JPH10227567A - 揺動型回動溶解炉 - Google Patents

揺動型回動溶解炉

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Publication number
JPH10227567A
JPH10227567A JP2815397A JP2815397A JPH10227567A JP H10227567 A JPH10227567 A JP H10227567A JP 2815397 A JP2815397 A JP 2815397A JP 2815397 A JP2815397 A JP 2815397A JP H10227567 A JPH10227567 A JP H10227567A
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JP
Japan
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furnace
end plate
melting furnace
rotary melting
melted
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Pending
Application number
JP2815397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Hayashi
邦雄 林
Takashi Matsuoka
隆司 松岡
Yasuhiro Nishibuchi
泰弘 西渕
Yuichi Oyanagi
祐一 大柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADACHI KEIKINZOKU KK
Hokko KK
Original Assignee
ADACHI KEIKINZOKU KK
Hokko KK
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Publication date
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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音や粉塵漏れを防止すると共に、被溶解物
の投入及び溶湯の排出を容易に行い得る揺動型回動溶解
炉を提供する。 【解決手段】 炉本体1が横架され回動自在に支持され
る。炉本体1がその軸の周りに回動する円筒形の胴体部
2とこの胴体部2の両端を覆う左端板3a及び右端板に
て形成される。胴体部2の壁面には被溶解物を投入する
ための投入口7とこの投入口7を開閉する炉扉8とが設
けられる。左端板3aにはバーナー口12が設けられ
る。炉本体1は、被溶解物を揺動させるべく設定角度内
で反復回動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉本体を回動させ
ることによりアルミニウム合金材等の被溶解物を揺動さ
せて効率良く溶解させる揺動型回動溶解炉に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の溶解炉として、例えば特
開昭60−129586号公報に開示された揺動型回転
溶解炉がある。この揺動型回転溶解炉は、図8に示すよ
うに、円筒形の炉本体81を回転自在に横架してなり、
炉本体81をその軸心Yに対して少し偏心した軸Xの周
りに回転させる構造となっている。
【0003】この炉本体81には、被溶解物Mを投入し
かつ溶湯を排出するための開口部82と、この開口部8
2を覆う炉蓋83と、その反対側の円筒端におけるバー
ナー口84の外側にバーナー85とが設けられている。
【0004】上記の揺動型回転溶解炉では、回転させな
がら被溶解物Mを溶解するので、固体が溶解して液状に
なるまでは固体が炉内を揺動する。このため、被溶解物
Mが攪拌されるので、効率良く溶解し得るようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の揺動型回転溶解炉では、バーナー85は、炉本体8
1とは離れて設けられているので、騒音や粉塵漏れが大
きいという問題点を有している。
【0006】この問題を解決するために、例えば特開昭
62−94789号公報では、炉本体を有底円筒形にす
ると共に、炉蓋にバーナーを取り付けることにより、前
記公報の技術よりも開口部分を減少させている。
【0007】しかし、この揺動型回転溶解炉において
も、炉蓋は固定される一方、炉本体は回転駆動されるた
めに、炉蓋と炉本体との間に僅かな隙間が形成される。
従って、開口部分が少なくなるので、多少改善できるも
のの、騒音及び粉塵漏れとしては十分ではないという問
題点を有している。
【0008】また、被溶解物の投入及び溶湯の排出は開
口部から行われるので、バーナーを取り付けた炉蓋の近
傍にて被溶解物を投入しかつ溶湯を排出するのは、開口
部周りが込み入ることを招来し、被溶解物の投入や溶湯
の排出を行うのが容易ではないという問題点を有してい
る。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、騒音や粉塵漏れを防止す
ると共に、被溶解物の投入及び溶湯の排出を容易に行い
得る揺動型回動溶解炉を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の揺
動型回動溶解炉は、上記課題を解決するために、炉本体
が横架され回動自在に支持された揺動型回動溶解炉にお
いて、炉本体がその軸の周りに回動する円筒形の胴体部
とこの胴体部の両端を覆う各端板にて形成されると共
に、その胴体部の壁面には被溶解物を投入するための投
入口とこの投入口を開閉する炉扉とが設けられ、かつ上
記一方の端板にはバーナー口が設けられる一方、さら
に、上記の炉本体は、被溶解物を揺動させるべく設定角
度内で反復回動されることを特徴としている。
【0011】上記の発明によれば、被溶解物の溶解時に
は炉本体は被溶解物を揺動させるべく設定角度内で反復
回動されるので、被溶解物が充分に攪拌される。このた
め、被溶解物を揺動させて効率良く溶解させることがで
きる。
【0012】また、被溶解物を投入するための投入口は
胴体部に設けられているので、胴体部の長さ方向に長い
開口を形成することができる。このため、投入口を大き
くすることができ、これによって、被溶解物の投入が容
易となり作業性が良くなる。
【0013】さらに、この投入口は胴体部に設けられる
一方、バーナー口は端板に形成される。従って、投入口
の外側には、バーナー等の込み入るものがないので、こ
の点においても被溶解物の投入が容易となり作業性が良
くなる。
【0014】一方、従来では、バーナー口を有する固定
された炉蓋にて回転する炉本体の投入口を閉じる構成と
なっていたので、炉蓋と投入口との間に必ず微小な隙間
ができ、この隙間から騒音や粉塵が漏れるものであっ
た。
【0015】しかし、本発明では、バーナー口は直接炉
本体の端板に形成されており、バーナーと炉本体との間
に隙間があくということがないので、バーナーによる騒
音及び粉塵の漏洩を回避することができる。また、投入
口においても炉扉にて確実に閉じることができる。従っ
て、炉本体の密閉性が良くなり、騒音や粉塵が漏れるこ
とも少なくなり、熱効率も高まる。
【0016】尚、炉本体は一回転するのではなく設定角
度内で反復回動するものであるので、バーナーへの燃料
供給管をその設定角度内の反復回動に耐えるフレキシビ
リティを持たせて取り付けることは困難ではない。
【0017】また、溶湯の排出に際しては、例えば、炉
本体を回動して投入口を下に向けることにより、溶湯を
容易に排出することができる。
【0018】この結果、騒音や粉塵漏れを防止すると共
に、被溶解物の投入及び溶湯の排出を容易に行い得る揺
動型回動溶解炉を提供することができる。
【0019】請求項2に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、上記課題を解決するために、請求項1記載の揺動型
回動溶解炉において、上記胴体部の投入口を炉本体にお
ける例えば被溶解物の投入位置、浮遊灰掻出し位置及び
残渣掻出し位置等の設定した回動位置に停止させる停止
手段が設けられていることを特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、炉本体は回動し得る
と共に、その回動位置を停止手段にて、胴体部の投入口
が例えば被溶解物の投入位置、浮遊灰掻出し位置及び残
渣掻出し位置等の設定した回動位置となる位置で停止す
ることができる。
【0021】このため、各用途に応じた炉本体の各回動
固定位置を確保することができるので、操作性が良くか
つ作業性を向上し得る揺動型回動溶解炉を提供すること
ができる。
【0022】請求項3に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、上記課題を解決するために、請求項1又は2記載の
揺動型回動溶解炉において、上記端板には、溶湯を排出
するための出湯口が形成されていることを特徴としてい
る。
【0023】上記の発明によれば、溶湯を排出するため
の出湯口は端板に設けられているので、被溶解物の投入
を胴体部に形成された投入口から行い、溶湯はこの端板
の出湯口から排出することができる。
【0024】このため、取り出した溶湯を例えば複数の
桝等に受ける場合に、桝やこの桝への樋の設置場所とし
て被溶解物の投入に障害を来すことのない場所を確保す
ることができる。これにより、桝やこの桝への樋を常設
の固定位置とすることができるので、精度の高い自動配
湯手段や計量手段を容易に導入することができ、その結
果、作業性の向上及び製品の品質向上を図ることができ
る。
【0025】請求項4に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、上記課題を解決するために、請求項1又は2記載の
揺動型回動溶解炉において、上記バーナー口が形成され
た端板には、燃焼ガスを排出するための排煙口が形成さ
れていることを特徴としている。
【0026】上記の発明によれば、通常、バーナーは、
火炎が溶湯に向けられる。この場合、一方の端板から噴
射された火炎は溶湯にて反射されて、他方の端板に当た
る。そして、この端板に当たった火炎及びその燃焼ガス
は炉本体内部の壁面に沿ってバーナー口の設けられた端
板に移動し、該端板に設けられた排煙口から排出され
る。
【0027】この結果、燃焼ガスは炉本体内部を一巡す
ることになり、炉本体内壁の高温維持に役立てられる。
このため、例えば、バーナー口が形成された端板に対向
する端板に排煙口を設けて高温の燃焼ガスをそのまま排
煙口に逃がす場合に比べて熱効率が低くなるのを抑える
ことができ、燃費も節約することができる。
【0028】請求項5に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、上記課題を解決するために、請求項4記載の揺動型
回動溶解炉において、上記の炉本体の内壁は、曲面にて
形成されていることを特徴としている。
【0029】上記の発明によれば、バーナー口から出射
された火炎及び燃焼ガスは、炉本体の内壁を反射する際
に、その内壁が曲面にて形成されているので、滑らかに
反射される。
【0030】この結果、火炎及び燃焼ガスの循環を良く
して熱効率の向上を図ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0032】本実施の形態の揺動型回動溶解炉は、図1
〜図3に示すように、炉本体1が円筒形の胴体部2とこ
の胴体部2の両端を覆う各端板としての左端板3a及び
右端板3bにて形成されている。
【0033】そして、この胴体部2は、下側に設置され
た架台4の4箇所に設けられた各二連式の支持ローラ5
…にて胴体部2の中心軸の周りに回動自在に支持されて
いる。
【0034】上記炉本体1の内周壁面には、図4にも示
すように、耐火煉瓦等の各種の耐火性ライニング材を張
り詰めた内張り6が形成されている。
【0035】上記の胴体部2には、その壁面に被溶解物
を投入するための投入口7が長方形に形成されており、
また投入口7はスライド式の炉扉8にて開閉し得るよう
になっている。
【0036】上記炉扉8には例えばチェーン9・9が取
り付けられており、このチェーン9・9を炉本体1の上
側に設けられた油圧シリンダー装置11にて引き上げる
ことにより、この炉扉8を開閉し得るようになってい
る。
【0037】また、上記の左端板3aには、図1、図
2、図5及び図6に示すように、バーナー口12が形成
されると共に、このバーナー口12には燃焼バーナー1
3が備えられている。この燃焼バーナー13には、図示
しない燃料供給管により重油等の燃料が供給されるよう
になっている。尚、この燃料供給管は、左端板3aが後
述する設定した角度範囲で回動しても問題とならないよ
うに、フレキシブルパイプにて形成されている。
【0038】また、左端板3aにおけるバーナー口12
の少し上側には、図1、図3、図6及び図7に示すよう
に、排煙口14が形成されており、この排煙口14には
排煙ダクト15が導かれている。
【0039】一方、左端板3aと対向する右端板3bに
は、図3、図5及び図6に示すように、底部に溶湯を排
出するための出湯口16が形成されている。この出湯口
16には湯栓17が設けられており、湯栓レバー18の
転倒・引上げによりこの湯栓17を開閉し得るようにな
っている。
【0040】また、上記出湯口16の外側には、取り出
した溶湯を受けるための図示しない複数の桝と、この桝
に通じる図示しない樋が常設されている。
【0041】さらに、図4〜図7に示すように、炉本体
の内張り6の内壁は、燃焼ガス等の循環を良くするため
に、全て曲面にて形成されている。
【0042】一方、炉本体1における胴体部2の外周の
背面側には、図1及び図3に示すように、一条の歯車2
1が一定範囲に設けられており、胴体部2の投入口7が
残渣掻出し位置からローリング上限位置に至る各範囲よ
りもそれぞれ少し越えた範囲にまで時計回転又は反時計
回転し得るように形成されている。
【0043】また、炉本体1の下側には、この歯車21
に歯合する平歯車22及び減速機23を備えた停止手段
としてのブレーキ付き油圧モーター24が設けられてお
り、このブレーキ付き油圧モーター24にて胴体部2に
おける投入口7の位置を上記の浮遊灰掻出し位置、出湯
位置等にて停止し得ると共に、ローリング上限位置とロ
ーリング下限位置との間のローリング角度範囲で、炉本
体1を反復回動させるようになっている。即ち、上記の
ブレーキ付き油圧モーター24は可逆モーターとなって
おり、この可逆モーターの切換え手段として例えば図示
しない操作盤に設けられたタイマー或いはリミットスイ
ッチ等を使用することにより回動角度を任意に設定して
反転し得るものとなっている。また、上記の各リング角
度範囲の設定は、図示しない操作盤にて行われるように
なっている。尚、上記の定位置、出湯位置、浮遊灰掻出
し位置及び残渣掻出し位置等の停止位置についても、上
記操作盤にて調整設定し得るようになっている。
【0044】上記構成における揺動型回動溶解炉の動作
について説明する。尚、本実施の形態では、この揺動型
回動溶解炉は、例えばアルミニウムドロスや鉄付アルミ
ニウム材、或いはベースメタル材又はアルミニウム合金
材等の被溶解物を溶解してインゴット製品を得るために
供されるものとして説明する。
【0045】先ず、図1に示すように、通常において
は、炉本体1は胴体部2における投入口7の開口下端の
位置が水平となる定位置に保たれている。この状態で炉
扉8を開けてアルミニウム合金材等の被溶解物が投入さ
れる。このときの被溶解物の投入量は、溶湯の液面がこ
の水平位置を越えないように抑えられる。
【0046】次いで、投入口7を炉扉8にて閉じた後、
燃焼バーナー13にてバーナー口12から火炎がこの液
面に向けて噴射される。このとき、炉本体1は上記の定
位置から、例えば50度程度反時計回りしたローリング
上限位置までのローリング角度範囲内で反復回動され
る。これによって、固体の被溶解物が揺動され充分に攪
拌されて、次第に溶解される。
【0047】即ち、炉本体1を時計方向と反時計方向と
に交互に反転させながら溶解することによって、炉内の
湯溜り部においては炉本体1が反転する際に未溶解原料
に慣性力が生じ、この慣性力の生じた未溶解固形原料が
既溶解原料の溶湯中に巻き込まれながら溶解される。こ
のため、未溶解固形原料の溶融化が促進されて溶解時間
の短縮及び燃料消費量の節減等が一層促進される。ま
た、未溶解の固形原料が溶湯中に沈みながら溶解される
ので、酸化率が減少して歩留りが向上する。
【0048】また、バーナー火炎の湯溜り部液面に向け
ての噴射に際しては、図4〜図7に示すように、炉本体
1の内部が全て曲面にて形成されているので、熱移動が
効率良く行われる。さらに、排煙口14がバーナー口1
2と同じ左端板3aに設けられているので、燃焼ガスが
炉本体1の内部を一巡し、炉本体1の壁面の高温維持を
図ることができる。
【0049】次いで、溶湯の表面に浮遊する酸化物等の
浮遊灰を取る作業が行われる。この浮遊灰掻出し作業に
際しては、炉本体1が定位置よりも例えば約15度時計
回りに回動した位置で停止される。この浮遊灰掻出し作
業は掻出し棒にて湯溜り部の表面の浮遊灰を投入口7に
引き出して排出する作業であるが、本実施の形態の揺動
型回動溶解炉では、上述のように、炉本体1を定位置よ
りも少し時計回りに回動した浮遊灰掻出し位置にて停止
させ、浮遊灰が投入口7から殆ど自然に流れ出す位置に
て行うことができるので、浮遊灰掻出し作業を容易に行
うことができる。
【0050】次に、再度、炉本体1が定位置とローリン
グ上限位置との間のローリング角度範囲で反復回動され
ることにより、次第に被溶解物が完全な溶湯状態にな
る。
【0051】この溶湯を排出するときには、炉本体1
は、同図に示すように、定位置から例えば約7度反時計
回りした出湯位置にて停止される。そして、図3に示す
ように、炉本体1における出湯口16の湯栓17を湯栓
レバー18にて開けることにより、溶湯がこの出湯口1
6を通して出湯する。尚、炉本体1内底部には、出湯口
16に向かって僅かに下向きの傾斜が形成されている。
【0052】また、この出湯口16の外側には、図示し
ない樋が設けられており、溶湯はこの樋を通り、その樋
の末端に配された図示しない複数の桝に順次配されるよ
うになっている。
【0053】次に、溶湯を排出した後に炉本体1の炉床
に残る残渣を取り出すときには、図1に示すように、浮
遊灰掻出し位置よりもさらに時計回りに回動した残渣掻
出し位置に炉本体1が停止される。これによって、炉床
に残る残渣を投入口7から容易に掻出すことができる。
【0054】尚、これら残渣掻出し位置、浮遊灰掻出し
位置、定位置、出湯位置、ローリング上限位置及び出湯
位置及びローリング角度範囲等の各角度については例示
であり、変更が可能である。
【0055】即ち、残渣掻出し位置については、架台4
等の回動に障害となるものを除く等の設計変更を行うこ
とにより、同図に示す残渣掻出し位置よりも時計回りに
回動した位置とすることができる一方、浮遊灰掻出し位
置についても、必ずしも現在の定位置から約15度に限
らず、溶湯レベルに応じてその停止位置を変更すること
ができる。また、浮遊灰掻出しの量に応じて徐々に炉本
体1をさらに時計回りに徐々に回動させながら行うこと
も可能である。
【0056】また、定位置についても、被溶解物の投入
量に応じて、さらに多量に投入する場合には、炉本体1
を現在の水平位置とした定位置よりもさらに反時計回り
に回動させた位置にて投入することにより、投入量を増
加することができる。また、上記の投入量の関係により
定位置を変更するのではなく、例えば、上方からリフト
等にて軽い切り屑粉のような被溶解物を投入すべく、定
位置よりも反時計回りに回動させた位置にて投入するこ
とができる。このように上から被溶解物を投入する方
が、投入物を炉本体1内部の奥方へ投入できるためであ
る。但し、重いスクラップ等においては、水平状態に近
い定位置にて押し出すように投入するのが良い場合もあ
る。
【0057】さらに、ローリング角度範囲についても、
さらに反時計回りに回動したローリング上限位置を設定
して、投入口7が上方となる位置でローリングさせるこ
とも可能である。これによって、溶湯レベルを高くして
投入量を増やすことができる。
【0058】また、被溶解物の材質や形状に応じてロー
リング角度を設定することも可能であり、これによっ
て、被溶解物に最適な反転慣性力を与えて攪拌効率を高
めることが可能である。
【0059】このように、本実施の形態の揺動型回動溶
解炉では、被溶解物の溶解時には炉本体1は被溶解物を
揺動させるべく例えば定位置との約50度のローリング
上限位置等の設定角度内で反復回動されるので、被溶解
物が充分に攪拌される。このため、被溶解物を揺動させ
て効率良く溶解させることができる。
【0060】また、被溶解物を投入するための投入口7
は胴体部2に設けられているので、胴体部2の長さ方向
に長い開口を形成することができる。このため、投入口
7を大きくすることができ、これによって、被溶解物の
投入が容易となり、作業性が良くなる。
【0061】さらに、この投入口7は胴体部2に設けら
れる一方、バーナー口12は左端板3aに形成される。
従って、投入口7の外側には、燃焼バーナー13等の込
み入るものがないので、この点においても被溶解物の投
入が容易となり、作業性が良くなる。
【0062】一方、従来では、バーナー口を有する固定
された炉蓋にて回転する炉本体の投入口を閉じる構成と
なっていたので、炉蓋と投入口との間に必ず微小な隙間
ができ、この隙間から騒音や粉塵が漏れるものとなって
いた。
【0063】しかし、本実施の形態では、バーナー口1
2は、直接、炉本体1の左端板3aに形成されており、
燃焼バーナー13と炉本体1と炉本体との間に隙間があ
くということがないので、燃焼バーナー13による騒音
及び粉塵の漏洩を回避することができる。また、投入口
7においても炉扉8にて確実に閉じることができる。こ
の結果、炉本体1の密閉性が良くなるので、騒音や粉塵
が漏れることも少なくなり、熱効率も高まる。
【0064】尚、炉本体1は一回転するのではなく設定
角度内で反復回動するものであるので、燃焼バーナー1
3への燃料供給管をその設定角度内の反復回動に耐える
フレキシビリティを持たせて取り付けることは困難では
ない。
【0065】また、溶湯の排出に際しても、例えば、炉
本体1を回動して投入口7を下に向けて溶湯を排出する
ことも容易に可能である。
【0066】従って、騒音や粉塵漏れを防止すると共
に、被溶解物の投入及び溶湯の排出を容易に行い得る揺
動型回動溶解炉を提供することができる。
【0067】また、本実施の形態の揺動型回動溶解炉で
は、炉本体1は回動し得ると共に、その回動位置をブレ
ーキ付き油圧モーター24にて、胴体部2の投入口7が
例えば被溶解物の投入位置、浮遊灰掻出し位置及び残渣
掻出し位置等の設定した回動位置となる位置で停止する
ことができる。
【0068】このため、各用途に応じた炉本体1の各回
動固定位置を確保することができるので、操作性が良く
かつ作業性を向上し得る揺動型回動溶解炉を提供するこ
とができる。
【0069】また、本実施の形態の揺動型回動溶解炉で
は、溶湯を排出するための出湯口16は左端板3a又は
右端板3bに設けられるので、被溶解物の投入を胴体部
2に形成された投入口7から行い、溶湯はこの出湯口1
6から排出することができる。
【0070】このため、取り出した溶湯を複数の桝等に
受ける場合に、桝やこの桝への樋の設置場所として、被
溶解物の投入に障害を来すことのない場所を確保するこ
とができる。また、これにより、桝やこの桝への樋を常
設の固定位置とすることができる。この結果、作業性を
向上することができると共に、固定された精度の高い計
量器による自動配湯等を採用することにより、各桝に一
定量を精度良く配湯することができるので、製品の品質
向上を図ることができる。
【0071】尚、出湯口16を、バーナー口12が形成
された左端板3aと対向する右端板3bに設けることに
よって、出湯口16が燃焼バーナー13に対しても邪魔
にならないので、さらに、作業性の向上及び安全の確保
等を図ることができる。
【0072】また、本実施の形態の揺動型回動溶解炉で
は、燃焼バーナー13は、火炎が溶湯に向けられる。こ
の場合、左端板3aから噴射された火炎は溶湯にて反射
されて、他方の右端板3bに当たる。そして、この右端
板3bに当たった火炎及びその燃焼ガスは炉本体1内部
の壁面に沿ってバーナー口12が設けられた左端板3a
に移動し、該左端板3aに設けられた排煙口14から排
出される。
【0073】この結果、燃焼ガスは炉本体1内部を一巡
することになり、炉本体1内壁の高温維持に役立てられ
る。このため、例えば、バーナー口12が形成された左
端板3aに対向する右端板3bに排煙口14を設けて高
温の燃焼ガスをそのまま排煙口14に逃がす場合に比べ
て熱効率が低くなるのを抑えることができ、燃費も節約
することができる。
【0074】また、本実施の形態の揺動型回動溶解炉で
は、バーナー口12から噴出された火炎及び燃焼ガス
は、炉本体1の内壁を反射する際に、その内壁が曲面に
て形成されているので、滑らかに反射される。
【0075】この結果、火炎及び燃焼ガスの循環を良く
して熱効率の向上を図ることができる。
【0076】さらに、本実施の形態の揺動型回動溶解炉
は、その他の以下のような作用・効果を有するものであ
る。
【0077】 炉本体1が円筒形の胴体部2とこの胴
体部2の両端を覆う左端板3a及び右端板3bからなっ
ているので、形状及び構造が簡単であり、その結果、製
作及び大型化が容易である。従って、容易に大型化し
て、大量の被溶解物を溶解処理することができる。
【0078】 バーナー口12の位置を湯溜り部の表
面近傍に設けることができるので、燃焼バーナー13か
らの火炎及び熱量が効果的に被溶解物に伝達され、溶解
時間が大幅に短縮され、燃料消費量が減少する。
【0079】 炉本体1の反復回動により湯溜り部の
撹拌流動状態が向上し溶湯の温度分布が均一になるの
で、製品に偏析を生じず、アルミニウム合金材等につい
ても均一組織のインゴット製品を得ることができ、製品
の品質向上が図れる。また、被溶解物の適用範囲も広く
なる。
【0080】 溶湯表面に形成される酸化膜を破壊す
ることなく攪拌できるので、テルミット反応が発生し難
く安定操業が可能であり、さらに原料の歩留りも向上す
る。
【0081】 燃焼バーナー13が左端板3aに装着
され、炉扉8と切り離されているので、燃焼バーナー1
3の稼働中でも、随時、炉扉8の開閉を行うことができ
る。
【0082】このため、炉稼動中に攪拌棒等を使用して
湯溜り部の溶湯を攪拌する場合においても、燃焼バーナ
ー13による加熱を停止することなく、攪拌することが
できる。
【0083】従って、従来に比べて、攪拌時における熱
損失を低減することができると共に、これに伴う溶解時
間の延長化、及び攪拌の際の溶湯表面の酸化膜を容易に
破壊することに伴う原料の歩留りの悪さ等の悪影響を回
避することができる。
【0084】尚、本実施の形態の揺動型回動溶解炉で
は、炉本体1は円筒形の胴体部2の水平の中心軸の周り
に回動されるものとなっているが、必ずしもこれに限ら
ず、例えば、この水平軸とは少し偏心させた軸の周りに
回動させることも可能である。
【0085】これにより、さらに操作性の良い揺動型回
動溶解炉を提供することが可能である。
【0086】
【発明の効果】請求項1に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、以上のように、炉本体がその軸の周りに回動する円
筒形の胴体部とこの胴体部の両端を覆う各端板にて形成
されると共に、その胴体部の壁面には被溶解物を投入す
るための投入口とこの投入口を開閉する炉扉とが設けら
れ、かつ上記一方の端板にはバーナー口が設けられる一
方、さらに、上記の炉本体は、被溶解物を揺動させるべ
く設定角度内で反復回動されるものである。
【0087】それゆえ、溶解時には炉本体は被溶解物を
揺動させるべく設定角度内で反復回動されるので、被溶
解物が充分に攪拌される。このため、被溶解物を揺動さ
せて効率良く溶解させることができる。
【0088】また、被溶解物を投入するための投入口は
胴体部に設けられているので、胴体部の長さ方向に長い
開口を形成することができる。このため、投入口を大き
くすることができ、これによって、被溶解物の投入が容
易となり作業性が良くなる。
【0089】さらに、この投入口は胴体部に設けられる
一方、バーナー口は端板に形成される。従って、投入口
の外側には、バーナー等の込み入るものがないので、こ
の点においても被溶解物の投入が容易となり作業性が良
くなる。
【0090】また、バーナー口は直接炉本体の端板に形
成されており、バーナーと炉本体との間に隙間があくと
いうことがないので、バーナーによる騒音及び粉塵の漏
洩を回避することができる。さらに、投入口においても
炉扉にて確実に閉じることができる。従って、炉本体の
密閉性が良くなり、騒音や粉塵が漏れることも少なくな
り、熱効率も向上する。
【0091】また、溶湯の排出に際しても、例えば、炉
本体を回動して投入口を下に向けることにより、溶湯を
容易に排出することができる。
【0092】この結果、騒音や粉塵漏れを防止すると共
に、被溶解物の投入及び溶湯の排出を容易に行い得る揺
動型回動溶解炉を提供することができるという効果を奏
する。
【0093】請求項2に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、以上のように、請求項1記載の揺動型回動溶解炉に
おいて、上記胴体部の投入口を炉本体における例えば被
溶解物の投入位置、溶湯カス出し位置及び内部清掃位置
等の設定した回動位置に停止させる停止手段が設けられ
ているものである。
【0094】それゆえ、炉本体は回動し得ると共に、そ
の回動位置を停止手段にて、胴体部の投入口が設定した
回動位置となる位置で停止させることができる。
【0095】このため、各用途に応じた炉本体の各回動
固定位置を確保することができるので、操作性が良くか
つ作業性を向上し得る揺動型回動溶解炉を提供すること
ができるという効果を奏する。
【0096】請求項3に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、以上のように、請求項1又は2記載の揺動型回動溶
解炉において、上記端板には、溶湯を排出するための出
湯口が形成されているものである。
【0097】それゆえ、取り出した溶湯を例えば複数の
桝等に受ける場合に、桝やこの桝への樋の設置場所とし
て、被溶解物の投入に障害を来すことのない場所を確保
することができる。これにより、桝やこの桝への樋を常
設の固定位置とすることができるので、精度の高い自動
配湯手段や計量手段を容易に導入することができ、その
結果、作業性の向上及び製品の品質向上を図ることがで
きるという効果を奏する。
【0098】請求項4に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、以上のように、請求項1又は2記載の揺動型回動溶
解炉において、上記バーナー口が形成された端板には、
燃焼ガスを排出するための排煙口が形成されているもの
である。
【0099】それゆえ、バーナー口から噴霧された火炎
及びその燃焼ガスは溶湯、他方の端板に反射され、やが
てバーナー口と同じ端板に設けられた排煙口から排出さ
れる。
【0100】この結果、燃焼ガスは炉本体内部を一巡す
ることになり、炉本体内壁の高温維持に役立てられる。
このため、熱効率が低くなるのを抑えることができ、燃
費も節約することができるという効果を奏する。
【0101】請求項5に係る発明の揺動型回動溶解炉
は、以上のように、請求項4記載の揺動型回動溶解炉に
おいて、上記の炉本体の内壁は、曲面にて形成されてい
るものである。
【0102】それゆえ、バーナー口から出射された火炎
及び燃焼ガスは、炉本体の内壁を反射する際に、その内
壁が曲面にて形成されているので、滑らかに反射され
る。
【0103】この結果、火炎及び燃焼ガスの循環を良く
して熱効率の向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における揺動型回動溶解炉の実施の一形
態の構造を示す側面図である。
【図2】上記揺動型回動溶解炉の構造を示す正面図であ
る。
【図3】上記揺動型回動溶解炉の構造を示す背面図であ
る。
【図4】上記揺動型回動溶解炉の構造を示す側面方向の
縦断面図である。
【図5】上記揺動型回動溶解炉の構造を示す正面方向の
縦断面図である。
【図6】上記揺動型回動溶解炉の構造を示す横断面図で
ある。
【図7】上記揺動型回動溶解炉の排煙口の構造を示す縦
断面図である。
【図8】従来の揺動型回転溶解炉を示す概略図である。
【符号の説明】
1 炉本体 2 胴体部 3a 左端板(端板) 3b 右端板(端板) 5 支持ローラ 7 投入口 8 炉扉 12 バーナー口 14 排煙口 15 排煙ダクト 16 出湯口 24 ブレーキ付き油圧モーター(停止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大柳 祐一 埼玉県鳩ケ谷市南3−23−21 足立軽金属 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉本体が横架され回動自在に支持された揺
    動型回動溶解炉において、 炉本体がその軸の周りに回動する円筒形の胴体部とこの
    胴体部の両端を覆う各端板にて形成されると共に、その
    胴体部の壁面には被溶解物を投入するための投入口とこ
    の投入口を開閉する炉扉とが設けられ、かつ上記一方の
    端板にはバーナー口が設けられる一方、 さらに、上記の炉本体は、被溶解物を揺動させるべく設
    定角度内で反復回動されることを特徴とする揺動型回動
    溶解炉。
  2. 【請求項2】上記胴体部の投入口を炉本体における設定
    した回動位置に停止させる停止手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の揺動型回動溶解炉。
  3. 【請求項3】上記端板には、溶湯を排出するための出湯
    口が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の揺動型回動溶解炉。
  4. 【請求項4】上記バーナー口が形成された端板には、燃
    焼ガスを排出するための排煙口が形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の揺動型回動溶解炉。
  5. 【請求項5】上記の炉本体の内壁は、曲面にて形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の揺動型回動溶解
    炉。
JP2815397A 1997-02-12 1997-02-12 揺動型回動溶解炉 Pending JPH10227567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100805706B1 (ko) * 2001-07-16 2008-02-21 주식회사 포스코 노체회전 용해식 전기로
JP2013204832A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Aruka Engineering Kk バッチ式ダライ粉処理装置
JP2016526607A (ja) * 2013-06-26 2016-09-05 タハ・インターナショナル・ソシエテ・アノニムTaha International Sa アルミニウムドロス処理

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KR100805706B1 (ko) * 2001-07-16 2008-02-21 주식회사 포스코 노체회전 용해식 전기로
JP2013204832A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Aruka Engineering Kk バッチ式ダライ粉処理装置
JP2016526607A (ja) * 2013-06-26 2016-09-05 タハ・インターナショナル・ソシエテ・アノニムTaha International Sa アルミニウムドロス処理

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A02 Decision of refusal

Effective date: 20070605

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