JPH1022280A - プラズマcvd装置およびそのクリーニング方法 - Google Patents

プラズマcvd装置およびそのクリーニング方法

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JPH1022280A
JPH1022280A JP17776496A JP17776496A JPH1022280A JP H1022280 A JPH1022280 A JP H1022280A JP 17776496 A JP17776496 A JP 17776496A JP 17776496 A JP17776496 A JP 17776496A JP H1022280 A JPH1022280 A JP H1022280A
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JP
Japan
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cleaning
cathode electrode
impedance
plasma cvd
inner tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP17776496A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Ariyoshi
知幸 有吉
Kiyoyuki Miyata
清之 宮田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング作業を短時間に行なう。 【解決手段】 成膜室の外槽4にアノード電極を兼ねる
内槽5を取り付け、内槽5内にカソード電極2を設け、
カソード電極2と内槽5との間に絶縁体3を設け、カソ
ード電極2に高周波電源1を接続し、内槽5内に生ずる
プラズマ7にかかる電圧Vppまたはグランドとプラズマ
7との間の電圧Vdcを検出する電圧検出回路8を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタ
(TFT)を有する液晶表示装置の製造などに使用する
プラズマCVD装置およびそのクリーニング方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマCVD装置において、セ
ルフクリーニングを行なうときには、長時間のオーバク
リーニングを行なっている。
【0003】なお、従来、基板、ウェハ上の膜をエッチ
ングしてパターンを形成するためのドライエッチングの
終点検出には、質量分析法、基板の光学反射分析法、イ
ンピーダンス法、発光スペクトル分析法などがあり、量
産ラインでは感度の高い発光スペクトル法が用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長時間のオー
バクリーニングを行なったときには、クリーニング作業
に長時間を要するから、クリーニング作業能率が低く、
またカソード電極が劣化しやすく、しかもクリーニング
ガスの消費量が多くなる。
【0005】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、クリーニング作業を短時間に行なうことが
できるプラズマCVD装置およびそのクリーニング方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、カソード電極とアノード電極と
の間のインピーダンスの変化を検出するインピーダンス
検出手段を設ける。
【0007】また、カソード電極とアノード電極との間
のインピーダンスの変化を検出するインピーダンス検出
手段を具備するプラズマCVD装置のクリーニング方法
において、上記インピーダンスの増加率または減少率が
一定値以下になったときクリーニングを停止する。
【0008】この場合、上記インピーダンスの増加率ま
たは減少率が一定値以下になったとき、他のクリーニン
グ条件でクリーニングを行なう。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るプラズマCV
D装置を示す概略断面図である。図に示すように、成膜
室の外槽4にアノード電極を兼ねる内槽5が取り付けら
れ、内槽5内にカソード電極2が設けられ、カソード電
極2と内槽5との間に絶縁体3が設けられ、外槽4に覗
き窓6が設けられ、カソード電極2に高周波電源1が接
続され、内槽5内に生ずるプラズマ7にかかる電圧Vpp
またはグランドとプラズマ7との間の電圧Vdcを検出す
る電圧検出回路8が設けられている。
【0010】つぎに、図1に示したプラズマCVD装置
のクリーニング方法すなわち本発明に係るプラズマCV
D装置のクリーニング方法について説明する。この方法
においては、セルフクリーニングを行なう際に、電圧検
出回路8により電圧Vppまたは電圧Vdcを検出し、電圧
Vppまたは電圧Vdcの増加率または減少率が一旦所定値
よりも大きくなったのちに、電圧Vppまたは電圧Vdcの
増加率または減少率が一定値よりも小さくなったとき、
クリーニングを停止する。
【0011】ところで、図1に示したプラズマCVD装
置のセルフクリーニングを行なうと、セルフクリーニン
グによってカソード電極2、内槽5に付着した膜が除去
されるから、膜のコンデンサ容量がなくなることによ
り、カソード電極2と内槽5との間のインピーダンスが
変化し、このためカソード電極2、内槽5に付着した膜
が除去されるに従って電圧Vppまたは電圧Vdcの増加率
または減少率が一旦所定値よりも大きくなったのちに、
カソード電極2、内槽5に付着した膜が除去されてしま
うと電圧Vppまたは電圧Vdcの増加率または減少率が一
定値よりも小さくなる。したがって、図1に示したプラ
ズマCVD装置、そのクリーニング方法においては、セ
ルフクリーニングの終点を検出することができる。この
ため、クリーニング作業を短時間に行なうことができる
ので、クリーニング作業能率が向上し、またカソード電
極2が劣化しにくく、しかもクリーニングガスの消費量
が少なくなる。
【0012】図2は図1に示したプラズマCVD装置に
おいて窒化シリコンを3μm成膜したのちにセルフクリ
ーニングしたときの電圧Vpp、Vdcの時間的変化を示す
グラフである。この場合の成膜条件は、高周波電源1の
高周波周波数が13.56MHz、カソード電極2、内
槽5の温度が230℃、シランの供給量が70SCC
M、アンモニアの供給量が210SCCM、窒素の供給
量が700SCCM、高周波電源1の高周波パワーが1
300W、内槽5内の圧力が0.4Torrである。ま
た、クリーニング条件(以下、第1のクリーニング条件
という)は、高周波電源1の高周波周波数が13.56
MHz、カソード電極2、内槽5の温度が230℃、ク
リーニングガスである三フッ化窒素の供給量が400S
CCM、窒素の供給量が500SCCM、高周波電源1
の高周波パワーが700W、内槽5内の圧力が0.4T
orrである。
【0013】このグラフから明らかなように、電圧Vpp
が急激に増加し飽和する。これは、カソード電極2、内
槽5の中央部に付着した大部分の窒化シリコン膜が除去
され、高周波電源1から見たインピーダンスが変化し
て、広がっていたプラズマ7が縮小するためである。こ
のとき、電圧Vdcも同じような変化をする。
【0014】また、図3は図1に示したプラズマCVD
装置において窒化シリコンを3μm成膜したのちに他の
クリーニング条件でセルフクリーニングしたときの電圧
Vpp、Vdcの時間的変化を示すグラフである。この場合
の成膜条件は、図2の場合と同様であり、またクリーニ
ング条件(以下、第2のクリーニング条件という)は、
高周波電源1の高周波周波数が13.56MHz、カソ
ード電極2、内槽5の温度が230℃、クリーニングガ
スである三フッ化窒素の供給量が400SCCM、窒素
の供給量が500SCCM、高周波電源1の高周波パワ
ーが900W、内槽5内の圧力が0.35Torrであ
る。
【0015】このような第2のクリーニング条件でセル
フクリーニングしたときには、プラズマ7の大きさは終
点の前後で変化しないから、セルフクリーニングを継続
すると電圧Vpp、Vdcが減少する。
【0016】そして、初めに第1のクリーニング条件で
セルフクリーニングを行ない、電圧Vppまたは電圧Vdc
の増加率が一旦所定値よりも大きくなったのちに、電圧
Vppまたは電圧Vdcの増加率が一定値よりも小さくなっ
たときに、高周波電源1の高周波パワー、内槽5内の圧
力を変化させて第2のクリーニング条件とし、さらにセ
ルフクリーニングを行ない、電圧Vppまたは電圧Vdcの
減少率が一旦所定値よりも大きくなったのちに、電圧V
ppまたは電圧Vdcの減少率が一定値よりも小さくなった
ときに、セルフクリーニングを停止すれば、初めにカソ
ード電極2、内槽5の中央部に付着した窒化シリコン膜
を除去することができ、つづいて内槽5の側壁等の周辺
部に付着した窒化シリコン膜を除去することができるか
ら、内槽5内の全体をクリーニングすることができる。
【0017】図4は本発明に係る他のプラズマCVD装
置を示す概略断面図である。図に示すように、電圧検出
回路8に終点判定手段9が接続され、終点判定手段9に
高周波電源1、ガス供給量調整手段(図示せず)等を制
御する制御手段10が接続され、終点判定手段9は第1
のクリーニング条件でセルフクリーニングしている場合
に、電圧Vppまたは電圧Vdcの増加率が一旦所定値より
も大きくなったのちに、電圧Vppまたは電圧Vdcの増加
率が一定値よりも小さくなったときに、制御手段10に
第2のクリーニング条件でセルフクリーニングを開始す
ることを指令し、第2のクリーニング条件でセルフクリ
ーニングしている場合に、電圧Vppまたは電圧Vdcの減
少率が一旦所定値よりも大きくなったのちに、電圧Vpp
または電圧Vdcの減少率が一定値よりも小さくなったと
きに、制御手段10にセルフクリーニングの停止を指令
する。
【0018】このプラズマCVD装置においては、自動
的にセルフクリーニングを行なうことができる。
【0019】なお、上述実施の形態においては、インピ
ーダンス検出手段として電圧検出回路8を用いたが、他
のインピーダンス検出手段を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプラ
ズマCVD装置、そのクリーニング方法においては、ク
リーニング作業を短時間に行なうことができる。
【0021】また、インピーダンスの増加率または減少
率が一定値以下になったとき、他のクリーニング条件で
クリーニングを行なうときには、プラズマCVD装置の
内部の全体をクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマCVD装置を示す概略断
面図である。
【図2】図1に示したプラズマCVD装置においてセル
フクリーニングしたときの電圧Vpp、Vdcの時間的変化
を示すグラフである。
【図3】図1に示したプラズマCVD装置において他の
クリーニング条件でセルフクリーニングしたときの電圧
Vpp、Vdcの時間的変化を示すグラフである。
【図4】本発明に係る他のプラズマCVD装置を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
2…カソード電極 5…内槽 8…電圧検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カソード電極とアノード電極との間のイン
    ピーダンスの変化を検出するインピーダンス検出手段を
    具備することを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 【請求項2】カソード電極とアノード電極との間のイン
    ピーダンスの変化を検出するインピーダンス検出手段を
    具備するプラズマCVD装置のクリーニング方法におい
    て、上記インピーダンスの増加率または減少率が一定値
    以下になったときクリーニングを停止することを特徴と
    するプラズマCVD装置のクリーニング方法。
  3. 【請求項3】上記インピーダンスの増加率または減少率
    が一定値以下になったとき、他のクリーニング条件でク
    リーニングを行なうことを特徴とする請求項2に記載の
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
JP17776496A 1996-07-08 1996-07-08 プラズマcvd装置およびそのクリーニング方法 Pending JPH1022280A (ja)

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Cited By (4)

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