JPH10218273A - Cd等の盗難防止用ケース体およびそのロック解除装置 - Google Patents

Cd等の盗難防止用ケース体およびそのロック解除装置

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Publication number
JPH10218273A
JPH10218273A JP9033081A JP3308197A JPH10218273A JP H10218273 A JPH10218273 A JP H10218273A JP 9033081 A JP9033081 A JP 9033081A JP 3308197 A JP3308197 A JP 3308197A JP H10218273 A JPH10218273 A JP H10218273A
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JP
Japan
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case
lock
piece
case body
lock bar
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Application number
JP9033081A
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English (en)
Inventor
Toji Hayashi
東治 林
Yoshimi Shoda
善美 正田
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Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一体物の構造を有し、ワンタッチ操作でCDな
どの収納ケースを取り出し不能状態にロックでき、且つ
常にがたつきなく収納できるCD等の盗難防止用ケース
体およびそのロック解除装置を提供する。 【解決手段】CD等の収納ケース12を嵌め込む収納部
19を有するケース本体10と、ケース本体10に移動
自在で且つ取り外し不能に装着されたロックバー11と
を備える。ケース本体10に収納ケース12の一部に対
面する少なくとも三つの取出防止片13,14と、先端
の押圧部22が収納ケース12の側面に弾性的に当接す
る弾性ロック片21とを設ける。ロックバー11の操作
片33をケース本体10内に押し込むことにより、ロッ
クバー11のロック部42が弾性ロック片21の先端の
押圧部22に接触して、弾性ロック片21の収納ケース
12から離間する方向への変位を阻止するロック状態と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)、ゲーム用ソフトまたはパソコンソフト等の
販売店やレンタル店において、CDなどの収納ケースを
取り出し不能に収納して盗難(万引き)を防止するため
に用いられる盗難防止用ケース体およびその盗難防止ケ
ースからCD等を取り出し可能とするためのロック解除
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かるCD等の販売店やレンタル
店では、店内に陳列しているCD等の盗難を防止するた
めに、CD自体またはCDを収納するケースに磁気式ま
たは電波式の盗難防止用タグを貼り付け、店舗の出入り
口に設置されたゲートを通過するときにタグを検知して
警報装置を作動させて盗難を未然に防止するようにして
いる。ところが、このような盗難防止手段では、タグを
剥がされたり、抜き取られると、盗難防止機能が無くな
ってしまう問題があった。
【0003】そこで、上記のような問題を解決するため
に、図13に示すようなCDケース保持具が提案されて
いる(特開平8-217176号公報参照) 。このCDケース保
持具は、前面全体を開放した開放部2から内部にCDケ
ース(図示せず)を挿抜可能とした薄い箱状の透明樹脂
製の本体1と、CDケース離脱防止用ストッパ5との二
つの部品から構成されている。本体1の後面の内側には
タグ3が貼り付けられており、この本体1にCDケース
を挿入して一辺側の両角部の支持片4に係合させたのち
に、CDケース離脱防止用ストッパ5を本体1の装着部
6に挿入して押し込むと、装着部6の被掛止部6aがC
Dケース離脱防止用ストッパ5の掛止部5aに引っ掛か
って、そのままではCDケース離脱防止用ストッパ5を
本体1から抜けないようになっている。それにより、本
体1内部のCDケースは、一対の支持片4とCDケース
離脱防止用ストッパ5が開放部2を遮ることにより取り
出し不能状態となる。
【0004】したがって、タグ3は、本体1に収納され
たCDケースにより覆われて取り外すことができない。
顧客が希望のCDケースを購入する場合には、所望のC
Dケースを収納したCDケース保持具をカウンターで一
旦店員に渡す。店員は解除キー7によりストッパー5の
掛着を解除して、ストッパー5を本体1から抜脱したの
ちに、本体1からCDケースを取り出して顧客に渡す手
順で販売またはレンタルされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
CDケース保持具には種々の問題が残存している。先ず
第1に、本体1とストッパー5の二つ部材を相互に着脱
して用いるので、これらを一組として管理するのが煩雑
であり、CDケースを販売またはレンタルして空となっ
た本体1に次にCDケースを収納するまでの間に、小部
品であるストッパー5を紛失するおそれがある。
【0006】第2に、ストッパー5の本体1に対する着
脱作業が非常に面倒である。すなわち、ストッパー5の
装着に際しては、帯状のストッパーの複数個(図では三
つ)の掛止部5aを本体1の個々の被掛止部6aに係合
させる煩雑な作業が必要である。一方、ストッパー5の
取り外しに際しては、解除キー7の二つの差し込み部7
a,7bを、2点鎖線矢印で示すように、二つの装着部
6の差し込み孔(図示せず)に挿入したのちに、図の右
方向にスライドさせて掛止部5aと被掛止部6aとの係
合を解除し、この状態を保持したままストッパー5を抜
き取り、上記とは逆の手順で解除キー7を抜き取ること
になる。CD販売店やレンタル店では、一般に大量のC
Dを陳列して取り扱うので、上記のストッパー5の本体
1に対する面倒な着脱作業は店員にとって大きな負担と
なる。
【0007】第3に、CDケースは、その前面の縁部に
一対の支持片4とストッパー5とが接触することにより
取り出し不能状態として本体1に収納されるようになっ
ているが、本体1の深さや支持片4およびストッパー5
の厚み寸法などが極めて高精度に製作されないと、支持
片4およびストッパー5がCDケースの前面に常に接し
ている状態とならず、CDケースが本体1の内部でがた
つく。特に、CD販売店やレンタル店では、CDケース
が頻繁に陳列棚から抜き差しされるので、CDおよびC
Dケースに悪影響を与えるおそれがある。
【0008】そこで本発明は、常に一体物となった構造
を有し、指によるワンタッチ操作でCD等を取り出し不
能状態にロックでき、且つ常にがたつきなく収納できる
CD等の盗難防止用ケース体およびそのケース体内のC
Dケースなどのロック状態を容易、且つ迅速に解除する
ことのできるロック解除装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るCD等の盗難防止用ケース体は、CD
等の収納ケースを嵌め込む収納部を有する一面開口した
薄い箱型のケース本体と、このケース本体に前記収納部
の一側辺に沿って移動自在で且つ取り外し不能に装着さ
れたロックバーとを備えてなり、前記ケース本体に、前
記収納部の開口端縁部から内方へ向け突設されて収納状
態の前記収納ケースの一部に対面する少なくとも三つの
取出防止片と、前記収納部の内面に取り付けられた盗難
検知用のタグと、先端の押圧部が前記収納部内の前記収
納ケースの側面に弾性的に当接する弾性ロック片とが設
けられ、前記ロックバーに、一端部にロック部が、他端
部に操作片が、中間部に抜け止め用爪部がそれぞれ形成
され、前記ロックバーは、前記抜け止め用爪部が前記ケ
ース本体の第1の凹部に摺動可能な範囲内で移動自在に
設けられて、前記操作片が前記ケース本体から突出して
前記ロック部が前記押圧部に対し非係合に対向するロッ
ク解除状態と、前記操作片が前記ケース本体内に押し込
められることにより前記ロック部が前記押圧部に接触し
て前記弾性ロック片の前記収納ケースから離間する方向
への変位を阻止するロック状態とに択一的に設定される
構成になっている。
【0010】この盗難防止用ケース体にCDなどの収納
ケースを装着するに際しては、ロックバーがロック解除
状態において、ケース本体の開口から収納部に挿入した
収納ケースの一辺側を、ケース本体の取出防止片と底面
との間に差し込んで弾性ロック片の押圧部に当接させた
のちに、さらに差し込んで弾性ロック片を僅かに撓ま
せ、収納ケースを収納部内に嵌め込む。この収納ケース
は、弾性ロック片の復元力により押し戻れて他辺側が反
対側の取出防止片と底面との間に入り込み、少なくとも
三つの取出防止片が前面に接して取り出し不能状態にな
る。つぎに、ロックバーのケース本体から突出している
操作片を指で押し込むと、ロックバーの先端のロック部
が押圧部に接触して弾性ロック片の収納ケースから離間
する方向への変位を阻止するロック状態となる。したが
って、収納ケースは、少なくとも三つの取出防止片によ
り前面を遮られた取り出し不能状態に固定される。ま
た、ロックバーは、操作片を含む全体がケース本体の内
部に収納されてしまうので、引き出すことができない。
【0011】この盗難防止用ケース体では、ロックバー
の操作片を指で押すワンタッチ操作で容易に且つ迅速に
収納ケースを取り出し不能状態にロックできる。また、
ロックバーは、抜け止め用爪部がケース本体の第1の凹
部に摺動可能な範囲内で移動自在であって、ケース本体
に対し抜脱不能に取り付けられているから、常に一体物
と取り扱うことができ、保管を含む取扱いが容易とな
り、既存の保持具のようにストッパーを紛失するといっ
たことが生じない。しかも、収納ケースは弾性ロック片
により側面を押圧されてロックされるので、ケース本体
の製作時の寸法のばらつきを弾性ロック片の撓み量によ
り吸収して収納ケースを常にがたつきなく保持すること
ができる。また、弾性ロック片は、既存の保持具のスト
ッパーのように開放部の一部を遮って収納ケースの抜脱
を直接的に阻止する機能を備えていなく、単に収納ケー
スの横方向への変位を阻止するだけの機能を負担してい
るだけであるから、長期間の使用に際しての信頼性が向
上する。
【0012】また、上記発明において、前記ケース本体
に、前記第1の凹部と同一線状に第2の凹部が形成され
ているとともに、この第2の凹部の中央部に係止突部が
形成され、 前記ロックバーに、く字形状に湾曲した細
長い形状の中央の屈曲部分に係合爪が形成され、その一
端を支持された弾性を有するバネ片が形設され、前記ロ
ックバーは、前記係合爪が前記第2の凹部における前記
係止突部の何れか一方側に嵌まり込む配置で前記ケース
本体に装着され、前記ロック解除状態から前記係合爪が
前記係止突部を乗り越えて反対側に位置することにより
前記ロック状態に移行するとともに、前記係合爪が前記
係止突部により変位を阻止されて前記ロック状態を保持
するよう構成することが好ましい。
【0013】これにより、ロック解除状態においてケー
ス本体の収納部にCD等の収納ケースを挿入したのち
に、ロックバーの操作片を指で押し込んでロック状態と
するに際して、ロックバーの係合爪が第2の凹部の係止
突部を乗り越えるときに、例えば「カチッ」という音を
発する。したがって、ロック状態となったことを音で確
認することができるから、ロック洩れといった事態の発
生を確実に防止できる。また、係合爪が係止突部により
変位を阻止されてロック状態を保持する構成となってい
るので、ロック状態を解除するには、ロックバーの操作
片から見て係止突部の向こう側に位置する係合爪を係止
突部に対し係合しないようにバネ片を変形させ、且つそ
の状態を保持しつつ操作片を外方へ引き出す必要があ
る。そのため、顧客がドライバー等の工具を用いてロッ
ク状態を解除しようと試みたとしても、ロック状態を解
除することは不可能であり、高い安全性を有する。
【0014】さらに、上記発明の好ましい実施形態で
は、前記ケース本体に、前記収納部の一側辺に沿った膨
出部が一体形成され、この膨出部の一端部に、前記弾性
ロック片が前記収納部に向かって延びる配置で支持さ
れ、前記膨出部の他端側に、前記ロックバーを摺動自在
に保持するほぼ筒状の装着部が形成されているととも
に、この装着部の内壁面に前記第1および第2の凹部が
形成されている。
【0015】これにより、ロックバーは、ケース本体の
膨出部に設けられたほぼ筒状の装着部の内部において所
定範囲内で摺動自在に保持されるから、この装着部の内
部において、ロックバーの抜け止め用爪部がケース本体
の第1の凹部に摺動自在に嵌まり込み、且つロックバー
の係合爪がケース本体の係止突部に係合する。そのた
め、ロックバーのロック状態の解除およびロックバーの
ケース本体からの取り外しは壊さない限り不可能とな
り、より一層高い安全性を得られる。
【0016】また、本発明の他の好ましい実施形態で
は、前記ロックバーに、その長手方向の両側に互いに平
行に位置する一対のガイド片が形成され、この両ガイド
片の他端側にそれぞれ前記操作片が延設され、この一対
の操作片は互いに近接する方向へ撓む弾性を有している
とともに、各操作片の各々の外面部に係止爪部が一体形
成されている。
【0017】これにより、ケース本体の内部に全体を挿
入されてロック状態となっているロックバーをロック解
除状態とするためのロック解除キーの製作が容易とな
る。すなわち、ロックバーは、ロック状態を解除するた
めのロック解除キーを両側のそれぞれ一対ずつの操作片
およびガイド片により案内して内部に導き入れることが
できるとともに、一対の操作片が互いに近接する方向に
撓ませるられることによって、一対の操作片の各々の外
面部の係止爪部に引出し用の係合部材を係合させること
ができる。但し、ロック解除キーは、ロックバーにガイ
ドされながら内部に進入するときにバネ片を撓ませて係
合爪が係止突部に対し係合しない位置に変位させる機能
と、操作片を撓ませて係止爪部に係合部材を係合させる
機能とを兼ね備えているとともに、この両機能が所定の
タイミングで作用する構成を備えている必要がある。そ
れにより、特殊な形状のロック解除キーを必要とするか
らいかなる工具を用いてもロック解除できない。
【0018】本発明に係るCD等の盗難防止用ケース体
を前記ロック解除状態とするロック解除装置は、前記盗
難防止用ケース体を開口部から挿入できる凹所と、この
凹所の内部における内壁面の近傍箇所に前記盗難防止用
ケース体の挿抜方向に沿った配置で固定されたロック解
除キーとを備えてなり、前記ロック解除キーは、前記凹
所の内部に固定される基台部にかぎ部が連結されてな
り、前記かぎ部に、一方向へ屈曲した形状の押圧作動片
が形成されているとともに、前記基台部に、前記一対の
係止爪部に係合する一対の係合爪片が形成され、前記盗
難防止用ケース体が前記凹所に挿入されるときに、前記
押圧作動片が、両側を一対の前記操作片および前記ガイ
ド片によりガイドされながら前記ロックバーの前記バネ
片に摺動して、このバネ片を前記係合爪が前記係止突部
に対し非係合となる状態に変形させ、前記盗難防止用ケ
ース体が前記凹所の奥部まで進入する直前に、前記一対
の係合爪片が、前記一対の操作片に対し両側から押圧し
て互いに近接方向に撓ませたのちに、前記一対の係止爪
部に係合するよう構成されている。
【0019】このロック解除装置では、盗難防止用ケー
ス体をロックバーがロック解除キーに対向する向きに位
置決めして凹所内に挿入していくときに、ロック解除キ
ーの押圧作動片が、一対の操作片および一対のガイド片
によって進入方向を規制されて、バネ片に摺動しながら
このバネ片を変形させていき、バネ片の係合爪が係止突
部に対し係合しない位置に変位させる。それにより、盗
難防止用ケース体を凹所に挿入するだけで、ロックバー
のロック状態が自動的に解除される。
【0020】上記ロック状態を解除するのと同時に、ロ
ック解除キーの一対の係合爪片が、ロックバーの一対の
操作片に対しこれらを互いに近接する方向に一旦撓ませ
たのちに、一対の係止爪部に係合する。それにより、盗
難防止用ケース体を凹所の下限位置まで挿入したのちに
引き上げるときに、ロックバーがロック解除キーによっ
て引き上げを阻止されることと、ロックバーがロック解
除状態になっていることにより、引き上げられるケース
本体からロックバーの操作片が引き出され、ロック解除
状態となる。そして、引き上げられるケース本体の第1
の凹部を摺動していたロックバーの抜け止め用爪部が第
1の凹部の段部に当接すると、この時点からロックバー
がケース本体と一体となって引き上げられるから、ロッ
クバーの一対の係止爪部が一対の係合爪片との係合を強
制的に解除される。したがって、ロック状態の盗難防止
用ケース体をロック解除装置の凹所に挿入したのちに引
き出すのみの簡単で迅速なワンタッチ操作を行うだけ
で、盗難防止用ケース体のロックを解除でき、引き出し
た盗難防止用ケース体から収納ケースを即座に取り出し
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の
一実施の形態に係るCD等の盗難防止用ケース体を示す
斜視図、図2はその平面図であり、この実施の形態では
CD用のものを例示している。この盗難防止用ケース体
は、合成樹脂により一体成形されたケース本体10の一
辺側に沿ってロックバー11が摺動自在で且つ抜脱不能
に取り付けられた一体物の構成になっている。ケース本
体10は、CD(図示せず)を収納したCDケース12
を収納できる薄い箱型であって、前面開口からCDケー
ス12を挿抜できる収納部19を有してきる。この収納
部19の四隅には、CDケース12の各角部に係合して
CDケース12の抜脱を防止するための取出防止片1
3,14が開口縁部から内方に向け一体に突設されてい
る。ケース本体10の底面には、その凹部に磁気式また
は電波式のタグ17が貼着されているとともに、底面の
下方から指を入れてCDケース12を前方へ押し出すた
めの取出孔18が穿設されている。なお、ケース本体1
0の深さは、CDケース12の1枚分または2枚分など
に設定されており、また、取出防止片13,14は、実
施形態では四つ備えているが、少なくとも三つ形成すれ
ば、CDケース12の抜脱を防止できる。
【0022】ケース本体10における収納部19の一辺
側には膨出部20が一体に突設されており、この膨出部
20の一方側には弾性ロック片21がその先端の押圧部
22を収納部19に僅かに臨ませて片持式に支持されて
いる。膨出部20の他方側には、ロックバー11を摺動
自在に保持する装着部23が形成されている。この装着
部23はほぼ角筒形状になっているが、合成樹脂で一体
成形するために、複数の型抜き孔24が設けられてい
る。なお、ケース本体10の床面にも取出防止片13,
14を形成するための型抜き孔27および弾性ロック片
21を形成するための型抜き孔28が形成されている。
【0023】図3はロックバー11の側面図、図4は図
3のA−A線断面図をそれぞれ示す。ロックバー11
は、全体として短冊形状を呈しており、その一端部が弾
性ロック片21の押圧部22のロック部42になってお
り、このロック部42の近傍箇所にに弾性を有する抜け
止め用爪部29が形成され、中央部に一対のバネ片30
が平行に形成され、この各バネ片30の中央部の屈曲部
分に係合爪31がそれぞれ突設されている。さらに、ロ
ックバー11の他端側中央部にはガイド突部32が形成
され、他端部には、弾性を有する一対の操作片33が形
成されている。各操作片33の外面側に係止爪部33a
が形成されている。一方の操作片33の根元部にはスト
ッパー34が形成されている。また、ロックバー11の
幅方向の両側には、一端側の両側から一対の操作片33
へと延びるガイド片35がそれぞれ形設されている。
【0024】図5ないし図7は動作を説明するための要
部の横断面図を示し、図8は図5における要部拡大図で
ある。ケース本体10の膨出部20における装着部23
には、収納部19側の側面に抜け止め用爪部29および
バネ片30の係合爪31がそれぞれ摺動自在に嵌まり込
む第1の凹部37および第2の38がそれぞれ形成され
ており、第2の凹部38には係止突部39が形成されて
いる。この両凹部37,38におけるロックバー11の
挿入口側(図の右側)の立ち上がり部分は、それぞれ
抜け止め用爪部29およびバネ片30の係合爪31のス
トッパー面40,41になっている。
【0025】ケース本体10およびロックバー11は個
別に製作されたのちに合体される。すなわち、ロックバ
ー11は、抜け止め用爪部29側からケース本体10に
おける角筒状の装着部23の内部に挿入される。このと
き、抜け止め用爪部29およびバネ片30は撓みながら
進入していき、抜け止め用爪部29が第1の凹部37
に、且つバネ片30の係合爪31が第2の凹部38に位
置するまで押し込まれる。ロックバー11は、上記位置
まで一旦押し込まれると、抜け止め用爪部29が第1の
凹部37に摺動可能な範囲内で移動できるが、その場
合、係合爪31の係止突部39に対する係合を解除する
必要がある。また、抜け止め用爪部29がストッパー面
40に当接した時点でそれ以上の移動を阻止されるの
で、ロックバー11がケース本体10に一体的に取り付
けられた盗難防止用ケース体となる。
【0026】つぎに、上記盗難防止用ケース体にCDケ
ース12を収納する手順について説明する。先ず、図5
に示すように、CDケース12の一辺側をケース本体1
0の収納部19に挿入して、矢印で示すように装着部2
3側に移動させていく。そして、図6に示すように、C
Dケース12の一辺の両側角部を取出防止片14と底面
との間に挿入しながら一辺を弾性ロック片21の押圧部
22に当接させ、さらに、CDケース12を弾性ロック
片21を撓ませながら装着部23側に移動させる。CD
ケース12の他辺側を他方の取出防止片13の下方へ挿
入可能となった時点でCDケース12をケース本体10
内に完全に挿入する。それにより、図7に示すように、
ケース本体10内のCDケース12は、弾性ロック片2
1の復元力により僅かに押し戻されて、他方の取出防止
片13の下方へ完全に挿入される。すなわち、CDケー
ス12がケース本体10内に正規の状態で収納される。
【0027】つぎに、ロックバー11のケース本体10
から突出している操作片33を指で押し込むと、ロック
バー11は、係合爪31がバネ片30の屈撓により係止
突部39を乗り越えて第2の凹部38の奥部に移動し、
ロックバー11の先端のロック部42が押圧部22と膨
出部20の内壁面との間に入り込む。これにより、弾性
ロック片21は、ロック部42により屈撓不能状態とな
ってCDケース12に対し移動を阻止して固定する。し
たがって、CDケース12は、四つの取出防止片13,
14により前面四隅を遮られた状態に固定されるので、
ケース本体10に取り出し不能なロック状態で収納され
る。また、係合爪31がバネ片30の屈撓により係止突
部39を乗り越えて第2の凹部38の奥部に移動すると
きに、例えば、「カチッ」といった音が発生するので、
その音によりロック状態になったことを確認することが
でき、ロック洩れが発生するのを確実に防止できる。さ
らに、装着部23の内部で係合爪31が係止突部39に
係合して抜脱方向への移動を阻止されているため、ロッ
クバー11は、例えばドライバーなどを差し込んだりし
て操作しても、引き出すことができない。
【0028】この盗難防止用ケース体では、CDケース
12をケース本体10内に挿入する操作は既存のものと
同様であるが、ロックバー11を指で押すワンタッチ操
作で容易に且つ迅速にCDケース12を取り出し不能状
態にロックできる。また、ロックバー11がケース本体
10に抜脱不能に取り付けられた一体物であるから、保
管を含む取扱いが容易となる。しかも、CDケース12
は弾性ロック片21により一方向に押圧してロックする
ので、製作時の寸法のばらつきを弾性ロック片21の撓
み量により吸収してCDケース12を常にがたつきなく
保持することができる。また、弾性ロック片21は、既
存の保持具のストッパー5のように開放部2の一部を遮
ってCDケース12の抜脱を直接的に阻止する機能を備
えていなく、単にCDケース12の横方向の移動を阻止
するだけの機能を負担しているだけであるから、長期間
の使用に際しての信頼性が向上する。
【0029】なお、この実施形態のケース本体10は、
ポリカーボネイト樹脂により一体成形して製作すること
ができる。それにより、割れたり、損傷したりするおそ
れが少なく、しかも、透過性に優れて白濁を起こすこと
がないので、長期間の使用に際してもCDの商品価値を
下げることなく陳列して展示することができる。また、
図2に示すように、ケース本体10の膨出部20の近傍
の外面に指掛けフック部43が形成されているので、ぎ
っしり陳列されているCDの中から目的のものを一つ取
り出す場合に抜き出し易い利点がある。
【0030】つぎに、上記盗難防止用ケース体のロック
解除装置について説明する。図9はロック解除装置44
の一部破断した斜視図を示す。このロック解除装置44
は、上面が開口した箱型であって、盗難防止用ケース体
を挿入することのできる断面長方形状の凹所47が形成
されている。凹所47の内部には、その長手方向の一方
側の壁面近傍箇所にロック解除キー48が垂直の配置で
固定されており、このロック解除キー48の配置壁面と
対向する壁面角部には、凹所47に挿入される盗難防止
用ケース体をロック解除キー48側に押圧して位置決め
するための板バネ49が設けられている。
【0031】図10はロック解除キー48の正面図、同
図(b)はロック解除キー48の側面図である。ロック
解除キー48は、凹所47の底面に固定される基台部5
0にかぎ部51がねじ52で固定れた構成になっおり、
かぎ部51にはく字形状の一対の押圧作動片53がロッ
クバー11のガイド突部32の幅より僅かに大きな間隔
で並設されている。一方、基台部50には、左右両側に
係合爪片54が平行に突設されている。
【0032】つぎに、ロック解除装置44による盗難防
止用ケース体のロック解除について説明する。ロック解
除装置44は、例えばCD販売店やCDレンタル店のカ
ウンタに設置されており、所望のCDが収納されている
ロック状態の盗難防止用ケース体を陳列棚などから取り
出した顧客は、その盗難防止用ケース体をカウンタで店
員に手渡す。店員は、図9示すように、受け取った盗難
防止用ケース体を凹所47内に挿入する。このとき、盗
難防止用ケース体は、ロックバー11をロック解除キー
48に対向する向きに位置決めして凹所47に挿入され
る。
【0033】図11(a)は盗難防止用ケース体を凹所
47の下限位置までに挿入した状態を示す要部の縦断面
図、同図(b)は(a)の状態におけるロックバー11
とロック解除キー48との位置関係を示す(a)の一部
の拡大左側面図である。盗難防止用ケース体が凹所47
内に挿入されていくときに、ロック解除キー48の一対
の押圧作動片53は、一対の操作片33の間に入り込ん
だのちに、一対の押圧作動片53の間に入り込むガイド
突部32と両側の一対のガイド片35によって進入方向
を規制されて、それぞれバネ片30に摺動しながらロッ
クバー11と装着部23の内壁面との間に進入してい
き、バネ片30を伸長させる状態に徐々に撓ませてい
く。盗難防止用ケース体が凹所47の下限位置まで進入
時点では、図11(a)に示すように、バネ片30の係
合爪31が装着部23の第2の凹部38から離間して係
止突部39に対し係合しない位置に変位するとともに、
図11(b)に示すように、一対の係合爪片54がロッ
クバー11の一対の操作片33に対しこれらを互いに近
接する方向に一旦撓ませたのちに係合する。
【0034】店員は、盗難防止用ケース体を、凹所47
の下限位置までに挿入したのちに、引き上げて凹所47
から抜き出す。図12は盗難防止用ケース体を凹所47
の下限位置から僅かに引き上げた状態を示す要部の縦断
面図である。盗難防止用ケース体が凹所47の下限位置
から引き上げられるときに、店員に把持されているケー
ス本体10はそのまま持ち上げられるが、ロックバー1
1は 上述のようにロック解除状態になっいるとととも
に、その操作片33がロック解除キー44の係合爪片5
4に係合されているため、ロック解除キー44よって引
き上げを阻止されて、引き上げられるケース本体10か
ら引き出される。
【0035】そして、図12に示すように、引き上げら
れるケース本体10の第1の凹部37を摺動していたロ
ックバー11の抜け止め用爪部29がストッパー面40
に当接すると、この時点からロックバー11がケース本
体10と一体となって引き上げられる。すなわち、ロッ
クバー11の一対の操作片33の係止爪部33aは、ケ
ース本体10による引き上げ力によって一対の係合爪片
54との係合を強制的に解除され、ロックバー11がケ
ース本体10と一体となって引き上げられ、それに伴っ
てロック解除キー48がロックバー11から抜脱する。
このロックバー11の押圧作動片54による押圧を解除
されたロックバー11のバネ片30は、復元力により元
の状態に復帰する。この時点では、バネ片30の係合爪
31が係止突部39に対しロック状態時とは反対側まで
変位されているとともに、ロックバー11のロック部4
2が弾性ロック片21の押圧部22に対し係合しない位
置まで変位されている。したがって、盗難防止用ケース
体は、図6に示すロック解除状態となって凹所47から
引き出される。
【0036】店員は、ロック解除装置44の凹所47か
ら引き出した盗難防止用ケース体内のCDケース12
を、図6の2点鎖線矢印方向へ一旦移動させて取出防止
片14との係合を解除してのちに、本体ケース10から
取り出す。このように、CDケース12をロック状態に
収納した盗難防止用ケース体をロック解除装置44の凹
所47に挿入したのちに引き出すのみの簡単で迅速なワ
ンタッチ操作を行うだけで、盗難防止用ケース体のロッ
クを解除できる。したがって、大量のCDを取り扱うC
D販売店やレンタル店の店員の負担を格段に軽減するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1のCD等
の盗難防止用ケース体によれば、ロックバーの操作片を
指で押すワンタッチ操作で容易に且つ迅速に収納ケース
を取り出し不能状態にロックできる。また、ロックバー
はケース本体に対し抜脱不能に取り付けられて常に一体
物と取り扱えるので、保管を含む取扱いが極めて容易と
なる。さらに、CD等の収納ケースは弾性ロック片によ
り側面を押圧されてロックされるので、ケース本体の製
作時の寸法のばらつきを弾性ロック片の撓み量により吸
収して収納ケースを常にがたつきなく保持することがで
きる。収納ケースは少なくとも三つの取出防止片により
取り出し不能状態としており、弾性ロック片は収納ケー
スの取り出しを直接的に阻止するものでないから、長期
間の使用に際しての信頼性が向上する。
【0038】請求項2のCD等の盗難防止用ケース体に
よれば、ロックバーの係合爪を第2の凹部の係止突部を
乗り越えさせることによりロックバーをロック状態とす
る構成になっているので、ロック状態となったことを音
で確実に確認できる。また、係合爪が係止突部により変
位を阻止されてロック状態を保持する構成となっている
から、何らかの工具を用いてもロック状態を解除するこ
とが不可能であり、高い安全性を有する。
【0039】請求項3のCD等の盗難防止用ケース体に
よれば、ロックバーがケース本体の膨出部に設けられた
ほぼ筒状の装着部の内部に所定範囲内で摺動自在に保持
される構成を有しているから、ロックバーのロック状態
の解除およびロックバーのケース本体からの取り外しは
壊さない限り不可能となり、より一層高い安全性を得ら
れる。
【0040】請求項4のCD等の盗難防止用ケース体に
よれば、ケース本体の内部に全体を挿入されてロック状
態となっているロックバーをロック解除状態とするため
のロック解除キーの製作が容易となり、しかも、ロック
解除キーは、ロックバーにガイドされながら内部に進入
するときにバネ片を撓ませて係合爪が係止突部に対し係
合しない位置に変位させる機能と、操作片を撓ませて係
止爪部に係合部材を係合させる機能とを兼ね備えた極め
て特殊な形状にする必要がある。それにより、顧客がい
かなるロック解除用の工具を作っても、ロック解除する
のは不可能となる。
【0041】本発明のCD等の盗難防止用ケース体のロ
ック解除装置によれば、、ロック状態の盗難防止用ケー
ス体を凹所に挿入したのちに引き出すのみの簡単で迅速
なワンタッチ操作を行うだけで、盗難防止用ケース体の
ロックを解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCD等の盗難防止用
ケース体を示す斜視図である。
【図2】同上ケースの平面図である。
【図3】同上ケースにおけるロックバーの側面図であ
る。
【図4】同上ケースにおけるロックバーのA−A線断面
図である。
【図5】同上ケースにおける動作を説明するための要部
の横断面図であり、CDケースを挿入する状態である。
【図6】同上ケースにおける動作を説明するための要部
の横断面図であり、CDケースを挿入した状態である。
【図7】同上ケースにおける動作を説明するための要部
の横断面図であり、正規の状態に挿入されたCDケース
を取り出し不能状態にロックした状態である。
【図8】図7における動作を説明するための要部の拡大
図である。
【図9】同上のケースと本発明の一実施形態に係るロッ
ク解除装置とを示す一部破断した斜視図である。
【図10】(a)は同上ロック解除装置におけるロック
解除キーの側面図、(b)はロック解除キーの正面図で
ある。
【図11】同上ケースを同上ロック解除装置の下限位置
まで挿入した状態の要部の縦断面図、(b)は(a)の
状態におけるロックバーとロック解除キーとの位置関係
を示す(a)の一部の拡大左側面図である。
【図12】同上ケースを同上ロック解除装置の下限位置
から僅かに引き上げた状態を示す要部の縦断面図であ
る。
【図13】従来装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ケース本体 11 ロックバー 12 CDケース(収納ケース) 13,14 取出防止片 17 タグ 19 収納部 20 膨出部 21 弾性ロック片 22 押圧部 23 装着部 29 抜け止め用爪部 30 バネ片 31 係合爪 33 操作片 33a 係止爪部 35 ガイド片 37 第1の凹部 38 第2の凹部 39 係止突部 42 ロック部 44 ロック解除装置 47 凹所 48 ロック解除キー 50 基台部 51 かぎ部 53 押圧作動片 54 係合爪片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CD等の収納ケースを嵌め込む収納部を有
    する一面開口した薄い箱型のケース本体と、このケース
    本体に前記収納部の一側辺に沿って移動自在で且つ取り
    外し不能に装着されたロックバーとを備えてなり、 前記ケース本体に、前記収納部の開口端縁部から内方へ
    向け突設されて収納状態の前記収納ケースの一部に対面
    する少なくとも三つの取出防止片と、前記収納部の内面
    に取り付けられた盗難検知用のタグと、先端の押圧部が
    前記収納部内の前記収納ケースの側面に弾性的に当接す
    る弾性ロック片とが設けられ、 前記ロックバーに、一端部にロック部が、他端部に操作
    片が、中間部に抜け止め用爪部がそれぞれ形成され、 前記ロックバーは、前記抜け止め用爪部が前記ケース本
    体に形成された第1の凹部に摺動可能な範囲内で移動自
    在に設けられて、前記操作片が前記ケース本体から突出
    して前記ロック部が前記押圧部に対し非係合に対向する
    ロック解除状態と、前記操作片が前記ケース本体内に押
    し込められることにより前記ロック部が前記押圧部に接
    触して前記弾性ロック片の前記収納ケースから離間する
    方向への変位を阻止するロック状態とに択一的に設定さ
    れることを特徴とするCD等の盗難防止用ケース体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ケース本体に、前
    記第1の凹部と同一線状に第2の凹部が形成されている
    とともに、この第2の凹部の中央部に係止突部が形成さ
    れ、 前記ロックバーに、く字形状に湾曲した細長い形状の中
    央の屈曲部分に係合爪が形成され、一端を支持された弾
    性を有するバネ片が形設され、 前記ロックバーは、前記係合爪が前記第2の凹部におけ
    る前記係止突部の何れか一方側に嵌まり込む配置で前記
    ケース本体に装着され、前記ロック解除状態から前記係
    合爪が前記係止突部を乗り越えて反対側に位置すること
    により前記ロック状態に移行するとともに、前記係合爪
    が前記係止突部により変位を阻止されて前記ロック状態
    を保持するよう構成されているCD等の盗難防止用ケー
    ス体。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記ケース本体に、前
    記収納部の一側辺に沿った膨出部が一体形成され、 この膨出部の一端部に、前記弾性ロック片が前記収納部
    に向かって延びる配置で支持され、 前記膨出部の他端側に、前記ロックバーを摺動自在に保
    持するほぼ筒状の装着部が形成されているとともに、こ
    の装着部の内壁面に前記第1および第2の凹部が形成さ
    れているCD等の盗難防止用ケース体。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3において、前記ロ
    ックバーに、その長手方向の両側に互いに平行に位置す
    る一対のガイド片が形成され、 この両ガイド片の他端側にそれぞれ前記操作片が延設さ
    れ、 この一対の操作片は互いに近接する方向へ撓む弾性を有
    しているとともに、各操作片の各々の外面部に係止爪部
    が一体形成されているCD等の盗難防止用ケース体。
  5. 【請求項5】請求項4の盗難防止用ケース体を前記ロッ
    ク解除状態とするロック解除装置であって、 前記盗難防止用ケース体を開口部から挿入できる凹所
    と、この凹所の内部における内壁面の近傍箇所に前記盗
    難防止用ケース体の挿抜方向に沿った配置で固定された
    ロック解除キーとを備えてなり、 前記ロック解除キーは、前記凹所の内部に固定される基
    台部にかぎ部が連結されてなり、 前記かぎ部に、一方向へ屈曲した形状の押圧作動片が形
    成されているとともに、前記基台部に、前記一対の係止
    爪部に係合する一対の係合爪片が形成され、 前記盗難防止用ケース体が前記凹所に挿入されるとき
    に、前記押圧作動片が、両側を一対の前記操作片および
    前記ガイド片によりガイドされながら前記ロックバーの
    前記バネ片に摺動して、このバネ片を前記係合爪が前記
    係止突部に対し非係合となる状態に変形させ、 前記盗難防止用ケース体が前記凹所の奥部まで進入する
    直前に、前記一対の係合爪片が、前記一対の操作片に対
    し両側から押圧して互いに近接方向に撓ませたのちに、
    前記一対の係止爪部に係合するよう構成されていること
    を特徴とするロック解除装置。
JP9033081A 1997-01-31 1997-01-31 Cd等の盗難防止用ケース体およびそのロック解除装置 Pending JPH10218273A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2253761B (en) * 1991-02-01 1995-01-11 Samsung Electronics Co Ltd Shutter speed control circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2253761B (en) * 1991-02-01 1995-01-11 Samsung Electronics Co Ltd Shutter speed control circuit

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