JPH10220216A - 伸線ライン用消音装置 - Google Patents

伸線ライン用消音装置

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JPH10220216A
JPH10220216A JP2660097A JP2660097A JPH10220216A JP H10220216 A JPH10220216 A JP H10220216A JP 2660097 A JP2660097 A JP 2660097A JP 2660097 A JP2660097 A JP 2660097A JP H10220216 A JPH10220216 A JP H10220216A
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JP
Japan
Prior art keywords
expansion chamber
compressed air
air
wiper
convection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2660097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Watanabe
洋介 渡辺
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH10220216A publication Critical patent/JPH10220216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伸線ラインの出口部に接続されているエアワイ
パから流出される圧縮エアを、膨張室を有する筒内で対
流させることにより、エアワイパから発生する風切音を
減衰させる。 【解決手段】エアワイパ3から流出される圧縮エアが膨
張可能な膨張室12を有し且つ該膨張室12の先端部1
2aにエアワイパ3から送出される硬銅線Lを遊嵌状態
で挿通させる孔12bが穿孔された防音体11と、防音
体11に内設されエアワイパ3から流出される圧縮エア
が膨張可能な副膨張室14を有し且つ該副膨張室14の
先端部14aにエアワイパ3から送出される硬銅線Lを
遊嵌状態で挿通させる孔14bが穿孔されると共に該副
膨張室14の長手方向の壁面14cに圧縮エアを防音体
11の膨張室12内で対流させるスリットSが2箇所に
穿設された対流筒13とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸線ラインの出口
部に設けられているエアワイパによる風切音を減衰させ
る伸線ライン用消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、伸線ラインの下流側に設置さ
れている伸線機の先端部には、図2に示すようなエアワ
イパ51が固定されている。このエアワイパ51は、伸
線機から送出される硬銅線に付着する水滴を払拭するも
のである。具体的には、ダイス52から送出される硬銅
線を通過させる貫通孔53が穿孔された円柱体54から
成り、この円柱体54の長手方向には貫通孔53に対し
てほぼ垂直に穿孔されたエア流入口55が設けられてい
る。なお、円柱体54の一端にはダイス52に嵌合させ
るための座ぐり56が形成されている。また、エアワイ
パ51のエア流入口55は、外部に設置されている圧縮
エア供給手段にエア供給管を介して接続されている。
【0003】このようなエアワイパ51は、ダイス52
から送出される硬銅線にエア流入口55から圧縮エアを
吹きつけることにより、硬銅線に付着している水滴を払
拭させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエアワイパ51は、圧縮エアを貫通孔53に吹き出
させると、貫通孔53の出口部53aにて風切音が発生
し、騒音レベルが100dB程度になっていた。作業現
場での騒音レベルが約100dBになると会話が妨害さ
れるので、作業に支障をきたす虞があった。
【0005】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、伸線ラインの出口部に接続さ
れたエアワイパから流出される圧縮エアを、膨張室を有
する筒内で対流させることにより、エアワイパから発生
する風切音を減衰させることができる伸線ライン用消音
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の伸線ライン用消音装置は、伸線ラインの出口
部から送出される線状体に付着する水滴を圧縮エアで払
拭させるエアワイパに固定され、該エアワイパで線状体
から水滴を払拭する際に発生する風切音を減衰させる伸
線機用消音装置であって、エアワイパから流出される圧
縮エアが膨張可能な膨張室を有し且つ該膨張室の先端部
にエアワイパから送出される線状体を遊嵌状態で挿通さ
せる孔が穿孔された防音体と、防音体に内設されエアワ
イパから流出される圧縮エアを防音体の膨張室内で対流
させる対流手段とから成るものである。
【0007】このような伸線ライン用消音装置は、エア
ワイパから流出された圧縮エアを対流手段によって防音
体の膨張室内で対流させることにより圧縮エアの流速を
遅くすることができる。これにより、防音体の出口部で
発生する風切音を、エアワイパの出口部で発生する風切
音より減衰させることができる。なお、対流手段は、エ
アワイパから流出される圧縮エアが膨張可能な副膨張室
を有し且つ該副膨張室の先端部にエアワイパから送出さ
れる線状体を遊嵌状態で挿通させる孔が穿孔されると共
に該副膨張室の長手方向の壁面に圧縮エアを防音体の膨
張室内で対流させるスリットが複数穿設されているもの
が好ましい。このような対流手段によれば、エアワイパ
から流出してきた圧縮エアが副膨張室で膨張し、この膨
張した圧縮エアの一部はスリットから防音体の膨張室内
に流出するので、対流手段の出口部の圧縮エアの流速を
遅くすることができる。また、スリットから流出する圧
縮エアは防音体の膨張室内で対流するので、やはり対流
手段の出口部付近で流速が遅くなることになる。したが
って、防音体の出口部で発生する風切音を、エアワイパ
の出口部で発生する風切音より減衰させることができ
る。
【0008】また、防音体の長手方向には対流手段によ
って対流している圧縮エアを逃すための孔が複数穿設さ
れているものが好ましい。これにより、対流手段によっ
て流速が遅くなった圧縮エアの流速をさらに遅くするこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の伸線ライン用消音
装置の実施の一形態について、図面を参照して説明す
る。本発明の実施の一形態である伸線ライン用消音装置
は、例えば図1(a)に示すように、伸線ラインの下流
側に設置されている伸線機から送出される線状体である
硬銅線Lに付着する水滴を圧縮エアで払拭させるエアワ
イパ3に固定されている。このエアワイパ3は伸線機の
先端部2から送出される硬銅線Lをセンタリングするダ
イス4に固定され、ダイス4から送出される硬銅線L′
を通過させる貫通孔5が穿孔された円柱体6である。ま
た、円柱体6の長手方向には貫通孔5に対してほぼ垂直
に穿孔されたエア流入口7が設けられ、さらに、円柱体
6の一端にはダイス4に嵌合させるための座ぐり6aが
形成されている。なお、エアワイパ3のエア流入口7
は、外部に設置されている圧縮エア供給手段にエア供給
管を介して接続されている。
【0010】このようなエアワイパ3に固定されている
伸線ライン用消音装置1は、エアワイパ3から流出され
る圧縮エアが膨張可能な膨張室12を有する防音体11
と、防音体11に内設されエアワイパ3から流出される
圧縮エアを防音体11の膨張室12内で対流させる対流
手段である対流筒13とから成る。防音体11にはエア
ワイパ3から送出される硬銅線Lを挿通させる孔12b
が、膨張室12の先端部12aおよび防音体11の出口
部11a間に穿孔されている。この孔12bの孔径は硬
銅線Lが通過している時に、エアワイパ3のエア流入口
7から硬銅線Lに吹きつけられた圧縮エアが流出可能な
大きさに形成されている。例えば硬銅線Lの直径が3m
mの場合には、孔12bの孔径は5mm前後が好まし
い。
【0011】対流筒13はエアワイパ3から流出される
圧縮エアが膨張可能な副膨張室14を有している。この
副膨張室14の先端部14aおよび対流筒13の出口部
13a間にはエアワイパ3から送出される硬銅線Lを挿
通させる孔14bが穿孔されている。この孔14bの孔
径は防音体11と同様に、硬銅線Lが通過している時に
エアワイパ3のエア流入口7から硬銅線Lに吹きつけら
れた圧縮エアが流出可能な大きさに形成されている。ま
た、副膨張室14の長手方向の壁面14cには圧縮エア
を防音体11の膨張室12内で対流させるスリットSが
例えば2箇所に穿設されている。このスリットSは図1
(b)に示すように、対流筒13の円周に対して斜めに
切り込まれている。即ち、対流筒13の円周から対流筒
13の円周中心Oに向ってスリットSが切り込まれてい
ない。したがって、このように切り込まれたスリットS
に副膨張室14で膨張した圧縮エアが流れると、防音体
11の膨張室12の壁面12cに対して斜めに吹き付け
られるので、圧縮エアは膨張室12内でスムースに対流
することになる。これにより、副膨張室14内において
硬銅線Lの進行方向Xに流れる圧縮エアの流量を減らす
ことができるので、対流筒11の出口部11aによる圧
縮エアの流速を遅くすることができる。
【0012】このような対流筒13は防音体11内に螺
合されて内設されている。また、対流筒13の入口部1
3bには、エアワイパ3に螺合させることができる接続
管15が螺合されている。このように構成された伸線ラ
イン用消音装置1の消音作用について、以下説明する。
【0013】ダイス4から送出される硬銅線Lに、エア
ワイパ3のエア流入口7から圧縮エアを吹きつけると、
圧縮エアは接続管15の出口部に嵌着されたスリーブ1
6から対流筒13の副膨張室14に流出される。対流筒
13の副膨張室14に流出された圧縮エアは副膨張室1
4内で膨張するが、この膨張した圧縮エアの一部はスリ
ットSから防音体11の膨張室12内に流出するので、
対流筒13の出口部13aに穿孔された孔14bから流
出する圧縮エアの流速を遅くすることができる。また、
スリットSから流出する圧縮エアは防音体11の膨張室
12内で対流するので、やはり対流筒13の出口部13
a付近で流速が遅くなることになる。したがって、防音
体11の出口部11aに穿孔された孔12bで発生する
風切音を、接続管15の出口部に嵌着されたスリーブ1
6で発生する風切音より減衰させることができる。これ
により、騒音レベルを100dBから86dBに軽減で
きるので、作業現場での会話が妨害されなくなる。
【0014】また、防音体11の長手方向に、対流筒1
3のスリットSを通過することにより対流する圧縮エア
を逃すための孔11bを複数穿設してもよい。これによ
り、対流筒13によって流速が遅くなった圧縮エアの流
速をさらに遅くすることができる。なお、本実施の一形
態においては対流手段に、スリットが設けられた対流筒
を使用したが、これに限らず、圧縮エアを防音体内で対
流させることができればどのような手段でもよい。
【0015】また、本実施の一形態においては消音装置
を伸線機に使用していたが、これに限らず、伸線直後の
硬銅線Lを、通電による抵抗熱で焼鈍を行ない軟銅線に
するアニーラに使用してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の伸線ラ
イン用消音装置によれば、防音体の出口部で発生する風
切音をエアワイパの出口部で発生する風切音より減衰さ
せることができるので、騒音レベルを軽減できる。これ
により、作業現場での会話が妨害されなくなるので、支
障なく作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸線ライン用消音装置の実施の一形態
を示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A
断面図。
【図2】伸線ラインに使用されるエアワイパを示す断面
図。
【符号の説明】
1…伸線ライン用消音装置 2…伸線機の先端部(伸線ラインの出口部) 3…エアワイパ 11…防音体 11b…孔 12…膨張室 12a…膨張室の先端部 12b…孔 13…対流筒(対流手段) 14…副膨張室 14a…副膨張室の先端部 14b…孔 14c…壁面 S…スリット L…硬銅線(線状体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸線ラインの出口部から送出される線状体
    に付着する水滴を圧縮エアで払拭させるエアワイパに固
    定され、該エアワイパで前記線状体から前記水滴を払拭
    する際に発生する風切音を減衰させる伸線機用消音装置
    であって、前記エアワイパから流出される前記圧縮エア
    が膨張可能な膨張室を有し且つ該膨張室の先端部に前記
    エアワイパから送出される前記線状体を遊嵌状態で挿通
    させる孔が穿孔された防音体と、前記防音体に内設され
    前記エアワイパから流出される前記圧縮エアを前記防音
    体の前記膨張室内で対流させる対流手段とから成ること
    を特徴とする伸線ライン用消音装置。
  2. 【請求項2】前記対流手段は、前記エアワイパから流出
    される前記圧縮エアが膨張可能な副膨張室を有し且つ該
    副膨張室の先端部に前記エアワイパから送出される前記
    線状体を遊嵌状態で挿通させる孔が穿孔されると共に該
    副膨張室の長手方向の壁面に前記圧縮エアを前記防音体
    の前記膨張室内で対流させるスリットが複数穿設されて
    いることを特徴とする請求項1記載の伸線ライン用消音
    装置。
  3. 【請求項3】前記防音体の長手方向には前記対流手段に
    よって対流している前記圧縮エアを逃すための孔が複数
    穿設されていることを特徴とする請求項1記載の伸線ラ
    イン用消音装置。
JP2660097A 1997-02-10 1997-02-10 伸線ライン用消音装置 Withdrawn JPH10220216A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6707437B1 (en) 1998-05-01 2004-03-16 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus and control method thereof
US6712665B2 (en) 1998-05-01 2004-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing an image forming apparatus having improved spacers
KR102176426B1 (ko) * 2019-06-26 2020-11-09 박철옥 소음저감기능을 갖는 에어와이퍼 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6707437B1 (en) 1998-05-01 2004-03-16 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus and control method thereof
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US7160168B2 (en) 1998-05-01 2007-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing image forming apparatus
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Effective date: 20040511