JPH10223169A - 走査試料像表示装置,走査試料像表示方法,マーク検出方法および電子線露光装置 - Google Patents

走査試料像表示装置,走査試料像表示方法,マーク検出方法および電子線露光装置

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JPH10223169A
JPH10223169A JP9020308A JP2030897A JPH10223169A JP H10223169 A JPH10223169 A JP H10223169A JP 9020308 A JP9020308 A JP 9020308A JP 2030897 A JP2030897 A JP 2030897A JP H10223169 A JPH10223169 A JP H10223169A
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electron beam
optical axis
scanning
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JP9020308A
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Teruaki Okino
輝昭 沖野
Noriyuki Hirayanagi
徳行 平柳
Mamoru Nakasuji
護 中筋
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Nikon Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/2448Secondary particle detectors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高S/N比を有する走査試料像を得ることが
できる走査試料像表示装置の提供。 【解決手段】 電子線源1と、電子線源1からの電子線
EBを試料4に照射する電磁レンズ3と、電磁レンズ3
により照射される電子線EBを試料面上で走査する偏向
器6と、電子線EBが試料4と相互作用して生じる二次
電子20を検出する二次電子検出器9a,9bと、二次
電子検出器9a,9bの検出結果に基づいて試料4の観
察画像を形成する信号処理回路12,モニター15と、
試料4に関して電磁レンズ3と反対側に配置されて試料
面の光軸上に形成される光軸方向磁場が試料面上でほぼ
零となるような磁場を電磁レンズ3とともに形成する電
磁レンズ7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子線が照射
される試料からの二次電子を効率よく捕捉することによ
りシャープな像を形成するSEM(走査型電子顕微鏡)
や露光装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路を製造するための
リソグラフィにおいては、ウエハ上の同一領域に複数回
のパターン露光を行う、いわゆるパターンの合せ露光が
行われる。その際、ウエハを正確に位置合せするため
に、ウエハ上にエッチングで形成された溝状のマーク上
を電子線で走査し、マークからの反射電子を検出するこ
とによってウエハのアライメントが行われる。すなわ
ち、マーク上に電子線が照射されると、ウエハ内に侵入
した電子がシリコン基板内部で散乱されてマーク溝の壁
部分から漏れ出た散乱電子が強い検出信号となったり、
溝の底部分で反射した電子が壁部分でその進路が遮られ
るために弱い検出信号となったりすることにより信号量
に変化が生じ、それによってマーク位置が検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような反射電子を検出するマーク検出法では、検出器
を見込む小角度の立体角内に含まれる反射電子しか検出
されないことや、反射電子の量が試料に入射する1次電
子の50%程度であるために信号のコントラストが低い
という欠点があった。そのため、高精度なマーク検出が
困難であった。
【0004】また、SEM(走査型電子顕微鏡)等の走
査試料像表示装置では、上述したような反射電子ではな
く一次電子がウエハと相互作用して生じる二次電子を検
出して試料像を得ている。しかし、この場合には、
(1)一次電子線を試料に対して斜に入射させる必要が
あった。また、(2)発生した二次電子を有効に検出す
るように検出器には電界が形成されるが、この電界が小
さいと有効に二次電子を検出することができずS/N比
が低下し、反対に大きいと電界が試料面にまでおよび一
次電子に影響を与えるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、高S/N比を有する走査
試料像を得ることができる走査試料像表示装置,走査試
料像表示方法と、高精度なマーク検出が可能な電子線露
光装置およびマーク検出方法とを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1および図3〜6に対応付けて説明すると、 (1)図1に対応付けて説明すると、請求項1の発明
は、荷電粒子線EBを試料4面上で走査し、荷電粒子線
EBが試料4と相互作用して生じる二次電子20を検出
することにより試料4の観察画像を形成する走査試料像
表示装置に適用され、試料4の表面付近に形成される磁
場Aの向きが、試料面にほぼ平行となるような磁場形成
手段3,7,13,14を設けたことにより上述の目的
を達成する。 (2)請求項2の発明は、荷電粒子線EBを発生する荷
電粒子線源1と、荷電粒子線EBを試料4に照射する電
磁レンズ3と、電磁レンズ3により照射される荷電粒子
線EBを試料4面上で走査する走査手段6と、荷電粒子
線EBが試料4と相互作用して生じる二次電子20を検
出する二次電子検出器9a,9bと、二次電子検出器9
a,9bの検出結果に基づいて試料4の観察画像を形成
する画像形成手段12,15とを備える走査試料像表示
装置に適用され、試料4に関して電磁レンズ3と反対側
に配置され、試料面の光軸上に形成される光軸方向磁場
が前記試料面上でほぼ零となるような磁場を電磁レンズ
3とともに形成する磁場発生手段7,13,14を設け
たことにより上述の目的を達成する。 (3)請求項3の発明は、荷電粒子線EBを発生する荷
電粒子線源1と、荷電粒子線EBを試料4に照射する電
磁レンズ3と、電磁レンズ3により照射される荷電粒子
線EBを試料4面上で走査する走査手段6と、荷電粒子
線EBが試料4と相互作用して生じる二次電子20を検
出する二次電子検出器9a,9bと、二次電子検出器9
a,9bの検出結果に基づいて試料4の観察画像を形成
する画像形成手段12,15とを備える走査試料像表示
装置に適用され、試料4に関して電磁レンズ3と反対側
に配置され、光軸AX上に形成される光軸方向磁場が零
となる光軸方向位置を変化させる磁場を電磁レンズ3と
ともに形成する磁場発生手段7,13,14を設けたこ
とにより上述の目的を達成する。 (4)請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記
載の走査試料像表示装置おいて、光軸AXを中心に配置
された複数の二次電子検出器9a,9bと、複数の二次
電子検出器9a,9bのいずれか一つの信号を選び画像
形成手段12,15へ送信するための信号切換器11と
を備える。 (5)請求項5の発明は、請求項4に記載の走査試料像
表示装置において、光軸AXに関して軸対称な位置に偶
数の二次電子検出器9a,9bを設けた。 (6)図6に対応付けて説明すると、請求項6の発明
は、電子線露光装置における被露光面に設けられたマー
クのマーク検出方法に適用され、加速電圧50kV以上
の電子線EBでマーク72を走査し、電子線EBとマー
ク72とが相互作用して生じる散乱電子73が被露光面
上に形成された物質71と相互作用して生じる二次電子
74を二次電子検出器62で検出し、二次電子検出器6
2の検出信号に基づいてマーク72を検出することによ
り上述の目的を達成する。 (7)図5,6に対応付けて説明すると、請求項7の発
明は、エネルギー50keV以上の電子線EBを発生す
ることができる電子線源51と、電子線EBを被露光面
に投影する投影レンズ57,58と、被露光面に照射さ
れる電子線EBを被露光面に設けられたマーク72上で
走査する走査手段53,56と、電子線EBとマーク7
2とが相互作用して生じる散乱電子73が被露光面上に
形成された物質71と相互作用して生じる二次電子74
を検出する二次電子検出器62と、被露光面に関して投
影レンズ57,58と反対側に配置され、前記被露光面
の光軸AX上に形成される光軸方向磁場がほぼ零となる
ような磁場を投影レンズ57,58とともに形成する磁
場発生手段63,64,65とを設けたことにより上述
の目的を達成する。 (8)請求項8の発明は、請求項7に記載の電子線露光
装置において、二次電子検出器62を光軸AXに関して
軸対称な位置に偶数個設けた。
【0007】(1)請求項1の発明では磁場形成手段
3,7,13,14により形成された磁場によって二次
電子20は光軸AXに対して放射方向に進行する。 (2)請求項2〜5の発明では、電磁レンズ3の磁場に
磁場発生手段7,13,14の磁場を重ね合わせること
によって試料面の光軸上に形成される光軸方向磁場がほ
ぼ零とされ、試料面から放出された二次電子は磁力線に
沿って光軸AXに対して放射方向に進行し、二次電子検
出器9a,9bによって検出される。 (3)請求項3の発明では、光軸上に形成される光軸方
向磁場が零となる光軸方向位置を、所望の位置(例え
ば、試料面上)に移動させることができる。 (4)請求項4の発明では、画像形成に用いられる二次
電子検出器9a,9bからの検出信号を信号切換器11
により切換える。 (5)請求項5の発明では、偶数個の二次電子検出器9
a,9bにより形成される電界は光軸AX上の電界をほ
とんど乱さない。 (6)請求項6〜8の発明では、散乱電子73が被露光
面上に形成された物質71と相互作用して生じる二次電
子74を検出することによりマーク72を検出する。 (7)請求項7および8の発明では、投影レンズ57,
58の磁場に磁場発生手段63,64,65の磁場を重
ね合わせることによって被露光面の光軸AX上に形成さ
れる光軸方向磁場がほぼ零とされ、被露光面から放出さ
れた二次電子は磁力線に沿って光軸AXに対して放射方
向に進行し、二次電子検出器62によって検出される。 (8)請求項8の発明では、偶数個の二次電子検出器6
2により形成される電界は光軸AX上の電界をほとんど
乱さない。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の実施の形態を説明する。 −第1の実施の形態− 図1は本発明の第1の実施の形態を示す図であり、走査
試料像表示装置を走査型電子顕微鏡(SEM)に適用し
た場合の装置構成を模式的に示した図である。1は電子
線EBを発生する電子線源であり、電子線EBはコンデ
ンサレンズ2および対物レンズである電磁レンズ3によ
って細く絞られた後に試料ステージ5上の試料4に照射
される。このとき、偏向器6で電子線EBをxおよびy
軸方向に偏向することにより、電子線EBを試料4上で
二次元的に走査する。7は試料4に関して電磁レンズ3
とは反対側に設けられる電磁レンズであり、光軸上磁場
方向が電磁レンズ3とは反対になるように励磁される。
そのため、試料4付近では磁力線Aと磁力線Bとが試料
面を境に互いに反発し合うような磁場分布となる。
【0010】光軸AXから離れた位置には偶数個の二次
電子検出器9a,9b,…が光軸AXに関して軸対称な
位置に配置され、電子線EBが試料4に照射されること
により発生する二次電子20を捕捉する。二次電子検出
器9a,9b,…は、例えば、シンチレーターと光電子
増倍管とから構成することができ、二次電子20はシン
チレーターで検出され光電子増倍管を通じて電気信号と
なる。二次電子検出器9a,9b,…には正の電圧が与
えられ、試料4と二次電子検出器9a,9b,…との間
に形成される電界により二次電子20を効率的に捉え
る。各二次電子検出器9a,9b,…からの信号は信号
切換器11に入力され、信号切換器11によって二次電
子検出器9a,9b,…のいずれかの信号が信号処理回
路12へ送られる。10は走査用電源であり偏向器6に
より電子線EBを偏向させるとともに、偏向に同期した
走査信号を信号処理回路12へ送る。13は電磁レンズ
7の電源であり、14は信号処理回路12からの信号に
基づいて電磁レンズ7の励磁を制御する制御装置であ
る。15はモニターであって信号処理回路12からの画
像情報に基づいて試料4の観察画像が表示される。
【0011】図2は試料4付近の磁力線の拡大図であ
り、例として試料4上のレジスト21に形成されたホー
ル22を観察する場合の二次電子の軌道を説明する図で
ある。図2に示すような磁場分布はカスプ型のプラズマ
閉じ込めに用いられる磁場分布として知られているもの
であり、この磁場内にある荷電粒子は試料面と平行な円
周方向へしか逃げることができないことが良く知られて
いる。ホール22の側壁22aから放出される二次電子
20aのように光軸AXに対して小角度で放出された二
次電子は、最初のうちは磁力線Aに沿って螺旋運動をし
ながら矢印R1のように上方へ進行するが、図の上方に
なるにしたがって磁力線の密度が高くなっているため、
ミラー効果により矢印R2のように磁力線Aに沿って試
料方向に戻ってくる。
【0012】一方、二次電子20bのように光軸AXに
対して大角度で放出された二次電子は、磁力線Aに沿っ
てそのまま放射方向外側に進行する。試料4のレジスト
21の近くでは磁力線Aはレジスト面と交差せずに光軸
AXに対して放射方向に広がっているので、いずれの二
次電子20a,20bも、磁力線Aに沿って放射方向外
側に進行して二次電子検出器9a,9b,…により検出
される。
【0013】二次電子検出器9a,9b,…からの信号
は全て信号切換器11に入力されるが、例えばレジスト
21に形成されたホール22の側壁22a方向を観察し
たい場合には、側壁22aから放出される二次電子のほ
とんどは光軸AXに関して図示左側の磁力線に沿って進
行するので、信号切換器11により二次電子検出器9b
の信号が選択され信号処理回路12へ検出信号が送られ
る。走査用電源10からの走査信号および信号切換器1
1で選択された検出信号に基づいて信号処理回路12よ
り画像情報がモニター15へ送信され、輝度調整を行う
ことによりモニター15にコントラストを有する試料像
(二次電子を像信号とする像)が表示される。なお、電
磁レンズ7の励磁を強くすると下側の磁力線Bの圧力が
大きくなって、光軸上の光軸方向磁場が零になる位置は
電磁レンズ3側に移動し、逆に励磁を弱くすると磁力線
Aの圧力が大きくなって電磁レンズ7側に移動する。な
お、図1に示す実施の形態では、試料4の表面(レジス
ト21の表面)の光軸上の光軸方向磁場が零となるよう
に電磁レンズ7が励磁されている。
【0014】このように構成された装置においては、次
のような利点がある。 (1)電磁レンズ7の作る磁場によって試料4表面付近
の磁力線の向きが光軸AXに関して放射方向となるた
め、上述したように試料4から放出された二次電子の大
部分は放出角度の大小によらず二次電子検出器9a,9
b,…のいずれかによって検出されることになり、高S
/N比の信号を得ることができる。また、スペース的に
余裕がなく二次電子検出器9a,9b,…を試料4の近
くに配置できず、光軸AXから離れた位置に配置した場
合でも、二次電子検出器9a,9b,…の方向に磁力線
が延びているために二次電子を容易に検出することがで
きる。さらに、磁力線が光軸AXに対して放射方向に延
びているため、二次電子を二次電子検出器9a,9b,
…によって検出する際にクロストークが生じにくいとい
う利点を有する。
【0015】(2)二次電子検出器9a,9b,…はそ
れぞれ光軸AXから離れた位置に設けることができ、さ
らに光軸AXに関して軸対称な位置に設けられるため、
試料4に入射する電子線EBへの二次電子検出器9a,
9b,…の電界の影響を小さくすることができる。
【0016】(3)光軸AXを中心として配置された複
数の二次電子検出器9a,9b,…からの信号を信号切
換器11で切り換えることにより、特定の方向からの観
察を容易に行うことができる。
【0017】(4)電磁レンズ7の励磁を変えることに
よって光軸上の光軸方向磁場が零となる位置(光軸方向
位置)を変えることができるため、この位置を調整する
ことにより最も高S/N比の状態の試料像を得ることが
できるとともに、図2に示したようなホールの側面や試
料のトポロジーが良好に観察できるように調節すること
が可能となる。
【0018】図3は図1に示した装置の第1の変形例で
あり、30は電磁レンズ7を光軸に沿って上下方向に移
動させる駆動装置であり、31は信号処理回路12から
の信号に基づいて駆動装置30による電磁レンズ7の移
動量を制御する制御装置である。図1に示した装置で
は、電磁レンズ7の励磁状態を変化させることによって
光軸上の光軸方向磁場が零となる位置を移動させたが、
図3の装置では駆動装置30で電磁レンズ7を光軸方向
に移動することによって光軸方向磁場が零となる位置を
移動させるようにした。
【0019】なお、電子線EBの収差が問題となって高
分解能の観察ができないような場合には、電磁レンズ7
の電流を逆向きにして電磁レンズ3の作る磁場と向きを
同じにすることにより磁力線の向きが試料4に対してほ
ぼ垂直なるようにすることによって、分解能を向上させ
ることができる。すなわち、電磁レンズ3と電磁レンズ
7とによりimmersion型のレンズが構成され、
その結果、電磁レンズ3の主面が試料4に近付いたこと
になり、色収差係数,球面収差係数が小さくなって電子
線EBを細く絞ることができる。ただし、この場合に
は、二次電子が検出しにくくなるので二次電子検出器方
向に高い電圧をかけて電子を二次電子検出器9a,9
b,…方向に引き寄せるようにすればよい。
【0020】図4は第2の変形例を示す図である。な
お、図1と同一の部分には同一の符号を付し、異なる部
分を中心に説明する。図1の装置では電磁レンズ3およ
び電磁レンズ7はそれぞれ円筒形をしていたが、図4の
装置では電磁レンズ43,電磁レンズ47ともに図4に
示すような円錐台形状に形成されている。試料4が載置
される試料ステージ45は、x,y軸方向に移動可能な
移動部45aと、光軸AXと直交するy方向の軸Eを中
心として回転可能な回転部45bとからなる。そして、
上述したように電磁レンズ43が円錐台形状であるた
め、二点鎖線で示すように試料4を角度α(図4では6
0度)だけ傾けて観察をすることができる。二次電子検
出器9a,9b,…は、試料ステージ45の回転部45
bを傾けたときに試料4や回転部45bに干渉しない位
置に配置される。
【0021】この変形例においても、電磁レンズ43の
磁場の向きと電磁レンズ47の磁場の向きとが逆向き
で、試料4の光軸上の光軸方向磁場が零となるように励
磁され、さらに、電磁レンズ47の励磁を変化させるこ
とにより光軸方向磁場が零となる位置を光軸方向に移動
させることができるので、図1の装置と同様の効果を得
ることができる。さらに、光軸AXに対して試料4を傾
けることができるため、色々な方向からの観察像を得る
ことができ、より詳細に試料4を観察することができ
る。なお、図4では、図1の電子線源1およびコンデン
サレンズ2を省略して示した。
【0022】−第2の実施の形態− 図5は本発明の第2の実施の形態を示す図であり、電子
線露光装置の概略構成を模式的に示したものである。5
1は電子線源、52は電子線源からの電子線EBを集束
するコンデンサレンズ、53はコンデンサレンズ52を
通過した電子線EBがマスク54の所定位置に照射され
るように電子線EBを偏向する偏向器、55はマスク5
4をxおよびy軸方向に移動させるマスクステージであ
る。56はマスク54を通過した電子線EBをxおよび
y軸方向に偏向する偏向器、57は第1投影レンズ、5
8は第2投影レンズ、60はウエハ59をxおよびy軸
方向に移動させるウエハステージである。61はウエハ
ステージ60の位置を検出する位置検出器であり、レー
ザ干渉計等が用いられる。62は二次電子検出器であ
り、偶数個の二次電子検出器62が光軸AXに関して軸
対称な位置に配置されていて、二次電子検出器62およ
び位置検出器61からの信号に基づいてマーク72の位
置を検出する。なお、二次電子検出器62としては、シ
ンチレーターと光電子増倍管を組合わせたものや、マル
チチャネルプレート等が用いられる。二次電子検出器6
2は磁力線Cに沿った位置に、光軸AXから離れた位置
に、例えば第2投影レンズ58より外側に配置される。
【0023】63はウエハ面に関して投影レンズ57,
58と反対側に設けられる電磁レンズであり、電磁レン
ズ63の電源64を制御装置65で制御して電磁レンズ
63の磁場の向きが第2投影レンズ58の磁場の向きと
逆になるように励磁する。すなわち、ウエハ59付近で
は互いに反発する磁力線C,Dが形成され、ウエハ59
の光軸上の光軸方向磁場がほぼ零となるように電磁レン
ズ63の励磁が制御される。
【0024】ところで、従来の電子線露光装置では加速
電圧は20〜30kV程度であるが、近年検討されてい
る高スループット,高解像の電子線露光では、収差やク
ーロン効果ぼけや近接効果を低減する目的で高加速電圧
が用いられる。この場合、例えばエネルギー100ke
Vの電子線はシリコン内部で100μm程度散乱が広が
るために、上述したように生成される反射電子信号のコ
ントラストが低下し、マーク検出を高精度に行えないと
いう問題点がある。
【0025】そこで、本実施の形態の露光装置では、高
加速電圧で加速された電子線が試料と相互作用して生じ
る一次情報を持った散乱電子が試料から抜出る際に試料
上に形成された物質(例えば、レジスト)と散乱電子が
相互作用して生じる二次電子を二次電子検出器62で検
出してマーク位置を検出する。
【0026】ウエハ59に照射される電子線EBの加速
電圧が従来のように20〜30kV程度の場合には、電
子線EBとウエハ59との相互作用の結果として一次情
報を持った反射電子が生じ、従来の電子線露光装置では
この反射電子を検出してマーク位置を検出していた。と
ころで、この加速電圧が大きくなると図6に示すように
電子線EBがウエハ59の表面から深いところまで侵入
して散乱され、マーク溝72の壁部分72aで生じた一
次情報を持つ電子73がウエハ59の表面に形成された
レジスト71から抜け出る際に、レジスト表面で二次電
子74を生じさせる。
【0027】図7は電子線EBのエネルギーと発生する
二次電子の放出量との関係を定性的に示す図であり、エ
ネルギーが閾値E0以上となったときに二次電子74が
発生し、エネルギーの増大とともに発生量が増加する。
この値E0は、電子線EBがレジスト71の表面から内
部に侵入し、さらにウエハ59に侵入して散乱され、そ
の散乱された電子73がレジスト71の表面からから抜
け出るのに要するエネルギーに依存しており、通常、約
50keV程度である。この二次電子74は図5に示し
た二次電子検出器62によって検出される。一般に、電
子線EBのエネルギーが高くなると二次電子を放出する
散乱断面積が小さくなり、二次電子の放出量が少なくな
る。しかし、図6の場合のように、レジスト71が存在
する場合は電子線がレジスト中を進行することによって
エネルギーを失い、レジスト71表面から出る時にはエ
ネルギーが低くなっているため二次電子放出の散乱段面
積が大きくなり、多量の二次電子放出が起こる。そのた
め、信号量が大きくなり非常にシャープな信号を得るこ
とができ、精度の良いマーク位置検出を行うことができ
る。
【0028】また、本実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様にウエハ59を境に反発するような磁力
線分布を形成し、磁力線Cに沿った位置に複数の二次電
子検出器62を設けたので高S/N比の検出信号を得る
ことができる。また、光軸AXから離れた位置に二次電
子検出器62を配置することができるため反射電子が二
次電子検出器62に入射することがほとんど無い。さら
に、光軸AXに関して軸対称な位置に偶数個の二次電子
検出器62を配置したので、二次電子検出器62の作る
電界の電子線EBに与える影響を低減することができ
る。
【0029】以上説明した発明の実施の形態と特許請求
の範囲の要素との対応において、電子線源1は荷電粒子
線源を、偏向器6は請求項2〜5の走査手段を、偏向器
53,56は請求項6〜8の走査手段を、信号処理回路
12およびモニター15は画像形成手段を、図1の(電
磁レンズ7,電源13,制御装置14),図3の(電磁
レンズ7,電源13,駆動装置30,制御装置31),
図4の(円磁石47,電源13,制御装置14),図5
の(電磁レンズ63,電源64,制御装置65)ははそ
れぞれ磁場発生手段を、電磁レンズ3,電磁レンズ7,
電源13および制御装置14は請求項1の磁場形成手段
を、レジスト71は請求項6〜8の被露光面上に形成さ
れた物質をそれぞれ構成する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試料面または被露光面付近に形成される磁場の向きが試
料面または被露光面に平行なので、試料面または被露光
面から放出された二次電子は磁力線に沿って光軸に対し
て放射方向に進行し、二次電子検出器によって検出され
易くなり、検出信号のS/N比が向上する。請求項3の
発明によれば、より良い像が得られるように光軸上に形
成される光軸方向磁場が零となる光軸方向位置を移動さ
せることができる。請求項4の発明によれば光軸を中心
に配置された二次電子検出器のいずれかの検出信号を選
択して用いることできるため、複数の方向からの観察が
可能となり、例えば、コンタクトホール等の特定方向の
側面が観察しやすくなる。請求項5の発明によれば、二
次電子検出器の配置が光軸に関して軸対称となるため、
二次電子検出器の電界による試料面に入射する電子線へ
の影響を低減することができる。請求項6〜8の発明に
よれば、入射電子線との相互作用により発生する散乱電
子が被露光面上に形成された物質と相互作用して生じる
二次電子をマーク検出に用いているため、高コントラス
トな検出信号が得られて高精度にマーク位置を検出する
ことができる。請求項8の発明によれば、二次電子検出
器の配置が光軸に関して軸対称となるため、二次電子検
出器の電界による被露光面に入射する電子線への影響を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す図であり、走査試料像
表示装置をSEMに適用したときの装置構成を模式的に
示した図。
【図2】試料4付近の磁力線の拡大図。
【図3】図1に示した走査試料像表示装置の第1の変形
例を示す図。
【図4】第2の変形例を示す図。
【図5】第2の実施の形態を示す図であり、電子線露光
装置の概略構成の模式図。
【図6】二次電子の発生を説明する図であって、ウエハ
59の断面図。
【図7】電子線のエネルギーと二次電子放出量との関係
を定性的に示す図。
【符号の説明】
1,51 電子線源 3,43,7,47,63 電磁レンズ 4 試料 5,45 試料ステージ 6,53,56 偏向器 9a,9b,62 二次電子検出器 10,13 電源 11 信号切換器 12 信号処理回路 14,31,65 制御装置 15 モニター 20,20a,20b,74 二次電子 21,71 レジスト 30 駆動装置 57,58 投影レンズ 59 ウエハ 72 マーク溝 A,B,C,D 磁力線 AX 光軸 EB 電子線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線を試料面上で走査し、前記荷
    電粒子線が前記試料と相互作用して生じる二次電子を検
    出することにより前記試料の観察画像を形成する走査試
    料像表示装置において、 前記試料の表面付近に形成される磁場の向きが、試料面
    にほぼ平行となるような磁場形成手段を設けたことを特
    徴とする走査試料像表示装置。
  2. 【請求項2】 荷電粒子線を発生する荷電粒子線源と、
    前記荷電粒子線を試料に照射する電磁レンズと、前記電
    磁レンズにより照射される荷電粒子線を前記試料面上で
    走査する走査手段と、前記荷電粒子線が前記試料と相互
    作用して生じる二次電子を検出する二次電子検出器と、
    前記二次電子検出器の検出結果に基づいて前記試料の観
    察画像を形成する画像形成手段とを備える走査試料像表
    示装置において、 前記試料に関して前記電磁レンズと反対側に配置され、
    試料面の光軸上に形成される光軸方向磁場が前記試料面
    上でほぼ零となるような磁場を前記電磁レンズとともに
    形成する磁場発生手段を設けたことを特徴とする走査試
    料像表示装置。
  3. 【請求項3】 荷電粒子線を発生する荷電粒子線源と、
    前記荷電粒子線を試料に照射する電磁レンズと、前記電
    磁レンズにより照射される荷電粒子線を前記試料面上で
    走査する走査手段と、前記荷電粒子線が前記試料と相互
    作用して生じる二次電子を検出する二次電子検出器と、
    前記二次電子検出器の検出結果に基づいて前記試料の観
    察画像を形成する画像形成手段とを備える走査試料像表
    示装置において、 前記試料に関して前記電磁レンズと反対側に配置され、
    光軸上に形成される光軸方向磁場が零となる光軸方向位
    置を変化させる磁場を前記電磁レンズとともに形成する
    磁場発生手段を設けたことを特徴とする走査試料像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の走査試
    料像表示装置において、 光軸を中心に配置された複数の二次電子検出器と、 前記複数の二次電子検出器のいずれか一つの信号を選び
    前記画像形成手段へ送信するための信号切換器とを備え
    たことを特徴とする走査試料像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の走査試料像表示装置に
    おいて、 光軸に関して軸対称な位置に偶数の二次電子検出器を設
    けたことを特徴とする走査試料像表示装置。
  6. 【請求項6】 電子線露光装置における被露光面に設け
    られたマークのマーク検出方法において、 加速電圧50kV以上の電子線で前記マークを走査し、
    前記電子線と前記マークとが相互作用して生じる散乱電
    子が前記被露光面上に形成された物質と相互作用して生
    じる二次電子を二次電子検出器で検出し、前記二次電子
    検出器の検出信号に基づいて前記マークを検出すること
    を特徴とするマーク検出方法。
  7. 【請求項7】 エネルギー50keV以上の電子線を発
    生することができる電子線源と、 前記電子線を被露光面に投影する投影レンズと、 前記被露光面に照射される前記電子線を前記被露光面に
    設けられたマーク上で走査する走査手段と、 前記電子線と前記マークとが相互作用して生じる散乱電
    子が前記被露光面上に形成された物質と相互作用して生
    じる二次電子を検出する二次電子検出器と、 前記被露光面に関して前記投影レンズと反対側に配置さ
    れ、前記被露光面の光軸上に形成される光軸方向磁場が
    ほぼ零となるような磁場を前記投影レンズとともに形成
    する磁場発生手段とを設けたことを特徴とする電子線露
    光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電子線露光装置におい
    て、 前記二次電子検出器を光軸に関して軸対称な位置に偶数
    個設けたことを特徴とする電子線露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016121224A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 松定プレシジョン株式会社 荷電粒子線装置及び走査電子顕微鏡
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US10497535B2 (en) 2015-12-03 2019-12-03 Matsusada Precision, Inc. Charged particle beam device and scanning electron microscope

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