JPH10220344A - アキシャルピストンポンプ - Google Patents

アキシャルピストンポンプ

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JPH10220344A
JPH10220344A JP9038365A JP3836597A JPH10220344A JP H10220344 A JPH10220344 A JP H10220344A JP 9038365 A JP9038365 A JP 9038365A JP 3836597 A JP3836597 A JP 3836597A JP H10220344 A JPH10220344 A JP H10220344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つ又は複数の吐出ポ−トを持つピストンポン
プに於いて、吐出ポ−ト数に制限されずに複数の圧力を
検出することにより定馬力制御を行うと共にバルブプレ
−トとシリンダブロックの摺動面の耐コンタミ性を確保
し、かつ小型化を図る。 【解決手段】シリンダ内に圧油を連通路を介して制御シ
リンダに導入し、ばね部材に対抗する制御ピストンで斜
板を傾動して、ポンプ軸の軸入力を一定に保つようにし
た定馬力制御するアキシャルピストンポンプであって、
制御シリンダ23に導入する圧油の検出部13cを斜板
13のシュ−の摺動面13bに設けて連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つのシリンダ
ブロックに対し、1つ又は2つ以上の吐出ポ−トを持つ
アキシャルピストンポンプにおける斜板の傾転角を制御
する制御ピストンに導入する圧力の検出手段に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、アキシャルピストンポンプおける
斜板の傾転角を制御する制御ピストンに導入する圧力の
検出手段に関するものとして、例えば、特開平6−30
7330号公報の第1図に開示されたものがあり、これ
について説明する。
【0003】このアキシャルピストンポンプでは、シリ
ンダバレルの外側開口穴及び内側開口穴とを吐出行程域
で交互に連通可能にバルブプレ−トの二つの円弧状外側
溝、円弧状内側溝の中間に開口穴を設けて、二つの吐出
ポ−トの中間圧力を一つあるいは複数得て、この中間圧
力を圧力連通路を介してコントロ−ルピストンに導き、
斜板を傾動させ、斜板の傾転角に見合った吐出量が得ら
れようポンプ軸入力を一定に保つ、定馬力制御を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記アキシ
ャルピストンポンプの構造ものでは、コントロ−ルピス
トンに中間圧力を導くのに、圧力検出ポ−トである開口
穴を一つにするために、二つの吐出ポ−トの中間圧力が
必要になり、二つの吐出ポ−トの圧力がポンプの回転に
より交互になるようにバルブプレ−トの二つの円弧状外
側溝、円弧状内側溝の中間位置に圧力検出ポ−トである
開口穴を設けなければならず、このため、シリンダバレ
ルの外側開口穴及び内側開口穴を大きくしなければなら
なくなり、作動油中に混入している異物等によりバルブ
プレ−トとシリンダブロックの摺動面に円周状の傷が発
生した場合、2つの吐出ポ−トが傷を介して連通し、ポ
−ト間の油のふきぬけが発生する恐れがあるという問題
がある。また、上記構造の場合は、吐出ポ−トが2つの
場合にのみ適用可能な構造となっており、2つを超える
数の吐出ポ−トを持つピストンポンプにおいては、別途
圧力検出部を吐出ポ−トに設置しなければならないとい
う問題がある。さらに、コントロ−ルピストンに中間圧
力をポ−トブロックから導くためには、吐出ポ−ト近傍
に油路を確保する必要があり、ピストンポンプの小型化
が図れないという問題があった。
【0005】そこで、この発明は、コントロ−ルピスト
ンに中間圧力を導くための圧力検出ポ−トを従来のよう
に バルブプレ−トの二つの円弧状外側溝、円弧状内側
溝の中間位置には設けずに、1つ又は複数の吐出ポ−ト
の中間圧力である平均圧力を検出し、バルブプレ−トと
シリンダブロックの摺動面に発生する傷によるポ−ト間
の油のふきぬけを防止するとともに、吐出ポ−トの数に
限定されない圧力検出手段を提供し、吐出ポ−ト近傍で
の圧力連通路の加工を避けて、ピストンポンプのコンパ
クト化を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、本体
と、本体に回転自在に支承される主軸と、本体内で主軸
とスプライン結合され軸方向に主軸を中心とする円周上
に複数のシリンダを穿設したシリンダブロックと、シリ
ンダブロックの各シリンダ内に往復動可能に嵌挿された
複数のピストンと、各ピストンのシリンダブロックから
の突出側頭部に揺動自在に係合しシリンダに連通する通
路を有する複数のシュ−と、各シュ−を摺接させる摺動
面を形成する斜板と、斜板を傾動可能に支持する傾動支
持部と、本体とシリンダブロックとの間で各シリンダと
本体とに設けた給排通路を切り換えるバルブプレ−ト
と、斜板を傾動する制御ピストン・シリンダと、制御ピ
ストンに対抗して斜板とケ−シング間に調整自在に介装
されるばね部材とを備え、シリンダ内の圧油を連通路を
介して制御シリンダに導入し、ばね部材に対抗する制御
ピストンで斜板を傾動させ、定馬力制御するアキシャル
ピストンポンプにおいて、前記制御シリンダに導入する
圧力の検出部を斜板のシュ−の摺動面に設けて連通す
る。
【0007】第2の発明では、制御シリンダに導入する
圧油を斜板の傾動支持部に設けた潤滑部を経由して連通
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。この実施の形態に関わるア
キシャルピストンポンプは、図1に示すように、本体1
が、ケ−シング2とフロントカバ−3とからなってい
る。
【0009】本体1の内部にはシ−ル部材4でシ−ルさ
れ、軸受5a,5bで支承される主軸6とスプライン結
合して、一体的に回転するシリンダブロック7が収めら
ている。
【0010】このシリンダブロック7には、主軸6を中
心にして異なる円周上に等間隔で複数の中空なピストン
8が配設されている。
【0011】各ピストンは8、シリンダブロック7に成
形したシリンダ9に摺動自由に嵌挿され、シリンダ室1
0を区画し、ピストン8の頭部8aはリテ−ナ11によ
って保持されるシュ−12と揺動可能に係合しながら斜
板13に摺接する。
【0012】リテ−ナ11は、シリンダブロック7内に
嵌挿されるばね15,ピン16を介して付勢されるブッ
シュ17によって揺動自由に押圧されている。
【0013】斜板13に成形される半円筒状の傾動部1
3aは、フロントカバ−3に設けた半円状の凹部3aに
介装した軸受18に摺接して、傾動するように傾動支持
部を形成しており、また、斜板13の傾動部13aには
軸受潤滑用の油溜まり凹部13dが成形され、潤滑部を
形成している。
【0014】シュ−12には凹部12aと連通穴12b
が連通して設けられており、連通穴12bの一端側はピ
ストン8の中空路8bを介してシリンダ室10に、他端
側の凹部12aは、斜板13の摺接面13bの吐出行程
に開口する検出ポ−トである連通孔13cとそれぞれ間
欠的に連通するようになっている。
【0015】そして、この連通孔13cは、斜板13の
傾動部13aに設けた油溜まり凹部13dと連通してい
る。
【0016】シリンダブロック7の他端側は、ピン19
で係止されたバルブプレ−ト20と摺接し、シリンダブ
ロック7の回転により往復動するピストン8によるシリ
ンダ9に対する作動油の吸込み、吐出を切り換える。
【0017】フロントカバ−3には制御シリンダ21が
成形されており、このシリンダ21に摺動自由に制御ピ
ストン22が嵌挿され、制御ピストン22により制御シ
リンダ室23が区画されている。
【0018】制御ピストン22の一端22aは斜板13
と当接しており、斜板13の反対側には制御ばね24
a,24bが調整部材25により調整自在に装着され
て、制御ピストン22の動きに対して逆方向に付勢する
ように設けてある。
【0019】フロントカバ−3には、制御シリンダ室2
3に連通する制御通路26、絞り26aが設けられてお
り、この制御通路26は、斜板13の傾動部13aに介
装した軸受18に設けた小孔18aを介して軸受潤滑用
の油溜まり凹部13dと連通されている。
【0020】シリンダ室10内の圧力がシュ−12に設
けた連通穴12b、凹部12a、斜板13に成形した検
出ポ−ト である連通孔13c、油溜まり凹部13d、軸
受18の小孔18a、制御通路26、絞り26aを介し
て制御シリンダ室23に制御圧力として導入されると、
制御ばね24a,24bに対抗して制御シリンダ室23
内に反力が生じて、その反力に相応して制御ピストン2
2が伸張して、斜板13を傾動させ、斜板13の傾転角
に見合った吐出量が得られるように、ポンプ主軸6の軸
入力を一定に保つ、定馬力制御が行われる。
【0021】次に、その作用について説明する。今、仮
に、図示しない電動機等によりポンプの主軸6が回転す
ると、主軸6に連動してシリンダブロック7が回転す
る。
【0022】シリンダブロック7が回転すると、シュ−
12は、斜板13の摺動面13bを摺動しながら、順次
軸6方向に往復運動を繰り返し、シュ−12に係合した
ピストン8が伸張行程でシリンダ室10に作動油を導き
入れ、圧縮行程では作動油を加圧して、吐出する。
【0023】ピストン8の圧縮行程において、シリンダ
室10内の圧油は、シュ−12の連通穴12b、凹部1
2a、斜板13の摺接面13bに開口する検出ポ−トで
ある連通孔13cとそれぞれ間欠的に連通して、傾動部
13aに設けた油溜まり凹部13dに導入され、斜板1
3の傾動部13aと軸受18との潤滑、あるいは静圧軸
受として作用するとともに、さらに、油溜まり凹部13
dより軸受18の小孔18c、制御通路26、絞り26
aを介して制御シリンダ室23にシリンダ室10内の圧
油が制御圧力として導入されると、制御ピストン22に
は制御ばね24a,24bに対抗して反力が生じて、そ
の反力に相応して制御ピストン21で斜板13を傾動し
て、斜板13の傾転角に見合った吐出量が得られようポ
ンプ主軸6の軸入力を一定に保つ、定馬力制御が行われ
る。
【0024】このように、制御シリンダ室23に導入す
る制御圧力である制御圧力を斜板13の摺接面13bの
吐出行程に開口する検出ポ−トである連通孔13cを介
して間欠的に連通し、ポンプ主軸6の軸入力を一定に保
つ、定馬力制御を行うとともに、斜板13の傾動部13
aの潤滑、静圧軸受をも兼ねるようにしたので、制御ピ
ストン22に制御圧力を導くための検出ポ−トを従来の
ように、バルブプレ−トの二つの円弧状外側溝、円弧状
内側溝の中間位置には設けずに平均圧力である制御圧力
を検出できるようになり、シリンダバレル(シリンダブ
ロック)の外側開口穴及び内側開口穴を大きくする必要
がなくなり、シリンダブロックとバルブプレ−トの摺動
面に傷が発生した場合に於いても、ポ−ト間の油のふき
ぬけの発生を防止することが可能になる。そして、ま
た、圧力の検出部を斜板のシュ−の摺動面に設けたこと
により、吐出ポ−トの数に関係なく制御圧力を検出する
ことが可能となる。さらに、制御シリンダに導入する圧
油を斜板の傾動支持部に設けた潤滑部を経由して連通す
るようにしたので、斜板の傾動支持部の潤滑を兼ねるこ
とができるとともに、制御シリンダへ連通する制御通路
と一部共有化が図れ、吐出ポ−ト 近傍での制御通路が不
要となることにより、ピストンポンプの小型化が可能と
なる。
【0025】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、本実施例については、前記第1の実施例とは、斜板
を傾動する制御ピストンをケ−ス内に設けた点のみを相
違するので、同一の構成については省略し、相違する構
成に付いてのみ説明する。
【0026】ケ−ス2には制御シリンダ27が成形され
ており、このシリンダ27に摺動自在に制御ピストン2
8が嵌挿され、制御ピストン28により制御シリンダ室
29が区画されている。
【0027】制御ピストン28の一端28aは、部材3
0を介して斜板13に当接しており、斜板13の傾動に
対して互いに相反する向きに作用するような斜板の位置
に制御ばね24a,24bが調整部材25により調整自
在に装着されて、制御ピストン28の動きに対して逆方
向に付勢するように設けてある。
【0028】フロントカバ−3、ケ−ス2には、制御シ
リンダ室29に連通する制御通路31,32、絞り32
aが設けられており、この制御通路31,32は、前記
第1の実施例と同様に、斜板13の傾動部13aに介装
した軸受18に設けた小孔18aを介して軸受潤滑用の
油溜まり凹部13dと連通されている。
【0029】シリンダ室10内の圧油がシュ−12に設
けた連通穴12b、凹部12a、斜板に成形した連通孔
13c、油溜り凹部13d、軸受18の小孔18a、制
御通路31、32、絞り32aを介して制御シリンダ室
29に制御圧力として導入されると、制御ばね24a,
24bに対抗して制御シリンダ室29内に反力が生じ
て、その反力に相応してピストン28が伸張して、斜板
13を傾動して、斜板13の傾転角に見合った吐出量が
得られるようになっている。
【0030】図3は本発明の第3の実施例を示すもの
で、斜板を傾動する傾動部の構成のみを相違するので、
同一の構成については省略し、相違する構成に付いての
み説明する。
【0031】斜板35の背面35aに球状凹部35dが
成形されており、この球状凹部35dに斜板35の摺接
面35bの吐出行程に開口する検出ポ−トである連通孔
35cと連通している。
【0032】フロントカバ−3には、穴3aが成形され
ており、この穴3aに球状部36aを有する傾動部材3
6のステム36bを嵌挿、固定してあり、斜板35の背
面35aの球状凹部35dに傾動部材36の球状部36
aが摺接するように嵌挿されて傾動支持部を形成する。
【0033】傾動部材36には通路36bと円錐状拡径
部36cが連通して成形されており、円錐状拡径部36
cは、斜板35の摺接面35bの吐出行程に開口する検
出ポ−トである連通路35cと連通し潤滑部を形成し、
通路36bは、フロントカバ−に3設けた制御通路3
7、絞り37aと接続されている。
【0034】シリンダ室10内の圧油がシュ−12に設
けた連通路12b、凹部12a、斜板35に成形した連
通路35c、油溜りとなる円錐状拡径部36c、通路3
6b、制御通路37、絞り37aを介して制御シリンダ
室23に制御圧力として導入されると、制御ばね24
a,24bに対抗して制御シリンダ室23内に反力が生
じて、その反力に相応してピストン22が伸張して、斜
板35を傾動部材36を支点として傾動して、斜板35
の傾転角に見合った吐出量が得られるようになってい
る。
【0035】さらに、図4は本発明の第4の実施例を示
すもので、斜板を傾動する傾動部の構成のみを相違して
おり、同一の構成については省略し、相違する構成に付
いてのみ説明する。
【0036】斜板38には左右にトラニオンシャフト3
8e,38fが設けられ、一方のトラニオンシャフト3
8eでは、ケ−ス39に成形した穴39cに装着するベ
アリング40で、他方のトラニオンシャフト38fは、
穴39dに装着するメタル軸受41とで回動自由に支承
されて傾動支持部を形成し、穴39c,39dにはシ−
ル部材43を介して嵌挿される蓋44がボルト45で締
結されている。
【0037】他方のトラニオンシャフト38fにはメタ
ル軸受41に摺接する摺接面38gに凹部38hが成形
されている。
【0038】この凹部38hは、斜板38の摺接面38
bの吐出行程に開口する検出ポ−トである連通孔38c
とそれぞれ間欠的に連通し、トラニオンシャフト38f
とメタル軸受41との潤滑をする潤滑部を形成してい
る。
【0039】そして、この凹部38hよりメタル軸受4
1、ケ−ス39に亘って設けられる制御通路42、絞り
42aを介して図示しない制御シリンダに接続されてい
る。
【0040】ピストン8の圧縮行程において、シリンダ
室10内の圧油は、シュ−12の連通穴12b、凹部1
2a、斜板38の摺接面38bに開口する検出ポ−トで
ある連通孔38cとそれぞれ間欠的に連通し、連通孔3
8cよりトラニオンシャフト38fの凹部38hに導入
され、斜板38のトラニオンシャフト38fとメタル軸
受41との潤滑、あるいは静圧軸受として作用するとと
もに、さらに、トラニオンシャフト38fの凹部38h
より制御通路42、絞り42aを介して図示しない制御
シリンダ室にシリンダ室10内の圧油が制御圧力として
導入されると、図示しない制御ピストンには制御ばねに
対抗して反力が生じて、その反力に相応してピストンで
斜板を傾動して、斜板の傾転角に見合った吐出量が得ら
れようポンプ主軸6の軸入力を一定に保つ、定馬力制御
が行われる。
【0041】なお、上記の各実施例は、アキシャルピス
トンポンプの例を説明したが、本発明は、上記アキシャ
ルピストンポンプに限らず、同様に効果が期待できる範
囲でアキシャルピストンモ−タにも適用できることは言
うまでもない。
【0042】
【発明の効果】第1の発明によれば、シリンダ内の圧油
を連通路を介して制御シリンダに導入し、ばね部材に対
抗する制御ピストンで斜板を傾動させ、定馬力制御する
アキシャルピストンポンプであって、前記制御シリンダ
に導入する圧油の検出部を斜板のシュ−の摺動面に設け
て連通するようにしたので、従来例のように、二つの吐
出ポ−トの圧力がポンプの回転により交互になるように
バルブプレ−トの二つの円弧状外側溝、円弧状内側溝の
中間位置に圧力検出ポ−トである開口穴を設けることも
なく、また、シリンダバレルの内外側開口穴(キドニポ
−ト)を大きくする必要もなくなり、バルブプレ−トと
シリンダブロックの摺動面に円周上の傷が発生した場合
に於いても、傷を介して2つのポ−トが連通することな
く、ポ−ト間のふきぬけを防止することができる。ま
た、圧力の検出部を斜板のシュ−の摺動面に設けたこと
により、主軸の回転中にシュ−の凹部が斜板の圧力検出
部上を通過することにより制御圧力が検出できるため、
吐出ポ−トの数に制限されることなく定馬力制御が可能
となる。
【0043】第2の発明によれば、制御シリンダに導入
する圧油を斜板の傾動支持部に設けた潤滑部を経由して
連通するようにしたので、斜板の傾動支持部の潤滑を兼
ねることができるとともに、制御シリンダへ連通する制
御通路と一部共有化が図れ、吐出ポ−ト近傍での制御通
路が不要となるため、ピストンポンプが小型になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例を示すアキシャルピス
トンポンプの正面断面図である。
【図2】同じく図1における制御ピストンをケ−スに介
装したアキシャルピストンポンプの正面断面図である。
【図3】同じく図1における斜板を主軸に直交する軸線
を形成する2個の球状体又は円筒状体により傾動支持し
たアキシャルピストンポンプの正面断面図である。
【図4】同じく図2における斜板をトラニオンシャフト
にて傾動支持したアキシャルピストンポンプの上面断面
図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ケ−ス 3 フロントカバ− 4 シ−ル部材 5a,5b ベアリング 6 主軸 7 シリンダブロック 8 ピストン 8a 頭部 8b 中空路 9 シリンダ 10 シリンダ室 11 リテ−ナ 12 シュ− 12a 凹部 12b 連通路 13 斜板 13a 傾動部 13b 摺動面 13c 連通孔 13d 油溜まり凹部 15 ばね 16 ピン 17 ブッシュ 18 軸受 18a 小孔 19 ピン 20 バルブプレ−ト 21 制御シリンダ 22 制御ピストン 23 制御シリンダ室 24a,24b ばね 25 調整部材 26 制御通路 27 制御シリンダ 28 制御ピストン 29 制御シリンダ室 30 部材 31,32 制御通路 35 斜板 35a 背面 35b 摺動面 35c 連通孔 35d 球状凹部 36 傾動部材 36a 球状部 36b 連通路 36c 円錐状拡径部 36d ステム 37 制御通路 38 斜板 38b 摺動面 38c 連通路 38e,38f トラニオンシャフト 38g 摺接面 38h 凹部 39 ケ−ス 39c,39d 穴 40 ベアリング 41 メタル軸受 42 制御通路 43 シ−ル部材 44 蓋 26a,32a,37a,42a 絞り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、本体に回転自在に支承される主軸
    と、本体内で主軸とスプライン結合され軸方向に主軸を
    中心とする円周上に複数のシリンダを穿設したシリンダ
    ブロックと、シリンダブロックの各シリンダ内に往復動
    可能に嵌挿された複数のピストンと、各ピストンのシリ
    ンダブロックからの突出側頭部に揺動自在に係合しシリ
    ンダに連通する通路を有する複数のシュ−と、各シュ−
    を摺接させる摺動面を形成する斜板と、斜板を傾動可能
    に支持する傾動支持部と、本体とシリンダブロックとの
    間で各シリンダと本体とに設けた給排通路を切り換える
    バルブプレ−トと、斜板を傾動する制御ピストン・シリ
    ンダと、制御ピストンに対抗して斜板とケ−シング間に
    調整自在に介装されるばね部材とを備え、シリンダ内の
    圧油を連通路を介して制御シリンダに導入し、ばね部材
    に対抗する制御ピストンで斜板を傾動させ、定馬力制御
    するアキシャルピストンポンプにおいて、前記制御シリ
    ンダに導入する圧力の検出部を斜板のシュ−の摺動面に
    設けて連通するようにしたことを特徴するアキシャルピ
    ストンポンプ。
  2. 【請求項2】前記制御シリンダに導入する圧油を斜板の
    傾動支持部に設けた潤滑部を経由して連通するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のアキシャルピスト
    ンポンプ。
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