JPH10223985A - 半導体レーザ実装体 - Google Patents

半導体レーザ実装体

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JPH10223985A
JPH10223985A JP2361897A JP2361897A JPH10223985A JP H10223985 A JPH10223985 A JP H10223985A JP 2361897 A JP2361897 A JP 2361897A JP 2361897 A JP2361897 A JP 2361897A JP H10223985 A JPH10223985 A JP H10223985A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
main surface
optical fiber
laser
fixed
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Application number
JP2361897A
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English (en)
Inventor
Kenichi Matsuda
賢一 松田
Satoshi Furusawa
佐登志 古澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの光学結合に要する部品点数が少
なく、簡便な位置合わせで高い結合効率を有するLD実
装体を実現する。 【解決手段】 半導体基板101の第1の主面上には、
面発光レーザ101aが形成され、第2の主面上には、
マーカー101bが形成されている。面発光レーザ10
1aとマーカー101bは、水平方向の位置合わせがさ
れている。半導体基板101の第2の主面上に一側面を
接して、光ファイバ102hとこれを被覆固定する保持
体102iとからなる光導波体102が固定される。光
導波体102の先端部は斜面になっており、その斜面上
に反射鏡102jが形成されている。ここで、出射光ビ
ーム101cを反射鏡102jが導波光ビーム102c
として反射する点と、マーカー101bの位置を合わせ
て固定する。これにより、面発光レーザ101aと光フ
ァイバ102hの光軸合わせが容易に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ実装
体に関し、より特定的には、面発光レーザに光ファイバ
を光学結合した半導体レーザ実装体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、光ファイバを光学結合した半導体
レーザ(以下、LDと略す)実装体としては、取付け面
に対し水平方向に光を放射する端面発光型のLD(以
下、端面発光LDという)を用いたものが一般的であ
る。この端面発光LDは、出力光の放射角度が大きい。
このため、端面発光LDで高い光学結合効率を得るため
には、レンズを介して光を集光して光ファイバと光学結
合する必要がある。この際、LD、レンズおよび光ファ
イバ間の精密な位置合わせが必要となる。通常は、LD
を発光状態にして、光ファイバの遠端からのLDの出射
光の出力が最大となるように光ファイバの位置を固定す
る。しかし、この方法は、LDを発光状態、すなわち通
電状態にして組立を行うため作業効率が悪い。また、こ
の方法は、自動化された位置合わせ装置を用いても相当
の作業時間を要することから、LD実装体の低価格化を
妨げる要因となっている。そこで、この要因を解決すべ
く、V溝を有する基板で光ファイバの位置決めを行う機
械精度による光軸合わせの方法も考案されている。しか
し、LDチップとV溝基板の精密な位置合わせに、未だ
課題が残っている。
【0003】一方、近年急速に特性が向上した垂直共振
器型面発光のLD(以下、面発光LDという)を、光フ
ァイバ付きLD実装体に応用することが提案されてい
る。この面発光レーザは、取付け面に対し垂直方向に光
を放射するものである。また、面発光LDは、上記端面
発光LDに対しその放射角度が小さいので、レンズを使
わない直接結合でも高い光学結合効率が期待できる。こ
の直接結合は、例えば、K.Tai他“Selfali
gned fiber pigtailed surf
ace emitting lasers on Si
submounts”、エレクトロニクス・レターズ
(Electronics Letters)誌、27
巻(1991年)、2030頁〜2032頁(以下、第
1の文献という)に述べられている。この例では、レー
ザ光が基板表面に垂直に出力されることを利用して、自
己整合的に面発光LDと光ファイバの相対的な光軸合わ
せを行っている。
【0004】図7は、第1の文献に開示された面発光L
Dを示したものである。図7において、面発光LD70
1aは、発光チップ701に形成されている。この発光
チップ701は、Si(シリコン)サブマウント702
に接着される。そして、発光チップ701は、Siサブ
マウント702に開口されたガイド孔702kに固定さ
れた光ファイバ705と光学結合する。
【0005】ここで、ガイド孔702kに対して位置決
めされたIn(インジウム)パッド(図示せず)を、S
iサブマウント702上に設ける。また、面発光LD7
01aに対して位置決めされたInパッド(図示せず)
を、発光チップ701上に設ける。そして、上記双方の
Inパッドを溶融接着し、Inの張力による自己整合作
用を利用することで、面発光LD701aとガイド孔7
02kとの位置合わせを行う。一方、光ファイバ705
をガイド孔702kに挿入し、紫外線硬化樹脂等の接着
剤706によって固定する。こうすれば、最終的に、面
発光LD701aと光ファイバ705とが光軸合わせさ
れたことになる。また、面発光LD701aは、発光チ
ップ701にボンディングされたn接続ワイヤ701b
と、Siサブマウント702にボンディングされたp接
続ワイヤ702bとによって、外部回路(図示せず)と
電気的に接続される。マルチモード光ファイバに対する
結合では、この方法で100%近い光学結合効率が得ら
れている。
【0006】上記第1の文献による面発光LDと光ファ
イバの結合方法は、組立時にレーザを通電状態にする必
要がなく、しかも高い光学結合効率が得られるという利
点を有している。しかし、この結合方法は、Siサブマ
ウント702の一方面側に発光チップ701を接着し
て、その他方面側から光ファイバ705を取り出そうと
するものである。すなわち、発光チップ701を接着す
る方向と光ファイバ705を取出す方向とが同一とな
る。このため、発光チップ701や接続ワイヤがSiサ
ブマウント702より突出することとなり、Siサブマ
ウント702をパッケージに固定するのが困難であると
いう問題点を残している。
【0007】そこで、上記問題点をさらに改善した光フ
ァイバモジュールが、特開平6−237016号公報
(以下、第2の文献という)に開示されている。図8
は、第2の文献に開示されている光ファイバモジュール
を示したものである。
【0008】図8において、電子回路基板802は、S
iあるいはGaAs(ガリウムひ素)のICチップであ
り、パッケージ804の台座803にダイボンドされて
いる。また、電子回路基板802のパッド802fと、
パッケージ804のリード804fとは、ワイヤ802
bによって接続されている。発光チップ801には、そ
の主表面側に面発光LD801aが形成されている。そ
して、発光チップ801は、電子回路基板802の一部
領域上に当該主表面を接するように接着されている。面
発光LD801aのアノード801dとカソード801
eは、それぞれ個別に電子回路基板802上の配線と電
気接点を持つようになっている。発光チップ801の上
記主表面の裏側には、ガイド孔801kが開口されてい
る。この開口部に光ファイバ805が挿入され、紫外線
硬化樹脂等の接着剤806で固定される。
【0009】上記第2の文献における構成によれば、発
光チップ801の電子回路基板802への接着面と、光
ファイバ805の取り出し方向とが反対側になる。この
ため、容易にパッケージ804上に組立てることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】面発光LDに光ファイ
バを光学結合したLD実装体に関する上記従来の技術で
は、面発光LDチップあるいはこれをダイボンドしたパ
ッケージに対して、垂直方向に光ファイバが取り出され
ることになる。しかし、LD実装体をさらにプリント基
板上に実装することを考えると、パッケージに対して水
平方向に光ファイバが取り出されていることが望ましい
場合が多い。例えば、LD実装体を配置したプリント基
板を多段に並べる場合、あるいはLD実装体を配置した
プリント基板を機器差込み型の拡張ボードとして用いる
場合には、パッケージに対して水平方向に光ファイバが
取り出されていることが必須となる。
【0011】さらに、上記従来の技術では、上記第1の
文献の例および上記第2の文献の例ともに、浅いガイド
孔に挿入された光ファイバの先端を接着剤等で固定した
だけであり、面発光LDチップと光ファイバの機械的な
固定が不十分である。したがって、光ファイバに外力が
加わった場合には、光ファイバは容易に傾き、接着部分
がはずれてしまう可能性も高く、光ファイバとチップ面
の垂直性を保つのは困難である。上記接着部分がはずれ
た場合は勿論のこと、光ファイバが大きく傾いた場合に
も、面発光LDと光ファイバの光学結合効率は、大幅に
低下することになる。
【0012】一方、端面発光LDに光ファイバを光学結
合したLD実装体に関する上記従来の技術では、端面発
光LDチップに対して水平方向に光ファイバが取り出さ
れるものの、光学結合効率を高めるためにレンズ等の集
光手段が必要であり、それに伴い、通電状態での位置合
わせが必要となる。
【0013】それ故、本発明は、パッケージ面に対して
水平方向に光ファイバを取り出す場合に、上記従来の一
般的な端面発光LDを用いたLD実装体に比し、部品コ
ストおよび組立コストの低廉、かつ高結合効率を実現す
るLD実装体を提供することである。また、上記面発光
LDを用いたLD実装体に比し、パッケージ面に対して
直接水平方向に光ファイバを取り出し、かつ、LDチッ
プと光ファイバの結合を機械的に強固となるものを実現
するLD実装体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
では、上記課題を解決するため、以下のようにLD実装
体を構成する。
【0015】第1の発明は、半導体基板と、半導体基板
の第1の主面上に形成された面発光レーザと、半導体基
板の第1の主面に対向する第2の主面上に形成され、面
発光レーザと相対的な位置合わせがなされた目印手段
と、先端部が第2の主面に対して一定の角度をもつ斜面
を有し、半導体基板の第2の主面上に一側面を接して固
定される光導波体と、光導波体の斜面上に形成され、受
けたレーザ光を反射により光導波体内に導くことができ
る反射点を持つ反射鏡とを備え、反射点と目印手段の位
置を合わせて固定することにより、面発光レーザから出
射されたレーザ光を、反射鏡によって反射させ、第2の
主面に対して平行な方向のレーザ光として光導波体内に
導くことを特徴とする。
【0016】上記のように、第1の発明は、面発光LD
が出射するレーザ光を反射鏡によって反射させ、半導体
基板の第2の主面に対して平行な方向のレーザ光として
光導波体内に導くというものである。このとき、光導波
体は、半導体基板の第2の主面上に直接固定する。これ
により、余分な固定部材が不要となる。また、反射鏡が
レーザ光を反射する反射点、目印手段および面発光LD
は、それぞれ相対的に位置合わせされている。したがっ
て、反射点と目印手段を位置合わせすることで、容易に
光軸合わせが可能となる。
【0017】以上のことから、第1の発明は、光学結合
に要する部品点数が少なく部品コストが低廉である、容
易な位置合わせで高い光学結合効率が得られるので組立
コストが低廉である、面発光LDを用いながらパッケー
ジに対して水平方向にレーザ光が取り出されている、レ
ーザチップの固定部は機械的に十分な強度を有してい
る、という効果がある。
【0018】第2の発明は、第1の発明における半導体
基板が、配線パターンを有する支持基板に第1の主面を
接して固定され、面発光レーザが当該配線パターンを介
して電気的に接続されていることを特徴とする。
【0019】上記のように、第2の発明は、第1の発明
の半導体基板を、配線パターンが形成された支持基板に
フェイスダウン実装し、面発光LDを配線パターンと電
気的に接続する。これにより、第1の発明の効果に加
え、実装に要する部品点数がさらに削減できる。
【0020】第3の発明は、第1の発明における光導波
体が、光ファイバと、当該光ファイバを被覆固定する保
持体とからなっており、光導波体の斜面は、当該光ファ
イバの先端部と当該保持体の先端部との同一平面で構成
される構造であって、反射鏡によって反射されるレーザ
光を、光ファイバ内に導くことを特徴とする。
【0021】上記のように、第3の発明は、第1の発明
の光導波体を、光ファイバとこの光ファイバを被覆固定
する保持体とからの構成とすることで、反射鏡によって
反射されるレーザ光を、光ファイバ内に導くものであ
る。これにより、第1の発明の効果に加え、光ファイバ
との光学結合に要する部品点数が少なく部品コストが低
廉である、および光ファイバの固定部は機械的に十分な
強度を有しているという効果がある。
【0022】第4の発明は、第3の発明における光導波
体が、接着剤によって半導体基板に固定されていること
を特徴とする。
【0023】上記のように、第4の発明は、第3の発明
の光導波体が、接着剤によって半導体基板に固定されて
いる、これにより、第3の発明の効果に加え、光導波体
の固定部は機械的に十分な強度を有しているという効果
がある。
【0024】第5の発明は、半導体基板と、半導体基板
の第1の主面上に形成された面発光レーザと、半導体基
板の第1の主面に対向する第2の主面上に形成され、面
発光レーザと相対的な位置合わせがなされた第1の目印
手段と、先端部が第2の主面に対して一定の角度をもつ
斜面を有し、半導体基板の第2の主面上に一側面を接し
て固定される光導波体と、光導波体の斜面上に形成さ
れ、受けたレーザ光を反射により光導波体内に導くこと
ができる反射点を持つ反射鏡と、反射点と相対的な位置
合わせがなされた第2の目印手段とを備え、第1の目印
手段と第2の目印手段の位置を合わせて固定することに
より、面発光レーザから出射されたレーザ光を、反射鏡
によって反射させ、第2の主面に対して平行な方向のレ
ーザ光として光導波体内に導くことを特徴とする。
【0025】上記のように、第5の発明は、第1の発明
と同様に、面発光LDが出射するレーザ光を反射鏡によ
って反射させ、半導体基板の第2の主面に対して平行な
方向のレーザ光として光導波体内に導くというものであ
り、基本構造は第1の発明と同じである。ただし、第1
の発明は、反射鏡がレーザ光を反射する反射点と目印手
段(本第5の発明でいう第1の目印手段)を直接位置合
わせしているのに対し、第5の発明は、この反射点と相
対的に位置合わせした第2の目印手段を設けている。こ
れにより、第1の目印手段と第2の目印手段を位置合わ
せすることで、容易に光軸合わせが可能となる。
【0026】以上のことから、第5の発明は、光学結合
に要する部品点数が少なく部品コストが低廉である、容
易な位置合わせで高い光学結合効率が得られるので組立
コストが低廉である、面発光レーザを用いながらパッケ
ージに対して水平方向にレーザ光が取り出されている、
レーザチップの固定部は機械的に十分な強度を有してい
る、という効果がある。
【0027】第6の発明は、第5の発明における半導体
基板が、配線パターンを有する支持基板に第1の主面を
接して固定され、面発光レーザが当該配線パターンを介
して電気的に接続されていることを特徴とする。
【0028】上記のように、第6の発明は、第5の発明
の半導体基板を、配線パターンが形成された支持基板に
フェイスダウン実装し、面発光LDを配線パターンと電
気的に接続する。これにより、第5の発明の効果に加
え、実装に要する部品点数がさらに削減できる。
【0029】第7の発明は、第5の発明における光導波
体が、斜面に対向する面に開口されたガイド穴を有する
形状の成形体であり、当該ガイド穴に光ファイバが挿入
される構造であって、第2の目印手段はガイド穴の位置
とも相対的な関係を有しており、ガイド穴に光ファイバ
を挿入することで、反射鏡によって反射されるレーザ光
を、光ファイバ内に導けることを特徴とする。
【0030】上記のように、第7の発明は、第5の発明
の光導波体が、斜面に対向する面に開口されたガイド穴
を有する形状の成形体であって、このガイド穴に光ファ
イバを挿入した構造となっている。そして、第2の目印
手段は、このガイド穴の位置とも相対的な関係を有して
いる。これにより、反射鏡によって反射されるレーザ光
を、光ファイバ内に導くことができる。よって、第5の
発明の効果に加え、光ファイバとの光学結合に要する部
品点数が少なく部品コストが低廉であること、および光
ファイバの固定部は機械的に十分な強度を有していると
いう効果がある。なお、本構造は、光ファイバを被覆固
定する第3の発明と異なり、成形体を半導体基板に固定
してから光ファイバを挿入できる利点がある。
【0031】第8の発明は、第7の発明における成形体
が、接着剤によって半導体基板に固定されていることを
特徴とする。
【0032】上記のように、第8の発明は、第7の発明
の成形体が接着剤によって半導体基板に固定されてい
る、これにより、第7の発明の効果に加え、光導波体の
固定部は機械的に十分な強度を有しているという効果が
ある。
【0033】第9の発明は、第5の発明における第1の
目印手段が、凹形状あるいは凸形状からなり、第5の発
明における第2の目印手段が、第1の目印手段の形状に
相対する凸形状あるいは凹形状からなり、第1の目印手
段および第2の目印手段が位置合わせされた状態で、凸
形状部と凹形状部が嵌合されることを特徴とする。
【0034】上記のように、第9の発明は、第5の発明
の第1の目印手段を凹形状あるいは凸形状で成形し、か
つ第5の発明の第2の目印手段を第1の目印手段の形状
に相対する凸形状あるいは凹形状で成形する。これによ
り、前記第1の目印手段および前記第2の目印手段の凹
形状と凸形状を嵌合することで、容易に光軸合わせが可
能となるだけでなく、接着剤等で成形体を半導体基板に
固定する際に、両者の位置ずれを防止する効果がある。
【0035】第10の発明は、半導体基板と、半導体基
板の第1の主面上に形成された面発光レーザと、半導体
基板の第1の主面に対向する第2の主面上に形成され、
当該第2の主面の外縁から当該第2の主面の内側にある
終端部に達し、当該終端部は面発光レーザと相対的な位
置合わせがなされた導入溝と、先端部が第2の主面に対
して一定の角度を持つ斜面を有するよう切断され、導入
溝上に側面を接して固定される光ファイバと、光ファイ
バの斜面上に形成され、受けたレーザ光を反射により光
ファイバ内に導くことができる反射鏡とを備えた、光フ
ァイバの先端部を導入溝の終端部に突きあてた状態で固
定することにより、面発光レーザから出射されたレーザ
光を、反射鏡によって反射させ、光ファイバ内に導くこ
とを特徴とする。
【0036】上記のように、第10の発明は、面発光L
Dが出射するレーザ光を、光ファイバの先端に形成した
反射鏡によって反射させ、半導体基板の第2の主面に対
して平行な光ファイバ内に導くというものである。この
とき、光ファイバは、半導体基板の第2の主面上に形成
された導入溝に直接固定する。これにより、余分な固定
部材が不要となる。また、導入溝の終端部は、面発光L
Dと相対的に位置合わせされている。したがって、光フ
ァイバを導入溝の終端部に突きあてて固定することで、
容易に光軸合わせが可能となる。
【0037】以上のことから、第10の発明は、光ファ
イバの光学結合に要する部品点数が少なく部品コストが
低廉である、容易な位置合わせで高い光学結合効率が得
られるので組立コストが低廉である、面発光LDを用い
ながらパッケージに対して水平方向にレーザ光が取り出
されている、レーザチップおよび光ファイバの固定部は
機械的に十分な強度を有している、という効果がある。
【0038】第11の発明は、第10の発明における半
導体基板が、配線パターンを有する支持基板に第1の主
面を接して固定され、面発光レーザが当該配線パターン
を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
【0039】上記のように、第11の発明は、第10の
発明の半導体基板を、配線パターンが形成された支持基
板にフェイスダウン実装し、面発光LDを配線パターン
と電気的に接続する。これにより、第10の発明の効果
に加え、実装に要する部品点数がさらに削減できる。
【0040】第12の発明は、第10の発明における光
ファイバが、接着剤によって半導体基板に固定されてい
ることを特徴とする。
【0041】上記のように、第12の発明は、第10の
発明の光ファイバが、接着剤によって半導体基板に固定
されている、これにより、第10の発明の効果に加え、
光ファイバの固定部は機械的に十分な強度を有している
という効果がある。
【0042】第13の発明は、半導体基板と、半導体基
板の第1の主面上に形成された面発光レーザと、半導体
基板の第1の主面に対向する第2の主面上に形成され、
当該第2の主面の外縁から当該第2の主面の内側にある
終端部に達し、当該終端部が面発光レーザと相対的な位
置合わせがなされた導入溝と、導入溝および面発光レー
ザと相対的な位置合わせがされ、半導体基板の第2の主
面上に一側面を接し、他の一面が導入溝の終端部面と同
一平面をなすよう固定される反射体と、導入溝上に側面
を接して固定される光ファイバとを備え、光ファイバを
反射体に突きあてた状態で固定することにより、面発光
レーザから出射されたレーザ光を、反射体によって反射
させ、第2の主面に対して平行な方向のレーザ光として
光ファイバ内に導くことを特徴とする。
【0043】上記のように、第13の発明は、面発光L
Dが出射するレーザ光を、反射体の斜面に形成した反射
鏡によって反射させ、半導体基板の第2の主面に対して
平行な光ファイバ内に導くというものである。このと
き、光ファイバは、半導体基板の第2の主面上に形成さ
れた導入溝に直接固定する。これにより、余分な固定部
材が不要となる。また、導入溝の終端部、反射体、面発
光LDは、相対的に位置合わせされている。したがっ
て、光ファイバを導入溝の終端部すなわち反射体に突き
あてて固定することで、容易に光軸合わせが可能とな
る。
【0044】以上のことから、第13の発明は、光ファ
イバの光学結合に要する部品点数が少なく部品コストが
低廉である、容易な位置合わせで高い光学結合効率が得
られるので組立コストが低廉である、面発光LDを用い
ながらパッケージに対して水平方向にレーザ光が取り出
されている、レーザチップの固定部は機械的に十分な強
度を有している、という効果がある。
【0045】第14の発明は、第13の発明における半
導体基板が、配線パターンを有する支持基板に第1の主
面を接して固定され、面発光レーザが当該配線パターン
を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
【0046】上記のように、第14の発明は、第13の
発明の半導体基板を、配線パターンが形成された支持基
板にフェイスダウン実装し、面発光LDを配線パターン
と電気的に接続する。これにより、第13の発明の効果
に加え、実装に要する部品点数がさらに削減できる。
【0047】第15の発明は、反射体が直角三角柱の形
状を成し、当該直角三角柱の直角を挟む一方の側面が半
導体基板の第2の主面に接しており、他方の側面には光
ファイバが突きあてられ固定されており、直角三角柱の
直角を挟まない斜面上に反射鏡を形成することにより、
当該反射鏡によってレーザ光を光ファイバ内に導くこと
を特徴とする。
【0048】上記のように、第15の発明は、第13の
発明の反射体を直角三角柱形状としている。そして、こ
の直角三角柱の直角を挟む一方の側面を半導体基板の第
2の主面に接して固定している。そして、上記直角を挟
まない斜面上に反射鏡を形成する。これにより、上記直
角を挟む他方の側面に光ファイバの先端部を突き当てて
固定することで、容易に光軸合わせが可能となる。
【0049】第16の発明は、第15の発明における光
ファイバおよび反射体が、接着剤によって半導体基板に
固定されていることを特徴とする。
【0050】上記のように、第16の発明は、第15の
発明の光ファイバおよび反射体が、接着剤によって半導
体基板に固定されている、これにより、第15の発明の
効果に加え、光ファイバおよび反射体の固定部は機械的
に十分な強度を有しているという効果がある。
【0051】第17の発明は、半導体基板と、半導体基
板の第1の主面上に形成された面発光レーザと、半導体
基板の第1の主面に対向する第2の主面上に形成され、
当該第2の主面の外縁から当該第2の主面の内側にある
終端部に達し、当該終端部は面発光レーザと相対的な位
置合わせがなされた導入溝と、半導体基板の第2の主面
上に形成され、導入溝に対し垂直な方向に延伸し、導入
溝および面発光レーザと相対的な位置合わせがされたV
形状の溝と、導入溝上に側面を接して固定される光ファ
イバと、V形状の溝の斜面上に形成された反射鏡とを備
え、光ファイバを導入溝に固定することによって、面発
光レーザから出射された出射光ビームを、反射鏡によっ
て反射させ、光ファイバ内に導くことを特徴とする。
【0052】上記のように、第17の発明は、第13の
発明と同様に、面発光LDが出射するレーザ光を反射鏡
によって反射させ、半導体基板の第2の主面に対して平
行な光ファイバ内に導くというものであり、基本構造は
第13の発明と同じである。ただし、第13の発明は、
反射体という成形体を用い、その斜面に反射鏡を成形し
たものであるのに対し、第17の発明は、半導体基板自
体にV形状の溝を設けて、その斜面上に反射鏡を形成し
た点が異なる。また、同様に、この反射鏡と面発光LD
は、相対的に位置合わせされている。したがって、光フ
ァイバを導入溝の終端部に突きあてて固定することで、
容易に光軸合わせが可能となる。
【0053】以上のことから、第17の発明は、光ファ
イバの光学結合に要する部品点数がより少なく部品コス
トが低廉である、容易な位置合わせで高い光学結合効率
が得られるので組立コストが低廉である、面発光LDを
用いながらパッケージに対して水平方向にレーザ光が取
り出されている、レーザチップの固定部は機械的に十分
な強度を有している、という効果がある。
【0054】第18の発明は、第17の発明における半
導体基板が、配線パターンを有する支持基板に第1の主
面を接して固定され、面発光レーザが当該配線パターン
を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
【0055】上記のように、第18の発明は、第17の
発明の半導体基板を、配線パターンが形成された支持基
板にフェイスダウン実装し、面発光LDを配線パターン
と電気的に接続する。これにより、第17の発明の効果
に加え、実装に要する部品点数がさらに削減できる。
【0056】第19の発明は、第17の発明における光
ファイバが、接着剤によって半導体基板に固定されてい
ることを特徴とする。
【0057】上記のように、第19の発明は、第17の
発明の光ファイバが、接着剤によって半導体基板に固定
されている、これにより、第17の発明の効果に加え、
光ファイバの固定部は機械的に十分な強度を有している
という効果がある。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図6を用いて説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るLD実装体の要部断面を示した斜視図である。図1
において、第1の実施形態に係るLD実装体は、半導体
基板101と、光導波体102と、支持基板103とか
らなる。なお、図1中には、光の伝わり方が理解し易い
ように、面発光LD101aから出射される光を出射光
ビーム(以降の実施形態においても同様とする)101
cと、この出射光ビーム101cが反射鏡102jによ
り反射されて光ファイバ102h内に導かれる光を導波
光ビーム(以後の実施形態においても同様とする)10
2cとして、それぞれの経路を示している。
【0059】半導体基板101の第1の主面上には、面
発光LD101aが複数形成されている。この複数の面
発光LD101aは、そのそれぞれの電極が内部配線1
01fによって引き出されていることを除き、絶縁膜1
01gにより絶縁されている。また、第1の主面上に
は、第1のバンプ101dおよび第2のバンプ101e
が複数形成されている。半導体基板101の第2の主面
上には、マーカー101bが複数形成されている。この
マーカー101bは、上から見ると中央の交差部分を欠
いた十字形をしており、半導体基板101をエッチング
することで形成されている。なお、図1には、1つの面
発光LD101a、第1のバンプ101d、第2のバン
プ101e、および内部配線101fのみを明示してい
るが、実際には、複数のマーカー101bに対応する位
置に、それぞれが個々に形成されている。面発光LD1
01aと、これに対応するマーカー101bは、例え
ば、両面露光機でパターン形成を行うなどの手段によっ
て、水平方向の位置合わせが行われている。
【0060】光導波体102は、複数の光ファイバ10
2hと、これを被覆固定する保持体102iと、反射鏡
102jからなっている。保持体102iは、複数の光
ファイバ102hを平行に並べ、その一端を被覆固定
し、光ファイバ102hの先端と保持体102iとを同
時に斜めに切断した斜面を持つ立方体である。なお、本
願発明における実施形態では、導波光ビーム102cを
出射光ビーム101cに対して垂直方向に取り出す。こ
のため、上記斜面は、出射光ビーム101cの出射方向
に対して45°の角度、すなわち被覆固定した光ファイ
バ102hに平行な保持体102iの面(底面)に対し
て45°の角度をなしている。そして、反射鏡102j
は、上記斜面上に形成されている。この反射鏡102j
の成形は、例えば、金、アルミ等の金属材料を真空蒸着
することで容易に形成できる。支持基板103には、配
線パターン103fが複数形成されている。
【0061】半導体基板101の第2の主面上に、光導
波体102が、上述の底面を接して固定されている。図
には示していないが、光導波体102は、例えば、接着
剤によって半導体基板101に固定されている。さら
に、半導体基板101は、第1の主面を複数のバンプを
介して支持基板103に固定されている。面発光LD1
01aの上部電極は、絶縁膜101g上の内部配線10
1fによって第1のバンプ101d部分に引き出され、
支持基板103に形成されている配線パターン103f
に接続されている。また、面発光LD101aの下部電
極は、同様に第2のバンプ101e部分に引き出され、
配線パターン103fと接続されている。
【0062】光導波体102を半導体基板101に固定
する際に、面発光LD101aの出射光ビーム101c
の出射位置(以下、出射位置という)と、反射鏡102
jが出射光ビーム101cを反射し、光ファイバ102
hの中に導波光ビーム102cとして導ける点(以下、
反射点という)とを、正確に位置合わせする必要があ
る。ここで、マーカー101bは、出射位置がマーカー
101bの十字形の中央に来るように成形する。また、
反射点は、光ファイバ102hが斜めに切断されること
で楕円形となった切断面の中心点である。したがって、
楕円形をした光ファイバ102hの切断面の中心点と、
マーカー101bの十字形の中央部分を合わせること
で、正確な位置合わせを行うことができる。この位置合
わせの結果、面発光LD101aから出射された出射光
ビーム101cが、反射鏡102jによって反射され、
導波光ビーム102cとなって光ファイバ102hの中
に導かれる。
【0063】マーカー101bを中央の交差部分を欠い
た十字形としているのは、出射光ビーム101cが、マ
ーカー101bによって散乱されるのを防ぐためであ
る。出射光ビーム101cを散乱せず、かつ楕円形をし
た光ファイバ102hの先端と容易に位置合わせできる
形状であれば、マーカー101bの形状は、どのような
ものであってもよい。また、半導体基板101そのもの
をエッチングするのではなく、例えば、半導体基板10
1の第2の主面上に堆積された反射防止膜をエッチング
するなどの方法で、マーカー101bを形成してもよ
い。
【0064】上記のように、第1の実施形態は、半導体
基板101に対し水平に置かれている光ファイバ102
hに、面発光LD101aから出射された出射光ビーム
101cを導くものである。ここで、光ファイバ102
hを被覆固定し、反射鏡102jを備えた光導波体10
2を、半導体基板101の第2の主面上に直接固定す
る。これにより、従来の構成に比べ、余分な固定部材が
不要となる。また、半導体基板101の第2の主面上に
は、面発光LD101aと位置合わせされたマーカー1
01bが予め形成されているので、反射鏡102jが導
波光ビームを反射する点(斜め切断された光ファイバの
中心点)と、マーカー101bを位置合わせすること
で、容易に光軸合わせが可能となる。
【0065】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係るLD実装体の要部断面を示した斜視図
である。図2において、第2の実施形態に係るLD実装
体は、半導体基板201と、光導波体202と、支持基
板203とからなる。なお、図2中には、光の伝わり方
が理解し易いように、出射光ビーム201cおよび導波
光ビーム202cの経路を示している。
【0066】半導体基板201の第1の主面上には、面
発光LD201aが複数形成されている。この複数の面
発光LD201aは、そのそれぞれの電極が内部配線2
01fによって引き出されいることを除き、絶縁膜20
1gにより絶縁されている。また、第1の主面上には、
第1のバンプ201dおよび第2のバンプ201eが複
数形成されている。半導体基板201の第2の主面上に
は、第1のマーカー201bが複数形成されている。こ
の第1のマーカー201bは、半導体基板201をエッ
チングすること等で形成されている。なお、図2には、
1つの面発光LD201a、第1のマーカー201b、
第1のバンプ201d、第2のバンプ201e、および
内部配線201fのみを明示しているが、実際には、複
数の光ファイバ202hの個々にそれぞれ対応する位置
に複数個形成されている。面発光LD201aと、これ
に対応する第1のマーカー201bは、例えば、両面露
光機でパターン形成を行うなどの手段によって、水平方
向の位置合わせが行われている。
【0067】光導波体202は、複数の光ファイバ20
2hと、複数のガイド孔202kを有する成形体202
iと、反射鏡202jと、複数の第2のマーカー202
bからなっている。成形体202iは、直方体の一面
を、(当該一面以外の)底面とされる面に対して(上述
の理由により)45°の角度をなすよう傾斜させた斜面
を持つ立方体である。そして、この斜面と対向する面
に、複数のガイド孔202kを有する。この複数のガイ
ド孔202kに、複数の光ファイバ202hが嵌合され
る。第2の実施形態での光ファイバ202hは、第1の
実施形態では光ファイバ102hが保持体102iに最
初から被覆固定されているのに対し、後から成形体20
2iのガイド孔202kに嵌合される点が異なる。反射
鏡202jは、上記斜面上に形成されている。この反射
鏡202jの成形は、例えば、金、アルミ等の金属材料
を真空蒸着することで容易に形成できる。なお、図2に
は、1つの第2のマーカー202bおよびガイド孔20
2kのみを明示しているが、実際には、上記の複数の第
1のマーカー201bに個々に対応する位置に、複数個
形成されている。この第2のマーカー202bは、成形
体202iの成形時に一体成形すればよい。支持基板2
03には、配線パターン203fが複数形成されてい
る。
【0068】半導体基板201の第2の主面上に一側面
(上述での底面)を接して、光導波体202が固定され
ている。図には示していないが、光導波体202は、例
えば、接着剤によって半導体基板201に固定されてい
る。さらに、半導体基板201は、第1の主面を複数の
バンプを介して支持基板203に固定されている。面発
光LD201aの上部電極は、絶縁膜201g上の内部
配線201fによって第1のバンプ201d部分に引き
出され、支持基板203に形成されている配線パターン
203fに接続されている。また、面発光LD201a
の下部電極は、同様に第2のバンプ201e部分に引き
出され、配線パターン203fと接続されている。
【0069】光導波体202を半導体基板201に固定
する際に、出射位置と反射点とを正確に位置合わせする
必要がある。この反射点は、成形体202iの外形とガ
イド孔202kの位置によって決定される。ここで、出
射位置と第1のマーカー201bと同じ位置関係を持っ
て、反射点に対して第2のマーカー202bの位置を決
め、成形する。特に、反射点と第2のマーカー202b
の位置を合わせは、成形体202iを、例えば一体成形
すれば容易である。そして、半導体基板201と光導波
体202は、第1のマーカー201bと第2のマーカー
202bが位置合わせされた状態で固定する。これによ
り、面発光LD201aから出射された出射光ビーム2
01cが、反射鏡202jによって反射され、導波光ビ
ーム202cとなって光ファイバ202hの中に導かれ
る。
【0070】上記のように、第2の実施形態は、第1の
マーカー201bと第2のマーカー202bを位置合わ
せすることで、面発光LD201aと光ファイバ202
hの光軸が一致し、出射光ビーム201cを光ファイバ
202h中に導くことができる。この際、出射位置と第
1のマーカー201bの相対位置、および反射点と第2
のマーカー202bの相対位置の関係を一定に保ってい
れば、第1のマーカー201bおよび第2のマーカー2
02bは、任意の位置に形成できる。したがって、図2
に示すように、反射鏡202jによって遮蔽されない位
置に第1のマーカー201bおよび第2のマーカー20
2bを形成しておけば、成形体202iを半導体基板2
01上に置いた状態で、上方から観察して容易に双方の
マーカーの位置合わせをすることができる。
【0071】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係るLD実装体の断面図である。図3にお
いて、第3の実施形態に係るLD実装体は、半導体基板
301と、光導波体302と、支持基板303とからな
る。なお、図3中には、光の伝わり方が理解し易いよう
に、出射光ビーム301cおよび導波光ビーム302c
の経路を示している。
【0072】半導体基板301の第1の主面上には、面
発光LD301aが複数形成されている。この複数の面
発光LD301aは、そのそれぞれの電極が内部配線3
01fによって引き出されいることを除き、絶縁膜30
1gにより絶縁されている。また、第1の主面上には、
第1のバンプ301dおよび第2のバンプ301eが複
数形成されている。半導体基板301の第2の主面上に
は、第1のマーカー301bが複数形成されている。こ
の第1のマーカー301bは、半導体基板301の第2
の主面上にエッチングすることで形成される凹形状(本
実施形態では、開口された円錐台形状)をなしている。
なお、図3には、1つの面発光LD301a、第1のマ
ーカー301b、第1のバンプ301d、第2のバンプ
301eおよび内部配線301fのみを明示している
が、実際には、図3の紙面に対して奥行き方向に、個々
にそれぞれ複数個形成されている。面発光LD301a
と、これに対応する第1のマーカー301bは、例え
ば、両面露光機でパターン形成を行うなどの手段によっ
て、水平方向の位置合わせが行われている。
【0073】光導波体302は、複数の光ファイバ30
2hと、複数のガイド孔302kを有する成形体302
iと、反射鏡302jと、第2のマーカー302bから
なっている。成形体302iは、直方体の一面を(当該
一面以外の)底面とされる面に対して(上述の理由によ
り)45°の角度をなすよう傾斜させた斜面を持つ立方
体である。そして、成形体302iは、この斜面と対向
する面に複数のガイド孔302kを有する。この複数の
ガイド孔302kに、複数の光ファイバ302hが嵌合
される。第2のマーカー302bは、上記の底面上に、
第1のマーカー301bの凹形状に丁度嵌合する凸形状
(本実施形態では、円錐台形状)をなす。第3の実施形
態の実装体構造は、第2の実施形態の実装体構造と基本
的に同様であるが、第1のマーカー301bと第2のマ
ーカー302bの形状が、相対的な嵌合形状を有する凹
形状と凸形状である点が異なる。反射鏡302jは、上
記斜面上に形成されている。この反射鏡302jの成形
は、例えば、金、アルミ等の金属材料を真空蒸着するこ
とで容易に形成できる。なお、図3には、1つの第2の
マーカー302b、光ファイバ302hおよびガイド孔
302kのみを明示しているが、実際には図3の紙面に
対して奥行き方向に、個々にそれぞれ複数個形成されて
いる。この第2のマーカー302bは、成形体302i
の成形時に一体成形すればよい。支持基板303には、
配線パターン303fが複数形成されている。
【0074】半導体基板301の第2の主面上に一側面
(上述での底面)を接して、光導波体302が固定され
ている。この固定は、第1の接着剤306によって行わ
れる。また、半導体基板301は、第1の主面を複数の
バンプを介して、支持基板303に固定されている。こ
の固定は、第2の接着剤307によって行われる。面発
光LD301aの上部電極は、絶縁膜301g上の内部
配線301fによって第1のバンプ301d部分に引き
出され、支持基板303に形成されている配線パターン
303fに接続されている。また、面発光LD301a
の下部電極は、同様に第2のバンプ301e部分に引き
出され、配線パターン303fと接続されている。
【0075】光導波体302を半導体基板301に固定
する際に、出射位置と反射点とを正確に位置合わせする
必要がある。この反射点は、成形体302iの外形とガ
イド孔302kの位置によって決定される。ここで、出
射位置と第1のマーカー301bと同じ位置関係を持っ
て、反射点に対して第2のマーカー302bの位置を決
め、成形する。特に、反射点と第2のマーカー302b
の位置を合わせは、成形体302を例えば一体成形すれ
ば容易である。これにより、半導体基板301と光導波
体302は、第1のマーカー301bである凹形状と第
2のマーカー302bである凸形状が嵌合された状態、
すなわち出射位置と反射点とが正確に位置合わせされた
位置で固定される。したがって、面発光LD301aか
ら出射された出射光ビーム301cが、反射鏡302j
によって反射され、導波光ビーム302cとなって光フ
ァイバ302hの中に導かれる。
【0076】上記のように、第3の実施形態は、基本的
には第2の実施形態と同じであるが、第1のマーカー3
01bを半導体基板301の第2の主面上に凹形状で成
形し、第2のマーカー302bを光導波体302の底面
上に、第1のマーカー301bの凹形状に丁度嵌合する
凸形状で形成する。これにより、第1のマーカー301
bおよび第2のマーカー302bの位置合わせ、すなわ
ち出射位置と反射点の光軸合わせを行うと、凸形状部が
凹形状部に嵌合することとなる。この凹凸形状による嵌
合は、第1の接着剤306で成形体302iを半導体基
板301に接着固定する際に、両者の位置ずれが生じる
のを防ぐ効果がある。なお、言うまでもなく、第1のマ
ーカー301bが凸形状部を有し、第2のマーカー30
2bが凹形状部を有する構成であっても同様の効果が得
られる。
【0077】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態に係るLD実装体の要部断面を示した斜視図
である。図4において、第4の実施形態に係るLD実装
体は、半導体基板401と、光ファイバ402hと、支
持基板403とからなる。なお、図4中には、光の伝わ
り方が理解し易いように、出射光ビーム401cおよび
導波光ビーム402cの経路を示している。
【0078】半導体基板401の第1の主面上には、面
発光LD401aが複数形成されている。この複数の面
発光LD401aは、そのそれぞれの電極が内部配線4
01fによって引き出されていることを除き、絶縁膜4
01gにより絶縁されている。また、第1の主面上に
は、第1のバンプ401dおよび第2のバンプ401e
が複数形成されている。半導体基板401の第2の主面
上には、V溝402mが複数形成されている。このV溝
402mは、半導体基板401の第2の主面の外縁から
内側に存在する終端部(光ファイバ402hを突きあて
る端の点あるいは面)まで、直線的に形成されている。
また、V溝402mは、半導体基板401をエッチング
することで形成されている。なお、図4には、1つの面
発光LD401a、第1のバンプ401d、第2のバン
プ401e、および内部配線401fのみを明示してい
るが、実際には、複数のV溝402mに対応する位置
に、それぞれが個々に形成されている。面発光LD40
1aと、これに対応するV溝402mの終端部は、例え
ば、両面露光機でパターン形成を行うなどの手段によっ
て、水平方向の位置合わせが行われている。
【0079】複数の光ファイバ402hは、上述の理由
により、その先端を45°の角度で斜めに切断された斜
面を有している。そして、この斜面に反射鏡402jが
形成されている。この反射鏡402jの成形は、例え
ば、金、アルミ等の金属材料を真空蒸着することで容易
に形成できる。支持基板403には、配線パターン40
3fが複数形成されている。
【0080】半導体基板401の第2の主面上の複数の
V溝402mに、光ファイバ402hがそれぞれ固定さ
れている。図には示していないが、光ファイバ402h
は、例えば、接着剤によって半導体基板401に固定さ
れている。さらに、半導体基板401は、第1の主面を
複数のバンプを介して支持基板403に固定されてい
る。面発光LD401aの上部電極は、絶縁膜401g
上の内部配線401fによって第1のバンプ401d部
分に引き出され、支持基板403に形成されている配線
パターン403fに接続されている。また、面発光LD
401aの下部電極は、同様に第2のバンプ401e部
分に引き出され、配線パターン403fと接続されてい
る。
【0081】光ファイバ402hをV溝401mに固定
する際に、出射位置と反射点とを正確に位置合わせする
必要がある。ここで、光ファイバ402hを、その先端
をV溝402mの終端部に突きあてた状態で、かつ上記
斜面が出射光ビーム401cの光軸に対して45°の角
度をなすように、固定する。また、このV溝402mの
終端部と出射位置は、前述のとおり位置合わせされてい
る。これにより、面発光LD401aから出射された出
射光ビーム401cが、反射鏡402jによって反射さ
れ、導波光ビーム402cとなって光ファイバ402h
の中に導かれる。
【0082】上記のように、第4の実施形態は、光ファ
イバ402hに、面発光LD401aから出射された出
射光ビーム401cを導くため、反射鏡402jを備え
た光ファイバ402hを、半導体基板401の第2の主
面上のV溝402mに直接固定する。このV溝402m
の終端部は、あらかじめ面発光LD401aと位置合わ
せされており、光ファイバ402hの先端部を終端部に
突きあてた状態で固定することで、容易に光ファイバ4
02hと面発光LD402の光軸合わせが可能となる。
【0083】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態に係るLD実装体の断面図である。図5にお
いて、第5の実施形態に係るLD実装体は、半導体基板
501と、反射体502と、光ファイバ502hと、支
持基板503とからなる。なお、図5中には、光の伝わ
り方が理解し易いように、出射光ビーム501cおよび
導波光ビーム502cの経路を示している。
【0084】半導体基板501の第1の主面上には、面
発光LD501aが複数形成されている。この複数の面
発光LD501aは、そのそれぞれの電極が内部配線5
01fによって引き出されいることを除き、絶縁膜50
1gにより絶縁されている。また、第1の主面上には、
第1のバンプ501dおよび第2のバンプ501eが複
数形成されている。半導体基板501の第2の主面上に
は、V溝502mが複数形成されている。このV溝50
2mは、半導体基板501の第2の主面の外縁から内側
に存在する終端面(光ファイバ502hを突きあてる
面)まで、直線的に形成されている。また、V溝502
mは、半導体基板501をエッチングすることで形成さ
れている。なお、図5には、1つの面発光LD501
a、第1のバンプ501d、第2のバンプ501e、内
部配線501f、光ファイバ502hおよびV溝502
mのみを明示しているが、実際には、図5の紙面に対し
て奥行き方向に、それぞれが個々に複数個形成されてい
る。面発光LD501aと、これに対応するV溝502
mは、例えば、両面露光機でパターン形成を行うなどの
手段によって、水平方向の位置合わせが行われている。
【0085】反射体502iは、直方体の一面を(当該
一面以外の)底面とされる面に対して(上述の理由によ
り)45°の角度をなすよう傾斜させた斜面を持つ立方
体(本実施形態では、断面を直角二等辺三角形とする三
角柱形状)である。また、反射体502iは、樹脂成形
体である。反射鏡502jは、上記斜面上に形成されて
いる。この反射鏡502jの成形は、例えば、金、アル
ミ等の金属材料を真空蒸着することで容易に形成でき
る。支持基板503には、配線パターン503fが複数
形成されている。
【0086】半導体基板501の第2の主面上に一側面
(上述での底面)を接して、反射体502iが上記斜面
に対向する側面と、複数のV溝502mの終端面とが、
同一平面となるように固定されている。この固定は、第
1の接着剤506によって行われる。また、半導体基板
501は、第1の主面を複数のバンプを介して支持基板
503に固定されている。この固定は、第2の接着剤5
07によって行われる。面発光LD501aの上部電極
は、絶縁膜501g上の内部配線501fによって第1
のバンプ501d部分に引き出され、支持基板503に
形成されている配線パターン503fに接続されてい
る。また、面発光LD501aの下部電極は、同様に第
2のバンプ501e部分に引き出され、配線パターン5
03fと接続されている。
【0087】光ファイバ502hをV溝502mに固定
する際に、出射位置と反射点とを正確に位置合わせする
必要がある。光ファイバ502hは、その先端をV溝5
02mの終端面および反射体502iの側面に突きあて
た状態で固定する。ここで、反射点は、V溝502mの
形状によって決まる。上記条件で反射体502iを固定
したときに、反射点と出射位置が位置合わせされている
ように、終端面と出射位置との位置合わせを行う。これ
により、面発光LD501aから出射された出射光ビー
ム501cが、反射鏡502jによって反射され、導波
光ビーム502cとなって光ファイバ502hの中に導
かれる。
【0088】上記のように、第5の実施形態は、第4の
実施形態と同様に、光ファイバ502hを半導体基板5
01の第2の主面上のV溝502mに直接固定する。し
かし、光ファイバ502hの先端を斜めに切断して反射
鏡を形成するのではなく、反射体502iの斜面に反射
鏡502jを形成する。このV溝502mおよび反射体
502iを、予め面発光LD501aと位置合わせして
おく。これにより、光ファイバ502hをV溝502m
に沿わせて、その先端を反射体502に突きあてた状態
で固定することで、容易に光ファイバ502hと面発光
LD501aの光軸合わせが可能となる。
【0089】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
の実施形態に係るLD実装体の断面図である。図6にお
いて、第6の実施形態に係るLD実装体は、半導体基板
601と、光ファイバ602hと、支持基板603とか
らなる。なお、図6中には、光の伝わり方が理解し易い
ように、出射光ビーム601cおよび導波光ビーム60
2cの経路を示している。
【0090】半導体基板601の第1の主面上には、面
発光LD601aが複数形成されている。この複数の面
発光LD601aは、そのそれぞれの電極が内部配線6
01fによって引き出されいることを除き、絶縁膜60
1gにより絶縁されている。また、第1の主面上には、
第1のバンプ601dおよび第2のバンプ601eが複
数形成されている。半導体基板601の第2の主面上に
は、複数の第1のV溝602mおよび第2のV溝602
nが形成されている。なお、図6には、1つの面発光L
D601a、第1のバンプ601d、第2のバンプ60
1e、内部配線601f、光ファイバ602hおよび第
1のV溝602mのみを明示しているが、実際には、図
6の紙面に対して奥行き方向に、それぞれが個々に複数
個形成されている。面発光LD601aと、これに対応
する第1のV溝602mは、例えば、両面露光機でパタ
ーン形成を行うなどの手段によって、水平方向の位置合
わせが行われている。また、第2のV溝602nの光フ
ァイバ602h側の斜面は、導波光ビーム602cの光
軸に対して45°の角度の傾斜を成している。そして、
反射鏡602jは、上記斜面上に形成されている。この
反射鏡602jの成形は、例えば、金、アルミ等の金属
材料を真空蒸着することで容易に形成できる。支持基板
603には、配線パターン603fが複数形成されてい
る。
【0091】半導体基板601は、第1の主面を複数の
バンプを介して、支持基板603に固定されている。こ
の固定は、第2の接着剤607によって行われる。面発
光LD601aの上部電極は、絶縁膜601g上の内部
配線601fによって第1のバンプ601d部分に引き
出され、支持基板603に形成されている配線パターン
603fに接続されている。また、面発光LD601a
の下部電極は、同様に第2のバンプ601e部分に引き
出され、配線パターン603fと接続されている。
【0092】光ファイバ602hをV溝602mに固定
する際に、出射位置と反射点とを正確に位置合わせする
必要がある。光ファイバ602hは、その先端を第1の
V溝602mの終端面に突きあてた状態で固定する。こ
こで、反射鏡602jは、第1のV溝602mおよび第
2のV溝602nの形状によって決まる。そして、第1
のV溝602mは、光ファイバ602hが固定されたと
きに、導波光ビーム602cの光軸と反射点の位置が合
っているように成形する。これにより、面発光LD60
1aから出射された出射光ビーム601cが、反射鏡6
02jによって反射され、導波光ビーム602cとなっ
て光ファイバ602hの中に導かれる。
【0093】上記のように、第6の実施形態は、第5の
実施形態のように、半導体基板601の第2の主面上に
固定された反射体の斜面上に反射鏡を形成するのではな
く、第2の主面上に形成された第2のV溝602nの斜
面に、反射鏡602jを形成する。そして、第1のV溝
602mおよび第2のV溝602nをあらかじめ面発光
LD601aと位置合わせしておく。これにより、光フ
ァイバ602hを第1のV溝602mの終端面に突きあ
てて固定すれば、容易に光ファイバ602hと面発光L
D601aの光軸合わせが可能となる。
【0094】なお、第4および第5の実施形態における
V溝、および第6の実施形態における第1のV溝は、光
ファイバを支持できる溝の形状であれば、V形状に限ら
ず自由な形状で実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るLD実装体の要
部断面を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るLD実装体の要
部断面を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るLD実装体の断
面を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るLD実装体の要
部断面を示す斜視図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係るLD実装体の断
面を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係るLD実装体の断
面を示す図である。
【図7】従来のLD実装体の断面を示す図である。
【図8】従来のLD実装体の断面を示す図である。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、601…半
導体基板 101a、201a、301a、401a、501a、
601a、701a、801a…面発光レーザ(面発光
LD) 101b、201b、202b、301b、302b…
マーカー 101c、201c、301c、401c、501c、
601c…出射光ビーム 101d、101e、201d、201e、301d、
301e、401d、401e、501d、501e、
601d、601e…バンプ 101f、201f、301f、401f、501f、
601f…内部配線 101g、201g、301g、401g、501g、
601g…絶縁膜 102、202、302…光導波体 102c、202c、302c、402c、502c、
602c…導波光ビーム 102h、202h、302h、402h、502h、
602h、705、805…光ファイバ 102i…保持体 102j、202j、302j、402j、502j、
602j…反射鏡 103、203、303、403、503、603…支
持基板 103f、203f、303f、403f、503f、
603f…配線パターン 202i、302i…成形体 202k、302k、702k、801k…ガイド孔 306、307、506、507、606、607、7
06、806…接着剤 402m、502m、602m、602n…V溝 502i…反射体 701、801…発光チップ 701b、702b、802b…接続ワイヤ 702…Siサブマウント 801d…アノード 801e…カソード 802…電子回路基板 802f…パッド 803…台座 804…パッケージ 804f…リード

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の第1の主面上に形成された面発光レー
    ザと、 前記半導体基板の前記第1の主面に対向する第2の主面
    上に形成され、前記面発光レーザと相対的な位置合わせ
    がなされた目印手段と、 先端部が前記第2の主面に対して一定の角度をもつ斜面
    を有し、前記半導体基板の前記第2の主面上に一側面を
    接して固定される光導波体と、 前記光導波体の前記斜面上に形成され、受けたレーザ光
    を反射により前記光導波体内に導くことができる反射点
    を持つ反射鏡とを備え、 前記反射点と前記目印手段の位置を合わせて固定するこ
    とにより、前記面発光レーザから出射されたレーザ光
    を、前記反射鏡によって反射させ、前記第2の主面に対
    して平行な方向のレーザ光として前記光導波体内に導く
    ことを特徴とする、半導体レーザ実装体。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板が、配線パターンを有す
    る支持基板に前記第1の主面を接して固定され、前記面
    発光レーザが当該配線パターンを介して電気的に接続さ
    れていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体レ
    ーザ実装体。
  3. 【請求項3】 前記光導波体は、光ファイバと、当該光
    ファイバを被覆固定する保持体とからなり、前記光導波
    体の前記斜面は、当該光ファイバの先端部と当該保持体
    の先端部との同一平面で構成される構造であって、 前記反射鏡によって反射される前記レーザ光を、前記光
    ファイバ内に導くことを特徴とする、請求項1に記載の
    半導体レーザ実装体。
  4. 【請求項4】 前記光導波体が、接着剤によって前記半
    導体基板に固定されていることを特徴とする、請求項3
    に記載の半導体レーザ実装体。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、 前記半導体基板の第1の主面上に形成された面発光レー
    ザと、 前記半導体基板の前記第1の主面に対向する第2の主面
    上に形成され、前記面発光レーザと相対的な位置合わせ
    がなされた第1の目印手段と、 先端部が前記第2の主面に対して一定の角度をもつ斜面
    を有し、前記半導体基板の前記第2の主面上に一側面を
    接して固定される光導波体と、前記光導波体の前記斜面
    上に形成され、受けたレーザ光を反射により前記光導 波体内に導くことができる反射点を持つ反射鏡と、 前記反射点と相対的な位置合わせがなされた第2の目印
    手段とを備え、 前記第1の目印手段と前記第2の目印手段の位置を合わ
    せて固定することにより、前記面発光レーザから出射さ
    れたレーザ光を、前記反射鏡によって反射させ、前記第
    2の主面に対して平行な方向のレーザ光として前記光導
    波体内に導くことを特徴とする、半導体レーザ実装体。
  6. 【請求項6】 半導体基板が、配線パターンを有する支
    持基板に前記第1の主面を接して固定され、前記面発光
    レーザが当該配線パターンを介して電気的に接続されて
    いることを特徴とする、請求項5に記載の半導体レーザ
    実装体。
  7. 【請求項7】 前記光導波体は、前記斜面に対向する面
    に開口されたガイド穴を有する形状の成形体であり、当
    該ガイド穴に光ファイバが挿入される構造であって、 前記第2の目印手段は前記ガイド穴の位置とも相対的な
    関係を有しており、 前記ガイド穴に前記光ファイバを挿入することで、前記
    反射鏡によって反射される前記レーザ光を、前記光ファ
    イバ内に導けることを特徴とする、請求項5に記載の半
    導体レーザ実装体。
  8. 【請求項8】 前記成形体が、接着剤によって前記半導
    体基板に固定されていることを特徴とする、請求項7に
    記載の半導体レーザ実装体。
  9. 【請求項9】 前記第1の目印手段が凹形状あるいは凸
    形状からなり、 前記第2の目印手段が前記第1の目印手段の形状に相対
    する凸形状あるいは凹形状からなり、 前記第1の目印手段および前記第2の目印手段が位置合
    わせされた状態で、前記凸形状部と前記凹形状部が嵌合
    されることを特徴とする、請求項5に記載の半導体レー
    ザ実装体。
  10. 【請求項10】 半導体基板と、 前記半導体基板の第1の主面上に形成された面発光レー
    ザと、 前記半導体基板の前記第1の主面に対向する第2の主面
    上に形成され、当該第2の主面の外縁から当該第2の主
    面の内側にある終端部に達し、当該終端部は前記面発光
    レーザと相対的な位置合わせがなされた導入溝と、 先端部が前記第2の主面に対して一定の角度を持つ斜面
    を有するよう切断され、前記導入溝上に側面を接して固
    定される光ファイバと、 前記光ファイバの前記斜面上に形成され、受けたレーザ
    光を反射により前記光ファイバ内に導くことができる反
    射鏡とを備え、 前記光ファイバの先端部を前記導入溝の終端部に突きあ
    てた状態で固定することにより、前記面発光レーザから
    出射されたレーザ光を、前記反射鏡によって反射させ、
    前記光ファイバ内に導くことを特徴とする、半導体レー
    ザ実装体。
  11. 【請求項11】 半導体基板が、配線パターンを有する
    支持基板に前記第1の主面を接して固定され、前記面発
    光レーザが当該配線パターンを介して電気的に接続され
    ていることを特徴とする、請求項10に記載の半導体レ
    ーザ実装体。
  12. 【請求項12】 前記光ファイバが、接着剤によって前
    記半導体基板に固定されていることを特徴とする、請求
    項10に記載の半導体レーザ実装体。
  13. 【請求項13】 半導体基板と、 前記半導体基板の第1の主面上に形成された面発光レー
    ザと、 前記半導体基板の前記第1の主面に対向する第2の主面
    上に形成され、当該第2の主面の外縁から当該第2の主
    面の内側にある終端部に達し、当該終端部が前記面発光
    レーザと相対的な位置合わせがなされた導入溝と、 前記導入溝および前記面発光レーザと相対的な位置合わ
    せがされ、前記半導体基板の前記第2の主面上に一側面
    を接し、他の一面が前記導入溝の終端部面と同一平面を
    なすよう固定される反射体と、 前記導入溝上に側面を接して固定される光ファイバとを
    備え、 前記光ファイバを前記反射体に突きあてた状態で固定す
    ることにより、前記面発光レーザから出射されたレーザ
    光を、前記反射体によって反射させ、前記第2の主面に
    対して平行な方向のレーザ光として前記光ファイバ内に
    導くことを特徴とする、半導体レーザ実装体。
  14. 【請求項14】 半導体基板が、配線パターンを有する
    支持基板に前記第1の主面を接して固定され、前記面発
    光レーザが当該配線パターンを介して電気的に接続され
    ていることを特徴とする、請求項13に記載の半導体レ
    ーザ実装体。
  15. 【請求項15】 前記反射体が直角三角柱の形状を成
    し、当該直角三角柱の直角を挟む一方の側面が前記半導
    体基板の前記第2の主面に接して固定され、他方の側面
    には前記光ファイバが突きあてられて固定されており、 前記直角三角柱の直角を挟まない斜面上に反射鏡を形成
    することにより、当該反射鏡によって前記レーザ光を前
    記光ファイバ内に導くことを特徴とする、請求項13に
    記載の半導体レーザ実装体。
  16. 【請求項16】 前記反射体および前記光ファイバが、
    接着剤によって前記半導体基板に固定されていることを
    特徴とする、請求項15に記載の半導体レーザ実装体。
  17. 【請求項17】 半導体基板と、 前記半導体基板の第1の主面上に形成された面発光レー
    ザと、 前記半導体基板の前記第1の主面に対向する第2の主面
    上に形成され、当該第2の主面の外縁から当該第2の主
    面の内側にある終端部に達し、当該終端部は前記面発光
    レーザと相対的な位置合わせがなされた導入溝と、 前記半導体基板の前記第2の主面上に形成され、前記導
    入溝に対し垂直な方向に延伸し、前記導入溝および前記
    面発光レーザと相対的な位置合わせがされたV形状の溝
    と、 前記導入溝上に側面を接して固定される光ファイバと、 前記V形状の溝の斜面上に形成された反射鏡とを備え、 前記光ファイバを前記導入溝に固定することによって、
    前記面発光レーザから出射された出射光ビームを、前記
    反射鏡によって反射させ、前記光ファイバ内に導くこと
    を特徴とする、半導体レーザ実装体。
  18. 【請求項18】 半導体基板が、配線パターンを有する
    支持基板に前記第1の主面を接して固定され、前記面発
    光レーザが当該配線パターンを介して電気的に接続され
    ていることを特徴とする、請求項17に記載の半導体レ
    ーザ実装体。
  19. 【請求項19】 前記光ファイバが、接着剤によって前
    記半導体基板に固定されていることを特徴とする、請求
    項17に記載の半導体レーザ実装体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006013048A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Mitsubishi Electric Corp 発光用光半導体素子及び受光用光半導体素子
JP2007299985A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザダイオード
JP2011040764A (ja) * 1999-06-29 2011-02-24 Kyocera Corp 光モジュール及びその接続構造体
WO2012086828A1 (ja) * 2010-12-21 2012-06-28 日本電気株式会社 光モジュール及びその製造方法

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