JPH10224311A - 通信装置及び記録制御方法 - Google Patents

通信装置及び記録制御方法

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Publication number
JPH10224311A
JPH10224311A JP2395497A JP2395497A JPH10224311A JP H10224311 A JPH10224311 A JP H10224311A JP 2395497 A JP2395497 A JP 2395497A JP 2395497 A JP2395497 A JP 2395497A JP H10224311 A JPH10224311 A JP H10224311A
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JP
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recording
voice
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audio data
unit
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JP2395497A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Okita
直之 大北
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、音声データの誤りに基づく受話音
声の認識不可能な部分(期間)や無音部分の通話音声の
録音をカットすることにより、音声メモリのメモリ容量
を効率良く活用することの可能な通信装置及び記録制御
方法を提供することである。 【解決手段】 CPU19は、録音キーが押圧操作され
ると、TDMA処理部14から入力されるERデータ
(符号誤り率)の値がROM22に格納されている基準
ERデータの値以下の場合に、録音再生部18において
音声メモリに通話音声(受話音声及び送話音声)を録音
させる。また、前記ERデータの値が前記基準ERデー
タの値以上の場合は、通話音声の録音を一時停止させ
る。さらに、CPU19は、音声処理部15のPCMコ
ーディック部15bから入力されるVOX信号の信号レ
ベルが“Low”となる、有音部分の通話音声のみを録
音させて、該VOX信号の信号レベルが“Hi”の場合
は通話音声の録音を一時停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置及び記録制
御方法に係り、詳細には、音声データを記録することの
可能な通信装置及び記録制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信などに用いられる端末
機器の中には、相手先通信端末との間で送受信される通
話音声(受話音声や送話音声)を録音、再生することが
可能な音声メモ機能を有するものがある。このような音
声メモ機能を備えた端末機器では、録音キーが押圧操作
されると、例えば、20秒間などの所定時間分の通話音
声を音声メモリに録音し、再生キーが押圧操作されると
該音声メモリに録音した通話音声を再生出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の端末機器においては以下に述べるような課題
があった。
【0004】すなわち、受信した音声データ(受話音
声)について部分的にビット誤りが所定レベル以上の頻
度で発生し、受話音声について部分的に認識不可能な箇
所が存在する場合であっても前記箇所を含めて受話音声
を録音をしてしまう、或いは、一度録音が開始されると
無音部分であっても録音を継続してしまうので、録音の
時に、所定時間分(例えば、20秒間など)の音声録音
容量(メモリ容量)しか持たない音声メモリを効率良く
活用できていなかった。
【0005】本発明は、上記課題を解決すべく、音声デ
ータの誤りに基づく受話音声の認識不可能な部分(期
間)や無音部分の通話音声の録音をカットすることによ
り、音声メモリのメモリ容量を効率良く活用することの
可能な通信装置及び記録制御方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
伝送路を介して送られてくる音声データを記録可能な通
信装置であって、前記音声データが記録される記録手段
と、前記伝送路を介して受信した音声データの誤り率を
検出する誤り率検出手段と、前記記録手段への前記音声
データの記録を指示する指示手段と、この指示手段によ
り記録が指示されている間、前記誤り率検出手段により
検出された誤り率の値が予め定められた所定値以上のと
き、前記音声データを前記記録手段に記録することを停
止する記録制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】請求項1記載の発明によれば、記録制御手
段は、指示手段により記録が指示されている間、誤り率
検出手段により検出された誤り率の値が予め定められた
所定値以上の音声データを記録手段に記録しない構成と
している。
【0008】また、請求項3記載の発明は、伝送路を介
してブロック単位で送られてくる音声データを記録装置
に記録する記録制御方法であって、前記伝送路を介して
受信した音声データの誤り率を、各ブロック毎に付加さ
れたビット誤り符号に基づいて該各ブロック毎に検出
し、前記記録装置への前記音声データの記録が指示され
ている間、前記検出した誤り率の値が予め定められた所
定値以上のブロックの音声データの前記記録装置への記
録を停止することを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明によれば、伝送路を介
してブロック単位で送られてくる音声データを記録装置
に記録する際に、検出した誤り率の値が予め定められた
所定値以下のブロックの音声データを記録し、該誤り率
の値が前記所定値以上のブロックの音声データは記録し
ない構成としている。
【0010】したがって、請求項1及び請求項3記載の
発明によれば、音声データの記録に際し、その誤り率の
値が予め定められた所定値以上となる音声データは音声
メモリに記録しない構成としているので、その分のメモ
リ容量を有効活用することができ、音声メモリのメモリ
容量を増やすことなく、記録される音声情報量を増やす
ことが可能となり、音声メモ機能の使い勝手を向上する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
発明に好適な実施の形態を詳細に説明する。図1及び図
2は、本発明を第二世代コードレス電話システム(以
下、PHS:Personal Handyphone Systemと略称する)
で使用される携帯電話機に適用した場合について示す図
である。
【0012】図1は携帯電話機1のブロック構成図であ
り、同図において携帯電話機1は、アンテナ11、高周
波部12、モデム13、TDMA処理部14、音声処理
部15、受話用スピーカ16、マイク17、録音再生部
18、CPU19、スピーカ20、キー入力部21、R
OM22、RAM23、及び表示部24により構成され
ている。
【0013】アンテナ11は、公衆用無線基地局や自機
の親機である自営用無線基地局(共に図示省略)との間
で所定周波数帯の送信信号及び受信信号を送受信する。
【0014】高周波部12は、スイッチ(SW)12
a、PLLシンセサイザ12b、受信部12c、及び送
信部12dにより構成されている。スイッチ12aは、
時分割でスイッチングし、アンテナ11を受信部12
c、または送信部12dに択一的に接続し、アンテナ1
1からの受信信号を受信部12cに、或いは送信部12
dからの送信信号をアンテナ21aに出力する。PLL
(Phase-Locked Loop )シンセサイザ12bは、CPU
19により設定された周波数で局部発振し、この局部発
振信号を受信部12c及び送信部12dに出力する。
【0015】受信部12cは、アンテナ11からスイッ
チ12aを介して入力された受信信号を、PLLシンセ
サイザ12bから入力される局部発振信号に基づいてI
F(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、モ
デム13の復調部13aに出力する。
【0016】送信部12dは、モデム13の変調部13
bから入力されたπ/4シフトQPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)の変調波を、PLLシンセサイザ
12bから入力される局部発振信号に基づいて周波数変
換し、スイッチ12aを介してアンテナ11から輻射す
る。
【0017】モデム13は、復調部13a及び変調部1
3bにより構成されており、π/4シフトQPSKの変
調及び復調処理を行なう。復調部13aは、高周波部1
2の受信部12cから入力されたIF信号を復調してI
Qデータに分離し、データ列としてTDMA処理部14
に出力する。変調部13bは、TDMA処理部14から
入力されたデータ列からIQデータを作成し、π/4シ
フトQPSK変調を施した後、高周波部12の送信部1
2dに出力する。
【0018】TDMA(Time Division Multiple Acces
s :時分割多元接続)処理部14は、モデム13の復調
部13aから入力されるデータ(フレーム)から所定タ
イミングで1スロット分のデータを取り出し、盗聴防止
用のスクランブルなどを解除した後、この1スロット分
のデータの中から制御データをCPU19に、音声デー
タを音声処理部15のスピーチコーディック部15aに
出力する。また、TDMA処理部14では、前記音声デ
ータに付加されたビット誤り符号に基づいて、1スロッ
ト分の音声データに対するER(Error Rate:符号誤り
率)データを検出し、CPU19に出力する。
【0019】また、TDMA処理部14は、音声処理部
15のスピーチコーディック部15aから入力される音
声データにCPU19からの制御データを付加して1ス
ロット分のデータを作成し、スクランブルなどをかけた
後、この1スロット分のデータを所定タイミングでフレ
ームに挿入して、モデム13の変調部13bに出力す
る。
【0020】音声処理部15は、スピーチコーディック
部15a及びPCMコーディック部15bにより構成さ
れている。スピーチコーディック部15aは、音声デー
タ(ディジタルデータ)の圧縮及び伸長処理を行うもの
であり、具体的には、適応予測と適応量子化を用いるA
DPCM(Adaptive Differential PCM)方式により
音声データの符号化及び復号化処理を行う。すなわち、
スピーチコーディック部15aは、TDMA処理部14
から入力されたADPCM音声データをPCM音声デー
タに復号化することにより伸長し、PCMコーディック
部15bに出力する。また、スピーチコーディック部1
5aは、PCMコーディック部15bから入力されたP
CM音声データをADPCM音声データに符号化するこ
とにより圧縮し、TDMA処理部14に出力する。
【0021】PCM(Pulse Code Modulation )コーデ
ィック部15bは、音声データのアナログ/ディジタル
変換処理を行う。すなわち、PCMコーディック部15
bは、スピーチコーディック部15aから入力されたP
CM音声データをアナログ音声信号に変換し、受話用ス
ピーカ16に出力する。また、PCMコーディック部1
5bは、マイク17から入力されたアナログ音声信号を
ディジタル音声信号に変換し、PCM音声データとして
スピーチコーディック部15aに出力する。
【0022】また、PCMコーディック部15bはVO
X信号をCPU19に出力する。このVOX信号は、ス
ピーチコーディック部15aからの受話音声及びマイク
17からの送話音声が共に無音である場合に信号レベル
が“Hi”となる信号である。
【0023】受話用スピーカ16は、音声処理部15の
PCMコーディック部15bや録音再生部18から入力
されたアナログ音声信号に基づいて受話音声、或いは録
音した通話音声を拡声出力する。マイク17は、送話音
声のアナログ音声信号を音声処理部15のPCMコーデ
ィック部15b及び録音再生部18に出力する。
【0024】録音再生部18は、音声処理部15のPC
Mコーディック部15b及びマイク17から入力される
通話音声(受話音声及び送話音声)を所定時間録音する
ことの可能なEEPROM(Electrically Erasable Pr
ogrammable ROM)などの音声メモリを備え、CPU
19からの制御信号に基づいて通話音声(アナログ音声
信号)を音声メモリに録音する。また、録音再生部18
は、CPU19からの制御信号に基づいて、前記音声メ
モリに録音された通話音声を受話用スピーカ16に出力
する。
【0025】CPU(Central Processing Unit )19
は、ROM22に格納される各種制御プログラムに従っ
て携帯電話機1の各部を制御する中央演算処理装置であ
る。具体的にはCPU19は、当該携帯電話機1と相手
先電話機(図示省略)との間で通話回線が接続された
後、キー入力部21の録音キーが押圧操作された場合、
或いは電源投入後、再生キーが押圧操作された場合に後
述する録音再生処理(図2参照)を実行する。
【0026】この録音再生処理においてCPU19は、
録音キーが押圧操作され、TDMA処理部14から入力
されるERデータ(符号誤り率)の値がROM22に格
納されている基準ERデータの値以下の場合に録音再生
部18に制御信号を出力し、録音再生部18において音
声メモリに通話音声を録音させる。また、CPU19
は、前記ERデータの値が前記基準ERデータの値以上
の場合は録音再生部18に制御信号を出力し、録音再生
部18における通話音声の録音を一時停止させる。
【0027】さらに、CPU19は、音声処理部15の
PCMコーディック部15bから入力されるVOX信号
の信号レベルが“Hi”の場合に録音再生部18に制御
信号を出力し、録音再生部18における通話音声の録音
を一時停止させる。また、CPU19は、前記VOX信
号の信号レベルが“Low”の場合に録音再生部18に
制御信号を出力し、録音再生部18において音声メモリ
に通話音声を録音させる。
【0028】スピーカ20は、着呼時にCPU19から
入力されるリンガ信号により駆動されてリンガ音を発生
するとともに、バッテリー切れなどを音により報知す
る。キー入力部21は、通話キー、テンキー、録音キ
ー、再生キーなどの各種キーを有し、各キー入力操作に
応じた各種操作信号をCPU19に出力する。
【0029】ROM(Read Only Memory)22は、後述
する録音再生処理(図2参照)などの、CPU19によ
り実行される携帯電話機1の各部を制御するための各種
制御プログラムを格納する。この各種制御プログラム
は、CPU19が読み取り可能なプログラムコードの形
態で記憶されている。
【0030】また、ROM22には、後述する録音再生
処理の際に用いられる基準ERデータの値が格納されて
いる。この基準ERデータの値は、受信した1スロット
分の音声データに対するERデータの値が当該基準ER
データの値以上であった場合に、この音声データに基づ
く受話音声が認識不可能な、或いは極めて認識しにくい
音声レベルとなる値が設定されている。
【0031】RAM(Random Access Memory)23は、
CPU19により各種制御処理が実行される際に、処理
される各種データを一時的に格納するワークエリアを形
成する。表示部24は、液晶表示パネルなどにより構成
され、CPU19から入力される表示データを表示す
る。以上が本実施の形態における携帯電話機1の構成で
ある。
【0032】次に、動作について説明する。携帯電話機
1のCPU19において実行される録音再生処理につい
て、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。C
PU19では、当該携帯電話機1と相手先電話機(図示
省略)との間で通話回線が接続された後、キー入力部2
1の録音キーが押圧操作された場合、或いは電源投入
後、再生キーが押圧操作された場合に、ROM22に格
納されている録音再生処理に関するプログラムを読み出
して、その処理を開始する。
【0033】まず、CPU19は、キー入力部21の録
音キーが押圧操作されたか否かを判別し(ステップS
1)、録音キーが押圧操作されていない場合はステップ
S11に移行する。また、CPU19は、録音キーが押
圧操作されたと判別した場合は、ROM22から基準E
Rデータを読み出して、この基準ERデータの値と、T
DMA処理部14から入力される受信した音声データ
(1スロット分)に対するERデータの値とを比較する
(ステップS2)。
【0034】そして、CPU19は、受信音声データに
対するERデータの値が基準ERデータの値よりも大き
いか否かを判別し(ステップS3)、前記ERデータの
値が基準ERデータの値よりも大きい場合、すなわち、
受信した1スロット分の音声データに基づく受話音声が
認識不可能な、或いは極めて認識しにくい音声レベルで
あると判別した場合は、録音再生部18に制御信号を出
力し、録音再生部18における通話音声(受話音声及び
送話音声)の録音を一時停止させる(ステップS4)。
【0035】その後、CPU19は、対応する次の音声
データ(1スロット分)を受信したか否かを判別し(ス
テップS5)、次の音声データを受信していない場合は
上記ステップS4に戻り、録音再生部18における通話
音声の録音一時停止状態を保持する。
【0036】また、CPU19は上記ステップS5にお
いて、次の音声データを受信したと判別した場合は上記
ステップS2に戻り、新たに受信された音声データにつ
いて一連の処理を実行する。
【0037】一方、CPU19は上記ステップS3にお
いて、前記ERデータの値が基準ERデータの値よりも
小さいと判別した場合、すなわち、受信した1スロット
分の音声データに基づく受話音声が十分に認識可能な音
声レベルであると判別した場合は、次いで、音声処理部
15のPCMコーディック部15bから入力されるVO
X信号の信号レベルが“Hi”であるか否かを判別する
(ステップS6)。
【0038】そして、CPU19は、VOX信号の信号
レベルが“Hi”であると判別した場合、すなわち、受
話音声及び送話音声が共に無音(通話音声が無音)であ
ると判別した場合は、録音再生部18に制御信号を出力
し、録音再生部18における通話音声の録音を一時停止
させた後(ステップS7)、ステップS10に移行す
る。
【0039】また、CPU19は、上記ステップS6に
おいて、VOX信号の信号レベルが“Hi”でないと判
別した場合、すなわち、通話音声が有音であると判別し
た場合は、録音再生部18に制御信号を出力し、録音再
生部18において音声メモリに通話音声を録音させる
(ステップS8)。
【0040】次いで、CPU19は、前記音声メモリの
空きメモリ容量がなくなったか否か、すなわち、音声メ
モリに通話音声を所定時間録音し終えたか否かを判別し
(ステップS9)、音声メモリに通話音声を所定時間録
音し終えた場合は当該録音再生処理を終了する。
【0041】また、CPU19は、音声メモリに通話音
声を所定時間録音し終えていないと判別した場合は、次
いで、対応する次の音声データ(1スロット分)を受信
したか否かを判別し(ステップS10)、次の音声デー
タを受信していない場合は上記ステップS6に戻る。ま
た、CPU19は、次の音声データを受信したと判別し
た場合は上記ステップS2に戻り、新たに受信された音
声データについて一連の処理を実行する。
【0042】一方、CPU19は上記ステップS1にお
いて、録音キーが押圧操作されていないと判別した場合
は、次いで、再生キーが押圧操作されたか否かを判別し
(ステップS11)、再生キーが押圧操作されていない
場合は当該録音再生処理を終了する。
【0043】また、CPU19は、再生キーが押圧操作
されたと判別した場合は、次いで、録音再生部18の音
声メモリに通話音声データが録音されているか否かを判
別し(ステップS12)、音声メモリに通話音声データ
が録音されていない場合は当該録音再生処理を終了す
る。また、CPU19は、音声メモリに通話音声データ
が録音されていると判別した場合は、録音再生部18に
制御信号を出力し、音声メモリに録音されている通話音
声データを受話用スピーカ16に出力させて通話音声を
再生出力させる(ステップS13)。
【0044】その後、CPU19は、音声メモリに録音
されている通話音声データを消去するか否かをユーザー
からのキー入力に基づいて判別し(ステップS14)、
前記通話音声データを消去しない旨が指示された場合は
そのまま当該録音再生処理を終了する。また、CPU1
9は、前記通話音声データを消去する旨が指示された場
合は、録音再生部18に制御信号を出力し、音声メモリ
に録音された通話音声データを消去した後(ステップS
15)、当該録音再生処理を終了する。以上がCPU1
9において実行される録音再生処理の動作手順である。
【0045】以上のようなことから、本実施の形態にお
ける携帯電話機1によれば、CPU19(記録制御手段
及び指示手段)は、キー入力部21の録音キーが押圧操
作されると、TDMA処理部14(誤り検出手段)によ
り検出されたERデータの値がROM22に格納されて
いる基準ERデータの値以下の場合に録音再生部18に
制御信号を出力し、録音再生部18において音声メモリ
(記録手段)に1スロット分の通話音声(受話音声及び
送話音声)を録音させる。また、CPU19は、前記E
Rデータの値が前記基準ERデータの値以上の場合は録
音再生部18に制御信号を出力し、録音再生部18にお
ける通話音声の録音を一時停止させて、1スロット分の
通話音声を該音声メモリに録音させない構成としてい
る。
【0046】したがって、通話音声の録音に際し、受信
した音声データに対するERデータの値が予め定められ
た基準ERデータの値以上となる、受信音声データに基
づく受話音声が認識不可能な、或いは極めて認識しにく
い音声レベルとなるスロット(期間)の通話音声は音声
メモリに録音しない構成としているので、その分のメモ
リ容量を有効活用することができ、音声メモリのメモリ
容量を増やすことなく、録音される音声情報量を増やす
ことが可能となる。
【0047】また、本実施の形態における携帯電話機1
によれば、CPU19(記録制御手段及び指示手段)
は、キー入力部21の録音キーが押圧操作されると、音
声処理部15のPCMコーディック部15b(有無検出
手段)から入力されるVOX信号の信号レベルが“Lo
w”となる、有音部分の通話音声を録音再生部18の音
声メモリ(記録手段)に録音させて、該VOX信号の信
号レベルが“Hi”となる、無音部分の通話音声は該音
声メモリに録音させない構成としている。
【0048】したがって、通話音声の録音に際し、無音
部分は音声メモリに録音しない構成としているので、そ
の分のメモリ容量を有効活用することができ、音声メモ
リのメモリ容量を増やすことなく、録音される音声情報
量を増やすことが可能となる。
【0049】以上、本発明を実施の形態に基づいて具体
的に説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に変
更可能であることは勿論である。
【0050】例えば、上記実施の形態例では、録音再生
部18において、受話用スピーカ16及びマイク17か
ら入力されるアナログ音声信号(通話音声)を音声メモ
リに録音する構成としているが、これは前記内容に限定
されるものではなく、録音再生部18では、音声処理部
15におけるディジタルデータ(ADPCM音声デー
タ、或いはPCM音声データ)としての通話音声を音声
メモリに録音する構成であってもよい。
【0051】また、上記実施の形態例では、本発明をP
HSで使用される携帯電話機1に適用した場合について
述べたが、これは前記内容に限定されるものではなく、
無線通信、或いは有線通信により相手先通信端末との間
で音声データの送受信を行なう通信装置であれば本発明
を適用することが可能である。
【0052】また、上記実施の形態例において、ROM
22に格納される基準ERデータは、複数のデータ値を
有し、この中から録音再生処理(図2参照)の際に使用
されるデータ値をユーザーが選択可能な、或いは、この
基準ERデータの値をユーザーが任意に設定可能な構成
であってもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1及び請求項3記載の発明によれ
ば、音声データの記録に際し、その誤り率の値が予め定
められた所定値以上となる音声データは音声メモリに記
録しない構成としているので、その分のメモリ容量を有
効活用することができ、音声メモリのメモリ容量を増や
すことなく、記録される音声情報量を増やすことが可能
となり、音声メモ機能の使い勝手を向上することができ
る。
【0054】さらに、請求項2及び請求項4記載の発明
の様に、音声データの記録に際し、無音部分を音声メモ
リに記録しない構成とすれば、その分のメモリ容量を有
効活用することができ、音声メモリのメモリ容量を増や
すことなく、記録される音声情報量を増やすことが可能
となり、音声メモ機能の使い勝手を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話機のブロック構成図
である。
【図2】図1のCPUにおいて実行される録音再生処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 11 アンテナ 12 高周波部 12a スイッチ 12b PLLシンセサイザ 12c 受信部 12d 送信部 13 モデム 13a 復調部 13b 変調部 14 TDMA処理部 15 音声処理部 15a スピーチコーディック部 15b PCMコーディック部 16 受話用スピーカ 17 マイク 18 録音再生部 19 CPU 20 スピーカ 21 キー入力部 22 ROM 23 RAM 24 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路を介して送られてくる音声データを
    記録可能な通信装置であって、 前記音声データが記録される記録手段と、 前記伝送路を介して受信した音声データの誤り率を検出
    する誤り率検出手段と、 前記記録手段への前記音声データの記録を指示する指示
    手段と、 この指示手段により記録が指示されている間、前記誤り
    率検出手段により検出された誤り率の値が予め定められ
    た所定値以上のとき、前記音声データを前記記録手段に
    記録することを停止する記録制御手段と、 を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記伝送路を介して受信した音声データの
    音声の有無を検出する有無検出手段を有し、 前記記録制御手段は、前記有無検出手段により音声が無
    いと検出されているとき、前記記録手段への前記音声デ
    ータの記録を停止することを特徴とする請求項1記載の
    通信装置。
  3. 【請求項3】伝送路を介してブロック単位で送られてく
    る音声データを記録装置に記録する記録制御方法であっ
    て、 前記伝送路を介して受信した音声データの誤り率を、各
    ブロック毎に付加されたビット誤り符号に基づいて該各
    ブロック毎に検出し、 前記記録装置への前記音声データの記録が指示されてい
    る間、前記検出した誤り率の値が予め定められた所定値
    以上のブロックの音声データの前記記録装置への記録を
    停止することを特徴とする記録制御方法。
  4. 【請求項4】前記伝送路を介して受信した音声データを
    ブロック毎に音声の有無を検出し、前記記録装置への前
    記音声データの記録が指示されている間、音声が無いと
    検出されたブロックの音声データの前記記録装置への記
    録を停止することを特徴とする請求項3記載の記録制御
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008216273A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通話区間検出装置、その方法、プログラム及び記録媒体
JP2009031604A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声区間検出装置、方法、プログラムおよびこれを記録した記録媒体

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JP2008216273A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通話区間検出装置、その方法、プログラム及び記録媒体
JP2009031604A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声区間検出装置、方法、プログラムおよびこれを記録した記録媒体

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