JPH10224348A - 同報通信制御システム - Google Patents

同報通信制御システム

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JPH10224348A
JPH10224348A JP9018850A JP1885097A JPH10224348A JP H10224348 A JPH10224348 A JP H10224348A JP 9018850 A JP9018850 A JP 9018850A JP 1885097 A JP1885097 A JP 1885097A JP H10224348 A JPH10224348 A JP H10224348A
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broadcast data
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誠 塚越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同報データの転送効率が最良であるルータ
(受信局)のデータ転送順序及び送信方向を決定し、デ
ータ転送を高速化して、データ転送効率の向上を図る。 【解決手段】 回線を通じてループ状に接続した送信局
710と受信局720,730,740に備えたルータ
714,724,734、744間の転送経路のコスト
値を同一に設定する。送信局710が、同報データ転送
効率が最良の同報データの受信局720,730,74
0における送信順序及び送信局710からの時計方向又
は反時計方向にかかる送信方向を決定し、この決定に基
づいた転送順序情報を含んだフレームデータ(同報デー
タ)を生成する。この同報データを第1番目の同報先の
受信局(720,730,740)に送信する。この同
報データを受信した受信局(720,730,740)
が、転送順序情報に基づいて次の同報先の受信局(72
0,730,740)に順次転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一の送信局から
複数の受信局へ同一のデータを同報送信する際のデータ
転送路を決定する制御を行う同報通信制御システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ同報送信システム
では、専用回線などでループ状に同報データの転送(送
受信)を処理するルータが接続されており、このルータ
にそれぞれローカルエリアネットワーク(LAN)など
を通じて、同報データを受信し、そのハードコピーや画
面出力を行う受信局が接続されている。このデータ同報
送信システムでは、ルータ間の経路(回線)の帯域幅や
遅延時間を数値化したデータ転送にかかる回線のトータ
ルコストが最小となるデータ転送路(経路)を決定する
制御を行って、その同報データを転送している。
【0003】図9は従来のデータ同報送信システムの構
成を示すブロック図である。図9に示すデータ同報送信
システムは、送信局Txとルータ0とが接続され、この
ルータ0とルータ1,2,3,4とが回線でループ状に
接続されている。また、ルータ1〜4にそれぞれLAN
などによって受信局Rx1,Rx2,Rx3,Rx4が
接続されている。
【0004】次に、この従来例の動作について説明す
る。図10は図9に示すデータ同報送信システムにおけ
る同報データの転送コストを説明するための図であり、
図11はデータ同報送信システムにおける他の例の同報
データの転送コストを説明するための図である。
【0005】図9、図10及び図11において、5個の
ルータ0〜4が回線によってループ状に接続され、この
場合のルータ0とルータ1との間はコスト値11であ
り、ルータ1とルータ2との間がコスト値12である。
また、ルータ2とルータ3との間がコスト値13であ
り、ルータ3とルータ4との間はコスト値14である。
さらに、ルータ4とルータ0との間がコスト値15であ
る。
【0006】図9及び図10において、ルータ0からル
ータ2、さらに、ルータ4の順序で同報データの転送を
行う場合、時計回り及び反時計回りの二つの転送経路が
ある。すなわち、第1の転送経路として、ルータ0→ル
ータ1→ルータ2がある。さらに、第2の転送経路とし
てルータ0→ルータ4→ルータ3→ルータ2がある。こ
の場合の第1の転送経路のトータルコストは(11+1
2=33)であり、また、第2の転送経路のトータルコ
ストは(15+14+13=42)である。
【0007】このように第1の転送経路のトータルコス
トが第2の転送経路のトータルコストより小さい。した
がって、送信局Tx(ルータ0)が第1の転送経路(回
線)を選択して同報データをルータ0→ルータ1を通じ
てルータ2に接続される受信局Rx2へ送信する。
【0008】次に、図9及び図11において、ルータ2
からルータ4へ同報データの転送を行う場合も、時計回
り及び反時計回りの二つの転送経路がある。まず、第1
の転送経路として、ルータ2→ルータ1→ルータ0→ル
ータ4がある。また、第2の転送経路としてルータ2→
ルータ3→ルータ4がある。この場合の第1の転送経路
のトータルコストは(12+11+15=38)であ
り、また、第2の転送経路のトータルコストは(14+
13=27)である。
【0009】すなわち、第2の転送経路のトータルコス
トが第1の転送経路のトータルコストより小さい。した
がって、送信局Tx(ルータ0)は第2の転送経路を選
択して、同報データをルータ2→ルータ3を通じてルー
タ4に接続される受信局Rx2へ送信する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
の同報通信制御システムでは、ルータ間の経路(回線)
の帯域幅や遅延時間を数値化したデータ転送にかかる回
線のトータルコストが最小となる経路を決定して、その
データ転送を行っている。しかしながら、この場合、以
下の問題がある。
【0011】ルータが同報データの転送経路をトータル
コストから決定しており、上位装置である送信局では同
報データの転送経路を認識できない。すなわち、同報デ
ータの転送効率が最善であるルータ(受信局)での同報
データの転送順序及び送信局からの送信方向(ループ状
における時計回り又は反時計回り)を決定できない。
【0012】図12は同一回線を同一の同報データが双
方向(重複)で流れる状態を示す図である。このように
同一の転送経路を同報データが重複して流れるため帯域
幅の有効活用が図れない。
【0013】図13は一度流れた同報データが同一回線
を流れる状態を示す図である。このように、一度流れた
同報データが同一の転送経路を流れるため、データ転送
が遅延して、その同報データの転送効率が低下する。
【0014】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、送信局での同報データの転
送経路の認識に基づいて、帯域幅の有効な活用による同
報データの転送効率が最善であるルータ(受信局)のデ
ータ転送順序及び送信方向を決定できるようになり、そ
の同報データの転送が高速化されて、転送効率が向上す
る同報通信制御システムの提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一つの送信局と回線を通じ
てループ状に複数の受信局が接続されるとともに、受信
局に備えたルータ間の転送経路のコスト値を同一に設定
した同報通信制御システムである。送信局が同報データ
の転送効率が最良の複数の受信局における送信順序及び
送信局からの送信方向を決定し、この決定に基づいた転
送順序情報を含んだフレームデータの同報データを生成
し、この同報データを第1番目の送信先である同報先の
受信局に送信するとともに、この同報データを受信した
受信局が転送順序情報に基づいて次の同報先の受信局に
同報データを順次転送する構成としてある。
【0016】請求項2記載の同報通信制御システムは、
前記送信局として、複数の受信局における送信順序及び
この送信局からの送信方向にかかる同報データの転送経
路を決定する転送順序情報を含む同報データの送信を処
理する送信手段と、送信手段からの転送順序情報に基づ
いた転送先の受信局へ送信手段の処理によって同報デー
タを送出するルータとを備える構成としてある。
【0017】請求項3記載の同報通信制御システムは、
前記受信局として、回線から同報データを受信し、かつ
送信して転送の送受信を行う送受信手段と、送受信手段
を通じて受信した同報データに含む転送順序情報に基づ
いて転送先の受信局を判断し、この受信局へ送受信手段
の処理によって同報データを転送するルータとを備える
構成としてある。
【0018】請求項4記載の同報通信制御システムは、
前記フレームデータの同報データは同報先識別情報と同
報データ本体とを有し、かつ、同報先識別情報として第
1番目の同報先の受信局のアドレスとともに、順次転送
する他の受信局のアドレスを有する構成としてある。
【0019】請求項5記載の同報通信制御システムは、
前記送受信手段とルータ間がローカルエリアネットワー
クで接続される構成としてある。
【0020】なお、上記同報通信制御システムにおいて
は、前記ルータと回線とを接続するターミナルアダプタ
を備えることが好ましい。
【0021】また、上記同報通信制御システムにおいて
は、前記回線として専用回線を使用することが好まし
い。
【0022】このような構成の同報通信制御システム
は、送信局及び受信局に備えたルータ間の転送経路のコ
スト値が同一に設定されており、送信局が同報データ転
送効率が最良の同報データの送信順序及びループ状に接
続された転送路での時計方向又は反時計方向にかかる送
信方向を決定する。この決定に基づいた転送順序情報を
含んだフレームデータ(同報データ)を生成し、この同
報データを第1番目の送信先である同報先の受信局へ送
信する。この同報データを受信した受信局が転送順序情
報に基づいて次の同報先の受信局に同報データを順次転
送している。
【0023】したがって、送信局での同報データの転送
経路の認識に基づいて、同報データの転送効率が最善で
あるルータ(受信局)のデータ転送順序及び送信方向が
決定される。また、従来の技術で説明したように同一の
転送経路(回線)を同報データが重複して流れなくな
り、帯域幅の有効活用が可能になる。さらに、一度流れ
た同報データが同一の転送経路を流れなくなり、同報デ
ータの転送が遅延しなくなる。この結果、同報データの
転送が高速化され、同報データの転送効率が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の同報通信制御シス
テムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明の同報通信制御システムの実施形態における
構成を示すブロック図である。図1に示す同報通信制御
システムは、同報データを送信する送信局710と、こ
の送信局710と専用回線などで接続され、同報データ
を転送する送受信処理を行うN個の受信局720,73
0…740とで概略構成されている。なお、送信局71
0及び受信局720,730…740はループ状に接続
されている。
【0025】送信局710はローカルエリアネットワー
ク(LAN)711と、このLAN711で接続される
同報データを送信する送信装置715及び、送信装置7
15からの転送順序情報に基づいた転送先の受信局72
0,730…740へ同報データを送信するルータ71
4と、このルータ714と回線端との接続を処理するタ
ーミナルアダプタTA712,TA713とを有してい
る。
【0026】受信局720〜740は、それぞれLAN
721,731,741を有し、さらに、このLAN7
21,731,741に接続されて同報データの送受信
による転送を処理する送受信装置725,735,74
5を有している。さらに、送信装置715からの転送順
序情報に基づいた転送先の受信局720,730…74
0へ同報データを転送するためのルータ724,73
4,744を有している。また、このルータ724,7
34,744と回線端との接続を処理するターミナルア
ダプタTA722,TA723,TA732,TA73
3,TA742,TA743とを有している。
【0027】図2は転送するデータフレームの内容を示
す図である。図2に示すように、データフレーム(同報
データ)は、同報先識別情報と同報データ本体とを有し
ている。同報先識別情報は第1番目の同報先である受信
局のアドレス、第2番目の同報先である受信局のアドレ
ス、第3番目の同報先である受信局のアドレス…からな
っている。
【0028】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図3は同報データの第1の転送経路例を説明するた
めの図である。図3では、図1に示した構成における受
信局720,730…740を受信局1,2…Nとし、
かつ、ルータ714をルータ0とし、また、ルータ72
4,734,744をルータ1,2…Nとして説明す
る。なお、ルータ0〜N間のそれぞれの転送経路のコス
ト値が同一に設定されている。
【0029】さらに、同報データを送信する受信局1〜
N中で、送信局710から受信局(1〜N)までの時計
回りの転送経路のトータルコストが最大の受信局(1〜
N)を受信局iとし、反時計回りの転送経路のトータル
コストが最大の受信局(1〜N)を受信局(N−j)と
する。
【0030】以下、第1の転送経路例では、次に示すよ
うに同報データの転送経路と受信局(1〜N)の受信順
序を決定し、その同報データの転送を行う。この第1の
転送経路例はj>iかつi≦(N/2)かつj≧(N/
2)の場合であり、図3に示すように送信局710の送
信装置715が受信局(1〜N)の受信順序を時計回り
の、受信局(N−j)→…受信局(i)とする宛て先情
報である同報先識別情報を同報データ本体に付加したデ
ータフレーム(同報データ)を作成する。この同報デー
タを送信局710が第1番目の同報先(送信先)である
受信局(N−j)へ送信する。
【0031】全てのルータ0〜N間のコスト値が一定で
あるため、同報データは転送経路のトータルコストが小
さい時計回りの転送経路、すなわち、ルータ1→ルータ
2→ルータ(N−j)の経路で転送される。同報データ
を受信局(N−j)が受信すると、受信局(N−j)
は、図2に示したデータフレームにおける同報先識別情
報を参照して第2番目の同報先である受信局(1〜N)
に同報データを転送する。
【0032】このようなリレー方式による同報データの
転送を繰り返す。同報データはルータ0〜N間の転送経
路のコスト値が同一であるため、ルータ1→ルータ2…
→ルータ(i−1)→ルータ(i)の時計回りで転送さ
れ、また、受信局(N−j)→…→受信局iの時計回り
の受信順序で受信局iまで転送される。
【0033】図4は同報データの第2の転送経路例を説
明するための図である。この第2の転送経路例は、j<
iかつi≧(N/2)かつj≦(N/2)の場合であ
る。送信局710の送信装置715は、受信局(1〜
N)の受信順序が反時計回りの受信局i→…受信局(N
−j)とする、図2に示した同報先識別情報を同報デー
タ本体に付加したデータフレーム(同報データ)を作成
する。この同報データを送信局710が第1番目の同報
先である受信局iに送信する。
【0034】同報データは、転送経路のトータルコスト
が最小である反時計回りの転送経路のルータN→ルータ
(N−1)→ルータ(N−2)…→ルータ(i)に順次
転送される。そして、受信局iが同報データを受信する
と、図2に示した同報先識別情報を参照し、第2番目の
同報先である受信局に同報データを転送する。
【0035】これらのリレー方式による転送を繰り返
す。同報データはルータ0〜N間の転送経路のコスト値
が同一であるため、反時計回りのルータN→ルータ(N
−1)→ルータ(N−1)…→ルータ(N−j−i)→
ルータ(N−j)で転送される。すなわち、反時計回り
の受信局i→…→受信局(N−j)の順序で同報データ
が受信される。
【0036】図5は同報データの第3の転送経路例を説
明するための図である。この第3の転送経路例は、i≧
(N/2)かつj≧(N/2)の場合である。送信局7
10の送信装置715は、受信局(1〜N)の受信順序
を受信局(N−j)→…受信局(N/2−1)とする、
図2に示す同報先識別情報を同報データ本体に付加した
データフレーム(同報データ)を作成する。この同報デ
ータを送信局710が第1番目の同報先である受信局
(N−j)へ送信する。
【0037】同報データは転送経路のトータルコストが
最小である時計回りの転送経路のルータ1→ルータ2…
→ルータ(N−j)に順次転送される。このように受信
局(N−j)は同報データを受信すると、図2に示す同
報先識別情報を参照し、第2番目の同報先である受信局
に同報データを転送する。
【0038】これらのリレー方式による転送を繰り返す
ことによって、同報データはルータ0〜N間の転送経路
のコスト値が同一であるため、時計回りルータ1→ルー
タ2→ルータ…→ルータ(N/2−1)で転送される。
すなわち、時計回りの受信局(N−j)→…→受信局
(N/2−1)の順序で同報データが受信される。
【0039】また、送信局710の送信装置715が受
信局(1〜N)の受信順序を受信局i→…受信局(N/
2)とする、図2に示した同報先識別情報を同報データ
本体に付加したデータフレーム(同報データ)を作成す
る。この同報データを送信局710が第1番目の同報先
である受信局iへ送信する。
【0040】この同報データは、転送経路のトータルコ
ストが最小である反時計回りの転送経路のルータN→ル
ータ(N−1)→ルータ(N−2)…→ルータiの転送
経路で転送される。このように、受信局iは同報データ
を受信すると、図2に示した同報先識別情報を参照して
第2番目の同報先である受信局に同報データを転送す
る。
【0041】これらのリレー方式による転送を繰り返す
ことによって、同報データはルータ0〜N間の転送経路
のコスト値が同一であるため、反時計回りルータN→ル
ータ(N−1)→ルータ(N−2)…→ルータ(N/
2)で転送される。すなわち、反時計回りの受信局i→
…→受信局(N/2)の順序で同報データが受信され
る。
【0042】次に、受信局が6局の場合の同報データの
転送について説明する。図6は受信局が6局の場合の同
報通信制御システムの構成を示すブロック図である。図
6において、同報データを送信する送信局7と、この送
信局7と専用回線などで接続されて同報データの送受信
処理を行う受信局1,2,3,4,5,6とがループ状
に接続されて構成されている。
【0043】送信局7はローカルエリアネットワーク
(LAN)72と、このLAN72で接続される同報デ
ータを送信するデータ送信装置71及びルータ73と、
このルータ73と回線端との接続を処理するターミナル
アダプタ(TA)74,75とを有している。
【0044】受信局1〜6は、それぞれ同一の構成であ
り、LAN12,22,32,42,52,62を有
し、さらに、このLAN12〜62に接続されるデータ
送受信装置11,21,31,41,51,61及びル
ータ13,23,33,43,53,63を有してい
る。また、このルータ13〜63と回線端との接続を処
理するターミナルアダプタ(TA)14,15,24,
25,34,35,44,45,54,55,64,6
5を有している。
【0045】送信局7のターミナルアダプタ75が受信
局1のターミナルアダプタ14と回線1で接続され、受
信局1のターミナルアダプタ15と受信局2のターミナ
ルアダプタ24とが回線2で接続されている。受信局2
のターミナルアダプタ25と受信局3のターミナルアダ
プタ34とが接続され、受信局3のターミナルアダプタ
35と受信局4のターミナルアダプタ44とが回線4で
接続されている。
【0046】また、受信局4のターミナルアダプタ45
と受信局5のターミナルアダプタ54とが回線5,6で
接続されている。さらに、受信局5のターミナルアダプ
タ55が受信局6のターミナルアダプタ64と回線7で
接続され、かつ、受信局6のターミナルアダプタ65と
送信局7のターミナルアダプタ74が回線8で接続され
ている。すなわち、送信局7は受信局1から受信局6が
回線1〜8を通じてループ状に接続されている。なお、
このルータ73,13〜63間の転送経路のコスト値が
全て同一に設定されている。
【0047】次に、この構成の動作について説明する。
まず、同報先が受信局1,3の場合の動作を説明する。
図6において、ルータ73,13〜63の間は転送経路
のコスト値が全て同一に設定されているため、同報先中
で送信局7から受信局1〜6までの時計回りの転送経路
のトータルコストが最大の受信局(1〜6)は受信局3
である。また、反時計回り転送経路のトータルコストが
最大の受信局(1〜6)は受信局1である。この結果、
図1から図5をもって説明したように、時計回りの転送
経路のトータルコストが最大の受信局(1〜6)は受信
局i=3であり、反時計回りの転送経路のトータルコス
トが最大の受信局(1〜6)は受信局j=6となる。ま
た、受信局N=6であり、j>iかつi≦(N/2)か
つj≧(N/2)の関係が成立する。
【0048】これによって、送信局7のデータ送信装置
71が、受信局(1〜6)の受信順序を時計回りである
受信局1→受信局3とする図2に示した同報先識別情報
を同報データ本体に付加したデータフレーム(同報デー
タ)を生成する。この同報データを、送信局7のデータ
送信装置71が第1番目の同報先である受信局1へ送信
する。
【0049】ここで、ルータ73,13〜63間の転送
経路のコスト値が全て同一に設定されているので、ルー
タ73は、同報データをトータルコストの最小の転送経
路である送信局7のターミナルアダプタ75から受信局
1のターミナルアダプタ14へ送出し、この同報データ
がルータ1を通じて受信局1のデータ送受信装置11に
転送される。この同報データを受信した受信局1のデー
タ送受信装置11は、図2に示した同報先識別情報を解
析し、次の送信先(同報先)が受信局3であることを認
識する。さらに、同報先識別情報を同報データ本体に付
加したデータフレーム(同報データ)を生成して、第2
番目の同報先である受信局3に転送する。
【0050】同様にしてルータ1(13)は、ルータ7
3,13〜63間の転送経路のコスト値が全て同一に設
定されているので、同報データをトータルコストが最小
である時計回りの転送経路で転送する。すなわち、受信
局1のターミナルアダプタ15から受信局2のルータ2
(23)を通じて受信局3に転送する。したがって、同
報データがルータ1(13)→ルータ2(23)→ルー
タ3(33)の順序で転送される。
【0051】図7は同報先が受信局4,5の場合の動作
を説明するための図である。図7において、ルータ7
3,13〜63間の転送経路のコスト値が全て同一に設
定されているので、同報先中の送信局7から受信局(1
〜6)までの時計回りの転送経路のトータルコストが最
大の受信局(1〜6)は受信局5である。また、反時計
回りの転送経路のトータルコストの最大の受信局(1〜
6)は受信局4である。
【0052】この結果、i=5,j=3,N=6とな
り、j<iかつi≧(N/2)かつj≦(N/2)の関
係が成立する。これによって、送信局7のデータ送信装
置71が受信局(1〜6)の受信順序を反時計回りであ
る受信局5→受信局4とする、図2に示した同報先識別
情報を同報データ本体に付加したデータフレーム(同報
データ)を生成し、この同報データを送信局7のデータ
送信装置71が第1番目の同報先である受信局5に送信
する。
【0053】また、ルータ73,13〜63間の転送経
路のコスト値が全て同一に設定されているので、ルータ
73は、同報データをトータルコストが最小の転送経
路、すなわち、反時計回りに、送信局7のターミナルア
ダプタ74から、回線7を通じて受信局5までの転送を
行う。この同報データを受信した受信局5のデータ送受
信装置51は、図2に示した同報先識別情報を解析し、
次の同報先が受信局4であることを認識する。そして、
同報先識別情報を同報データ本体に付加したデータフレ
ーム(同報データ)を生成し、この同報データを第2番
目の同報先である受信局4へ送信する。
【0054】同様にして、ルータ73,13〜63間の
転送経路のコスト値が全て同一に設定されているので、
受信局5のルータ5(53)は、トータルコストが最小
である反時計回りの転送経路で転送される。すなわち、
受信局5のターミナルアダプタ54から回線6を通じて
受信局4に送信する。このように同報データがルータ6
→ルータ5→ルータ4の順序で転送される。
【0055】図8は同報先が受信局2,3,5の場合の
動作を説明するための図である。図8の場合も、ルータ
73,13〜63間の転送経路のコスト値が全て同一に
設定されているので、同報先中で送信局7から受信局
(1〜6)までの時計回りの転送経路のトータルコスト
の最大が受信局5であり、また、反時計回りの転送経路
のトータルコストの最大は受信局2となる。
【0056】この結果、図1から図5をもって説明した
ように、i=5,j=5,N=3となり、i≧(N/
2)かつj≧(N/2)の関係が成立する。これによっ
て、送信局7のデータ送信装置71が受信局(1〜6)
での受信順序を、時計回りである受信局2→受信局3と
する同報先識別情報を同報データに付加してデータフレ
ーム(同報データ)を生成する。この同報データを送信
局7のデータ送信装置71が第1番目の同報先である受
信局2に送信する。
【0057】また、ルータ73,13〜63間の転送経
路のコスト値が全て同一に設定されているので、ルータ
73は、同報データをトータルコストが最小の転送経
路、すなわち、時計回りに、送信局7のターミナルアダ
プタ74から、受信局1を通じて受信局2へ転送する。
この同報データを受信した受信局2のデータ送受信装置
21は、図2に示した同報先識別情報を解析し、次の同
報先が受信局3であることを認識し、同報先識別情報を
同報データ本体に付加したデータフレーム(同報デー
タ)を生成して、第2番目の同報先である受信局3に転
送する。
【0058】同様にして、受信局2から受信局3への同
報データの転送経路は、ルータ73,13〜63間の転
送経路のコスト値が全て同一に設定されているので、ト
ータルコストが最小である時計回りとなる。すなわち、
受信局2のターミナルアダプタ25から回線3を通じて
受信局3に送信する。
【0059】また、送信局7のデータ送信装置71は、
受信局(1〜6)の受信順序を受信局5とする、図2に
示した同報先識別情報を同報データ本体に付加したデー
タフレーム(同報データ)を生成する。この同報データ
を、送信局7のデータ送信装置71が第1番目の同報先
である受信局5へ送信する。
【0060】さらに、ルータ73,13〜63間の転送
経路のコスト値が全て同一に設定されているので、同報
データをトータルコストが最小の転送経路、すなわち、
反時計回りに、送信局7のターミナルアダプタ74か
ら、受信局6を通じて受信局5までの転送を行う。
【0061】これらの制御によって回線の帯域幅を最大
限に利用でき、また、転送時間が最短で同報データの転
送が可能になる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の同報通信制御システムによれば、送信局及び受信局に
備えたルータ間の転送経路のコスト値が同一に設定され
ており、送信局が同報データ転送効率が最良の同報デー
タの送信順序及びループ状に接続された転送路での時計
方向又は反時計方向にかかる送信方向を決定した転送順
序情報に基づいて、同報データを第1番目の同報先の受
信局から順次、次の受信局に転送している。
【0063】したがって、送信局での同報データの転送
経路の認識に基づいて、同報データの転送効率が最良で
あるルータ(受信局)のデータ転送順序及び送信方向が
決定され、同一の転送経路(回線)を同報データが重複
して流れなくなり、帯域幅の有効活用が可能になる。さ
らに、一度流れた同報データが同一の転送経路を流れな
くなり、かつ、同報データの転送が遅延しなくなって、
同報データの転送が高速化され、同報データの転送効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同報通信制御システムの実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあって転送するデータフレーム(同
報データ)の内容を示す図である。
【図3】実施形態にあって同報データの第1の転送経路
例を説明するための図である。
【図4】実施形態にあって同報データの第2の転送経路
例を説明するための図である。
【図5】実施形態にあって同報データの第3の転送経路
例を説明するための図である。
【図6】実施形態にあって受信局が6局の場合の同報通
信制御システムの構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態にあって同報先の受信局が連続する2
局の場合の動作を説明するための図である。
【図8】実施形態にあって同報先の受信局が非連続した
3局の場合の動作を説明するための図である。
【図9】従来のデータ同報送信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図10】図9に示すデータ同報送信システムにおける
同報データの転送コストを説明するための図である。
【図11】図9に示すデータ同報送信システムにおける
他の例の同報データの転送コストを説明するための図で
ある。
【図12】従来例にあって同一回線を同一の同報データ
が双方向(重複)で流れる状態を示す図である。
【図13】従来例にあって一度流れた同報データが同一
回線を流れる状態を示す図である。
【符号の説明】
710 送信局 711,721,731,741 ローカルエリアネッ
トワーク 712,713,722,723,732,733,7
42,743 ターミナルアダプタ 714,724,734,744 ルータ 715 送信装置 720,730…740 受信局 725,735,745 送受信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの送信局と回線を通じてループ状に
    複数の受信局が接続されるとともに、前記受信局に備え
    たルータ間の転送経路のコスト値を同一に設定した同報
    通信制御システムにあって、 前記送信局が同報データの転送効率が最良の複数の前記
    受信局における送信順序及び前記送信局からの送信方向
    を決定し、この決定に基づいた転送順序情報を含んだフ
    レームデータの同報データを生成し、この同報データを
    第1番目の送信先である同報先の前記受信局に送信する
    とともに、この同報データを受信した前記受信局が転送
    順序情報に基づいて次の同報先の前記受信局に同報デー
    タを順次転送することを特徴とする同報通信制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同報通信制御システムに
    おいて、 前記送信局として、 複数の受信局における送信順序及びこの送信局からの送
    信方向にかかる同報データの転送経路を決定する転送順
    序情報を含む前記同報データの送信を処理する送信手段
    と、 前記送信手段からの転送順序情報に基づいた転送先の受
    信局へ前記送信手段の処理によって同報データを送出す
    るルータと、 を備えることを特徴とする同報通信制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の同報通信制御システムに
    おいて、 前記受信局として、 回線から同報データを受信し、かつ送信して転送の送受
    信を行う送受信手段と、 前記送受信手段を通じて受信した同報データに含む転送
    順序情報に基づいて転送先の受信局を判断し、この受信
    局へ前記送受信手段の処理によって同報データを転送す
    るルータと、 を備えることを特徴とする同報通信制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の同報通信制御システムに
    おいて、 前記フレームデータの同報データは同報先識別情報と同
    報データ本体とを有し、かつ、前記同報先識別情報とし
    て第1番目の同報先の受信局のアドレスとともに、順次
    転送する他の受信局のアドレスを有することを特徴とす
    る同報通信制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の同報通信制御シス
    テムにおいて、 前記送受信手段とルータ間がローカルエリアネットワー
    クで接続されることを特徴とする同報通信制御システ
    ム。
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