JPH10219112A - 架橋オルガノシロキサン粒子、その製造方法およびその使用 - Google Patents

架橋オルガノシロキサン粒子、その製造方法およびその使用

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JPH10219112A JP2169898A JP2169898A JPH10219112A JP H10219112 A JPH10219112 A JP H10219112A JP 2169898 A JP2169898 A JP 2169898A JP 2169898 A JP2169898 A JP 2169898A JP H10219112 A JPH10219112 A JP H10219112A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属析離物を有しかつ5〜200nmの大き
さ範囲内の単分散粒度分布を有する、有機溶媒に可溶な
ポリシロキサン粒子を提供する。 【解決手段】 この課題は、酸化段階0の金属原子を有
し、該金属原子はその都度少なくとも1つの他の酸化段
階0の金属原子と金属間相互作用をし、5〜200nm
の平均直径を有しかつジクロルメタン、ペンタン、アセ
トン、トルオールおよびエタノールから選択した少なく
とも1つの溶媒に少なくとも0.1重量%可溶であり、
その際粒子の少なくとも80%は平均直径からせいぜい
30%相違する、ただ1つの分子からなる架橋オルガノ
ポリシロキサン粒子によって解決される。 【効果】 金属含有オルガノポリシロキサン粒子は、均
質触媒として、また、光学系エレクトロニクス、防火に
おいて及び被覆物に対し使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化段階ゼロの金
属原子が金属間相互作用を有する、唯1つの分子からな
る単分散の可溶性オルガノポリシロキサン粒子、その製
造および使用に関する。オルガノポリシロキサン粒子
は、5〜200nmの平均直径を有し、そのためメソス
コーピック(mesoskopischen)な大きさ
範囲内に存在する。
【0002】
【従来の技術】支持体表面、たいていケイ酸または活性
炭上での金属または金属合金の析離は公知である。ズウ
(W.Zou)等、Materials Letter
s、24巻(1995年)、35〜39ページには、金
属塩溶液およびテトラエトキシシランから出発する、ゾ
ル−ゲル法での金属塩挿入を有するマクロゲルの製造が
記載されている。引き続き粉砕されたゲルを還元性か焼
することにより、白金、パラジウムまたはイリジウム含
有シリカゲルが製造される。こうして製造された金属被
覆支持体は、主としてたとえば炭素二重結合の水素添加
のためまたは排気ガス除毒における不均質触媒として適
用される。しかし、これらの触媒系は、僅かな触媒活性
表面に基づく低い活性および低い選択性のような不均質
触媒のすべての欠点を有する。さらに、触媒方法に対し
重要な金属粒子の大きさは偶発的に生じる。また、金属
粒子の局在化はゲル化における方法実施に依存し、それ
により触媒反応に利用される金属分量は調節困難であ
る。
【0003】ここで、現場還元およびたとえばミクロエ
マルションまたは逆(inverse)ミクロエマルシ
ョン中での安定化、または安定化作用する界面活性剤の
存在における金属塩の電気化学的還元による、溶液中で
安定な定義された金属コロイドの同様に公知の製造が最
初の改善をもたらす。アントニッチ(Antoniet
ti)等、Nachr.Chem.Lab.44巻(1
996年)、6号、579ページから、高めた温度、高
めた塩含量および腐食性反応媒体のような過酷な条件下
で界面活性剤を用いるこれらコロイド粒子の安定化が挫
折することは公知である。その際、より低い反応性及び
選択性を有するコロイド凝集物が生じる。
【0004】1つの別の変更形、即ちポリスチロールポ
リアクリル酸共重合体のような両親媒性ブロック共重合
体による、現場で還元により製造された金属コロイドの
安定化は、同様にアントニッチ等、Nachr.Che
m.Lab.44巻(1996年)6号、579ページ
に記載されている。これら系の利点は、温度変化、化学
的環境および塩効果に対する著しく低い感度である。さ
らに、こうして安定化された金属コロイドは乾固した後
再び有機溶媒に再分散性である。この変更形も幾つかの
欠点を有する。それで、両親媒性ブロック共重合体の合
成は大きい合成費と結合しており、さらにコロイド粒子
の大きさは、温度、溶媒、還元剤および金属塩前駆物質
のような還元条件の影響に基づき簡単に制御できず、最
後に金属コロイド内部の活性金属中心には接近できな
い。もう1つの欠点は、金属塩還元のため常にヒドラジ
ンまたはホウ水素化ナトリウムのような外部還元剤を添
加しなければならないことである。核形成法における還
元剤は、得られる金属コロイドの大きさないしは−分配
に著しい影響を与え、それで意図するコロイド粒子の大
きさの調節の場合もう一つの不確実ファクターである。
また、これまで記載したこのコロイド状金属系は有機相
だけに制限されている。
【0005】上記に紹介した方法では、意図した金属ナ
ノ構造の層構成は不可能であり、とにかく統計的金属合
金を製造することができるにすぎない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】金属析離物を有し、5
〜200nmの大きさ範囲内に単分散の粒度分布を有す
る、有機溶媒に可溶のオルガノポリシロキサン粒子を提
供する課題が生じた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化段階ゼロ
の金属原子を有し、該金属原子はその都度少なくとも1
つの酸化段階ゼロの他の金属原子と金属間相互作用を
し、5〜200nmの平均直径を有しかつジクロルメタ
ン、ペンタン、アセトン、トルオールおよびエタノール
から選択される少なくとも1つの溶媒に、少なくとも
0.1重量%可溶であり、その際粒子の少なくとも80
%は平均直径からせいぜい30%相違する、唯1つの分
子からなる架橋オルガノポリシロキサン粒子に関する。
【0008】オルガノポリシロキサン粒子は、代表的に
少なくとも104g/モル、殊に5×105g/モルおよ
びとくにせいぜい1010g/モル、殊に109g/モル
の平均分子量を有する。金属含有オルガノポリシロキサ
ン粒子の平均直径は、とくに10nm、せいぜい200
nmである。とくに、粒子の80%は平均直径からせい
ぜい20%、殊にせいぜい10%相違する。金属含有オ
ルガノポリシロキサンは、とくに球状の粒子である。
【0009】金属含有オルガノポリシロキサン粒子は溶
媒に可溶であり、従ってたとえば均質触媒のように使用
することができ、その際触媒活性金属は、コロイド、ク
ラスターまたは層の形でオルガノポリシロキサン粒子表
面に固定されていて、それで不均質触媒の利点をも提供
する。とくに、ある溶媒に対する溶解度は少なくとも
0.01重量%、殊に少なくとも0.1重量%である。
金属含有オルガノポリシロキサン粒子が溶解する溶媒
は、第一にオルガノポリシロキサン粒子の構成に依存
し、第二に粒子表面における金属被覆の種類及び密度に
依存する。すべての金属含有オルガノポリシロキサン粒
子に対し、少なくとも1つの適当な溶媒がある。かかる
溶媒の例は、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノールのようなアルコール;ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルのようなエーテル;ジク
ロルメタン、トリクロルメタン、テトラクロルメタン、
1,2−ジクロルエタン、トリクロルエチレンのような
塩素化炭化水素;ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘキサン異性体混合物、ヘプタン、オクタン、洗
浄ベンジン、石油エーテルのような飽和炭化水素;脂肪
族不飽和炭化水素、即ちペンテン、ヘキセン、オクテン
のようなアルケン、ヘキサジエン、シクロオクタジエン
のようなジエンおよびブチンのようなアルキン;ベンゾ
ール、トルオール、キシロールのような芳香族炭化水
素;アセトン、メチルエチルケトン、メチル−イソブチ
ルケトン、シクロヘキサノンのようなケトン;ニトロベ
ンゾール、ニトロメタン、ジメチルホルムアミドのよう
な窒素含有有機溶媒;二硫化炭素のような硫黄含有有機
溶媒;および場合によりビニル基のような官能基を有す
るオリゴマーおよびポリマーのシロキサン、たとえば
α,ω−ビニル末端基を有するジメチルポリシロキサ
ン、またはこれら溶媒の混合物、ならびにメチルメタク
リレートまたはスチロールのようなモノマーおよび液状
ポリマーである。金属被覆された粒子は、水に少なくと
も0.1重量%が再分散性である。
【0010】オルガノポリシロキサン粒子中の酸化段階
0の個々の金属原子の原子状の性質は中止されており、
金属単位は存在するが、金属の固体はまだ存在しない。
金属単位の性質は、個別原子の性質と金属固体の性質と
の中間である。個々の原子の伝導帯は接近している。基
準値から伝導帯までのエネルギー間隔は減少する。とく
に、酸化段階0の少なくとも3個、殊に少なくとも5個
の金属原子が互いに金属間相互作用をする。
【0011】オルガノポリシロキサン粒子の酸化段階0
の金属の相対的全含量は、少なくとも10ppm、とく
に少なくとも0.1重量%、殊に少なくとも1重量%お
よびとくにせいぜい50重量%、殊にせいぜい10重量
%、より良好にはせいぜい5重量%である。相対的金属
含量の決定は、元素分析を用いて行うことができる。
【0012】オルガノポリシロキサン粒子は、酸化段階
0の任意の金属原子を有することができる。
【0013】任意の金属が、オルガノポリシロキサン粒
子上に存在しうる。とくに、その化合物からアルコー
ル、ヒドラジンのようなアルデヒド、ホウ水素化ナトリ
ウムまたは水素シランまたは−シロキサンのような還元
剤によるかまたはUV照射により還元可能である金属、
つまりそのレドックス電位がその都度与えられた化学的
環境においてその都度の還元剤の還元電位よりも大きい
金属が選択される。それで、水素化ケイ素の例に対し、
そのレドックス電位がその都度の化学的環境において水
素化物−水素転移に関し定義によるゼロよりも大きいす
べての金属がその金属塩から出発して析離可能である。
これは、たとえば白金、パラジウム、ロジウム、レニウ
ム、金、銀、イリジウム等のようなすべての貴金属に妥
当であるが、たとえば銅、ビスマスおよびコバルトにも
妥当である。
【0014】架橋オルガノポリシロキサン粒子中に、酸
化段階0の金属原子は多種多様の個所に異なる頻度で存
在しうる。1個のオルガノポリシロキサン粒子中に1種
の金属、種々の金属が存在してもよく、その際オルガノ
ポリシロキサン粒子中の異なる個所に異なる金属が存在
してもよい。
【0015】たとえば、金属原子がオルガノポリシロキ
サン粒子表面に存在し、その際被覆密度に依存して、直
径1nmまでの金属析離物の場合クラスターの形で;オ
ルガノポリシロキサン上に個別粒子として明瞭に認めう
る直径1nmよりも大きい構造を有するコロイドの形
で;または完全な金属層で存在する。これらの構造にお
いては、高い金属被覆にも拘わらず粒子の電子顕微鏡に
金属構造は認識できない。プラズモン共振(Plasm
onenresonanz)はUVで測定できる。
【0016】例として、たとえば次のように構成されて
いてもよい層構造も可能である: 1.)オルガノポリシロキサン核 2.)第一の金属析離物 3.)オルガノポリシロキサン層 4.)第二の金属析離物 この層構造は場合によりシロキサン中間層なしでも可能
であり、その際第二層上に別の金属層が存在しうる。こ
うして別の層を構成することもできる。第二および第四
のような金属析離物は、完全な金属層、金属クラスター
または金属コロイドとして存在しうる。
【0017】層構造の別の変更形は、オルガノポリシロ
キサン核上に1つの金属層を設け、次にこの金属層の周
りに定義された網状組織の網目の大きさおよび定義され
た化学的環境を有するオルガノポリシロキサン網状組織
を構成することである。このようなオルガノポリシロキ
サン粒子は、大きさ選択的ならびに化学的に特殊な触媒
として使用することができる。
【0018】さらに、上記に記載した、オルガノポリシ
ロキサン粒子表面上に存在する金属析離物は金属表面
に、上述の溶媒の分子または製法により制約されたアニ
オンのような錯配位子または塩化物、硝酸塩およびシク
ロオクタジエンのような中性配位子を有することができ
る。
【0019】オルガノポリシロキサン粒子のオルガノポ
リシロキサン分量は、好ましくは主として 一般式(1)の単位 0.5〜80重量% [R3SiO1/2] (1)、 一般式(2)の単位 0〜99.0重量% [R2SiO2/2] (2)、 一般式(3)の単位 0〜99.5重量% [RSiO3/2] (3)および 一般式(4)の単位 0〜99.5重量% [SiO4/2] (4)、 [ 式中Rは水素原子または同じかまたは異なる、Si
C結合の、場合により官能基を有する一価のC1〜C18
炭化水素基を表わす]からなる。
【0020】非置換基Rの例は、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソ
ペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、
n−ヘキシル基のようなヘキシル基、n−ヘプチル基の
ようなヘプチル基、n−オクチル基のようなオクチル
基、および2,2,4−トリメチルペンチル基のような
イソオクチル基、n−ノニル基のようなノニル基、n−
デシル基のようなデシル基、n−ドデシル基のようなド
デシル基、n−オクタデシル基のようなオクタデシル基
のようなアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基4−エチルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、
ノルボルニル基およびメチルシクロヘキシル基のような
シクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基およびアン
トリル基およびフェナントリル基のようなアリール基;
o−、m−、p−トリル基、キシリル基およびエチルフ
ェニル基のようなアルカリール基;ベンジル基、α−お
よびβ−フェニルエチル基のようなアラルキル基であ
る。
【0021】官能基を有する炭化水素基Rの例は、ハロ
ゲン化炭化水素基、即ちクロルメチル基、3−クロルプ
ロピル基、3−ブロムプロピル基、3,3,3−トリフ
ルオルプロピル基および5,5,5,4,4,3,3−
ヘプタフルオルペンチル基のようなハロゲンアルキル基
およびo−、m−およびp−クロルフェニル基のような
ハロゲンアリール基;第一級、第二級およぼ第三級アミ
ンを有する炭化水素基、たとえば2−アミノエチル基、
3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3
−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノ−(2−メチル)プロピル基およびピリミジニル
基のようなアミノアルキル基、アミノフェニル基のよう
なアミノアリール基;第四級アンモニウム基;2−メル
カプトエチル基および3−メルカプトプロピル基のよう
なメルカプト基を有する炭化水素基;2−シアノエチル
基および3−シアノプロピル基のようなシアノアルキル
基;アクリル基を有する炭化水素基、たとえば3−アク
リルオキシプロピル基および3−メタクリルオキシプロ
ピル基のようなアクリルオキシアルキル基;ヒドロキシ
ル基を有する炭化水素基、たとえばヒドロキシプロピル
基のようなヒドロキシアルキル基;ホスホン酸基、ホス
ホネート基およびスルホネート基を有する炭化水素基;
フラニル基、ピリジル基またはチオフェニル基のような
ヘテロ原子O、NまたはSにより中断された不飽和炭化
水素基である。
【0022】基Rは、好ましくは非置換のC1〜C6アル
キル基、フェニル基および水素、殊にメチル基である。
【0023】被覆シロキサン層中のオルガノポリシロキ
サン粒子のオルガノポリシロキサン分量は、基礎になっ
ているシロキサン核におけると同じかまたは異なる組成
を有することができる。シロキサン被膜は、とくに1〜
10nm、殊にせいぜい5nmおよび殊に好ましくはせ
いぜい2nmの厚さを有する。
【0024】殊に、オルガノポリシロキサン粒子は、金
属少なくとも0.1重量%を含有し、オルガノポリシロ
キサン粒子のオルガノポリシロキサン分量は 一般式(1)の単位 1〜80重量%、 一般式(2)の単位 0〜98重量%、 一般式(3)の単位 0〜99重量%および 一般式(4)の単位 0〜99重量%からなる、た
だし一般式(3)の単位および(4)の単位の合計は少
なくとも1重量%である。
【0025】金属含有オルガノポリシロキサン粒子およ
び少なくとも80モル%が一般式(2)の単位から構成
されているオルガノポリシロキサン被覆は、エラストマ
ーの性質を有する。この粒子またはこのように構成され
たシロキサン被覆は、上記の有機溶媒、殊にトルオー
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、石油エーテル、
塩素化炭化水素およびアルケン中で膨潤可能である。そ
れで、これらの膨潤した粒子中で内部に存在する金属ク
ラスター、金属コロイドまたは金属層は、たとえば触媒
反応に関与できる。同時に、膨潤可能な被覆シロキサン
層における網目幅の調節により触媒反応に対する量選択
性が調節できる。
【0026】本発明のもう1つの対象は、唯1つの分子
からなる金属含有架橋オルガノポリシロキサン粒子の製
造方法であり、該方法においては A)オルガノポリシロキサン粒子のオルガノポリシロキ
サン分量を、第一工程で乳化剤および水からなる運動混
合物に、一般式(5)のシラン RSi(OR14- (5) および場合により一般式(6)の有機ケイ素化合物 R(R1O)SiO4- - /2 (6) [式中R1はRの意味を有し、aは0、1、2または3
の値を有し、bおよびcはその都度互いに独立に0、
1、2、3または4の値を有しかつRは上記の意味を有
する]を配量することによりオルガノポリシロキサン粒
子のコロイド状懸濁液として製造し、第二工程において
コロイド状懸濁液に一般式(7)の有機ケイ素化合物 (R2 3Si)1 (7) [式中Y1はd=1の意味に対し水素原子、−OR3、−
ONR3 2または−OOCR3を表わしかつd=2の意味
に対し−O−または−S−を表わし、R2およびR3はR
の意味を有しかつdは1または2の値を有する]を加え
る、ただし一般式(7)の有機ケイ素化合物は水溶性で
あるかまたは水中で水溶性化合物に加水分解する。
【0027】オルガノポリシロキサン粒子の粒子間縮合
は、第一工程後に残留する縮合可能基を専ら単官能性ト
リオルガノシリル含有有機ケイ素化合物で飽和すること
により阻止される。
【0028】とくに、一般式(7)の有機ケイ素化合物
の加水分解反応または縮合反応の際に、塩酸またはアン
モニアのような、水性コロイド系のイオン濃度を著しく
増大する副生成物は生じない。殊に好ましくは、一般式
(7)の有機ケイ素化合物としてトリメチルメトキシシ
ラン、トリメチルエトキシシラン、ヘキサメチルジシロ
キサン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニルジメチ
ルエトキシシラン、1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサンおよびその混合物が使用される。
【0029】第二反応工程の終了後コロイド懸濁液から
のオルガノポリシロキサン粒子の単離は、公知方法によ
りたとえば塩添加によるラテックスの凝集によるかまた
は極性溶媒の添加によって行うことができる。
【0030】合計で一般式(3)および(4)の単位1
5重量%以上を含有するオルガノポリシロキサン粒子
に、とくに単離後第二工程に引き続き第三反応工程にお
いて非プロトン性溶媒中で一般式(8)および/または
(9)
【0031】
【化1】
【0032】[式中Y2はd=1に対し水素、ハロゲン
原子、−OR3 −NR3 2、−ONR3 2または−OOC
3およびd=2に対し−O−,−N(R3)−または−
S−を表わし、Y3は基−O−、−N(R3)−または−
S−を表わし、eは1〜30の値、殊に2、3または4
を表わし、かつd、R2およびR3は上記の意味を有す
る]の有機ケイ素化合物が加えられる。
【0033】第三工程においては、とくに一般式(8)
の有機ケイ素化合物が使用される。
【0034】殊に好ましくは、この第三反応工程におけ
る一般式(8)の有機ケイ素化合物としては、トリメチ
ルクロルシラン、ジメチルクロルシラン、ビニルジメチ
ルクロルシラン、ヘキサメチルジシラザン、1,3−ジ
ビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシラザンまた
はジシラザンないしはクロルシランからなる混合物が使
用される。
【0035】一般式(5)〜(9)の化合物の使用量
は、所望のオルガノポリシロキサン粒子が得られるよう
に選択される。一般式(5)および(6)の化合物の使
用量は、第一反応工程において殆ど定量的に組み込ま
れ、水性懸濁液中のオルガノポリシロキサン粒子の架橋
度を制御する。第二および場合により第三反応工程にお
いて使用される一般式(7)ないしは(8)および
(9)の化合物は、その都度過剰に使用され、それで完
全にはオルガノポリシロキサン粒子中に組み込まれな
い。とくに、一般式(5)および(6)の化合物1重量
部あたり、第二反応工程における一般式(7)の化合物
ないしは第二および第三反応工程における一般式
(7)、(8)および(9)の化合物の合計0.2〜1
0重量部、殊に0.5〜3重量部が使用される。
【0036】第三反応工程を実施する場合、第二反応工
程において使用された一般式(7)の化合物の量対第三
反応工程において使用される一般式(8)および(9)
の化合物の量の比は、とくに1:10〜2:1、殊に
1:5〜1:1である。
【0037】基R3は、好ましくは非置換のC1〜C6
ルキル基およびフェニル基であり、その際メチル基、エ
チル基およびプロピル基がとくに好ましい。
【0038】とくに適当な乳化剤は、たとえばC原子8
〜18個の鎖長を有するアルキルスルフェート、疎水性
基中に8〜18個のC原子および1〜40個のエチレン
オキシド(EO)単位ないしはプロピレンオキシド(P
O)単位を有するアリール−およびアルキルエーテルス
ルフェート;たとえば8〜18個のC原子を有するアル
キルスルホネート、8〜18個のC原子を有するアルキ
ルアリールスルホネート、4〜15個のC原子を有す
る、一価アルコールまたはアルキルフェノールとスルホ
コハク酸とのエステルおよび部分エステル;場合により
これらのアルコールまたはアルキルフェノールは1〜4
0個のEO単位でエトキシル化されていてもよい;アル
キル基、アリール基、アルカリール基またはアラルキル
基中に8〜20個のC原子を有するカルボン酸のアルカ
リ塩およびアンモニウム塩;リン酸部分エステルおよび
そのアルカリ塩およびアンモニウム塩、たとえば有機基
中に8〜20個のC原子を有するアルキル−およびアル
カリールホスフェート、アルキル基ないしはアルカリー
ル基中に8〜20個のC原子および1〜40個のEO単
位を有するアルキルエーテル−ないしはアルカリールエ
ーテルホスフェート;2〜40個のEO単位およびC原
子4〜20個のアルキル基を有するアルキルポリグリコ
ールエーテル;2〜40個のEO単位およびアルキル基
およびアリール基中に8〜20個のC原子を有するアル
キルアリールポリグリコールエーテル;8〜40個のE
O単位ないしはPO単位を有するエチレンオキシド/プ
ロピレンオキシド(EO/PO)ブロック共重合体;6
〜24個のC原子および2〜40個のEO単位を有する
脂肪酸ポリグリコールエステル;アルキルポリグリコシ
ド、レシチン、ラノリン、サポニン、セルロースのよう
な天然物およびその誘導体;そのアルキル基がその都度
4個までの炭素原子を有するセルロースアルキルエーテ
ルおよびカルボキシアルキルセルロース;24個までの
C原子を有するアルコキシ基および/または40個まで
のEO基および/またはPO基を有する極性基含有線状
オルガノ(ポリ)シロキサン;8〜24個のC原子を有
する第一級、第二級および第三級脂肪アミンと酢酸、硫
酸、塩酸およびリン酸との塩;そのアルキル基が互いに
独立に1〜24個のC原子を有する、ハロゲニド、スル
フェート、ホスフェート、アセテートまたはヒドロキシ
ドのような第四級アンモニウム塩;場合により第四級ア
ンモニウム化合物のアルキル基またはアルカリール基ま
たはアラルキル基は部分的にエトキシル化されていても
よい(1〜40個のEO単位);そのアルキル鎖が18
個までのC原子を有する、ハロゲニド、スルフェート、
ホスフェートまたはアセテートの形のアルキルピリジニ
ウム塩、アルキルイミダゾリニウム塩およびアルキルオ
キサゾリニウム塩である。
【0039】好ましいのは、脂肪族置換ベンゾールスル
ホン酸およびその塩ならびに場合により部分エトキシル
化第四級アンモニウムハロゲニドおよび−ヒドロキシド
である。とくに好ましいのは、ドデシルベンゾールスル
ホン酸およびベンジルジメチル−{2−[2−(p−
1,1,3,3−テトラメチルブチル−フェノキシ)−
エトキシ]−エチル}−アンモニウムクロリド(ベンゼ
トニウムクロリド)である。
【0040】使用すべき乳化剤量は、その都度第一反応
工程および第二反応工程の有機ケイ素出発化合物の全使
用量に対して、0.5〜50重量%、とくに1.0〜3
0重量%である。一般式(9)〜(11)の有機ケイ素
出発化合物は、第一反応工程の間に好ましくは計量して
添加される。とくに、一般式(9)〜(11)のすべて
の出発成分は、第一反応工程の間計量添加前に所望の割
合に混合され;均質な混合を得るために、場合により付
加的に一般式(9)〜(11)の出発成分の合計に対し
0.1〜30重量%の式R7OH(ここでR7は1〜5個
の炭素原子を有するアルキル基である)のアルカノール
が溶解助剤として添加され、その際アルカノールはメタ
ノールおよびエタノールが好ましい。
【0041】非プロトン性有機溶媒として、第三工程に
おいてとくに上記のエーテル、炭化水素、ケトンおよび
オルガノポリシロキサン、殊にテトラヒドロフラン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサンまたはトルオール
が使用される。第一反応工程(乳化重縮合/乳化重合)
ならびに第二反応工程における反応は、とくに5〜95
℃、殊に10〜85℃、およびとくに好ましくは10〜
40℃で実施される。pH値は、出発化合物(5)〜
(9)の基R、R1、R2およびR3の酸安定性/塩基安
定性に依存して、その都度1〜12、とくに1〜4また
は7〜11である。
【0042】第一反応工程の間にコロイド懸濁液を製造
する場合、一般式(5)および(6)の有機ケイ素出発
化合物の配量終了後なお1〜24時間後撹拌するのが、
エマルションの安定性に対して有利である。加水分解に
おいて遊離したアルコールは、場合により減圧下の蒸留
によって除去することができるが、これは好ましくな
い。第一工程により製造されたコロイド懸濁液の固形分
は、とくに最高25重量%であるべきである、それとい
うのもさもないと粘度の高い増大が爾後の反応を困難に
するからである。第二反応工程における一般式(7)の
有機ケイ素化合物とコロイド懸濁液との反応において
は、一般式(7)の化合物の添加終了後なお1〜48時
間後撹拌するのが、できるだけ完全な反応を達成するた
めには同様に有利である。
【0043】第三反応工程における一般式(8)および
(9)の有機ケイ素化合物との反応は、有利には5〜9
5℃、殊に10〜85℃、ことに好ましくは10〜40
℃で実施される。できるだけ完全な反応を達成するため
には、一般式(8)および(9)の化合物の添加終了後
なお1〜24時間後撹拌するのが再び有利である。
【0044】金属不含オルガノポリシロキサン粒子の後
処理および単離のためには、ポリマーの沈殿および引き
続く分離または溶媒および未反応遊離体の蒸発のような
ポリマー合成から公知のすべての慣用の後処理法を適用
することができる。好ましくは、この場合オルガノポリ
シロキサン粒子を短鎖アルコールで沈殿させ(この場合
沈殿剤として殊に好ましくはメタノールである)、引き
続き室温で濾過することである。
【0045】粉末の形で得られるオルガノポリシロキサ
ン粒子は、好ましくは20℃〜100℃で圧力<0.0
001Mpaでの高度真空中、殊に好ましくは20〜5
0℃で高度真空中で乾燥される。
【0046】工程A)において製造され、単離された金
属不含オルガノポリシロキサン粒子は、再分散させるこ
ともできる。
【0047】唯1つの分子からなる金属含有架橋オルガ
ノポリシロキサン粒子の製造方法中、工程B)において
オルガノポリシロキサン粒子の金属分量は、金属化合物
をたとえば下記の方法により還元剤で還元することによ
り、たとえば工程A)により製造された金属不含オルガ
ノポリシロキサン粒子上に析離させることができる: B1)金属成分の析離は有機溶媒中で行うことができ
る。このためには、金属不含オルガノポリシロキサン粒
子を適当な溶媒に溶解する。適当な溶媒の例は、金属含
有オルガノポリシロキサン粒子に対し適当な溶媒であ
る。
【0048】B1a)金属分量の析離は、水素化物官能
基(SiH基)を有する金属不含オルガノポリシロキサ
ン粒子に対して行われる。水素化物官能基を有するオル
ガノポリシロキサンの好ましい濃度は、溶液の全重量に
対して少なくとも1重量%、せいぜい50重量%、殊に
せいぜい30重量%、とくに好ましくはせいぜい20重
量%である。
【0049】使用可能な金属化合物または種々の金属の
金属化合物の適当な混合物は、水素化ケイ素結合により
相応する化学的環境中で金属に還元できる、つまり水素
化物−水素転移に対し正のレドックス電位を有するすべ
ての化合物、たとえば貴金属化合物またはその混合物、
たとえばヘキサクロロ白金酸のような白金化合物、二塩
化パラジウムのようなパラジウム化合物、三塩化ルテニ
ウムのようなルテニウム化合物、イリジウム化合物、レ
ニウム化合物(たとえばその三塩化物の形の)、テトラ
クロロ金酸のような金化合物、過塩素酸銀のようなのよ
うな銀化合物、硫酸銅、塩化銅および硝酸銅のような銅
化合物、硝酸コバルトおよび塩化コバルトのようなコバ
ルト化合物である。水素化物官能基(SiH基)を有す
る金属不含オルガノポリシロキサン粒子は、適当な溶媒
に溶解する。適当な溶媒の例は、金属含有オルガノポリ
シロキサン粒子に対し適当な溶媒である。
【0050】金属化合物は、水素化物官能基を有するオ
ルガノポリシロキサンに対し使用された溶媒と混ざる溶
媒に可溶であるべきである。金属化合物に対する適当な
溶媒の種類およびそれの適当な例は、上記に金属含有オ
ルガノポリシロキサン粒子につき記述した溶媒である。
【0051】溶解した反応成分は引き続き混合する。場
合により、種々の金属の金属化合物からなる混合物も同
時にまたは順次に、たとえば別個の異なる金属コロイド
の製造のために、同じ金属不含オルガノポリシロキサン
粒子上に添加することができ、その際たんに金属化合物
の全添加モル量が還元水素化ケイ素基の存在モル量を上
回らないことに注意すればよい。還元水素化ケイ素基対
金属化合物または金属化合物の混合物または合計使用し
た金属化合物の適当なモル比は、1:1〜10000
0:1、殊に10:1〜1000:1、とくに好ましく
は10:1〜100:1のモル比の範囲内である。
【0052】反応の間十分な混合を行うことができる
が、十分な混合なしで反応させることもできる。反応
は、とくに−80℃〜150℃の温度範囲内、殊に0℃
〜100℃の温度範囲内、とくに好ましくは25℃〜8
0℃の温度範囲内で実施される。
【0053】反応時間は、1秒〜10日、好ましくは1
分〜2時間、とくに好ましくは30分〜1時間である。
【0054】場合により、たとえば溶液の変色で認識し
うる金属の還元後、オルガノポリシロキサン粒子上に残
留する水素化ケイ素官能基を飽和させるために、ヒドロ
シリル化またはアルコーリシスのような適当な反応で、
ケイ素における残留水素化物基を飽和することができ
る。その際、後反応のための反応物の使用量は一般に、
オルガノポリシロキサン粒子上に完全なレドックス反応
後に残留すべき水素化ケイ素結合の計算によるモル過剰
量に従う。その際、1.5倍〜2倍モル過剰量が好まし
く、2倍〜5倍モル過剰量がとくに好ましい。
【0055】適当な物質は、水素化ケイ素結合の水素
と、金属接触反応下に反応することができかつ粒子の粒
子間縮合に対する貯蔵安定性を増大するすべての化合物
または化合物の混合物である。かかる物質の例は、アル
ケン、たとえば1−オクテンのような末端位C=C二重
結合を有する分子である。これらの分子は、ヒドロシリ
ル化により安定なSi−C結合を形成する(ブチンのよ
うなアルキンも同様)。さらにここで、、α,ω−ビニ
ル末端基を有するポリアルキルシロキサン、アリル末端
基を有するポリスチロールおよびアリル末端基を有する
ポリエーテルのような片側および両側にビニル末端基を
有するマクロモノマー;ペンタノール、ヘキサノール、
シクロヘキサノールおよびベンジルアルコールのような
長鎖、環状または芳香族アルコールも挙げられる。これ
らはSi−O−C化合物に反応し、該化合物は立体的に
要求の多いアルコールの基に基づき加水分解に対して相
対的に不感であり、それで貯蔵安定性を著しく増大す
る。
【0056】この場合、アルケンが好ましく、その際1
−オクテンが殊に好ましい。後反応は、好ましくは金属
還元と同じ反応温度で行われる。殊に好ましくは、後反
応は50℃〜100℃で実施される。反応時間は、とく
に30分〜2時間、好ましくは1時間〜90分である。
【0057】B1b)金属不含オルガノポリシロキサン
粒子における金属分量の析離は、還元剤の添加で行われ
る。この方法においては、工程B1a)とは異なり、オ
ルガノポリシロキサン粒子に結合しない低分子還元剤が
使用される。工程B1a)の利点は、より大きいレドッ
クス範囲が利用でき、それでなお、水素化ケイ素結合に
対しレドックス安定である金属化合物も還元できること
である。さらに、この工程においては支持体として水素
化物官能基を有する金属不含オルガノポリシロキサン粒
子に制限されておらず、最後にこの方法により支持体粒
子上への金属層構造の構成も可能である、それというの
も利用できる還元剤の量は水素化物官能基を有する金属
不含のオルガノポリシロキサン粒子の量とは相関関係を
有しないからである。
【0058】還元剤としては、オルガノポリシロキサン
に対し適当な溶媒中に、とくに少なくとも1重量%の十
分な量で溶解するすべての還元作用物質が適当である。
適当な還元剤の例は、ヒドラジン、ヒドロキシヒドラジ
ンのようなヒドラジン;ホウ水素化ナトリウムまたは−
カリウムのような金属ホウ水素化物;アセトアルデヒド
のようなアルデヒド;フルクトースおよびグルコースの
ような還元糖;エタノールのようなアルコール;ポリグ
リコール;レゾルシン、ヒドロキノンのようなジヒドロ
オキシベンゾール;水素化ナトリウムのようなアルカリ
−およびアルカリ土類金属水素化物;水素化リチウムア
ルミニウムのような水素化アルミニウム;クエン酸およ
びクエン酸ナトリウムのような還元作用する有機酸また
はその塩である。
【0059】使用可能な金属化合物または種々の金属の
金属化合物の適当な混合物は、相応する化学的環境中で
還元剤により金属に還元される、つまり還元剤に対し正
のレドックス電位を有するすべての金属化合物である。
たとえば工程1a)に記載した金属化合物またはその混
合物、およびなお正のレドックス電位を有する他の金属
化合物が適当である。
【0060】金属化合物は、オルガノポリシロキサン粒
子および還元剤に対し使用した溶媒と混ざる溶媒に溶解
しているべきである。場合により、溶媒はアルコールま
たはアルデヒドのように同時に還元剤であってもよい。
金属化合物に対する適当な溶媒は、上記にオルガノポリ
シロキサン粒子に対し記載されている。
【0061】溶解した反応成分は、引き続き混合する。
任意に、種々の金属の金属化合物からなる混合物を、た
とえば同じ金属不含オルガノポリシロキサン粒子上に別
個の異なる金属コロイドを製造するために、同時にまた
は順次に添加することもでき、その際単に金属化合物の
全添加量が還元剤の存在量を上回らないことに注意する
だけでよい。還元剤対金属化合物または金属化合物の混
合物または合計使用した金属化合物のモル比は、1:1
〜100:1、殊に2:1〜10:1および殊に好まし
くは1.5:1〜2:1のモル比の範囲内にある。
【0062】反応の間十分な混合を行うことができる
が、十分な混合なしで反応させることもできる。
【0063】反応は、とくに−80℃〜150℃の温度
範囲内、好ましくは0℃〜100℃の温度範囲内、とく
に好ましくは25℃〜80℃の温度範囲内で実施され
る。
【0064】さらに、レドックス反応を照射、たとえば
UV光により励起することができ、たとえばこうして金
コロイドおよび銀コロイドを析離させることができる。
【0065】反応時間は、とくに1秒〜10日、殊に1
分〜2時間、殊に好ましくは30分〜1時間である。
【0066】B2.)金属分量の析離は、水性懸濁液中
で行うことができる。工程A)において製造された、分
散した金属不含オルガノポリシロキサン粒子は、適当な
金属化合物および場合により付加的還元剤と反応させ
る。異なる工程により、種々に構成された金属含有オル
ガノポリシロキサン粒子を製造することができる。
【0067】B2a.)とくにRがメチル基または水素
を表わす金属不含オルガノポリシロキサン粒子の水性懸
濁液が使用される。その際、分散液の固形分は0.1重
量%から25重量%まで、殊に4重量%から16重量%
まで、とくに好ましくは8重量%から12重量%まで変
化する。
【0068】還元剤としては、オルガノポリシロキサン
分散液と混ざる後記の溶媒に少なくとも1重量%溶解す
る、水性媒体中で還元作用するすべての物質が適当であ
る。これらの還元作用物質の例は、ヒドラジンヒドロオ
キシド、アルコール、ヒドロキノン、アルデヒド、糖お
よびクエン酸のような有機酸である。
【0069】使用できる金属化合物は、上記に工程B1
a)に記述されている。金属化合物は、オルガノポリシ
ロキサン分散液および還元剤に対し使用された溶媒に少
なくとも0.01重量%可溶である。金属化合物に対す
る適当な溶媒は、水または水と無制限に混ざる溶媒、た
とえばメタノール、エタノール、イソプロパノールのよ
うな短鎖アルコール、アセトンのようなケトン、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよ
びジメチルスルホキシドのようなエーテルである。
【0070】溶解した反応成分は引き続き混合する。金
属化合物の量および還元剤の量に対する割合は、とくに
上記に工程B1a)に記述したように選択される。
【0071】反応の間十分な混合を行うことができる
が、十分な混合なしで反応させることもできる。
【0072】反応は、とくに0℃〜100℃の温度範囲
内、殊に10〜90℃の温度範囲内、殊に好ましくは2
5℃〜70℃の温度範囲内で実施される。
【0073】さらに、レドックス反応は照射により、た
とえばUV光により励起することができる。たとえば、
こうして金コロイドおよび銀コロイドを析離させること
ができる。
【0074】反応時間は、1秒〜10日、好ましくは1
分〜2時間、殊に好ましくは30分〜1時間である。
【0075】金属析離の終了後、オルガノポリシロキサ
ン粒子上になお縮合可能なアルコキシ基およびヒドロキ
シ基が存在する場合、これらの基をとくに上記の一般式
(7)の有機ケイ素化合物で飽和する。
【0076】工程B2b)において、工程B2a)によ
り製造された金属含有オルガノポリシロキサン粒子上に
再びオルガノポリシロキサン層を、トリアルコキシシラ
ンまたはジ−およびトリアルコキシシランの混合物の縮
合付加により製造することができる。再分散可能な多層
の金属含有オルガノポリシロキサン粒子を製造すること
ができる。
【0077】ジ−およびトリアルコキシシランの混合物
を使用する場合には、エラストマー層を製造することが
できる。とくに、上記一般式(5)(式中aは2または
3の値を有する)のシランが使用される。
【0078】オルガノポリシロキサン層上に再び同一ま
たは異なる金属を析離させ、その後再びオルガノポリシ
ロキサン層を析離させることができる。層は、多重に重
ねることができる。この方法における最後の工程は、と
くに上記一般式(7)の有機ケイ素化合物を用いる、オ
ルガノポリシロキサン粒子上のなお縮合可能なアルコキ
シ基およびヒドロキシ基に対する末端停止工程である。
【0079】オルガノポリシロキサン分散液、還元剤、
金属化合物、溶媒および還元剤対金属化合物の比は、上
記に方法B2a)において記載されている。
【0080】工程Cにおいて既に、金属含有オルガノポ
リシロキサン粒子を、他の金属化合物を用いて金属被覆
を設けることができる。
【0081】工程Bにより製造される、粒子表面の金属
含有オルガノポリシロキサンまたはその水性分散液は金
属化合物と有機相または水相中で反応させることができ
る。その際、既に析離した貴金属が支持体表面上の卑金
属の還元を接触する。
【0082】その際、金属化合物は適当な溶媒に可溶で
なければならない。この溶媒は、水性分散液に対しては
工程B2b)に列挙されている溶媒であり、有機相に可
溶な金属含有粒子に対しては工程B1a)およびB1
b)に列挙されている溶媒である。その都度の化学的環
境において還元剤に対して正のレドックス電位を有する
すべての金属化合物が適当である。適当な還元剤は、工
程B1a)およびB1b)に記述されている。それで、
たとえば僅かなパラジウム含量だけで被覆された粒子上
に、還元剤を使用してニッケル、銅または銀またはその
混合物を析離させることができる。
【0083】工程BおよびCにおいて製造された金属含
有オルガノポリシロキサン粒子は、工程Aにおける金属
不含オルガノポリシロキサン粒子のように後処理し、単
離しおよび乾燥することができる。
【0084】金属含有オルガノポリシロキサン粒子は、
たとえばヒドロシリル化、水素化のような金属により接
触される反応の均質な触媒として、たとえばUV光線の
選択的吸収のため光学系において、磁気的および導電性
特性に基づきエレクトロニクスにおいて、上記特性に基
づき被覆物に対しおよび防火のために使用することがで
きる。
【0085】
【実施例】次の例においては、その都度別記しない場合
には、 a)すべての量の記載は重量に関する b)すべての圧力は0.10Mpa(絶対) c)すべての温度は20℃ d)TEM=粒子電子顕微鏡像 e)GPC=ゲル透過クロマトグラフィー f)DBS=ドデシルベンゾールスルホン酸である。
【0086】静的および動的光の散乱は、就中Spec
tra−Physics社のスタビライト(Stabi
liteTM)2060−Ils Krレーザー、AL
V社のゴニオメータ(Goniometer)Sp−8
6およびALV−3000デジタル ストラクチュレー
タ(Strukurator)/照合機からなる装置を
用いて測定した。クリプトンイオンレーザーは、64
7.1nmの波長で動作した。
【0087】試料調製:試料(トルオール中のオルガノ
ポリシロキサン粒子;その都度の濃度範囲は例に記載さ
れている)は、微孔のミレックス(MillexTM
FGS)フィルター(細孔の大きさ0.2μm)を通し
て3回濾過した。光の散乱実験における測定温度は20
℃であった。動的光の散乱測定は、50゜から130゜
まで角度に依存して20゜間隔で実施し、相関関数はシ
ンプレックス−アルゴリズムを用いて評価した。静的光
の散乱実験においては、30゜から140゜までの散乱
光の角度依存性を5゜間隔で測定した。
【0088】静的および動的光の散乱を用いるオルガノ
ポリシロキサン粒子の構造上の特性決定は、ドイツ国特
許(DE−A)19519446号に記載されたように
実施した。
【0089】オルガノシロキサン微小ゲル分散液および
再分散性粒子の製造例: a)水素化物官能基を有するオルガノポリシロキサン微
小ゲル粒子を含有する分散液の製造 2lの三つ口フラスコ中に、脱イオン水1000gおよ
びドデシルベンゾールスルホン酸(DBS)4gを50
℃で挿入する。この溶液に、45分内にメチルトリメト
キシシラン160gを滴加し、約30分後撹拌する。そ
の後、メチルトリメトキシシラン21gおよびトリエト
キシシラン19gからなる混合物を30分内に添加す
る。50℃でなお3時間後撹拌する。得られた分散液を
濾過する。
【0090】分散液の固形分は分散液の全重量に対して
約8.5重量%であり、水素含量は約0.01重量%で
ある。水中での静的および動的光の散乱測定は、10.
5nmのR値、10nm以下のRおよび約2×10
6g/モルの分子量を生じた。動的光の散乱で、自己相
関関数の単分散消滅挙動(monodisperses
Abklingverhalten der Aut
okorrelationsfunktion)が判明
した。
【0091】b)水素化物官能基を有する皮膜を備える
オルガノポリシロキサン微小ゲル粒子の製造 4lの三つ口フラスコ中に、脱イオン水3000gおよ
びDBS12gを装入し、50℃に加熱する。この酸性
乳化剤溶液に、2時間内にメチルトリメトキシシラン6
00gを撹拌しながら滴加する。引き続き、分散液にト
リメチルメトキシシラン180gを加え、室温で夜通し
撹拌する。
【0092】引き続き、分散液を塩化ナトリウムの20
重量%溶液で破壊し、濾過し、それから最初に水500
gで数回洗浄し、その後メタノール300gで数回後洗
浄する。残留物をトルオール1500gにとり、硫酸ナ
トリウム200g上で乾燥する。得られた溶液を100
0gに濃縮する。
【0093】得られた溶液に、ジヒドリドテトラメチル
ジシロキサン80gおよび酸性触媒トンシル(Tons
il(R))OPT.FF(Suedchemie A
G)50gを室温で加え、70℃に加熱し、この温度で
2時間撹拌する。引き続き、溶液を濾過し、40℃、1
mbarで蒸発乾固する。
【0094】白色粉末300gが得られる。この物質の
水素含量は0.11重量%である。粒子の多分散性は、
GPC(ポリスチロール校正)によれば1.05であっ
た。粒子の寸法は、トルオール中での静的および動的光
の散乱で決定した: 流体力学的半径R:11.2nm;慣性半径R:1
0nm;分子量3.6×106g/モル。R対R
比から、粒子は球形であることが判明する。
【0095】c)水素化物官能基を有する核および膨潤
可能な外皮を有するオルガノポリシロキサン微小ゲル粒
子の製造 1lの三つ口フラスコ中に、脱イオン水500gおよび
DBS4gを装入し、50℃に加熱する。この酸性乳化
剤溶液に、15分内にトリエトキシシラン14.5gを
撹拌しながら滴加する。引き続き、分散液をさらに45
分攪拌し、その後90分の時間内にメチルトリメトキシ
シラン43gおよびジメチルジメトキシシラン56gの
混合物を滴加する。分散液をさらに2時間50℃で後撹
拌し、その後トリメトキシシラン30gを加え、さらに
4時間後撹拌する。
【0096】分散液を塩化ナトリウムの20重量%溶液
1000gで沈殿させ、濾過し、最初に水100gで数
回洗浄し、その後メタノール100gで数回洗浄する。
残留物をトルオール500gにとり、硫酸ナトリウム1
00g上で乾燥する。得られた溶液を200gに濃縮す
る。この溶液に、ジヒドリドテトラメチルジシロキサン
20gおよび酸性触媒トンシル(Tonsil(R)
OPT.FF(Suedchemie社)15gを室温
で加え、70℃に加熱し、この温度で2時間撹拌する。
引き続き、溶液を濾過し、40℃、1mbarで蒸発乾
固する。白色粉末48gが得られる。物質の水素含量は
0.05重量%である。粒子の多分散性は、GPC(ポ
リスチロール校正)によれば1.1である。粒子の寸法
は、トルオール中での静的および動的光の散乱で決定し
た: 流体力学的半径R:20.5nm;慣性半径R:2
2nm;分子量6×106g/モル。
【0097】d)膨潤可能な外皮を有する、水素化物官
能基を有する層を備えるオルガノポリシロキサン微小ゲ
ル粒子の製造 1lの三つ口フラスコ中に、脱イオン水500gおよび
DBS4gを装入し、50℃に加熱する。この酸性乳化
剤溶液に、15分内にメチルトリメトキシシラン25g
を撹拌しながら滴加する。引き続き、分散液をさらに3
0分撹拌する。その後、30分の時間内にトリエトキシ
シラン9gを滴加する。分散液をさらに30分50℃で
後撹拌し、その後メチルトリメトキシシラン37.2g
およびジメチルジメトキシシラン48.5gの混合物を
1時間内に滴加する。分散液を50℃で2時間さらに撹
拌する。
【0098】爾後の後処理は、製造例c)に記載したよ
うに行なわれる。
【0099】白色粉末51gが得られる。物質の水素含
量は0.03重量%である。粒子の多分散性は、GPC
(ポリスチロール校正)によれば1.15である。粒子
の寸法は、トルオール中での静的および動的光の散乱で
決定した: 流体力学的半径R:18.5nm;慣性半径R:2
0nm;分子量5.2×106g/モル。
【0100】例1 (粒子表面上にクラスター、コロイドおよび層構造を製
造するため有機溶媒中で再分散性の高架橋された水素化
物官能基を有するオルガノポリシロキサン粒子と金属化
合物の反応)製造例bからの水素化物官能基を有するオ
ルガノシロキサン微小ゲル(水素含量0.11重量%)
1gを、トルオール10gに溶解する。溶液に、室温で
メタノール中の金属塩溶液または固体金属化合物を、第
I表に記載したように加える。
【0101】引き続き、その都度の混合物を室温または
高めた温度で、第I表に記載した時間撹拌する。
【0102】後処理は、高度真空中40℃で溶媒を蒸発
させることによるかまたは冷(−70℃)メタノール1
00g中で粒子を沈殿させることによって行われる。
【0103】
【表1】
【0104】すべての生成物は、後処理後再びトルオー
ルに完全に可溶である。元素分析で、実測値は理論的に
計算した金属含量と一致することが認められる。
【0105】金属が存在する酸化段階0は、NMRによ
り、たとえば195Pt−NMRで証明される。測定し
たすべての試料において、Ptに対し特徴的である−
6000ppmの化学的変位が認められる。
【0106】粒子表面上での金属析離およびその種類
は、電子顕微鏡像により証明することができる。
【0107】さらに、分子の寸法は溶液中での静的およ
び動的光の散乱で決定される。結果は、第Ia表に記載
されている。
【0108】 第Ia表 試料 R[nm] R[nm] 分配 1a 13.5 12 単分散 1f 12 11.5 単分散 1j 11 11 単分散例2 (例1類似、しかし金属析離後になお1−オクテンと反
応させる)製造例bからの水素化物官能基を有するオル
ガノシロキサン微小ゲル2gをトルオール15gに溶解
し、引き続き室温でヘキサクロロ白金酸の10%メタノ
ール溶液0.5gを撹拌しながらに加える。反応混合物
を80℃に加熱する。30分後に、この温度で1−オク
テン15gを添加する。反応混合物を加熱還流させ、1
5分保持する。冷却した後、生成物を−70℃の冷メタ
ノール150ml中で沈殿させ、濾過し、冷メタノール
で数回後洗浄する。
【0109】トルオール、THF等に可溶な灰白色の生
成物5gが得られる。
【0110】例3 (例1類似、しかし金属析離物は粒子の内部に核または
層を形成する) 例3.1:金属含有粒子核 製造例1cからの水素化物官能基を有するオルガノポリ
シロキサン(水素含量0.05重量%)2gを、トルオ
ール15gに溶解する。引き続き、金属塩または金属塩
溶液を室温で添加する。その都度使用した金属化合物、
反応温度および反応時間は、第II表にまとめられてい
る。
【0111】
【表2】
【0112】金属含有核は、電子顕微鏡像で証明するこ
とができる。
【0113】例3.2:粒子中の金属含有層 製造例dからの水素化物官能基を有するオルガノポリシ
ロキサン2gを、トルオール15gに溶解する。引き続
き、金属塩または金属塩溶液を室温で添加する。その都
度使用した金属化合物、反応温度および反応時間は、第
III表にまとめられている。
【0114】
【表3】
【0115】電子顕微鏡像で、コロイド、クラスターも
金属含有核も、証明することができない。従って、薄い
金属層が必ず存在する。
【0116】例4:支持体としてメチルポリシロキサン
微小ゲル粒子+外部還元剤 メチルポリシロキサン微小ゲル粒子の合成は、ドイツ国
特許(DE−A)19519446号に記載されてい
る。
【0117】メチルポリシロキサン微小ゲル粒子5g
を、室温でトルオール50gに溶解する。溶液に、第I
V表による金属塩溶液を加え、撹拌する。その後、第I
V表による還元剤を添加する。反応後、生成物を冷(−
70℃)メタノール500ml中で沈殿させ、濾過し、
高度真空中で乾燥する。
【0118】
【表4】
【0119】すべての試料は、トルオールおよびTHF
に可溶である。4eおよび4fを除き、すべての生成物
は暗色である。4eは褐黄色であり、4fは紫色であ
る。
【0120】TEM中に、結合していない金属コロイド
または金属クラスターは認められない。支持体粒子が描
写されている箇所にだけ、金属クラスターおよび金属コ
ロイドが存在する。それで、生成物中に“遊離”の金属
クラスターないしは金属コロイドは存在しない。
【0121】例5 (SiHを有する水性系中での還元)製造例aからの水
素化物官能基を有するオルガノシロキサン微小粒子の酸
性(pHは1〜2である)水性分散液50gに、室温で
10-2モルの金属塩溶液50gを強く撹拌しながら滴加
する。引き続き、第V表による特定の温度で一定時間さ
らに撹拌する。
【0122】
【表5】
【0123】得られた分散液を引き続き50℃にもたら
し、トリメチルエトキシシラン5gを加え、この温度で
約2時間撹拌する。
【0124】この分散液を20重量%の塩化ナトリウム
溶液で破壊し、完全脱塩水で数回(合計500g)後洗
浄する。残留物をトルオール80部およびアセトン20
部からなる混合物約100gにとり、硫酸ナトリウム上
で乾燥する。引き続き、トルオールを蒸留し、残留物を
高度真空中40℃で1時間乾燥する。
【0125】すべての試料は、トルオールおよびTHF
に可溶である。
【0126】TEM中に、結合していない金属コロイド
または金属クラスターは認められない。支持体粒子が描
写されている箇所にだけ、金属クラスターおよび金属コ
ロイドも存在する。それで、生成物中には“遊離”の金
属クラスターないしは金属コロイドは存在しない。
【0127】例6: (外部還元剤を有する水性系)メチルポリシロキサン微
小ゲル粒子を含有する水性分散液の合成は、ドイツ国特
許(DE−A)19519446号に記載されている。
メチルポリシロキサン微小ゲル粒子を含有する分散液
(固形分約8重量%)50gに、強く撹拌しながら10
-2モルの金属塩溶液を室温で加える。引き続き、還元剤
を第V表により溶液としてまたは固形で添加する。その
後、第VI表による特定温度で特定時間後撹拌する。
【0128】
【表6】
【0129】得られた分散液は、それから例5に記載し
たようにさらに後処理する。
【0130】すべての試料はトルオールおよびTHFに
可溶である。
【0131】TEM中に、結合していない金属コロイド
または金属クラスターは認められない。支持体粒子が描
写されている箇所にだけ、金属クラスターおよび金属コ
ロイドも存在する。それで、生成物中には“遊離”の金
属クラスターないしは金属コロイドは存在しない。
【0132】例7 (UV照射による還元)例6において使用したメチルポ
リシロキサン微小ゲル分散液50gに、10-2モルの硝
酸銀溶液50gを室温で強く撹拌しながら加える。溶液
を、25℃でハロゲン化水銀ランプ(1W)で15分間
照射する。黄色分散液が得られる。分散液を、例5に記
載したように後処理する。
【0133】黄色粉末はトルオールおよびTHFに可溶
である。
【0134】TEM中に、結合していない金属コロイド
または金属クラスターは認められない。支持体粒子が描
写されている箇所にだけ、金属クラスターおよび金属コ
ロイドも認められる。それで、生成物中に“遊離”の金
属クラスターないしは金属コロイドは存在しない。
【0135】例8 (水性分散液中での層構造の構成)水500gおよびド
デシルベンゾールスルホン酸2gからなる装入物に、5
0℃でメチルトリメトキシシラン20gを10分間内に
撹拌しながら徐々に滴加する。滴加の終了から10分後
に、トリエトキシシラン5gを添加する。さらに10
分、後撹拌する。引き続き、分散液に1%のヘキサクロ
ロ白金酸10gを加え、30分間後撹拌する。溶液は褐
黒色になる。引き続き、メチルトリメトキシシラン20
gを10分内に滴加する。さらに10分後、もう一度ト
リメトキシシラン5gを添加し、10分後撹拌する。そ
の後、装入物に徐々に1%の二塩化パラジウム溶液10
gを加える。(分散液は黒色になる)。10分後、1時
間内にもう一度メチルトリメトキシシラン50gを滴加
する。
【0136】引き続き、分散液を例5に記載したように
後処理する。
【0137】得られた黒色粉末は、THF、トルオール
等のような有機溶媒に可溶である。
【0138】適用例例9 (水素化)200mlの振動管中に、シクロヘキサン中
の1−オクテンの30重量%溶液120gを装入する。
触媒として、例1bにおいて製造した化合物100mg
(白金4mgないしは1−オクテンに対して白金25p
pmに相当する)を使用する。引き続き、溶液を脱ガス
するために、振動管を数回溶媒が沸騰するまで排気す
る。その後、水素ガス(2barのゲージ圧)を室温で
撹拌溶液に圧入する。直ちに発熱水素化が開始し、内温
は約65℃に達する。30分後に水素化を終結させた。
GC中に、オクタンしか証明することができない。
【0139】例10 (ヒドロシリル化)フラスコ中に、1−オクテン13.
2gおよび例1cにおいて製造した触媒13mg(白金
0.5mgないしは遊離体の全質量に対して18ppm
に相当する)を装入する。溶液を120℃に加熱し、ト
リエトキシシラン14.8gを滴加する。反応は発熱的
である。約20分後に反応は完全に終了した。
【0140】例11 (被覆物)例1dにおいて製造した粉末1gをトルオー
ル9gに溶解する。この溶液中に、ポリプロピレンフィ
ルムを10分間浸漬する。その後、フィルムをアセトン
10mlで3回洗浄し、フィルムを室温および常圧で2
日間乾燥する。
【0141】電子顕微鏡像は、支持体表面上に金属含有
粒子の単分子層を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルンヴァルト ドイプツァー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン フィ ルヒョウシュトラーセ 14 (72)発明者 マンフレート シュミット ドイツ連邦共和国 ボーデンハイム イム ミッテルヴェーク 51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼロの酸化段階にある金属原子を有し、
    該金属原子はその都度ゼロの酸化段階にある少なくとも
    1つの他の金属原子と金属間相互作用をし、5〜200
    nmの平均直径を有しかつジクロルメタン、ペンタン、
    アセトン、トルオールおよびエタノールから選択された
    少なくとも1つの有機溶媒に少なくとも0.1重量%可
    溶であり、その際粒子の少なくとも80%は、平均直径
    からせいぜい30%相違する直径を有する、唯1つの分
    子からなる架橋オルガノポリシロキサン粒子。
  2. 【請求項2】 平均分子量が5×105g/モル〜10
    10g/モルである、請求項1記載のオルガノポリシロキ
    サン粒子。
  3. 【請求項3】 ゼロの酸化段階にある金属の相対的全含
    量が10ppm〜50重量%である、請求項1または2
    記載のオルガノポリシロキサン粒子。
  4. 【請求項4】 オルガノポリシロキサンの分量が大体に
    おいて 一般式(1)の単位 0.5〜80重量% [R3SiO1/2] (1)、 一般式(2)の単位 0〜99.0重量% [R2SiO2/2] (2)、 一般式(3)の単位 0〜99.5重量%、 [RSiO3/2] (3)、および 一般式(4)の単位 0〜99.5重量%、 [SiO4/2] (4)、 [式中Rは水素原子または同じかまたは異なる、SiC
    結合の、場合により官能基を有する一価のC1〜C18
    化水素基を表わす]からなる、請求項1から3までのい
    ずれか1項記載のオルガノポリシロキサン粒子。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項記載
    の、唯1つの分子からなる金属含有架橋オルガノポリシ
    ロキサン粒子の製造方法において、 A)オルガノポリシロキサン粒子のオルガノポリシロキ
    サン分量を第一工程において一般式(5)のシラン RSi(OR14- (5)、 および場合により一般式(6)の有機ケイ素化合物 (R1O)SiO4- - /2 (6)、 [式中R1はRの意味を有し、aは0、1、2または3
    の値を有し、bおよびcはその都度互いに独立に0、
    1、2、3または4の値を有しかつRは上記の意味を有
    する]を、乳化剤および水からなる運動混合物に配量す
    ることによりオルガノポリシロキサン粒子のコロイド状
    懸濁液として製造し、第二工程においてコロイド状懸濁
    液に一般式(7)の有機ケイ素化合物 (R2 3Si)1 (7)、 [式中Y1はd=1の意味に対し水素原子、−OR3、−
    ONR3 2または−OOCR3を表わしおよびd=2の意
    味に対し−O−または−S−を表わし、R2およびR3
    Rの意味を有しかつdは1または2の値を有する]を添
    加し、ただし一般式(7)の有機ケイ素化合物は水溶性
    であるかまたは水中で水溶性化合物に加水分解しおよび B)オルガノポリシロキサン粒子の金属分量は、金属化
    合物を還元剤で還元することにより、工程Aにより製造
    された金属不含オルガノポリシロキサン粒子上に析離さ
    せる、唯1つの分子からなる金属含有架橋オルガノポリ
    シロキサン粒子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から4までのいずれか1項記載
    のオルガノポリシロキサン粒子の、均質触媒としての使
    用、光学系、エレクトロニクス、防火における使用およ
    び被覆物に対する使用。
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