JPH10223915A - 電圧安定化素子及びその製造方法 - Google Patents

電圧安定化素子及びその製造方法

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JPH10223915A
JPH10223915A JP9025185A JP2518597A JPH10223915A JP H10223915 A JPH10223915 A JP H10223915A JP 9025185 A JP9025185 A JP 9025185A JP 2518597 A JP2518597 A JP 2518597A JP H10223915 A JPH10223915 A JP H10223915A
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Keiji Kuboyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ツェナーダイオード等の電圧安定化素子のP形
領域とN形領域との境界の位置合わせずれに伴う特性の
ばらつきを防止し、特性のばらつきの少ない電圧安定化
素子及びその容易な製造方法を提供する。 【解決手段】EEPROMの製造工程において、埋め込
みN+ 拡散層4を形成する工程、及び埋め込みN+ 拡散
層4上に酸化膜5を形成しこれを開孔する工程では、E
EPROM素子領域1aに対して処理を行うと共に、ツ
ェナーダイオード素子領域1bの所定領域に、埋め込み
+ 拡散層4を形成し、この埋め込みN+拡散層4上に
酸化膜5を形成してこれを開孔する。そして、ツェナー
ダイオード素子領域1bの酸化膜5をマスクとし、開孔
を通してイオン注入を行い、セルフアラインにより埋め
込みN+ 領域4にP+ 拡散層15を形成することによ
り、ツェナーダイオードを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧安定化素子及
びその製造方法に関し、特に、N形拡散領域とP形拡散
領域との境界の位置合わせのずれの発生を回避し、特性
のばらつきを抑えることの可能な電圧安定化素子及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電波を用いた個体識別システム
(以下、RF−IDという。)用のLSI等は、EEP
ROM(Electrically Erasable Programmable ROM)と
電力発生回路とがチップ上に搭載されて形成される。一
般に電力発生回路には、電力発生回路の安定化のため
に、電圧安定化素子が必須となっている。
【0003】このRF−ID用のLSIに、電圧安定化
素子としてツェナーダイオードを搭載する場合には、例
えば図3に示すような工程で形成されている。まず、酸
化雰囲気中でシリコン基板等の半導体基板21表面を酸
化して、半導体基板21上に酸化シリコンの薄膜22を
形成した後、Si3 4 (ナイトライド)等の窒化シリ
コン膜23のマスクを作り、これを酸化雰囲気中で酸化
することにより、露出したシリコン表面領域に厚いシリ
コン酸化膜を形成してフィールド酸化膜24を形成する
(図3(a))。次に、窒化シリコン膜23を除去した
素子領域にP形領域形成用のレジスト25を形成して例
えばBF2 等のアクセプタをイオン注入する(図3
(b))。
【0004】これにより、P形領域26が形成され、次
いで、P形領域形成用のレジスト25を除去した後、P
形領域26をマスクするようにN形領域形成用のレジス
ト27を形成し、例えばP及びAs等のドナーをイオン
注入する(図3(c))。
【0005】これにより、P形領域26を挟んでN形領
域28が形成される。そして、N形領域形成用のレジス
ト27を除去した後、絶縁層29及びコンタクト穴30
を形成し、メタル配線31を行うようになっている(図
3((d))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電圧安定化素子の製造方法においては、図3(b)
の工程において形成したP形領域26に合わせてN形領
域形成用のレジスト27を形成する必要があるため、ア
クティブ領域かLOCOS領域に形成された位置合わせ
用のマークにP形領域形成用のレジスト25及びN形領
域形成用のレジスト27を合わせて形成するようにして
いる。そのため、P形領域26とN形領域28との境界
は、P形領域形成用のレジスト25と位置合わせ用のマ
ークとの位置合わせ精度、及びN形領域形成用のレジス
ト27と位置合わせ用のマークとの位置合わせ精度に応
じて決まることになり、二重に位置合わせ精度の影響を
受けることになる。よって、N形領域形成用のレジスト
27とP形領域26との位置がずれた場合には、図4
(a)に示すように、P形領域26とN形領域28とが
重なり合い、このとき、P形及びN形領域のイオン打ち
込み量が同量である場合には、この部分が相殺し合って
中性となる。逆に、図4(b)に示すように、P形領域
26とN形領域28とがオフセットされて形成される
と、オフセット部分にはイオンが注入されないことにな
る。
【0007】そのため、逆方向特性が大きくばらついて
しまうという問題があり、これを回避するために、例え
ば電圧安定化素子を形成するために、専用のインプラ工
程を設けることも考えられるが、例えば、RD−IF用
のLSIの製造工程の場合等のように、EEPROMの
製造工程にさらに、電圧安定化素子の製造工程を追加す
ると、LSIの製造工程が複雑になってしまうという問
題がある。
【0008】そこで、この発明は上記従来の未解決の課
題に着目してなされたものであり、逆方向特性のばらつ
きの少ない高性能な電圧安定化素子を容易に形成するこ
との可能な電圧安定化素子の製造方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電圧安定化素子は、第1の
導電形の埋め込み伝導領域と、当該埋め込み伝導領域上
に形成された不純物非透過性の酸化膜に形成した開孔を
通して前記埋め込み伝導領域に形成され且つ前記第1の
導電形とは反対の第2の導電形の伝導領域と、を含むこ
とを特徴としている。
【0010】この発明によれば、ツェナーダイオード等
の電圧安定化素子は、例えばN形の第1の導電形の埋め
込み伝導領域と、第1の導電形とは反対の例えばP形の
導電形の伝導領域とを含んで形成され、この第2の導電
形の伝導領域は、埋め込み伝導領域上に形成された、例
えば厚い酸化膜等の不純物非透過性の酸化膜に形成した
開孔を通して埋め込み伝導領域に形成される。このと
き、第2の導電形の伝導領域はセルフアラインによっ
て、第1の導電形の埋め込み伝導領域に形成されること
になるから、第1の導電形の埋め込み伝導領域と第2の
導電形の伝導領域との境界はオフセットも重なりもない
構造となる。よって、第1の導電形の埋め込み伝導領域
と第2の導電形の伝導領域との境界の状態による影響を
うけて、電圧安定化素子の特性がばらつくことが回避さ
れる。
【0011】また、本発明の請求項2に係る電圧安定化
素子の製造方法は、半導体基板に、第1の導電形の埋め
込み伝導領域を形成する第1工程と、前記埋め込み伝導
領域上に不純物非透過性の酸化膜を形成しこれを開孔す
る第2工程と、前記開孔を通して前記第1の導電形とは
反対の第2の導電形の伝導領域を、前記埋め込み伝導領
域に形成する第3工程と、を含むことを特徴としてい
る。
【0012】この発明によれば、半導体基板に第1の導
電形の埋め込み伝導領域を形成し、この埋め込み伝導領
域上に例えば厚い酸化膜等で形成される不純物非透過性
の酸化膜を形成する。そして、この不純物非透過性の酸
化膜にエッチング等によって開孔し、この開孔を通して
イオン注入等を行うことによって、第1の導電形の埋め
込み伝導領域に第2の導電形の伝導領域が形成される。
【0013】このとき、不純物非透過性の酸化膜に形成
した開孔を通してイオン注入等を行い第2の導電形の伝
導領域を形成することによって、第2の導電形の伝導領
域はセルフアラインによって形成されることになるか
ら、第1の導電形の埋め込み伝導領域と第2の導電形の
伝導領域との境界はオフセットも重なりもない構造に形
成される。よって、第1の導電形の埋め込み伝導領域と
第2の導電形の伝導領域との境界の状態の影響をうけ
て、電圧安定化素子の特性がばらつくことが回避され、
ばらつきの少ない電圧安定化素子が形成される。
【0014】さらに、本発明の請求項3に係る電圧安定
化素子の製造方法は、EEPROMと共に半導体基板上
に配置される電圧安定化素子の製造方法であって、前記
EEPROMの製造工程のうちN形の埋め込み伝導領域
を形成する工程の際に、前記半導体基板上の電圧安定化
素子領域にも前記N形の埋め込み伝導領域を形成し、前
記EEPROMの製造工程のうち前記埋め込み伝導領域
上に不純物非透過性の酸化膜を形成しこれにトンネル酸
化膜形成用の開孔を形成する工程の際に、前記電圧安定
化素子領域の埋め込み伝導領域上にも不純物非透過性の
酸化膜を形成して開孔し、その後、前記電圧安定化素子
領域の前記開孔を通して前記N形の埋め込み伝導領域に
P形の伝導領域を形成するようにしたことを特徴として
いる。
【0015】この発明によれば、EEPROMの製造工
程においてN形の埋め込み伝導領域を形成する工程で
は、EEPROMの素子領域に対して処理を行うと共
に、半導体基板上の電圧安定化素子領域の所定の位置に
もN形の埋め込み伝導領域が形成される。また、EEP
ROMの製造工程において埋め込み伝導領域上に不純物
非透過性の酸化膜を形成しこれにトンネル酸化膜形成用
の開孔を形成する工程では、電圧安定化素子領域のN形
の埋め込み伝導領域上にも不純物非透過性の酸化膜が形
成され、これにP形の伝導領域形成用の開孔が形成され
る。そして、電圧安定化素子領域のP形の伝導領域形成
用の開孔を通してN形の埋め込み伝導領域にP形の伝導
領域が形成される。
【0016】よって、P形の伝導領域は、不純物非透過
性の酸化膜をマスクとしてセルフアラインにより形成さ
れることになるから、N形の埋め込み伝導領域とP形の
伝導領域との境界は、オフセットも重なりもない状態に
形成される。よって、N形の埋め込み伝導領域とP形の
伝導領域との境界の状態の影響をうけて、電圧安定化素
子の特性がばらつくことが回避され、ばらつきの少ない
電圧安定化素子が形成されると共に、EEPROMの製
造工程においてEEPROMの製造過程において同時に
電圧安定化素子を形成することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1及び図2は、本発明に係る電圧安定化素子の
製造工程の一部を示す部分断面図であり、この実施の形
態は、半導体素子としてのEEPROMの製造工程にお
いて、ツェナーダイオードからなる電圧安定化素子を形
成するようにしたものである。
【0018】図1(a)に示す工程では、例えばP-
の半導体基板1を高温の酸化雰囲気中にさらすこと等に
よってシリコン酸化膜を成長させ、このシリコン酸化膜
の所定の部分にNウェル領域をパターンニングし、この
部分にリン等を熱拡散させてNウェル層を形成する(図
示せず。)。次いで、その部分に再度酸化膜(膜厚50
0Å)を成長させ、さらに、Si3 4 (ナイトライ
ド)膜(膜厚1500Å)2を成長させる。
【0019】そして、P- 形基板領域にSi3 4 膜2
をパターンニングし、EEPROM素子領域1aとツェ
ナーダイオード素子領域1bとを分離するフィールド酸
化膜領域のSi3 4 膜を除去し、パターンニングされ
たフィールド酸化膜領域にイオン注入を行った後これを
熱拡散させ、チャネルストッパが形成されたフィールド
酸化膜3を形成する。
【0020】次いで、Si3 4 膜2をパターンニング
して、EEPROM素子領域1a及びツェナーダイオー
ド素子領域1bのBN+ (埋め込みN+ )領域のSi3
4膜2を除去し、例えばドナーとしてAs+ を使用
し、エネルギー80KeV,ドーズ量5.0E14の条
件でイオン注入し、EEPROM及びツェナーダイオー
ドのBN+ (埋め込みN+ )拡散層4(第1の導電形の
埋め込み伝導領域)を形成する(第1工程)。
【0021】次いで、図1(b)に示す工程では、半導
体基板1を酸化雰囲気中にさらし、BN+ 拡散層4上に
酸化膜(膜厚3600Å)5(不純物非透過性の厚い酸
化膜)を形成する。
【0022】次いで、図1(c)に示す工程では、Si
3 4 膜2を除去し、ゲート酸化膜(膜厚480Å)6
を形成した後、EEPROM素子領域1a及びツェナー
ダイオード素子領域1bの酸化膜5にトンネル窓7(開
孔)を形成し(第2工程)、トンネル酸化膜(膜厚10
0Å)8を形成する。
【0023】次いで、図1(d)に示す工程では、減圧
CVD法等によってポリシリコン膜(膜厚3700Å)
を形成し、これにPHOSをドーピングした後、パター
ンニングしてEEPROM素子領域1aにフローティン
グゲート9を形成する。
【0024】図1(d)に示す工程に続いて、図2
(a)に示す工程では、半導体基板1を酸化雰囲気中で
酸化して、フローティングゲート9上に絶縁用酸化膜
(膜厚400Å)10を形成する。そして、再度ポリシ
リコン膜(膜厚4500Å)を形成し、これにPHOS
をドーピングした後、パターンニングして絶縁用酸化膜
10上にコントロールゲート11を形成する。
【0025】次いで、図2(b)に示す工程では、ツェ
ナーダイオード素子領域1bのトンネル窓7部にレジス
ト12を形成した後、例えばP及びAsをドナーとして
イオン注入し、EEPROM素子領域1a及びツェナー
ダイオード素子領域1bにN + 拡散層13を形成する。
【0026】次いで、図2(c)に示す工程では、EE
PROM素子領域1aからツェナーダイオード素子領域
1bのN+ 拡散層13部にかけてレジスト14を形成し
た後、例えばBF2 をドナーとして使用し、エネルギー
70KeV,ドーズ量7.5E15の条件でイオン注入
し、ツェナーダイオード素子領域1bのBN+ 領域4に
+ 拡散層15(第2の導電形の伝導領域)を形成する
(第3工程)。
【0027】次いで、図2(d)に示す工程では、EE
PROM素子領域1a及びツェナーダイオード素子領域
1bに、TEOS(テトラエトキシシラン),PSG
(Phsph−Silicate Glass),SO
G(Spin on Glass)等からなる層間絶縁
膜16を形成した後、各コンタクト孔17を形成する。
そして、Mo−Si膜或いはAl−Si−Cu膜を形成
し、これをエッチングする等によって所望の金属配線1
8を形成した後、PSG或いはSiNによって保護膜を
形成し、ボンディングパッドを形成する。
【0028】以上の工程により、半導体基板1のEEP
ROM素子領域1aにはEEPROMが形成され、ツェ
ナーダイオード素子領域1bにはツェナーダイオードが
形成された。
【0029】上記の工程によれば、N+ 拡散層4を形成
した後、トンネル窓7を形成した酸化膜5をマスクとし
てセルフアラインによりP+ 拡散層15を形成している
から、ツェナーダイオードを形成するN+ 拡散層4とP
+ 拡散層15との境界にオフセット或いは重なり等が発
生することを回避することができる。よって、中性領域
の発生が回避され、これによる特性のばらつき、つま
り、ブレークダウン電圧のばらつきを抑えることができ
る。また、ブレークダウン電圧のばらつきを抑えること
ができるから、ブレークダウン電圧を2〜3Vとして形
成することができ、低電圧に対応した設計のデバイスの
電源電圧安定化素子として有効な電圧安定化素子を得る
ことができ、また、RF−ID用のLSI等において
は、EEPROMと直列に接続することによりEERO
Mの昇圧電位或いは書き込み基準電位等の各種基準電圧
の設定にも利用することができる。
【0030】また、上記実施の形態の製造工程によれ
ば、N+ 拡散層4と、このN+ 拡散層4に形成されるP
+ 拡散層15とからツェナーダイオードを構成するよう
にしたから、例えば新たにツェナーダイオード製造用の
マスクを形成する工程を追加する必要はなく、EEPR
OMの製造工程において、その製造工程を利用してツェ
ナーダイオードをも製造することができる。よって、製
造工程が複雑となることなく、EEPROMと共にツェ
ナーダイオードを容易に製造することができ、例えばE
EPROMと電圧安定化素子とを備えたLSIを製造す
る場合でも、その製造工程はEEPROMの工程とほぼ
同一であるから、電圧安定化素子の製造に伴うコストの
上昇を抑制することができ、この種のLSIのコストダ
ウンを図ることができる。
【0031】なお、上記実施の形態においては、P-
の半導体基板1にBN+ 拡散層4を形成し、このBN+
拡散層4にツェナーダイオードを形成するようにした場
合について説明したが、例えばP- 形の半導体基板1に
Nウェル層を形成し、Nウェル層にツェナーダイオード
を形成するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る電圧安定化素子によれば、半導体基板に形成した
第1の導電形の埋め込み伝導領域と、この埋め込み伝導
領域上に形成した不純物非透過性の酸化膜に開孔を形成
し、この開孔を通して第1の導電形の埋め込み伝導領域
に形成した第2の導電形の伝導領域とを含んで電圧安定
化素子を形成するようにしたから、第2の導電形の伝導
領域はセルフアラインにより形成されることになり、埋
め込み伝導領域と第2の導電領域との境界にオフセット
や重なりが生じることを回避することができ、電圧安定
化素子の特性のばらつきを抑制することができる。
【0033】また、請求項2に係る電圧安定化素子の製
造方法によれば、半導体基板に第1の導電形の埋め込み
伝導領域を形成し、この埋め込み伝導領域上に不純物非
透過性の酸化膜を形成して開孔し、この開孔を通して第
1の導電形の埋め込み伝導領域に、第2の導電形の伝導
領域を形成するようにしたから、第2の導電形の伝導領
域はセルフアラインによって形成されることになり、第
1の導電形の埋め込み伝導領域と第2の導電形の伝導領
域との境界をオフセットも重なりもない構造に形成する
ことができる。よって、第1の導電形の埋め込み伝導領
域と第2の導電形の伝導領域との境界の状態の影響をう
けて、電圧安定化素子の特性がばらつくことを回避する
ことができる。
【0034】さらに、請求項3に係る電圧安定化素子の
製造方法によれば、不純物非透過性の酸化膜に形成した
開孔を通してN形の埋め込み伝導領域にP形の伝導領域
を形成することによって、セルフアラインによりP形の
伝導領域を形成するようにしたから、電圧安定化素子の
特性のばらつきを抑制することができると共に、EEP
ROMの製造過程において、同時に電圧安定化素子をも
製造することができ、製造工程が複雑となることなく、
容易にEEPROMと共に電圧安定化素子を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電圧安定化素子の
製造工程の一部を示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における電圧安定化素子の
製造工程の一部を示す部分断面図である。
【図3】従来の電圧安定化素子の製造工程の一部を示す
部分断面図である。
【図4】N形領域とP形領域との境界の説明図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1a EEPROM素子領域 1b ツェナーダイオード素子領域 2 Si3 4 (ナイトライド)膜 3 フィールド酸化膜 4 BN+ (埋め込みN+ )拡散層(第1の導電形の埋
め込み伝導領域) 7 トンネル窓(開孔) 8 トンネル酸化膜 12,14 レジスト 13 N+ 拡散層 15 P+ 拡散層(第2の導電形の伝導領域)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電形の埋め込み伝導領域と、当
    該埋め込み伝導領域上に形成された不純物非透過性の酸
    化膜に形成した開孔を通して前記埋め込み伝導領域に形
    成され且つ前記第1の導電形とは反対の第2の導電形の
    伝導領域と、を含む電圧安定化素子。
  2. 【請求項2】 半導体基板に、第1の導電形の埋め込み
    伝導領域を形成する第1工程と、前記埋め込み伝導領域
    上に不純物非透過性の酸化膜を形成しこれを開孔する第
    2工程と、前記開孔を通して前記第1の導電形とは反対
    の第2の導電形の伝導領域を、前記埋め込み伝導領域に
    形成する第3工程と、を含むことを特徴とする電圧安定
    化素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 EEPROMと共に半導体基板上に配置
    される電圧安定化素子の製造方法であって、前記EEP
    ROMの製造工程のうちN形の埋め込み伝導領域を形成
    する工程の際に、前記半導体基板上の電圧安定化素子領
    域にも前記N形の埋め込み伝導領域を形成し、前記EE
    PROMの製造工程のうち前記埋め込み伝導領域上に不
    純物非透過性の酸化膜を形成しこれにトンネル酸化膜形
    成用の開孔を形成する工程の際に、前記電圧安定化素子
    領域の埋め込み伝導領域上にも不純物非透過性の酸化膜
    を形成して開孔し、その後、前記電圧安定化素子領域の
    前記開孔を通して前記N形の埋め込み伝導領域にP形の
    伝導領域を形成するようにしたことを特徴とする電圧安
    定化素子の製造方法。
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