JPH10220687A - 重ダンプトラックのグリス注入装置 - Google Patents

重ダンプトラックのグリス注入装置

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JPH10220687A
JPH10220687A JP4464197A JP4464197A JPH10220687A JP H10220687 A JPH10220687 A JP H10220687A JP 4464197 A JP4464197 A JP 4464197A JP 4464197 A JP4464197 A JP 4464197A JP H10220687 A JPH10220687 A JP H10220687A
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JP
Japan
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grease
injection
dump truck
grease injection
section
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Withdrawn
Application number
JP4464197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Gonda
哲夫 権田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリング部の可動部へ外部から簡単にグ
リスを注入でき、かつ低温環境下でも円滑なグリス注入
が可能な重ダンプトラックのグリス注入装置を提供す
る。 【解決手段】 作業者がシャシーの一側枠12にあるグ
リス集中注入部13の開閉蓋14を開け、グリスガン1
5のノズル15aを所定のグリス注入口16A〜16D
に接続して、グリスを所定のグリス注入口16A〜16
Dへ吐出する。その後、グリスはグリス注入管17A〜
17Dの何れかへ入り、エンジンE近くを通ってステア
リングシリンダ19の取り付け部20か、センターピン
21に注入されるので、シャーシの下へ作業者が潜り込
まなくても楽にグリス補充ができる。また、低温環境下
でもグリス注入管での円滑なグリス注入ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば採石用などの
重ダンプトラックのグリス注入装置に係り、詳しくはシ
ャシーの下へ作業者が潜り込まなくても、外部から簡単
にステアリング部の可動部にグリスを注入できる重ダン
プトラックのグリス注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露天堀鉱山および採石現場では、積載重
量15トン以上のオフロードタイプである重ダンプトラ
ックが活躍している。重ダンプトラックは極めて大型の
車両であるので、ステアリング部の各可動部、例えばス
テアリングシリンダの取り付け部やセンターピンなどに
は、大きな荷重がかかる。これにより、一般車両に比べ
て、潤滑油であるグリスの量も多くかつ補給の注油も頻
繁に行う必要がある。従来、ステアリング部へのグリス
注入作業は、作業者がシャシーの下へ潜り込み、そこ
で、グリスが装填されたグリスガンのノズルを各可動部
のグリス注入口に接続した後に注入レバーを引くことに
より、ガン内部のグリスを直接その可動部へ注入するも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、このようにステアリング部の各可動部に
設けられたグリス注入口に、直接、グリスガンを接続し
てグリスを注入していたので、グリス注入作業時には、
前述したようにグリスガンを持った作業者が車体の下へ
潜り込み、狭くて暗くかつ汚い悪環境下で、1箇所の可
動部の注入作業が終われば、次の可動部へ移動して残り
部分の注入作業をするという、いわゆる3K作業が強い
られていた。また、例えば冬季などにおいて、温度低下
に伴いグリス注入管内のグリスの流動性が低下し、この
グリス注入管内でグリスが詰まってしまって、良好に所
定の可動部へグリスを注入できないという問題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】この発明は、外部から簡単にステアリン
グ部の可動部へグリスを注入でき、また低温環境下でも
グリス注入管での円滑なグリス注入が可能な重ダンプト
ラックのグリス注入装置を提供することを、その目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、重ダンプト
ラックのステアリング部の各可動部へそれぞれ外部より
グリスを注入する重ダンプトラックのグリス注入装置で
あって、外部露呈する車両周側部に、開閉蓋により開閉
可能で、しかもグリスガンのノズルを接続可能な複数個
のグリス注入口が配設されたグリス集中注入部を設け、
前記ステアリング部のそれぞれの可動部に、複数のグリ
ス注入管の一端を個別に連結するとともに、該各グリス
注入管の他端を、前記グリス集中注入部の各グリス注入
口にそれぞれ連結し、前記グリス注入管の一部を前記重
ダンプトラックのエンジンに近接して配管した重ダンプ
トラックのグリス注入装置である。
【0006】なお、ここでいうステアリング部の各可動
部とは、例えばステアリングシリンダの取り付け部やセ
ンターピンなどである。また、グリス注入管は、グリス
を円滑に送り込める管体であれば限定されない。例え
ば、可撓性を有するホースや、剛体である金属管などで
もよい。グリスガンのノズルとグリス注入口との接続形
態は、単なる押し当てや差し込みの他に、例えばニップ
ルを用いた螺着などでもよい。さらに、グリス集中注入
部の配設箇所は、重ダンプトラックの外部露呈している
車両周側部であればよく、例えばシャーシの外部露呈し
た前後部や左右側部でも、ボディの外部露呈した前後部
のパネルや左右側部のパネルでもよい。さらにまた、グ
リス注入管をエンジンに近接して配管するとは、例えば
エンジンの周りに連結金具介し、または介さないでグリ
ス注入管を巻き付けたり、エンジン近くを通って配管す
ることである。
【0007】
【作用】この発明にあっては、作業者が車両周側部に露
呈したグリス集中注入部の開閉蓋を開蓋し、次いでグリ
スガンのノズルを所定のグリス注入口に接続し、その
後、ガン内部のグリスをグリス注入口内へ吐出すること
により、グリスをグリス注入管から例えばステアリング
シリンダの取り付け部やセンターピンなどの所定の可動
部へ注入する。これにより、車体の下へ作業者が潜り込
まなくても、外部から簡単に所定の可動部にグリスを注
入できる。また、グリス注入管をエンジンに近接して配
管しているので、例えば冬季などにおいて、温度低下に
伴い流動性が低下したグリス注入管内のグリスを、エン
ジンの熱により温めて、良好に所定の可動部へ注入でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は、この発明の一実施例に係る重
ダンプトラックのグリス注入装置が適用された重ダンプ
トラックの側面図、図2は、同重ダンプトラックのグリ
ス注入装置の拡大平面図、図3は、自動グリス注入装置
の概略図である。
【0009】図1において、10は重ダンプトラックの
グリス注入装置であり、この重ダンプトラックのグリス
注入装置10は、採石用に用いられる重ダンプトラック
11のシャーシの外部露呈した一側枠12に取り付けら
れたグリス集中注入部13を有している。図2に示すよ
うに、グリス集中注入部13は、開閉蓋14により開閉
可能なボックス状のもので、奥板にグリスガン15のノ
ズル15aを接続可能な4個のグリス注入口16A〜1
6Dが、縦列状態で配設されている。開閉蓋14は注入
口にごみなどが付着すること、水分が入り込むことなど
を防いでいる。
【0010】各グリス注入口16A〜16Dには、ノズ
ル15aが螺着可能なニップルが配設されている。ま
た、各ニップルは、グリス注入管の一例である4本の長
尺なグリス注入ホース17A〜17Dを介して、重ダン
プトラック11のステアリング部18に配置された一対
のステアリングシリンダ19の取り付け部20や、セン
ターピン21の各グリス注入部に連結されている。これ
らのグリス注入ホース17A〜17Dの一部は、重ダン
プトラック11のエンジンEの近くを通るように配管さ
れている。なお、図1において、22は運転室、23は
荷台、24はタイヤである。また、図2において、15
bはグリスガン15の注入レバーである。
【0011】また、図3に示すように、この重ダンプト
ラック11には、各フロントサスペンションシリンダ2
5へグリスを自動注入する自動グリス注入装置26が配
備されている。自動グリス注入装置26は、運転室22
のインストロメントパネル27に設けられた操作レバー
28と、グリス供給部29と、グリス供給部29からの
グリスを左右側のフロントサスペンションシリンダ25
へ分配するグリス分配器30を備えている。
【0012】グリス供給部29は、グリスの定量圧送機
能が付いた注油ポンプ31とグリスタンク32を有して
いる。運転室22に座った運転手が操作レバー28を動
かすと、注油ポンプ31が作動してグリスタンク32か
らグリス注入ホース33へ所定量のグリスが圧送され
る。その後、グリスは、グリス注入ホース33の途中に
連結された分配器30により、左右側のフロントサスペ
ンションシリンダ25へ分配されて注入される。なお、
グリス注入ホース33の途中に、例えばグリスの注入圧
センサを連結して、その検出信号に基づき、各フロント
サスペンションシリンダ25へのグリスの注油量を制御
してもよい。このようにすれば、グリスの不足量が多い
場合でも、操作レバー28を何度も操作することなく、
1回だけのレバー操作で適量のグリスを補充できる。図
3において、34は例えば自動グリス注入装置26が故
障した際などに使用される手動グリス注入用のニップル
である。
【0013】次に、この発明の一実施例に係る重ダンプ
トラックのグリス注入装置10の使用法を説明する。図
1、図2に示すように、まず車両の一側部に立った作業
者が、シャシーの一側枠12に固着されたグリス集中注
入部13の開閉蓋14を開蓋する。次いで、この開口部
から、ニップルを介して、グリスガン15のノズル15
aを所定のグリス注入口16A〜16Dに接続し、その
後、注入レバー15bを引いてガン内部のグリスを対応
するグリス注入口16A〜16D内へ吐出する。これに
より、グリスが、グリス注入ホース17A〜17Dの何
れかを通って、ステアリングシリンダ19の取り付け部
20またはセンターピン21に注入される。
【0014】このように、ステアリング部18の各可動
部20、21へグリスを供給するためのグリス注入口1
6A〜16Dを、外部露呈したグリス集中注入部13に
集中して設けるようにしたので、シャーシの下へ作業者
が潜り込まなくても、外部から簡単にグリスの補充がで
きる。また、グリス注入作業を簡易化した結果、運転手
や整備員の点検意欲が増してグリス注入回数が増加する
ことにより、ステアリング装置各部の磨耗防止の効果が
上がって、ハンドル操作性の向上や整備費の軽減にも貢
献できる。
【0015】また、フロントサスペンションシリンダ2
5へグリスを注入する際には、運転室22に座った運転
手が、自動グリス注入装置26の操作レバー28を動か
すだけで、グリス供給部29より圧送されたグリスが、
分配器30を経て左右側のフロントサスペンションシリ
ンダ25へ自動的に注入される。これにより、フロント
サスペンションシリンダ25へのグリス注入が運転室2
2におけるレバー操作だけで済むようになり、注油作業
の軽減が図れるとともに、グリス注入回数が増加してス
テアリングの磨耗防止の効果が上がり、ハンドル操作性
の向上やフロントサスペンションシリンダ25の整備費
の軽減も図れる。さらに、グリス注入ホース17A〜1
7Dは、エンジンEに近接するように配管されているの
で、例えば冬季などにおいて、温度低下に伴い流動性が
低下したグリス注入ホース17A〜17D内のグリス
を、エンジンEの熱により温めて、良好に所定の可動部
へ注入できる。この発明は、これらの実施例に限定され
るものではなく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更な
どがあっても本発明に含まれる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る重ダンプトラックのグリス注入装置にあっては、ステ
アリング部の各可動部のグリス注入口を、グリス注入管
を介して、外部露呈した車両周側部のグリス集中注入部
に集中的に配置し、ここから作業者が手にするグリスガ
ンによってグリスを各可動部へ注入するようにしたの
で、車体の下へ作業者が潜り込まなくても、外部から簡
単に所定の可動部にグリスを注入できる。また、エンジ
ンの熱でグリス注入管内のグリスを温めるようにしたの
で、例えば冬季などの低温環境下でも、良好にグリスを
所定の可動部へ注入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る重ダンプトラックの
グリス注入装置が適用された重ダンプトラックの側面図
である。
【図2】同重ダンプトラックのグリス注入装置の拡大平
面図である。
【図3】自動グリス注入装置の概略図である。
【符号の説明】 10 重ダンプトラックのグリス注入装置、 11 重ダンプトラック、 12 シャシーの一側枠(車両周側部)、 13 グリス集中注入部、 14 開閉蓋、 15 グリスガン、 15a ノズル、 16A〜16D グリス注入口、 17A〜17D グリス注入ホース(グリス注入管)、 18 ステアリング部、 20 ステアリングシリンダの取り付け部(可動部)、 21 センターピン(可動部)、 E エンジン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ダンプトラックのステアリング部の各
    可動部へそれぞれ外部よりグリスを注入する重ダンプト
    ラックのグリス注入装置であって、 外部露呈する車両周側部に、開閉蓋により開閉可能で、
    しかもグリスガンのノズルを接続可能な複数個のグリス
    注入口が配設されたグリス集中注入部を設け、前記ステ
    アリング部のそれぞれの可動部に、複数のグリス注入管
    の一端を個別に連結するとともに、該各グリス注入管の
    他端を、前記グリス集中注入部の各グリス注入口にそれ
    ぞれ連結し、前記グリス注入管の一部を前記重ダンプト
    ラックのエンジンに近接して配管した重ダンプトラック
    のグリス注入装置。
JP4464197A 1997-02-12 1997-02-12 重ダンプトラックのグリス注入装置 Withdrawn JPH10220687A (ja)

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JP4464197A JPH10220687A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 重ダンプトラックのグリス注入装置

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JP4464197A JPH10220687A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 重ダンプトラックのグリス注入装置

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JPH10220687A true JPH10220687A (ja) 1998-08-21

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JP4464197A Withdrawn JPH10220687A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 重ダンプトラックのグリス注入装置

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Effective date: 20040511