JPH10228236A - 地図表示装置 - Google Patents
地図表示装置Info
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- JPH10228236A JPH10228236A JP9029879A JP2987997A JPH10228236A JP H10228236 A JPH10228236 A JP H10228236A JP 9029879 A JP9029879 A JP 9029879A JP 2987997 A JP2987997 A JP 2987997A JP H10228236 A JPH10228236 A JP H10228236A
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- JP
- Japan
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- map
- data
- address
- screen
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- Navigation (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 住所名称等は必要最小限が地図内に固定表示
されており、ユーザが地図画面に対して指定した場所の
住所名称等を後から指定して表示することはできない。 【解決手段】 住所データ及び地図データをデータベー
スにして外部記憶装置3に記憶しておき、表示部4の画
面に記憶装置11の当該地図データメモリ領域12から
読み出した地図画面に対し、入力装置1を操作して住所
取り出し位置を指定する。この指定に応じて住所取り出
し処理部9及び住所表示処理部10が動作し、前記住所
取り出し位置に最も近い住所データが探し出され、これ
が表示部4の地図表示画面(主画面)の所定領域に副画
面として表示される。
されており、ユーザが地図画面に対して指定した場所の
住所名称等を後から指定して表示することはできない。 【解決手段】 住所データ及び地図データをデータベー
スにして外部記憶装置3に記憶しておき、表示部4の画
面に記憶装置11の当該地図データメモリ領域12から
読み出した地図画面に対し、入力装置1を操作して住所
取り出し位置を指定する。この指定に応じて住所取り出
し処理部9及び住所表示処理部10が動作し、前記住所
取り出し位置に最も近い住所データが探し出され、これ
が表示部4の地図表示画面(主画面)の所定領域に副画
面として表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図を表示画面に
表示する地図表示装置に係り、特に、地図情報をデータ
ベース化し、これを検索して表示する地図表示装置に関
する。
表示する地図表示装置に係り、特に、地図情報をデータ
ベース化し、これを検索して表示する地図表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子地図は、ユーザが希望するエリアの
地図をメモリから検索し、これをCRTディスプレィや
液晶(LCD)ディスプレィの表示画面に表示するもの
である。この電子地図にはイメージ地図とベクトル地図
があり、イメージ地図は都道府県地図や市町村地図等に
利用され、ベクトル地図は住宅地図や水道管地図等に利
用される。表示される地図には、道路、地名、所番地、
主な公共施設、主な民間施設(工場、会社、デパート
等)等が併せて表示される。例えば、表示される地図の
住所名称には、市区町村名、大字・通称名及び字・丁目
名などがあり、具体的には、○○市××町△丁目という
形で表示される。
地図をメモリから検索し、これをCRTディスプレィや
液晶(LCD)ディスプレィの表示画面に表示するもの
である。この電子地図にはイメージ地図とベクトル地図
があり、イメージ地図は都道府県地図や市町村地図等に
利用され、ベクトル地図は住宅地図や水道管地図等に利
用される。表示される地図には、道路、地名、所番地、
主な公共施設、主な民間施設(工場、会社、デパート
等)等が併せて表示される。例えば、表示される地図の
住所名称には、市区町村名、大字・通称名及び字・丁目
名などがあり、具体的には、○○市××町△丁目という
形で表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の地図表
示装置によると、住所名称等は必要最小限を地図内に固
定表示しており、例えば、ユーザが地図内に指定した場
所に後から住所名称等を表示することはできない。
示装置によると、住所名称等は必要最小限を地図内に固
定表示しており、例えば、ユーザが地図内に指定した場
所に後から住所名称等を表示することはできない。
【0004】あらゆるユーザを想定して予め地図内に多
数の住所名称を表示しようとすれば、表示情報が膨大に
なり、地図が見苦しくなる。そこで、常時表示している
地図情報は必要最小限にし、表示要求があった部分(又
は、その近傍)のみに表示できるような使い勝手の良い
地図表示装置の提供が望まれている。
数の住所名称を表示しようとすれば、表示情報が膨大に
なり、地図が見苦しくなる。そこで、常時表示している
地図情報は必要最小限にし、表示要求があった部分(又
は、その近傍)のみに表示できるような使い勝手の良い
地図表示装置の提供が望まれている。
【0005】そこで本発明は、ユーザが指定した位置の
近傍の住所名称を表示できるようにした地図表示装置を
提供することを目的としている。
近傍の住所名称を表示できるようにした地図表示装置を
提供することを目的としている。
【0006】また、本発明の他の目的は、データ入力工
数の低減及びメモリ容量の低減を図った地図表示装置を
提供することにある。
数の低減及びメモリ容量の低減を図った地図表示装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、データベース化した地図を表示部の画
面に表示する地図表示装置において、住所データと地図
上の位置との対応関係をテーブルとして保有する記憶手
段と、表示中の地図内に住所取り出し位置を指定する入
力手段と、この入力手段で指定された前記住所取り出し
位置に対応して前記テーブルを検索することにより住所
データを取り出し、この住所データを前記表示部又は他
の表示部の画面に表示する処理手段を備えた地図表示装
置にしてる。
めに、本発明は、データベース化した地図を表示部の画
面に表示する地図表示装置において、住所データと地図
上の位置との対応関係をテーブルとして保有する記憶手
段と、表示中の地図内に住所取り出し位置を指定する入
力手段と、この入力手段で指定された前記住所取り出し
位置に対応して前記テーブルを検索することにより住所
データを取り出し、この住所データを前記表示部又は他
の表示部の画面に表示する処理手段を備えた地図表示装
置にしてる。
【0008】この構成によれば、表示されている地図上
で住所取り出し位置を入力装置で指定するのみで、自動
的に住所データをテーブルから引き出し、これをCRT
等の表示部の画面に表示する。したがって、通常は地図
表示と最小限の文字表示とし、必要時にのみ住所データ
を併せて表示することができ、住所データの把握が迅速
かつ容易に行えるようになり、使い勝手が向上する。
で住所取り出し位置を入力装置で指定するのみで、自動
的に住所データをテーブルから引き出し、これをCRT
等の表示部の画面に表示する。したがって、通常は地図
表示と最小限の文字表示とし、必要時にのみ住所データ
を併せて表示することができ、住所データの把握が迅速
かつ容易に行えるようになり、使い勝手が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明による地図表示装置
の一実施の形態を示すブロック図である。キーボードや
マウス等を用いた入力装置1(入力手段)は演算処理装
置2(処理手段)に接続され、この演算処理装置2には
外部記憶装置3(記憶手段)及び表示部4が接続されて
いる。演算処理装置2は、対話制御処理部5、地図検索
処理部6、地図描画処理部7、基本表示処理部8、住所
取り出し処理部9、住所表示処理部10、及び記憶装置
11を備えて構成される。
を参照して説明する。図1は本発明による地図表示装置
の一実施の形態を示すブロック図である。キーボードや
マウス等を用いた入力装置1(入力手段)は演算処理装
置2(処理手段)に接続され、この演算処理装置2には
外部記憶装置3(記憶手段)及び表示部4が接続されて
いる。演算処理装置2は、対話制御処理部5、地図検索
処理部6、地図描画処理部7、基本表示処理部8、住所
取り出し処理部9、住所表示処理部10、及び記憶装置
11を備えて構成される。
【0010】外部記憶装置3は、地図データベース及び
住所データベースとして機能する。表示部4は、表示面
積の大部分又は全部を占める主画面と、その一部に必要
に応じて形成される副画面から成る。主画面には地図が
表示され、副画面には住所名称が表示される。主画面と
副画面の表示分けは、本実施の形態においては、1台の
ディスプレィ画面の中央部の画面領域を主画面に用い、
その一部領域を住所データ表示時にのみ副画面にしてい
る。このほか、主画面用と副画面用の2つのディスプレ
ィを用いることも、大小2つのCRTディスプレィを用
い、大画面のCRTを主画面にし、これは同一サイズの
画面又は小画面のCRTを副画面にする構成にしてもよ
い。
住所データベースとして機能する。表示部4は、表示面
積の大部分又は全部を占める主画面と、その一部に必要
に応じて形成される副画面から成る。主画面には地図が
表示され、副画面には住所名称が表示される。主画面と
副画面の表示分けは、本実施の形態においては、1台の
ディスプレィ画面の中央部の画面領域を主画面に用い、
その一部領域を住所データ表示時にのみ副画面にしてい
る。このほか、主画面用と副画面用の2つのディスプレ
ィを用いることも、大小2つのCRTディスプレィを用
い、大画面のCRTを主画面にし、これは同一サイズの
画面又は小画面のCRTを副画面にする構成にしてもよ
い。
【0011】対話制御処理部5は入力装置1と表示部4
を用いてマン・マシンコミュニケーションを実現し、地
図検索処理部6は入力装置1で指定した地図を外部記憶
装置3から読み出す処理を実行する。地図描画処理部7
は記憶装置11内の主画面メモリ領域13に当該地図デ
ータメモリ領域12からの地図データを描画する処理を
実行する。基本表示処理部8は描画領域である記憶装置
11内の地図及びその他の表示データを表示部4へ送っ
て表示を行う。住所取り出し処理部9は、外部記憶装置
3から入力指定した位置付近の住所名称を当該住所デー
タメモリ領域14に取り出す処理を行う。住所表示処理
部10は、記憶装置11内の副画面メモリ領域15に当
該住所データメモリ領域14からの住所名称を描画する
処理を行う。記憶装置11は表示部4に表示させるため
のメモリであり、描画領域が設定される。記憶装置11
の記憶容量は、表示部4における表示サイズに対して数
倍〜数10倍を有する構成にする。この記憶装置11
は、更に以下の(a)〜(d)に記載する4つの領域を
有している。
を用いてマン・マシンコミュニケーションを実現し、地
図検索処理部6は入力装置1で指定した地図を外部記憶
装置3から読み出す処理を実行する。地図描画処理部7
は記憶装置11内の主画面メモリ領域13に当該地図デ
ータメモリ領域12からの地図データを描画する処理を
実行する。基本表示処理部8は描画領域である記憶装置
11内の地図及びその他の表示データを表示部4へ送っ
て表示を行う。住所取り出し処理部9は、外部記憶装置
3から入力指定した位置付近の住所名称を当該住所デー
タメモリ領域14に取り出す処理を行う。住所表示処理
部10は、記憶装置11内の副画面メモリ領域15に当
該住所データメモリ領域14からの住所名称を描画する
処理を行う。記憶装置11は表示部4に表示させるため
のメモリであり、描画領域が設定される。記憶装置11
の記憶容量は、表示部4における表示サイズに対して数
倍〜数10倍を有する構成にする。この記憶装置11
は、更に以下の(a)〜(d)に記載する4つの領域を
有している。
【0012】(i) 当該地図データメモリ領域12;地図
データを格納する。 (ii)主画面描画メモリ領域13;表示部4の主画面に表
示すべき表示データを格納する。 (iii) 当該住所データメモリ領域14;住所データを格
納する(住所データとは、市区町村名称、大字名称、小
字名称等をいう)。 (iv)副画面描画メモリ領域15;表示部4の一部である
副画面に表示すべき表示データを格納する。この副画面
には取り出し住所名称を表示する。
データを格納する。 (ii)主画面描画メモリ領域13;表示部4の主画面に表
示すべき表示データを格納する。 (iii) 当該住所データメモリ領域14;住所データを格
納する(住所データとは、市区町村名称、大字名称、小
字名称等をいう)。 (iv)副画面描画メモリ領域15;表示部4の一部である
副画面に表示すべき表示データを格納する。この副画面
には取り出し住所名称を表示する。
【0013】外部記憶装置3は地図データベースを形成
するもので、住所データ部16及び地図データ部17を
有し、ハードディスク等の大容量メモリを用いて構成さ
れている。
するもので、住所データ部16及び地図データ部17を
有し、ハードディスク等の大容量メモリを用いて構成さ
れている。
【0014】次に、図1の構成の全体動作を簡単に説明
する。まず、入力装置1から表示すべき地図を検索する
ための入力が行われる。この入力に従って、対話制御処
理部5、地図検索処理部6及び地図描画処理部7が動作
し、該当地図を外部記憶装置3から読み出して記憶装置
11の当該地図データメモリ領域12へ格納する。更に
表示のための処理が基本表示処理部8によって行われ、
表示部4に所定の表示が行われる。次に、入力装置1か
ら表示地図上の住所名称を取り出すための入力(住所取
り出し位置の指定)を行う。この入力に従って、対話制
御処理部5、住所取り出し処理部9及び住所表示処理部
10が動作し、該当住所データを外部記憶装置3から読
み出して記憶装置11の当該住所データメモリ領域14
へ格納する。更に基本表示処理部8が動作して表示のた
めの処理が行われ、表示部4に所定の表示が行われる。
する。まず、入力装置1から表示すべき地図を検索する
ための入力が行われる。この入力に従って、対話制御処
理部5、地図検索処理部6及び地図描画処理部7が動作
し、該当地図を外部記憶装置3から読み出して記憶装置
11の当該地図データメモリ領域12へ格納する。更に
表示のための処理が基本表示処理部8によって行われ、
表示部4に所定の表示が行われる。次に、入力装置1か
ら表示地図上の住所名称を取り出すための入力(住所取
り出し位置の指定)を行う。この入力に従って、対話制
御処理部5、住所取り出し処理部9及び住所表示処理部
10が動作し、該当住所データを外部記憶装置3から読
み出して記憶装置11の当該住所データメモリ領域14
へ格納する。更に基本表示処理部8が動作して表示のた
めの処理が行われ、表示部4に所定の表示が行われる。
【0015】図2はデータベースの構成を示し、(a)
はイメージ地図帳データベースである。イメージ地図デ
ータベースは、地図の種別及び地図帳番号をキーにし
て、メッシュ(メッシュとは、データ化した地図のデー
タ上での区分をいう)範囲及び地図図面サイズを記憶し
ている。これらは次のように定義される。 メッシュ範囲・・・メッシュの起点を示す起点座標X,Y メッシュの幅を示す幅距離Dx,Dy メッシュ分割数m,n 地図図面サイズ・・・横サイズ、縦サイズ
はイメージ地図帳データベースである。イメージ地図デ
ータベースは、地図の種別及び地図帳番号をキーにし
て、メッシュ(メッシュとは、データ化した地図のデー
タ上での区分をいう)範囲及び地図図面サイズを記憶し
ている。これらは次のように定義される。 メッシュ範囲・・・メッシュの起点を示す起点座標X,Y メッシュの幅を示す幅距離Dx,Dy メッシュ分割数m,n 地図図面サイズ・・・横サイズ、縦サイズ
【0016】広大な範囲を1枚の地図で管理した場合、
情報量が多いため、短時間で表示することはできない。
しかも、画面で表示される範囲は1部分に限られるた
め、検索する際には表示範囲外の部分をできるだけ少な
くする必要がある。そこで、地図データをメッシュとい
う網目で区切っている。これにより、検索する範囲を細
かに分割することができる。そして、隣の地図を表示す
るための位置関係は、例えば、将棋盤における駒の位置
のように容易に表わすことが可能になる。なお、1メッ
シュは一画面のサイズに等しくても良いし、1画面サイ
ズより大きくても、また、小さくても良い。
情報量が多いため、短時間で表示することはできない。
しかも、画面で表示される範囲は1部分に限られるた
め、検索する際には表示範囲外の部分をできるだけ少な
くする必要がある。そこで、地図データをメッシュとい
う網目で区切っている。これにより、検索する範囲を細
かに分割することができる。そして、隣の地図を表示す
るための位置関係は、例えば、将棋盤における駒の位置
のように容易に表わすことが可能になる。なお、1メッ
シュは一画面のサイズに等しくても良いし、1画面サイ
ズより大きくても、また、小さくても良い。
【0017】図2の(b)はイメージグループデータベ
ースを示す。このイメージグループデータベースは、地
図の種別、地図帳番号及びグループ番号をキーにして、
メッシュ範囲及び絶対座標及び傾き角を記憶している。
ースを示す。このイメージグループデータベースは、地
図の種別、地図帳番号及びグループ番号をキーにして、
メッシュ範囲及び絶対座標及び傾き角を記憶している。
【0018】図3は地図検索処理部6による処理を示す
フローチャートである。まず、地図の種別及び地図帳番
号をキーにして外部記憶装置3内のイメージ地図帳デー
タベース(DB)を検索し、当該メッシュ範囲のイメー
ジ地図帳を抽出する(ステップ101)。ついで、地図
の種別及び地図帳番号をキーにしてイメージグループデ
ータベースを検索し、当該メッシュ範囲のイメージグル
ープを抽出する(ステップ102)。この後、地図の種
別、地図帳番号及びグループ番号をキーとして、イメー
ジ地図データベースを検索し、当該メッシュ範囲のイメ
ージ地図データを図1の当該地図データメモリ領域12
に抽出する(ステップ103)。
フローチャートである。まず、地図の種別及び地図帳番
号をキーにして外部記憶装置3内のイメージ地図帳デー
タベース(DB)を検索し、当該メッシュ範囲のイメー
ジ地図帳を抽出する(ステップ101)。ついで、地図
の種別及び地図帳番号をキーにしてイメージグループデ
ータベースを検索し、当該メッシュ範囲のイメージグル
ープを抽出する(ステップ102)。この後、地図の種
別、地図帳番号及びグループ番号をキーとして、イメー
ジ地図データベースを検索し、当該メッシュ範囲のイメ
ージ地図データを図1の当該地図データメモリ領域12
に抽出する(ステップ103)。
【0019】図4の(a)はイメージ地図データベース
を示し、(b)はイメージファイルを示している。イメ
ージ地図データベースは、地図とメッシュ範囲を記憶し
ている。地図は、種別、地図帳番号、グループ番号、ペ
ージ番号、イメージファイル名称、縮尺率の各々に分け
て記憶されている。また、メッシュ範囲はイメージデー
タで構成され、左上点X、左下点Y、右上点X、右下点
Yの各々に分けて記憶されている。図4の(b)のイメ
ージファイルからは、主画面表示地図データが地図描画
処理部7によって読み出され、これが主画面として表示
部4の画面に表示される。
を示し、(b)はイメージファイルを示している。イメ
ージ地図データベースは、地図とメッシュ範囲を記憶し
ている。地図は、種別、地図帳番号、グループ番号、ペ
ージ番号、イメージファイル名称、縮尺率の各々に分け
て記憶されている。また、メッシュ範囲はイメージデー
タで構成され、左上点X、左下点Y、右上点X、右下点
Yの各々に分けて記憶されている。図4の(b)のイメ
ージファイルからは、主画面表示地図データが地図描画
処理部7によって読み出され、これが主画面として表示
部4の画面に表示される。
【0020】図5は図1の住所取り出し処理部9の処理
を示すフローチャートである。まず、大字データベース
を検索し、入力装置1で入力した指定点Pに最も近い大
字データを抽出する(ステップ201)。抽出した大字
データの有無をチェックし、存在すればステップ203
へ移行し(ステップ202)、大字データが存在しなけ
ればステップ207へ移行する。ついで、ステップ20
2で大字データが存在した場合、小字データベースを検
索し、入力装置1で入力した指定点Pに最も近い小字デ
ータを抽出する(ステップ203)。
を示すフローチャートである。まず、大字データベース
を検索し、入力装置1で入力した指定点Pに最も近い大
字データを抽出する(ステップ201)。抽出した大字
データの有無をチェックし、存在すればステップ203
へ移行し(ステップ202)、大字データが存在しなけ
ればステップ207へ移行する。ついで、ステップ20
2で大字データが存在した場合、小字データベースを検
索し、入力装置1で入力した指定点Pに最も近い小字デ
ータを抽出する(ステップ203)。
【0021】更に、抽出した小字データの有無をチェッ
クし(ステップ204)、小字データが有ればステップ
205へ移行し、小字データが無ければステップ206
へ移行する。ステップ205では、抽出した大字データ
及び小字データから大字名称及び小字名称を取り出し、
これを記憶装置11の当該住所データメモリ領域14に
格納する。また、抽出した大字データの市区町村コード
をキーにして市区町村データベースを検索して市区町村
名称を取り出し、これを当該住所データメモリ領域14
に格納する。
クし(ステップ204)、小字データが有ればステップ
205へ移行し、小字データが無ければステップ206
へ移行する。ステップ205では、抽出した大字データ
及び小字データから大字名称及び小字名称を取り出し、
これを記憶装置11の当該住所データメモリ領域14に
格納する。また、抽出した大字データの市区町村コード
をキーにして市区町村データベースを検索して市区町村
名称を取り出し、これを当該住所データメモリ領域14
に格納する。
【0022】ステップ204で小字データ無しが判定さ
れた場合、ステップ206は、ステップ205と同様に
抽出した大字データから大字名称を取り出し、これを当
該住所データメモリ14に格納する。また、抽出した大
字データの市区町村コードをキーとして市区町村データ
ベースを検索し、市区町村名称を取り出して当該住所デ
ータメモリ領域14に格納する。
れた場合、ステップ206は、ステップ205と同様に
抽出した大字データから大字名称を取り出し、これを当
該住所データメモリ14に格納する。また、抽出した大
字データの市区町村コードをキーとして市区町村データ
ベースを検索し、市区町村名称を取り出して当該住所デ
ータメモリ領域14に格納する。
【0023】一方、ステップ202で大字データ無しが
判定された場合、ステップ207へ移行して市区町村デ
ータベースを検索し、指定点Pに最も近い大字データを
抽出する。ついで、抽出した市区町村データから市区町
村名称を取り出し、これを当該住所データメモリ領域1
4に格納する(ステップ208)。
判定された場合、ステップ207へ移行して市区町村デ
ータベースを検索し、指定点Pに最も近い大字データを
抽出する。ついで、抽出した市区町村データから市区町
村名称を取り出し、これを当該住所データメモリ領域1
4に格納する(ステップ208)。
【0024】以上のように、本発明によれば、住所名称
を1点の代表位置に対応させたことにより、データ入力
工数を低減、及びメモリ容量の低減を図れる地図表示装
置を得ることができる。
を1点の代表位置に対応させたことにより、データ入力
工数を低減、及びメモリ容量の低減を図れる地図表示装
置を得ることができる。
【0025】図6は住所データベースの構成を示してい
る。図中、(a)は市区町村データベースを示し、市区
町村データ部及び代表位置座標データ部から成る。市区
町村データ部は市区町村コード及び市区町村名称から構
成され、代表位置座標データ部はX座標及びY座標から
構成されている。(b)は大字データベースの構成を示
し、市区町村コード、大字データ部、及び代表位置座標
データ部から成る。大字データ部は、大字コード、大字
名称から成る。また、(c)は小字データベースの構成
を示し、市区町村コード、大字コード、小字データ部、
及び代表位置座標データ部から成る。小字データ部は、
小字コード及び小字名称から構成され、代表位置座標デ
ータ部はX座標及びY座標から構成されている。このよ
うに、市区町村データ、大字データ、小字データに分け
て階層化したことにより、検索処理を迅速かつ容易に行
うことができる。
る。図中、(a)は市区町村データベースを示し、市区
町村データ部及び代表位置座標データ部から成る。市区
町村データ部は市区町村コード及び市区町村名称から構
成され、代表位置座標データ部はX座標及びY座標から
構成されている。(b)は大字データベースの構成を示
し、市区町村コード、大字データ部、及び代表位置座標
データ部から成る。大字データ部は、大字コード、大字
名称から成る。また、(c)は小字データベースの構成
を示し、市区町村コード、大字コード、小字データ部、
及び代表位置座標データ部から成る。小字データ部は、
小字コード及び小字名称から構成され、代表位置座標デ
ータ部はX座標及びY座標から構成されている。このよ
うに、市区町村データ、大字データ、小字データに分け
て階層化したことにより、検索処理を迅速かつ容易に行
うことができる。
【0026】図7は図5のステップ201の大字データ
検索処理の詳細を示すフローチャートである。まず、指
定点p(x,y)を中心とする検索矩形領域の左上点S
(Sx,Sy)と右下点E(Ex,Ey)を求める(ス
テップ301)。
検索処理の詳細を示すフローチャートである。まず、指
定点p(x,y)を中心とする検索矩形領域の左上点S
(Sx,Sy)と右下点E(Ex,Ey)を求める(ス
テップ301)。
【数1】 Sx = x − W/2 Sy = y − H/2 Ex = x + W/2 Ey = y + H/2
【0027】ここで、Wは指定点を中心に大字データベ
ースを検索する検索矩形領域の横サイズ、Hは指定点を
中心に大字データベースを検索する検索矩形領域の縦サ
イズを示す。
ースを検索する検索矩形領域の横サイズ、Hは指定点を
中心に大字データベースを検索する検索矩形領域の縦サ
イズを示す。
【0028】ついで、大字データベースを検索し、代表
位置座標(X,Y)が検索矩形領域内にある大字データ
を抽出する(ステップ302)。次に、抽出した大字デ
ータの有無をチェックする(ステップ303)。大字デ
ータが有ればステップ304へ移行し、大字データが無
ければステップ307へ移行し、大字データ無しを宣言
する。ステップ303で大字データが有った場合、抽出
した大字データn の代表位置Pn (Xn 、Yn )と指定
点p(x,y)との距離Ln を求める(ステップ30
4)。
位置座標(X,Y)が検索矩形領域内にある大字データ
を抽出する(ステップ302)。次に、抽出した大字デ
ータの有無をチェックする(ステップ303)。大字デ
ータが有ればステップ304へ移行し、大字データが無
ければステップ307へ移行し、大字データ無しを宣言
する。ステップ303で大字データが有った場合、抽出
した大字データn の代表位置Pn (Xn 、Yn )と指定
点p(x,y)との距離Ln を求める(ステップ30
4)。
【0029】
【数2】Ln =SQRT{(Xn −x)・2 +(Yn
−y)・2} (ここで、SQRT{(Xn −x)・2 +(Yn −
y)・2}は平方根の関数を示す。)
−y)・2} (ここで、SQRT{(Xn −x)・2 +(Yn −
y)・2}は平方根の関数を示す。)
【0030】この後、算出した距離Ln の中から最小値
を求め、対応する大字データを求める(ステップ30
5)。更に、大字データ有りの宣言を行う(ステップ3
06)。
を求め、対応する大字データを求める(ステップ30
5)。更に、大字データ有りの宣言を行う(ステップ3
06)。
【0031】なお、図5の住所取り出し処理におけるス
テップ203の小字データ検索処理、及びステップ20
7の市区町村データ検索処理も、図7と同様にして行う
ことができる。
テップ203の小字データ検索処理、及びステップ20
7の市区町村データ検索処理も、図7と同様にして行う
ことができる。
【0032】図8は住所データの検索を示す説明図であ
る。ここでは大字名称の例を示している。指定点pの検
索矩形領域内に大字名称A1、A2、A3が存在し、各
大字名称の代表位置をP1、P2、P3とし、指定点p
からの距離をL1、L2、L3とする。距離L1、L
2、L3が、L1<L2<L3の関係にあるとき、指定
点pの大字名称はA1になる。
る。ここでは大字名称の例を示している。指定点pの検
索矩形領域内に大字名称A1、A2、A3が存在し、各
大字名称の代表位置をP1、P2、P3とし、指定点p
からの距離をL1、L2、L3とする。距離L1、L
2、L3が、L1<L2<L3の関係にあるとき、指定
点pの大字名称はA1になる。
【0033】図9は住所名称の表示例を示す画面図であ
る。ここでは、1つの画面の中に地図と、取り出し住所
名称を併せて表示させた例を示している。地図を表示し
ている画面が主画面であり、右側の画面の一部がウィン
ドウにして表示している副画面(住所取出画面)であ
る。この副画面に取り出し住所名称が表示される。この
ように、主画面の中に住所データの表示時にのみ副画面
を形成することで、通常は地図のみの表示になり、地図
が見やすくなる。また、副画面とすることにより住所デ
ータの情報量を多くすることができ、ユーザの利便性が
向上する。なお、指定点付近という観点から、距離の短
い順に2〜3の複数の住所名称を表示させることもでき
る。
る。ここでは、1つの画面の中に地図と、取り出し住所
名称を併せて表示させた例を示している。地図を表示し
ている画面が主画面であり、右側の画面の一部がウィン
ドウにして表示している副画面(住所取出画面)であ
る。この副画面に取り出し住所名称が表示される。この
ように、主画面の中に住所データの表示時にのみ副画面
を形成することで、通常は地図のみの表示になり、地図
が見やすくなる。また、副画面とすることにより住所デ
ータの情報量を多くすることができ、ユーザの利便性が
向上する。なお、指定点付近という観点から、距離の短
い順に2〜3の複数の住所名称を表示させることもでき
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、住
所データと地図上の位置の関係をテーブル化し、ユーザ
による住所取り出し位置に応じてテーブルから取り出
し、これを地図と併せて同一画面又は他の画面に表示す
るようにしたので、地図上の住所名称把握が迅速かつ容
易になり、使い勝手が向上する。また、住所名称を1点
の代表位置と対応させたことにより、データ入力工数並
びにメモリ容量を大幅に低減することができる。
所データと地図上の位置の関係をテーブル化し、ユーザ
による住所取り出し位置に応じてテーブルから取り出
し、これを地図と併せて同一画面又は他の画面に表示す
るようにしたので、地図上の住所名称把握が迅速かつ容
易になり、使い勝手が向上する。また、住所名称を1点
の代表位置と対応させたことにより、データ入力工数並
びにメモリ容量を大幅に低減することができる。
【図1】本発明の地図表示装置の実施の形態を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】イメージ地図帳データベース及びイメージグル
ープデータベースを示す構成図である。
ープデータベースを示す構成図である。
【図3】本発明にかかる地図検索処理部のフローチャー
トである。
トである。
【図4】イメージ地図データベース及びイメージファイ
ルを示す説明図である。
ルを示す説明図である。
【図5】本発明にかかる住所取り出し処理部のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】住所データベースを示す構成図である。
【図7】本発明における大字データ検索処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】住所データの検索を示す説明図である。
【図9】本発明における住所名称の表示例を示す画面図
である。
である。
1 入力装置 2 演算処理装置 3 外部記憶装置 4 表示部 5 対話制御処理部 6 地図検索処理部 7 地図描画処理部 8 基本表示処理部 9 住所取り出し処理部 10 住所表示処理部 11 記憶装置 12 当該地図データメモリ領域 13 主画面メモリ領域 14 当該住所データメモリ領域 15 副画面メモリ領域 16 住所データ部 17 地図データ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茅根 一行 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 データベース化した地図を表示部の画面
に表示する地図表示装置において、住所データと地図上
の位置との対応関係をテーブルとして保有する記憶手段
と、表示中の地図内に住所取り出し位置を指定する入力
手段と、この入力手段で指定された前記住所取り出し位
置に対応して前記テーブルを検索することにより住所デ
ータを取り出し、この住所データを前記表示部又は他の
表示部の画面に表示する処理手段を具備することを特徴
とする地図表示装置。 - 【請求項2】 前記住所データは、主画面としての地図
表示部分の一部に副画面を設定して表示することを特徴
とする請求項1記載の地図表示装置。 - 【請求項3】 前記地図は第1の表示部の画面に、前記
住所データは第2の表示部の画面に表示することを特徴
とする請求項1記載の地図表示装置。 - 【請求項4】 前記住所データは、市区町村データ、大
字データ及び小字データより構成されていることを特徴
とする請求項1に記載の地図表示装置。 - 【請求項5】 前記処理手段は、大字データを検索し、
前記指定による住所取り出し位置に最も近い大字データ
が抽出されたことをもって小字データベースを検索し、
前記住所取り出し位置に最も近い小字データが抽出され
た時に市区町村名称、大字名称及び小字名称を住所デー
タメモリへ格納し、前記小字データが抽出されない時に
は前記市区町村名称及び前記大字名称を前記住所データ
メモリへ格納することを特徴とする請求項1に記載の地
図表示装置。 - 【請求項6】 前記処理手段は、その代表位置の座標が
前記住所取り出し位置を中心とする所定領域内に存在し
た時、前記代表位置と前記住所取り出し位置との距離が
最も小さくなる大字データを選択することを特徴とする
請求項5記載の地図表示装置。 - 【請求項7】 前記処理手段は、前記大字データが検索
されなかった時、前記市区町村名称を検索し、前記住所
取り出し位置に最も近い市区町村データを抽出し、その
市区町村名称を前記住所データメモリへ格納することを
特徴とする請求項5に記載の地図表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9029879A JPH10228236A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 地図表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9029879A JPH10228236A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 地図表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228236A true JPH10228236A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12288275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9029879A Pending JPH10228236A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 地図表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10228236A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008040711A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Pasuko:Kk | 地図・写真画像表示装置及びプログラム |
JP2011043626A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Ntt Docomo Inc | 逆ジオコーディング装置、及び逆ジオコーディング方法 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9029879A patent/JPH10228236A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008040711A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Pasuko:Kk | 地図・写真画像表示装置及びプログラム |
JP2011043626A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Ntt Docomo Inc | 逆ジオコーディング装置、及び逆ジオコーディング方法 |
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