JPH10225611A - 排ガス脱硫装置のダクト構造 - Google Patents

排ガス脱硫装置のダクト構造

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JPH10225611A
JPH10225611A JP9031962A JP3196297A JPH10225611A JP H10225611 A JPH10225611 A JP H10225611A JP 9031962 A JP9031962 A JP 9031962A JP 3196297 A JP3196297 A JP 3196297A JP H10225611 A JPH10225611 A JP H10225611A
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JP
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exhaust gas
duct
gas
exhaust
bypass
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JP9031962A
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Tadashi Naito
正 内藤
Toshihiro Abe
利浩 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単なダクト構造にて、入側排ガスが煙突に
リークする問題を防止できるようにする。 【解決手段】 排ガス供給ダクト6からの入側排ガス4
を、入口ダンパを介してガスガスヒータに導いた後、脱
硫装置に導いて脱硫を行い、脱硫装置からの出側排ガス
4aをガスガスヒータに導いた後、出口ダンパを介して
排気ダクト10aにより煙突に排気するようにしている
排ガス脱硫装置のダクト構造であって、排ガス供給ダク
ト6と排気ダクト10aとの間を、2つの折曲部16,
17と1つの絞り部18とを備えたバイパスダクト19
により接続し、排ガス供給ダクト6におけるバイパスダ
クト19の接続部に、排ガス供給ダクト6内の入側排ガ
ス4の流動を高めるガス整流部22を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス脱硫装置の
ダクト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、1台の脱硫装置1に対して、2
台のガスガスヒータ2a,2bを備えた場合における従
来のダクト構造の一例を示したもので、誘引通風機3に
よって上流側の石炭焚ボイラ等から排ガス供給ダクト6
を介して供給されてくる入側排ガス4は、2つに分岐さ
れ夫々に入口ダンパ5a,5bを備えた入側ダクト6
a,6bを介して前記ガスガスヒータ2a,2bに供給
されるようになっている。ガスガスヒータ2a,2bに
供給された入側排ガス4は、ガスガスヒータ2a,2b
にて保有している熱の一部を回収された後、合流ダクト
7により合流されて脱硫装置1に導かれて脱硫されるよ
うになっている。
【0003】また、脱硫装置1にて脱硫処理された出側
排ガス4aは、出側ダクト8a,8bにより前記ガスガ
スヒータ2a,2bに分れて導かれ、前記入側排ガス4
から回収した熱により加熱された後、夫々のガスガスヒ
ータ2a,2bの出口に出口ダンパ9a,9bを備えて
いる排気ダクト10a,10bに排出され、該排気ダク
ト10a,10bを合流する排気ダクト10を介して煙
突11に排気されるようになっている。
【0004】また、前記排ガス供給ダクト6と、前記排
気ダクト10との間を、バイパスダンパ12を備えたバ
イパスダクト13により接続した構成を有している。
【0005】石炭焚ボイラ等から前記脱硫装置1に導入
される入側排ガス4の温度は、一例を上げると約140
℃前後であり、また前記脱硫装置1(湿式脱硫装置)に
よって脱硫された後の出側排ガス4aの温度は、通常約
40℃〜50℃前後と低い温度になっている。一方、煙
突11に導かれる出側排ガス4aの温度は、白煙の防止
と亜硫酸ガス(SO2)の拡散性向上の目的から、通常
では90℃〜100℃の排出維持温度をキープするよう
にしている。
【0006】このために、従来より、脱硫装置1の前側
に前記したようなガスガスヒータ2a,2bを設け、前
記脱硫装置1からの出側排ガス4aを再び前記ガスガス
ヒータ2a,2bに導いて比較的高い温度(例えば14
0℃前後)の入側排ガス4と熱交換して加熱することに
より、90℃〜100℃の排出維持温度に高めた後、前
記煙突11に導くようにしている。
【0007】前記ガスガスヒータ2a,2bは、中心軸
14を中心に回転するようにした熱交換エレメント15
に高温の入側排ガス4を流通させて熱交換エレメント1
5を部分的に加熱し、該熱交換エレメント15の加熱さ
れた部分に、前記脱硫装置1からの低温(40℃〜50
℃)となった出側排ガス4aを流通させることにより加
熱するようにした蓄熱式熱交換方式を採用している。ま
た、上記蓄熱式熱交換方式には、前記したように熱交換
エレメント15を回転させる方式の他に、熱交換エレメ
ント15を固定とし、該熱交換エレメント15に入側排
ガス4及び出側排ガス4aを給排するための入側ダクト
6a,6b及び出側ダクト8a,8bに備えたフード
(図示せず)を回転させるようにした方式のものもあ
る。
【0008】図9は、1台の脱硫装置1に対して1台の
ガスガスヒータ2を備えた場合における従来のダクト構
造の一例を示したもので、誘引通風機3から排ガス供給
ダクト6を介して供給されてくる入側排ガス4を、入口
ダンパ5を介してガスガスヒータ2に供給し、該ガスガ
スヒータ2により入側排ガス4の熱の一部を回収した
後、脱硫装置1に導入して脱硫を行うようになってい
る。
【0009】また、脱硫装置1からの出側排ガス4a
は、出側ダクトを介して前記ガスガスヒータ2に導か
れ、前記入側排ガス4から回収した熱により加熱された
後、出口ダンパ9及び排気ダクト10を介して煙突11
に導かれて排気されるようになっている。
【0010】また、前記排ガス供給ダクト6と、前記排
気ダクト10との間を、バイパスダンパ12を備えたバ
イパスダクト13により接続した構成を有している。
【0011】前記図8及び図9に示した排ガス脱硫装置
のダクト構造において、通常の運転時は、入口ダンパ
5,5a,5b及び出口ダンパ9,9a,9bは夫々開
かれ、バイパスダンパ12は閉じられている。
【0012】これにより、誘引通風機3から排ガス供給
ダクト6を介して供給されてくる入側排ガス4は、夫々
入口ダンパ5,5a,5bを介してガスガスヒータ2,
2a,2bに導かれて入側排ガス4の熱の一部が回収さ
れた後、脱硫装置1に導かれて脱硫が行われる。
【0013】また、脱硫装置1からの出側排ガス4a
は、前記ガスガスヒータ2,2a,2bに導かれて、前
記入側排ガス4から回収した熱により加熱された後、出
口ダンパ9,9a,9bを介して排気ダクト10に導か
れ、煙突11に導かれて排気される。
【0014】一方、脱硫装置1にトラブルが発生した場
合には、入口ダンパ5,5a,5b及び出口ダンパ9,
9a,9bは夫々閉じられ、バイパスダンパ12は開か
れるように切替えられる。
【0015】これにより、誘引通風機3からの入側排ガ
ス4(未処理排ガス)は、図8、図9中破線で示すよう
に、バイパスダクト13及びバイパスダンパ12を介し
て煙突11に導かれるようになり、従ってこの間に、前
記トラブルを起こした脱硫装置1の復旧作業等を行うよ
うにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の排ガス
脱硫装置のダクト構造は、図8及び図9に示したよう
に、排ガス供給ダクト6と、排気ダクト10との間を、
夫々バイパスダンパ12を備えたバイパスダクト13に
より接続した構成としているために、バイパスダクト1
3が長さの長い構造となっており、しかも大型のバイパ
スダンパ12を備える必要があるために設備費用が増加
してしまう問題を有していた。
【0017】また、一般に用いられているバイパスダン
パ12は、閉時に完全な遮断を行うことが困難であり、
通常は5%程度のリークを生じることが知られている。
従って、図8、図9のダクト構造では、バイパスダンパ
12からリークした入側排ガス4(未処理排ガス)がそ
のまま煙突11に排出されてしまうことになり、このた
めに、煙突11から大気に排気される排ガスの亜硫酸ガ
ス(SO2)濃度を規定値に保持するためには、前記脱
硫装置1における脱硫性能を高める必要があり、脱硫装
置1の設計が厳しくなるといった問題を有していた。
【0018】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、簡単なダクト構造により入側排ガスが
煙突にリークする問題を防止できるようにした排ガス脱
硫装置のダクト構造を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、排ガス供給ダ
クトからの入側排ガスを、入口ダンパを介してガスガス
ヒータに導いた後、脱硫装置に導いて脱硫を行い、該脱
硫装置からの出側排ガスを前記ガスガスヒータに導いた
後、出口ダンパを介して排気ダクトにより煙突に排気す
るようにしている排ガス脱硫装置のダクト構造であっ
て、前記排ガス供給ダクトと排気ダクトとの間を、2つ
の折曲部と1つの絞り部とを備えたバイパスダクトによ
り接続し、前記排ガス供給ダクトにおける前記バイパス
ダクトの接続位置に、排ガス供給ダクト内の入側排ガス
の流動を高めるガス整流部を備えたことを特徴とする排
ガス脱硫装置のダクト構造、に係るものである。
【0020】本発明では、排ガス供給ダクトと排気ダク
トとの間を、流路抵抗を与える2つの折曲部と、圧力を
調節する1つの絞り部とを備えたバイパスダクトにより
接続し、且つ排ガス供給ダクトにおけるバイパスダクト
の接続位置に、排ガス供給ダクト内の入側排ガスの流動
を高めるガス整流部を備えたので、バイパスダクトから
僅かの出側排ガスを入側ダクトにリークさせるようにす
ることができ、これによって、脱硫装置の通常の運転時
に、排ガス供給ダクト内の入側排ガス(未処理排ガス)
が煙突にリークして排出されるのを防止することがで
き、更に、従来の構造の様な長大なバイパスダクトや大
型のバイパスダンパを廃止して簡単な構成とすることが
できる
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0022】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図8と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、以下に本発明の特徴点についてのみ説明す
る。
【0023】図8に対応して示した図1に示すごとく、
ガスガスヒータ2a,2bから出側排ガス4aを導出す
る排気ダクト10a,10bを下側に折曲げることによ
り、排気ダクト10aをガスガスヒータ2a,2bに入
側排ガス4を供給する入側ダクト6a,6bの下側に沿
って配設するようにし、前記排ガス供給ダクト6におけ
る入側ダクト6a,6bの分岐点と、前記排気ダクト1
0aとの間を、2つの折曲部16,17と、該折曲部1
6,17間に形成した1つの絞り部18とを有するバイ
パスダクト19により接続する。
【0024】図2〜図4の例においては、バイパスダク
ト19は、排ガス供給ダクト6における入側ダクト6
a,6bの分岐点から、排ガス供給ダクト6を延長した
方向に延びる水平部20aと、該水平部20aの先端か
ら下側に90゜に曲った第1の折曲部16と、該第1の
折曲部16から下側に延びる垂直部20bと、該垂直部
20bの下端から水平に90゜に曲った第2の折曲部1
7と、該第2の折曲部17から水平に延びて前記排気ダ
クト10aに接続された水平部20cとから構成されて
いる。
【0025】更に、前記垂直部20bには、流路幅Mを
絞った絞り部18が形成されている。
【0026】また、前記排気ダクト10aにおけるバイ
パスダクト19の接続位置より下流側は、前記脱硫装置
1にトラブルが発生した場合に排ガス供給ダクト6から
の入側排ガス4の全量を流す必要があるために、前記排
気ダクト10aのバイパスダクト19の上流側より大径
(排ガス供給ダクト6と略同径)とした大径部10a’
としている。
【0027】更に、前記排ガス供給ダクト6の入側ダク
ト6a,6bの分岐点には、排ガス供給ダクト6からの
入側排ガス4を入側ダクト6a,6bに安定して流動さ
せるようにした上下方向に長いガス整流部22が備えら
れている。ガス整流部22は、水平断面形状が菱形を有
しており、図3に示すように、菱形の対角線の長径が排
ガス供給ダクト6とバイパスダクト19の方向を向くよ
うに配置されている。
【0028】以下、上記図1〜図4に示した実施の形態
例の作用を説明する。
【0029】図1に示した排ガス脱硫装置のダクト構造
において、脱硫装置1の通常の運転時は、入口ダンパ5
a,5b及び出口ダンパ9a,9bは夫々開かれてい
る。
【0030】これにより、誘引通風機3から排ガス供給
ダクト6を介して供給されてくる入側排ガス4は、夫々
入口ダンパ5a,5bを介してガスガスヒータ2a,2
bに導かれて入側排ガス4の熱の一部が回収された後、
脱硫装置1に導かれて脱硫が行われる。また、脱硫装置
1からの出側排ガス4aは、前記ガスガスヒータ2a,
2bに導かれて、前記入側排ガス4から回収した熱によ
り加熱された後、出口ダンパ9a,9b及び排気ダクト
10a,10bを介して排気ダクト10に導かれ、煙突
11に導かれて排気される。
【0031】この時、排ガス供給ダクト6と排気ダクト
10aとが、バイパスダクト19によって連通した状態
に接続されているが、排ガス供給ダクト6内の入側排ガ
ス4(未処理排ガス)がバイパスダクト19を介して排
気ダクト10a側にリークすることがないようになって
いる。
【0032】即ち、図2〜図4に示したように、バイパ
スダクト19には2つの折曲部16,17が備えられて
流路抵抗が与えられていると共に、絞り部18が備えら
れて流路を絞ることにより圧力が調整されており、しか
も排ガス供給ダクト6との接続部には、ガス整流部22
が備えられて入側排ガス4の流動性が高められるように
なっているために、前記絞り部18によって入側排ガス
4に対して出側排ガス4aの圧力が僅かに高くなるよう
に調節することにより、図3、図4に示すように排ガス
供給ダクト6に対するバイパスダクト19の接続部にお
いて入側排ガス4が乱れるようになり、排ガス供給ダク
ト6からの入側排ガス4がバイパスダクト19に流入す
るようなことがなくなり、逆にバイパスダクト19から
僅か(数%程度)の出側排ガス4aが、入側ダクト6
a,6bにリークするようになる。
【0033】これによって、脱硫装置1の通常の運転時
に、排ガス供給ダクト6内の入側排ガス4(未処理排ガ
ス)が煙突11にリークして排出されるのを防止するこ
とができ、更に、図8の従来構造のような長大なバイパ
スダクト13や大型のバイパスダンパ12を廃止して簡
単な構成とすることができる。
【0034】一方、脱硫装置1にトラブルが発生した場
合には、入口ダンパ5a,5b及び出口ダンパ9a,9
bは夫々閉じるように操作される。
【0035】これにより、誘引通風機3からの入側排ガ
ス4(未処理排ガス)は、図1中破線で示すように、バ
イパスダクト19及び排気ダクト10aとその大径部1
0a’を介して、排気ダクト10から煙突11に排気さ
れるようになる。
【0036】図5は、前記図9に対応して示した本発明
の実施の形態の他の例を示したもので、図中図9と同一
物には同一の符号が付してある。
【0037】図5に示すように、ガスガスヒータ2から
出側排ガス4aを導出する排気ダクト10を下側に折曲
げることにより、該排気ダクト10を、ガスガスヒータ
2に入側排ガス4を供給している排ガス供給ダクト6の
下側に交差して位置するように配設し、前記排ガス供給
ダクト6と排気ダクト10とを、2つの折曲部16,1
7と、該折曲部16,17間に形成した1つの絞り部1
8とを有するバイパスダクト23により接続する。
【0038】図6、図7の例においては、バイパスダク
ト23は、排ガス供給ダクト6の側方に90゜の角度で
接続された水平部20aと、該水平部20aの先端が下
側に90゜に曲った第1の折曲部16と、第1の折曲部
16から下側に延びる垂直部20bと、該垂直部20b
の下端から前記水平部20aと直角の方向に90゜に曲
げられた第2の折曲部17と、該第2の折曲部17を前
記排気ダクト10に接続する水平部20cとを備えてお
り、且つ前記垂直部20bには、流路幅Mを絞った絞り
部18を形成している。
【0039】更に、前記排ガス供給ダクト6内における
バイパスダクト23が接続された位置には、排ガス供給
ダクト6内の入側排ガス4が安定して流動するようにし
た上下方向に長いガス整流部24を備えている。ガス整
流部24は、水平断面形状が菱形を有しており、菱形の
対角線の長径が排ガス供給ダクト6の長手方向に向くよ
うに配置されている。
【0040】以下、上記図5〜図7に示した実施の形態
例の作用を説明する。
【0041】図5に示した排ガス脱硫装置のダクト構造
において、脱硫装置1の通常の運転時は、入口ダンパ5
及び出口ダンパ9は夫々開かれている。
【0042】これにより、誘引通風機3から排ガス供給
ダクト6を介して供給されてくる入側排ガス4は、夫々
入口ダンパ5を介してガスガスヒータ2に導かれて入側
排ガス4の熱の一部が回収された後、脱硫装置1に導か
れて脱硫が行われる。また、脱硫装置1からの出側排ガ
ス4aは、前記ガスガスヒータ2に導かれて、前記入側
排ガス4から回収した熱により加熱された後、出口ダン
パ9を介して排気ダクト10に導かれ、煙突11に導か
れて排気される。
【0043】この時、排ガス供給ダクト6と排気ダクト
10とが、バイパスダクト23によって接続されている
が、前述したように、バイパスダクト23に2つの折曲
部16,17が備えられて流路抵抗が与えられていると
共に、絞り部18が備えられて流路を絞ることにより圧
力が調整されており、しかも排ガス供給ダクト6と排気
ダクト10との接続部には、ガス整流部24が備えられ
て入側排ガス4の流動性が高められるようになっている
ために、前記絞り部18によって入側排ガス4の圧力に
対して出側排ガス4aの圧力が僅かに高くなるように調
節することにより、図6に示すように排ガス供給ダクト
6に対するバイパスダクト23の接続部において入側排
ガス4が乱れるようになり、排ガス供給ダクト6からの
入側排ガス4がバイパスダクト23に流入することはな
くなり、逆にバイパスダクト23から僅か(数%程度)
の出側排ガス4aが、入側ダクト6a,6bにリークす
るようになる。
【0044】これによって、脱硫装置1の通常の運転時
に、排ガス供給ダクト6内の入側排ガス4(未処理排ガ
ス)が煙突11にリークして排出されるのを防止するこ
とができ、更に、図9の従来構造のような長大なバイパ
スダクト13や大型のバイパスダンパ12を廃止して簡
単な構成とすることができる。
【0045】一方、脱硫装置1にトラブルが発生した場
合には、入口ダンパ5及び出口ダンパ9は夫々閉じるよ
うに切替えられ、これによって誘引通風機3からの入側
排ガス4(未処理排ガス)は、図5中破線で示すよう
に、バイパスダクト23及び排気ダクト10を介して煙
突11に導かれるようになる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、排ガス供給ダクトと排
気ダクトとの間を、流路抵抗を与える2つの折曲部と、
圧力を調節する1つの絞り部とを備えたバイパスダクト
により接続し、且つ排ガス供給ダクトにおけるバイパス
ダクトの接続位置に、排ガス供給ダクト内の入側排ガス
の流動を高めるガス整流部を備えたので、バイパスダク
トから僅かの出側排ガスを入側ダクトにリークさせるよ
うにすることができ、これによって、脱硫装置の通常の
運転時に、排ガス供給ダクト内の入側排ガス(未処理排
ガス)が煙突にリークして排出されるのを防止すること
ができ、更に、従来の構造の様な長大なバイパスダクト
や大型のバイパスダンパを廃止して簡単な構成とするこ
とができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のII部分の詳細を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】図2のIV−IV方向矢視図である。
【図5】本発明を実施する形態の他の例を示す斜視図で
ある。
【図6】図5のVI部分の切断平面図である。
【図7】図6のVII−VII方向矢視図である。
【図8】従来の排ガス脱硫装置のダクト構造の一例を示
す斜視図である。
【図9】従来の排ガス脱硫装置のダクト構造の他の例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 脱硫装置 2 ガスガスヒータ 2a ガスガスヒータ 2b ガスガスヒータ 4 入側排ガス 4a 出側排ガス 5 入口ダンパ 5a 入口ダンパ 5b 入口ダンパ 6 排ガス供給ダクト 9 出口ダンパ 9a 出口ダンパ 9b 出口ダンパ 10 排気ダクト 10a 排気ダクト 10b 排気ダクト 11 煙突 16 折曲部 17 折曲部 18 絞り部 19 バイパスダクト 22 ガス整流部 23 バイパスダクト 24 ガス整流部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス供給ダクトからの入側排ガスを、
    入口ダンパを介してガスガスヒータに導いた後、脱硫装
    置に導いて脱硫を行い、該脱硫装置からの出側排ガスを
    前記ガスガスヒータに導いた後、出口ダンパを介して排
    気ダクトにより煙突に排気するようにしている排ガス脱
    硫装置のダクト構造であって、前記排ガス供給ダクトと
    排気ダクトとの間を、2つの折曲部と1つの絞り部とを
    備えたバイパスダクトにより接続し、前記排ガス供給ダ
    クトにおける前記バイパスダクトの接続位置に、排ガス
    供給ダクト内の入側排ガスの流動を高めるガス整流部を
    備えたことを特徴とする排ガス脱硫装置のダクト構造。
JP9031962A 1997-02-17 1997-02-17 排ガス脱硫装置のダクト構造 Pending JPH10225611A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101711197B1 (ko) * 2015-10-23 2017-03-03 메탈젠텍 주식회사 배출 가스 정화 장치

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KR101711197B1 (ko) * 2015-10-23 2017-03-03 메탈젠텍 주식회사 배출 가스 정화 장치
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