JPH10217375A - 水不浸透性防水シ−トおよびその製造方法 - Google Patents

水不浸透性防水シ−トおよびその製造方法

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JPH10217375A
JPH10217375A JP3845097A JP3845097A JPH10217375A JP H10217375 A JPH10217375 A JP H10217375A JP 3845097 A JP3845097 A JP 3845097A JP 3845097 A JP3845097 A JP 3845097A JP H10217375 A JPH10217375 A JP H10217375A
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JP
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sheet
waterproof
base cloth
fiber base
waterproof resin
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JP3845097A
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Ryuhei Saito
隆平 斉藤
Sukeo Tanabe
助雄 田辺
Yasue Yamada
耕栄 山田
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KANBOU PLUS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維基布の表裏両面に防水性樹脂膜が積層被
覆されている防水シ−トの、両側端耳部の断面も防水性
樹脂で被覆密封し、断面からの水の浸透を防止した水不
浸透性防水シ−トの提供。 【構成】 繊維基布の表裏両面に、該繊維基布より広幅
の防水性樹脂膜を、その両面および両側端耳部を被覆密
封する。 【効果】 従来の防水シ−トの欠点であった、耳部裁断
面に露出した繊維基布を通してシ−トの内部へ水が浸透
して生じる各種の不都合、すなわち、繊維基布と防水性
樹脂層との接着力の低下、繊維自体の強度低下、汚損、
かびの発生、光の透過むら、電気絶縁性能の低下などの
ほか、断面からの繊維屑の脱落なども防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テント、幌などの雨除
け用の防水膜構造物や、貯水池、廃棄物処分場などの漏
水防止用の遮水膜構造物等に使用される防水シート、お
よびその製造方法に関する。(なお、本明細書におい
て、用語「シート」は、原反と仕立上りのものとの両方
を含むが、特許請求の範囲に限っては原反を意味する。
発明の詳細な説明においては、随時原反、あるいは仕立
上りのシートとして説明する。)
【0002】
【従来の技術】テントや幌は、古くから居住場所や物品
を雨からまもる雨覆いとして利用されてきたが、近年に
いたり合繊織物やガラス繊維織物に塩化ビニル樹脂やフ
ッ素樹脂を被覆した優れた防水シートが開発され、エア
ドームなどの大型膜構造物が実現し、半恒久的な構造物
としても認められるにいたった。また、このような防水
シートは、貯水池や廃棄物処分場のライナーとして漏水
防止にも有用であることが認められている。その他に、
粉体や粒体の貯蔵、輸送用のフレキシブル・コンテナ用
のシートとしても多用されている。また、最近では、エ
チレン・酢酸ビニル共重合樹脂を被覆したシートが、優
れた電気絶縁性を利用して電気工事現場の感電防止用保
護シートとして使用されている。
【0003】これらの膜構造物に使用されるシートの原
反は、通常幅1〜4m程度の織物からなる基布の両面に
防水性樹脂を積層被覆し、所定の幅と長さに裁断したも
のであり、広い面積を覆うシートを準備するためには、
少なくとも幅方向は接合する必要がある。接合の方法と
しては、1枚の原反シートと他の原反シートの端を一部
重ね合わせ、熱によって防水性樹脂層を溶融接着させる
方法が最も作業効率がよく、一般的である。ゴムなどの
溶融接着が適用できない素材の場合は、接着剤が使われ
るが、作業効率は劣る。
【0004】上記のとおり、防水シート(仕立上り)
は、通常、幅1〜4mで、所定の幅と長さに裁断された
シート原反を、少なくともその幅方向では端と端を重ね
て接合したものであるが、各原反の裁断された端部は、
図3に示すごとく繊維基布が防水樹脂により被覆されて
おらず露出した状態である。このような防水シートが水
に接触すると、繊維の間隙を伝って水がシートの内部に
浸透し、繊維基布と防水性樹脂層との接着力の低下や繊
維事態の強度低下、汚損、かびの発生、あるいは光の透
過むらなどの不都合を生じる。また、電気絶縁性能の低
下、絶縁破壊の発生原因となり、特定の用途において不
都合がある。そのため、予め基布織物に撥水処理を施す
ことが一般に行なわれており、一定の効果をあげている
が、接着力の多少の低下を避けられないため撥水性が制
約される。また、裁断された端部から繊維層が脱落し、
コンテナの内容物に混入する不都合を生じるため、図4
に示すごとく、予め裁断端を樹脂フイルムで覆うか、接
合後内面の接合部の裁断端部を樹脂フイルムで覆う作業
を余儀なくされることがある。
【0005】最近、廃棄物処分場からの漏水による環境
汚染問題が注目を浴び、その対策としての漏水検知技術
について多くの提案がなされているが、2枚の遮水(防
水)シートの間に水が進入したことを、電気的に検出す
るものが比較的多いようである。2枚の遮水シートの使
用は、漏水予防のうえでは意味があるが、漏水検知に必
要な構成ではなく、1枚のシートで検知できれば設置の
手間はいちじるしく軽減される。すなわち、1枚のシー
トの表裏の防水性樹脂膜に、上記の2枚の遮水シートの
役割を負担させ、中間の繊維基布は水が浸透しやすくす
るとともに、その中に適当な間隔をおいて導電性線材を
配置し、防水性樹脂膜が破れた場合は、水が速やかに繊
維基布内に広がり、導電性線材間の電気抵抗値を変化さ
せて漏水の発生を知らせることができる。しかし、従来
の防水シートは、前述の如く基布の耳部から水が浸透す
るか、そうでない場合は基布全体が撥水処理されてお
り、この検知システムの利用に適さないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
防水シートは、その表面および裏面はほぼ完全に水の侵
入を防ぐ性能を有しているが、シート原反の端部は、裁
断されたままで繊維基布が露出した状態にあり、水の侵
入に対し弱点となっていた。水の侵入はシートの層間剥
離、繊維の劣化、汚損、かびの発生、光の透過むら、特
殊な用途では電気絶縁性能の低下などの品質劣化の原因
となる。裁断端からの繊維層の脱落も用途によっては不
都合がある。水の侵入の対策として繊維基布に撥水処理
を施す方法があるが、撥水性は接着性に対し負の効果を
有し、層間剥離強度の低下を招く問題がある。そして、
いずれの場合も、防水膜の破損による漏水を電気的に検
知する手段をシート内に組み込む技術の適用には不都合
がある。本発明は、上記のごとき問題点がなく、かつ、
必要に応じ電気的漏水検知手段の組み込みににも適した
防水シート、およびその製造方法の提供を目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、繊維基布の表
裏両面に、防水性樹脂膜が積層被覆されてなる防水シー
トであって、該繊維基布の両側端耳部の断面も防水性樹
脂により被覆密封されていることを特徴とする水不浸透
性防水シート、また、繊維基布の表裏両面に、防水性樹
脂膜が積層被覆されてなる防水シートであって、該繊維
基布の両側端耳部の断面も防水性樹脂により被覆密封さ
れており、かつ、該繊維基布中に適当な間隔をおいて導
電性線材を組み込んだことを特徴とする漏水検知機能を
有する水不浸透性防水シート、さらに、シートの製造方
法として、繊維基布の表裏両面に該繊維基布より広幅の
防水性樹脂をその両側端が該繊維基布の両側端耳部より
突出するように積層し、該繊維基布の表裏両面および両
側端耳部を被覆密封することを特徴とする水不浸透性防
水シートの製造方法、そして、より具体的な方法とし
て、まず、繊維基布の一方の面に、第一の防水性樹脂膜
を積層被覆したうえ、両側端耳部を裁断して所定の幅の
片面被覆シートとする第一工程、つぎに、第一工程の片
面被覆シートの、第一の防水性樹脂膜被覆面と反対の面
に、その裁断幅より若干広幅の第二の防水性樹脂膜を、
その両側端が第一工程の片面被覆シートの両側端耳部よ
り突出するように積層被覆して両面被覆シートとする第
二工程、さらに、第二工程の両面被覆シートの第二の防
水性樹脂膜被覆面と反対の面に、第一工程の片面樹脂被
覆シートの裁断幅より若干広幅の第三の防水性樹脂膜
を、その両側端が第一工程の片面被覆シートの両側端耳
部より突出するように積層被覆し、第二および第三の防
水性樹脂膜の両側端部を互いに密着一体化させて、繊維
基布の両側端耳部断面を被覆密封する工程の3工程から
なる水不浸透性防水シートの製造方法を要旨する。
【0008】本発明において、繊維基布は、合成繊維、
天然繊維、無機繊維、あるいは、それらの複合繊維から
なる織編物、不織布、あるいは、それらの複合布であ
り、ポリエステル繊維織物が代表的な例である。土木用
遮水シートの場合は、施工面の凹凸に対応するため高伸
度の合成繊維を使った高伸度織物が要求されることがあ
る。本発明の繊維基布においては、撥水処理は必要な
く、したがって基布と被覆樹脂層との接着が阻害される
ことがない。電気的漏水検知手段を繊維基布に組み込む
場合は、複数本の導電性線材を適当な間隔で配置する。
導電性線材としては金属細線や炭素含有繊維、または、
それらを他の繊維に巻きつけたり、より合わせたりした
ものが使用できる。この場合は、撥水処理は有害であり
避けるべきである。
【0009】防水性樹脂としては、軟質可撓性で、水不
浸透性の樹脂あるいは樹脂配合物のなかからその他の要
求性能を考慮して選択する。よく使用される樹脂として
は、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、含フツ素樹脂、
ポリウレタン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、オレフ
イン系樹脂、たとえば、ポリエチレン、塩素化ポリエチ
レン、クロロスルホン化ポリエチレンなどであり、また
各種のエラストマーも使用できる。
【0010】防水性樹脂膜を繊維基布に積層被覆する方
法として、繊維基布より広幅の樹脂膜を積層する場合
は、防水性樹脂をまず膜状に形成し、これを繊維基布と
貼り合わせる必要がある。具体的には、カレンダーある
いはTダイ方式により樹脂膜を形成し直接基布に貼りつ
けるか、予め別工程で成形した樹脂膜をラミネートまた
はトランスフアーラミネート方式により基布と貼り合わ
せる。積層する対象と同幅の被覆の場合はその他の被覆
方法も利用可能である。積層する樹脂膜の数は2または
3に限定されず、さらに複数の積層を行なうことができ
る。また、樹脂の種類も目的に応じて異なるものを用い
ることができる。
【0011】
【作用】本発明によれば、防水シートの両側端耳部から
の水の浸透を防止できるので、水の浸入に原因する諸々
の不都合、すなわち、繊維基布と防水性樹脂層との接着
力の低下や繊維自体の強度低下、シートの汚損、かびの
発生、光の透過むら、電気絶縁性能の低下などを回避で
きる。フレキシブル・コンテナ用としては、該耳部断面
からの繊維屑脱落によるコンテナ内容物の汚損を回避で
き、面倒な後加工を必要としなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を参考にして具体的に
説明する。
【0013】実施例1:塩化ビニル樹脂被覆テント用防
水シート 繊維基布(1)として、250デニールのポリエステル
・フイラメント糸を使った。密度25.4mm当たり、
たて30本×よこ30本、幅94cmの織物を用い、こ
れに下記の配合の軟質塩化ビニル樹脂を、カレンダー機
によってフイルム状に圧延加工し積層した。第1層
(2)は、基布の片面に幅95cm、厚さ0.15mm
のフイルムを、両耳が基布よりそれぞれ5mmづつ出る
ように積層した。第2層(3)は、基布の反対の面に幅
95cm、厚さ0.13mmのフイルムで、両耳を第1
層に合せて、積層一体化させた。 塩化ビニル樹脂配合 PVC 100重量部 可塑剤(DOP) 60重量部 安定剤(BaーZn系) 2重量部 防炎剤(Sb 0 ) 5重量部 顔料 5重量部 紫外線吸収剤 0.5重量部 でき上がったシートは、図1に示すごとく第1層(2)
と第2層(3)の樹脂層が相互に溶着一体化して基布の
裁断端を完全に被覆密封している。このシートを接合し
てテントに仕立て、屋外で使用したが、シートの耳部か
らの浸水は全くなく、浸水を原因とする汚損、かびの発
生、光の透過むらは皆無であった。基布の撥水処理を必
要としないため樹脂層との剥離強度が向上した。
【0014】実施例2:エチレン−酢酸ビニル共重合体
被覆フレキシブル・コンテナ用シート 繊維基布(1)として、1000デニールのポリエステ
ル・フイラメント糸を使った密度25.4mm当り、た
て15本×よこ15本の織物を用い、これに積層する樹
脂として、三井デユポンポリケミカル社製のエチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)PI905の下記配合物
を用い、カレンダー機によってフイルム状に圧延加工し
積層した。第1層(2)は、基布の片面にフイルム厚さ
0.20mmで積層し、両耳をカットして幅120cm
に仕上げた。第2層(3)は第1層と反対の面にフイル
ム厚さ0.40mmで、両耳が第1層よりそれぞれ5m
m出るように積層した。第3層(4)は、第1層の上に
フイルム厚さ0.20mmで幅は第2層と同じ、すなわ
ち121cmで積層し、耳部は図2のごとく第2層で一
体化した。 EVA樹脂配合 EVA 100重量部 滑剤 0.5重量部 老化防止剤 0.2重量部 顔料 7重量部 このシートは、フレキシブル・コンテナとして仕立てた
とき、原反耳部断面からの液体の浸透や繊維屑の脱落に
起因する不都合が発生せず、耳部断面を別の樹脂フイル
ムによって被覆する追加の作業が必要でなくなる。
【0015】実施例3:ポリエチレン樹脂被覆耐薬品性
シート 繊維基布(1)として、500デニールのポリエステル
・フイラメント糸を使った密度25.4mm当たり、た
て20本×よこ20本の織物を、これに積層する樹脂と
して、三井石油化学工業社製のポリエチレン LLDP
E ウルトゼックス 3520Lを用い、各層のフイル
ム厚をそれぞれ0.10mm、0.25mm、および
0.15mm、第一層積層後の耳カット幅を137cm
とする以外は実施例2と同じ工程によって同じ構成のシ
ートを作成した。樹脂配合は以下のとおりである。 ポリエチレン樹脂配合 ポリエチレンLLDPE 100重量部 顔料 3重量部 紫外線吸収剤 0.5重量部 このシートは、化学工場におけるカバー類やフレキシブ
ル・コンテナとして仕立てたとき、原反耳部断面からの
酸、アルカリ、溶媒等の浸透がなく、繊維の劣化やシー
トの損傷を防止できる。また、基布の撥水処理が不要に
なるので樹脂層との接着が向上する。
【0016】実施例4:ポリエチレン樹脂被覆漏水検知
機能付き土木用遮水シート 繊維基布(1)として、2000デニールのポリエステ
ル・フイラメント糸を使った密度25.4mm当たり、
たて15本×よこ15本の織物を、これに積層する樹脂
として、三井石油化学工業社製のポリエチレンLLDP
E ウルトゼックス 3520Lを用い、各層のフイル
ム層をそれぞれ0.40mm、0.60mm、および
0.50mm、第1層積層後の耳カット幅を190cm
とする以外は実施例2と同じ工程によって同じ構成のシ
ートを作成した。ただし、図2に示していないが繊維基
布の両側耳から内側50cmのところに銅撚線をたて糸
として織り込んだ。ポリエチレンの樹脂配合は次のとお
りである。 ポリエチレン樹脂配合 ポリエチレンLLDPE 100重量部 顔料 3重量部 紫外線吸収剤 0.5重量部 このシートは、廃棄物最終処分場の遮水シート用とし
て、シート本体、銅撚線それぞれを接合し、30m×3
0mの大きさに仕立て、現地に敷設した。試験的にシー
トに刺し傷をつくったところ、汚水がシート内に侵入し
て電気抵抗の変化が計器に現われ、漏水検知に有効であ
ることが確認された。
【0017】
【発明の効果】本発明の防水シートは、繊維基布の表裏
両面だけでなく、両側端耳部の断面も防水性樹脂により
被覆密封されているので、従来の防水シートの欠点であ
った耳部から基布の中へ水が浸透して生じる各種の不都
合、すなわち、繊維基布と防水性樹脂層との接着力の低
下、繊維自体の強度低下、汚損、かびの発生、光の浸透
むら、電気絶縁性能の低下、断面からの繊維屑の脱落な
どがなくなる。また、水の浸透防止のために実施されて
きた撥水処理が不要となるため、繊維基布と防水性樹脂
層との接着性が向上し、電気的漏水検知手段の利用も可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防水シートの一実施例の断面説明図
である。
【図2】 本発明の防水シートの他の実施例の断面説明
図である。
【図3】 従来の防水シートおよびその接合部の断面説
明図である。
【図4】 a.従来の防水シートの裁断端を樹脂フイル
ムにより被覆した例の断面説明図である。b.従来の防
水シ−トの接合部を樹脂フイルムにより被覆した例の断
面説明図である。
【符号の説明】
1 繊維基布 2 第一の防水性樹脂膜 3 第二の防水性樹脂膜 4 第三の防水性樹脂膜 5 防水シートの裁断面を被覆する樹脂フイルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基布の表裏両面に、防水性樹脂膜が
    積層被覆されてなる防水シートであって、該繊維基布の
    両側端耳部の断面も防水性樹脂により被覆密封されてい
    ることを特徴とする水不浸透性防水シート。
  2. 【請求項2】 繊維基布の表裏両面に、防水性樹脂膜が
    積層被覆されてなる防水シートであって、該繊維基布の
    両側端耳部の断面も防水性樹脂により被覆密封されてお
    り、かつ、該繊維基布中に適当な間隔をおいて導電性線
    材を組み込んだことを特徴とする漏水検知機能を有する
    水不浸透性防水シート。
  3. 【請求項3】 繊維基布の表裏両面に、該繊維基布より
    広幅の防水性樹脂膜をその両側端が該繊維基布の両側端
    耳部より突出するように積層し、該繊維基布の表裏両面
    および両側端耳部を被覆密封することを特徴とする水不
    浸透性防水シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 次の3工程からなる請求項3記載の水不
    浸透性防水シートの製造方法。 (1)繊維基布の一方の面に、第一の防水性樹脂膜を積
    層被覆したうえ、両側端耳部を裁断して所定の幅の片面
    被覆シートとする第一工程。 (2)第一工程の片面被覆シートの第一の防水性樹脂皮
    膜覆面と反対の面に、その裁断幅より若干広幅の第二の
    防水性樹脂膜を、その両側端が第一工程の片面被覆シー
    トの両側端耳部より突出するように積層被覆して両面被
    覆シートとする第二工程。 (3)第二工程の両面被覆シートの第二の防水性樹脂膜
    被覆面と反対の面に、第一工程の片面樹脂被覆シートの
    裁断幅より若干広幅の第三の防水性樹脂膜を、その両側
    端が第一工程の片面被覆シートの両側端耳部より突出す
    るように積層被覆し、第二および第三の防水性樹脂膜の
    両側端部を互いに密着一体化させて、繊維基布の両側端
    耳部断面を被覆密封する第三工程。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117252A (ja) * 2001-10-11 2003-04-22 Keiichi Hosoda 装飾品用表面処理構造
JP2015172480A (ja) * 2010-03-08 2015-10-01 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティドW.L. Gore & Associates, Incorporated 防弾パネル及びその製造方法

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