JPH0630552Y2 - 前照灯のエイミング構造 - Google Patents

前照灯のエイミング構造

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JPH0630552Y2
JPH0630552Y2 JP1989119118U JP11911889U JPH0630552Y2 JP H0630552 Y2 JPH0630552 Y2 JP H0630552Y2 JP 1989119118 U JP1989119118 U JP 1989119118U JP 11911889 U JP11911889 U JP 11911889U JP H0630552 Y2 JPH0630552 Y2 JP H0630552Y2
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JP
Japan
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bracket
lamp unit
aiming
supported
bushings
Prior art date
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JP1989119118U
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JPH0360432U (ja
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正好 海野
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は二輪車に用いられる前照灯に関し、特にその配
光特性を上下,左右に調整することが可能な前照灯のエ
イミング構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、車両用の前照灯、特に二輪車用前照灯の配光特性
を上下及び左右に調整可能なエイミング構造として、種
々の構造が提案されている。従来、この種の構造では上
下調整機構と左右調整機構がそれぞれ独立して設けられ
ており、各調整機構で上下,左右の調整を行うようにな
っている。
ところが、近年では構造の簡略化が進められており、上
下,左右の調整を同一構造で兼用して行うようにした機
構化が進められている。
その一例として、例えば第5図(a)及び(b)に正面
図とそのBB線断面図に示すように、ランプユニット2
1の周辺一部を弾性変形可能なセットスプリング23に
よりハウジング22に連結支持させる一方、このセット
スプリング23に対して上下方向に対向する位置及び左
右方向に対向する位置にそれぞれエイミングスクリュー
24,25を配設し、これらエイミングスクリュー2
4,25でランプユニット21とハウジング22とを連
結支持したものが提案されている。なお、26はナッ
ト、27は圧縮スプリングである。
この構造では、各エイミングスクリュー24,25を調
整することで、セットスプリング23の変形を利用して
ランプユニット21を上下,左右にそれぞれ回動し、エ
イミング調整を行うことが可能となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようなエイミング構造では、ハウジング22に対し
てランプユニット21を上下,左右に回動できるように
しなければならないため、ランプユニット21をハウジ
ング22に強固に支持させることはできず、セットスプ
リング23等の弾性材を用いた支持構造を採用しなけれ
ばらならない。このため、セットスプリング23の箇所
においてランプユニット21がハウジング22に対して
不安定となり、ランプユニット21が意に反して回動さ
れ、配光特性が変化され易いという問題がある。
また、このセットスプリング23はランプユニット21
の周辺一部とハウジング22との間に引き掛けるように
装着しているのにすぎないため、衝撃等により脱落し易
いという問題もある。
本考案の目的は、ランプユニットを安定に支持し、かつ
安定した配光特性を得ることができるエイミング構造を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のエイミング構造は、車両の車体に取着される枠
状のブラケットと、このブラケット内に支持されるラン
プユニットとを備え、ランプユニットの上面略中央部と
ブラケットとをダンパ支点部で連結支持する一方、該ラ
ンプユニットの下側の左右部位をそれぞれエイミングス
クリューにより前記ブラケットに連結支持している。
さらに、ダンパ支点部はブラケットを挟むように設けた
一対の筒状の弾性ブッシングと、これら弾性ブッシング
の内部穴とブラケットに開設した穴に貫通されたフラン
ジを有する筒状のカラーと、このカラーをランプユニッ
トに一体的に固定させるボルト及びナット等の連結手段
とで構成され、弾性ブッシングはそれぞれランプユニッ
トとブラケットの間及びブラケットとカラーのフランジ
との間に挟持され、かつその厚さ方向の弾性変形により
ランプユニットをブラケットに対して傾動可能に支持さ
せた構成としている。
〔作用〕
この構成によれば、ダンパ支点部はランプユニットとブ
ラケットとを安定に支持する一方で、ブッシングの弾性
変形によってランプユニットの上下方向の回動を可能と
し、かつブッシングの筒状形状によってランプユニット
の左右方向の回動を可能とし、これらによりランプユニ
ットの上下方向び左右方向のエイミング調整を可能とす
る。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案を二輪車に適用した実施例の縦断面図、
第2図はその正面図であり、特に第1図は第2図のA−
A線に沿う縦断面図を示している。これらの図におい
て、1はランプユニット、2は二輪車の車体に一体的に
取着されるブラケットである。ランプユニット1は、電
球3,ソケット4を有するリフレクタ5と、このリフレ
クタ5の前側の開口部に取着したレンズ6とで構成され
る。また、ブラケット2はこのランプユニット1の周囲
を囲むように枠状に構成される。
そして、第3図に本実施例の一部破断斜視図を併せて示
すように、前記ランプユニット1のリフレクタ5の上面
中央部位とブラケット2とをダンパー支点部7により連
結する。また、このリフレクタ5の下部の左右各部には
それぞれ金属板で形成された舌片8を突設し、前記ブラ
ケット2との間に前後方向に向けてエイミングスクリュ
ー9を掛装し、かつ舌片8の裏面に固定したナット10
に螺合させている。なお、11は圧縮スプリングであ
る。
前記ダンパー支点部7は、第4図に一部を分解図示する
ように、ブラケット2に設けた穴2aに臨むリフレクタ
5の上面中央部位に、上方に向けて略コ字状をしたリテ
ーナ12を固定している。このリテーナ12の裏面には
ナット13を固定している。そして、前記ブラケット2
の穴2aを挟むようにして、ゴム等の弾性材からなる円
筒状のブッシング14,15を配設し、これらブッシン
グ14,15にフランジを有する円筒状のカラー16を
挿通させる。そして、このカラー16にはワッシャ18
を挟んで上方からボルト17を挿入させ、かつこのボル
ト17を前記ナット13に螺合させている。
これにより、ダンパー支点部7は、ボルト17とナット
13の締結によりランプユニット1とブラケット2を強
固に連結する一方で、ランプユニット1がボルト17の
軸回り方向に回動することを可能とし、かつブッシング
14,15の半径方向の弾性変形によりランプユニット
1がブラケット2に対して傾動することを可能にしてい
る。
以上の構成によれば、エイミングスクリュー9を軸転操
作することで、ブラケット2に対する舌片8の前後位置
を調整でき、これによりランプユニット1をエイミング
スクリュー9の軸方向に微小変位させることができる。
したがって、左右のエイミングスクリュー9を同時に同
一方向に軸転操作すれば、ランプユニット1はダンパ支
点部7を支点として、下側部分が前後方向に変位され、
これによりランプユニット1は上下方向に回動されて上
下方向のエイミングが実行される。このとき、ダンパ支
点部7ではブッシング14,15が半径方向に弾性変形
し、ランプユニット1が上下方向に回動されることを可
能とする。
また、一方のエイミングスクリュー9のみを軸転操作
し、或いは左右のエイミングスクリュー9を互いに逆方
向に軸転操作することで、ランプユニット1をダンパ支
点部7を支点として左右方向に回動でき、左右方向のエ
イミングが実行される。このとき、ダンパ支点部7では
ランプユニット1がボルト17の軸回りに回動される。
そして、これらのエイミング調整におけるランプユニッ
ト1の回動に際しても、ダンパ支点部7では、ボルト1
7とナット13によりランプユニット1がブラケット2
に強固に連結支持されているため、エイミング調整の後
でもランプユニットを安定に支持することが可能とな
り、調整後における配光特性を安定に保持することが可
能となる。
なお、前記実施例は略方形をした前照灯の例を示してい
るが、円形前照灯においても同様に適用できる。また、
ブッシングは樹脂等のゴム以外の弾性材で構成してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ダンパ支点部を一対の弾
性ブッシングと、この弾性ブッシング及びブラケットを
貫通されるフランジを有するカラーと、このカラーをラ
ンプユニットに固定するボルト及びナット等の連結手段
とで構成しているので、弾性ブッシングの厚さ方向の弾
性変形によってランプユニットをブラケットに対して傾
動可能に構成でき、これによりランプユニットの上下方
向及び左右方向の回動を可能とする一方で、ランプユニ
ットとブラケットとを安定に連結支持することが可能と
なる。これにより、ランプユニットの上下及び左右のエ
イミング調整を可能とするとともに、ランプユニットを
安定に支持してその配光特性の安定化を達成することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエイミング構造の縦断面図で第2図の
AA線に相当する図、第2図はその正面図、第3図は要
部の一部破断斜視図、第4図はダンパ支点部の部分分解
斜視図、第5図(a)及び(b)は従来のエイミング構
造を説明するための前照灯の正面図及びそのBB線断面
図である。 1……ランプユニット、2……ブラケット、3……電
球、4……ソケット、5……リフレクタ、6……レン
ズ、7……ダンパ支点部、8……舌片、9……エイミン
グスクリュー、10……ナット、11……圧縮スプリン
グ、12……リテーナ、13……ナット、14,15…
…ブッシング、16……カラー、17……ボルト、18
……ワッシャ、21……ランプユニット、22……ハウ
ジング、23……セットスプリング、24,25……エ
イミングスクリュー、26……ナット、27……圧縮ス
プリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車体に取着される枠状のブラケット
    と、このブラケット内に支持されるランプユニットとを
    備え、前記ランプユニットの上面略中央部とブラケット
    とをダンパ支点部で連結支持する一方、該ランプユニッ
    トの下側の左右部位をそれぞれエイミングスクリューに
    より前記ブラケットに連結支持し、前記ダンパ支点部は
    前記ブラケットを挟むように設けた一対の筒状の弾性ブ
    ッシングと、これら弾性ブッシングの内部穴と前記ブラ
    ケットに開設した穴に貫通されたフランジを有する筒状
    のカラーと、このカラーを前記ランプユニットに一体的
    に固定させるボルト及びナット等の連結手段とで構成さ
    れ、前記一対の弾性ブッシングはそれぞれランプユニッ
    トとブラケットの間及びブラケットとカラーのフランジ
    との間に挟持され、かつその厚さ方向の弾性変形により
    ランプユニットをブラケットに対して傾動可能に支持さ
    せたことを特徴とする前照灯のエイミング構造。
JP1989119118U 1989-10-13 1989-10-13 前照灯のエイミング構造 Expired - Lifetime JPH0630552Y2 (ja)

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JPH0360432U JPH0360432U (ja) 1991-06-13
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JPH041002Y2 (ja) * 1987-02-17 1992-01-14

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