JPH10219285A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH10219285A JPH10219285A JP3847897A JP3847897A JPH10219285A JP H10219285 A JPH10219285 A JP H10219285A JP 3847897 A JP3847897 A JP 3847897A JP 3847897 A JP3847897 A JP 3847897A JP H10219285 A JPH10219285 A JP H10219285A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】手荒れ性が低く、泡立ち、洗浄性に優れる洗浄
剤組成物を提供すること。 【解決手段】(A)1鎖1極性基含有陰イオン界面活性
剤と(B)両性界面活性剤を(A)+(B)の総量が3
〜40重量%、(A)/(B)の重量比が20/1〜1
/2である組成物に(C)アシル基2長鎖2極性基含有
陰イオン界面活性剤を1〜20重量%含有させる。
剤組成物を提供すること。 【解決手段】(A)1鎖1極性基含有陰イオン界面活性
剤と(B)両性界面活性剤を(A)+(B)の総量が3
〜40重量%、(A)/(B)の重量比が20/1〜1
/2である組成物に(C)アシル基2長鎖2極性基含有
陰イオン界面活性剤を1〜20重量%含有させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手荒れ性が低く、
泡立ち、洗浄性の点にすぐれる洗浄剤組成物に関する。
泡立ち、洗浄性の点にすぐれる洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から洗浄剤組成物では、手荒れ性が
低く、泡立ち、洗浄性に優れるものが検討されてきた。
例えば、両性界面活性剤、第4級アンモニウム、カルボ
キシル基含有陰イオン界面活性剤の組合せ(特開昭62
−288694号公報)、非イオン界面活性剤、第4級
アンモニウム、カルボキシル基含有陰イオン界面活性剤
の組合せ(特開昭63−317596号公報、特開平8
−325595号公報)などが提案されている。しか
し、これらの洗浄剤はいずれも手荒れ性、泡立ち、洗浄
性の点で満足されるものではなかった。このように手荒
れ性が低く、泡立ち、洗浄性にすぐれるる洗浄剤組成物
はいまだ開発されていないのが実情であり、その改良が
望まれていた。
低く、泡立ち、洗浄性に優れるものが検討されてきた。
例えば、両性界面活性剤、第4級アンモニウム、カルボ
キシル基含有陰イオン界面活性剤の組合せ(特開昭62
−288694号公報)、非イオン界面活性剤、第4級
アンモニウム、カルボキシル基含有陰イオン界面活性剤
の組合せ(特開昭63−317596号公報、特開平8
−325595号公報)などが提案されている。しか
し、これらの洗浄剤はいずれも手荒れ性、泡立ち、洗浄
性の点で満足されるものではなかった。このように手荒
れ性が低く、泡立ち、洗浄性にすぐれるる洗浄剤組成物
はいまだ開発されていないのが実情であり、その改良が
望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
1鎖1極性基含有陰イオン界面活性剤、両性界面活性
剤、特定のアシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面活
性剤を特定量、特定比で含有せしめると上記の欠点を格
段に改良することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の目的は、手荒れ性が低く、泡立
ち、洗浄性に優れる洗浄剤組成物を提供するにある。
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
1鎖1極性基含有陰イオン界面活性剤、両性界面活性
剤、特定のアシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面活
性剤を特定量、特定比で含有せしめると上記の欠点を格
段に改良することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の目的は、手荒れ性が低く、泡立
ち、洗浄性に優れる洗浄剤組成物を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、(A)1鎖1極性基含有陰イオン界面活性剤と、
(B)両性界面活性剤を(A)+(B)の総量が3〜4
0重量%、(A)/(B)の重量比が20/1〜1/2
となるように含む組成物に、(C)アシル基2長鎖2極
性基含有陰イオン界面活性剤を1〜20重量%含有せし
めたことを特徴とする洗浄剤組成物である。
は、(A)1鎖1極性基含有陰イオン界面活性剤と、
(B)両性界面活性剤を(A)+(B)の総量が3〜4
0重量%、(A)/(B)の重量比が20/1〜1/2
となるように含む組成物に、(C)アシル基2長鎖2極
性基含有陰イオン界面活性剤を1〜20重量%含有せし
めたことを特徴とする洗浄剤組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明における(A)成分の1鎖1極性基含有陰イ
オン界面活性剤は、炭素原子数8〜20の疎水基、カル
ボキシル基、スルホン酸基、硫酸基のいずれかの極性
基、1価又は2価のアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオン又は有機アンモニウムイオンのいずれかの対イオ
ンとしてを持つ。本発明においては、N−アシルアミノ
酸型、イセチオネート型、スルホコハク酸型が皮膚の安
全性上好ましい。N−アシルアミノ酸型の中では特にN
−アシル−N−メチルアラニン塩、N−アシルグリシン
塩又はN−アシル−N−メチルタウリン塩が皮膚の安全
性上好ましい。本発明における(B)成分の両性界面活
性剤は、イミダゾリニウムベタイン型、アミドアミン
型、アミドアミノ酸型、カルボベタイン型、スルホベタ
イン型、アミドスルホベタイン型、アミノ酸系ベタイン
型、ホスホベタイン型などが挙げられる。これらの中で
アミドアミン型を含むイミダゾリニウムベタイン型が本
発明において皮膚の安全性上好ましい。本発明における
(C)成分のアシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面
活性剤は、アシル基長鎖の炭素原子数が18、16、1
4、12、10又は8であって、極性基としてカルボキ
シル基、スルホン酸基、硫酸基のいずれかを持ち、連結
鎖が炭素原子数が2〜6のアルキレン鎖である分子構造
を有していればよい。(C)成分の2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤を例示すると、N,N’−ビス〔2−
ラウラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ
(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイ
ラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸
ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミド
エチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸ナトリ
ウム)、N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチル)エチ
レンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイラミドエチル)
エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリ
ウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミドエチ
ル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタ
ン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス
(ミリストイルアミド)エタン−N,N’−ジ(酢酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エ
タン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビ
ス(ラウロイルアミド)エタン−N,N’−ジ(プロピ
オン酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルア
ミド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)、N,N’−
ビス(ラウロイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸
カリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミド)ブ
タン−N,N’−ジ(酢酸カリウム)、N,N’−ビス
(パルミトイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸カ
リウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン
−N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,
N’−ビス(ミリストイルアミド)ブタン−N,N’−
ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,N’−ビス(パ
ルミトイルアミド)エタン−N,N’−ジ(エタンスル
ホン酸ナトリウム)が挙げられる。この化合物の分子構
造において疎水基の異なる同族体との混合体としても本
発明の目的の範囲内で配合される。ここで用いる対イオ
ンとしては1価又は2価のアルカリ金属イオン、アンモ
ニウムイオン又は有機アンモニウムイオンが適用され
る。ただし、有機アンモニウムイオンとしては、リジ
ン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該当する。本発明
において好ましい(C)成分としては、アシル基含有長
鎖疎水基の炭素原子数が14又は12であって、極性基
としてカルボキシル基又はスルホン酸基のいずれかを持
ち、連結鎖が炭素原子数が2である化合物が示される。
る。本発明における(A)成分の1鎖1極性基含有陰イ
オン界面活性剤は、炭素原子数8〜20の疎水基、カル
ボキシル基、スルホン酸基、硫酸基のいずれかの極性
基、1価又は2価のアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオン又は有機アンモニウムイオンのいずれかの対イオ
ンとしてを持つ。本発明においては、N−アシルアミノ
酸型、イセチオネート型、スルホコハク酸型が皮膚の安
全性上好ましい。N−アシルアミノ酸型の中では特にN
−アシル−N−メチルアラニン塩、N−アシルグリシン
塩又はN−アシル−N−メチルタウリン塩が皮膚の安全
性上好ましい。本発明における(B)成分の両性界面活
性剤は、イミダゾリニウムベタイン型、アミドアミン
型、アミドアミノ酸型、カルボベタイン型、スルホベタ
イン型、アミドスルホベタイン型、アミノ酸系ベタイン
型、ホスホベタイン型などが挙げられる。これらの中で
アミドアミン型を含むイミダゾリニウムベタイン型が本
発明において皮膚の安全性上好ましい。本発明における
(C)成分のアシル基2長鎖2極性基含有陰イオン界面
活性剤は、アシル基長鎖の炭素原子数が18、16、1
4、12、10又は8であって、極性基としてカルボキ
シル基、スルホン酸基、硫酸基のいずれかを持ち、連結
鎖が炭素原子数が2〜6のアルキレン鎖である分子構造
を有していればよい。(C)成分の2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤を例示すると、N,N’−ビス〔2−
ラウラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ
(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイ
ラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸
ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミド
エチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸ナトリ
ウム)、N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチル)エチ
レンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイラミドエチル)
エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリ
ウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミドエチ
ル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタ
ン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス
(ミリストイルアミド)エタン−N,N’−ジ(酢酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エ
タン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビ
ス(ラウロイルアミド)エタン−N,N’−ジ(プロピ
オン酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルア
ミド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)、N,N’−
ビス(ラウロイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸
カリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミド)ブ
タン−N,N’−ジ(酢酸カリウム)、N,N’−ビス
(パルミトイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸カ
リウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン
−N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,
N’−ビス(ミリストイルアミド)ブタン−N,N’−
ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,N’−ビス(パ
ルミトイルアミド)エタン−N,N’−ジ(エタンスル
ホン酸ナトリウム)が挙げられる。この化合物の分子構
造において疎水基の異なる同族体との混合体としても本
発明の目的の範囲内で配合される。ここで用いる対イオ
ンとしては1価又は2価のアルカリ金属イオン、アンモ
ニウムイオン又は有機アンモニウムイオンが適用され
る。ただし、有機アンモニウムイオンとしては、リジ
ン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該当する。本発明
において好ましい(C)成分としては、アシル基含有長
鎖疎水基の炭素原子数が14又は12であって、極性基
としてカルボキシル基又はスルホン酸基のいずれかを持
ち、連結鎖が炭素原子数が2である化合物が示される。
【0006】本発明において(A)成分の1鎖1極性基
含有陰イオン界面活性剤と(B)成分両性界面活性剤は
総量(A)+(B)が3〜40重量%、重量比(A)/
(B)の20/1〜1/2となるように用いられる。
(A)+(B)が3重量%よりも少ないと十分な起泡力
が得られず、(A)+(B)が40重量%を超えると均
一で安定な組成物を得ることが困難になる。(A)/
(B)(重量比)が20/1を超えると起泡力は十分な
ものの、(C)成分を添加しても十分低刺激な組成物が
得られず、一方、(A)/(B)が1/2より少ないと
(C)成分の添加の有無に関わらず刺激性は問題ないも
のの十分な起泡力が得られない。
含有陰イオン界面活性剤と(B)成分両性界面活性剤は
総量(A)+(B)が3〜40重量%、重量比(A)/
(B)の20/1〜1/2となるように用いられる。
(A)+(B)が3重量%よりも少ないと十分な起泡力
が得られず、(A)+(B)が40重量%を超えると均
一で安定な組成物を得ることが困難になる。(A)/
(B)(重量比)が20/1を超えると起泡力は十分な
ものの、(C)成分を添加しても十分低刺激な組成物が
得られず、一方、(A)/(B)が1/2より少ないと
(C)成分の添加の有無に関わらず刺激性は問題ないも
のの十分な起泡力が得られない。
【0007】本発明の洗浄剤組成物には、これら
(A)、(B)、(C)の必須成分の他に洗浄剤に一般
に使用される界面活性剤を総量で0〜10重量%の範囲
でもちいることができる。また、グリセリン、プロピレ
ングリコール、エタノール、尿素などの溶解補助剤、水
溶性高分子、ポリエチレングリコール、食塩などの増粘
剤、パラベン等の防腐剤、BHTなどの酸化防止剤を総
量で0〜20重量%の範囲でもちいることができる。更
に、付加的に色素、香料、抗フケ剤、消炎剤、ビタミン
類、植物エキス、タンパク質、及びその誘導体、もしく
は分解物を総量で0〜5重量%の範囲でもちいることが
できる。残余は水であり、30〜95重量%の範囲とな
る。
(A)、(B)、(C)の必須成分の他に洗浄剤に一般
に使用される界面活性剤を総量で0〜10重量%の範囲
でもちいることができる。また、グリセリン、プロピレ
ングリコール、エタノール、尿素などの溶解補助剤、水
溶性高分子、ポリエチレングリコール、食塩などの増粘
剤、パラベン等の防腐剤、BHTなどの酸化防止剤を総
量で0〜20重量%の範囲でもちいることができる。更
に、付加的に色素、香料、抗フケ剤、消炎剤、ビタミン
類、植物エキス、タンパク質、及びその誘導体、もしく
は分解物を総量で0〜5重量%の範囲でもちいることが
できる。残余は水であり、30〜95重量%の範囲とな
る。
【0008】本発明の洗浄剤組成物は上記の如くの組成
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、顔料等を本発明の目的を達成す
る範囲内で適宜配合することもできる。
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、顔料等を本発明の目的を達成す
る範囲内で適宜配合することもできる。
【0009】本発明の洗浄剤組成物は、所望により液
状、ペースト状、ゲル状等種々の剤型にすることができ
る。本発明の洗浄剤組成物は、洗顔クリーム、液状洗顔
料、ボディシャンプー、シャンプー、メイク落とし洗浄
剤、クレンジング化粧料等の皮膚又は頭髪の洗浄を目的
とするものに適用される。
状、ペースト状、ゲル状等種々の剤型にすることができ
る。本発明の洗浄剤組成物は、洗顔クリーム、液状洗顔
料、ボディシャンプー、シャンプー、メイク落とし洗浄
剤、クレンジング化粧料等の皮膚又は頭髪の洗浄を目的
とするものに適用される。
【0010】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明するが、本発
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量%である。下記の表に示す組成の洗浄剤組成物を調
製し、それぞれについて手荒れ性、洗浄性、起泡力につ
いて評価を行った。結果を下記の表に示す。表に示す配
合重量%は活性剤の有効分の値である。各試験は次の方
法によった。
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量%である。下記の表に示す組成の洗浄剤組成物を調
製し、それぞれについて手荒れ性、洗浄性、起泡力につ
いて評価を行った。結果を下記の表に示す。表に示す配
合重量%は活性剤の有効分の値である。各試験は次の方
法によった。
【0011】(評価方法) (1)起泡力試験法 洗浄剤組成物の1%水溶液に人工汚垢を0.5%加え、
平型プロペラで40度Cにて回転数1000rpmで1
0秒毎反転の条件下で5分間シリンダー中で攪拌し、攪
拌終了後、30秒後の泡量により評価を行った。以下の
判定基準により評価した。 ◎:良く泡立つ ○:普通 △:やや泡立ちが悪い ×:泡立ちが悪い (2)手荒れ性試験法 各試料につき、男女各5名、合計10名のパネルを用
い、左右どちらかの一方の手を、洗浄剤組成物濃度5
%、温度40度CK水溶液に、他方の手を同温度り水
に、10分間侵漬する操作を1日当たり2回、5日間続
けて行い、左右の手の肌荒れ状態の差を肉眼で判定し
た。以下の判定基準により評価した。 ◎:肌荒れ状態がまったく認められない。 ○:ほんのかすかに肌荒れ状態が認められる △:多少肌荒れ状態が認められる ×:肌荒れ状態が顕著に認められる (3)洗浄性試験法 人工油性汚垢を溶剤に均一に分散させ、ウールモスリン
羊毛布をこの液に接液して、人工油性汚垢を均一に付着
させる。この布を10センチメートル×10センチメー
トルの試験片とし、実験に供した。ドイツ硬度05°d
硬水に洗浄剤組成物を溶解し、3%洗浄剤組成物水溶液
1リットルを調製する。人工汚染布5枚とこの水溶液を
そのままターゴトメーター用ステンレスビーカーに移
し、ターゴトメーターにて75rpm、40度C3分間
攪拌する。流水下ですすいだ後、アイロンプレスし、反
射率測定に供した。洗浄率の算出は下式によった。洗浄
前の原布及び洗浄前後の汚染布の460mμにおける反
射率を自記色彩系(島津社製)にて測定し、次式によっ
て洗浄率(%)を算出した。 洗浄率(%)=(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)/
(原布の反射率−洗浄前の反射率)×100 以下の判定基準により評価した。 ◎:80%以上 ○:70%以上80%未満 △:60%以上70%未満 ×:60%未満
平型プロペラで40度Cにて回転数1000rpmで1
0秒毎反転の条件下で5分間シリンダー中で攪拌し、攪
拌終了後、30秒後の泡量により評価を行った。以下の
判定基準により評価した。 ◎:良く泡立つ ○:普通 △:やや泡立ちが悪い ×:泡立ちが悪い (2)手荒れ性試験法 各試料につき、男女各5名、合計10名のパネルを用
い、左右どちらかの一方の手を、洗浄剤組成物濃度5
%、温度40度CK水溶液に、他方の手を同温度り水
に、10分間侵漬する操作を1日当たり2回、5日間続
けて行い、左右の手の肌荒れ状態の差を肉眼で判定し
た。以下の判定基準により評価した。 ◎:肌荒れ状態がまったく認められない。 ○:ほんのかすかに肌荒れ状態が認められる △:多少肌荒れ状態が認められる ×:肌荒れ状態が顕著に認められる (3)洗浄性試験法 人工油性汚垢を溶剤に均一に分散させ、ウールモスリン
羊毛布をこの液に接液して、人工油性汚垢を均一に付着
させる。この布を10センチメートル×10センチメー
トルの試験片とし、実験に供した。ドイツ硬度05°d
硬水に洗浄剤組成物を溶解し、3%洗浄剤組成物水溶液
1リットルを調製する。人工汚染布5枚とこの水溶液を
そのままターゴトメーター用ステンレスビーカーに移
し、ターゴトメーターにて75rpm、40度C3分間
攪拌する。流水下ですすいだ後、アイロンプレスし、反
射率測定に供した。洗浄率の算出は下式によった。洗浄
前の原布及び洗浄前後の汚染布の460mμにおける反
射率を自記色彩系(島津社製)にて測定し、次式によっ
て洗浄率(%)を算出した。 洗浄率(%)=(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)/
(原布の反射率−洗浄前の反射率)×100 以下の判定基準により評価した。 ◎:80%以上 ○:70%以上80%未満 △:60%以上70%未満 ×:60%未満
【0012】実施例1〜20,比較例1〜9 表に本発明の洗浄剤組成物(試験試料)の組成を示す。
ここに示す配合物は次のものを示す。 (1)配合される(A)成分の1鎖1極性基含有陰イオ
ン界面活性剤2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤 A1:N−ドデカノイル−N−メチルタウリンナトリウ
ム A2:スルホコハク酸ドデシルモノエステルナトリウム A3:C12アルキルイセチオン酸ナトリウム A4:N−ドデカノイル−N−メチルアラニンナトリウ
ム A5:N−ドデカノイルグリシンナトリウム A6:N−ドデカノイルグルタミン酸ナトリウム A7:ドデシル硫酸ナトリウム (2)配合される(B)成分の両性界面活性剤 B1:イミダゾリニウムベタイン B2:ドデシルトリメチルアンモニオリン酸 (3)配合される(C)成分のアシル基2長鎖2極性基
含有陰イオン界面活性剤 C1:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(スルホン酸ナトリウム) C2:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)
ここに示す配合物は次のものを示す。 (1)配合される(A)成分の1鎖1極性基含有陰イオ
ン界面活性剤2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤 A1:N−ドデカノイル−N−メチルタウリンナトリウ
ム A2:スルホコハク酸ドデシルモノエステルナトリウム A3:C12アルキルイセチオン酸ナトリウム A4:N−ドデカノイル−N−メチルアラニンナトリウ
ム A5:N−ドデカノイルグリシンナトリウム A6:N−ドデカノイルグルタミン酸ナトリウム A7:ドデシル硫酸ナトリウム (2)配合される(B)成分の両性界面活性剤 B1:イミダゾリニウムベタイン B2:ドデシルトリメチルアンモニオリン酸 (3)配合される(C)成分のアシル基2長鎖2極性基
含有陰イオン界面活性剤 C1:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(スルホン酸ナトリウム) C2:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】尚、R1、R2はそれぞれ(A)+
(B)、(A)/(B)を意味する。表1〜4の結果か
ら、本発明の洗浄剤組成物は、前記評価項目のすべてで
すぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄剤組成
物の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例の洗浄
剤組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれよりも大
幅に悪いことがわかる。
(B)、(A)/(B)を意味する。表1〜4の結果か
ら、本発明の洗浄剤組成物は、前記評価項目のすべてで
すぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄剤組成
物の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例の洗浄
剤組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれよりも大
幅に悪いことがわかる。
【0018】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物におけるアシル基
2長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤の刺激緩和作用
の機序は不明であるが、本発明によれば低刺激性で洗浄
力に優れた洗浄剤を得ることができる。従って、本発明
の組成物は、毛髪、皮膚洗浄剤、手の荒れやすい主婦の
ための台所洗剤、毎日洗髪するする人のためのデイリー
シャンプーとして、更に職業的にシャンプーと長時間接
触せざるを得ない人のための低刺激性洗浄剤として好適
である。
2長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤の刺激緩和作用
の機序は不明であるが、本発明によれば低刺激性で洗浄
力に優れた洗浄剤を得ることができる。従って、本発明
の組成物は、毛髪、皮膚洗浄剤、手の荒れやすい主婦の
ための台所洗剤、毎日洗髪するする人のためのデイリー
シャンプーとして、更に職業的にシャンプーと長時間接
触せざるを得ない人のための低刺激性洗浄剤として好適
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)1鎖1極性基含有陰イオン界面活
性剤と、(B)両性界面活性剤を(A)+(B)の総量
が3〜40重量%、(A)/(B)の重量比が20/1
〜1/2となるように含む組成物に、(C)アシル基2
長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を1〜20重量%
含有せしめたことを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (A)1鎖1極性基含有陰イオン界面活
性剤がN−アシルアミノ酸系界面活性剤、スルホコハク
酸系界面活性剤、イセチオネート系界面活性剤の群から
選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請
求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 両性界面活性剤がイミダゾリニウムベタ
イン系であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 N−アシルアミノ酸系界面活性剤がN−
アシル−N−メチルアラニン塩、N−アシルグリシン塩
又はN−アシル−N−メチルタウリン塩であることを特
徴とする請求項1、2又は3に記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3847897A JPH10219285A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3847897A JPH10219285A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10219285A true JPH10219285A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12526374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3847897A Pending JPH10219285A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10219285A (ja) |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP3847897A patent/JPH10219285A/ja active Pending
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