JPH10224121A - 高周波回路及びその周波数の調整方法 - Google Patents
高周波回路及びその周波数の調整方法Info
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- JPH10224121A JPH10224121A JP2188097A JP2188097A JPH10224121A JP H10224121 A JPH10224121 A JP H10224121A JP 2188097 A JP2188097 A JP 2188097A JP 2188097 A JP2188097 A JP 2188097A JP H10224121 A JPH10224121 A JP H10224121A
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- Japan
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- microstrip line
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メインの回路を作製し終わり、回路の特性を
評価した結果、中心阻止周波数の調整が必要と判明した
場合でも、スタブによる帯域阻止フィルタの中心阻止周
波数を調整可能な高周波回路及びその周波数の調整方法
を提供する。 【解決手段】 マイクロストリップラインを有する高周
波回路において、半絶縁性GaAs基板21の表面上の
マイクロストリップラインと、このマイクロストリップ
ラインに接続される方形スタブ22と、この方形スタブ
22の一部分に対しその相対する位置の半絶縁性GaA
s基板21の裏面側から所定の量だけこの基板21をエ
ッチングする部分と、前記基板21の裏面の全面に形成
される接地金属層25とを具備する。
評価した結果、中心阻止周波数の調整が必要と判明した
場合でも、スタブによる帯域阻止フィルタの中心阻止周
波数を調整可能な高周波回路及びその周波数の調整方法
を提供する。 【解決手段】 マイクロストリップラインを有する高周
波回路において、半絶縁性GaAs基板21の表面上の
マイクロストリップラインと、このマイクロストリップ
ラインに接続される方形スタブ22と、この方形スタブ
22の一部分に対しその相対する位置の半絶縁性GaA
s基板21の裏面側から所定の量だけこの基板21をエ
ッチングする部分と、前記基板21の裏面の全面に形成
される接地金属層25とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波回路とその
周波数の調整方法に係り、特に、マイクロストリップラ
インにより構成された高周波分布定数回路の構造とその
周波数の調整方法に関するものである。
周波数の調整方法に係り、特に、マイクロストリップラ
インにより構成された高周波分布定数回路の構造とその
周波数の調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の構造のマイクロストリップ
ラインを用いた高周波回路の一部分を示す斜視図であ
る。図9において、基板11は厚さ50μmの半絶縁性
ガリウム砒素(GaAs)で比誘電率13である。ここ
で、方形の開放スタブ12を特性インピーダンス50Ω
となるような幅wm(μm)の金属層で作製している。
ラインを用いた高周波回路の一部分を示す斜視図であ
る。図9において、基板11は厚さ50μmの半絶縁性
ガリウム砒素(GaAs)で比誘電率13である。ここ
で、方形の開放スタブ12を特性インピーダンス50Ω
となるような幅wm(μm)の金属層で作製している。
【0003】これを30GHzでの帯域阻止フィルタと
して構成したい場合、wm=34.4、L1=580
(単位μm)となるようにしている。なお、図9におい
て、13はマイクロストリップライン、14は裏面接地
用金属層、wm′はマイクロストリップライン幅を示し
ている。
して構成したい場合、wm=34.4、L1=580
(単位μm)となるようにしている。なお、図9におい
て、13はマイクロストリップライン、14は裏面接地
用金属層、wm′はマイクロストリップライン幅を示し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の構成では、マイクロストリップライン回路を
作製した時点で既に、帯域阻止フィルタの特性は決定し
ており、中心阻止周波数の調整ができない。したがっ
て、回路上、帯域阻止フィルタで阻止したい信号の周波
数に多少の変動が予測される場合には、その変動分を見
込んで、フィルタの帯域を十分に広く取らなければなら
なかった。したがって、場合によっては、このような周
波数変動の帯域をフィルタがカバーできないことが原因
で、回路を動作させることができないといった問題があ
った。
べた従来の構成では、マイクロストリップライン回路を
作製した時点で既に、帯域阻止フィルタの特性は決定し
ており、中心阻止周波数の調整ができない。したがっ
て、回路上、帯域阻止フィルタで阻止したい信号の周波
数に多少の変動が予測される場合には、その変動分を見
込んで、フィルタの帯域を十分に広く取らなければなら
なかった。したがって、場合によっては、このような周
波数変動の帯域をフィルタがカバーできないことが原因
で、回路を動作させることができないといった問題があ
った。
【0005】本発明は、上記問題点を除去し、メインの
回路の作製を終了し、回路の特性を評価した結果、中心
阻止周波数の調整が必要と判明した場合であっても、ス
タブによる帯域阻止フィルタの中心阻止周波数を調整可
能な高周波回路及びその周波数の調整方法を提供するこ
とを目的とする。
回路の作製を終了し、回路の特性を評価した結果、中心
阻止周波数の調整が必要と判明した場合であっても、ス
タブによる帯域阻止フィルタの中心阻止周波数を調整可
能な高周波回路及びその周波数の調整方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕マイクロストリップラインを有する高周波回路に
おいて、基板の表面上のマイクロストリップラインと、
このマイクロストリップラインに接続される開放スタブ
と、この開放スタブの一部分に対し、その相対する位置
の基板の裏面側から所定の量だけ基板がエッチングされ
る部分と、前記基板の裏面の全面に形成される接地金属
層とを設けるようにしたものである。
成するために、 〔1〕マイクロストリップラインを有する高周波回路に
おいて、基板の表面上のマイクロストリップラインと、
このマイクロストリップラインに接続される開放スタブ
と、この開放スタブの一部分に対し、その相対する位置
の基板の裏面側から所定の量だけ基板がエッチングされ
る部分と、前記基板の裏面の全面に形成される接地金属
層とを設けるようにしたものである。
【0007】〔2〕上記〔1〕記載の高周波回路におい
て、前記開放スタブを方形スタブとするようにしたもの
である。 〔3〕上記〔2〕記載の高周波回路において、エッチン
グを方形スタブの先端付近のスタブ長手方向の一部に適
用するようにしたものである。 〔4〕上記〔1〕記載の高周波回路において、前記開放
スタブをラジアルスタブとするようにしたものである。
て、前記開放スタブを方形スタブとするようにしたもの
である。 〔3〕上記〔2〕記載の高周波回路において、エッチン
グを方形スタブの先端付近のスタブ長手方向の一部に適
用するようにしたものである。 〔4〕上記〔1〕記載の高周波回路において、前記開放
スタブをラジアルスタブとするようにしたものである。
【0008】〔5〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕又は
〔4〕記載の高周波回路において、前記基板を半導体と
するようにしたものである。 〔6〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の高
周波回路において、前記基板を半絶縁性ガリウム砒素と
するようにしたものである。 〔7〕マイクロストリップラインを有する高周波回路の
周波数の調整方法において、基板の表面上のマイクロス
トリップラインの開放スタブを帯域阻止フィルタとして
用いる回路構成とし、前記開放スタブの一部分に対し、
その相対する位置の基板の裏面側から所定の量だけ基板
をエッチングし、中心阻止周波数を前記エッチングによ
り、所望の値に変化させるようにしたものである。
〔4〕記載の高周波回路において、前記基板を半導体と
するようにしたものである。 〔6〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕又は〔4〕記載の高
周波回路において、前記基板を半絶縁性ガリウム砒素と
するようにしたものである。 〔7〕マイクロストリップラインを有する高周波回路の
周波数の調整方法において、基板の表面上のマイクロス
トリップラインの開放スタブを帯域阻止フィルタとして
用いる回路構成とし、前記開放スタブの一部分に対し、
その相対する位置の基板の裏面側から所定の量だけ基板
をエッチングし、中心阻止周波数を前記エッチングによ
り、所望の値に変化させるようにしたものである。
【0009】〔8〕マイクロストリップラインを有する
高周波回路の周波数の調整方法において、基板の表面上
のマイクロストリップラインの開放スタブをインピーダ
ンス整合回路を形成する際の容量成分として用いる回路
構成とし、エッチングにより容量を変化させ、整合回路
の特性を所望の特性に変化させるようにしたものであ
る。
高周波回路の周波数の調整方法において、基板の表面上
のマイクロストリップラインの開放スタブをインピーダ
ンス整合回路を形成する際の容量成分として用いる回路
構成とし、エッチングにより容量を変化させ、整合回路
の特性を所望の特性に変化させるようにしたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示すマイクロストリップラインを用いた回路の
一部分を示す斜視図、図2は本発明をマイクロストリッ
プラインに並列接続した開放スタブに適用した場合の等
価回路図、図3は図1のB−B線断面図、図4は図1の
C−C線断面図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示すマイクロストリップラインを用いた回路の
一部分を示す斜視図、図2は本発明をマイクロストリッ
プラインに並列接続した開放スタブに適用した場合の等
価回路図、図3は図1のB−B線断面図、図4は図1の
C−C線断面図である。
【0011】図1において、21は半絶縁性GaAs基
板、22は方形スタブ、23は直下の基板がエッチング
されるスタブ22の一部分、24は半絶縁性GaAs基
板21をエッチングした箇所、25は裏面接地金属層、
wm´はマイクロストリップラインの幅、wmはスタブ
の幅、L1は開放スタブの全長、Lxは直下の基板がエ
ッチングされるスタブ21の一部分23のスタブ長手方
向の寸法である。
板、22は方形スタブ、23は直下の基板がエッチング
されるスタブ22の一部分、24は半絶縁性GaAs基
板21をエッチングした箇所、25は裏面接地金属層、
wm´はマイクロストリップラインの幅、wmはスタブ
の幅、L1は開放スタブの全長、Lxは直下の基板がエ
ッチングされるスタブ21の一部分23のスタブ長手方
向の寸法である。
【0012】図1に示すように、厚さt0の半絶縁性G
aAs基板21に、特性キャパシタが50Ωの幅で、マ
イクロストリップラインで形成された方形スタブ22が
形成されている。この方形スタブ22の先端の部分の一
部23の裏側に当たる部分24を、裏面から選択的にエ
ッチングし、厚さt1とする。エッチングの後、半絶縁
性GaAs基板21の裏面側全体に接地金属層25を形
成する。この時、回路的には、当該箇所のみマイクロス
トリップラインの特性インピーダンスが変わることにな
る。
aAs基板21に、特性キャパシタが50Ωの幅で、マ
イクロストリップラインで形成された方形スタブ22が
形成されている。この方形スタブ22の先端の部分の一
部23の裏側に当たる部分24を、裏面から選択的にエ
ッチングし、厚さt1とする。エッチングの後、半絶縁
性GaAs基板21の裏面側全体に接地金属層25を形
成する。この時、回路的には、当該箇所のみマイクロス
トリップラインの特性インピーダンスが変わることにな
る。
【0013】図2において、30Aはポート1、30B
はポート2、31は基板を裏面からエッチングした部分
の開放スタブ、32は基板を裏面からエッチングしてい
ない部分の開放スタブ、33,35はマイクロストリッ
プライン、34はマイクロストリップTジャンクション
である。この図に示すように、基板を裏面からエッチン
グした部分の開放スタブ31のみが、裏面接地層への距
離が基板厚さt1に変わる。
はポート2、31は基板を裏面からエッチングした部分
の開放スタブ、32は基板を裏面からエッチングしてい
ない部分の開放スタブ、33,35はマイクロストリッ
プライン、34はマイクロストリップTジャンクション
である。この図に示すように、基板を裏面からエッチン
グした部分の開放スタブ31のみが、裏面接地層への距
離が基板厚さt1に変わる。
【0014】図3及び図4に示すように、従来技術で説
明した構造の方形スタブにおいて、スタブ先端から、長
さ方向Lx分に当たる部分を裏面からエッチングし、厚
さt1とする。この時、電磁界の広がりを考慮して、幅
方向は、スタブ幅の約3倍程度のエッチング形状とす
る。また、長手方向にも同様に、スタブ先端からスタブ
幅程度拡大させる。ただし、このエッチングをスタブの
先端ではない箇所で行う場合には、長手(スタブ長さ方
向)の拡大部分は設けないようにする。なぜならば、図
3で示したLxの寸法が変わってしまうからである。
明した構造の方形スタブにおいて、スタブ先端から、長
さ方向Lx分に当たる部分を裏面からエッチングし、厚
さt1とする。この時、電磁界の広がりを考慮して、幅
方向は、スタブ幅の約3倍程度のエッチング形状とす
る。また、長手方向にも同様に、スタブ先端からスタブ
幅程度拡大させる。ただし、このエッチングをスタブの
先端ではない箇所で行う場合には、長手(スタブ長さ方
向)の拡大部分は設けないようにする。なぜならば、図
3で示したLxの寸法が変わってしまうからである。
【0015】このようなエッチングの効果を考慮して、
帯域阻止フィルタとしての特性をシミュレーションによ
り求めたもが図5〜図7である。これらの図では図2の
回路におけるSパラメータが示されている。つまり、横
軸に周波数(GHz)をとり、縦軸にdBS11又はd
BS12パラメータを示している。図5〜図7のいずれ
の場合も、t0=50μmに対し、特性インピーダンス
50Ωライン(34.4μm幅)で形成し、L1=58
0μmとした図2の回路によっている。
帯域阻止フィルタとしての特性をシミュレーションによ
り求めたもが図5〜図7である。これらの図では図2の
回路におけるSパラメータが示されている。つまり、横
軸に周波数(GHz)をとり、縦軸にdBS11又はd
BS12パラメータを示している。図5〜図7のいずれ
の場合も、t0=50μmに対し、特性インピーダンス
50Ωライン(34.4μm幅)で形成し、L1=58
0μmとした図2の回路によっている。
【0016】図5はLx=200μm、t1=40μm
とした場合のエッチングを行わない従来のものとの比較
である。この図から、阻止中心周波数が、30.0GH
zから29.3GHzへと移動しているのが分かる。図
6はLx=200μm、t1=45μmとした場合のエ
ッチングを行わない場合との比較である。
とした場合のエッチングを行わない従来のものとの比較
である。この図から、阻止中心周波数が、30.0GH
zから29.3GHzへと移動しているのが分かる。図
6はLx=200μm、t1=45μmとした場合のエ
ッチングを行わない場合との比較である。
【0017】この図から明らかなように、阻止中心周波
数が、30.0GHzから29.65GHzへと移動し
ており、図5の場合より変化量を小さくすることができ
る。また、図7はLx=100μm、t1=45μmと
した場合のエッチングを行わない場合との比較である。
この場合は、阻止中心周波数が、30.0GHzから2
9.8GHzへと移動し、スタブ長手方向のエッチング
寸法を図5より小さくしているので、周波数の変化量は
小さい。
数が、30.0GHzから29.65GHzへと移動し
ており、図5の場合より変化量を小さくすることができ
る。また、図7はLx=100μm、t1=45μmと
した場合のエッチングを行わない場合との比較である。
この場合は、阻止中心周波数が、30.0GHzから2
9.8GHzへと移動し、スタブ長手方向のエッチング
寸法を図5より小さくしているので、周波数の変化量は
小さい。
【0018】本発明は、方形スタブの裏側に相当する位
置の基板を必要な厚さまで、必要な長さにわたって(伝
送の方向=スタブの長手方向、に対して)裏面側からエ
ッチングすることにより、当該箇所の特性インピーダン
スを調整する。なお、作製の順序に関しては、この実施
例では、裏面金属の作製前に基板のエッチングを行った
が、裏面金属を形成した後も、一旦基板をエッチングし
た箇所24に相当する部分の裏面金属25を除去し、基
板をエッチングした後、再度、基板材が露出した部分に
金属を再形成する工程でも十分適用可能である。
置の基板を必要な厚さまで、必要な長さにわたって(伝
送の方向=スタブの長手方向、に対して)裏面側からエ
ッチングすることにより、当該箇所の特性インピーダン
スを調整する。なお、作製の順序に関しては、この実施
例では、裏面金属の作製前に基板のエッチングを行った
が、裏面金属を形成した後も、一旦基板をエッチングし
た箇所24に相当する部分の裏面金属25を除去し、基
板をエッチングした後、再度、基板材が露出した部分に
金属を再形成する工程でも十分適用可能である。
【0019】なお、上記実施例では、開放スタブは方形
スタブとして説明したが、図8に示すように、ラジアル
スタブ41とするようにしてもよい。ここに示したよう
に、本発明の方法によれば、メインの回路を作製し終わ
り、テストパターン(図示なし)で、回路の特性を評価
した結果、仮に、中心阻止周波数の調整が必要と判明し
た場合でも、スタブによる帯域阻止フィルタの中心阻止
周波数を調整することができる。
スタブとして説明したが、図8に示すように、ラジアル
スタブ41とするようにしてもよい。ここに示したよう
に、本発明の方法によれば、メインの回路を作製し終わ
り、テストパターン(図示なし)で、回路の特性を評価
した結果、仮に、中心阻止周波数の調整が必要と判明し
た場合でも、スタブによる帯域阻止フィルタの中心阻止
周波数を調整することができる。
【0020】なお、この実施例ではエッチングを方形ス
タブの先端付近の位置に設けるものとして説明したが、
実際にはスタブ内部の端以外のいずれの場所においても
適用可能である。また、ここでは、方形スタブを帯域阻
止フィルタとしての用途で説明したが、小型化した方形
スタブは、インピーダンス整合回路を形成する際の、容
量性成分としての並列スタブに用いることもできる。
タブの先端付近の位置に設けるものとして説明したが、
実際にはスタブ内部の端以外のいずれの場所においても
適用可能である。また、ここでは、方形スタブを帯域阻
止フィルタとしての用途で説明したが、小型化した方形
スタブは、インピーダンス整合回路を形成する際の、容
量性成分としての並列スタブに用いることもできる。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、メインの回路の作製を終了し、テストパターン
で回路の特性を評価した結果、中心阻止周波数の調整が
必要と判明した場合でも、スタブによる帯域阻止フィル
タの中心阻止周波数を調整することができる。
よれば、メインの回路の作製を終了し、テストパターン
で回路の特性を評価した結果、中心阻止周波数の調整が
必要と判明した場合でも、スタブによる帯域阻止フィル
タの中心阻止周波数を調整することができる。
【図1】本発明の実施例を示すマイクロストリップライ
ンを用いた高周波回路の一部分を示す斜視図である。
ンを用いた高周波回路の一部分を示す斜視図である。
【図2】本発明をマイクロストリップラインに並列接続
した開放スタブに適用した場合の等価回路図である。
した開放スタブに適用した場合の等価回路図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】本発明のエッチングの効果を考慮して帯域阻止
フィルタとしての特性をシミュレーションした図(その
1)である。
フィルタとしての特性をシミュレーションした図(その
1)である。
【図6】本発明のエッチングの効果を考慮して帯域阻止
フィルタとしての特性をシミュレーションした図(その
2)である。
フィルタとしての特性をシミュレーションした図(その
2)である。
【図7】本発明のエッチングの効果を考慮して帯域阻止
フィルタとしての特性をシミュレーションした図(その
3)である。
フィルタとしての特性をシミュレーションした図(その
3)である。
【図8】本発明の他の実施例を示すラジアルスタブを有
する高周波回路の斜視図である。
する高周波回路の斜視図である。
【図9】従来の構造のマイクロストリップラインを用い
た高周波回路の一部分を示す斜視図である。
た高周波回路の一部分を示す斜視図である。
21 半絶縁性GaAs基板 22 方形スタブ 23 直下の基板がエッチングされるスタブの一部分 24 基板をエッチングした箇所 25 裏面接地金属層 wm スタブの幅 wm´ マイクロストリップラインの幅 L1 開放スタブの全長 Lx 直下の基板がエッチングされるスタブの一部分
のスタブ長手方向の寸法 30A ポート1 30B ポート2 31 基板を裏面からエッチングした部分の開放スタ
ブ 32 基板を裏面からエッチングしていない部分の開
放スタブ 33,35 マイクロストリップライン 34 マイクロストリップTジャンクション 41 ラジアルスタブ
のスタブ長手方向の寸法 30A ポート1 30B ポート2 31 基板を裏面からエッチングした部分の開放スタ
ブ 32 基板を裏面からエッチングしていない部分の開
放スタブ 33,35 マイクロストリップライン 34 マイクロストリップTジャンクション 41 ラジアルスタブ
Claims (8)
- 【請求項1】 マイクロストリップラインを有する高周
波回路において、(a)基板の表面上のマイクロストリ
ップラインと、(b)該マイクロストリップラインに接
続される開放スタブと、(c)該開放スタブの一部分に
対し、その相対する位置の基板の裏面側から所定の量だ
け基板がエッチングされる部分と、(d)前記基板の裏
面の全面に形成される接地金属層とを具備する高周波回
路。 - 【請求項2】 請求項1記載の高周波回路において、前
記開放スタブを方形スタブとすることを特徴とする高周
波回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の高周波回路において、エ
ッチングを方形スタブの先端付近のスタブ長手方向の一
部に適用することを特徴とする高周波回路。 - 【請求項4】 請求項1記載の高周波回路において、前
記開放スタブをラジアルスタブとすることを特徴とする
高周波回路。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の高周波回
路において、前記基板を半導体とすることを特徴とする
高周波回路。 - 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載の高周波回
路において、前記基板を半絶縁性ガリウム砒素とするこ
とを特徴とする高周波回路。 - 【請求項7】 マイクロストリップラインを有する高周
波回路の周波数の調整方法において、 基板の表面上のマイクロストリップラインの開放スタブ
を帯域阻止フィルタとして用いる回路構成とし、前記開
放スタブの一部分に対し、その相対する位置の基板の裏
面側から所定の量だけ基板をエッチングし、中心阻止周
波数を前記エッチングにより、所望の値に変化させるこ
とを特徴とする高周波回路の周波数の調整方法。 - 【請求項8】 マイクロストリップラインを有する高周
波回路の周波数の調整方法において、 基板の表面上のマイクロストリップラインの開放スタブ
をインピーダンス整合回路を形成する際の容量成分とし
て用いる回路構成とし、エッチングにより容量を変化さ
せ、整合回路の特性を所望の特性に変化させることを特
徴とする高周波回路の周波数の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2188097A JPH10224121A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 高周波回路及びその周波数の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2188097A JPH10224121A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 高周波回路及びその周波数の調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10224121A true JPH10224121A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12067445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2188097A Withdrawn JPH10224121A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 高周波回路及びその周波数の調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10224121A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215247A (ja) * | 2007-05-25 | 2007-08-23 | Sharp Corp | 周波数逓倍器 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP2188097A patent/JPH10224121A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215247A (ja) * | 2007-05-25 | 2007-08-23 | Sharp Corp | 周波数逓倍器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |