JPH10227132A - 鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテント - Google Patents

鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテント

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JPH10227132A
JPH10227132A JP4495597A JP4495597A JPH10227132A JP H10227132 A JPH10227132 A JP H10227132A JP 4495597 A JP4495597 A JP 4495597A JP 4495597 A JP4495597 A JP 4495597A JP H10227132 A JPH10227132 A JP H10227132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof assembly
welding
steel column
unit tent
beams
Prior art date
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Pending
Application number
JP4495597A
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English (en)
Inventor
Yoshinao Nakanishi
良直 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH10227132A publication Critical patent/JPH10227132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降雨や強風の天候状態の下においても鉄骨柱
・梁の溶接作業を可能とする鉄骨柱・梁溶接用防風防雨
ユニットテントを提供すること。 【解決手段】 四角形枠体21に防水シート22を張っ
て成る屋根組立体2を、屋根組立体2の四隅が梁101
〜104に対向するよう脚3A〜3Dにより鉄骨柱10
0のエレクションピース100Aに固定し、屋根組立体
2の四辺からそれぞれ防護シート51〜54を垂下さ
せ、防護シート51〜54の下端にそれぞれ重り用のパ
イプ63、64を取り付けた。屋根組立体2と防護シー
ト51〜54とにより溶接部位W1〜W4を囲い、風雨
から護ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事において
降雨や強風の天候状態の下においても鉄骨柱・梁の溶接
作業を良好に遂行することができるようにした、鉄骨柱
・梁溶接用防風防雨ユニットテントに関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事において溶接工事を行う際、溶
接工事中溶接部位に雨滴が掛かったり又は風によって溶
接部位を囲う炭酸ガスのガスシールドが破られたりする
と溶接部の品質が所定のレベルに保たれなくなるという
悪影響が出るため、一般には、強い雨風のある天候状態
下においては溶接作業は避けるのが原則である。しか
し、実際には、このような天候状態の下においても作業
を行うことができるよう、その溶接しようとする部分の
周りに養生を施して可能な限り溶接工事を行っているの
が現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉄骨柱に梁を
溶接する作業等の場合には、作業場所が高所であること
に加えて鉄骨柱から水平方向にいくつも梁が延びている
ので、風雨の影響が大きく、溶接工事中所要の溶接部位
を雨滴と風とから護るためのしっかりした養生枠を構築
するのには手間が掛かり、悪天候時の溶接作業のコスト
を押し上げる大きな原因となっていた。
【0004】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができる、鉄骨柱・
梁溶接用防風防雨ユニットテントを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、鉄骨柱と梁とを溶接するための溶接
作業部の防風及び又は防雨のため鉄骨柱の節毎の柱頭に
設けられているエレクションピースに固定するようにし
た鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテントであって、
四隅が梁方向に取れるように形成された四角形の枠体に
防水シートを張って成る屋根組立体と、該屋根組立体の
四隅が前記鉄骨柱に取り付けられる梁に対向するよう該
屋根組立体を前記エレクションピースに固定するための
固定具と、前記屋根組立体の四辺からそれぞれ垂下され
る防護シートと、該防護シートの下端にそれぞれ取り付
けられた重り用の棒体とを備えて成る点にある。
【0006】例えば、溶接すべき梁を鉄骨柱にボルト止
めした状態において、固定具を用いて屋根組立体を鉄骨
柱のエレクションピースに固定すると、屋根組立体の四
隅は梁と対向して固定される。このように屋根組立体の
四隅が梁と対向するように位置されるので、屋根組立体
の四辺からそれぞれ垂下される防護シートを必要に応じ
て梁を避けてその下方にまで垂れ下げることができ、各
下端に取り付けられている重り用の棒体の自重で4枚の
防護シートが雨、風を防ぐための囲いを形成する。した
がって、風雨のある天候状態の下においても鉄骨柱と梁
との溶接箇所を、その溶接作業中屋根組立体と4枚の防
護シートとにより風雨から護り、風雨のある悪天候下で
も溶接作業に悪影響が生じないようにすることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。図1は本発明に
よる、鉄骨柱・梁溶接工事中に溶接部位を風雨から護る
ためのユニットテントの実施の形態の一例を示す平面図
であり、図2はその正面図である。図1及び図2を参照
してユニットテント1について説明すると、ユニットテ
ント1は、角形の中空鉄骨柱100の柱頭に設けられて
いる複数のエレクションピース100Aを利用して固定
され、鉄骨柱100に梁101、102、103、10
4をそれぞれ溶接する場合にそれらの溶接作業部を風及
び又は雨から護るためのものである。
【0008】ユニットテント1は、適宜の太さのパイプ
から成る4本の枠ロッド2A〜2Dを略正方形に組み立
て、これらの枠ロッド2A〜2Dを所要の形状に支持す
るための支柱として働く多数の支持ロッド2E〜2Lが
枠ロッド2A〜2Dに図示の如く連結されて成る四角形
枠体21に防水シート22が張設されて成る屋根組立体
2を有している。図1及び図2においては、防水シート
22はその一部のみが示されている。符号23で示され
るのは、支持ロッド2E〜2Hの各一端を屋根組立体2
の略中心で連結するための連結金具であり、連結金具2
3を利用して玉掛ワイヤ105の一端をユニットテント
1に繋着することができる構成となっている(図2参
照)。図1から判るように、各梁101〜104は90
度間隔で延びており、屋根組立体2はその平面形状が略
正方形に組み立てられているので、屋根組立体2の四隅
を梁101〜104にそれぞれ対向させるようにするこ
とができる。
【0009】屋根組立体2の四隅が梁101〜104に
それぞれ対向するようにして屋根組立体2を鉄骨柱10
0のエレクションピース100Aに固定することができ
るようにするため、屋根組立体2の支持ロッド2I〜2
Lには、それぞれロッド状の脚3A〜3Dが設けられて
いる。本実施の形態では、エレクションピース100A
が4つ設けられている場合が示されており、図2におい
ては、脚3B、3Cのみが見えている。脚3B、3Cは
各上端が対応する支持ロッド2J、2Kに溶接その他の
適宜の公知の手段によって固定されており、各下端には
ジョイントプレート4B、4Cが固着されていて、ジョ
イントプレート4B、4Cが対応するエレクションピー
ス100Aにボルト止めされている。図2には見えてい
ない脚3A、3Dも上述した脚3B、3Cと同様の構成
とされており、ジョイントプレート4A、4Dによって
対応するエレクションピース100Aにボルト止めされ
ている(図1参照)。
【0010】すなわち、屋根組立体2の支持ロッド2I
〜2Lに固定された4本の脚3A〜3D及びこれらの脚
3A〜3Dの各下端に対応して設けられたジョイントプ
レートとによって、屋根組立体2を鉄骨柱100のエレ
クションピース100Aに固定するための固定具が構成
されている。しかし、屋根組立体2を鉄骨柱100のエ
レクションピース100Aに固定するための固定具の構
成は上述したロッド状の脚とジョイントプレートとの組
み合わせによるものに限定されず、適宜の構成により屋
根組立体2を鉄骨柱100のエレクションピース100
Aに固定する他の公知の構成を採用しうることは勿論で
ある。
【0011】ユニットテント1は、さらに、鉄骨柱10
0と梁101〜104との各溶接部を横方向から吹き付
ける風及び又は雨から防ぐため、屋根組立体2の四角形
枠体21を構成する枠ロッド21A〜2Dからそれぞれ
垂下される4枚の防護シート51〜54を備えている。
【0012】これらの防護シート51〜54はいずれ
も、横巾が対応する枠ロッド2A〜2Dの長さに略等し
い垂れ幕状の防風性及び防水性を有するシート材から成
っている。図示の実施の形態では、これらの防護シート
51〜54は透明ビニールシートである。これらの各上
端縁51A〜54Aは四角形枠体21の周縁を形成する
枠ロッド2A〜2Dに縫着その他の適宜の手段によりし
っかりと固定されている。したがって、防護シート51
〜54は、それぞれ四角形枠体21の対応する枠ロッド
2A〜2Dから垂下し、これらの防護シート51〜54
によって鉄骨柱100と梁101〜104との溶接部位
W1〜W4を囲む養生のための囲いを構成することがで
きる。
【0013】風による防護シート51〜54の拡がりを
防止するため、防護シート51〜54の各下端縁には重
り用のパイプが固定されている。図2においては防護シ
ート52、54及びそれらの下端縁に固定されたパイプ
63、64のみが見えているが、防護シート51、53
の各下端縁にも同様にして重り用のパイプが固定されて
いる。
【0014】この結果、防護シート51〜54は屋根組
立体2の4つの周縁から下方に垂下し、それらの各下端
縁に設けたパイプの重みにより風が吹いてもこの垂下状
態を保ち、各溶接部位W1〜W4を風雨から護ることが
できる。この場合、屋根組立体2の四隅が梁101〜1
04にそれぞれ対向するようにした構成であるため次の
2つの利点を有する。
【0015】第1の利点は、図1から判るように、屋根
組立体2によって梁101〜104を最大限にカバーす
るので、ユニットテント1内での溶接のためのスペース
を各梁上において大きくとることができ、溶接作業がし
やすくなることである。
【0016】第2の利点は、防護シート51〜54を垂
下させた場合重り用のロッドが梁を避けて梁の下方にま
で容易に降下できることである。したがって、図2に示
した場合には重り用のロッドが梁の上端面にまでしか降
下していないが、風雨が強く、この図2の状態では充分
な防風、防雨効果が得られない場合には、防護シート5
1〜54をさらに下方まで垂下させることが梁101〜
104の邪魔なしに容易に可能である。
【0017】図3及び図4には、本発明によるユニット
テントの実施の形態の別の例が示されている。図3及び
図4に示されるユニットテント1’は、円筒形の鉄骨柱
100’に梁101〜104を溶接するのに用いるため
のものである。ユニットテント1’は、鉄骨柱100’
に設けられているエレクションピース100A’が梁1
01〜104の取付位置に対応して90度間隔で4つ設
けられていることに対処するため、支持パイプ2I〜2
Lを中心部に四角形となるように配設し、固定具を構成
する4つの脚3A〜3Dを各エレクションピース100
A’に対応させて四角形枠体21’に固定した点でのみ
図1及び図2に示したユニットテント1と異なってい
る。したがって、図3及び図4の各部において、図1及
び図2の各部に対応する主要な部分にのみ同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0018】図3及び図4に示したユニットテント1’
は、このように屋根組立体2を鉄骨柱100’に固定す
るための固定具の具体的構成がユニットテント1の場合
と異なるだけであり、その作用効果はユニットテント1
の場合と全く同様である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、降雨時及
び又は強風時においても鉄骨柱・梁溶接作業中その溶接
作業箇所を簡単且つ確実に覆うことができるので、悪天
候状態の下でも所要の溶接作業を品質を低下させること
なしに行うことができ、作業能率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるユニットテントの実施の形態の一
例を防水シートを一部破断して示す平面図。
【図2】図1に示したユニットテントの正面図。
【図3】本発明によるユニットテントの実施の形態の別
の例を防水シートを一部破断して示す平面図。
【図4】図3に示したユニットテントの正面図。
【符号の説明】
1、1’ ユニットテント 2 屋根組立体 3A〜3D 脚 21 四角形枠体 22 防水シート 51〜54 防護シート 63、64 パイプ 100、100’ 鉄骨柱 101〜104 梁 100A、100A’エレクションピース W1〜W4 溶接部位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨柱と梁とを溶接するための溶接作業
    部の防風及び又は防雨のため鉄骨柱の節毎の柱頭に設け
    られているエレクションピースに固定するようにした鉄
    骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテントであって、 四隅が梁方向に取れるように形成された四角形の枠体に
    防水シートを張って成る屋根組立体と、 該屋根組立体の四隅が前記鉄骨柱に取り付けられる梁に
    対向するよう該屋根組立体を前記エレクションピースに
    固定するための固定具と、 前記屋根組立体の四辺からそれぞれ垂下される防護シー
    トと、 該防護シートの下端にそれぞれ取り付けられた重り用の
    棒体とを備えて成ることを特徴とする鉄骨柱・梁溶接用
    防風防雨ユニットテント。
JP4495597A 1997-02-14 1997-02-14 鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテント Pending JPH10227132A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4495597A JPH10227132A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテント

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JP4495597A JPH10227132A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテント

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ID=12705919

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JP4495597A Pending JPH10227132A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 鉄骨柱・梁溶接用防風防雨ユニットテント

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JP (1) JPH10227132A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202805A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Asahi Kasei Homes Kk 室外設備機器の養生具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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