JPH10223034A - 天井直付け形蛍光灯器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な一点結合方式であるにもかかわらず、直
管形蛍光ランプの接触が良好となる天井直付け形蛍光灯
器具を提供する。 【解決手段】天井面９０に直付けされる長尺な器具本体
１０を備える。器具本体１０の両端部に相対向するよう
に固定される一対のランプソケット２１を備える。一対
のランプソケット２１間に装着されかつ水平に配置され
る直管形蛍光ランプ３０を備える。天井面９０・器具本
体１０間の結合は該器具本体１０の中央部の一点で止め
その他の箇所では止めない一点結合方式である。埋め込
みボルト５０・ナット５１・止め孔１１はその結合用の
部品である。器具本体１０の前記結合前における原形状
を相対向する一対の前記ランプソケット２１が互いに正
対面しないように定める。かつ前記結合後における現形
状を前記正対面がなされるように定める。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、天井面に直付けさ
れる長尺な器具本体を備え、前記器具本体の両端部に相
対向するように固定される一対のランプソケットを備
え、一対の前記ランプソケット間に装着されかつ水平に
配置される直管形蛍光ランプを備えた天井直付け形蛍光
灯器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】前記構造の天井直付け形蛍光灯器具は公
知である。その概要を図３を用いて説明する。図３の図
示範囲は器具の左半分であるが、残りの右半分はこれに
対称である。図３の器具は、天井面９０に直付けされる
長尺な器具本体１０を備える。器具本体１０の両端部に
相対向するように固定される一対のランプソケット２１
を備える。ランプソケット２１はソケット台４０を介し
て固定される。一対のランプソケット２１間に装着され
かつ水平に配置される直管形蛍光ランプ（図示せず）を
備える。天井面９０・器具本体１０間の結合は、器具本
体１０の長手方向に沿った２点を止める二点結合方式で
ある。埋め込みボルト５０・ナット５１・止め孔１１は
その結合用の部品である。１２は器具本体１０に設けた
突起であり、天井面９０に当たる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来の図３器具は
二点結合方式であり、結合に手間がかかり、またコスト
が嵩む。これを中央の一点で止める一点結合方式に改め
れば、この難点は解消する。しかし、次のような別の弊
害が生ずる。長尺な器具本体１０がたわみ、相対応する
一対のランプソケット２１が正対面しない。このため、
その間に装着される直管形蛍光ランプの接触が不良とな
る。本発明の目的は簡素な一点結合方式であるにもかか
わらず、直管形蛍光ランプの接触が良好となる天井直付
け形蛍光灯器具を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明においては、天井
面・器具本体間の結合を該器具本体の中央部の一点で止
めその他の箇所では止めない一点結合方式とする。ま
た、前記器具本体の前記結合前における原形状を相対向
する一対の前記ランプソケットが互いに正対面しないよ
うに定め、かつ前記結合後における現形状を前記正対面
がなされるように定める。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１・図２を用いて、本発明の実
施形態について説明する。図１・図２の図示範囲は器具
のほぼ左半分であるが、残りの右半分はこれに対称であ
る。図１・図２の天井直付け形蛍光灯器具は、天井面９
０に直付けされる長尺な器具本体１０を備える。器具本
体１０の両端部に相対向するように、ソケット台４０を
介して固定される一対のランプソケット２１を備える。
一対のランプソケット２１間に装着されかつ水平に配置
される直管形蛍光ランプ３０を備える。図示の器具は一
対のランプソケット２１および直管形蛍光ランプ３０を
二組備える二灯用器具である。６０は逆富士形の反射板
であり、化粧ねじ７０によってソケット台４０に固定さ
れる。８０は器具本体１０に固定した点灯用安定器であ
る。天井面９０・器具本体１０間の結合は該器具本体１
０の中央部の一点で止めその他の箇所では止めない一点
結合方式である。埋め込みボルト５０・ナット５１・止
め孔１１はその結合用の部品である。１２は器具本体１
０に設けた突起であり、天井面９０に当たる。突起１２
は器具本体１０の長手方向の両端部付近に各２個設け
る。その全個数は都合４個となる。器具本体１０の前記
結合前における原形状を相対向する一対の前記ランプソ
ケット２１が互いに正対面しないように定める。かつ前
記結合後における現形状を前記正対面がなされるように
定める。原形状というのは重力でたわむ前の形状であ
り、現形状というのはたわんだ後の形状である。埋め込
みボルト５０が通る止め孔１１と点灯用安定器８０の両
方を器具本体１０の中央に正確に配置することはできな
い。要はそれらをなるべく中央寄りに配置すれば良い。
器具本体１０の原形状は図２の通りであり、突起１２が
天井面９０に接した状態において、その止め孔１１の箇
所が天井面９０に対してＬだけ低くなるように反ってい
る。この反りのために、ランプソケット２１は真横を向
かず、θだけ傾く。止め孔１１の箇所をナット５１で限
度一杯に締め上げると、Ｌ・θがゼロとなるように歪
み、現形状の状態となる。その後に、反射板６０を装着
する。その後に、真横に向き合い正対面する一対のラン
プソケット２１に直管形蛍光ランプ３０を装着するが、
その相互の電気的接続は良好となる。器具本体１０の主
として両端箇所に、ランプソケット２１・直管形蛍光ラ
ンプ３０・反射板６０等の吊り荷重が加わるが、器具本
体１０に原形状に戻ろうとする弾性復元力が常に作用し
ているために、器具本体１０は現形状を保持する。現形
状の状態では突起１２は天井面９０に圧接する。突起１
２があると、天井面９０に多少の歪みがあっても安定に
取り付かる。また、ナット５１を回す際に、器具本体１
０の共回りを阻止するように作用する。

【０００７】

【発明の効果】本発明は、器具本体の原形状を相対向す
る一対の前記ランプソケットが互いに正対面しないよう
に定め、かつ現形状を前記正対面がなされるように定め
たものである。これによれば、一点結合方式であるにも
かかわらず、直管形蛍光ランプの接触が良好となる天井
直付け形蛍光灯器具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明器具の左半分を示す分解斜視図であ
る。

【図２】 その要部を示す断面図である。

【図３】 従来器具の要部を示す断面図である。

【符号の説明】

１０：器具本体、１１：止め孔、１２：突起、２１：ラ
ンプソケット、３０：直管形蛍光ランプ、４０：ソケッ
ト台、５０：埋め込みボルト、５１：ナット、６０：反
射板、７０：化粧ねじ、８０：点灯用安定器、９０：天
井面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】天井面（９０）に直付けされる長尺な器具
   本体（１０）を備え、前記器具本体（１０）の両端部に
   相対向するように固定される一対のランプソケット（２
   １）を備え、一対の前記ランプソケット（２１）間に装
   着されかつ水平に配置される直管形蛍光ランプ（３０）
   を備えた天井直付け形蛍光灯器具において、 前記天井面（９０）・前記器具本体（１０）間の結合を
   該器具本体（１０）の中央部の一点で止めその他の箇所
   では止めない一点結合方式とするとともに、 前記器具本体（１０）の前記結合前における原形状を相
   対向する一対の前記ランプソケット（２１）が互いに正
   対面しないように定め、かつ前記結合後における現形状
   を前記正対面がなされるように定めたことを特徴とする
   天井直付け形蛍光灯器具。