JPH10222033A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH10222033A
JPH10222033A JP9027032A JP2703297A JPH10222033A JP H10222033 A JPH10222033 A JP H10222033A JP 9027032 A JP9027032 A JP 9027032A JP 2703297 A JP2703297 A JP 2703297A JP H10222033 A JPH10222033 A JP H10222033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warning
original
document
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9027032A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Motosugi
敏久 本杉
Masazumi Ito
正澄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP9027032A priority Critical patent/JPH10222033A/ja
Publication of JPH10222033A publication Critical patent/JPH10222033A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像を読み取って用紙上に出力するカラ
ー画像形成装置であって、例えば原稿が複写禁止されて
いる原稿(例えば紙幣、株券等の有価証券)のような所
定の特殊原稿であるときに、ユーザにその原稿の複写は
禁止されている旨等の所定の警告を行えるとともに、第
3者にもユーザによるそのような原稿の複写について警
告でき、さらに、第3者への警告が行われると、その警
告動作は、一般ユーザでは簡単容易には停止解除するこ
とができないカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 読み取られた原稿画像に基づいて該原稿
が所定の特殊原稿(例えば紙幣)であるか否かを判別
し、原稿が特殊原稿であるときはユーザに対し所定の警
告表示(図6の画面)を行うとともに、ブザーBZを
鳴らして原稿が特殊原稿である旨を第3者へ警告し、か
かる警告のリセットは、装置のフロントドアDRの開閉
をセンサ70が検出することによってのみ行え、さら
に、用紙に「無効」の文字を印字して排出するカラー画
像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機や、
カラースキャナーとカラープリンタの組み合わせによる
画像形成装置などのように、原稿画像を読み取って用紙
上に出力するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置、特に複写機
は、今日、広範囲にわたって使用されている。各種会
社、事務所は勿論のこと、いわゆるコンビニエンススト
ア等においても設置され、広く一般人が使用できるよう
になっている。
【0003】さらに、このように一般人が使用できる状
況下にある画像形成装置として、カラー複写機等も使用
されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにカ
ラー画像形成装置が使用される状況下では、本来、無断
で複写してはならないカラー原稿画像でも簡単容易に複
写することができ、偽造書類等が社会に出回る可能性が
ある。例えば、紙幣、株券等の有価証券等についても、
今日のカラー複写機によれば、かなり精密に複写するこ
とができ、そのような複写による偽造紙幣、偽造株券等
の偽造有価証券等が社会に出回り、社会秩序を乱す可能
性がある。また、著作物の複製も容易となり、著作権の
侵害が横行するようになる可能性もある。
【0005】本発明者の研究によると、このような危険
性や可能性を回避するための一つの手法として、原稿が
複写禁止されている原稿(例えば紙幣、株券等の有価証
券)のような所定の特殊原稿であるときに、そのことを
画像形成装置のユーザに警告することが考えられる。し
かし、ユーザに警告しただけでは、該ユーザがその警告
を無視して複写を実行することもあると考えられる。
【0006】そこで本発明は、原稿画像を読み取って用
紙上に出力するカラー画像形成装置であって、例えば原
稿が複写禁止されている原稿(例えば紙幣、株券等の有
価証券)のような所定の特殊原稿であるときに、ユーザ
にその原稿の複写は禁止されている旨等の所定の警告を
行えるとともに、第3者にもユーザによるそのような原
稿の複写について警告でき、第3者による監視が可能で
あるカラー画像形成装置を提供することを課題とする。
【0007】また、本発明は、かかるカラー画像形成装
置において、第3者への警告が行われると、その警告動
作は、一般ユーザが操作パネル等において簡単には停止
解除することができないカラー画像形成装置を提供する
ことを課題とする。また、本発明は、特殊原稿につい
て、用紙上にそれが本物でない旨等の警告を出力できる
カラー画像形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、原稿画像を読み取って用紙上に出力するカラ
ー画像形成装置において、読み取られた原稿画像に基づ
いて該原稿が所定の特殊原稿であるか否かを判別するた
めの手段と、該原稿が前記特殊原稿であるとの前記判別
手段による判別に応答してユーザに対し所定の警告を行
う第1の警告手段と、該原稿が前記特殊原稿であるとの
前記判別手段による判別に応答して、原稿が特殊原稿で
ある旨を第3者へ警告する第2の警告手段とを備えてい
ることを特徴とするカラー画像形成装置を提供する。
【0009】このカラー画像形成装置によると、前記判
別手段が、読み取られた原稿画像に基づいて該原稿が所
定の特殊原稿であるか否かを判別する。該判別手段が、
原稿は特殊原稿であると判別すると、前記第1の警告手
段がそれに応答してユーザにその原稿に関する所定の警
告を行うとともに、前記第2の警告手段が第3者にもそ
の旨警告する。かくして第3者への報知及び第3者によ
る監視も容易に行える。
【0010】この場合の第3者は、カラー画像形成装置
の直接のユーザ以外の人物であり、例えば、カラー画像
形成装置(代表的はカラー複写機)がコンビニエンスス
トアに設置されている場合において、該ストアの責任者
や、カラー画像形成装置が複数台設置されている事業所
において、それら複数台の画像形成装置を管理する責任
者等を挙げることができる。
【0011】前記判別手段は、様々のものが考えられ、
特殊原稿として定める原稿の画像状態等にもよるが、例
えば、パターンマッチングにより判別を行うもの、磁気
検出、色ヒストグラム、空間周波数パターン、形状認識
等によるものを例示できる。前記第2警告手段は、第3
者に警告を発する直接的手段として、カラー画像形成装
置に備えられたブザー、ライト(点滅ライト、特定の色
のライト等)、ディスプレイなどや、画像形成装置本体
に接続されて本体以外の場所に設置されたブザー、ライ
ト(点滅ライト、特定の色のライト等)、ディスプレイ
などを含むことができる。
【0012】また、本発明は前記課題を解決するため、
かかるカラー画像形成装置において、前記第1及び第2
の警告手段のうち少なくとも第2の警告手段による警告
動作を停止解除させることができる警告リセット手段が
設けられており、該警告リセット手段は、警告動作を停
止解除させるために特定の警告リセット操作を要するも
のであるカラー画像形成装置を提供する。
【0013】このカラー画像形成装置によると、前記第
2の警告手段が第3者に警告動作を開始すると、その警
告動作は、警告リセット手段によって、所定の警告リセ
ット操作を経なければ、停止解除されない。従って、第
3者への警告が行われると、その警告動作は、一般ユー
ザが操作パネル等において簡単には停止解除することが
できず、それだけ第3者への報知及び第3者による監視
を確実に行うことができる。
【0014】警告リセット操作としては、画像形成装
置の外装を形成しているカバーを開け、再び閉める操
作、かかるカバーを開けて装置内の見えにくい位置に
ある特別のリセットボタンを押す操作等、種々採用でき
る。このような警告リセット手段を設ける場合、前記警
告リセット手段による警告動作の停止解除処理のあと、
画像形成条件(各種モード、画像形成枚数等)の設定内
容を警告前のユーザ設定内容に戻す手段を設けてもよ
い。このような戻し手段を設けておくと、前記判別手段
が、そうでない原稿を特殊原稿であると誤って判別した
ときでも、再度のユーザによる設定の手間が省ける。
【0015】また、本発明は前記課題を解決するため、
本発明に係る先に掲げた前記カラー画像形成装置におい
て、前記判別手段が、原稿は特殊原稿であると判別する
と、所定の警告を用紙上に出力する手段を備えているカ
ラー画像形成装置も提供する。この場合の警告出力とし
ては、黒色の「無効」という文字の形成表示、画像の一
部又は全部の消去、画像の変形、画像の一部又は全部の
色変換等を例示できる。
【0016】このように、原稿が特殊原稿であるとき
に、用紙上への出力に際し、所定の警告出力を行うこと
で、特殊原稿を何に設定してあるかにもよるが、紙幣、
有価証券等の偽造、著作物の無断複製等を防止すること
ができ、また、本物とも容易に見分けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明にかかるカラー複写
機の概略構成を示す図である。このカラー複写機は、画
像読取部(イメージリーダ部)30と、画像記録部(プ
リンタ部)20とからなる。
【0018】画像読取部30では、原稿画像が読み取ら
れて電気信号が生成され、該電気信号に基づいてレーザ
ダイオード駆動用の画像データが生成される。すなわ
ち、原稿台ガラス31上に画像面を下向きに載置される
原稿は、まず、スキャナ32によって露光走査される。
スキャナ32は原稿画像を照明する露光ランプ321及
び原稿からの反射光を集光するロッドレンズアレー32
2、及び集光された光を電気信号に変換するCCDイメ
ージセンサ33を備えている。
【0019】画像反射光は、イメージセンサ33で、原
稿画像に対応する電気信号に光電変換される。次に、こ
の電気信号は、画像信号処理部34に入力されて所定の
処理を施され、レーザダイオード駆動用の画像データと
される。この画像データは、プリントヘッド制御部35
へ送られる。なお、スキャナ32は、走査時、パルスモ
ータ36の駆動力で図1中矢印方向に駆動される。
【0020】画像記録部20では、レーザ光Lによって
感光体ドラム4の表面に順次書き込まれる各色の静電潜
像を、対応する色のトナー(シアンC、マゼンタM、イ
エローY、ブラックBk)でおのおの現像し、これを、
転写ドラム10に巻付けられている用紙上に順次重ねて
転写した後、定着装置48により熱圧着して定着する。
なお、原稿が、後述するように、画像記録禁止対象等の
所定の特殊原稿であると判定された場合は、Bkトナー
用の静電潜像の形成時に於いて、原稿に対応する画像で
はなく、『無効』のフォントパターンが、レーザ光Lに
よって感光体ドラム4に書き込まれる。
【0021】感光体ドラム4上に静電潜像を形成する前
記レーザ光Lは、前記プリントヘッド制御部35により
制御されるレーザ装置21から出力される。このレーザ
光Lは、定速回転されている感光体ドラム4の表面に入
射されるとともに、該感光体ドラム4をその回転軸線方
向に走査するように、レーザ装置21内の光学系によっ
て導かれる。このような露光走査により、感光体ドラム
4の表面には、画像データに対応する静電潜像が形成さ
れる。なお、感光体ドラム4は、レーザ光Lの入射位置
の上流側で、先に帯電チャージャ41にて一様に帯電さ
れ、この帯電域にレーザ光Lが照射されて静電潜像が形
成される。
【0022】感光体ドラム4に形成された静電潜像は、
次に、現像装置6に設けられている現像器(シアントナ
ー用の現像器6C、マゼンタトナー用の現像器6M、イ
エロートナー用の現像器6Y、ブラックトナー用の現像
器6K)のいずれかにより現像されて可視化される。現
像器の選択は、後述する画像形成装置の電気回路におけ
る中央演算処理装置(CPU)からの指令で行われる。
また、選択された現像器を現像位置に設定するために現
像装置6を上下に移動することができ、その移動は、現
像装置駆動モータ61で行われる。
【0023】現像されて可視化されたトナー像は、次
に、転写ドラム10に巻付けられている用紙上に、転写
チャージャ14で転写される。ここで用紙は、用紙トレ
イ42、43、44のいずれか、或いは、両面複写や重
ね複写のために画像形成された用紙を一旦収納する中間
トレイ50から引き出されて、搬送ローラ群によってタ
イミングローラ対45まで搬送された後、所定のタイミ
ングで転写ドラム10に巻付け、保持される。転写ドラ
ム10への用紙の保持は、用紙吸着用チャージャ11に
より行われ、所定のトナー像転写後の用紙のドラム10
からの分離は、用紙分離用の除電チャージャ16、17
により行われ、このとき、分離爪18も用紙分離に寄与
する。
【0024】なお、感光体ドラム4及び転写ドラム10
は、ドラム駆動モータ22により同期して、図1中に示
す矢印方向にそれぞれ駆動される。こうして最大4色
(フルカラー時)のトナー像を転写された用紙は、次
に、転写ドラム10から分離されて、搬送ベルト47に
よって定着装置48へ搬送され、該定着装置48で熱圧
着による画像定着処理を施された後、機外の排紙トレイ
49へ排出され、又は中間トレイ50へ収納される。な
お、用紙を中間トレイ50へ収納する前に、反転装置5
1にてスイッチバックさせた場合は、次回の画像は用紙
の反対面側に形成される。また、搬送ローラ群、搬送ベ
ルト47等は、メインモータ41により駆動される。
【0025】この複写機の外装の手前側部分には、図1
に2点鎖線で示すように、開閉可能なフロントドアDR
が形成されており、その開閉状態はフロントドアセンサ
70によって検知される。また、この複写機は図2に示
す操作パネル8及び図1等に示すブザーBZも備えてい
る。
【0026】図3は図1に示す複写機の電気回路を示す
ブロック図である。図3に示すように、この複写機は複
写機全体の動作を制御する中央演算処理装置100(C
PU100)を備えている。このCPU100から、イ
メージリーダ部30及びプリンタ部20に対して、各々
指令が行われる。前記の操作パネル8はこのCPU10
0に接続されており、各種複写条件・設定内容について
は、この操作パネル8において設定され、図3の回路中
に示すメモリ制御部111を介して制御メモリ112に
格納される。
【0027】操作パネル8は、図2に示すように、表示
部81、テンキー82、プリントキー83、リセットキ
ー84等を備えている。表示部81は、タッチパネル型
液晶ディスプレイであり、そのディスプレイに表示され
る設定、選択ボタン等を押し、また、テンキー82で、
コピー枚数、設定値等を入力して、複写モードや編集モ
ード等を設定・入力できる。
【0028】プリントキー83は、コピー動作を開始す
る際に操作するキーである。リセットキー84はパネル
リセットキーであり、各種設定内容をリセットし、初期
設定に戻すためのキーである。前記のブザーBZは、図
3に示すように、CPU100に接続された入出力制御
部113に接続されており、通常、操作パネル8上のキ
ー操作時に受け付け音として、ブザー音を鳴らす。すな
わち、CPU100は、テンキー82、プリントキー8
3、パネルリセットキー84、タッチパネル81上のキ
ーのそれぞれの操作受付時に、入出力制御部113のI
Cを介してブザー動作を制御する。また、後述するよう
に、原稿が紙幣であるとき、連続ブザー音を鳴らす。
【0029】複写実行時の他の入出力制御や図示しない
他の中央演算処理装置(CPU)との通信制御は、入出
力制御部113のICを介して実行する。前記のフロン
トドアセンサ70(図1参照)も入出力制御部113に
接続されている。次に、図3、図4、図5等を参照して
図1に示す複写機の制御について説明する。
【0030】図4及び図5はCPU100の動作を示す
フローチャートである。図4及び図5に示すように、C
PU100は、プログラムがスタートすると、初期設定
を行い、操作パネル8の表示部81に図6に示す初期画
面を表示する(ステップS97、S98)。ユーザは
この画面上のキー操作により用紙サイズ、複写倍率、複
写濃度等を設定でき、また、テンキー82で複写枚数等
を設定できる。CPU100はこれらの条件設定を受け
付ける処理を行い、プリントキー83の操作によりコピ
ー動作を開始し(ステップS99、S100、S10
1)、操作パネル8の表示部81に図6中に示す「コピ
ー中」表示の画面を表示する(ステップS102)。
【0031】コピー動作開始ステップS101では、用
紙トレイ42〜44のいずれかから用紙を引き出して、
転写ドラム10に巻き付けてチャックすべき旨、及び、
レーザ装置21内のポリゴンミラーの回転を開始すべき
旨指令される。なお、フローチャートにおいて、「P
R」はプリンタ部20を意味している。なお、以下、フ
ローチャートの各ステップについては、「ステップ」の
文字は省略し、ステップ番号のみ示す。
【0032】次に、原稿が紙幣であるか否かを判別する
処理を行い、原稿が紙幣でないときは、通常のコピー動
作を実行する(S103、S104、S121)。判別
処理(S103)については、後ほど詳述する。ステッ
プS104で原稿が紙幣(本例での特殊原稿)であると
判別すると、操作パネル表示部81に図6中に示す画面
を表示し、ユーザに原稿が紙幣であることを警告し、
ブザーBZを鳴らし、プリンタ部20に指示して、「無
効」の文字を印字するように指示し、「無効」の文字を
黒色で印字した用紙を出力させる(S105〜S10
8)。「無効」の文字が印字された画像は、一件して本
物でないことが分かる。
【0033】複写枚数が1枚だけ設定されていたとき
は、装置を停止させ、ユーザによる当初の設定内容(制
御メモリー112における複写モード、複写枚数等)を
保持する(S109、S113、S114)。ここまで
は、画面上は、警告表示(図6の画面)のままであ
り、ブザーも鳴り続けている状態である。そのあと装置
のフロントドアDR(図1参照)が開かれて、これがセ
ンサ70で検出されるのを待って、操作パネル表示部8
1に図6中の画面を表示し、「ドアオープン」状態で
あることを表示するとともに、ブザーBZを停止させ
(S115〜S117)、再びドアDRが閉じられ、こ
れがセンサ70で検出されると、制御メモリ112に保
持されている内容を設定し、操作パネル表示部81に当
初の設定内容を表示する(S118、S119)。さら
にそのあと、プリントキー83の操作を待って(S12
0)、ステップS101へ戻る。
【0034】複写枚数が2枚以上設定されていたとき
は、2枚目の用紙については、「無効」の文字を印字し
て出力させ、そのあと、前記と同様に処理するが、3枚
目以降については、用紙トレイからの搬送を停止させる
(S109、S110〜S112)。2枚目の用紙につ
いては、これに「無効」の文字を印字して排出させるの
は、2枚目の用紙は、1枚目のコピー動作中にタイミン
グローラ対45まで搬送され、待機状態になっているの
で、その状態でコピー動作を終了してマシンストップす
ると、その用紙によってジャム(用紙詰まり)状態にな
ってしまうからである。
【0035】ステップS120において、プリントキー
83が押されると、再びコピー動作を開始するが、原稿
が紙幣である限り、通常のコピー動作はなく、再び操作
パネル表示部81に図6の画面が表示され、ブザーB
Zが連続的に鳴る。前回の判別処理で紙幣でない原稿を
誤って紙幣と判別していたときであって、次の判別で
は、紙幣ではないと正しく判別されときは、ステップS
119において復元されたユーザ設定条件で通常の複写
がなされる。これにより、ユーザが再び設定をし直す手
間が省ける。
【0036】原稿が紙幣であって、操作パネル表示部8
1に図6の画面が表示され、ブザーBZが連続的に鳴
り始めたとき、ユーザが操作パネル8上のリセットキー
84を操作しても、この警告状態をリセットすることは
できない。そして、通常、ユーザは警告リセットの方法
を知らないので、図6中の画面の警告表示に従って、
店員等の係員に連絡し、或いは係員が連続ブザー音を聞
いて、該係員が装置のフロントドアDRを開き、再び閉
めるという特定の警告リセット操作をしなければならな
い。従って、紙幣の複写に関して、それだけ係員等の第
3者にそのことが確実に報知されるとともに、係員等が
複写機をそれだけ確実に監視できる。
【0037】次に原稿が紙幣であるか否かの判別処理
(ステップS103)について、図7のフローチャート
及び図3を参照して説明する。紙幣判別処理では、先
ず、イメージリーダ部30において原稿の予備スキャン
を開始し(S61)、読み込んだ画像データは、色マス
キング部114で特定色(本例では紙幣の印鑑の色)の
みを抽出し、2値化部115で2値化して、ビットマッ
プメモリ116に格納する(S63)。
【0038】また、ROM110に予め格納されている
予備判別用の画像データ(リファレンスパターンデー
タ)(本例では紙幣の印鑑の環状パターン、図8参照)
を、パターン格納RAM117に転送する(S65)。
前記2つのデータを、パターンマッチング部118で比
較し(予備判別)、両者が一致するか否かを判別する
(S67)。
【0039】前記予備判別で両者が一致しない場合は
(S69;NO)、図4及び図5に示すルーチンへリタ
ーンし、ステップS104で原稿は紙幣でないと認識さ
れる。この場合は、前述のように通常の複写動作が実行
される。すなわち、イメージリーダ部30に対しては、
画像読取速度を通常の速度に設定すべき旨指令され、ま
た、プリンタ部20に対しては、プリント速度を通常の
速度に設定すべき旨指令され、複写が実行される(S1
21、図4)。
【0040】一方、前記予備判別で両者が一致した場合
は(S69;YES)、原稿は、紙幣である可能性が有
るため、本判別を実行する。本判別のためのスキャンが
開始されると(S70)、読み込まれた画像データが、
前記予備判別の場合と同様に処理されてビットマップメ
モリ116に格納される(S700)。本判別のための
スキャンはシアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各
色に関して順次行われる。
【0041】また、ROM110に予め格納されている
本判別用の画像データ(本例では紙幣の印鑑のパターン
であり、図8のP1〜P8のように、傾斜角度の異なる
8個のパターンが用意されている)が、順次パターン格
納RAM117に転送されて(S71)、ビットマップ
メモリ116内のパターンと順次比較される(S7
3)。
【0042】こうして、各色ごとに、図8のP1〜P8
に示す全方向のパターンマッチングを行う。いずれかの
段階で、パターンの一致が確認されると、図4及び図5
に示すルーチンへリターンし、ステップS104で原稿
が紙幣であると認識されるが、ビットマップメモリ11
6内のパターンが、前記P1〜P8のパターンのいずれ
とも一致しないまま、本判別が終了した場合は(S7
7;YES)、図4及び図5に示すルーチンへリターン
し、ステップS104で原稿が紙幣でないと認識され
る。
【0043】また、図4に示すフローチャートにおける
ステップ107で「無効」文字を黒色で印字する処理を
行うときは、CPU100からセレクタ120(図3参
照)に対して警告フォント切替え指令を出す。これに対
し、セレクタ120は、イメージリーダ部30において
読み込まれた画像データではなく、警告フォント発生部
119(図3参照)からの「無効」の画像データをプリ
ンタ部20へ送信する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
原稿画像を読み取って用紙上に出力するカラー画像形成
装置であって、例えば原稿が複写禁止されている原稿
(例えば紙幣、株券等の有価証券)のような所定の特殊
原稿であるときに、ユーザにその原稿の複写は禁止され
ている旨等の所定の警告を行えるとともに、第3者にも
ユーザによるそのような原稿の複写について警告でき、
第3者への報知及び第3者による監視が可能であるカラ
ー画像形成装置を提供することができる。
【0045】また、本発明によると、かかるカラー画像
形成装置において、第3者への警告が行われると、その
警告動作は、一般ユーザが操作パネル等において簡単に
は停止解除することができないカラー画像形成装置を提
供することができる。また、本発明によると、特殊原稿
について、用紙上に、それが本物でない旨等の警告を出
力できるカラー画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態であるカラー複写機の概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示す複写機における操作パネルの平面図
である。
【図3】図1に示す複写機の電気回路を示すブロック図
である。
【図4】図2に示す電気回路中の中央演算処理装置(C
PU)の動作を示すフローチャートの一部である。
【図5】図2に示す電気回路中の中央演算処理装置(C
PU)の動作を示すフローチャートの残部である。
【図6】操作パネルの表示部に現れる画面の幾つかの例
を示す図である。
【図7】図4における紙幣判別動作を示すフローチャー
トである。
【図8】紙幣判別処理におけるリファレンスパターンを
示す図である。
【符号の説明】
30 画像読取部(イメージリーダ部) 31 原稿台ガラス 32 スキャナ 33 CCDイメージセンサ 34 画像信号処理部 35 プリントヘッド制御部 36 パルスモータ 20 画像記録部(プリンタ部) 21 レーザ装置 L レーザ光 4 感光体ドラム 10 転写ドラム 41 帯電チャージャ 48 定着装置 6 現像装置 6C シアントナー用の現像器 6M マゼンタトナー用の現像器 6Y イエロートナー用の現像器 6K ブラックトナー用の現像器 61 現像装置駆動モータ 14 転写チャージャ 11 用紙吸着用チャージャ 16、17 用紙分離用の除電チャージャ 18 分離爪 22 ドラム駆動モータ 42、43、44 用紙トレイ 50 中間トレイ 45 タイミングローラ対 47 搬送ベルト 48 定着装置 49 排紙トレイ 31 反転装置 41 メインモータ DR フロントドア 70 フロントドアセンサ BZ ブザー(第2警告手段の一部) 8 操作パネル 81 表示部(第1警告手段の一部を兼ねている) 82 テンキー 83 プリントキー 84 リセットキー 100 中央演算処理装置(CPU) 110 ROM 111 メモリ制御部 112 制御メモリ 113 入出力制御部 114 色マスキング部 115 2値化部 116 ビットマップメモモリ 117 パターン格納RAM 118 パターンマッチング部 119 警告フォント発生部 120 セレクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取って用紙上に出力するカ
    ラー画像形成装置において、 読み取られた原稿画像に基づいて該原稿が所定の特殊原
    稿であるか否かを判別するための判別手段と、 該原稿が前記特殊原稿であるとの前記判別手段による判
    別に応答してユーザに対し所定の警告を行う第1警告手
    段と、 該原稿が前記特殊原稿であるとの前記判別手段による判
    別に応答して、原稿が特殊原稿である旨を第3者へ警告
    する第2警告手段とを備えていることを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の警告手段のうち少なく
    とも第2の警告手段による警告動作を停止解除させるこ
    とができる警告リセット手段が設けられており、該警告
    リセット手段は、警告動作を停止解除させるために特定
    の警告リセット操作を要するものである請求項1記載の
    カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記警告リセット手段による警告動作の停
    止解除処理のあと、画像形成条件設定内容を警告前のユ
    ーザ設定内容に戻す手段を備えている請求項2記載のカ
    ラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記判別手段が原稿は特殊原稿であると判
    別すると、所定の警告を用紙上に出力する手段を備えて
    いる請求項1記載のカラー画像形成装置。
JP9027032A 1997-02-10 1997-02-10 カラー画像形成装置 Withdrawn JPH10222033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9027032A JPH10222033A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9027032A JPH10222033A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10222033A true JPH10222033A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12209740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9027032A Withdrawn JPH10222033A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10222033A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101214500B1 (ko) * 2007-11-27 2012-12-24 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101214500B1 (ko) * 2007-11-27 2012-12-24 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06125459A (ja) 特殊原稿判別機能付き複写機
JPH07273981A (ja) 画像処理装置の偽造防止装置
JP4280460B2 (ja) 画像形成装置
JPH04156567A (ja) 画像形成装置
US20060126097A1 (en) Image processing apparatus
JP4433026B2 (ja) 用紙分別装置
JPH10222033A (ja) カラー画像形成装置
JPH06178066A (ja) 画像形成装置
JP2904492B2 (ja) 画像処理装置
JPH07143335A (ja) カラー複写機における複写禁止原稿複写防止装置及び方法
JP2994655B2 (ja) 画像処理装置
JPH0730748A (ja) 複写機
JP2859828B2 (ja) 記録装置
JPH03120561A (ja) 画像形成装置
JPH06105140A (ja) 画像形成装置
JP3359337B2 (ja) 管理システムおよびホストコンピュータおよび異常通知方法
US6038040A (en) Image forming apparatus with improved operability
JP3554006B2 (ja) 管理システムおよびホストコンピュータおよび異常通知方法
JP3545897B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH01285978A (ja) 画像処理装置
JP2003150010A (ja) 画像形成装置
US8094328B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the same
JPH07336526A (ja) 複写機
JPH07143334A (ja) カラー複写機における複写禁止原稿検出装置
JPH04248575A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511