JPH10217845A - 作業灯の灯体支持方法、および同支持構造 - Google Patents

作業灯の灯体支持方法、および同支持構造

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JPH10217845A
JPH10217845A JP1864697A JP1864697A JPH10217845A JP H10217845 A JPH10217845 A JP H10217845A JP 1864697 A JP1864697 A JP 1864697A JP 1864697 A JP1864697 A JP 1864697A JP H10217845 A JPH10217845 A JP H10217845A
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reflector
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源バルブ4を装着されたリフレクタ22
と、その前面に装着された前面レンズ21とより成る灯
体を、車体側ブラケット32に体して、ランプハウジン
グ20を介して防振的に支持し、かつ、光源バルブ4の
交換を容易ならしめる。 【解決手段】 リフレクタ22のフランジ状部22aと
前面レンズ21の脚部21aとをゴム系接着剤で結合し
てレンズパッキン23を構成する。砲弾形キャップラバ
ー31をリフレクタ支持柱20aに取り付け、その尖端
部を灯体の背面側に当接せしめて灯体を支持するととも
に、該灯体の前面側に、枠状のリムラバー24を介して
リム25を当接せしめ、該リム25をランプハウジング
20に対して、リム取付ネジ26により着脱容易に装着
する。これにより、灯体はリムラバー24と砲弾形キャ
ップラバー31とにより弾性的に挟持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設用車両や荷役
用車両、および産業用車両に装着して用いられる作業用
灯具において、光源バルブとリフレクタと前面レンズと
から成る灯体を支持する方法、および同支持構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は作業用灯具の従来例を示し、光源
バルブとリフレクタと前面レンズとから成る灯体部分が
ランプハウジングに対して弾性的に支持されている構造
部分の垂直断面図である。図に示したZはリフレクタ3
の光軸であって、光軸上の焦点f付近にフィラメントを
位置せしめて光源バルブ4が装着されている。上記リフ
レクタ3の前面開口部を覆う形に前面レンズ2が配設さ
れている。作業灯の機能を概要的に述べると、光源バル
ブ4から出射した立体光束の大半はリフレクタ3に入射
し、光軸(矢印Z)とほぼ平行に、図の左方に向けて反
射される。上記の平行な反射光束は前面レンズ2によっ
て調光され、所望の配光パターンを形成して投射され
る。こうした作用のため、図に示した矢印Zは概要的な
投光方向を示している。本発明において「前」,「後」
の呼称は、上記投光方向を表す意であって、矢印Z方向
を前と呼び、その反対方向を後と呼ぶことにする。上述
の作用から理解されるように、作業灯における基本的光
学部材は光源バルブ4と、リフレクタ3と、前面レンズ
2とである。説明の便宜上、光源バルブとリフレクタと
前面レンズとより成る構造部分を、その付属部材を含め
て灯体と呼ぶことにする。
【0003】車両類に搭載された作業灯は、該車両類の
走行中に激しい振動を受け、また、該車両類に搭載され
ている作業装置の作動中にも振動を受ける。このため、
作業灯においては、「車両類に固定されるランプハウジ
ング」に対して、灯体を防振的(すなわち、弾性的変位
を許容して)支持することが重要な技術的課題となる。
また、必要に応じて、車体に対してランプハウジングを
防振することも併せて工夫される。本図5に示された従
来例においては、リフレクタ3の前面開口部の周囲に形
成されたフランジ状部3aと、前面レンズ2の脚部2a
との間にレンズパッキン23が挟みつけられている。前
記の光源バルブ4は、リフレクタ3の中央開口部に嵌合
され、スプリング機構34で押しつけられている。本発
明においてレンズの脚部とは、レンズを支持することを
主たる役目として、該レンズの周辺から投光方向後方に
向けて延出している構成部分をいう。図示の10は、上
記光源バルブ4に給電するためのハーネスであって、コ
ネクタ11を介してターミナル12に接続導通され、外
部電源に対してスイッチ(共に図示せず)を介して接続
される。17は、前記スプリング機構34をリフレクタ
3にカシメ付けているリベットであって、本図にはその
頭部が現われている。
【0004】ランプハウジング1の内側面に、光軸Zと
ほぼ平行なリフレクタ支持柱5が、合成樹脂材料によっ
て一体に成形されており、その先端(投光方向に関して
前端・以下,紛らわしくない場合は単に前端という)に
有頂無底円筒形のキャップラバー6が嵌着されている。
上記キャップラバー6の頂面は、前記リフレクタ3のフ
ランジ状部3aの、投光方向に関して背面側(以下、紛
らわしくない場合は単に背面側という)に当接してい
る。前記のランプハウジング1を車体などの取付対象部
材に装着するための構造として、該ランプハウジングの
後下方部分に、下方に向けて膨出する球殻状の座1aが
一体に成形され、ステーボルト13が、ボルト挿通用透
孔1bに挿通されている。上記ステーボルト13の頭部
は球殻状の座1aの内部に位置し、該ステーボルト13
のスクリューロッド部はスタンドピース14および取付
対象部材(仮想線で示した)を貫通して、その先端側に
ナット15が螺合されている。これにより、ナット15
を緩めるとランプハウジング1が首振り状に回動可能と
なり、該ナット15を締めつけるとランプハウジング1
の回動が阻止される。16は、防水用のラバーリングで
あり、このラバーリング16はステーボルト13がラン
プハウジング1の内部空間内に脱落することを防止する
役目も兼ねている。
【0005】以上のようにして支持されているランプハ
ウジング1に対して「光源バルブ4を装着されているリ
フレクタ3と、その前面開口部を覆う前面レンズ2とか
ら成る灯体」が、次のようにして防振的に支持されてい
る。ジャバラ状(別称べローズ状)のマウンティングラ
バー7の後端(図において右端)が、ランプハウジング
1のフランジ状部1cに嵌め合わされるとともに、リヤ
ーリム8で締めつけられている。そして、前記マウンテ
ィングラバー7の前端(図において左端)は前面レンズ
2のレンズ脚部2aおよびリフレクタ3のフランジ状部
3aの重ね合わせ部に嵌め合わされるとともに、フロン
トリム9で締めつけられている。7aは、マウンティン
グラバー7の下方部に設けられた水抜孔である。リフレ
クタ3のフランジ状部3aは、マウンティングラバー7
の弾性収縮力によって後方(図の右方)に向かう力を受
け、キャップラバー6に押圧される。キャップラバー6
は上記押圧力によって僅かに圧縮方向に歪みつつ、上記
の押圧力を支承する。このようにして、光源バルブ4と
リフレクタ3と前面レンズ2とより成る灯体(詳しく
は、レンズパッキン23およびスプリング機構34を含
む)は、マウンティングラバー7とキャップラバー6と
によって弾性的に支持されるとともに、フランジ状部3
aとキャップラバー6との間の摩擦抵抗によって振動を
減衰せしめられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した先行技術
に係る作業灯は、その灯体部分を弾性的に支持されると
ともに摩擦抵抗を与えられているので優れた防振性能を
有している。しかし乍ら、望むらくは更に次のような改
善の余地が有る。 (イ)光源バルブ4は消耗性の部品であって、断線した
時や定期整備の際に取り外して新品と交換しなければな
らないが、従来例の作業灯において光源バルブ4を着脱
交換しようとすると、フロントリム9もしくはリヤーリ
ム8を取り外して、マウンティングラバー7の嵌め合わ
せ部を離脱させなければならない(この図5の例では、
リヤーリム8を取り外して、マウンティングラバー7を
ランプハウジング1から取り外し、灯体を構成している
前面レンズ2とリフレクタ3との結合を分解しないまま
の状態で、該リフレクタ3に装着されているスプリング
機構34の係合部を外して光源バルブ4を着脱すること
になる)。上述の光源バルブ交換作業は、専門の整備技
術員にとっては別段難しいものではないが、一般の作業
用車両オペレータにとっては容易でない。このため、交
換用の光源バルブが予備品として添付されていても、光
源バルブ断線時には作業を中断して整備担当技術者の来
援を求めなければならなくなる。こうした事情から、一
般のオペレータが汎用工具(例えばドライバ)を用いて
迅速,容易に光源バルブを交換できるように改良するこ
とが望まれる。 (ロ)マウンティングラバー7は、リフレクタ3および
前面レンズ2から成る灯体を弾性的に支持しなければな
らないので、相当の大きさと重畳とを有しており、しか
も防振性能を発揮するために適当な物性を必要とするの
で製造コストが高い。こうした事情から、大形大重量の
ゴム弾性部材を必要としないように改良することが望ま
れる。 (ハ)上記のマウンティングラバー7は、その構造上、
耐えず風雨に曝されるるとともに直射日光を受けるの
で、経時的劣化に関する環境条件は非常に不利(劣化し
易い)である。劣化進行を決定する大要因は環境条件と
ゴム材質と発生応力とであるから一概には言えないが、
環境条件の不利を材質でカバーしようとすると材料コス
トが一層上昇し、材料コストを下げようとすると耐久性
の低下を免れ難い。こうした事情から、防振ゴム部材が
直接的には風雨に曝されず、かつ、その大部分が直射日
光を受けないような改良が望まれる。 (ニ)有頂無底筒状のキャップラバー6は、耐振性に関
して相当な効果を果たしているが、その撓み代を大きく
取ることができないので作用効果に限界が有る。すなわ
ち、大きく撓み得るようにゴム材質を柔らかくするとヘ
タリ易くなって耐久性が悪くなり、ヘタリを生じ難いよ
うにゴム材質を硬くすると防振性が落ちる。こうした事
情から、キャップラバーがヘタリを生じ難く、しかも防
振性か悪くならないような改良が望まれる。
【0007】本発明は以上に述べた要望に応えるために
為されたものであって、製造コストが安く、かつ耐久性
に優れ、しかも防振性の良い、作業灯の灯体支持技術を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上に説明した目的を達
成するために創作した本発明の基本的な原理を、その実
施形態に対応する図1を参照して略述すると、光源バル
ブ4を装着されたリフレクタ22のフランジ状部22a
と、前面レンズ21のレンズ脚部21aとはレンズパッ
キン23(本例ではブチレンゴム系の接着剤)を介して
密着し、灯体を形成している。上記灯体は、その後方か
ら砲弾形キャップラバー31の尖端部によって投光方向
前方(図において左方)へ押されており、一方、上記の
灯体はリムラバー24を介して、リム25によって後方
へ押されている。上記のリム25は、リム取付ネジ26
によってランプハウジング1に対して着脱容易に取り付
けられている。前記のリム取付ネジ26を回して抜き取
るとリム25が取り外されるので、光源バルブ4の交換
をドライバ1本で行なうことができ、レンズパッキン2
3およびリムラバー24は小形軽量の部材であるから、
防振用ゴムの材料コストは低廉であり、レンズパッキン
23およびリムラバー24は、直接的に風雨に曝された
り直射日光を受けたりしないので、経時的劣化に関する
環境条件が悪くないので、特殊材質でなくても耐久性が
良く、砲弾形キャップラバー31が砲弾形の尖端部を灯
体(詳しくは、灯体を構成しているリフレクタ22のフ
ランジ状部22aの背面)に当接せしめているので、ヘ
タらないように比較的硬質のゴム材料で構成しても、防
振に必要な撓み代(例えば0.2ミリメートル)を得る
ことができて、防振性と耐久性とを両立せしめることが
できる。
【0009】さらに、ランプハウジング1を支持してい
るステー27とステーボルト28との間に座金状のゴム
材料(ステーラバー29の座金状部29a)を介装する
と、防振性能が一層良くなる。その上、上記座金状ゴム
部材と一体に成形されたジャバラ状のゴム部材(ステー
ラバー29のジャバラ状部29b)で前記ステー27を
含む取付構造部の周囲を覆うと、該取付構造部の機械的
な保護と外観の改善に有効である。
【0010】以上に説明した原理に基づいて請求項1の
発明方法は、光源バルブを装着されたリフレクタと、該
リフレクタの前面開口部を覆う前面レンズとから成る灯
体を、ランプハウジングに取り付けて支持する方法にお
いて、リフレクタの前面開口部の周囲に形成されたフラ
ンジ状部の、投光方向に関して前方側に、レンズパッキ
ンを挟んで前面レンズ脚部を当接せしめるとともに、ラ
ンプハウジングに固定されたリフレクタ支持柱の投光方
向前端部に、ゴム状弾性を有する砲弾形キャップラバー
を取り付けて、該砲弾形キャップラバーの尖端側を投光
方向前方に向け、かつ、前記リフレクタのフランジ状部
の投光方向背面側を前記砲弾形キャップラバーの尖端部
に対向当接せしめるとともに、枠状のリムラバーと前記
レンズパッキンとにより前面レンズ脚部を挟みつけ、上
記枠状リムの投光方向前方側にランプハウジング用のリ
ムを押し当てて、該リムをランプハウジング前面開口部
に対して着脱可能に装着することを特徴とする。以上に
説明した請求項1の発明方法によると、「光源バルブを
装着されたリフレクタと前面レンズとから成る灯体」
が、砲弾形キャップラバーとリムとによって前後方向に
挟みつけられて弾性的に(弾性的変位を許容されて)支
持される。そして、上記のリムはランプハウジングに対
して着脱可能に装着されているので、該リムをランプハ
ウジングから取り外すと、前記の灯体は挟持を解放され
てランプハウジングの内部空間から取り出すことができ
るようになる。灯体をランプハウジングから取り出せ
ば、該灯体を構成しているリフレクタに対して光源バル
ブを脱着交換することができる。光源バルブを交換した
灯体をランプハウジング内に収めて、リムラバーを介し
てリムで押さえつけるとともに、該リムをランプハウジ
ングに装着すると、前記の灯体がランプハウジングに対
して弾性的に位置決め、固定される。このようにして、
光源バルブの脱着・交換を迅速に、かつ容易に行なうこ
とができる。前記のレンズパッキンおよびリムラバー
は、前面レンズの脚部を前後に挟みつけて緩衝的に支持
する部材であって、大形大重量の部材ではないから、材
料コストが廉価である。前記のレンズパッキンはリフレ
クタのフランジ状部と前面レンズの脚部との間に挟み付
けられた状態でランプハウジング内に位置せしめられ、
また前記のリムラバーは前面レンズの脚部とランプハウ
ジング用リムとの間に挟みつけられるので、共に、風雨
に曝されることも無く直射日光を受けることも無い。こ
のため、レンズパッキンやリムラバーの経時的な劣化に
関する環境条件が良く、早期劣化する虞れが無い。前記
の砲弾形キャップラバーは、従来例における有頂無底筒
状のキャップラバーと異なり、尖端部をリフレクタのフ
ランジ状部に当接せしめて押圧力を支承する。このた
め、ヘタリを生じない程度の硬さのゴム材料を用いて
も、上記の尖端部が緩衝機能を果たし得る程度に弾性変
形することができ、防振性と耐久性とを両立せしめるこ
とができる。
【0011】請求項2の発明方法の構成は前記請求項1
の発明における構成要件に加えて、前記ランプハウジン
グにブラケットを固着するとともに、上記ブラケットに
対して水平軸まわりの回動・固定可能に、ボルト挿通孔
を有するステーを取り付け、かつ、ゴム状弾性を有する
材料によって、「上記ブラケットおよびステーの周囲を
覆うジャバラ状部と、ボルト挿通孔を有する座金状部と
から成るステーラバー」を一体的に成形し、前記ステー
のボルト挿通孔と、前記ステーラバーのボルト挿通孔と
に貫通したステーボルトによって、前記ステーとステー
ラバー座金状部とを、作業灯搭載機器に対して共締めす
ることを特徴とする。以上に説明した請求項2の発明方
法によると、「光源バルブの脱着交換が容易で、弾性部
材の材料コストが低廉で、弾性部材の使用環境条件が良
く、キャップラバーの防振性と耐久性とを両立せしめ得
る」という請求項1に係る発明方法の作用効果を妨げる
ことなく、灯体を弾性的に支承しているランプハウジン
グを、作業灯搭載機器に対して防振部材を介して支持す
ることにより、灯体支持の防振性をいっそう向上せし
め、しかも、灯体をランプハウジングと共に上下・左右
に首振り状に回動させたり固定したりして該灯体の支持
姿勢の自由度を拡大するとともに、上記の回動・固定可
能な支持部分を、回動を妨げること無くカバーして外観
を整え、かつ、塵埃の付着や外部障害物の衝突および異
物の噛込みを防止して、商品価値を向上させるとともに
使用の利便性および耐久性を向上させることができ、そ
の上、作業灯の搭載対象である機器に対して、灯体を含
む作業灯を迅速,容易,かつ強固に取り付けることがで
きる。
【0012】請求項3の発明の灯体支持構造は、光源バ
ルブを装着されたリフレクタと、該リフレクタの前面開
口部を覆う前面レンズとから成る灯体をランプハウジン
グに取り付けて支持する構造において、リフレクタの前
面開口部の周囲に形成されたフランジ状の部分と、ラン
プハウジングに固着されたリフレクタ支持柱の先端部に
取り付けられ、尖端部を投光方向前方側に向けた砲弾形
のキャップラバーと、前面レンズの脚部とリフレクタの
フランジ状部との間に介装されたレンズパッキン、およ
び、該レンズ脚部を挟んでレンズパッキンに対向するリ
ムラバーと、前記ランプハウジングの前面開口部に装着
されて、前記リムラバーを投光方向に関して後方に押し
つけているリムとを具備しており、上記のリムはランプ
ハウジング前面開口部の縁付近に対して着脱可能であ
り、かつ、該リムが、リムラバーを介して灯体を後方に
押圧し、上記の押圧力を前記のリフレクタ支持柱が、前
記砲弾形キャップラバーを介して支承していることを特
徴とする。以上に説明した請求項3の支持構造による
と、灯体を構成しているリフレクタと前面レンズとがレ
ンズパッキンを介して当接するとともに、上記灯体の前
面側に弾性部材であるリムラバーが配設され、該灯体の
背面側に弾性部材である砲弾形キャップラバーが配設さ
れており、かつ、上記双方の弾性部材を介して、後方側
は剛性部材であるリフレクタ支持柱によって支承される
とともに、前方側は剛性部材であるリムによって押しつ
けられる。上述のようにして、1対の剛性部材(リフレ
クタ支持柱とリムと)により、それぞれ弾性部材(砲弾
形キャップラバーとリムラバーと)を介して灯体が挟み
付けられるので、該灯体は、弾性部材の撓みによる僅小
の変位を許容して固定的に支持される。すなわち、防振
性を付与して強固に支持されるので、ランプハウジング
が激しく振動しても、その振動が灯体の光源バルブに伝
播する途中で著しく減衰せしめる。これにより、作業灯
を構成している部材のうちで最も耐振性に乏しい光源バ
ルブが振動から保護され、優れた耐久性が得られる。灯
体は上述のように僅少の変位を許容して緩衝されている
が、マクロには剛性部材であるリフレクタ支持柱とリム
とによって挟持されているので、激しい振動を受けても
光軸方向が変化しない。すなわち主投光方向が変化して
しまう虞れが無い。
【0013】前記のリムがランプハウジング前面開口部
の縁付近に対して着脱可能であるから、該リムをランプ
ハウジングから取り外して灯体の挟持を解き、該灯体を
ランプハウジング内から取り出すことが出来る。灯体を
ランプハウジングから取り出せば、リフレクタに装着さ
れている光源バルブを迅速,容易に着脱,交換すること
ができる。前記のレンズパッキンおよびリムラバーは、
それぞれ「剛性部材の間に挟みつけられて緩衝機能を果
たす部材」であって、小形軽量の部材であるから、所望
の物性を有するゴム材料を用いても材料コストは低廉で
ある。そして、前記のレンズパッキンおよびリムラバー
は、リフレクタとリムとの間に配設されているので直接
的に風雨に曝されることが無く、また直射日光を受ける
ことも無いので、経時的劣化に関する環境条件が良く、
早期に劣化する虞れが無い。さらに、前記の砲弾形キャ
ップラバーは、従来例におけるがごとく平面部を灯体
(詳しくはリフレクタのフランジ状部)に当接せしめる
構造ではなく、尖端部を灯体に当接せしめて該灯体を支
持する構造であるから、該尖端部が押し潰される形に弾
性変形すると、変形に伴って接触面積が急激に増加す
る。接触面積が増加すると、支承している全圧力が大き
くても単位面積あたりの押圧力分担が小さくなって、材
料力学的な歪み量が抑制される。従って、該砲弾形キャ
ップラバーにヘタリ変形を生じる虞れ無く優れた防振機
能が得られる。
【0014】請求項4の発明に係る支持構造は前記請求
項3の発明構造の構成要件に加えて、前記ランプハウジ
ングに固着されたブラケットと、上記ブラケットに対し
て回動・固定可能に軸着されたステー、および、該ステ
ーに穿たれたボルト挿通用の透孔と、上記ステーおよび
ブラケットの周囲を取り囲むジャバラ状部、並びに、ボ
ルト挿通用透孔を有する座金状部を一体的に成形して成
るステーラバーと、前記ステーのボルト挿通用透孔およ
びステーラバーのボルト挿通用透孔に貫通されるステー
ボルトとを具備していることを特徴とする。以上に説明
した請求項4の発明構造によると、ランプハウジングに
軸着されたステーとステーラバーの座金状部とにステー
ボルトが貫通しているので、上記ステーボルトを作業灯
搭載対象機器の一部分(例えば車体側ブラケット)に貫
通させてナット掛けすると、該ナットを締め付けること
によって、ランプハウジングを作業灯搭載機器に対して
装着することができる。上記のようにして装着したと
き、作業灯搭載対象機器とステーとの間に、弾性部材で
あるステーラバーの座金状部を挟み付けて緩衝機能を果
たさせることができる。これにより、作業灯搭載対象機
器に対してランプハウジングを緩衝支持し、さらにラン
プハウジングに対して灯体を緩衝支持するので、灯体の
防振性能が一層完全になる。さらに、ランプハウジング
に固着されたブラケットとステーとが回動・固定可能に
軸着されているので、搭載対象機器に対して作業灯のラ
ンプハウジングを上下・左右の首振り形に回動させ、所
望の投光角度ならしめて固定することができる。この回
動・固定機構部分のみを見ると公知の構造であるが、本
請求項4においては上記の回動・固定機構部分がステー
ラバーのジャバラ状部で覆われているので、その回動・
固定操作を妨げること無く、該回動・固定機構部分を保
護することができる。すなわち、該部分に異物が噛み込
んだり、塵埃などが付着したり、外部の障害物が直接的
に衝突したり、泥土などによって汚損されたりする虞れ
が無い。その上、前記ジャバラ状部に覆われて、回動・
固定機構部分が外観に現れず、意匠的価値が向上する。
しかも、該ジャバラ状部は座金状部と一体的に成形され
ているので、該座金状部を挟みつけることによってジャ
バラ状部の取付作業が完了し、組立に手数を要せず、ま
た該ジャバラ状部の取付不良によって脱落する虞れも無
い。さらに、該ジャバラ状部が座金状部と一体的に成形
されているので構成部品点数が少なく、組立作業の工程
管理や補給部品管理が容易であり、部品製造コストが低
廉である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る作業灯の灯
体支持方法を実施するために構成した灯体支持構造の1
実施形態を示し、搭載対象車両のブラケットに装着した
状態を描いた垂直断面図である。図示の20は、合成樹
脂材料で成形されたランプハウジングであって、その内
周面から投光方向前方(本図において左方)に向けてリ
フレクタ支持柱20aが一体成形されている。上記ラン
プハウジング20の内部空間に位置せしめて、板金プレ
ス加工されたリフレクタ22が配置されており、矢印Z
は光軸、矢の向きは主投光方向を示している。上記リフ
レクタ22の前面開口部の周囲にはフランジ状部22a
が成形されている。前面レンズ21のレンズ脚部21a
の後端と前記リフレクタのフランジ状部22aとの間に
レンズパッキン23が介装されている。本実施形態にお
いては、レンズ脚部21aをフランジ状部22aに対し
てブチレンゴム系接着剤で貼着してレンズパッキン23
を構成した。本実施形態におけるがごとく、光源バルブ
4をリフレクタ22の背後から着脱し得るようになって
いて、該リフレクタ22と前面レンズ21とが接着され
ていて容易に離脱できなくても、灯体をランプハウジン
グから取り出せれば光源バルブの着脱交換が可能な場合
には、前述のようにブチレンゴム系接着剤で接着するこ
とによってレンズパッキン23を構成することが好適で
ある。
【0016】先に説明したリフレクタ支持柱20aの前
端に砲弾形キャップラバー31が装着されている。この
砲弾形のキャップラバーを、「中心線の周りに直線を回
転させて得られる回転体」である円錐形に構成すること
もできるが、本実施形態においては、「中心線の周り
に、該中心線に向かって凹なる曲線を回転させて得られ
る回転体」で構成した。この砲弾形キャップラバー31
の尖端を投光方向前方(図において左方)に向けて、前
記リフレクタ支持柱20aに嵌着し、上記の尖端をリフ
レクタ22のフランジ状部22aに当接せしめて、灯体
が後方へ押圧される力を支承させる。このため、砲弾形
キャップラバー31の尖端は弾性的に変形して、フラン
ジ状部22aの背面に対して、比較的小さい面積で面接
触する。本発明において砲弾形とは、回転体もしくはこ
れに類似した形状の尖端部を有し、該尖端部は円錐面と
半球面との中間をなす凸曲面であるような形状をいう。
ただし、砲弾形の尖端部の形状範囲の両極端として円錐
面もしくは半球面である場合を含む。
【0017】前記前面レンズ21のレンズ脚部21aに
枠状のリムラバー24を嵌め合わせて、このリムラバー
24を介してランプハウジングのリム25により、該前
面レンズ21を後方に向けて押圧し、該リム25をラン
プハウジング20の前面開口部の周囲の縁に当接せしめ
て、リム取付ネジ26によって着脱可能に取り付けてあ
る。図2は、前掲の図1に垂直断面を示した実施形態に
係る灯体支持構造を備えた作業灯を、その投光方向前方
側から見て描いた外観正面図である。ただし、特定メー
カーの商標を表示した区域は網目模様を描いてある。本
実施形態においては4本のリム取付ネジ26によってリ
ム25をランプハウジング(図2においては隠れてい
る。図1参照)に装着されている。ランプハウジングに
対するリムの装着は「迅速・容易に着脱し得ること」が
望ましい。しかし「迅速・容易」を定量的に表現するこ
とは困難であるから、本発明を実施する場合に欠くこと
の出来ない要件は、「リムをランプハウジングに対して
着脱可能に装着すること」である。本実施形態の変形例
として、ランプハウジングとリムとをクリップによって
装着・固定したり、または、ランプハウジングとリムと
のそれぞれにオネジとメネジとを形成して螺着したり、
バイヨネットを形成して嵌め合わせたりしても、本発明
の技術的範囲に属する。
【0018】(図1参照)光源バルブ4は、ハーネス1
0(部分的に破断して省略して描いてある),コネクタ
11,ターミナル12を介して外部給電線(仮想線で示
す)に接続・導通されている。17は、図5(従来例)
におけると同様のリベットである。ランプハウジング2
0に、ブラケット20bが一体に成形されていて、該ブ
ラケットと別体に構成されたステー27と回動・固定可
能に軸着されている(その構造の詳細については、図4
を参照して後述する)。ステーラバー29は、座金状部
29aとジャバラ状部29bとが一体に成形されてい
る。本発明を実施する場合、上記座金状部とジャバラ状
部とを別体に成形した後に相互に接着するなどして、一
体的な部材としてステーラバーを構成しても良い。前記
のステー27にはステーボルト28を挿通するための透
孔が設けられている。ステーボルト28は、上記ステー
27の透孔、前記ステーラバーの座金状部29a、およ
び、当該作業灯の搭載対象機器である車両のブラケット
32に穿たれた透孔に、順次に貫通され、ナット15を
螺合されている。上記のナット15を締めつけると、車
体側ブラケット32に対して作業灯のランプハウジング
20が、僅小の弾性的変位を許容されて、緩衝機能を備
えて固定的に支承される。
【0019】上述のように緩衝的に支承されたランプハ
ウジング20に対して、「光源バルブ4を装着されたリ
フレクタ22と前面レンズ21とから成る灯体」が緩衝
的に支持されているので、前記の車体的ブラケット32
が激しく振動しても、その振動が光源バルブ4に伝播す
るまでの間に、その途中で、ステーラバー29の座金状
部29aで減衰せしめられ、さらに、「砲弾形キャップ
ラバーとリムラバー24とで挟みつけられた防振機構」
によって減衰せしめられるので、「振動によって断線を
促進される、耐振性が充分でない光源バルブ」が、車体
の振動に対して保護される。これにより、車両に搭載さ
れる作業灯全体としての耐振性が著しく向上する。前記
のブラケット20bとステー27とが軸着されてなる支
持機構部分は、その形状が煩雑であるため、意匠的見地
から考察すると外観に現れることは望ましくない。本実
施形態では、この支持機構部分がステーラバー29のジ
ャバラ状部29bで覆われているので、作業灯としての
統一的な外観イメージが整理されて意匠的な統一性が良
く、商品価値が高い。図3は、前掲の図1および図2に
示した実施形態に係る作業灯を投光方向の背後から見て
描いた背面外観図であって、特定メーカーの商標が表さ
れている部分は網目模様を付してある。本図3によって
理解されるように、ランプハウジング20とステーボル
ト28との接続部はステーラバー29で覆われて意匠的
に統一されたイメージが形成されている。20cはター
ミナルを覆い隠しているターミナルカバー、20dはカ
バー取付ネジである。上記ターミナルカバー20cから
下方に垂下している2本の給電線35は、一部を残して
破断し、省略してある。
【0020】図4は、前掲の図3に示した実施形態に係
る作業灯の下半部について、ステーラバーを切断して描
いた背面図である。前述したブラケット20bおよびス
テー27は、それぞれ背面図において二又状をなすよう
に形成されていて、該二又状部のそれぞれを相互に連結
ボルト33で締結し、水平軸H−Hまわりの回動・固定
可能に軸着してある。すなわち、前記の連結ボルト33
を緩めるとブラケット20bはステー27に対して回動
可能に軸支された状態となり、該連結ボルト33を締め
つけると回動しないように固定される。(図1,図4参
照)これにより、作業灯の搭載対象機器である車両に対
して灯体は、ランプハウジング20と共に回動・固定操
作可能となり、比喩的に言えば首を左右に振ることと、
上下に俯仰すること、および回動を固定することが可能
になり、かつ、頭部を左右に傾げさせようとする外力に
対しては、安定した状態で支持される。このような支持
性能を得られたのは、ランプハウジング20が、ほぼ水
平な軸(H軸)と、ほぼ垂直な軸(本実施形態において
はステーボルト28)とによって軸支されていることに
よる。
【0021】ランプハウジング1を前述のように首振り
回動させたり俯仰回動させたりしたとき、ステーラバー
29のジャバラ状部29bは上記の回動を妨げることな
く順応することができ、かつ、連結ボルト33を緩めた
り締めたりする操作を妨げない。上記ステーラバー29
のジャバラ状部29bは、前述のごとく支持機構部を覆
って意匠を整える効果を奏するとともに、該支持機構部
分を機械的に保護して、塵埃の付着,異物の噛み込み,
外部障害物の衝突などに対して支持機構部を保護する効
果も併せて奏する。先に述べた砲弾形キャップラバー3
1は、その尖端部が凸曲面をなしていて、この凸曲面が
リフレクタ22のフランジ状部22aに当接する。比較
のため、いま仮に剛体の球が剛体の平面に当接する場合
を考えてみると、大きい当接圧力を受けても点接触する
が、本実施形態における砲弾形キャップラバー31は弾
性体であるから、比較的小さい当接圧力を受けても僅小
面積で面接触する。
【0022】さらに、比較のため図5に示した従来例に
おけるキャップラバー6のように、自由外形が平面であ
る個所をリフレクタのフランジ状部3aに当接せしめた
状態を考えてみると、当接圧が増減しても接触面積は余
り変化しないが、本実施形態の砲弾形キャップラバー3
1(図1)の尖端部は凸曲面をなしているので(詳しく
は、円錐面と半球面との中間的な回転面をなしているの
で)当接圧力の増加に伴って接触面積が比較的顕著に増
大する。このため、該砲弾形キャップラバー31を比較
的軟かいゴム材料で構成しても、見かけの硬度が大きい
ように作用する(接触面積の増加により、単位面積当た
りの圧力分布が小さくても、比較的大きい全圧力を支承
することができ、かつ、この場合、当接圧力の作用方向
に関する砲弾形キャップラバー31の圧縮・減寸量が少
ない)。このようにして、当接圧力の分散を生じるの
で、ゴム材料にヘタリと呼ばれる永久変形を生じる虞れ
が無い。上述の作用から理解されるように、砲弾形のキ
ャップラバーの尖端部を灯体に当接させると、当接圧力
が小さい場合には該キャップラバーが軟質の緩衝材とし
て働き、当接圧力が大きいときは硬質の緩衝材として働
く。このように、キャップラバーを砲弾形に形成するこ
とによって、ヘタリを防止することと振動を減衰させる
こととを両立させることができる。なお、本発明におい
てキャップラバーとは、ランプハウジングの内面に固定
的に設置されたリフレクタ支持柱を、直接的にリフレク
タに当接せしめないように該リフレクタ支持柱の投光方
向前端部に取り付けられたゴム弾性を有する部材を言
い、必ずしもキャップという名の通りに冠着されている
ゴム製の部材とは限らず、たとえばリフレクタ支持柱の
前端面に凹部が形成されていて、砲弾形のゴム製部材の
後端部が上記の凹部の中に圧入されていても良い。ま
た、砲弾形キャップラバー6が、砲弾形に類似する形状
(例えば多段形の段付き円柱状)に形成されていても同
様の作用,効果が得られ、本発明の技術的範囲に属す
る。
【0023】図1ないし図3に示した実施形態に係る作
業灯は、4本のリム取付ネジ26(図2参照)を弛めて
抜き取ると、(図1参照)リム25がランプハウジング
20の前面開口部から取り外され、リムラバー24によ
る押圧が解除されるので、灯体部分がランプハウジング
内から取り出されるので、光源バルブ4を迅速・容易に
脱着して交換することができる。光源バルブ4を交換し
た灯体をランプハウジング20内に収め、前面レンズ2
1のレンズ脚部21aにリムラバー24を外嵌するとと
もに、該リムラバー24をリム25で押さえつけ、該リ
ム25をリム取付ネジ26によってランプハウジング2
0に装着すると原状に復して、光源バルブ4を装着され
たリフレクタ22と前面レンズ21とから成る灯体が、
砲弾形キャップラバー31とリムラバー24とに挟まれ
て弾性的に支持されて防振機能が果たされる。
【0024】
【発明の効果】以上に本発明の実施形態を挙げてその構
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、「光源バルブを装着されたリフレクタと前
面レンズとから成る灯体」が、砲弾形キャップラバーと
リムとによって前後方向に挟みつけられて弾性的に(弾
性的変位を許容されて)支持される。そして、上記のリ
ムはランプハウジングに対して着脱可能に装着されてい
るので、該リムをランプハウジングから取り外すと、前
記の灯体は挟持を解放されてランプハウジングの内部空
間から取り出すことができるようになる。灯体をランプ
ハウジングから取り出せば、該灯体を構成しているリフ
レクタに対して光源バルブを脱着交換することができ
る。光源バルブを交換した灯体をランプハウジング内に
収めて、リムラバーを介してリムで押さえつけるととも
に、該リムをランプハウジングに装着すると、前記の灯
体がランプハウジングに対して弾性的に位置決め、固定
される。このようにして、光源バルブの脱着・交換を迅
速に、かつ容易に行なうことができる。前記のレンズパ
ッキンおよびリムラバーは、前面レンズの脚部を前後に
挟みつけて緩衝的に支持する部材であって、大形大重量
の部材ではないから、材料コストが廉価である。前記の
レンズパッキンはリフレクタのフランジ状部と前面レン
ズの脚部との間に挟み付けられた状態でランプハウジン
グ内に位置せしめられ、また前記のリムラバーは前面レ
ンズの脚部とランプハウジング用リムとの間に挟みつけ
られるので、共に、風雨に曝されることも無く直射日光
を受けることも無い。このため、レンズパッキンやリム
ラバーの経時的な劣化に関する環境条件が良く、早期劣
化する虞れが無い。前記の砲弾形キャップラバーは、従
来例における有頂無底筒状のキャップラバーと異なり、
尖端部をリフレクタのフランジ状部に当接せしめて押圧
力を支承する。このため、ヘタリを生じない程度の硬さ
のゴム材料を用いても、上記の尖端部が緩衝機能を果た
し得る程度に弾性変形することができ、防振性と耐久性
とを両立せしめることができる。
【0025】請求項2の発明方法によると、「光源バル
ブの脱着交換が容易で、弾性部材の材料コストが低廉
で、弾性部材の使用環境条件が良く、キャップラバーの
防振性と耐久性とを両立せしめ得る」という請求項1に
係る発明方法の作用効果を妨げることなく、灯体を弾性
的に支承しているランプハウジングを、作業灯搭載機器
に対して防振部材を介して支持することにより、灯体支
持の防振性をいっそう向上せしめ、しかも、灯体をラン
プハウジングと共に上下・左右に首振り状に回動させた
り固定したりして該灯体の支持姿勢の自由度を拡大する
とともに、上記の回動・固定可能な支持部分を、回動を
妨げること無くカバーして外観を整え、かつ、塵埃の付
着や外部障害物の衝突および異物の噛込みを防止して、
商品価値を向上させるとともに使用の利便性および耐久
性を向上させることができ、その上、作業灯の搭載対象
である機器に対して、灯体を含む作業灯を迅速,容易,
かつ強固に取り付けることができる。
【0026】請求項3の支持構造によると、灯体を構成
しているリフレクタと前面レンズとがレンズパッキンを
介して当接するとともに、上記灯体の前面側に弾性部材
であるリムラバーが配設され、該灯体の背面側に弾性部
材である砲弾形キャップラバーが配設されており、か
つ、上記双方の弾性部材を介して、後方側は剛性部材で
あるリフレクタ支持柱によって支承されるとともに、前
方側は剛性部材であるリムによって押しつけられる。上
述のようにして、1対の剛性部材(リフレクタ支持柱と
リムと)により、それぞれ弾性部材(砲弾形キャップラ
バーとリムラバーと)を介して灯体が挟み付けられるの
で、該灯体は、弾性部材の撓みによる僅小の変位を許容
して固定的に支持される。すなわち、防振性を付与して
強固に支持されるので、ランプハウジングが激しく振動
しても、その振動が灯体の光源バルブに伝播する途中で
著しく減衰せしめる。これにより、作業灯を構成してい
る部材のうちで最も耐振性に乏しい光源バルブが振動か
ら保護され、優れた耐久性が得られる。灯体は上述のよ
うに僅少の変位を許容して緩衝されているが、マクロに
は剛性部材であるリフレクタ支持柱とリムとによって挟
持されているので、激しい振動を受けても光軸方向が変
化しない。すなわち主投光方向が変化してしまう虞れが
無い。
【0027】前記のリムがランプハウジング前面開口部
の縁付近に対して着脱可能であるから、該リムをランプ
ハウジングから取り外して灯体の挟持を解き、該灯体を
ランプハウジング内から取り出すことが出来る。灯体を
ランプハウジングから取り出せば、リフレクタに装着さ
れている光源バルブを迅速,容易に着脱,交換すること
ができる。前記のレンズパッキンおよびリムラバーは、
それぞれ「剛性部材の間に挟みつけられて緩衝機能を果
たす部材」であって、小形軽量の部材であるから、所望
の物性を有するゴム材料を用いても材料コストは低廉で
ある。そして、前記のレンズパッキンおよびリムラバー
は、リフレクタとリムとの間に配設されているので直接
的に風雨に曝されることが無く、また直射日光を受ける
ことも無いので、経時的劣化に関する環境条件が良く、
早期に劣化する虞れが無い。さらに、前記の砲弾形キャ
ップラバーは、従来例におけるがごとく平面部を灯体
(詳しくはリフレクタのフランジ状部)に当接せしめる
構造ではなく、尖端部を灯体に当接せしめて該灯体を支
持する構造であるから、該尖端部が押し潰される形に弾
性変形すると、変形に伴って接触面積が急激に増加す
る。接触面積が増加すると、支承している全圧力が大き
くても単位面積あたりの押圧力分担が小さくなって、材
料力学的な歪み量が抑制される。従って、該砲弾形キャ
ップラバーにヘタリ変形を生じる虞れ無く優れた防振機
能が得られる。
【0028】請求項4の発明構造によると、ランプハウ
ジングに軸着されたステーとステーラバーの座金状部と
にステーボルトが貫通しているので、上記ステーボルト
を作業灯搭載対象機器の一部分(例えば車体側ブラケッ
ト)に貫通させてナット掛けすると、該ナットを締め付
けることによって、ランプハウジングを作業灯搭載機器
に対して装着することができる。上記のようにして装着
したとき、作業灯搭載対象機器とステーとの間に、弾性
部材であるステーラバーの座金状部を挟み付けて緩衝機
能を果たさせることができる。これにより、作業灯搭載
対象機器に対してランプハウジングを緩衝支持し、さら
にランプハウジングに対して灯体を緩衝支持するので、
灯体の防振性能が一層完全になる。さらに、ランプハウ
ジングに固着されたブラケットとステーとが回動・固定
可能に軸着されているので、搭載対象機器に対して作業
灯のランプハウジングを上下・左右の首振り形に回動さ
せ、所望の投光角度ならしめて固定することができる。
この回動・固定機構部分のみを見ると公知の構造である
が、本請求項4においては上記の回動・固定機構部分が
ステーラバーのジャバラ状部で覆われているので、その
回動・固定操作を妨げること無く、該回動・固定機構部
分を保護することができる。すなわち、該部分に異物が
噛み込んだり、塵埃などが付着したり、外部の障害物が
直接的に衝突したり、泥土などによって汚損されたりす
る虞れが無い。その上、前記ジャバラ状部に覆われて、
回動・固定機構部分が外観に現れず、意匠的価値が向上
する。しかも、該ジャバラ状部は座金状部と一体的に成
形されているので、該座金状部を挟みつけることによっ
てジャバラ状部の取付作業が完了し、組立に手数を要せ
ず、また該ジャバラ状部の取付不良によって脱落する虞
れも無い。さらに、該ジャバラ状部が座金状部と一体的
に成形されているので構成部品点数が少なく、組立作業
の工程管理や補給部品管理が容易であり、部品製造コス
トが低廉である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業灯の灯体支持方法を実施する
ために構成した灯体支持構造の1実施形態を示し、搭載
対象車両のブラケットに装着した状態を描いた垂直断面
図である。
【図2】前掲の図1に垂直断面を示した実施形態の灯体
支持構造を備えた作業灯を、その投光方向前方側から見
て描いた外観正面図である。ただし、特定メーカーの商
標を表示した区域は網目模様を描いてある。
【図3】前掲の図1および図2に示した実施形態に係る
作業灯を投光方向の背後から見て描いた背面外観図であ
って、特定メーカーの商標が表されている部分は網目模
様を付してある。
【図4】前掲の図3に示した実施形態に係る作業灯の下
半部について、ステーラバーを切断して描いた背面図で
ある。
【図5】作業用灯具の従来例を示し、光源バルブとリフ
レクタと前面レンズとから成る灯体部分がランプハウジ
ングに対して弾性的に支持されている構造部分の垂直断
面図である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、1a…球殻状の座、1b…ボル
ト挿通用透孔、1c…フランジ状部、2…前面レンズ、
2a…レンズ脚部、3…リフレクタ、3a…フランジ状
部、4…光源バルブ、5…リフレクタ支持柱、6…キャ
ップラバー、7…マウンティングラバー、7a…水抜
孔、8…リヤーリム、9…フロントリム、10…ハーネ
ス、11…コネクタ、12…ターミナル、13…ステー
ボルト、14…スタンドピース、15…ナット、16…
ラバーリング、17…リベット、20…ランプハウジン
グ、20a…リフレクタ支持柱、20b…ブラケット、
20c…ターミナルカバー、20d…カバー取付ネジ、
21…前面レンズ、21a…レンズ脚部、22…リフレ
クタ、22a…フランジ状部、23…レンズパッキン、
24…リムラバー、25…ランプハウジング用のリム、
26…リム取付ネジ、27…ステー、28…ステーボル
ト、29…ステーラバー、29a…座金状部、29b…
ジャバラ状部、30…ターミナル、31…砲弾形キャッ
プラバー、32…車体側ブラケット、33…連結ボル
ト、34…スプリング機構、35…給電線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源バルブを装着されたリフレクタと、
    該リフレクタの前面開口部を覆う前面レンズとから成る
    灯体を、ランプハウジングに取り付けて支持する方法に
    おいて、 リフレクタの前面開口部の周囲に形成されたフランジ状
    部の、投光方向に関して前方側に、レンズパッキンを挟
    んで前面レンズ脚部を当接せしめるとともに、 ランプハウジングに固定されたリフレクタ支持柱の投光
    方向前端部に、ゴム状弾性を有する砲弾形キャップラバ
    ーを取り付けて、該砲弾形キャップラバーの尖端側を投
    光方向前方に向け、 かつ、前記リフレクタのフランジ状部の投光方向背面側
    を前記砲弾形キャップラバーの尖端部に対向当接せしめ
    るとともに、 枠状のリムラバーと前記レンズパッキンとにより前面レ
    ンズ脚部を挟みつけ、上記枠状リムの投光方向前方側に
    ランプハウジング用のリムを押し当てて、該リムをラン
    プハウジング前面開口部に対して着脱可能に装着するこ
    とを特徴とする、作業灯の灯体支持方法。
  2. 【請求項2】 前記ランプハウジングにブラケットを固
    着するとともに、 上記ブラケットに対して水平軸まわりの回動・固定可能
    に、ボルト挿通孔を有するステーを取り付け、 かつ、ゴム状弾性を有する材料によって、「上記ブラケ
    ットおよびステーの周囲を覆うジャバラ状部と、ボルト
    挿通孔を有する座金状部とから成るステーラバー」を一
    体的に成形し、 前記ステーのボルト挿通孔と、前記ステーラバーのボル
    ト挿通孔とに貫通したステーボルトによって、前記ステ
    ーとステーラバー座金状部とを、作業灯搭載機器に対し
    て共締めすることを特徴とする、請求項1に記載した作
    業灯の灯体支持方法。
  3. 【請求項3】 光源バルブを装着されたリフレクタと、
    該リフレクタの前面開口部を覆う前面レンズとから成る
    灯体をランプハウジングに取り付けて支持する構造にお
    いて、 リフレクタの前面開口部の周囲に形成されたフランジ状
    の部分と、 ランプハウジングに固着されたリフレクタ支持柱の先端
    部に取り付けられ、尖端部を投光方向前方側に向けた砲
    弾形のキャップラバーと、 前面レンズの脚部とリフレクタのフランジ状部との間に
    介装されたレンズパッキン、および、該レンズ脚部を挟
    んでレンズパッキンに対向するリムラバーと、 前記ランプハウジングの前面開口部に装着されて、前記
    リムラバーを投光方向に関して後方に押しつけているリ
    ムとを具備しており、 上記のリムはランプハウジング前面開口部の縁付近に対
    して着脱可能であり、かつ、該リムが、リムラバーを介
    して灯体を後方に押圧し、上記の押圧力を前記のリフレ
    クタ支持柱が、前記砲弾形キャップラバーを介して支承
    していることを特徴とする、作業灯の灯体支持構造。
  4. 【請求項4】 前記ランプハウジングに固着されたブラ
    ケットと、 上記ブラケットに対して回動・固定可能に軸着されたス
    テー、および、該ステーに穿たれたボルト挿通用の透孔
    と、 上記ステーおよびブラケットの周囲を取り囲むジャバラ
    状部、並びに、ボルト挿通用透孔を有する座金状部を一
    体的に成形して成るステーラバーと、 前記ステーのボルト挿通用透孔およびステーラバーのボ
    ルト挿通用透孔に貫通されるステーボルトとを具備して
    いることを特徴とする、請求項3に記載した作業灯の灯
    体支持構造。
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