JPH10221518A - カラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ

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JPH10221518A
JPH10221518A JP4464497A JP4464497A JPH10221518A JP H10221518 A JPH10221518 A JP H10221518A JP 4464497 A JP4464497 A JP 4464497A JP 4464497 A JP4464497 A JP 4464497A JP H10221518 A JPH10221518 A JP H10221518A
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JP
Japan
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color filter
pixel
layer
colored
photosensitive
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JP4464497A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Masuda
増田  敏幸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度のカラーフィルタの製造に有利な感光
性着色樹脂シートを用いて、かつ高速の感光性着色樹脂
シートの重ね合わせ操作を可能にし、これにより、高精
度のカラーフィルタを高速に製造することのできる手段
を提供する。 【解決手段】 透明基板の上に、微小の間隙を介して縦
横両方向に整然と展開配列された多数の微小な矩形の着
色画素層から構成される矩形のカラーフィルタ層が積層
されてなるカラーフィルタであって、そのカラーフィル
タ層の少なくとも一つ辺に沿って配列されている着色画
素層の当該カラーフィルタ層の辺に沿った辺の少なくと
も一方の角の部分が面取りされていることを特徴とする
カラーフィルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタに
関し、特に液晶表示装置に装着してカラー画像を表示す
る場合に有利に用いられるカラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置を用いてカラー画像を表示
するためには通常、液晶表示装置を構成する2枚の透明
基板の一方の面にカラーフィルタを配置する。このカラ
ーフィルタは、透明基板の上に、微小の間隙を介して縦
横両方向に整然と展開配列された多数の微小な矩形の着
色画素層からなる矩形のカラーフィルタ層が積層された
構成を有するものである。多数の着色画素層は通常、そ
れぞれ、R(レッド)、G(グリーン)、そしてB(ブ
ルー)の三色うちのいずれかの色に着色されていて、そ
のRGBのそれぞれの着色樹脂層が一定のパターンで組
み合わされてカラーフィルタ層を構成している。
【0003】カラーフィルタの製造方法としては各種の
方法が知られているが、最近では、感光性着色樹脂シー
トを用いる方法が、精度の良いカラーフィルタを簡便に
製造することができるなどの理由で注目を浴びている。
この感光性着色樹脂シートを用いる方法では、まずそれ
ぞれ所定の色の着色材(顔料あるいは染料)と感光性樹
脂とからなる感光性着色樹脂シートの所定の枚数(通常
はR、G、Bの三枚)を製造する。なお、この感光性着
色樹脂シートは、通常は可撓性のフィルム状支持体の上
に形成される。次に、この感光性着色樹脂シートの一枚
を、透明な矩形の基板(ガラス板など)の上に貼り、そ
の状態で、画素パターン部分が開口されたシート状のフ
ォトマスクを介して感光性着色樹脂シート表面に光を照
射させて着色樹脂シートをパターン状に露光させ、その
後、現像することによって、その着色樹脂シートの色に
着色された画素パターンを形成させる。次いで、その画
素パターンが形成された基板表面上に、別の色に着色さ
れている感光性着色樹脂シートを重ね合わせ、同様にし
て、その着色樹脂シートの色に着色された画素パターン
を形成させる。最後に、残りの感光性着色樹脂シートを
用い、同様にして、その着色樹脂シートの色に着色させ
た画素パターンを形成させる。尚、近年では、RGBの
三色の着色画素の間の色分離を向上させるために、各画
素の間に間隙を形成させ、その間隙の領域に感光性黒色
樹脂シートを用いて同様な方法で黒色樹脂層(いわゆる
ブラックマスク)を埋め込むことが一般的に行なわれて
いる。
【0004】カラーフィルタの需要は近年に至って、ま
すます高くなり、またそれに伴い、カラーフィルタの性
能の向上と低価格化が要求されている。すなわち、高精
度のカラーフィルタを低廉のコストで製造する必要性が
高くなっている。上記の感光性着色樹脂シートを用いる
カラーフィルタの製造方法は、高精度のカラーフィルタ
の製造に有利であるが、透明基板の上に非常に薄膜の感
光性着色樹脂シートを高精度に配置する(貼りつける、
あるいはラミネートする)操作を繰り返し行なう必要が
あるため、その操作の高速化が容易ではないという問題
がある。特に、第一番目の画素パターンが一旦形成され
た後に、次の感光性着色樹脂シートを重ね合わせる際
に、隣接する画素(着色画素層)間の間隙に空気が残留
しやすいという問題がある。すなわち、感光性着色樹脂
パターンは、第一番目の画素パターンが形成された透明
基板表面の一方の側の辺から他の側の辺へと、透明基板
上の空気を追い出しながら重ね合わせる(ラミネートす
る)方法が採られるが、その重ね合わせを高速に行なう
と、透明基板上の空気、特に画素間に存在していた空気
が充分に追い出されずに、画素間に残留しやすくなる。
そして、そのような空気が残留している領域では当然、
所定の画素が形成されなくなるため、画素欠陥部分の発
生(いわゆる白抜け)が起こることになって、カラーフ
ィルタの精度の低下になる。この画素間の空気の残留
は、その画素間の間隙が小さくなるほど発生しやすく、
従って、特にブラックマトリックスを形成させる場合
に、空気の残留に起因する白抜けが特に発生しやくな
る。また、近年液晶表示画面の高精細化が進み、一定の
面積の領域に形成すべき画素の数が増加しているため、
画素間の間隙を更に狭くする必要がでてきている。そし
て、このような画素間の領域(すなわち、隣接する着色
画素層の間の間隙)が狭くなることによって、上記のよ
うに、感光性着色樹脂シートの重ね合わせの際の画素間
の空気の残留が更に発生しやすくなる傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高精度のカ
ラーフィルタの製造に有利な感光性着色樹脂シートを用
いて、かつ高速の感光性着色樹脂シートの重ね合わせ操
作を可能にし、これにより、高精度のカラーフィルタを
高速に製造することのできる手段を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明基板の上
に、微小の間隙を介して縦横両方向に整然と展開配列さ
れた多数の微小な矩形の着色画素層から構成される矩形
のカラーフィルタ層が積層されてなるカラーフィルタで
あって、そのカラーフィルタ層の少なくとも一つ辺に沿
って配列されている着色画素層の当該カラーフィルタ層
の辺に沿った辺の少なくとも一方の角(隅)の部分が面
取りされていることを特徴とするカラーフィルタにあ
る。但し、本発明における矩形の着色画素層の「矩形」
とは、後述するようにTFT−LCD(Thin Film Tran
sistor−Liquid Crystal Display)に使用される着色画
素層のように矩形の4角の1個に切欠き部を有するもの
も含む。次に、本発明のカラーフィルタの好ましい構成
を示す。 (1)着色画素層の面取りが、当該カラーフィルタ層の
辺に沿った辺の両側角部にて施されている上記のカラー
フィルタ。 (2)着色画素層の面取りが、その四つの角部の全てに
施されている上記のカラーフィルタ。 (3)カラーフィルタ層の着色画素層の面取りが、当該
カラーフィルタ着色画素層を構成する着色画素層の全て
に施されている上記のカラーフィルタ。 (4)着色画素層の間に介在する微小の間隙に黒色樹脂
層が埋められてなる上記のカラーフィルタ。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のカラーフィルタの構成
と、そのカラーフィルタの製造方法について、次に詳し
く説明する。本発明のカラーフィルタの代表的構成例の
平面模式図を図1に、その部分拡大図を図2に示す。図
1には、矩形状の透明基板11の表面に、微小の間隙を
介して縦横両方向に整然と展開配列された多数の微小な
矩形の赤、緑、青の着色画素層(画素)から構成される
矩形のカラーフィルタ層20a及び20bが形成された
カラーフィルタが示されている。カラーフィルタ層20
a及び20bを有するカラーフィルタ1への、ブラック
マトリックス形成用の黒色樹脂シートの重ね合わせ(一
般にラミネート)は、透明支持体の辺10a側から行わ
れる。そして、その辺10aに最も近い、カラーフィル
タ層20aの一辺21aに沿って配列されている矩形状
の着色画素層の列を構成する各画素層の外側(辺10a
側)の両側の二個の角(隅)が面取りされている。さら
に、カラーフィルタ層20aと間隔をおいて続いて配置
されたカラーフィルタ層20bのカラーフィルタ層20
aに近い辺21bに沿って配列されている矩形状の着色
画素層の列における、各画素層の外側の両側の二個の角
も面取りされている。画素シートは、カラーフィルタ層
20a及び20bのいずれか1個のみ有するものでも良
いし、3個以上有するものでも良い。いずれの場合も、
カラーフィルタ層毎に上記のように画素層が形成され
る。また、形成する画素層は、赤、緑、青の内1種でも
良いし、2種以上でも良い。
【0008】図2に、透明支持体の両辺付近および中央
部付近の拡大図を示す。矩形状の透明支持体11の表面
に、カラーフィルタ層20a及びカラーフィルタ層20
bが設けられ、カラーフィルタが構成されている。各カ
ラーフィルタ層20a、20bを形成する矩形状の各微
小着色画素層は、互いに隙間領域11Nを介して配置さ
れている。カラーフィルタ層20aにおける赤、緑、青
の着色画素層(画素;順に12R、12G、12B)の
列が、ブラックマトリックス形成用の黒色樹脂シートの
重ね合わせ(一般にラミネート)を開始する側(空気の
流れが起こる入口側)の透明支持体の辺10の最も近い
画素の列で、カラーフィルタ層20aの一辺21a(図
1参照)に沿って配列されている。この画素列の各画素
は、外側(辺10側)の二個の角が面取りされている。
次の画素列(13R、13G、13B)以降、最後列の
一つ前の画素列(18R、18G、18B)まで、及び
最後列の画素列(19R、19G、19B)の各画素
は、面取りされておらず、通常の矩形状である。カラー
フィルタ層20aに間隔をおいて配置されたカラーフィ
ルタ層20bも同様で、赤、緑、青の画素(順に22
R、22G、22B)の列が、ブラックマトリックス形
成用の黒色樹脂シートの重ね合わせ(一般にラミネー
ト)を開始する側(空気の流れが起こる入口側)の画素
で、カラーフィルタ層20bの一辺21b(図1参照)
に沿って配置されている。この画素列の各画素は、外側
(カラーフィルタ層20a側)の二個の角が面取りされ
ている。次の画素列(23R、23G、23B)以降、
最後列の一つ前の画素列(28R、28G、28B)ま
で、及び辺10b側の最後列の画素列(29R、29
G、29B)の各画素は、面取りされておらず、通常の
矩形状である。
【0009】図1では、上記のように、カラーフィルタ
層20a及び20bにおいて、各カラーフィルタ層の先
頭の画素列(ラミネートを開始する側、即ち入口側の画
素列)の外側の二個の角が面取りされているが、他の画
素は面取りされていない通常の矩形状である。これらの
他の画素を面取りすると画素が小さくなり、表示領域が
狭くなり好ましくないが、画素欠陥部分の発生を防止す
る上では有利である。また、上記先頭の画素列、(12
R、12G、12B;22R、22G、22B)の両端
の画素の、外側の角は面取りされていなくても良い。ま
た、各画素の面取りは一方の角のみ行なわれていても良
い。
【0010】カラーフィルタを作製する際は、画素間の
隙間に遮光性画像(ブラックマトリックス)が形成され
るが、その画素間の隙間の幅h1 及びh2 は、画素を大
きく、表示領域を大きくする上では、小さい方が好まし
い。一般に、幅h1 及びh2共10〜50μmであり、
本発明では2〜10μmでもブラックマトリックスの形
成可能である。上記各カラーフィルタ層の先頭の画素列
の外側の二個の角を面取りすることにより、黒色樹脂シ
ートを重ね合わせる際に発生する空気の流れが、画素間
の間隙を通りやすくなり、気泡の発生が抑制される。赤
の画素を形成後、緑の画素形成用シートを重ね合わせる
際も、また赤、緑の画素を形成後、青の画素形成用シー
トを重ね合わせる際も、当然同様の効果を得ることがで
きる。また、上記のように支持体上に複数のカラーフィ
ルタ層を形成する場合は、カラーフィルタ層(画素群)
間が切断等の後処理のため、ある程度空間があることか
ら、ラミネートの際ここで空気の流れが生じるため、各
カラーフィルタ層の先頭の画素列には上記のような面取
りを行なう必要がある。
【0011】本発明の画素シートの構成の別の代表例の
平面模式図を図3に、その部分拡大を図4に示す。図3
は、矩形状の透明支持体31の表面に、微小の間隙を介
して縦横両方向に整然と展開配列された多数の微小な矩
形の赤、緑、青の着色画素層から構成される矩形のカラ
ーフィルタ層40a及び40bが形成されたカラーフィ
ルタが示されている。カラーフィルタ層40a及び40
bは、それぞれほぼ矩形状に形成されている。カラーフ
ィルタ層40a及び40bを有するカラーフィルタ3へ
のブラックマトリックス形成用の黒色樹脂シートの重ね
合わせ(一般にラミネート)は、透明支持体の辺30a
の側から開始される。この辺30aに最も近いカラーフ
ィルタ層40aの一辺41aに沿って配列されている矩
形状の着色画素層の列を構成する各画素の外側(辺30
a側)の二個の角が面取りされている。また、カラーフ
ィルタ層40aの最後の列の辺41bに沿って配列され
ている一列の矩形状の着色画素層の各画素の外側(辺3
0a側)の二個の角も面取りされている。更に、カラー
フィルタ層40aと間隔を置いて続いて配置されたカラ
ーフィルタ層40bのカラーフィルタ層40aに近い辺
51aに沿って配列されている矩形状の画素の列を構成
する各画素の外側(辺30a側)の二個の角が面取りさ
れている。また黒色樹脂シートを重ね合わせを終了する
側の透明支持体の辺30bの最も近傍に、並列に配置さ
れている(画素群40bの辺51bに沿って配置されて
いる)矩形状の着色画素層の列を構成する各画素の辺3
0b側の二個の角も面取りされている。
【0012】図4に、透明支持体の辺30aと30b付
近、および中央部付近の拡大図を示す。矩形状の透明支
持体31の表面に、カラーフィルタ層40a及びカラー
フィルタ層40bが設けられ、カラーフィルタが構成さ
れている。各カラーフィルタが40a、40bを形成す
る矩形状の各微小着色画素層は、互いに隙間領域31N
を介して配置されている。カラーフィルタ層40aにお
ける赤、緑、青の着色画素層(画素;順に32R、32
G、32B)の列が、ブラックマトリックス形成用の黒
色樹脂シートの重ね合わせ(一般にラミネート)を開始
する側(空気の流れが起こる入口側)の透明支持体の辺
30aに最も近い画素の列で、カラーフィルタ層40a
の一辺41a(図3参照)に沿って配置されている。こ
の画素列の各画素は、外側(辺30a側)の二個の角が
面取りされている。次の画素列(33R、33G、33
B)以降、最後列の一つ前の画素列(38R、38G、
38B)まで、面取りされておらず、通常の矩形状であ
る。そして最後列の画素列(39R、39G、39B)
の各画素は、外側(辺30b側)の二個の角が面取りさ
れている。この画素列は、カラーフィルタ層40aの一
辺41b(図3参照)に沿って配置されているものであ
る。カラーフィルタ層40bに間隔をおいて配置された
カラーフィルタ層40bも同様で、赤、緑、青の着色画
素層(画素;順に42R、42G、42B)の列が、ブ
ラックマトリックス形成用の黒色樹脂シートの重ね合わ
せ(一般にラミネート)を開始する側(空気の流れが起
こる入口側)の画素の列で、画素群40bの一辺51a
に沿って配置されているものである。この画素列の各画
素は、外側(画素群30a側)の二個の角が面取りされ
ている。次の画素列(43R、43G、43B)以降、
最後列の一つ前の画素列(48R、48G、48B)ま
で、面取りされておらず、通常の矩形状である。そして
最後列の画素列(49R、49G、49B)の各画素
は、外側(辺30b側)の二個の角が面取りされてい
る。この画素列は、カラーフィルタ層40bの一辺51
b(図3参照)に沿って配置されているものである。こ
のように、カラーフィルタ層の最前列と最後列の画素に
面取りを行なうことにとにより、前記黒色樹脂シートを
重ね合わせる際に発生する空気の流れが、画素間の間隙
を、最前列のみの面取りの場合に比べてさらに通りやす
くなり、気泡の発生が顕著に抑制される。また、画素の
面取りは、四つの角全てに行なわれていてもよい。画素
間の隙間の幅h3 及びh4 の範囲は、上記h1 及びh2
と同じである。
【0013】上記面取りされた着色画素層(画素)の形
状(主にSTN(Super teisted nematic) −LCD用)
の例を図5に示す。(イ)には、角が直線状にカットさ
れた(即ち、C面取りされた)画素形状が示されてい
る。(イ)の変形として上部が三角形である画素形状
が、(ロ)に示されている。(ハ)には、角が円弧状に
カットされた(即ち、R面取りされた)画素形状が示さ
れている。(ハ)の変形として上部全体が円弧状とされ
た画素形状が、(ニ)に示されている。上記の形状以外
でも、空気の流通が良くなる形状であればどのように面
取りされていても良く、例えば、上記の面取りを組み合
わせた形状でも良い。また面取り画素の4個の角全てに
行なっても良いし、画素群を構成する画素全てに面取り
が施されていても良い。また、(ホ)に示すように片側
のみ面取りされていていも良い。本発明では(イ)の形
状が好ましい。その際、カット部分の高さa、bは、そ
れぞれ5μm以上(好ましくは5〜20μm)の範囲が
好ましい。また着色画素層(画素)の形状は、幅Wが5
0〜200μmの範囲、高さHが150〜500μmの
範囲が一般的である。また、画素が1個のカラーフィル
タ層の端から端まで切れ目のない1本の帯状の場合もあ
り、この場合は画素の少なくともラミネートを開始する
角を面取りする。
【0014】上記着色画素層(画素)の厚さは、一般に
2μm程度である。感光性樹脂シートを貼り合わせる際
に、空気の流れが発生するのは、画素が厚みを有するた
めであり、画素間の隙間が狭くなるほど、空気の逃げ場
がなくなり、気泡が発生し易くなる。画素間隙が5μm
程度であっても、画素群(20a,20b等)全域に気
泡が発生することは少なく、急な段差のある画素群の入
口(12R、12G、12B等)あるいは出口(19
R、19G、19B等)、特に入口に発生する。従っ
て、上記図2及び4に示したように、本発明の面取りさ
れた画素を配置することにより、ラミネートの際の気泡
の発生を有効に防止することができる。
【0015】カラーフィルタの着色画素層の形状は、T
FT−LCDに使用される場合、矩形の4角の1個に切
欠き部があり(即ち角の1個が矩形状に除去されてお
り)、本発明ではこのような形状も「矩形」に含むもの
とする。対向基板の、この切欠き部に対応する位置には
TFTが形成されている。このTFTを遮蔽するために
通常切欠き部が設けられる。TFT−LCDに使用され
るカラーフィルタの着色画素層の形状の例を、図6に示
す。図6の(a)及び(b)に、面取りされていない通
常の着色画素層の形状の例を示す。ラミネートを開始す
る側の角が面取りされた形状を、図6の(c)及び
(d)に示す。図6の(d)の場合、更に面取りされて
(e)あるいは(f)に示す形状が気泡の発生を防止す
る上で好ましい。図6に示した面取りの形状は、図5に
示したのと同様に適宜変更することができる。
【0016】上記カラーフィルタ上の画素間隙に、この
間隙を埋めるように黒色樹脂層(ブラックマトリック
ス)を形成して、ブラックマトリックス付きカラーフィ
ルタを得ることができる。上記ブラックマトリックス付
きカラーフィルタの製造方法ついて説明する。ブラック
マトリックス付きカラーフィルタの製造方法は、例えば
下記のように行なうことができる。 (1)矩形状の透明支持体の表面に、赤、緑、青の矩形
状の微小着色画素層からなり、かつ互いに隙間領域を介
して位置するカラーフィルタ層(画素群)を形成してカ
ラーフィルタを作製する工程。
【0017】即ち、上記カラーフィルタは、一般に、下
記のように製造される。 仮支持体上に感光性着色樹脂層が設けられた感光性シ
ートの該感光性着色樹脂層を、加熱しながら透明基板の
表面に重ね合わせる工程、 仮支持体を積層体より剥離する工程、 感光性着色樹脂層をパターン状(本発明の特定の形状
の画素群を形成するように)露光する工程、 感光性着色樹脂層を現像して微小着色画素層を形成す
る工程、 着色画素層を有する透明基板を加熱処理する工程、そ
して 上記〜の工程を必要な着色画素の色の数だけ繰り
返す。
【0018】上記の微小の着色画素層(画素)は、一般
に上記のように形成されるが、各画素の感光性着色樹脂
層の形成を転写シートを使用せず、画素の形成用の感光
性樹脂塗布液を塗布乾燥して形成しても良い。また、着
色画素層(画素)は、全て同じ色でも良く、それぞれ互
いに異なる着色を持つ二種でも良く、四種以上でも良
い。また赤、緑、青の三種の画素を配置する場合は、前
記ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画
素配置型等どのような配置であっても良い。上記透明支
持体は、表面に酸化珪素皮膜を有するソーダガラス板、
低膨張ガラス板、ノンアルカリガラス板、石英ガラス板
等の公知のガラス板あるいはプラスチックフィルムが用
いられる。
【0019】(2)黒色着色剤と感光性樹脂組成物とか
らなる感光性黒色樹脂層を有する黒色樹脂シート(ブラ
ックマトリックス形成用シート)を、カラーフィルター
上に、画素シートの面取りされた微小着色画素層を有す
る側(例、図1及び図2の10aの側)から反対側に向
かって密着させることにより重ね合わせて、その感光性
黒色樹脂層をカラーフィルタ表面上に転写させ、画素シ
ートの各画素の上面、そして各画素間の隙間領域を感光
性黒色樹脂層で被覆する工程。
【0020】(3)感光性黒色樹脂層が設けられたカラ
ーフィルタに透明支持体の下面(画素を有しない面)側
より光を照射(背面露光)することにより各画素間の隙
間領域の感光性黒色樹脂層を硬化させる工程。上記露光
は、一般に紫外線(UV)により行なわれるが、感光性
黒色樹脂層の感光性に応じて光の種類は適宜選択され
る。
【0021】(4)光照射された感光性黒色樹脂層を有
する画素シートに現像液を接触させて、各画素の上面の
黒色樹脂層を除去することにより画像シートを得る工
程。更に、一般に画像シートを加熱することにより、各
画素間の黒色樹脂層の未硬化部分を硬化させる工程が行
なわれ、ブラックマトリックス付きカラーフィルタが得
られる。すなわち、上記光硬化しただけでは硬化が不充
分であり、その耐薬品性は満足できるものではない。従
って、熱により(一般に120〜250℃で、10〜3
00分間)、未硬化部分を硬化させることが好ましい。
【0022】本発明のカラーフィルタの作製に使用され
る上記画素形成用の感光性着色樹脂シート及びブラック
マトリックス形成用の感光性着色樹脂シート(一般に、
仮支持体上に少なくとも感光性着色樹脂組成物の層を設
けた感光性転写材料)は、仮支持体上に、アルカリ可溶
性熱可塑性樹脂、酸素遮断層及び感光性着色樹脂層の順
に積層された感光性転写材料であることが好ましい。酸
素遮断層は、着色した感光性樹脂を光透過性シート状支
持体に密着した後、仮支持体を剥離し、パターン露光す
る際に着色した感光性樹脂中での光硬化反応を阻害する
空気からの酸素の拡散を防止するためと、三層を積層す
る際、熱可塑性樹脂層と感光性樹脂層が混じり合わない
ようにするために設けられる。また、アルカリ可溶性熱
可塑性樹脂は、特に転写時の気泡混入を防止するために
設けられる。
【0023】上記感光性転写材料の仮支持体としては、
アルカリ可溶性熱可塑性樹脂層と良好な剥離性を有し、
化学的および熱的に安定であって、また可撓性の物質で
構成されることが好ましい。具体的にはテフロン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の薄いシートもしくはこれらの
積層物が好ましい。良好な剥離性を得るためには、グロ
ー放電等の表面処理はせず、またゼラチン等の下塗も設
けないのが一般的である。仮支持体の厚みは5〜300
μmが適当であり、特に20〜150μmが好ましい。
【0024】アルカリ可溶性熱可塑性樹脂を構成する樹
脂は、実質的な軟化点が80℃以下であることが好まし
い。軟化点が80℃以下のアルカリ可溶性の熱可塑性樹
脂としては、エチレンとアクリル酸エステル共重合体の
ケン化物、スチレンと(メタ)アクリル酸エステル共重
合体のケン化物、ビニルトルエンと(メタ)アクリル酸
エステル共重合体のケン化物、ポリ(メタ)アクリル酸
エステル、及び(メタ)アクリル酸ブチルと酢酸ビニル
等の(メタ)アクリル酸エステル共重合体などのケン化
物、から少なくとも1つ選ばれるのが好ましいが、さら
に「プラスチック性能便覧」(日本プラスチック工業連
盟、全日本プラスチック成形工業連合会編著、工業調査
会発行、1968年10月25日発行)による軟化点が
約80℃以下の有機高分子のうちアルカリ水溶液に可溶
なものを使用することができる。また軟化点が80℃以
上の有機高分子物質においてもその有機高分子物質中に
該高分子物質と相溶性のある各種の可塑財を添加して実
質的な軟化点を80℃以下に下げることも可能である。
またこれらの有機高分子物質中に仮支持体との接着力を
調節するために実質的な軟化点が80℃を超えない範囲
で各種のポリマーや過冷却物質、密着改良剤あるいは界
面活性剤、離型剤、等を加えることが可能である。好ま
しい可塑剤の具体例としては、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジオクチルフタレート、
ジヘプチルフタレート、ジブチルフタレート、トリクレ
ジルフォスフェート、クレジルジフェニルフォスフェー
トビフェニルジフェニルフォスフェートを挙げることが
できる。熱可塑性樹脂層の厚みは6μm以上が好まし
い。熱可塑性樹脂層の厚みが5μm以下であると1μm
以上の下地の凹凸を完全に吸収することが困難となる。
また上限については、現像性、製造適性から約100μ
m以下一般的であり、約50μm以下が好ましい。
【0025】酸素遮断層としては水またはアルカリ水溶
液に分散または溶解し、低い酸素透過性を示すものであ
れば良く、公知のものが使用できる。例えば、特開昭4
6−2121号公報や特公昭56−40824号公報に
記載のポリビニルエーテル/無水マレイン酸重合体、カ
ルボキシアルキルセルロースの水溶性塩、水溶性セルロ
ースエーテル類、カルボキシアルキル澱粉の塩、水塩、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、各種の
ポリアクリルアミド類、各種の水溶性ポリアミド、ポリ
アクリル酸の水溶性塩、ゼラチン、エチレンオキサイド
重合体、各種の澱粉およびその類似物からなる群の水溶
性塩、スチレン/マレイン酸の共重合体、およびマレイ
ネート樹脂さらにこれらの2種以上の組合わせを挙げる
ことができる。特に、ポリビニルアルコールとポリビニ
ルピロリドンの組み合わせが好ましい。ポリビニルアル
コールは鹸化率が80%以上であるものが好ましく、ポ
リビニルピロリドンの含有率は酸素遮断層固形物の1〜
75重量%が一般的であり、1〜60重量%が好まし
く、特に、10〜50重量%である。1重量%未満で
は、感光性樹脂層との充分な接着性が得られず、75重
量%を越えると、酸素遮断能が低下する。酸素遮断層の
厚みは非常に薄く、約0.1〜5μm、特に0.5〜2
μmが好ましい。約0.1μm未満では酸素の透過性が
高すぎ、約5μmを越えると、現像時または酸素遮断層
除去時に時間がかかりすぎる。
【0026】この酸素遮断層上に感光性着色樹脂層が形
成されることが好ましい。感光性着色樹脂層は、少なく
とも150℃以下の温度で軟化もしくは粘着性を示すも
のが好ましく、熱可塑性であることが好ましい。公知の
光重合性組成物を用いた層の大部分は、この性質を有す
る。これらの層は、熱可塑性樹脂の添加、相溶性のある
可塑剤の添加により更に改質が可能である。
【0027】上記感光性着色樹脂層の感光性樹脂として
は、例えば、特開平3−282404号公報に記載のも
のを全て使用することができる。その例として、ネガ型
ジアゾ樹脂とバインダーからなる感光性樹脂組成物、光
重合成組成物、アジド化合物ととバインダーからなる感
光性樹脂組成物、桂皮酸型感光性樹脂組成物を挙げるこ
とができる。
【0028】上記感光性着色樹脂層は、アルカリ可溶性
バインダーポリマー、光の照射によって付加重合するエ
チレン性不飽和二重結合を有するモノマー、光重合開始
剤、そして着色剤を含有する組成物から形成される層で
あることが好ましい。
【0029】アルカリ可溶性バインダーポリマーとして
は、側鎖にカルボン酸基を有するポリマー、例えば、特
開昭59−44615号公報、特公昭54−34327
号公報、特公昭58−12577号公報、特公昭54−
25957号公報、特開昭59−53836号公報、及
び特開昭59−71048号公報に記載されているよう
なメタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコ
ン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合
体、部分エステル化マレイン酸共重合体等を挙げること
ができる。また側鎖にカルボン酸基を有するセルローズ
誘導体も挙げることができる。この他に水酸基を有する
ポリマーに環状酸無水物を付加したものも好ましく使用
することができる。特に、米国特許第4139391号
明細書に記載のベンジル(メタ)アクリレートと(メ
タ)アクリル酸の共重合体やベンジル(メタ)アクリレ
ートと(メタ)アクリル酸と他のモノマーとの多元共重
合体を挙げることができる。
【0030】本発明で用いるアルカリ可溶性バインダー
ポリマーは、上記の中から、50〜300mgKOH/
gの範囲の酸価と1000〜300000の範囲の重量
平均分子量を有するものを選択して使用される。以上の
他に、種々の性能、例えば硬化膜の強度を改良するため
に、現像性等に悪影響を与えない範囲で、アルカリ不溶
性のポリマーを添加することができる。これらのポリマ
ーとしてはアルコール可溶性ナイロンあるいはエポキシ
樹脂を挙げることができる。
【0031】感光性樹脂組成物の全固形分に対するバイ
ンダーの含有量は、10〜95重量%で、さらに20〜
90重量%が好ましい。10重量%未満では感光性樹脂
層の粘着性が高すぎ、95重量%を超えると形成される
画像の強度及び光感度の点で劣る。
【0032】上記光重合開始剤としては、米国特許第2
367660号明細書に開示されているビシナルポリケ
タルドニル化合物、米国特許第2448828号明細書
に記載されているアシロインエーテル化合物、米国特許
第2722512号明細書に記載のα−炭化水素で置換
された芳香族アシロイン化合物、米国特許第30461
27号明細書及び同第2951758号明細書に記載の
多核キノン化合物、米国特許第3549367号明細書
に記載のトリアリールイミダゾール二量体とp−アミノ
ケトンの組合せ、特公昭51−48516号公報に記載
のベンゾチアゾール化合物とトリハロメチル−s−トリ
アジン化合物、米国特許第4239850号明細書に記
載されているトリハロメチル−s−トリアジン化合物、
米国特許第4212976号明細書に記載されているト
リハロメチルオキサジアゾール化合物等を挙げることが
できる。特に、トリハロメチル−s−トリアジン、トリ
ハロメチルオキサジアゾール及びトリアリールイミダゾ
ール二量体が好ましい。感光性樹脂組成物は、全固形分
に対する光重合開始剤の含有量は、0.5〜20重量%
が一般的で、1〜15重量%が好ましい。0.5重量%
未満では光感度や画像の強度が低く、20重量%を超え
て添加しても性能向上への効果が認められない。
【0033】上記光の照射によって付加重合するエチレ
ン性不飽和二重結合を有するモノマーとしては、分子中
に少なくとも1個の付加重合可能なエチレン性不飽和基
を有し沸点が常圧で100℃以上の化合物を挙げること
ができる。ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート及びフェノキシエチル(メタ)アクリレートなど
の単官能アクリレートや単官能メタクリレート;ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタントリアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、
トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、
トリ(アクリロイルオキシエチル)シアヌレート、グリ
セリントリ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロ
パンやグリセリン等の多官能アルコールにエチレンオキ
シドにプロピレンオキシドを付加した後(メタ)アクリ
レート化したもの等の多官能アクリレートや多官能メタ
クリレートを挙げることができる。さらに特公昭48−
41708号公報、特公昭50−6034号公報及び特
開昭51−37193号公報に記載されているウレタン
アクリレート類;特開昭48−64183号公報、特公
昭49−43191号公報及び特公昭52−30490
号公報に記載されているポリエステルアクリレート類;
エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反応生成物である
エポキシアクリレート類等の多官能アクリレートやメタ
クリレートを挙げることができる。これらの中で、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレートが好まし
い。光の照射によって付加重合するエチレン性不飽和二
重結合を有するモノマーは単独でも、2種類以上を混合
して用いても良く、その遮光性の感光性樹脂組成物の全
固形分に対する含有量は5〜50重量%が一般的で、1
0〜40重量%が好ましい。5重量%未満では光感度や
画像の強度が低下し、50重量%を超えると感光性樹脂
層の粘着性が過剰になり好ましくない。
【0034】上記着色剤としては、カラーフィルタを構
成する色である、赤色、緑色、青色、黒色の顔料が、一
般に使用される。その好ましい例としては、カーミン6
B(C.I.12490)、フタロシアニングリーン
(C.I.74260)、フタロシアニンブルー(C.
I.74160)、カーボンブラック等を挙げることが
できる。感光性着色樹脂層中の上記着色剤の含有量は、
1〜30重量%が好ましく、特に5〜20重量%が好ま
しい。
【0035】感光性着色樹脂層は、上記成分の他に、更
に熱重合防止剤を含むことが好ましい。熱重合防止剤の
例としては、ハイドロキノン、p−メトキシフェノー
ル、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、
t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4’−チオ
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、2−メルカプトベンズイミダゾール、フェノ
チアジン等が挙げられる。さらに公知の添加剤、例えば
可塑剤、界面活性剤、溶剤等を添加することができる。
【0036】カラーフィルタの画素間に感光性黒色樹脂
層を上記のように形成して、ブラックマトリックス付き
カラーフィルタを得ることができる。形成される感光性
黒色樹脂層の厚さは、0.5〜3μmの範囲が好まし
い。0.5μm未満では遮光膜中の顔料濃度を高くする
必要があるため、かえって現像性が低下する。3μmを
超えると現像性の低下、画像形成の再現性の低下等の問
題が発生する。この感光性黒色樹脂層の膜厚は上記の範
囲において任意に設定可能である。特に、カラーフィル
タ作成時には得られるカラーフィルタの平坦性が良好で
あること、即ち遮光性画像部が突起になっていないこと
が望まれる。従って、この場合はその他の着色層(赤、
青、緑の各着色層等)と同じ膜厚かそれ以下に設定する
ことが望ましい。
【0037】本発明のカラーフィルタあるいはブラック
マトリックス付きカラーフィルタの製造方法での露光又
は裏面露光に使用される光源は、着色感光性樹脂層の感
光性に応じて選択される。例えば、超高圧水銀灯、キセ
ノン灯、カーボンアーク灯、アルゴンレーザー等の公知
の光源を使用することができる。特開平6−59119
号公報に記載のように、400nm以上の波長の光透過
率が2%以下である光学フィルター等を併用しても良
い。
【0038】上記感光性着色(黒色)樹脂層の現像液と
しては、アルカリ性物質の希薄水溶液を使用するが、さ
らに、水と混和性の有機溶剤を少量添加したものを用い
ても良い。適当なアルカリ性物質としては、アルカリ金
属水酸化物類(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム)、アルカリ金属炭酸塩類(例、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸塩類(例、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウム)、アルカリ金属ケイ酸
塩類(例、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、アル
カリ金属メタケイ酸塩類(例、メタケイ酸ナトリウム、
メタケイ酸カリウム)、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、モルホリン、テ
トラアルキルアンモンニウムヒドロキシド類(例えばテ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド)または燐酸三ナ
トリウムを挙げることができる。アルカリ性物質の濃度
は、0.01重量%〜30重量%であり、pHは8〜1
4が好ましい。遮光性の感光性樹脂層以外の通常の感光
性樹脂を用いた場合は、例えば、pHの比較的低い現像
液を用いることにより、本発明の膜状脱離による現像を
行なうことができる。
【0039】上記水と混和性のある適当な有機溶剤とし
ては、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1
−プロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−
n−ブチルエーテル、ベンジルアルコール、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ε−カプロラ
クトン、γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、
乳酸エチル、乳酸メチル、ε−カプロラクタム、N−メ
チルピロリドンを挙げることができる。水と混和性の有
機溶剤の濃度は、0.1〜30重量%が一般的である。
【0040】現像液には、さらに公知の界面活性剤を添
加することができる。界面活性剤の濃度は0.01〜1
0重量%が好ましい。
【0041】現像液は、浴液としても、あるいは噴霧液
としても用いることができる。遮光性の感光性樹脂組成
物層の未硬化部分を固形状(好ましくは膜状)で除去す
るには、現像液中で回転ブラシで擦るか湿潤スポンジで
擦るなどの方法、あるいは現像液を噴霧した際の噴霧圧
を利用する方法が好ましい。現像液の温度は、通常室温
付近から40℃の範囲が好ましい。現像処理の後に水洗
工程を入れることも可能である。
【0042】現像工程の後、加熱処理が行なわれる。即
ち、露光により光硬化した着色又は黒色樹脂層(以下、
光硬化層と称する)を有する支持体を、電気炉、乾燥器
等の中で加熱するか、または光硬化層に赤外線ランプを
照射して加熱する。加熱の温度及び時間は、使用した重
合性組成物の組成や形成された層の厚みに依存するが、
一般に、充分な耐溶剤性、耐アルカリ性を獲得するの
に、約120℃から約250℃の範囲で約10分から約
300分間加熱することが好ましい。
【0043】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0044】
【実施例】
【0045】[実施例1] (各画素及びブラックマトリックス形成用感光性着色樹
脂シートの作製)厚さ75μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムの仮支持体上に、下記の組成Aからなる
塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が20μmの熱可塑
性樹脂層を設けた。
【0046】 <熱可塑性樹脂層形成用塗布液の組成A> メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 (共重合組成比(モル比)=55/11.7/4.5/28.8、 重量平均分子量=80000) 4.5重量部 スチレン/アクリル酸共重合体 (共重合組成比(モル比)=7/3 重量平均分子量=8000) 10.5重量部 BPE−500(新中村化学(株)製の多官能アクリレート)7.0重量部 F177P(大日本インキ(株)製のフッ素系界面活性剤) 0.26重量部 メタノール 30.6重量部 メチルエチルケトン 18.6重量部 1−メトキシ−2−プロパノール 9.3重量部
【0047】次に、上記熱可塑性樹脂層上に下記組成B
から成る塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が1.6μ
m厚の酸素遮断層を設けた。 <酸素遮断層形成用塗布液の組成B> ポリビニルアルコール (クラレ(株)製のPVA205、鹸化度:80%) 13重量部 ポリビニルピロリドン (GAFコーポレーション社製のPVP、K−30) 6重量部 メタノール 173重量部 蒸留水 211.4重量部
【0048】上記熱可塑性樹脂層及び酸素遮断層を有す
る仮支持体を4枚用意し、それぞれの酸素遮断層上に、
下記の表1の示された赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)及び黒色(ブラックマトリックス)の各層形成用
の塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が2μm(R、
G、B)又は乾燥膜厚が1.5μm(黒色)の着色感光
性樹脂層を形成し、4種の感光性着色樹脂シートを作製
した。さらにこの感光性着色樹脂層の上に、ポリプロピ
レン(厚さ12μm)の被覆シートを圧着した。
【0049】
【表1】 表1:感光性着色樹脂層形成用塗布液組成 ─────────────────────────────────── 赤層 緑層 青層 黒層 ─────────────────────────────────── ベンジルメタクリレート/ 25.7 33.5 39.9 40.6 メタクリル酸共重合体 (モル比=72/28 、分子量=30000 ) ジペンタエリスリトールヘキサアクリ 27.0 25.2 31.9 30.5 レート(DPHA、日本化薬(株)製) F177P(フッ素系界面活性剤、 0.17 0.19 0.19 0.30 大日本インキ(株)製) 2,4−ビス(トリクロロメチル)− 1.31 0 1.52 1.47 6−[4−(N,N−ジエトキシカル ボニルメチル)−3−ブロモフェニル] s−トリアジン 2−トリクロロメチル−5−(p−スチ 0 1.20 0 0 リル)−1,3,4−オキサジアゾール フェノチアジン 0.022 0.020 0.026 0.015 クロモフタルレッドA2B 27.0 --- --- --- パリオトールイエローLY−1820 9.3 7.98 --- --- モナストラリグリーン6Y --- 31.92 --- --- ヘリオーゲンブルーL6700F --- --- 25.6 --- リオノーゲンバイオレットVRL --- --- 0.8 --- カーボンブラック --- --- --- 27.1 メトキシプロピレングリコール 310 310 310 310 メチルエチルケトン 460 460 460 460 ───────────────────────────────────
【0050】上記で得られた4種の感光性着色樹脂シー
トを用いて、カラーフィルタおよびブラックマトリック
ス付きカラーフィルタを下記のように作製した。透明ガ
ラス基板(厚さ1.1mm、300mm×400mm、
商品名:#7059、コーニング社製)の上に、上記赤
色(R)画素形成用感光性着色樹脂シートを、被覆シー
トを剥離して、その感光性赤色樹脂層面を透明ガラス基
板表面にラミネーター(オートカットラミネータASL
−24、ソマール(株)製)を用いて10kg/cmの
加圧、130℃の加熱、そして1.5m/分の転写速度
の条件で貼り合わせ、続いて仮支持体と熱可塑性樹脂層
との界面で剥離し、仮支持体を除去した。次に、所定の
フォトマスク(即ち、画素群の両端の列の画素の外側の
角をC面取りした画素を形成できるマスク(図4参
照))を介して、下記の表2に示す条件で露光、現像を
行なった後、コンベクションオーブンを用いて下記の表
2に示す条件で加熱処理して、透明ガラス基板上にR画
素のパターン(即ち図4のR画素の部分)を形成した。
【0051】上記R画素のパターンが形成された透明ガ
ラス基板の上に、緑色(G)画素形成用感光性着色樹脂
シートを、被覆シートを剥離して、その感光性緑色樹脂
層面を透明ガラス基板表面にラミネーター(オートカッ
トラミネータASL−24、ソマール(株)製)を用い
て10kg/cmの加圧、130℃の加熱、そして1.
5m/分の転写速度の条件で貼り合わせ、続いて仮支持
体と熱可塑性樹脂層との界面で剥離し、仮支持体を除去
した。次に、所定のフォトマスク(即ち、画素群の両端
の列の画素の外側の角をC面取りされた画素を形成でき
るマスク)を介して、下記の表2に示す条件で露光、現
像を行なった後、コンベクションオーブンを用いて下記
の表2に示す条件で加熱処理して、R画素のパターン付
き透明ガラス基板上にG画素のパターン(即ち図4のG
画素の部分)を形成した。
【0052】上記R画素及びG画素のパターンが形成さ
れた透明ガラス基板の上に、青色(B)画素形成用感光
性着色樹脂シートを、被覆シートを剥離して、その感光
性青色樹脂層面を透明ガラス基板表面にラミネーター
(オートカットラミネータASL−24、ソマール
(株)製)を用いて10kg/cmの加圧、140℃の
加熱、そして1.5m/分の転写速度の条件で貼り合わ
せ、続いて仮支持体と熱可塑性樹脂層との界面で剥離
し、仮支持体を除去した。次に、所定のフォトマスク
(即ち、画素群の両端の列の画素の外側の角をC面取り
された画素を形成できるマスク)を介して、下記の表2
に示す条件で露光、現像を行なった後、コンベクション
オーブンを用いて下記の表2に示す条件で加熱処理し
て、R画素及びG画素のパターン付き透明ガラス基板上
にB画素のパターン(即ち図4のB画素の部分)を形成
した。
【0053】上記のようにして、カラーフィルタを得
た。得られたカラーフィルタのそれぞれの寸法は下記の
とおりであった。透明支持体(ガラス基板)の幅が30
0mmで長さが400mmであり、カラーフィルタ層の
領域(40a、40b)が、幅が230.4mm、長さ
が172.8mmであり、画素の寸法が、幅が90μ
m、長さが278μmであり、幅方向の画素間距離(h
3 )が6μmであり、長さ方向の画素間距離(h4 )が
10μmであった。また、カラーフィルタの貼り合わせ
の際に入口側及び出口側となる側の画素(図4の32
R、32G、32B;39R、39G、39B;42
R、42G、42B;49R、49G、49B)の面取
りの形状が、表5の(イ)の形状で、a及びbが10μ
mであった。上記カラーフィルタは、上記R画素及びG
画素のパターンが形成された透明ガラス基板の上に、青
色(B)画素形成用感光性シートを転写し、露光、現像
して得られたものであるが、青色(B)画素形成用感光
性シートの転写に起因する気泡の発生は見られなかっ
た。
【0054】上記カラーフィルタの上に、黒色樹脂層
(ブラックマトリックス)形成用感光性シートを、被覆
シートを剥離して、その感光性黒色樹脂層面を画素面に
ラミネーター(オートカットラミネータASL−24、
ソマール(株)製)を用いて10kg/cmの加圧、1
30℃の加熱、そして1.5m/分の転写速度の条件で
貼り合わせ、続いて仮支持体と熱可塑性樹脂層との界面
で剥離し、仮支持体を除去した。次に、ガラス基板を通
して感光性黒色樹脂層に表2の条件で露光を行った。そ
の後、遮光性の感光性黒色樹脂層を下記の表2に示す条
件で現像を行なった後、コンベクションオーブンを用い
て下記の表2に示す条件で加熱処理して、カラーフィル
タ上にブラックマトリックス(遮光性の黒色樹脂層)を
形成した。こうしてブラックマトリックス付きカラーフ
ィルタを作製した。
【0055】
【表2】 表2 ──────────────────────────────────── 着色 転写 転写 露光 現像1 現像2 ブラシ 加熱 加熱 層 温度 速度 擦り 温度 時間 (℃) (m/分) (mj/cm2) (秒) (秒)(回) (℃) (分) ──────────────────────────────────── R 130 1.5 20 35 40 1 220 20 G 130 1.5 20 35 20 3 220 20 B 140 1.5 20 35 40 3 220 20 黒 130 1.5 80 35 20 − 220 120 ──────────────────────────────────── 備考) (1)現像1は、熱可塑性樹脂層及び酸素遮断層を溶解
除去する工程に当たり、ここでは、現像液としてトラン
サー処理液T−PD−1(富士写真フイルム(株)製)
の10倍記希釈液を用いて33℃でシャワー現像を行な
った。 (2)現像2は、着色感光性樹脂層の現像工程に当た
り、ここでは、現像液としてトランサー処理液T−CD
−1(富士写真フイルム(株)製)の5倍希釈液を用い
て33℃でシャワー現像を行なった。 (3)ブラシ擦りは、非画像部の現像時の残渣を除去す
るために、アクリル製ロールブラシで基板上を擦る工程
に当たり、ここでは、現像液としてトランサー処理液T
−SD−1(富士写真フイルム(株)製)の10倍希釈
液を用いて33℃でシャワーしながら行なった。黒色樹
脂層はこの処理を行なわなかった。 (4)表には記載されていないが、現像後、超純水を用
いて60秒間洗浄し、エアーナイフで水切りを行なっ
た。
【0056】得られたブラックマトリックス付きカラー
フィルタは、黒色画素形成用感光性シートの転写に起因
する気泡の発生は見られなかった。特に、気泡の発生し
易い、画素群の入口(ラミネート開始部分)、出口にも
見られなかった。また、得られたブラックマトリックス
には、気泡の発生に起因すると考えられる白抜けも一切
見られなかった。
【0057】[比較例1]実施例1に於て、露光時に使
用するフォトマスクとして通常のもの(即ち、矩形状画
素を形成するマスク)を使用した以外は、実施例1と同
様にしてブラックマトリックス付きカラーフィルターを
作製した。得られたブラックマトリックス付きカラーフ
ィルタは、黒色画素形成用感光性着色樹脂シートの転写
に起因する気泡の発生が、画素群の入口(ラミネート開
始部分)、出口に多数見られ、白抜けも多かった。
【0058】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタを用いることに
より、転写のための感光性着色樹脂シートのはり合わせ
の際の気泡の発生を顕著に防止することができるので、
欠陥(白抜け)のないブラックマトリックス付きカラー
フィルタを容易に作製することができる。また幅の狭い
ブラックマトリックスを有するカラーフィルタの作成に
も好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの代表的構成例の平面
模式図を示す。
【図2】図1の部分拡大図をに示す。
【図3】本発明のカラーフィルタの別の代表的構成例の
平面模式図を示す。
【図4】図3の部分拡大図をに示す。
【図5】面取りされた着色画素層の形状の例を示す。
【図6】切欠き部を有する着色画素層の形状及びその面
取りされた形状の例を示す。
【符号の説明】
1、3 カラーフィルタ 11、31 矩形状の透明支持体 11N、31N 隙間領域 20a、20b カラーフィルタ層 10a、30a、30b 透明支持体の辺 21a カラーフィルタ層20aの一辺 21b カラーフィルタ層20bの辺 12R、12G、12B、13R、13G、13B、1
8R、18G、18B、19R、19G、19B カラ
ーフィルタ層20aの画素 22R、22G、22B、23R、23G、23B、2
8R、28G、28B、29R、29G、29B カラ
ーフィルタ層20bの画素、 32R、32G、32B、33R、33G、33B、3
8R、38G、38B、39R、39G、39B カラ
ーフィルタ層40aの画素 42R、42G、42B、43R、43G、43B、4
8R、48G、48B、49R、49G、49B カラ
ーフィルタ層40bの画素、 41a、41b カラーフィルタ層40aの一辺 51a、51b カラーフィルタ層40bの一辺 h1 、h2 、h3 、h4 画素間の隙間の幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の上に、微小の間隙を介して縦
    横両方向に整然と展開配列された多数の微小な矩形の着
    色画素層から構成される矩形のカラーフィルタ層が積層
    されてなるカラーフィルタであって、そのカラーフィル
    タ層の少なくとも一つ辺に沿って配列されている着色画
    素層の当該カラーフィルタ層の辺に沿った辺の少なくと
    も一方の角の部分が面取りされていることを特徴とする
    カラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 着色画素層の面取りが、当該カラーフィ
    ルタ層の辺に沿った辺の両側角部にて施されている請求
    項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】 着色画素層の面取りが、その四つの角部
    の全てに施されている請求項1に記載のカラーフィル
    タ。
  4. 【請求項4】 カラーフィルタ層の着色画素層の面取り
    が、当該カラーフィルタ着色画素層を構成する着色画素
    層の全てに施されている請求項1乃至3のいずれかの項
    に記載のカラーフィルタ。
  5. 【請求項5】 着色画素層の間に介在する微小の間隙に
    黒色樹脂層が埋められてなる請求項1乃至4のいずれか
    の項に記載のカラーフィルタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1333273C (zh) * 2005-02-28 2007-08-22 胜华科技股份有限公司 黑色矩阵布局方法
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KR20120075210A (ko) * 2010-12-28 2012-07-06 엘지디스플레이 주식회사 액정표시소자의 컬러필터기판 및 그 제조방법

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