JPH10228006A - 光変調器 - Google Patents

光変調器

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JPH10228006A
JPH10228006A JP9032489A JP3248997A JPH10228006A JP H10228006 A JPH10228006 A JP H10228006A JP 9032489 A JP9032489 A JP 9032489A JP 3248997 A JP3248997 A JP 3248997A JP H10228006 A JPH10228006 A JP H10228006A
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optical waveguide
optical
optical modulator
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嘉伸 久保田
Yasuhiro Omori
康弘 大森
Toshihiro Otani
俊博 大谷
Tomoyuki Ito
知幸 伊藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号光源から出射される光を変調する光変調
器において、機構上の設計を容易にしながら、光変調器
の動作点制御を安定して行なえるようにする。 【解決手段】 電気光学効果を有する基板1aと、基板
1a上に形成されたマッハツェンダ型光導波路4と、基
板1a上に形成され光導波路4を伝播する光を制御する
ための電極2と、光導波路4から放射され又は漏洩する
光をガイドする光ガイド部21と、光ガイド部21から
出射される光と光導波路4から漏洩する信号光とを干渉
させて干渉光を生成し、干渉光を基板1aの端面から出
射させる干渉光生成手段と、干渉光生成手段にて得られ
た干渉光をモニタする光検知器5と、光検知器5でモニ
タされた干渉光の変化に応じて光変調器動作点を制御す
る信号制御回路10とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図28〜図32) 発明が解決しようとする課題(図28,図31) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 ・(a)本発明の一実施形態の説明(図1〜図25) ・(b)本発明の一実施形態の変形例の説明(図26,
図27) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば超高速光通
信システムの送信部において、信号光源から出射される
光を変調するための外部光変調器として用いて好適な、
光変調器に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、光通信システムの送信部にお
いては、例えば信号光源としての半導体レーザから出射
される光を変調する光変調器として、半導体レーザに流
れる電流をデータ信号により変調する直接変調方式の光
変調器が用いられている。ところが、近年では、光通信
システムの高速化の要求から、光の変調も高速に行なう
必要が生じており、この直接変調方式の光変調器を用い
て高速に光の変調を行なうと、出射される信号光の波長
変動(チャーピング)の影響が大きくなるため、光ファ
イバ内の波長分散により長距離伝送が困難となる。
【0004】このため、光の変調を高速に行なう際に
は、原理的にチャーピングを生じない外部変調器が用い
る必要があり、このような外部変調器の一例としては、
図28に示すようなマッハツェンダ型光変調器がある。
なお、図28に示すマッハツェンダ型光変調器100の
出射側からみた斜視図を図29に示す。この図28に示
すように、マッハツェンダ型光変調器100は、マッハ
ツェンダ型光導波路デバイス101,光検知器107及
び信号制御回路108をそなえて構成されている。
【0005】ここで、マッハツェンダ型光導波路デバイ
ス101は、基板101a上にマッハツェンダ型光導波
路104が形成され、この光導波路104上に進行波電
極102及び接地電極103が形成されたものである。
また、マッハツェンダ型光導波路104は、入射導波路
104a,出射導波路104b及び中間導波路104
c,104dからなり、中間導波路104c,104d
は、それぞれ入射導波路104aと出射導波路104b
との間にY字状分岐部Q1 及びY字状合波部Q2 を介し
て平行に接続されている。
【0006】さらに、進行波電極102及び接地電極1
03は、光導波路104を伝播する光を制御するための
電極であり、図28に示すように、光導波路104の中
間導波路104c,104d上に形成される。また、光
導波路104の入射導波路104aには、光ファイバ1
05aを介して半導体レーザ111からの直流光が入射
され、光導波路104の出射導波路104bからは、変
調された信号光が光ファイバ105bを介して光検知器
112に出射されるようになっている。
【0007】なお、光検知器112は、光ファイバ10
5bを介して出射された信号光を受光して、電気信号に
変換するものである。さらに、基板101aの出射側端
面には、前述した光ファイバ105bのほか、光ファイ
バ106が直付けされており、光導波路104のY字状
合波部Q2 にて発生する放射光(モニタ光)は、この光
ファイバ106を介して光検知器107に入射されるよ
うになっている。
【0008】ここで、光検知器107は、光ファイバ1
06を介して入射された放射光を受光して、受光した放
射光を電気信号に変換して信号制御回路108へ出力す
ることにより、放射光をモニタするものである。また、
光検知器107には信号制御回路108が接続されてお
り、この信号制御回路108は、光検知器107でのモ
ニタ結果(即ち光検知器107からの光出力電気信号の
変化)に応じて、進行波電極102に印加される入力電
気信号の直流バイアスを変化させるものである。
【0009】一般的に、マッハツェンダ型光変調器10
0においては、温度ドリフト,DCドリフト及び応力等
による経時変化により、マッハツェンダ型光変調器10
0の動作点シフトが発生する。ここで、マッハツェンダ
型光変調器100における動作点シフトについて、図3
0を用いて説明する。
【0010】図30は、マッハツェンダ型光変調器10
0の入出力特性を示す図であり、この図30において、
は動作点シフトが発生する前の特性を示し、は動作
点シフトが発生した場合の特性を示している。この図3
0に示すように、マッハツェンダ型光変調器100の入
出力特性は、駆動電圧に対して周期性を有している。
【0011】従って、入力信号の各論理積に対応して出
力光電力の上下の各尖頭値が得られる駆動電圧V0 ,V
1 を用いることにより、効率的な2値変調を行なってい
る。ところが、動作点シフトが発生した場合にも、駆動
電圧V0 ,V1 が一定であると、マッハツェンダ型光変
調器100から出力される信号光は、前記の周期性によ
り、図30に示すように消光比が劣化する。
【0012】従って、動作点シフトが発生した場合に
は、そのシフト量をdVとすると、駆動電圧V0 ,V1
を、それぞれ(V0 +dV)及び(V1 +dV)として
動作点制御を行なう必要がある。そこで、図28に示す
マッハツェンダ型光変調器100においては、光検知器
107により光導波路104のY字状合波部Q2 にて発
生する放射光をモニタし、光検知器107でのモニタ結
果に応じて、信号制御回路108により進行波電極10
2に印加される入力電気信号の直流バイアスを変化させ
ることにより、マッハツェンダ型光変調器100の動作
点制御を行なうように構成されている。
【0013】なお、109は入力信号電源であり、11
0は終端抵抗である。このような構成により、図28に
示すマッハツェンダ型光変調器100においては、半導
体レーザ111からの直流光(入射光)は、光ファイバ
105aを介して光導波路104の入射導波路104a
に入射され、Y字状分岐部Q1 で2つに分波された後
に、中間導波路104c,104d中を伝播する。
【0014】このとき、進行波電極102に高周波変調
信号電圧が印加されると、中間導波路104c,104
dにおける電気光学効果により、分波された各入射光に
位相差が生じ、このように位相差を生じた各入射光は、
Y字状合波部Q2 で再び合波される。このとき、中間導
波路104c,104dにおける各入射光の位相差が0
及びπとなるように駆動電圧を設定することにより、出
射される信号光としてON−OFFの光パルス信号が得
られ、光導波路104の出射導波路104bからは変調
された信号光が出射される。
【0015】なお、出射導波路104bから出射された
信号光は、光ファイバ105bを介して光検知器112
により受光されて電気信号に変換される。一方で、光導
波路104のY字状合波部Q2 にて発生した放射光は、
光ファイバ106を介して光検知器107により受光さ
れ、電気信号に変換された後に信号制御回路108へ出
力される。
【0016】そして、信号制御回路108では、光検知
器107からの光出力電気信号の変化に応じて、進行波
電極102に印加される入力電気信号の直流バイアスを
変化させることにより、マッハツェンダ型光変調器10
0の動作点制御が行なわれる。このように、図28に示
すマッハツェンダ型光変調器100によれば、マッハツ
ェンダ型光変調器100の動作点の安定化を図ることが
でき、図30に示すような信号光の劣化を防いで、安定
した光変調を行なうことができる。
【0017】ところが、図28に示すマッハツェンダ型
光変調器100においては、光導波路104のY字状合
波部Q2 にて発生した放射光をモニタする際に、モニタ
用の光ファイバ106を用いているため、この光ファイ
バ106のアライメントを行なう必要があり、機構上の
設計が困難となる。即ち、変調された信号光が入射され
る光ファイバ105bと、光導波路104のY字状合波
部Q2 にて発生した放射光が入射される光ファイバ10
6とは、実際には約80μm程度しか離隔していないた
め、マッハツェンダ型光変調器100の製造が困難とな
るのである。
【0018】このため、図31に示すように、モニタ用
の光ファイバ106を設けない構成としたマッハツェン
ダ型光変調器100Aも提案されている。なお、図31
に示すマッハツェンダ型光導波路デバイス100Aの出
射側の側面図を図32に示す。即ち、この図31に示す
マッハツェンダ型光変調器100Aは、基板101aの
出射側端面の後段に直接光検知器107を設け、基板1
01aの出射側端面から出射される放射光を、光検知器
107により直接受光するように構成されている。
【0019】ここで、図31において、図28に示すマ
ッハツェンダ型光変調器100におけるものと同様の符
号を付したものは、それぞれ同様の構成及び機能を有す
るものである。また、図31において、113は半導体
レーザ(図31では図示せず)からの直流光が入射され
る光ファイバであり、114は光ファイバ113からの
入射光を集光するためのレンズであり、115は光導波
路104の出射導波路104bから出射される信号光を
集光するためのレンズであり、116はレンズ115か
らの信号光を出射するための光ファイバである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2
8,図31にそれぞれ示すマッハツェンダ型光変調器1
00,100Aにおいては、光導波路104のY字状合
波部Q2 にて発生した放射光は、Y字状合波部Q2 の近
傍に均一に放射されるため、基板101aの出射側端面
から出射される放射光の強度が小さく、光変調器の動作
点制御を安定して行なうことが困難であるという課題が
ある。
【0021】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、基板の出射側端面におけるモニタ光の出射位
置を調節するとともに、モニタ光の強度を増加させるこ
とにより、機構上の設計を容易にしながら、光変調器の
動作点制御を安定して行なえるようにした、光変調器を
提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の光変
調器は、電気光学効果を有する基板と、基板上に形成さ
れたマッハツェンダ型光導波路と、基板上に形成され、
光導波路を伝播する光を制御するための電極と、光導波
路から放射され又は漏洩する光をガイドする光ガイド部
と、光ガイド部から出射される光と光導波路から漏洩す
る信号光とを干渉させて干渉光を生成し、干渉光を基板
の端面から出射させる干渉光生成手段と、干渉光生成手
段にて得られた干渉光をモニタする光検知器と、光検知
器でモニタされた干渉光の変化に応じて、電極に印加さ
れる直流バイアスを変化させることにより、光変調器動
作点を制御する信号制御回路とをそなえて構成されたこ
とを特徴としている(請求項1)。
【0023】また、本発明の光変調器は、電気光学効果
を有する基板と、基板上に形成されたマッハツェンダ型
光導波路と、基板上に形成され、光導波路を伝播する光
を制御するための電極と、光導波路から放射され又は漏
洩する光をガイドする光ガイド部と、光ガイド部から出
射される光と光導波路から漏洩する信号光とを干渉させ
て干渉光を生成し、干渉光を基板の端面から出射させる
干渉光生成手段とをそなえて構成されたことを特徴とし
ている(請求項2)。
【0024】ここで、光ガイド部の屈折率は、基板の屈
折率とは異なるように設定されている(請求項3)。ま
た、光ガイド部は、光導波路から放射される放射光をガ
イドしてもよく(請求項4)、光導波路から放射される
放射光と光導波路から漏洩する信号光とをガイドしても
よい(請求項5)。
【0025】さらに、光ガイド部は、光導波路を構成す
る出射側光導波路の近傍に設けてもよく(請求項6)、
光導波路を構成する合波部及び光導波路を構成し合波部
に接続された出射側光導波路からなる合波部付き出射側
光導波路の近傍に設けてもよい(請求項7)。また、光
ガイド部は、チタン拡散により作製された光ガイド部と
して構成されてもよく(請求項8)、イオン交換により
作製された光ガイド部として構成されてもよい(請求項
9)。
【0026】さらに、出射側光導波路は、直線光導波路
であってもよく(請求項10)、屈曲部を有する曲線光
導波路であってもよい(請求項11)。また、干渉光
は、信号光と逆位相となるように設定することができる
(請求項12)。さらに、光検知器は、基板の端面と出
射用光ファイバの前段に設けられたレンズとの間に設け
てもよく(請求項13)、出射用光ファイバが結合され
た基板の端面の後段に設けてもよい(請求項14)。
【0027】ここで、光検知器は、板部材上に光検出素
子を設けることにより構成することができ(請求項1
5)、このとき、板部材がセラミック基板であってもよ
く(請求項16)、光検出素子がベアチップであっても
よい(請求項17)。また、基板は、ニオブ酸リチウム
基板であってもよい(請求項18)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)本発明の一実施形態の説明 図1は本発明の一実施形態にかかる光変調器の構成を示
す模式図である。この図1に示す光変調器は、レンズ結
合系のマッハツェンダ型光変調器であり、例えば超高速
光通信システムの送信部において、半導体レーザ等の信
号光源から出射される光を変調するための外部光変調器
として用いられるものである。
【0029】また、図2は図1に示すマッハツェンダ型
光変調器20のA−A断面図であり、図3は図1に示す
マッハツェンダ型光変調器20の入射側から出射側をみ
たときの斜視図である。さらに、図4は図1に示すマッ
ハツェンダ型光変調器20の要部構成を示す模式図であ
り、図5は図4に示すマッハツェンダ型光導波路デバイ
ス1の出射側の側面図である。
【0030】また、図6(a),図6(b)はそれぞれ
光検知器5の配設位置について説明するための図であ
り、図7は図6(b)に示す光検知器5を示す図であ
る。図1に示すように、マッハツェンダ型光変調器20
は、マッハツェンダ型光導波路デバイス1及び光検知器
5を内蔵したパッケージ13と、信号制御回路10とを
そなえて構成されている。
【0031】また、パッケージ13の入射側及び出射側
には、集光性を高めるためのレンズ8aを有するレンズ
ホルダ8を介して、光ファイバ9a,9bがそれぞれ接
続されている。なお、11は入力信号電源であり、12
は終端抵抗である。ここで、マッハツェンダ型光導波路
デバイス1は、基板1a上にマッハツェンダ型光導波路
4が形成され、この光導波路4上に進行波電極2及び接
地電極3が形成されたものである。
【0032】また、光導波路4の近傍には、光ガイド領
域21が設けられている。ここで、基板1aは、電気光
学効果を有するニオブ酸リチウム(LiNbO3)基板
(Z板)である。また、マッハツェンダ型光導波路4
は、入射導波路4a,出射導波路4b及び中間導波路4
c,4dからなり、中間導波路4c,4dは、それぞれ
入射導波路4aと出射導波路4bとの間にY字状分岐部
1 及びY字状合波部R2 を介して平行に接続されてい
る。
【0033】光導波路4の入射導波路4aには、パッケ
ージ13に接続された光ファイバ9aを介して半導体レ
ーザ(図示せず)からの直流光が入射され、光導波路4
の出射導波路4bからは、変調された信号光がパッケー
ジ13に接続された光ファイバ9bに出射されるように
なっている。なお、光ファイバ9aは、定偏波ファイバ
であり、光ファイバ9bはシングルモードファイバであ
る。
【0034】ここで、光導波路4は、ニオブ酸リチウム
(LiNbO3 )の基板1aの表面に厚さ1000Åの
チタン(Ti)等の金属を蒸着して、フォトリソグラフ
ィ及びエッチングによりパターン化し、1000℃の高
温酸素中(WetO2 中)に8時間おき、Ti等の金属
を同基板1a中に拡散させるチタン拡散処理により形成
される。
【0035】即ち、光導波路4は、基板1a内の光導波
路部分だけにTi等の金属を選択的に拡散させることに
より、その部分の屈折率が他の部分(基板1a)の屈折
率よりも大きくなるように構成されている。そして、光
導波路4の上には、光導波路4上の金属電極層(進行波
電極2及び接地電極3)による光の吸収を小さくするた
めに、二酸化ケイ素(SiO2 )等の薄膜からなるバッ
ファ層(図示せず)が形成されている。
【0036】また、この図示しないバッファ層の上に
は、マッハツェンダ型光導波路デバイス1の温度安定性
を向上させるために、同じく図示はしないが、ケイ素
(Si)を堆積したコーティング(Siコート)が施さ
れている。ところで、進行波電極2及び接地電極3は、
光導波路4を伝播する光を制御するための電極であり、
光導波路4の中間導波路4c,4d上に、例えば金(A
u)等の金属を蒸着することにより形成される。
【0037】進行波電極2及び接地電極3は、それぞれ
入力信号電源11と接続されており、この入力信号電源
11から入力信号(変調波信号)に応じた電圧が印加さ
れることにより、後述するように中間導波路4c,4d
の屈折率を変化させて、光ファイバ9aを介して入射さ
れた半導体レーザ(図示せず)からの直流光の変調を行
なうものである。
【0038】そして、半導体レーザからの直流光は、進
行波電極2及び接地電極3により変調されることによ
り、信号光(主信号光)又は放射光として光導波路4の
Y字状合波部R2 から出射されるようになっている。こ
こで、信号光と放射光とは、図12に示すように、それ
ぞれ位相が反転した関係にある。また、信号光及び放射
光は、それぞれ駆動電圧に対して周期性を有している。
なお、図12においては、信号光を符号Mで示し、放射
光を符号Nで示す。
【0039】また、図13(a),図13(b)にマッ
ハツェンダ型光導波路デバイス1の光導波路4を簡略化
して示す。ここで、図13(a)は電圧が印加されない
ときの光の伝播の様子を示し、図13(b)は電圧が印
加されたときの光の伝播の様子を示している。また、図
13(a),図13(b)においては、光導波路4の各
導波路(入射導波路4a,出射導波路4b,中間導波路
4c,4d)に、伝播モードが波形状の図形で示されて
いる。
【0040】図13(a)においては、図示しない半導
体レーザからの直流光は、所定の入力モードで入射導波
路4aに入射されると、Y字状分岐部R1 により分波さ
れて中間導波路4c,4dに入射され、中間導波路4
c,4dを入力モードと同じモードでそれぞれ伝播した
後に、Y字状合波部R2 においてこれらの光が合波され
て、同じモードで出射導波路4bから出射される。
【0041】また、図13(b)においては、図示しな
い半導体レーザからの直流光は、所定の入力モードで入
射導波路4aに入射されると、Y字状分岐部R1 により
分波されて中間導波路4c,4dに入射されるが、この
場合においては、電圧の印加により中間導波路4c,4
dの屈折率が変化しているため、光の伝播速度が変化す
る。
【0042】従って、中間導波路4c,4dを伝播する
光に位相差が生じ、Y字状合波部R 2 においてこれらの
位相の異なる光が合波されると、出射導波路4bに入射
すべきモードが入力モードとは変化したものになる。こ
のため、Y字状合波部R2 に到達した光は、出射導波路
4bに出射することができなくなり、基板1aの内部に
放射光として放射されることになる。
【0043】ところが、前述した条件にて光導波路4を
作製すると、Y字状合波部R2 からは、信号光がわずか
に基板1aの内部に漏洩する。そして、Y字状合波部R
2 から放射される放射光と、Y字状合波部R2 から漏洩
する信号光の一部とは、光導波路4の近傍(具体的に
は、光導波路4の出射導波路4bの両側の近傍)に設け
られた光ガイド領域21に入射されるようになってい
る。
【0044】ここで、光ガイド領域21は、Y字状合波
部R2 から放射される放射光とY字状合波部R2 漏洩す
る信号光とを、基板1aの出射側端面以外の端面から出
射されないようにガイドするものであり、光ガイド部と
して機能するものである。即ち、光ガイド領域21は、
同領域21に入射された光をガイドして、入射された光
の散乱を防ぐことにより、基板101aの出射側端面か
ら出射されるモニタ光の強度を増加させるために設けら
れているのである。
【0045】ここで、光ガイド領域21に入射される放
射光の強度は、同領域21に入射される信号光の強度よ
りも大きいため、光ガイド領域21では、主として入射
された放射光がガイドされることになる。この光ガイド
領域21も、前述した光導波路4と同様に、導波路形成
プロセス時に、基板1a内の光ガイド領域部分だけにT
i等の金属を選択的に拡散させるチタン拡散処理によ
り、その部分の屈折率が他の部分(基板1a)の屈折率
よりも大きくなるように構成されている。
【0046】ここで、光ガイド領域21は、光導波路4
の出射導波路4bから7〜10μm程度離隔した位置に
設けられている。実際には、マッハツェンダ型光変調器
20においては、波長チャープをつけるために、出射導
波路4b上にも進行波電極2を形成して(図1において
は図示せず)、出射導波路4bにて位相変調を行なって
いる。
【0047】このため、光ガイド領域21上にも進行波
電極2が形成されているが(図1においては図示せ
ず)、位相変調の際には、進行波電極2により光ガイド
領域21にも電圧が印加されるため、その屈折率が変化
してしまう。そして、光ガイド領域21の屈折率変化
は、出射導波路4bから漏洩した信号光に影響を与え、
変調波形を劣化させてしまう。
【0048】このため、光ガイド領域21は、出射導波
路4bから7〜10μm程度離隔した位置に設けている
のである。なお、光ガイド領域21の長さが短いとき
は、出射導波路4bと光ガイド領域21とのギャップを
小さくすることができる。また、光ガイド領域21に入
射された上記の放射光及び信号光は、光ガイド領域21
内部で干渉した後に、光ガイド領域21から基板1a内
部に出射されることになる。
【0049】そして、光ガイド領域21から出射された
光(主として放射光)は、基板1aの内部を伝播する際
に、Y字状合波部R2 から漏洩した信号光と更に干渉し
て、モニタ光(干渉光)として基板1aの出射側端面か
ら出射される。即ち、出射導波路4bにおける部位Eの
近傍の基板1aが、光ガイド領域21から出射される光
と、Y字状合波部R2 から漏洩する信号光とを干渉させ
て干渉光を生成し、この干渉光を基板1aの出射側端面
から出射させる干渉光生成手段として機能するのであ
る。
【0050】なお、光ガイド領域21では、前述のごと
く主として放射光がガイドされるため、基板1aから出
射される干渉光の位相は信号光とは逆位相となる。ま
た、干渉光の位相の設定については、後述にて説明す
る。ところで、図1に示すように、基板1aの出射側の
端面の後段には光検知器5が設けられており、光検知器
5の端子T1 には信号制御回路10が接続されている。
なお、光検知器5の端子T2 は接地されている。
【0051】具体的には、この光検知器5は、図1に示
すように、パッケージ13内において、出射用の光ファ
イバ9bの前段に設けられたレンズ8aと、マッハツェ
ンダ型光導波路デバイス1の基板1aの出射側端面との
間に介装されている。この光検知器5は、図1〜図3に
示すようにセラミック基板7上に光検出素子としてのベ
アチップ6が設けられることにより構成され、基板1a
の出射側端面から出射されたモニタ光(干渉光)を受光
して、受光した干渉光を電気信号に変換して信号制御回
路10へ出力することにより、干渉光をモニタするもの
である。なお、光検知器5の大きさの一例を、図7に示
す。また、この図7において、5aは電極である。
【0052】ところで、信号制御回路10は、光検知器
5でのモニタ結果(即ち光検知器5からの光出力電気信
号の変化)に応じて、進行波電極2に印加される入力電
気信号の直流バイアスを変化させるものである。前述し
たように、一般的に、マッハツェンダ型光変調器20に
おいては、温度ドリフト,DCドリフト及び応力等によ
る経時変化により、マッハツェンダ型光変調器20の動
作点シフトが発生する。
【0053】このように、動作点シフトが発生した状態
で光変調を行なうと、図30を用いて前述したように消
光比の劣化が生じる。そこで、光検知器5により基板1
aの出射側端面から出射された干渉光をモニタし、光検
知器5でのモニタ結果に応じて、信号制御回路10によ
り進行波電極2に印加される入力電気信号の直流バイア
スを変化させることにより、マッハツェンダ型光変調器
20の動作点制御を行なうように構成されている。
【0054】ここで、本実施形態にかかるマッハツェン
ダ型光変調器20においては、干渉光が基板1aの出射
側端面における光導波路端部位置(光導波路4の出射導
波路4bの端部位置)から所望の距離だけ離隔した位置
に出射されるように、干渉光の位相が設定されている。
具体的には、光検知器5は、出射導波路4bから光ファ
イバ9bへ入射される信号光を遮らないようにするため
に、基板1aの出射側端面における出射導波路4bの端
部位置から数百μm程度〔図6(b)ではこの距離をY
で示しており、この距離Yは例えば約600〜800μ
m程度である〕下げた位置に設けられている。
【0055】また、光検知器5は、図1,図6(a)に
示すように、基板1aの出射側端面から放射した干渉光
の放射領域を更に広げるために、基板1aの出射側端面
から数百μm程度離れた位置に設けられている。なお、
図1,図6(a)においては、光検知器5を基板1aの
出射側端面から700μm離れた位置に設けた場合につ
いて示している。
【0056】ここで、干渉光の位相及び強度は、光導波
路4の作製条件を調整することにより設定されている。
即ち、干渉光の位相及び強度の設定は、光導波路4の作
製条件として、光導波路4を作製する際の拡散条件を変
えて、光導波路4のY字状合波部R2 から漏洩する信号
光パワー(信号光強度)を調整することにより行なわれ
ている。
【0057】また、干渉光の位相及び強度の設定は、光
導波路4の作製条件として、光導波路4の出射導波路4
bの長さD〔即ち光導波路4のY字状合波部R2 と基板
1aの出射側端面との長さD;図1,図6(a)参照〕
を変えて、出射導波路4bを伝播する際に漏洩する信号
光パワーを調整することによっても行なわれる。なお、
本実施形態においては、出射導波路4bの長さは、干渉
光を基板1aの出射側端面の全面に放射させるために、
例えば4.5mm以上に設定されている。
【0058】上述の構成により、本発明の一実施形態に
かかるマッハツェンダ型光変調器20においては、図示
しない半導体レーザからの直流光が光ファイバ9aを介
してパッケージ13に入射されると、入射光はマッハツ
ェンダ型光導波路デバイス1の光導波路4に入射され
る。マッハツェンダ型光導波路デバイス1では、入射導
波路4aから入射された光は、Y字状分岐部R1 で分岐
されて中間導波路4c,4dを伝播する間に進行波電極
2及び接地電極3により変調され、変調された光は、光
導波路4のY字状合波部R2 で合波される。
【0059】これにより、Y字状合波部R2 では信号光
及び放射光が発生し、信号光は出射導波路4bから出射
され、放射光はY字状合波部R2 から基板1aの内部に
放射される。一方、Y字状合波部R2 からは、信号光が
わずかに基板1aの内部に漏洩する。
【0060】そして、放射光及び漏洩した信号光は、光
ガイド領域21に入射され、入射された光は、光ガイド
領域21により散乱を防ぎながらガイドされた後に、基
板1a内部に出射される。さらに、光ガイド領域21か
ら出射された光は、基板1aの内部を伝播する際に、Y
字状合波部R2 から漏洩した信号光と干渉して、干渉光
として基板1aの出射側端面から出射される。
【0061】このとき、前述のごとく、光導波路4の作
製条件の調整により干渉光の位相が設定されているた
め、干渉光は基板1aの出射側端面における出射導波路
4bの端部位置から所望の距離だけ離隔した位置に出射
される。そして、出射された干渉光は、当該位置に配設
された光検知器5により受光され、光検知器5では、受
光した干渉光が電気信号に変換されて信号制御回路10
へ出力される。
【0062】この結果、信号制御回路10では、光検知
器5からの光出力電気信号の変化に応じて、進行波電極
2に印加される入力電気信号の直流バイアスを変化させ
ることにより、マッハツェンダ型光変調器20の動作点
制御が行なわれる。なお、マッハツェンダ型光導波路デ
バイス1の出射導波路4bから出射された信号光は、レ
ンズ8aを介してパッケージ13に接続された光ファイ
バ9bに出射される。
【0063】ここで、図14〜図25を用いて、本実施
形態にかかるマッハツェンダ型光変調器20の特性につ
いて説明する。図14〜図16は、ともに干渉光強度の
特性について説明するための図であり、図23〜図25
は、ともにBPM(ビーム・プロファイル・メソッド)
シミュレーション結果を示す図である。
【0064】また、図17,図20はともに信号光のパ
ワー分布を示す図であり、図18,図21はともに放射
光のパワー分布を示す図であり、図19,図22はとも
に干渉光の位相分布を示す図である。 (1)出射導波路4bの近傍に光ガイド領域21を設け
ない場合 この場合の信号光のパワー分布及び放射光のパワー分布
を、それぞれ図17,図18に示すと、図17,図18
より、干渉光の位相分布は図19に示すようになる。
【0065】この場合は、放射光の強度が小さいため、
干渉光の位相は信号光と同位相となる。また、図19に
示すように、干渉光は、基板1aの出射側端面における
出射導波路4bの端部位置から約600〜800μm程
度下方に出射する。さらに、図23に、この場合におけ
るBPMシミュレーション結果を示す。この図23は、
光導波路4のY字状合波部R2 から放射され又は漏洩す
る光についての分布を示すものである。
【0066】この場合には、図23より、Y字状合波部
2 から出射される光は、殆ど基板1aの出射側端面以
外の端面から出射されることがわかるため、基板1aの
出射側端面から出射されるモニタ光(干渉光)はかなり
散乱すると考えられる。 (2)出射導波路4bの近傍に光ガイド領域21を設け
た場合 この場合の信号光のパワー分布及び放射光のパワー分布
を、それぞれ図20,図21に示すと、図20,図21
より、干渉光の位相分布は図22に示すようになる。
【0067】この場合は、放射光の強度が増加するた
め、干渉光の位相は信号光と逆位相となる。また、図2
2に示すように、干渉光は、基板1aの出射側端面にお
ける出射導波路4bの端部位置から約600〜800μ
m程度下方に出射する。さらに、図24,図25に、こ
の場合におけるBPMシミュレーション結果を示す。
【0068】この図24,図25も、光導波路4のY字
状合波部R2 から放射され又は漏洩する光についての分
布を示すものであるが、図24,図25においては、そ
れぞれ光ガイド領域21の矩形幅が100μm,200
μmである場合について示している。この場合には、図
24,図25より、Y字状合波部R2 から出射される光
は、光ガイド領域21により基板1aの出射側端面の方
向にガイドされることがわかるため、基板1aの出射側
端面から出射されるモニタ光(干渉光)の散乱を低減す
ることができると考えられる。
【0069】なお、図25に示すように、光ガイド領域
21の矩形幅を大きくすると、Y字状合波部R2 から出
射される光の散乱を大幅に低減できるとともに、基板1
aの出射側端面の広い領域に放射光をガイドすることが
可能となる。さらに、光ガイド領域21を設けた場合の
干渉光強度RDC,RACの一例を、図16において符号K
2 で示し、光ガイド領域21を設けない場合の干渉光強
度R DC,RACを、図16において符号K1 で示す。
【0070】ここで、RDC,RACは、図14に示す光検
知器(PD)5からの光出力電気信号(電流信号)の平
均値をIAVE ,この光出力電気信号のピーク値とボトム
値との差分をΔI0 (図14,図15参照),図14に
示す信号光源(LD MOD)22からの出力電流をP
inとすると、それぞれ次式,により定義される。 RDC=IAVE /Pin(A/W) ・・・・・ RAC=ΔI0 /Pin(A/W) ・・・・・ そして、RDCとRACとの比が小さくなるように干渉光強
度を調整する(即ち、RDCがより小さく,RACがより大
きくなるようにマッハツェンダ型光変調器20を設計す
る)ことにより、信号制御回路10におけるS/N比を
改善し、マッハツェンダ型光変調器20の動作点制御の
安定化を図ることができる。
【0071】図16に示すように、光ガイド領域21を
設けた場合には、光ガイド領域21を設けない場合と比
べて、RACをより大きくすることができるため、信号制
御回路10におけるS/N比を改善し、マッハツェンダ
型光変調器20の動作点制御の安定化を図ることができ
る。なお、図14において、符号23は、信号制御回路
10からのパイロット信号を受けてマッハツェンダ型光
導波路デバイス(LN MOD)1を制御する駆動回路
(DRV)である。
【0072】また、図17〜図22では、横軸に示すX
〔μm〕及び縦軸に示すY〔μm〕は、それぞれ図6
(b)に示すX及びY(Yは前述した距離Yに相当す
る)に対応するものである。図17〜図22では、前述
した距離Yが、基板1aの出射側端面における出射導波
路4bの端部位置から下方向への長さであることを示す
ために、縦軸に示すYに負の数値を記している。
【0073】また、横軸に示すXにおいては、基板1a
の出射側端面における出射導波路4bの端部位置を0で
示し、この出射導波路4bの端部位置からの右方向への
長さを正の数値で、左方向への長さを負の数値でそれぞ
れ示している。なお、図17〜図22において、信号光
のパワー分布,放射光のパワー分布又は干渉光の位相分
布が非対称となっているのは、出射された光の反射戻り
光を低減させるために、マッハツェンダ型光導波路デバ
イス1として、上面からみたときに基板1aの出射側端
面が斜めにカットされたものを用いたためである(図1
1参照)。
【0074】このように、本発明の一実施形態にかかる
マッハツェンダ型光変調器20によれば、光ガイド領域
21にて光導波路4から放射され又は漏洩する光をガイ
ドするとともに、動作点制御を行なう際に使用するモニ
タ光として、光ガイド領域21から出射される光と光導
波路4から漏洩する信号光との干渉光を用いることによ
り、基板101aの出射側端面におけるモニタ光の出射
位置を調節しながら、基板101aの出射側端面から出
射されるモニタ光(干渉光)の強度を増加させることが
できる。
【0075】これにより、変調された信号光が入射され
る光ファイバ9bと干渉光を受光する光検知器5とを所
望の距離だけ離隔して配設することができるため、図2
8に示すようなモニタ用の光ファイバ(符号106参
照)を設ける必要がなくなり、マッハツェンダ型光変調
器20の機構上の設計を容易にすることができる。ま
た、マッハツェンダ型光変調器20の動作点制御を安定
して行なえるようになるため、マッハツェンダ型光変調
器20の動作点シフトに伴う信号光の消光比の劣化を防
止して、安定した光変調を行なうことができる。
【0076】さらに、光検知器5が、図6(b)に示す
ように、基板1aの出射側端面における出射導波路4b
の端部位置から所定長(距離Y)下げた位置に設けられ
ることにより、光導波路4の出射導波路4bから光ファ
イバ9bへ入射される信号光を遮らないようにすること
ができる。また、光検知器5が、図1,図6(a)に示
すように、基板1aの出射側端面から数百μm(例えば
約700μm)離れた位置に設けられることにより、基
板1aの出射側端面から放射した干渉光の放射領域をさ
らに広げることができる。
【0077】さらに、光導波路4の出射導波路4bの長
さDを、例えば4.5mm以上に設定すれば、干渉光を
基板1aの出射側端面の全面に放射させることが可能と
なるため、光検知器5により容易に干渉光をモニタする
ことができる。なお、本実施形態においては、光ガイド
領域21の形状を、図9(a)に示すような形状とした
場合について説明したが、図9(b),図9(c)に示
すような形状とすることもできる。
【0078】特に、光ガイド領域21の形状を、図9
(c)に示すように、基板1aの出射側端面にいくにつ
れて幅が細くなるような形状とすれば、光導波路4から
放射され又は漏洩する光の集光性を高めることができ
る。また、光ガイド領域21を、図10(a)〜図10
(c)に示すように、光導波路4のY字状合波部R2
び出射導波路4bからなる合波部付き出射側導波路の近
傍に設ければ、光導波路4から放射され又は漏洩する光
の集光性を更に高めることができる。
【0079】なお、本実施形態においては、光ガイド領
域21を出射導波路4bの両側に設けた場合について説
明したが、光ガイド領域21は出射導波路4bの片側の
みに設けてもよい。さらに、本実施形態においては、光
ガイド領域21を、Ti等の金属を基板1a中に拡散さ
せるチタン拡散処理により形成した場合について説明し
たが、この光ガイド領域21は、イオン交換処理により
形成することもできる。
【0080】即ち、光ガイド領域21は、基板1a上に
光ガイド領域21のマスクパターンを形成して〔図8
(a)参照〕、例えばピロ燐酸により熱処理してプロト
ン交換処理を行なうことにより形成することができる
〔図8(b)参照〕。なお、光ガイド領域21における
プロトン交換の割合は、350℃の高温酸素中(O
2 中)でのアニール処理により調整することができる
〔図8(c)参照〕。
【0081】また、光導波路4も、このプロトン交換処
理により形成してもよい。さらに、光導波路4の作製条
件を変えることにより、光導波路4から信号光が漏洩し
ないようにすれば、光ガイド領域21は、光導波路4か
ら放射される放射光のみをガイドすることになる。ま
た、出射導波路4bを、図11に示すように、屈曲部を
有する曲線導波路により構成すれば、基板1aの出射側
端面から出射された光が、中間導波路4c,4d等に再
度入射されるのを防ぐことができる。
【0082】(b)本発明の一実施形態の変形例の説明 図26は本発明の一実施形態の変形例にかかる光変調器
の構成を示す模式図である。この図26に示す光変調器
は、ファイバ直接接続系のマッハツェンダ型光変調器で
あり、図1に示すものと同様に、例えば超高速光通信シ
ステムの送信部において、半導体レーザ等の信号光源か
ら出射される光を変調するための外部光変調器として用
いられるものである。
【0083】また、図27は図26に示すマッハツェン
ダ型光変調器20AのB−B断面図である。ここで、図
26に示すマッハツェンダ型光変調器20Aは、光ファ
イバ9a,9bがそれぞれパッケージ13内のマッハツ
ェンダ型光導波路デバイス1に直接接続されている点を
除いては、図1に示すマッハツェンダ型光変調器20と
同様に構成されている。
【0084】即ち、図26に示すように、パッケージ1
3には2つの穴部Hが設けられており、光ファイバ9
a,9bがそれぞれ穴部Hに挿通されている。そして、
光ファイバ9aの先端は、マッハツェンダ型光導波路デ
バイス1の基板1aの入射側端面における入射導波路4
aの端部と、また、光ファイバ9bの先端は、マッハツ
ェンダ型光導波路デバイス1の基板1aの出射側端面に
おける出射導波路4bの端部と、接着剤C等によりそれ
ぞれ固着されている。
【0085】従って、この場合は、光検知器5は、図2
6,図27に示すように、光ファイバ9bが接続された
基板1aの出射側端面の後段であって、この光ファイバ
9bの下部に設けられている。このようなマッハツェン
ダ型光変調器20Aにおいても、上述した本発明の一実
施形態にかかるマッハツェンダ型光変調器20と同様の
作用及び効果を得ることができる。
【0086】特に、このマッハツェンダ型光変調器20
Aは、ファイバ直接接続系のものであるため、干渉光の
位相を任意に設定して光ファイバ9bと光検知器5とを
所望の距離だけ離隔して配設することにより、マッハツ
ェンダ型光変調器20Aの製造を容易にすることができ
る利点がある。なお、このマッハツェンダ型光変調器2
0Aにおいても、光ガイド領域21を出射導波路4bの
片側のみに設ける構成としてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の光変調器
によれば、光ガイド部にて光導波路から放射され又は漏
洩する光をガイドするとともに、光ガイド部から出射さ
れる光と光導波路から漏洩する信号光とを干渉させて干
渉光を生成することにより、基板の出射側端面における
モニタ光としての干渉光の出射位置を調節しながら、基
板の出射側端面から出射されるモニタ光の強度を増加さ
せることができる利点がある。
【0088】これにより、変調された信号光が入射され
る光ファイバと干渉光を受光する光検知器とを所望の距
離だけ離隔して配設することができるため、光変調器の
機構上の設計を容易にすることができるとともに、光変
調器の動作点制御を安定して行なえるようになるため、
光変調器の動作点シフトに伴う信号光の消光比の劣化を
防止して、安定した光変調を行なうことができる(請求
項1〜6,8〜10,12〜18)。
【0089】なお、光ガイド部を、光導波路を構成する
合波部及び光導波路を構成し合波部に接続された出射側
光導波路からなる合波部付き出射側光導波路の近傍に設
ければ、光導波路から放射され又は漏洩する光の集光性
を更に高めることができる(請求項7)。また、出射光
導波路を、屈曲部を有する曲線光導波路により構成すれ
ば、基板の出射側端面から出射された光が、光導波路の
中間導波路等に再度入射されるのを防ぐことができる
(請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる光変調器の構成を
示す模式図である。
【図2】図1に示す光変調器のA−A断面図である。
【図3】図1に示す光変調器の入射側から出射側をみた
ときの斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる光変調器の要部構
成を示す模式図である。
【図5】図4に示す光変調器におけるマッハツェンダ型
光導波路デバイスの出射側の側面図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ光検知器の配設位置
について説明するための図である。
【図7】図6(b)に示す光検知器を示す図である。
【図8】(a)〜(c)はそれぞれプロトン交換処理に
ついて説明するための図である。
【図9】(a)〜(c)はそれぞれ光ガイド領域の形状
について説明するための図である。
【図10】(a)〜(c)はそれぞれ光ガイド領域の配
設位置について説明するための図である。
【図11】出射導波路の形状について説明するための図
である。
【図12】信号光及び放射光について説明するための図
である。
【図13】(a),(b)はそれぞれ信号光及び放射光
について説明するための図である。
【図14】干渉光強度の特性について説明するための図
である。
【図15】干渉光強度の特性について説明するための図
である。
【図16】干渉光強度の特性について説明するための図
である。
【図17】光ガイド領域を設けない場合の信号光のパワ
ー分布を示す図である。
【図18】光ガイド領域を設けない場合の放射光のパワ
ー分布を示す図である。
【図19】光ガイド領域を設けない場合の干渉光の位相
分布を示す図である。
【図20】光ガイド領域を設けた場合の信号光のパワー
分布を示す図である。
【図21】光ガイド領域を設けた場合の放射光のパワー
分布を示す図である。
【図22】光ガイド領域を設けた場合の干渉光の位相分
布を示す図である。
【図23】光ガイド領域を設けない場合のBPMシミュ
レーション結果を示す図である。
【図24】光ガイド領域を設けた場合のBPMシミュレ
ーション結果を示す図である。
【図25】光ガイド領域を設けた場合のBPMシミュレ
ーション結果を示す図である。
【図26】本発明の一実施形態の変形例にかかる光変調
器の構成を示す模式図である。
【図27】図26に示す光変調器のB−B断面図であ
る。
【図28】マッハツェンダ型光変調器の構成の一例を示
す模式図である。
【図29】図28に示すマッハツェンダ型光変調器の出
射側から見た斜視図である。
【図30】マッハツェンダ型光変調器の入出力特性を示
す図である。
【図31】マッハツェンダ型光変調器の構成の他の例を
示す模式図である。
【図32】図31に示す光変調器におけるマッハツェン
ダ型光導波路デバイスの出射側の側面図である。
【符号の説明】
1 マッハツェンダ型光導波路デバイス(LN MO
D) 1a 基板 2 進行波電極(電極) 3 接地電極 4 マッハツェンダ型光導波路 4a 入射導波路 4b 出射導波路(出射側光導波路) 4c,4d中間導波路 5 光検知器(PD) 5a 電極 6 ベアチップ(光検出素子) 7 セラミック基板(板部材) 8 レンズホルダ 8a レンズ 9a,9b 光ファイバ 10 信号制御回路 11 入力信号電源 12 抵抗 13 パッケージ 20,20A マッハツェンダ型光変調器 21 光ガイド領域(光ガイド部) 22 信号光源(LD MOD) 23 駆動回路(DRV) 100,100A マッハツェンダ型光変調器 101 マッハツェンダ型光導波路デバイス 101a 基板 102 進行波電極 103 接地電極 104 マッハツェンダ型光導波路 104a 入射導波路 104b 出射導波路 104c,104d中間導波路 105a,105b,106 光ファイバ 107 光検知器 108 信号制御回路 109 入力信号電源 110 抵抗 111 半導体レーザ 112 光検知器 113,116 光ファイバ 114,115 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 俊博 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 伊藤 知幸 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学効果を有する基板と、 該基板上に形成されたマッハツェンダ型光導波路と、 該基板上に形成され、該光導波路を伝播する光を制御す
    るための電極と、 該光導波路から放射され又は漏洩する光をガイドする光
    ガイド部と、 該光ガイド部から出射される光と該光導波路から漏洩す
    る信号光とを干渉させて干渉光を生成し、該干渉光を該
    基板の端面から出射させる干渉光生成手段と、 該干渉光生成手段にて得られた該干渉光をモニタする光
    検知器と、 該光検知器でモニタされた干渉光の変化に応じて、該電
    極に印加される直流バイアスを変化させることにより、
    光変調器動作点を制御する信号制御回路とをそなえて構
    成されたことを特徴とする、光変調器。
  2. 【請求項2】 電気光学効果を有する基板と、 該基板上に形成されたマッハツェンダ型光導波路と、 該基板上に形成され、該光導波路を伝播する光を制御す
    るための電極と、 該光導波路から放射され又は漏洩する光をガイドする光
    ガイド部と、 該光ガイド部から出射される光と該光導波路から漏洩す
    る信号光とを干渉させて干渉光を生成し、該干渉光を該
    基板の端面から出射させる干渉光生成手段とをそなえて
    構成されたことを特徴とする、光変調器。
  3. 【請求項3】 該光ガイド部の屈折率が、該基板の屈折
    率とは異なるように設定されていることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の光変調器。
  4. 【請求項4】 該光ガイド部が、該光導波路から放射さ
    れる放射光をガイドすることを特徴とする、請求項1又
    は請求項2に記載の光変調器。
  5. 【請求項5】 該光ガイド部が、該光導波路から放射さ
    れる放射光と該光導波路から漏洩する信号光とをガイド
    することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の
    光変調器。
  6. 【請求項6】 該光ガイド部が、該光導波路を構成する
    出射側光導波路の近傍に設けられたことを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の光変調器。
  7. 【請求項7】 該光ガイド部が、該光導波路を構成する
    合波部及び該光導波路を構成し該合波部に接続された出
    射側光導波路からなる合波部付き出射側光導波路の近傍
    に設けられたことを特徴とする、請求項1又は請求項2
    に記載の光変調器。
  8. 【請求項8】 該光ガイド部が、チタン拡散により作製
    された光ガイド部として構成されていることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の光変調器。
  9. 【請求項9】 該光ガイド部が、イオン交換により作製
    された光ガイド部として構成されていることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の光変調器。
  10. 【請求項10】 該出射側光導波路が、直線光導波路で
    あることを特徴とする、請求項6又は請求項7に記載の
    光変調器。
  11. 【請求項11】 該出射光導波路が、屈曲部を有する曲
    線光導波路であることを特徴とする、請求項6又は請求
    項7に記載の光変調器。
  12. 【請求項12】 該干渉光が、信号光と逆位相となるよ
    うに設定されていることを特徴とする、請求項1又は請
    求項2に記載の光変調器。
  13. 【請求項13】 該光検知器が、該基板の端面と出射用
    光ファイバの前段に設けられたレンズとの間に設けられ
    たことを特徴とする、請求項1記載の光変調器。
  14. 【請求項14】 該光検知器が、出射用光ファイバが結
    合された該基板の端面の後段に設けられたことを特徴と
    する、請求項1記載の光変調器。
  15. 【請求項15】 該光検知器が、板部材上に光検出素子
    が設けられることにより構成されたことを特徴とする、
    請求項1記載の光変調器。
  16. 【請求項16】 該板部材が、セラミック基板であるこ
    とを特徴とする、請求項15記載の光変調器。
  17. 【請求項17】 該光検出素子が、ベアチップであるこ
    とを特徴とする、請求項15記載の光変調器。
  18. 【請求項18】 該基板が、ニオブ酸リチウム基板であ
    ることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の光
    変調器。
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