターミナル１７では、一端部であ
る接続部２４と他端部である固定部２５との間に位置す
る屈曲部２６が２段階に屈曲されている。すなわち、屈
曲部２６は、接続部２４の下端から鈍角でコネクタハウ
ジング１６の外側に向かって屈曲する第１の折り曲がり
部２６ａと、この折り曲がり部２６ａの先端から水平方
向に屈曲する第２の折り曲がり部２６ｂとを備えてい
る。そして、第２の折り曲がり部２６ｂの先端に固定部
２５が連設されている。

【００３９】なお、上記屈曲部２６としては、角度を有
した屈曲でなく、湾曲状な滑らかな屈曲であっても良
い。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明の
コネクタによれば、ターミナルの一端部と他端部とが屈
曲を介して連設されるため、一端部と他端部との間に充
分な距離を確保することができると共に、屈曲部が弾性
的に変形して応力を吸収する。このため、一端部又は他
端部の内の一方に作用した応力が他方に悪影響を与える
ことがなくなる。又、構造が簡単なコネクタとなり、製
造が簡単となる。

【００４１】請求項２の発明によれば、ターミナルの屈
曲部がコネクタハウジングの外側に位置するため、屈曲
部をコネクタハウジングの内部に挿入する必要がなく、
コネクタハウジングに対するターミナルの装着を容易に
行うことができると共に、屈曲部や他端部への操作が容
易であり、これらに対するメンテナンス、修正等が容易
となる。

【００４２】請求項３の発明のコネクタの装着構造によ
れば、プリント配線基板に半田付けされたターミナルの
他端部は、屈曲部を介してターミナルの一端部と連設さ
れており、ターミナルの他端部と一端部とは、充分な距
離を有していると共に、屈曲部に弾性が付与されている
ため、応力が作用しても、ターミナルの他端部の半田に
クラック等が発生することがなく、信頼性のある装着を
行うことができる。

【００４３】請求項４の発明によれば、当接部のプリン
ト配線基板への当接によって、プリント配線基板に対す
るコネクタハウジングの接触面積が大きくなるため、コ
ネクタをプリント配線基板に確実に装着することができ
る。

【００４４】請求項５の発明によれば、ねじによって、
当接部が強固にプリント配線基板に締結され、コネクタ
をプリント配線基板に強固に固定することができる。

【００４５】請求項６の発明のコネクタの装着方法によ
れば、コネクタをプリント配線基板に簡単に装着するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の断面であり、図５のＡ−
Ａ線における断面図である。

【図２】一実施形態の断面であり、図５のＢ−Ｂ線断面
図である。

【図３】コネクタの平面図である。

【図４】プリント配線基板の平面図である。

【図５】装着状態の平面図である。

【図６】別の実施形態の断面図である。

【図７】従来のコネクタの装着状態の平面図である。

【図８】図７のＣ−Ｃ線断面図である。

【図９】図７のＤ−Ｄ線断面図である。

【符号の説明】

１４ コネクタ １５ プリント配線基板 １６ コネクタハウジング １７ ターミナル ２１ 当接部 ２２ ねじ ２４ 接続部 ２５ 固定部 ２６ 屈曲部 ２７ 取付孔 ２８ スルーホール ２９ 半田

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリント配線基板に装着されるコネクタ
   ハウジングと、 このコネクタハウジングの内部に一端部が固定され、他
   端部が屈曲部を介して１８０°方向転換してコネクタハ
   ウジングの外側に引き出されたターミナルと、を備えて
   いることを特徴とするコネクタ。
2. 【請求項２】 請求項１記載の発明であって、 前記屈曲部は、コネクタハウジングの外側で屈曲してい
   ることを特徴とするコネクタ。
3. 【請求項３】 板厚方向に貫通する取付孔及び取付孔の
   周囲に形成されたスルーホールを有するプリント配線基
   板と、 コネクタハウジングの内部に一端部が固定され、他端部
   が屈曲部を介して１８０°方向転換してコネクタハウジ
   ングの外側に引き出されたターミナルを有したコネクタ
   と、を備え、 前記コネクタハウジングが前記取付孔を貫通してプリン
   ト配線基板に固定され、前記ターミナルの他端部がスル
   ーホールを貫通して半田付けされることを特徴とするコ
   ネクタの装着構造。
4. 【請求項４】 請求項３記載の発明であって、 前記コネクタハウジングの外面にプリント配線基板に当
   接して固定される当接部が形成されていることを特徴と
   するコネクタの装着構造。
5. 【請求項５】 請求項４記載の発明であって、 前記当接部及びプリント配線基板の当接部との対応位置
   にねじを螺合することによって、当接部が固定されるこ
   とを特徴とするコネクタの装着構造。
6. 【請求項６】 コネクタのターミナルの一端部をコネク
   タハウジングの内部に固定すると共に、他端部を屈曲部
   を介して１８０°方向転換してコネクタハウジングの外
   側に引き出し、前記ターミナルの他端部の引き出し方向
   と同一方向から前記コネクタハウジングをプリント配線
   基板の取付孔に貫通させて固定すると共に、ターミナル
   の他端部をプリント配線基板のスルーホールに貫通させ
   て半田付けすることを特徴とするコネクタの装着方法。