JPH10221386A - 周波数測定方法及び装置 - Google Patents
周波数測定方法及び装置Info
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- JPH10221386A JPH10221386A JP4303397A JP4303397A JPH10221386A JP H10221386 A JPH10221386 A JP H10221386A JP 4303397 A JP4303397 A JP 4303397A JP 4303397 A JP4303397 A JP 4303397A JP H10221386 A JPH10221386 A JP H10221386A
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Abstract
の影響を受けた。 【解決手段】 ROMに正弦波デ−タを格納し、ここか
ら余弦波の参照信号を読み出す。被測定信号と参照信号
とを乗算し、この出力V0 (t)を正弦波の1周期毎に
定積分する。参照信号の周波数及び位相を自動的に操作
し、定積分の出力a1 を零に制御する。定積分の出力a
1 が零に収束したとき参照信号の周波数操作量が被測定
信号の周波数となる。
Description
定を高調波及びノイズの影響を受けないで測定すること
ができる方法及び装置に関する。
に示すように被測定信号の零点検出器1と、クロックパ
ルス発生器2と、カウンタ3と、サンプル/ホ−ルド回
路4と、演算回路5とから成る。零点検出回路1は図2
(A)に示す交流正弦波の被測定信号の零点即ち0度の
時間位置を検出し、図2(B)に示す零点検出パルスを
発生する。クロックパルス発生器2は被測定信号の周波
数よりも十分に高い繰返し周波数を有して図2(C)に
示すクロックパルスを発生する。カウンタ3は零点検出
パルスの後縁でリセットされ、次の零点検出パルスが発
生するまでの期間に入力するクロックパルスを計数し、
図2(D)にアナログ類推で示すような出力を発生す
る。サンプル/ホ−ルド回路4は、図2(B)の零点検
出パルスの前縁に同期してカウンタ3の出力をサンプリ
ングし、これをホ−ルドする。これにより、図2(E)
に示すように被測定信号の1周期の時間長に相当するN
1 、N2 で示すような計数値Nが得られる。演算回路5
は、計数値Nにクロックパルスの周期Tを乗算して被測
定信号の1周期の時間N×Tを求め、この逆数1/(N
×T)から周波数fs を求める。
2に示す測定方法においては、ノイズ及び高調波成分に
よって零点検出パルスが誤って発生し、正確な周波数測
定が不可能になる場合がある。また、1/(N×T)を
求めるための除算が必要になり、演算処理時間が長くな
り、ソフトウェアで実現しにくいという問題がある。
周波数を測定することができる方法及び装置を提供する
ことにある。
の本発明は、周期性を有する被測定信号(Vmsin2πf
t) の周波数(f)を測定する方法であって、正弦波ま
たは余弦波から成る参照信号(cos2παt )を出力する
ものであり、前記参照信号(cos2παt )の周波数
(α)を示す入力量が与えられた時にその周波数の出力
を発生するように構成され且つ周波数制御可能に構成さ
れた参照信号発生手段を用意し、この参照信号発生手段
から発生した参照信号(cos2παt )と前記被測定信号
(Vmsin2πft)とを乗算する第1のステップと、前記
第1のステップで得られた出力(Vmsin2πft・cos2π
αt )を積分してフ−リエ級数の余弦項又は正弦項の第
1係数に相当する値(a1 ) を得る第2のステップと、
前記第2のステップで得られた前記第1係数に相当する
値(a1 )を積分する第3のステップと、前記参照信号
と前記被測定信号との位相を一致させるための前記参照
信号の位相補正量となる値(a1p )を得るために、前記
第2のステップで得られた前記値(a1 )に係数(Kp
p) を乗算する第4のステップと、前記参照信号発生手
段に与えるための前記周波数(α)を示す入力量を得る
ために、前記第3のステップで得られた出力(△f′)
と前記第4のステップで得られた前記位相補正量となる
値(a1p)とを加算し、この加算値を前記周波数(α)
を示す入力量(α′)として前記参照信号発生手段に入
力させる第5のステップと、前記第3のステップで得ら
れた前記出力(△f′)が定常状態の値である場合に
は、前記第3のステップで得られた前記出力(△f′)
基づいて前記被測定信号の周波数を求め、前記第3のス
テップで得られた前記出力(△f′)が過度状態の値を
示している場合には、前記第1のステップから前記第5
のステップを繰返す第6のステップとを備えていること
を特徴とする周波数測定方法に係わるものである。な
お、請求項2及び3に示すように初期周波数信号を与え
ることができる。なお、請求項4に示すように、入力手
段と、参照信号発生手段と、第1〜第4の乗算手段と、
第1〜第2の積分手段と、アドレス手段と、第1及び第
2の加算手段と、基準周波数発生手段とによって測定装
置を構成することが望ましい。
照信号を余弦波又は正弦波とし、これと被測定信号の基
本波との同期関係に基づいて被測定信号の基本波の周波
数を決定するので、ノイズ及び高調波成分の妨害を受け
ないで周波数を測定することができる。即ち、本発明で
は、後述から明らかになるようにフ−リエ級数の余弦項
又は正弦項の第1係数に着目し、被測定信号の係数a1
を参照信号を用いて求め、この値a1 から被測定信号の
位相情報を得ている。そしてa1 が零になるよう参照信
号の周波数を自動的に操作する。この操作量が被測定信
号の周波数となる。従って、被測定信号の基本波のみに
依存して周波数が決定されるため、ノイズ及び高調波成
分に妨害されない測定が可能になる。また、除算を使用
しないで乗算と加算によって周波数を測定するので、簡
単なソフトウェアによって周波数を迅速に求めることが
できる。
に係わる周波数測定方法及び装置を説明する。図3の周
波数測定装置は、被測定信号入力回路10と、参照信号
発生手段11と、第1の乗算器12と、第1の積分器1
3と、第2の積分器14と、第2の乗算器15と、基準
周波数発生器16と、第3の乗算器17と、第1の加算
器18と、アドレス回路19と、第4の乗算器20と、
第2の加算器21とから成る。なお、この周波数測定装
置はCPU、RAM、ROMを含むマイクロコンピュ−
タで構成されている。従って、図3は等価回路図又は機
能ブロック図である。このブロック図の動作概要は、次
のようになる。参照信号発生手段11とアドレス回路1
9とで参照信号を発生させる。参照信号の周波数αはア
ドレス回路19の入力α′に比例する。被測定信号入力
回路10から入ってきた被測定信号と参照信号を用いて
フ−リエ級数の余弦項第1係数a1 を第1の乗算器12
と第1の積分器13とによって求める。このa1 は参照
信号と被測定信号との位相差の関数となるので、a1 が
零に収束するように、線形制御理論で使われる比例−積
分補償器を用い、参照信号の周波数を自動調整する。こ
の補償器は第2の積分器と第2の乗算器で構成される。
これら補償器の出力(a1pと△f′)は、第1の加算器
で基準周波数量f0 ′と加算され、アドレス回路19に
入力される。f0′は、α′=f0 ′の時、参照信号の
周波数α=f0 となるように第3の乗算器で係数を掛け
て決定する。a1 が零に収束したときの、参照信号周波
数調整値すなわち積分補償器出力は被測定信号の周波数
に比例する。第4の乗算器により、これを周波数の単位
に変換するため係数を掛けられ、周波数測定結果とす
る。以下ブロック(要素)毎に詳しく動作を説明する。
z 程度の正弦波交流から成る被測定信号Vs(t)=Vmsi
n2πft(ここで、Vmは最大振幅、fは周波数、tは時
間を示す。)を所定のサンプリング周期Ts でサンプリ
ングし、これをアナログ・デイジタル変換してVs (n)
=Vmsinωf n Ts( ここでωf =2 πf 、n=0、
1、2、・・・・・)を送出するものである。なお、こ
こでは被測定信号Vs (t)を正弦波から成る基本波の
みで示しているが、実際にはノイズ及び高調波成分が混
入してひずみ波交流になることがある。
テ−ブルが格納されたリ−ド・オンリ−・メモリ(RO
M)を内蔵し、読み出しアドレスθ(n)の指定に従っ
て参照信号Vr (n)=cos ωαn Ts (ここで、ωα
=2 πα、αは参照信号の周波数)から成る余弦波 cos
θ(n )のデ−タを出力する。読み出しアドレスθ
(n)は位相量に相当し、その変化量(微分量)は参照
信号の周波数となる。ここでは、参照信号をcos θとし
たが、正弦波を90度シフトした波形に対応する正弦波
sin θを参照信号としてROMに内蔵させてもよい。こ
の実施例では余弦波の360度区間が2048分割さ
れ、2048個の標本(デ−タ)がROMに格納されて
いる。例えばアドレスθ(n)=0を指定するとcos 0
°=1を示すデ−タがROMから出力され、またアドレ
スθ(n)=512を指定するとcos 90°=0を示す
デ−タが出力される。なお、ROMに余弦波の90度か
ら450度に相当するデ−タ即ち正弦波(sin )のデ−
タを格納することもできる。この場合にはアドレス0を
指定すると、sin 0°=0のデ−タがROMから出力さ
れ、アドレス512を指定すると、sin 90°=1のデ
−タが出力される。アドレス回路19はパルス伝達関数
K3 Z/(Z−1)で示される積分器と等価なものであ
り、周波数量として入力されるα′(n)を位相量θ
(n)に変換する。前述したように位相の微分が周波数
なので、周波数の積分が位相となる。従って、α′
(n)を積分してθ(n)を求めることができる。α′
(n)の値が大きくなると(周波数が高くなると)θ
(n)の傾きは急になる。α′(n)の値を調整するこ
とにより、参照信号Vr (n)の周波数を変えることが
できる。実際、アドレス回路19では、アドレスθ
(n)は次の式(6)でTs =256μsec 毎に演算さ
れている。 θ(n)=θ(n−1)+α′ (6) ここで、nはサンプリング時点を示す序数である。θ
(n−1)は1つ前のサンプリング時点のアドレスを示
す。参照信号の周波数αを50Hzとしたい場合α′は
次のように計算できる。 α′=2048Ts 50=26.44 式(6)に従いTs 周期毎にθ(n−1)に26.44
を加えていくと、20msec (1/50Hz)後にθ
(n−1)は余弦波デ−タの一周期のアドレスである2
048となる。α′を26.44より大きくすれば、2
0msec より前にθ=2048に成るので、周波数が高
くなる。α′を26.44より小さくすれば、20mse
c より後にθ=2048に成るので、周波数が低くな
る。
参照信号Vr(n)とを乗算してVs (n)・Vr
(n)の出力V0 (n)を得るものである。
1の乗算器12の出力を定積分して次の式(1)を求め
るものである。
係数ak を求める式においてak ののkを1にした場合
に相当する。余弦項及び係数ak の式を次に示す。
とK1 Z/(Z−1)になる。a1 の値は被測定信号V
s と参照信号Vr との位相差φの関数となる。ここで、
Vs =Vmsin(ωαt +φ)とし、これを式(1)に代
入して計算すると、 a1 =Vmcos φ となり、a1 は、位相差の余弦関数となることがわか
る。以下、位相差が90°,0°,180°の時のa1
の波形例を示す。
図4(B)に示す参照信号Vr (t)とが同一周波数で
90度の位相差を有する時には、第1の乗算器12の出
力V0 (t)が図4(C)に示すように周波数2ωαの
正弦波となり、図4(C)の乗算出力V0 (t)を0か
ら2πまで定積分した出力a1 は零となる。
(t)とが図5(A)(B)に示すように同一周波数且
つ同一位相の場合には、第1の乗算器12の出力V0
(t)は図5(C)に示すように周波数2ωαを有し、
最小値が零の正弦波となり、これを0〜2π区間で第1
の積分器13で定積分した出力a1 は図5(D)に示す
ように正の値(参照信号の最大値が1の場合は被測定信
号の最大値Vm)となる。
(t)とが図6(A)(B)に示すように互いに周波数
が同一で逆相の場合には、第1の乗算器12の出力V0
(t)は図6(C)に示すように周波数2ωαを有し、
最大値が零の正弦波となる。。従って、図6(C)の波
形を第1の積分器13で0〜2π区間で定積分すると、
図6(D)に示す負の値の出力a1 が得られる。なお、
被測定信号Vs と参照信号Vr との間に周波数の相違が
ある場合つまり両者の位相差が時間的に変化した場合に
は、第1の積分器13の出力はa1 (n)=Vmcos
(2 π△ft)となり時間的に変化する。
(n)とを図4(A)(B)に示す位相差90度の同期
状態としてa1 の値を零に収束させるためには参照信号
発生手段11の読み出し速度(周波数)を操作する必要
がある。本実施例ではa1 を自動的に零にするために線
形制御系のフィ−ドバック自動制御でよく使われる比例
−積分(PI)補償器を使用する。第2の積分手段とし
ての第2の積分器14はパルス伝達関数K2 Z/(Z−
1)で示される積分補償器であって周波数差を補償する
ためのものである。第2の乗算器15は比例補償器であ
って位相差を補償するものである。
が時間的に変化した場合(Vr とVs とに周波数差があ
る場合)でもa1 を零に収束させるためにあり、周波数
補償量を示す出力△f′を得るものである。ソフトウェ
アで作る場合には次の式(2)に従う処理を実行するよ
うに作る。 △f′(n) =△f′( n−1)+Kpi・a1 (n) (2) この式(2)において△f′(n−1)は1つ前のサン
プリング時点の第2の積分器14の出力であり、Kpi・
a1 (n)は現在のa1 の値にゲインKpiを乗算したも
のである。従って、ある時点で図4に示す状態が成立し
てa1 が零になっても△f′(n)即ち△f′は零にな
らないで一定値になる。a1 が零の時の第2の積分器1
4の出力△f′は被測定信号Vs (t)の基本波周波数
fと基準周波数f0 との差△fに比例した値である。
補償量を示す出力a1pを得るものであって、ゲインがK
ppの増幅器と呼ぶこともできるものであり、次の式
(3)の演算を実行するように形成される。 a1p(n)=Kpp・a1(n) (3) 即ち、第2の乗算器15は第1の積分器13の出力a1
に係数Kppを乗算した値を出力する。従って、図4の状
態の場合には第2の乗算器15の出力a1pは零となる。
線形制御系と同じように、この比例補償器はフィ−ドバ
ック系の安定性と速応性を改善する役割をはたしてい
る。参照信号Vr (t)の周波数及び位相は前述した第
2の積分器14の出力△f′とゲイン乗算器15の出力
a1pによって操作される。△f′とa1pとの加算値が1
の場合、1/2048Ts =1.9073Hzだけ周波
数が高くなり、αは51.9073Hzになる。△f′
とa1pとの加算値が負の場合は周波数αは1.9073
Hz低下し、48.0927Hzとなる。なお、1/2
048Ts =1.9073は次のようにして求められ
る。 △f′+a1p=1 同期中はa1p=0であるから△f′=1 △f=△f′/(2048.Ts ) =1/(2048・Ts ) 上述のから明らかなように基本周波数f0 (50Hz)
を中心に参照信号Vr(t)の周波数αを上下させるこ
とが可能になる。
は積分補償器出力△f′と比例補償器出力a1pを加算
し、アドレス決定用出力α′(n)を得るものであっ
て、次の式(5)の演算を実行する。 α′(n)=△f′(n)+a1p(n)+f0 ′(n) (5 ) なお、f0 ′(n)は以下に述べるように決定され
た補正基準周波数又は初期周波数を示す。
(t)の基本波周波数fの測定時間(a1 が零になるま
での時間)を短くするために、基準周波数f0 の信号を
発生するものである。この基準周波数f0 は被測定周波
数fに近い周波数(例えば50Hz)を発生するもので
あることが望ましい。
時、Vr の周波数αがf0 となるようなアドレス回路1
9の入力α′=f0 ′を示す補正基準周波数f0 ′を得
るものであって、基準周波数f0 にゲイン2048・T
s を乗算したものである。即ち乗算器17は次の式
(4)の演算を行う。 f0 ′=2048・Ts ×f0 (4)
4の出力△f′にゲイン1/(2048・Ts )を乗算
してf0 への補償周波数を示す出力△fを得るものであ
る。即ち、図3では基準周波数f0 に第3の乗算器17
でゲイン2048・Ts を乗算したものを演算処理のた
めの補正基準周波数f0 ′としたので、第4の乗算器2
0においてゲインを戻す。
Hz)と第4の乗算器20の出力△fとを加算して被測
定信号Vs (t)の被測定周波数fを求めるものであ
る。
ば、被測定信号Vs (t)の基本波に基づいて周波数を
測定することができるので、ノイズ及び高調波成分の影
響を受けない正確な周波数測定が可能になる。また、除
算を使用しないで乗算のみで周波数測定の演算処理を行
うので、ソフトウェアが簡単になり、且つ迅速に周波数
を測定することができる。
なく、例えば次の変形が可能なものである。 (1) ディジタル処理で周波数fを測定する代わり
に、図3の各演算器12〜15、17〜20をアナログ
回路にすることができる。 (2) 実施例では図3の各演算器12〜15、17〜
20は個々に設けないで、1台のマイクロコンピュ−タ
によって時分割処理しているが、図3に示す各演算器1
2〜15、17〜20を個々に設けることもできる。
る。
ある。
的に示すブロック図である。
する場合のVs (t)、Vr (t)、V0 (t)、a1
をアナログ状態で示す波形図である。
(t)、Vr (t)、V0 (t)、a1 をアナログ状態
で示す波形図である。
(t)、Vr (t)、V0 (t)、a1 をアナログ状態
で示す波形図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 周期性を有する被測定信号(Vmsin2π
ft) の周波数(f)を測定する方法であって、 正弦波または余弦波から成る参照信号(cos2παt )を
出力するものであり、前記参照信号(cos2παt )の周
波数(α)を示す入力量が与えられた時にその周波数の
出力を発生するように構成され且つ周波数制御可能に構
成された参照信号発生手段を用意し、この参照信号発生
手段から発生した参照信号(cos2παt)と前記被測定
信号(Vmsin2πft)とを乗算する第1のステップと、 前記第1のステップで得られた出力(Vmsin2πft・co
s2παt )を積分してフ−リエ級数の余弦項又は正弦項
の第1係数に相当する値(a1 ) を得る第2のステップ
と、 前記第2のステップで得られた前記第1係数に相当する
値(a1 )を積分する第3のステップと、 前記参照信号と前記被測定信号との位相を一致させるた
めの前記参照信号の位相補正量となる値(a1p )を得る
ために、前記第2のステップで得られた前記値(a1 )
に係数(Kpp) を乗算する第4のステップと、 前記参照信号発生手段に与えるための前記周波数(α)
を示す入力量を得るために、前記第3のステップで得ら
れた出力(△f′)と前記第4のステップで得られた前
記位相補正量となる値(a1p)とを加算し、この加算値
を前記周波数(α)を示す入力量(α′)として前記参
照信号発生手段に入力させる第5のステップと、 前記第3のステップで得られた前記出力(△f′)が定
常状態の値である場合には、前記第3のステップで得ら
れた前記出力(△f′)基づいて前記被測定信号の周波
数を求め、前記第3のステップで得られた前記出力(△
f′)が過度状態の値を示している場合には、前記第1
のステップから前記第5のステップを繰返す第6のステ
ップとを備えていることを特徴とする周波数測定方法。 - 【請求項2】 前記第5のステップにおいて、前記加算
値に更に前記参照信号の初期周波数を示す値(f0 ′)
を加算して前記入力量(α′)とすることを特徴とする
請求項1記載の周波数測定方法。 - 【請求項3】 周期性を有する被測定信号(Vmsin2π
ft) の周波数(f)を測定する方法であって、 正弦波または余弦波から成る周期性を有する参照信号
(cos2παt )が格納されたメモリを有し、アドレス指
定によって前記メモリから前記参照信号(cos2παt )
を発生させるものであり、前記参照信号(cos2παt )
の周波数(α)を前記メモリのアドレス指定によって変
えることができるように構成された参照信号発生手段を
用意し、この参照信号発生手段から参照信号(cos2πα
t )を発生させ、この参照信号(cos2παt )と前記被
測定信号(Vmsin2πft)とを乗算する第1のステップ
と、 前記第1のステップで得られた出力(Vmsin2πft・co
s2παt )を積分してフ−リエ級数の余弦項又は正弦項
の第1係数に相当する出力(a1 ) を得る第2のステッ
プと、 前記第2のステップで得られた前記出力(a1 )を積分
して周波数補償量を示す出力(△f′)を得る第3のス
テップと、 前記第2のステップで得られた前記出力(a1 )に係数
(Kpp) を乗算して位相補償量を示す出力(a1p)を得
る第4のステップと、 一定の基準周波数(f0)の信号を発生する第5のステッ
プと、 前記基準周波数(f0 )に対して前記参照信号発生手段
から発生させた参照信号(cos2παt )の1周期の標本
数及びサンプリング周期(Ts )を乗算して補正基準周
波数を示す出力(f0 ′) を得る第6のステップと、 前記第3のステップで得られた前記出力(△f′)と前
記第4のステップで得られた前記出力(a1p)と前記第
6のステップで得られた前記出力(f0 ′)とを加算し
てアドレス用出力(α′=f0 ′+△f′+a1p)を得
る第7のステップと、 前記第7のステップで得られた前記アドレス用出力
(α′)に基づいて前記参照信号発生手段の前記メモリ
の読み出しアドレスを指定する第8のステップと、 前記第3のステップで得られた前記出力(△f′)に対
して前記参照信号(cos2παt )の1周期の標本数と前
記サンプリング周期(Ts )との乗算値の逆数を乗算し
て補償周波数を示す出力(△f)を得る第9のステップ
と、 前記基準周波数(f0 )に前記第9のステップで得られ
た前記出力周波数(△f)を加算して被測定周波数
(f)を示す出力を得る第10のステップと、 前記第3のステップで得られた前記出力(△f′)が定
常状態の値である場合には、前記第10のステップで得
られた出力を前記被測定信号の周波数とし、前記第3の
ステップで得られた前記出力(△f′)の過度状態の値
を示している場合には、前記第1のステップから前記第
10のステップを繰返す第11のステップとを備えてい
ることを特徴とする周波数測定方法。 - 【請求項4】 周期性を有する被測定信号(Vmsin2π
ft)の周波数(f)を測定する装置であって、 前記被測定信号(Vmsin2πft)を入力させるための入
力手段と、 正弦波又は余弦波から成る周期性を有する参照信号(co
s2παt )が格納されたメモリを有し、アドレス指定に
よって前記メモリから前記参照信号(cos2παt )を発
生させるものであり、前記参照信号(cos2παt )の周
波数(α)を前記メモリのアドレス指定によって変える
ことができるように構成された参照信号発生手段と、 前記被測定信号(Vmsin2πft)と前記参照信号(scos
παt )とを乗算する第1の乗算手段と、 前記第1の乗算手段から得られた出力(Vmsin2πft・
cos2παt )を積分してフ−リエ級数の余弦項又は正弦
項の第1係数に相当する出力(a1 )を得る第1の積分
手段と、 前記第1の積分手段から得られた出力(a1 )を積分し
て周波数補償量を示す出力(△f′)を得る第2の積分
手段と、 前記第1の積分手段から得られた前記出力(a1 )に係
数(Kpp)を乗算して位相補償を示す出力(a1p)を得
る第2の乗算手段と、 一定の基準周波数(f0 )の信号を発生する基準周波数
発生手段と、 前記基準周波数(f0 )に対して前記参照信号発生手段
から発生させた参照信号(cos2παt )の1周期の標本
数及びサンプリング周期(Tse)を乗算して補正基準周
波数を示す出力(f0 ′)を得る第3の乗算手段と、 前記第2の積分手段の前記出力(△f′)と前記第2の
乗算手段の前記出力(a1p)と前記第3の乗算手段の前
記出力(f0 ′)とを加算してアドレス用出力(α′=
f0 ′+△f′+a1p)を得る第1の加算手段と、 前記第1の加算手段の前記出力(α′)に基づいて前記
参照信号発生手段の前記メモリの読み出しアドレスを指
定するアドレス手段と、 前記第2の積分手段の前記出力(△f′)に対して前記
参照信号の1周期の標本数と前記サンプリング周期(T
s )との乗算値の逆数を乗算して補償周波数を示す出力
(△f)を得る第4の乗算手段と、 前記基準周波数(f0 )に前記第4の乗算手段の前記出
力(△f)を加算して被測定周波数(f)を示す出力得
るための第2の加算手段とから成る周波数測定装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6891413B2 (en) | 2002-07-30 | 2005-05-10 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Periodic signal controller |
JP2008141935A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | C & S Kokusai Kenkyusho:Kk | 単相交流信号の基本波成分検出方法 |
CN102818921A (zh) * | 2012-07-13 | 2012-12-12 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种基于迭代傅里叶变换计算交流电流信号幅值和相位的方法 |
CN115047247A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-09-13 | 西北核技术研究所 | 一种低阻条件下无源rc积分器参数的测试方法 |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP9043033A patent/JP3053002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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