JPH10221579A - 光ファイバ心線の落し込み装置 - Google Patents

光ファイバ心線の落し込み装置

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Publication number
JPH10221579A
JPH10221579A JP9037018A JP3701897A JPH10221579A JP H10221579 A JPH10221579 A JP H10221579A JP 9037018 A JP9037018 A JP 9037018A JP 3701897 A JP3701897 A JP 3701897A JP H10221579 A JPH10221579 A JP H10221579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid pressure
groove
optical fiber
speed
pitch
Prior art date
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Pending
Application number
JP9037018A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP9037018A priority Critical patent/JPH10221579A/ja
Publication of JPH10221579A publication Critical patent/JPH10221579A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向巻きのつるまき線状溝を持つ溝付き線
条体に光ファイバ心線を落とし込むときのピッチ変動に
対処して引取速度を簡単正確に調整する。 【解決手段】 ピッチpの一方向巻きのつるまき線状溝
2を有する溝付き線条体1を回転速度Nで回転させなが
ら、引取速度V=pNをもって走行させ、前記溝2の中
に光ファイバ心線5を落とし込むときに、この溝2のピ
ッチの変動が生じた場合に引取速度Vを調整するように
した光ファイバ心線の落し込み装置であって、主駆動軸
16によって駆動される流体圧ポンプ10と、引取装置
6の引取作用を駆動する可変速流体圧モータ11を直列
に連結し、この間に調整用流体圧ポンプ12を並列に挿
入した閉じた流体圧回路13を形成してなる光ファイバ
心線の落し込み装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバ心線
の落し込み装置、特に一方向巻きのつるまき線状溝を有
する線条体に、流体圧回路を用いて流体圧ポンプによっ
て調整しながら光ファイバ心線を落とし込む装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】わが国においては光ファイバケーブルと
して一つの典型的な形式が推奨され広く実用されてい
る。これはSZ溝付き線条体またはつるまき線状溝付き
線条体の溝の中に所望数の光ファイバ心線を落とし込
み、これに押さえ巻きを施し、その上から外部被覆を押
出形成したものである。
【0003】このうち一方向巻きのつるまき線状溝の中
に光ファイバ心線を落とし込む技術は、溝付き線条体1
を溝2の巻き方向と同方向に回転速度Nで回転させなが
ら、このつるまき線のピッチをpとするとき、引取速度
V=pNをもって引き取る装置によっておこなわれる。
この装置において送出しの際のねじれなどによってピッ
チpに変動が生じた場合は、通常、引取速度Vを増減す
ることによって調整するのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既に所定の速度で回転
しつつある引取装置の引取速度を正確に増減調整するた
めにもっとも普通に使用される要素はもちろん差動歯車
装置であるが、この差動歯車装置は価格が高い難点があ
り、入力軸の回転数と出力軸とのそれとの差を、走行す
る溝付き線条体からの溝のねじれ信号によって直接制御
することができない欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、その解決のため
に請求項1の発明がとる手段は、ピッチpの一方向巻き
のつるまき線状溝を有する溝付き線条体を回転速度Nで
回転させながら、引取速度V=pNをもって走行させ、
前記溝(2)の中に光ファイバ心線を落とし込むとき
に、前記溝のピッチの変動が生じた場合に引取速度Vを
調整するようにした光ファイバ心線の落し込み装置であ
って、主駆動軸によって駆動される流体圧ポンプと、引
取装置の引取作用を駆動する可変速流体圧モータを直列
に連結し、この間に調整用流体圧ポンプを並列に挿入し
た閉じた流体圧回路を形成して成り、前記溝のピッチ変
動に応じた回転数をもって前記調整用流体圧ポンプを駆
動し、これにより前記可変速流体圧モータの回転速度を
増減するようにしたことを特徴とする光ファイバ心線の
落し込み装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施例装置を
示すものであるが、この装置の各要素を説明すれば、符
号3は溝付き線条体1を回転しながら送り出す送出装
置、同8は溝2のねじれを検出する検出手段、同4は光
ファイバ心線5が溝2の中に落とし込まれる位置に配設
される集合ダイス、同6は送出装置3と同一の回転速度
Nで回転されながら速度Vでケーブルを引き取る引取装
置、同7は同じく回転速度Nで回転する巻取装置であ
る。
【0007】送出装置3,引取装置6および巻取装置7
は、主原動機9によって回転駆動される共通の駆動軸1
6によってそれぞれ等しい回転数Nで回転されている。
【0008】駆動軸16から変速機18を介して流体圧
ポンプ10が駆動され、一方引取装置6の引取駆動は可
変速流体圧モータ11によって駆動軸61からなされ
る。流体圧ポンプ10の駆動軸と駆動軸61はそれぞれ
回転数検知手段15A,15Bによってそれぞれの回転
数を知ることができる。
【0009】上述した流体圧ポンプ10と可変速流体圧
モータ11とは流体圧管路によって直列に接続連結さ
れ、この間に調整用流体圧ポンプ12が並列に挿入され
た閉じた流体圧回路13が構成される。調整用流体圧ポ
ンプ12はモータ14によって回転駆動されるが、この
モータ14の回転数がゼロ、つまり調整用流体圧ポンプ
12が作用しないときは、上述した流体圧ポンプ10と
可変速流体圧モータ11とは互いに同じ回転数となるよ
うにあらかじめ設定される。
【0010】溝2のねじれを検出する検出手段8からは
中央演算処理装置17に信号が送られ、また回転数検知
手段15A,15Bからも同じくこの中央演算処理装置
17に検知信号が送られる。
【0011】この光ファイバ心線の落し込み装置の運転
開始に際しては2つの回転数検知手段15A,15Bに
よって知られる回転数が等しいことが確認される。
【0012】溝2にねじれ等の理由によってたとえばピ
ッチが増大するようなピッチ変動が起こった場合は、そ
の変動の大きさは直ちに中央演算処理装置17に送ら
れ、所要の指令がここから発せられて調整用モータ14
が所要の回転数をもって回転する。
【0013】こうすると調整用流体圧ポンプ12が回転
して上述した閉じた流体圧回路13の内部の流体圧が上
昇し、可変速流体圧モータ11の回転数が増大し、駆動
軸61を経て引取装置6の引取速度が大きくなるわけで
ある。
【0014】また溝2のピッチが小さくなるような変動
の場合は、閉じた回路13から調整用流体圧ポンプ12
内に作動流体を引き込んで回路全体の流体圧を低下さ
せ、これによって引取装置6の引取速度を低下させる調
整をおこなうわけである。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、引取速度の変化調整
が流体圧によっておこなわれるため、作動が静粛であっ
て、高価差動歯車装置を使用しなくても引取速度の調整
が正確に、かつ低コストに可能となり、優れた光ファイ
バケーブルを製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 溝付き線条体 2 溝 3 送出装置 4 集合ダイス 5 光ファイバ心線 6 引取装置 7 巻取装置 8 ピッチ変動検出手段 9 主原動機 10 流体圧ポンプ 11 可変速流体圧モータ 12 調整用流体圧ポンプ 13 流体圧回路 14 調整用モータ 15A,15B 回転数検知手段 16 主駆動軸 17 中央演算処理装置 18 変速機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチ(p)の一方向巻きのつるまき線
    状溝(2)を有する溝付き線条体(1)を回転速度Nで
    回転させながら、引取速度V=pNをもって走行させ、
    前記溝(2)の中に光ファイバ心線(5)を落とし込む
    ときに、前記溝(2)のピッチの変動が生じた場合に引
    取速度Vを調整するようにした光ファイバ心線の落し込
    み装置であって、主駆動軸(16)によって駆動される
    流体圧ポンプ(10)と、引取装置(6)の引取作用を
    駆動する可変速流体圧モータ(11)を直列に連結し、
    この間に調整用流体圧ポンプ(12)を並列に挿入した
    閉じた流体圧回路(13)を形成して成り、前記溝
    (2)のピッチ変動に応じた回転数をもって前記調整用
    流体圧ポンプ(12)を駆動し、これにより前記可変速
    流体圧モータ(11)の回転速度を増減するようにした
    ことを特徴とする光ファイバ心線の落し込み装置。
JP9037018A 1997-02-05 1997-02-05 光ファイバ心線の落し込み装置 Pending JPH10221579A (ja)

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JP9037018A JPH10221579A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 光ファイバ心線の落し込み装置

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JPH10221579A true JPH10221579A (ja) 1998-08-21

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ID=12485931

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JP9037018A Pending JPH10221579A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 光ファイバ心線の落し込み装置

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JP (1) JPH10221579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100357855B1 (ko) * 2000-12-14 2002-10-25 삼성전자 주식회사 광섬유 코팅 시스템을 위한 광섬유 자동 삽입 장치

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KR100357855B1 (ko) * 2000-12-14 2002-10-25 삼성전자 주식회사 광섬유 코팅 시스템을 위한 광섬유 자동 삽입 장치

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