JPH10222387A - エラー訂正方法 - Google Patents

エラー訂正方法

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JPH10222387A
JPH10222387A JP9285596A JP28559697A JPH10222387A JP H10222387 A JPH10222387 A JP H10222387A JP 9285596 A JP9285596 A JP 9285596A JP 28559697 A JP28559697 A JP 28559697A JP H10222387 A JPH10222387 A JP H10222387A
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    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/29Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes combining two or more codes or code structures, e.g. product codes, generalised product codes, concatenated codes, inner and outer codes
    • H03M13/2906Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes combining two or more codes or code structures, e.g. product codes, generalised product codes, concatenated codes, inner and outer codes using block codes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現行のテクノロジによる記憶システムのアク
セス時間を大幅に改善し、信頼できるマルチレベルエラ
ー訂正を可能にするマルチレベルエラー訂正を行うため
の技術を提供すること。 【解決手段】 変更すべき旧セクタと新置換セクタの両
方の単位ブロックに関して、外側のエラー訂正コード
(ECC2)フィールドに対する「付加量」を計算する
ことによって、アクセス性能の改善を実現することがで
きる。旧セクタによる付加量は、もとのECC2から除
去され、新規セクタの付加量が、もとのECC2に加え
られる。ECC2付加量の計算は、行列乗法によって実
施される。行列の要素は、単位ブロックのどのセクタを
変更すべきかによって決まる。もとのECC2に対する
付加量の除去または追加は、単純な排他的ORプロセス
によって実施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は記憶システムに係
り、とりわけ記憶システムに対するアクセス時間の短縮
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータを記録する場合、ユーザ
データをブロックに分類し、エラー訂正データを加える
ことによってデータの完全性を保護するのが通常であ
る。一般に用いられる方式は、2レベルのエラー訂正コ
ード(ECC)が加えられるリードソロモン積符号であ
る。これら2つのレベルは、内部エラー訂正コードおよ
び外部エラー訂正コード、またはECC1およびECC
2と呼ばれる場合が多い。
【0003】ブロック内において、ヘッダ情報を加えた
ユーザデータが、行と列からなるアレイをなすように構
成される。各行毎にECC1コードフィールドが加えら
れ、各列毎にECC2コードフィールドが加えられる。
結果生じるデータブロックは、最小の記録可能なブロッ
クすなわち単位レコードを形成する。
【0004】しかし、ホストコンピュータは、さらに小
さいデータセグメントすなわちセクタの操作を行う可能
性がある。一般に、記録可能なブロックすなわち単位レ
コード内には、複数のセクタが存在する。ホストがセク
タの修正を行うことになる場合、一般に、ドライブが、
関連ブロックを読み取って、ブロックのエラー訂正を行
い、データの新セクタでブロックを更新し、この新ブロ
ックに関するエラー訂正フィールド値を計算し、新単位
レコードをディスクに書き込む。
【0005】新ECCの計算プロセスには、一般に、デ
ィスクにデータを書き込みながら、行に沿ってデータを
走査することが必要になる。ECC1は、この行走査中
に計算され、ディスクのデータに追加される。行から行
へと走査が進行するつれて、そのうち、ECC2が漸次
累算される。これは、ECC2が、データブロックの走
査が完了するまで得られないことを表している。それ
は、また、変更のないデータの書き換えが不要な状況に
おいても、新ECC2を累算するには、データブロック
全体を走査しなければならないということも表してい
る。
【0006】さらに、例えば、DVDフォーマットのよ
うに、フォーマットによっては、ECC2は、より一般
的な、終端への追加ではなく、データブロック全体にわ
たるインターリーブが実施される。これは、ECC2が
得られるまで、書き込みを開始できないということを表
している。内側のトラックの場合、データブロックを読
み取り、従来のやり方でECC2を計算するのに必要な
データブロックの完全な走査を実施し、さらに、ディス
クが1回転する間に、新データブロックの書き換えも行
うのに十分な時間はない。これは、ブロックの書き込み
を完了するには、さらに回転させる必要があることを表
している。
【0007】従って、マルチレベルのエラー訂正符号化
制約条件、とりわけ単位ブロック内におけるエラー訂正
コードのインターリーブによって、現行のテクノロジに
よる記憶システムの装置にアクセス制限が加えられ、多
くの用途において、これらの装置の利用が妨げられるこ
とになるのは明らかである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、現行のテクノロジによる記憶システムのアクセス時
間を大幅に改善し、同時に、とりわけ単位ブロック内に
おいてエラー訂正コードのインターリーブを用いる装置
の場合に、信頼できるマルチレベルエラー訂正を可能に
するマルチレベルエラー訂正を行うための技術を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、現行のテクノ
ロジによる記憶システムのアクセス時間を大幅に改善
し、同時に、信頼できるマルチレベルエラー訂正を可能
にするマルチレベルエラー訂正を行うための技術であ
る。それ自体、単位ブロック内においてエラー訂正コー
ドがインターリーブされる場合に用いるのに適してい
る。
【0010】本発明は、変更すべき旧セクタと新置換セ
クタの両方の単位ブロックに関して、外側のエラー訂正
コード(ECC2)フィールドに対する「付加量」を計
算することによって、アクセス性能の改善を実現するこ
とができる。旧セクタによる付加量は、もとのECC2
から除去され、新規セクタの付加量が、もとのECC2
に加えられる。
【0011】ある実施例の場合、ECC2付加量の計算
は、行列乗法によって実施される。行列の要素は、単位
ブロックのどのセクタを変更すべきかによって決まる。
もとのECC2に対する付加量の除去または追加は、単
純な排他的ORプロセスによって実施される。
【0012】セクタのECC2に対する付加量の代替計
算方法は、もとのブロックの読み取り中に付加量を累算
することである。これは、通常のECC2と同様のやり
方で計算されるが、変更すべきセクタのデータバイト以
外の全てのデータバイトがゼロに置換される。
【0013】いずれにせよ、この新しいアプローチによ
れば、読み取り操作に用いられたのと同じ回転で、更新
されるデータの書き換えに間に合うように新ECC2を
得ることが可能になる。この結果、ディスクの追加回転
が排除されるので、アクセス時間が改善される。
【0014】エラー訂正コードに対して付加量の除去お
よび追加を行うこのアプローチは、他の記録状況にも適
用可能である。一般に、このアプローチは、エラー訂正
コード以外には、変更されるデータの処理だけしか必要
としないということである。このため、データ処理の減
少とアクセス時間の改善の両方が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、図1〜図5に関連し
て、本発明の実施例について説明を行うことにする。た
だし、当該技術の熟練者には容易に明らかになるよう
に、本発明は、これら制限された実施例の範囲を超える
ものであるため、これらの図に関連して行われる詳細な
説明は解説を目的としたものである。
【0016】図1および図2は、両方を合わせると、内
部および外部エラー訂正符号化方式を用いたデータブロ
ック編成の一般化表現を利用する本発明を例示してい
る。図1には、非インターリーブ方式が示され、図2に
は、インターリーブ方式が示されている。図1の場合、
単位ブロック100は、ユーザデータ(ヘッダ情報を加
えた)領域101、内部訂正コードECC1領域10
2、および、外部訂正コードECC2領域103に分割
される。単位ブロック100は、1度に1行ずつ走査さ
れ、各行は、対応するECC1コードフィールドを備え
ている。例えば、行105には、ECC1コードフィー
ルド106が含まれている。1つの行の各データ単位
は、関連するECC2コードフィールドを備える列の一
部である。従って、行105のデータ単位109は、E
CC2コードフィールド108を含む列107の一部で
ある。
【0017】図2の場合、単位ブロック100は、ユー
ザデータ(ヘッダ情報を加えた)領域101、内部訂正
コードECC1領域102、および、外部訂正コードE
CC2領域103に分割される。しかし、図2において
明らかなように、単位ブロック100全体にわたって、
外側訂正コードECC2領域103の部分は、ユーザデ
ータ(ヘッダ情報を加えた)領域101の部分とインタ
ーリーブされている。
【0018】DVD光ディスク記憶フォーマットは、こ
うした方式を利用しており、こうしたマルチレベルエラ
ー訂正方式に関連した一般的な問題を例示するために利
用することが可能である。DVDの場合、32キロバイ
トの、ヘッダ情報を加えたユーザデータが、172バイ
ト×192バイトのアレイをなすように構成される。1
72バイトの各行毎に、10バイトのECC1が加えら
れ、192バイトの各列毎に、16バイトのECC2が
加えられる。結果生じる182バイト×208バイトの
データブロックが、最小の記録可能ブロック、すなわ
ち、単位レコードを形成する。
【0019】しかし、ホストコンピュータは、一般に2
キロバイトといった、より小さいデータセグメントの操
作を行う可能性がある。ホストが、2キロバイトのセク
タを修正する場合、ドライブは、一般に、32キロバイ
トの関連ブロックを読み取って、ブロックのエラー訂正
を行い、新しい2キロバイトのデータでブロックを更新
し、この新ブロックに関するエラー訂正バイトを計算
し、新単位レコードをディスクに書き込む。
【0020】新ECCの計算プロセスには、一般に、デ
ィスクにデータを書き込みながら、行に沿ってデータを
走査することが必要になる。ECC1は、この行走査中
に計算され、ディスクのデータに追加される。行から行
へと走査が進行するつれて、そのうち、ECC2が漸次
累算される。これは、ECC2が、データブロックの走
査が完了するまで得られないことを表している。それ
は、また、変更のないデータの書き換えが不要な状況に
おいても、新ECC2を累算するには、データブロック
全体を走査しなければならないということも表してい
る。
【0021】DVDフォーマットの場合、ECC2は、
より一般的な、終端への追加ではなく、データブロック
全体にわたるインターリーブが実施される。すなわち、
1行分のECC2が、16の2キロバイトセクタのそれ
ぞれに追加される。これは、ECC2が得られるまで、
連続書き込みを開始できないことを表している。DVD
の内側トラックの場合、データブロックを読み取り、従
来のやり方でECC2を計算するのに必要なデータブロ
ックの完全な走査を実施し、さらに、ディスクが1回転
する間に、新データブロックの書き換えも行うのに十分
な時間はない。これは、ブロックの書き込みを完了する
には、さらに回転させる必要があることを表している。
【0022】この新規のアプローチには、新旧の両方の
2キロバイトセクタのECC2に対する「付加量」を計
算することが必要になる。旧セクタによる付加量は、も
とのECC2から除去され、新セクタの付加量は、もと
のECC2に加えられる。これは、より少ない処理を必
要とし、従って、より迅速に実施することが可能にな
る。
【0023】図3は、本発明の実施例に従って構成され
た、アクセス時間を短縮するための装置を備えた記憶シ
ステムの側面図である。記憶システム200には、記憶
媒体201、読み取り装置204、書き込み装置20
5、および、コントローラ203が含まれている。記憶
媒体201には、データブロック202が含まれてお
り、方向206に移動する。例えば、記憶媒体201が
CD−ROMの場合には、方向206に回転する。代わ
りに、記録媒体201がテープであれば、テープは、方
向206に進む。
【0024】単位ブロックであるデータブロック202
が読み取り装置204を通過する際、読み取り装置20
4は単位ブロックであるデータブロック202の走査を
行う。これには、変更すべき旧データの走査が含まれ
る。コントローラ203は、変更すべき旧データからの
訂正コードに対する付加量を計算し、変更すべき旧デー
タに取って代わる新データからの訂正コードに対する付
加量を計算し、訂正コードの付加量の変化に基づいて、
訂正コードを調整する。単位ブロックであるデータブロ
ック202が、書き込み装置205を通過する際、新デ
ータおよび調整された訂正コードが、単位ブロックであ
るデータブロック202に書き込まれる。
【0025】図4は、本発明の実施例に従って記憶シス
テムのアクセス時間を短縮するための方法を示すフロー
チャートである。フローチャート300において、変更
すべき旧データが走査される(301)。変更すべき旧
データからの訂正コードに対する付加量が計算される
(302)。変更すべき旧データに取って代わる新デー
タからの訂正コードに対する付加量が計算される(30
3)。訂正コードは、訂正コードの付加量の変化に基づ
いて調整される(304)。新データおよび調整された
訂正コードが、単位ブロックに書き込まれる(30
5)。
【0026】ある実施例の場合、ECC2の付加量の計
算は、行列乗法によって実施される。例えば、DVDの
場合、12×16の行列の要素は、単位ブロックのどの
2キロバイトセクタを変更すべきかによって決まる。あ
る実施例の場合、もとのECC2に対する付加量の除去
または追加は単純な排他的ORプロセスによって実施さ
れる。
【0027】変更すべき旧セクタのECC2に対する付
加量を計算する代替方法では、もとの単位ブロックの読
み取り中に、付加量を累算する。従って、DVDの場
合、変更すべき2キロバイトセクタのECC2に対する
付加量を計算する代替方法では、もとの32キロバイト
のブロックの読み取り中に、付加量の累算を行う。この
付加量の計算は、通常のECC2の計算と同じやり方で
実施され、変更すべき2バイトセクタのデータバイト以
外の全てのデータバイトが、ゼロだけに置換される。
【0028】この累算アプローチは、行列乗法アプロー
チよりもさらに複雑である。この複雑さは、累算段階に
おいて読み取られるデータが、ECC1プロセスだけし
か受けておらず、従って、消去、それどころか、エラー
を含んでいる可能性があるために(この可能性を最小限
に抑えるため、追加エラー検出情報があるが)、生じ
る。いずれにせよ、変更すべき旧データの消去またはエ
ラーによって、ECC2の付加量計算にエラーを生じる
可能性がある。
【0029】しかし、計算されたECC2の付加量エラ
ーは、エラーのある行による付加量を除去し、訂正され
た行の付加量を追加するのと同じ技法を用いて訂正する
ことが可能である。代替案として、累算プロセス中に、
このエラーのある行を全てゼロにセットすることによっ
て、付加量エラーの機先を制することも可能である。こ
のアプローチを拡張すれば、行ではなく、単一バイトエ
ラーの付加量を除去し、追加することが可能になる。
【0030】図5は、本発明の代替実施例に従って記憶
システムのアクセス時間を短縮する方法を示すフローチ
ャートである。フローチャート400は、旧データ行の
走査から開始される(401)。次に、テストを実施し
て、走査を受ける行が、変更すべきデータを有するセク
タからの行であるか否かが判定される(402)。走査
を受ける行が、変更すべきでない場合には、訂正コード
の累算に対して、ゼロの行付加量が設定される(40
3)。
【0031】テストを実施して、最後の行の走査が済ん
だか否かの判定が行われる(407)。最後の行の走査
が済んでいなければ、次の旧データ行が、走査を受ける
(401)。一方、最後の行の走査が済んでいる場合に
は、変更されたデータによる訂正コードの付加量が計算
される(408)。
【0032】判定ボックス402に戻ると、走査を受け
る行のデータを変更すべき場合には、訂正コードの累算
に対する行付加量が設定される(404)。次に、テス
トを実施して、行内のエラーを検出したか否かの判定が
行われる(405)。エラーが検出されなければ、最後
の行のテスト(407)を実施して、既述のように処理
が進められる。エラーが検出されると、最後の行のテス
ト(407)を実施する前に、エラーの付加量によっ
て、付加量累算が調整される(406)。
【0033】下記の例(原理を例示することだけを意図
した)では、8データバイト(すなわち、D1〜D8)
と4ECCワード(すなわち、P1〜P4)から構成さ
れるコードワードが用いられている。従って、この例の
場合、ブロック長「N」は、12記号であり、冗長
「R」は、2記号の訂正力「t」を可能にする4であ
る。この例では、原始他項式P(x)=x8+x7+x2
+x+1を利用することによって、GF(256)が生
成される。
【0034】生成行列Aと、8データバイトD1、D
2、D3、D4、D5、D6、D7、およびD8を利用
して、冗長バイトP1、P2、P3、およびP4を計算
することが可能である。
【0035】
【数1】
【0036】制限されたデータバイト数による付加量を
計算すると、例えば下記のようになる。
【0037】
【数2】
【0038】行列乗算は、下記のより単純な計算に簡約
される。
【0039】
【数3】
【0040】従って、4バイトコードワードが16進表
記法で表現された、下記のもとのデータおよびECCを
想定してみることにする。
【0041】
【表1】
【0042】ホストが、第3と第4のデータコードワー
ド(すなわち、D3およびD4)を、例えば、それぞれ
2Fおよび32に置き換えることになるものと仮定す
る。
【0043】
【表2】
【0044】しかし、変更すべき旧データからのECC
付加量の累算、および新置換データによって、それぞれ
下記が得られる。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】これは新データに必要なECCであり、変
更されたデータだけを利用して生成された。
【0048】この例の場合、ECC付加量は、下記の行
列乗法によって生成することも可能である。
【0049】
【数4】
【0050】ここで要素Xおよび要素Yは、置換すべき
データバイトの位置によって決まる。
【0051】本発明の多くの特徴および利点は、上記解
説から明らかであり、従って、付属の請求項は、本発明
のこうした特徴および利点の全てを包含することを意図
したものである。さらに、当該技術の熟練者であれば、
多くの修正および変更がすぐに思い浮かぶので、本発明
を例示および解説したそのままの構成および動作に制限
することを望むものではない。従って、適合する修正お
よび同等物は、全て、本発明の範囲内に含まれるものと
して再分類することが可能である。
【0052】以下に本発明の実施の形態を要約する。 1. 変更すべき旧データを走査し、前記変更すべき旧
データからの訂正コードに対する付加量を計算し、前記
変更すべき旧データに取って代わる新データからの前記
訂正コードに対する付加量を計算し、前記訂正コードの
付加量の変化に基づいて前記訂正コードの調整を行い、
前記新データおよび前記調整された訂正コードを書き込
むエラー訂正方法。
【0053】2. 前記変更すべき旧データが、レコー
ドブロックの一部であり、前記変更すべき旧データから
の前記訂正コードが、前記レコードブロック内にインタ
ーリーブされている複数の訂正コードの1つである上記
1に記載のエラー訂正方法。
【0054】3. 前記変更すべき旧データからの前記
訂正コードに対する前記付加量が、行列乗法を利用して
計算される上記1に記載のエラー訂正方法。
【0055】4. 前記新データからの前記訂正コード
に対する前記付加量が、行列乗法を利用して計算される
上記1に記載のエラー訂正方法。
【0056】5. 前記調整された訂正コードが、前記
旧データからの前記訂正コードに対する前記付加量と前
記新データからの前記訂正コードに対する前記付加量と
の間における排他的OR演算を利用して計算される上記
1に記載のエラー訂正方法。
【0057】6. 前記調整された訂正コードが、前記
旧データが変化することになる部分以外はゼロの行が得
られるように、ゼロ化される行の旧データのエラーコー
ド付加量を計算するステップと、前記旧データが変化す
ることになる部分以外はゼロの行が得られるようにゼロ
化される行の新データのエラーコード付加量を計算し、
前記旧データが変化することになる部分の前記旧データ
を前記新データに置換するステップと、前記ゼロ化され
る行の旧データのエラーコード付加量と、前記旧データ
のエラーコードと、前記ゼロ化される行の新データのエ
ラーコードの付加量との間において、排他的OR演算を
実施するステップを利用して計算される上記1に記載の
エラー訂正方法。
【0058】7. 前記旧データを有する行が正しく読
み取られたか否かを判定し、エラーが生じた場合には、
エラーのある前記行による前記付加量を除去し、前記訂
正されたデータ行の前記付加量を加算する上記6に記載
のエラー訂正方法。
【0059】8. 前記旧データが正しく読み取られた
か否かを判定し、エラーが生じた場合には、エラーのあ
る前記データによる前記付加量を除去し、前記訂正され
たデータの前記付加量を加算する上記6に記載のエラー
訂正方法。
【0060】9. 前記調整された訂正コードが、前記
旧データが、正しく読み取られたか否かを判定し、エラ
ーが生じなかった場合、前記旧データが変化することに
なる部分以外はゼロの行が得られるように、ゼロ化され
る行の旧データのエラーコード付加量を計算し、エラー
が生じた場合、前記旧データが変化することになる部分
以外はゼロの行が得られるように、ゼロ化される行の旧
データのエラーコード付加量を計算し、前記旧データが
変化することになる部分の前記旧データを訂正旧データ
に置換し、前記旧データが変化することになる部分以外
はゼロの行が得られるように、ゼロ化される行の新デー
タのエラーコード付加量を計算し、前記旧データが変化
することになる部分の前記旧データを前記新データに置
換し、前記ゼロ化される行の旧データのエラーコード付
加量と、前記旧データのエラーコードと、前記ゼロ化さ
れる行の新データのエラーコードと付加量との間で、排
他的OR演算を実施するステップを利用して、計算され
る上記1に記載のエラー訂正方法。
【0061】10. エラー訂正を行う記憶システムの
装置において、変更すべき旧データを走査するための読
み取り手段と、前記変更すべき旧データからの訂正コー
ドに対する付加量を計算し、前記変更すべき旧データに
取って代わる新データからの前記訂正コードに対する付
加量を計算し、前記訂正コード付加量の変化に基づい
て、前記訂正コードを調整するためのコントローラ手段
と、 前記新データおよび前記調整された訂正コードを
書き込むための書き込み手段とを具備したエラー訂正装
置。
【0062】11. 前記変更すべき旧データが、レコ
ードブロックの一部であり、前記変更すべき旧データか
らの前記訂正コードが、前記レコードブロック内にイン
ターリーブされている複数の訂正コードの1つである上
記10に記載のエラー訂正装置。
【0063】12. 前記変更すべき旧データからの前
記訂正コードに対する前記付加量が、行列乗法を利用し
て計算される上記10に記載のエラー訂正装置。
【0064】13. 前記新データからの前記訂正コー
ドに対する前記付加量が、行列乗法を利用して計算され
る上記10に記載のエラー訂正装置。
【0065】14. 前記調整された訂正コードが、前
記旧データからの前記訂正コードに対する前記付加量と
前記新データからの前記訂正コードに対する前記付加量
との間における排他的OR演算を利用して計算される上
記10に記載のエラー訂正装置。
【0066】15. 前記コントローラ手段が、前記旧
データが変化することになる部分以外はゼロの行が得ら
れるように、ゼロ化される行の旧データのエラーコード
付加量を計算することと、前記旧データが変化すること
になる部分以外はゼロの行が得られるように、ゼロ化さ
れる行の新データのエラーコード付加量を計算し、前記
旧データが変化することになる部分の前記旧データを前
記新データに置換することと、前記ゼロ化される行の旧
データのエラーコード付加量と、前記旧データのエラー
コードと、前記ゼロ化される行の新データのエラーコー
ドの付加量との間において、排他的OR演算を実施する
ことによって調整訂正コードの計算を行う上記10に記
載のエラー訂正装置。
【0067】16. 前記コントローラ手段が、前記旧
データを有する行が、正しく読み取られたか否かを判定
し、エラーが生じた場合には、エラーのある前記行によ
る前記付加量を除去し、前記訂正されたデータ行の前記
付加量を加算する上記15に記載のエラー訂正装置。
【0068】17. 前記コントローラ手段が、前記旧
データが、正しく読み取られたか否かを判定し、エラー
が生じた場合には、エラーのある前記データによる前記
付加量を除去し、前記訂正されたデータの前記付加量を
加算する上記15に記載のエラー訂正装置。
【0069】18. 前記コントローラ手段が、前記旧
データが、正しく読み取られたか否かを判定すること
と、エラーが生じなかった場合、前記旧データが変化す
ることになる部分以外はゼロの行が得られるように、ゼ
ロ化される行の旧データのエラーコード付加量を計算す
ることと、エラーが生じた場合、前記旧データが変化す
ることになる部分以外はゼロの行が得られるように、ゼ
ロ化される行の旧データのエラーコード付加量を計算
し、前記旧データが変化することになる部分の前記旧デ
ータを訂正旧データに置換することと、前記旧データが
変化することになる部分以外はゼロの行が得られるよう
に、ゼロ化される行の新データのエラーコード付加量を
計算し、前記旧データが変化することになる部分の前記
旧データを前記新データに置換することと、前記ゼロ化
される旧データのエラーコード付加量と、前記旧データ
のエラーコードと、前記ゼロ化される新データのエラー
コードの付加量との間で、排他的OR演算を実施するこ
とによって、前記調整された訂正コードの計算を行う上
記10に記載のエラー訂正装置。
【0070】
【発明の効果】付加量が行列乗法と累算のどちらで計算
されるかには関係なく、DVDの場合、付加量計算のア
プローチによって、読み取り操作に用いられていたのと
同じ回転で、更新された32キロバイトの書き換えに間
に合うように新ECC2を得ることが可能になる。これ
によって、ディスクの追加回転が排除され、従って、ア
クセス時間が改善される。
【0071】ただし、エラー訂正コードに対して付加量
の除去および追加を行うアプローチは、他の記録状況に
も適用可能である。一般に、この付加量の調整アプロー
チは、エラー訂正コード以外に、絶対に処理しなければ
ならないのは、変更されるデータだけということにな
る。不変のままのデータは、必ずしも、どうしても実施
しなければならないというわけではない。従って、結果
として得られる処理の減少およびアクセス時間の短縮を
利用した、データ記憶アーキテクチャの設計が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2を合わせると、内部および外部エラー訂正
符号化方式を用いたデータブロック編成の一般化表現を
利用する本発明を示すことになる図である。
【図2】図1を合わせると、内部および外部エラー訂正
符号化方式を用いたデータブロック編成の一般化表現を
利用する本発明を示すことになる図である。
【図3】本発明の望ましい実施例に従って構成された、
アクセス時間を短縮するための装置を備える記憶システ
ムの側面図である。
【図4】本発明の実施例に従って記憶システムのアクセ
ス時間を短縮するための方法を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の代替実施例に従って記憶システムのア
クセス時間を短縮するための方法を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
200 記憶システム 201 記憶媒体 202 データブロック 203 コントローラ 204 読み取り装置 205 書き込み装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変更すべき旧データを走査し、 前記変更すべき旧データからの訂正コードに対する付加
    量を計算し、 前記変更すべき旧データに取って代わる新データからの
    前記訂正コードに対する付加量を計算し、 前記訂正コードの付加量の変化に基づいて前記訂正コー
    ドの調整を行い、 前記新データおよび前記調整された訂正コードを書き込
    むことを特徴とするエラー訂正方法。
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