JPH10216567A - 回転霧化頭型塗装装置 - Google Patents

回転霧化頭型塗装装置

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JPH10216567A
JPH10216567A JP9347164A JP34716497A JPH10216567A JP H10216567 A JPH10216567 A JP H10216567A JP 9347164 A JP9347164 A JP 9347164A JP 34716497 A JP34716497 A JP 34716497A JP H10216567 A JPH10216567 A JP H10216567A
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paint
bell cup
solvent
atomizing head
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各溶剤通路からベルカップの外周面に流出す
る溶剤を先端側に導き、ベルカップの外周面先端側に付
着した塗料を確実に洗浄する。 【解決手段】 各シンナ通路18からベルカップ13の
外周面13Hに流出したシンナをベルカップ13の先端
側に導くアシストエアを噴出する各アシストエア噴出口
30を各シェーピングエア噴出口4の内径側に設ける構
成としている。従って、洗浄時にはベルカップ13の外
周面13Hに流出したシンナをアシストエアとシェーピ
ングエアによってベルカップ13の外周面13Hに押し
付け、ベルカップ13の先端側に導いて付着塗料を洗浄
することができる。また、アシストエアにエアモータ8
からの排気エアを合流させているから、この排気エアを
有効に活用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色替を行いつつ被
塗物に塗装を施すのに用いて好適な回転霧化頭型塗装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転霧化頭を用いた塗装装置
は、筒状に形成されたカバーと、該カバー内に設けられ
たエアモータと、該エアモータの軸方向に挿通され該エ
アモータによって回転せしめられる回転軸と、該回転軸
に取付けられ、該回転軸によって高速回転する回転霧化
頭と、前記回転軸内を軸方向に伸長して配設され、該回
転霧化頭内に延在した先端から塗料または溶剤としての
シンナを吐出するフィードチューブとから大略構成され
ている。
【0003】また、前記回転霧化頭は、ベル形またはカ
ップ形に形成されたベルカップと、該ベルカップの内周
側に位置して設けられ、該ベルカップとの間に前記フィ
ードチューブから吐出された塗料を溜める塗料溜りを画
成するハブ部材と、該ハブ部材の外周側に設けられ、前
記フィードチューブから吐出された塗料またはシンナを
前記塗料溜りからベルカップの内周面先端側に形成され
た放出端縁に流出させる複数の塗料流出孔と、前記ハブ
部材の中央部に設けられ、前記フィードチューブから吐
出されたシンナを前記塗料溜りからハブ部材の前面に流
出させる複数の溶剤流出孔とから構成されている。
【0004】そして、前記フィードチューブは塗料配管
を介して塗料、エア、シンナを供給する色替弁装置に接
続されている。また、塗装装置は、高電圧発生器に接続
され、マイナスの高電圧が印加され、静電塗装が行われ
る。
【0005】このように構成される従来技術による回転
霧化頭型塗装装置で塗装を行うときには、まず、エアモ
ータに圧縮エアを供給して回転軸と一緒に回転霧化頭を
高速回転させる。そして、フィードチューブから回転霧
化頭内の塗料溜りに向けて塗料を吐出する。これによ
り、塗料はベルカップの内周面に沿って流れ、薄膜化さ
れた後に先端側の放出端縁から帯電塗料粒子となって放
出される。このとき、当該塗装装置と被塗物との間には
静電界が形成されているため、回転霧化頭の放出端縁か
ら放出された帯電塗料粒子は、電気力線に沿って被塗物
に向けて飛行し、該被塗物に塗着する。
【0006】また、塗料を次色の塗料に色替する場合に
は、色替弁装置からエア・シンナを回転霧化頭内に供給
することにより、該回転霧化頭の接液面に付着した前色
塗料を洗浄する。この後、塗料供給路に次色の塗料を供
給し、次色の塗装作業に備える。
【0007】しかし、上述した次色塗料の供給時には、
回転霧化頭のハブ部材前面、ベルカップの外周面等に次
色塗料が付着することがある。また、塗装ラインのトラ
ブル、昼休の休憩等によって塗装作業を一時的に停止さ
せた場合も、回転霧化頭に付着した塗料が固化してしま
うことがある。さらに、同色の塗料を長時間連続して塗
装した場合も同様に回転霧化頭に塗料が付着し、堆積す
ることがある。
【0008】このような場合には、回転霧化頭に付着し
た塗料が固化し、塗装時に剥れ落ちて塗装不良の原因と
なるため回転霧化頭の接液面に付着した塗料を洗浄する
必要がある。
【0009】そこで、回転霧化頭に付着した塗料を洗浄
するには、エアモータにより回転軸と回転霧化頭を回転
させつつ、色替弁装置からのエア・シンナとは別にフィ
ードチューブから該回転霧化頭の塗料溜り内に向けてシ
ンナを吐出する。これにより、一部のシンナは塗料溜り
内から各塗料流出孔を通って放出端縁等に供給され、該
放出端縁等に付着した塗料を洗浄する。また、一部のシ
ンナは各溶剤流出孔を通ってハブ部材の前面に供給さ
れ、該ハブ部材の前面等に付着した塗料を洗浄する。
【0010】ところで、このような従来技術による塗装
装置では、塗装時にベルカップの放出端縁から放出され
る塗料粒子に高電圧発生器による高電圧が印加され、そ
の大部分の帯電塗料粒子がアース側に接続された被塗物
との間に形成される静電界に沿って飛行し塗着する。し
かし、一部の塗料粒子はベルカップの後方に回り込むよ
うに逆流し、ベルカップの外周面先端側に付着する場合
がある。
【0011】即ち、回転霧化頭が高速回転すると、この
高速回転のためにベルカップの前面に負圧領域が生じ、
この負圧領域にエアが吸い込まれるエアポンピング現象
が発生し、塗料粒子がベルカップの後方に向けて逆流す
る。
【0012】また、回転霧化頭から噴霧される塗料の噴
霧パターンを被塗物の塗装条件に合わせてパターン成形
するために、カバーの先端側に位置してシェーピングエ
ア噴出口を設け、該シェーピングエア噴出口から回転霧
化頭の外周側に向けシェーピングエアを噴出している。
このため、シェーピングエアによる噴流のためにベルカ
ップの外周側に部分的に負圧が発生し、塗料粒子がベル
カップの後方に向けて逆流する。
【0013】このようにして、一部の塗料粒子が逆流し
てベルカップの外周面先端側に付着すると、この付着し
た塗料が固化してしまう。このため塗装条件によって
は、この固化した塗料がベルカップから剥離して被塗物
の表面に塗料片(ブツ)となって付着し、塗装品質を低
下させる場合があるという欠点がある。
【0014】また、従来技術による塗装装置は、フィー
ドチューブからベルカップの内周側に向けてシンナを供
給することにより、ベルカップの放出端縁およびハブ部
材の前面等を洗浄できる。しかし、このフィードチュー
ブから吐出されるシンナでは、ベルカップの外周面に付
着した塗料を洗浄することができないという欠点があ
る。
【0015】そこで、この問題を解決するための塗装装
置として、例えば実開昭57−62659号公報(以
下、他の従来技術という)に示すものがある。そして、
この他の従来技術による塗装装置は、ベルカップの外周
面に向けてシンナを吐出する洗浄ノズルを備えており、
該洗浄ノズルからベルカップの外周面に向けてシンナを
吐出することによってベルカップの外周面に付着した塗
料を洗浄するというものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した他
の従来技術による塗装装置では、ベルカップの外周側を
洗浄する場合、回転霧化頭を回転させた状態でベルカッ
プの外周面に向けてシンナを吐出するだけである。この
ため、洗浄ノズルから吐出されたシンナは、該ベルカッ
プの外周面で跳ね返りを起こし、該ベルカップの外周面
に馴染みにくく、ベルカップの外周面先端側に付着した
塗料を確実に洗浄できない場合があるという問題があ
る。
【0017】また、シンナの跳ね返り、馴染み不良等を
解消し、ベルカップの外周面に付着した塗料を確実に洗
浄するためには、洗浄ノズルの取付位置、洗浄ノズルの
向き、シンナの吐出量等を精密に設定する必要があり、
設計、製造が難しく、高度な設計、製造技術が必要とな
るという問題がある。
【0018】さらに、従来技術による塗装装置のよう
に、回転軸に挿通されたフィードチューブからベルカッ
プの内周側に向けてシンナを供給する構成を備えている
にも拘らず、ベルカップの外周面を洗浄するために別途
専用のノズルを設けるのは、非効率的であり、構造の複
雑化、部品点数の増加、コストの上昇を招くという問題
がある。
【0019】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、回転霧化頭の洗浄時
に、フィードチューブから吐出される溶剤をベルカップ
に設けた各溶剤通路からベルカップの外周面に流出さ
せ、この溶剤を用いてベルカップの外周面に付着した塗
料を確実に洗浄することができるようにした回転霧化頭
型塗装装置を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、ベルカップの
外周面に流出した溶剤をカバーの先端側から供給される
アシストエアを用いてベルカップの先端側に導くように
した回転霧化頭型塗装装置を提供することにある。
【0021】さらに、本発明の他の目的は、回転霧化頭
の洗浄時にフィードチューブから塗料溜り内に溶剤を吐
出するとき、この溶剤をベルカップに設けた各溶剤通路
に確実に供給できるようにした回転霧化頭型塗装装置を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による回転霧化頭
型塗装装置は、筒状に形成されたカバーと、該カバー内
に設けられたエアモータと、該エアモータの軸方向に挿
通され該エアモータによって回転せしめられる回転軸
と、該回転軸に取付けられ、該回転軸によって高速回転
する回転霧化頭と、前記回転軸内を軸方向に伸長して配
設され、該回転霧化頭内に延在した先端から塗料または
溶剤を吐出するフィードチューブとからなる。
【0023】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記回転霧化
頭は、ベル形またはカップ形に形成されたベルカップ
と、該ベルカップの内周側に位置して設けられ、該ベル
カップとの間に前記フィードチューブから吐出された塗
料を溜める塗料溜りを画成するハブ部材と、該ハブ部材
に設けられ、前記フィードチューブから吐出された塗料
または溶剤を前記塗料溜りからベルカップの内周面先端
側に流出させる複数の塗料流出孔と、前記ベルカップに
設けられ、前記フィードチューブから吐出された溶剤を
前記塗料溜りからベルカップの外周面に流出させる複数
の溶剤通路とから構成し、前記カバーの先端側には、前
記各溶剤通路から前記ベルカップの外周面に流出した溶
剤を該ベルカップの先端側に導くためのアシストエアを
噴出するアシストエア噴出口を設ける構成としたことに
ある。
【0024】このように構成したことにより、塗装を行
うときには、回転霧化頭を回転軸と一緒に高速回転さ
せ、フィードチューブから塗料溜りに塗料を吐出する。
これにより、塗料溜りに吐出された塗料は遠心力によっ
て塗料溜り内で拡散し、該塗料溜りからハブ部材に設け
られた各塗料流出孔を介してベルカップの内周面先端側
に流出する。そして、この塗料は薄膜化された後にベル
カップの内周面先端側から塗料粒子として放出され、こ
の塗料粒子が被塗物に向けて飛行し、該被塗物に塗着す
る。
【0025】また、塗料を次色の塗料に色替する場合に
は、エア・溶剤によってフィードチューブ、回転霧化頭
に付着した前色塗料を洗浄した後、次色塗料を供給して
塗料供給路内に充填する。
【0026】また、次色塗料の供給時、塗装作業の一時
的な停止等によって回転霧化頭に付着した塗料を洗浄す
るには、回転霧化頭を回転させ、前述したエア・溶剤と
は別にフィードチューブから塗料溜りに向けて溶剤を吐
出する。そして、塗料溜りに供給された溶剤の一部は、
ハブ部材の各塗料流出孔を介してベルカップの内周面先
端側に流出し、該ベルカップの内周面先端側に付着した
塗料を洗浄する。
【0027】一方、塗料溜りに供給された溶剤の一部
は、ベルカップに設けられた各溶剤通路に流入し、該各
溶剤通路を通ってベルカップの外周側に向けて流れる。
そして、この溶剤は、各溶剤通路からベルカップの外周
面に流出し、この外周面を洗浄する。
【0028】この際、アシストエア噴出口からはアシス
トエアが噴出されている。このため、各溶剤通路から流
出する溶剤は、回転霧化頭の高速回転による遠心力で径
方向外向きに飛び散ろうとするが、前記アシストエア噴
出口から噴出されるアシストエアによってベルカップの
外周面に押し付けられる。これにより、溶剤はベルカッ
プの先端側に導かれ、該ベルカップの外周面先端側に付
着した塗料を洗浄する。
【0029】請求項2の発明は、カバーの先端側にはシ
ェーピングエアを噴出するシェーピングエア噴出口を設
け、アシストエア噴出口は該シェーピングエア噴出口よ
りも内径側に位置して前記カバーの先端側に設ける構成
としたことにある。
【0030】このように構成したことにより、ベルカッ
プ内の溶剤は、各溶剤通路からベルカップの外周側に流
れる。このように、ベルカップの外周面に流出した溶剤
は、アシストエア噴出口から噴出されるアシストエアと
シェーピングエア噴出口から噴出されるシェーピングエ
アにより、回転霧化頭の高速回転による遠心力に抗して
ベルカップの外周面に押し付けられ、該ベルカップの先
端側に導かれる。これにより、ベルカップの外周側に溶
剤が飛散するのが抑制され、この溶剤によりベルカップ
の外周面に付着した塗料を洗浄できる。
【0031】請求項3の発明は、カバー内には、圧気源
からのアシストエアが流通するアシストエア通路と、エ
アモータからの排気エアが流通する排気エア通路とを設
け、アシストエア噴出口には該アシストエア通路と排気
エア通路とからのエアを合流して供給する構成としたこ
とにある。
【0032】このように構成したことにより、アシスト
エア通路を介して供給される圧気源からのアシストエア
と排気エア通路を介して供給されるエアモータからの排
気エアとを併用してアシストエア噴出口からベルカップ
の前部側外周面に向けて噴出することができるから、排
気エアをアシストエアとして有効に活用すると共に、圧
気源からのアシストエアの流量を少なくすることができ
る。
【0033】請求項4の発明は、排気エア通路には着脱
可能にプラグを取付け、前記排気エア通路をアシストエ
ア通路に対し選択的に連通、遮断する構成としたことに
ある。
【0034】このように構成したことにより、排気エア
通路にプラグを取付けたときには、アシストエア通路か
ら供給されるアシストエアのみを使用することとなり、
一方、排気エア通路からプラグを取外した場合には、ア
シストエアと排気エアの両方を使用することができる。
【0035】請求項5の発明は、前記アシストエア通路
と圧気源との間には、アシストエアの流量または圧力を
制御するアシストエア制御手段を設ける構成としたこと
にある。
【0036】このように構成したことにより、アシスト
エア制御手段によってアシストエアの流量または圧力を
溶剤をベルカップの外周面に押し付けるのに適したエア
量とすることができる。
【0037】請求項6の発明は、フィードチューブの先
端側には該フィードチューブから吐出した溶剤を分散さ
せるための鍔部を設ける構成としたことにある。
【0038】このように構成したことにより、洗浄時に
フィードチューブから溶剤を吐出すると、溶剤は鍔部に
衝突して分散されるから、溶剤をハブ部材の外周側に設
けられた各塗料流出孔に多量に供給でき、回転霧化頭の
接液面や外周面に付着した塗料を洗浄することができ
る。
【0039】請求項7の発明は、前記フィードチューブ
の先端側には該フィードチューブから吐出した溶剤を分
散させるための鍔部を設け、該鍔部には周方向に複数箇
所の切欠部を設ける構成としたことにある。
【0040】このように構成したことにより、洗浄時に
フィードチューブから溶剤を吐出すると、一部の溶剤は
鍔部に形成された各切欠部を通過して真直に流通し、そ
の他の溶剤は鍔部に衝突して分散される。このことか
ら、各切欠部の大きさ、形状、個数等を調整すること
で、フィードチューブから吐出される溶剤を各塗料流出
孔、溶剤流出孔、各溶剤通路に所望の割合で分配して供
給することができる。
【0041】請求項8の発明では、ベルカップの外周面
側には、該ベルカップとの間を隙間をもった状態で包囲
した環状ガイドを設け、該環状ガイドの内周面と前記ベ
ルカップの外周面との間には溶剤通路から流出した溶剤
を拡散する溶剤拡散室を設ける構成としたことにある。
【0042】このように構成したことにより、回転霧化
頭の洗浄時に、塗料溜り内に供給された溶剤は、溶剤通
路を通って、ベルカップの外周側に流れる。そして、こ
の溶剤は、溶剤拡散室内に流出し、該溶剤拡散室内でベ
ルカップの全周側の全周に拡散した後、環状ガイド外に
流出する。そこで、環状ガイドから流出し、ベルカップ
の全周に拡散した溶剤は、アシストエア噴出口から噴出
したアシストエアによって、ベルカップの外周面に押付
けられ、ベルカップの外周面先端側に付着した前面塗料
を全周に亘って洗浄する。
【0043】請求項9の発明は、溶剤拡散室内には、こ
の溶剤拡散室内を流れる溶剤をベルカップの全周に亘っ
て拡散させる環状突条部を設ける構成としたことにあ
る。
【0044】このように構成したことにより、回転霧化
頭の洗浄時に、溶剤拡散室内を流れる溶剤は、環状突条
部によって一時的に堰き止められ、ダム効果によって溶
剤拡散室内の全周に亘って拡散する。
【0045】請求項10の発明は、ベルカップの外周面
側には、溶剤通路から流出した溶剤を一時的に蓄える環
状ダム溝を設ける構成としたことにある。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭型塗装装置を添付図面に従って詳述する。
【0047】ここで、図1ないし図7は本発明の第1の
実施の形態に係る回転霧化頭型塗装装置を示している。
【0048】図中、1は回転霧化頭型塗装装置の外形を
なすカバーで、該カバー1は、薄肉な円筒状に形成され
たカバー筒2と、該カバー筒2の前側に設けられたシェ
ーピングエアリング3とから大略構成されている。ま
た、前記カバー筒2は、その内部に後述するフロントハ
ウジング6、エアモータ8を収容している。
【0049】さらに、前記シェーピングエアリング3
は、図2に示す如く、段付筒状に形成され、その先端面
3Aには、図3に示すように多数のシェーピングエア噴
出口4,4,…が円環状に列設されている。また、シェ
ーピングエアリング3の先端面3A内周側は、前記各シ
ェーピングエア噴出口4の内径側に位置して環状凹部3
Bとなり、該環状凹部3Bから後部側は後述する回転霧
化頭12の後部を収容する収容凹部3Cとなっている。
【0050】5はフロントハウジング6からシェーピン
グエアリング3に亘って設けられたシェーピングエア供
給通路で、該シェーピングエア供給通路5は、フロント
ハウジング6の外周側に位置して軸方向に伸長して形成
されたエア通路5Aと、フロントハウジング6とカバー
筒2との間に形成された環状通路5Bと、シェーピング
エアリング3の外周側に位置して軸方向に伸長した複数
本の連絡通路5C,5C,…(2本のみ図示)と、該各
連絡通路5Cに連通する円環状に形成されたエアチャン
バ5Dとから大略構成され、前記エアチャンバ5Dに各
シェーピングエア噴出口4が連通している。また、シェ
ーピングエア供給通路5は、エア配管、制御弁等を介し
てシェーピングエア供給源(いずれも図示せず)に接続
されている。
【0051】ここで、シェーピングエアは、各シェーピ
ングエア噴出口4から回転霧化頭12の外周側に向け噴
出されることにより、該回転霧化頭12から噴霧される
塗料粒子の噴霧パターンを成形するものである。また、
シェーピングエアは、回転霧化頭12の洗浄時に後述す
るシンナ通路18から流出した溶剤としてのシンナを、
回転霧化頭12の高速回転による遠心力に抗してベルカ
ップ13の外周面13Hに押し付け、該ベルカップ13
の先端側に導く働きもある。
【0052】6はカバー筒2内に収容され、有底の段付
筒状に形成されたフロントハウジングで、該フロントハ
ウジング6内はエアモータ8を収容するためのモータ収
容部6Aとなり、該モータ収容部6Aの開口端側には当
該モータ収容部6A内にエアモータ8を固定するための
固定リング7が螺着されている。
【0053】8はフロントハウジング6のモータ収容部
6A内に収容されたエアモータで、該エアモータ8は、
軸方向に伸長する軸挿通穴9Aと該軸挿通穴9Aの奥所
を拡径して形成されたタービン室9Bとを有する段付筒
状のモータハウジング9と、該モータハウジング9のタ
ービン室9B内に回転可能に収容されたエアタービン1
0と、後述する回転軸11を高速回転可能に支持するエ
ア軸受(図示せず)等とから構成されている。また、モ
ータハウジング9には後述する高電圧ケーブル42等を
介して高電圧が印加される。
【0054】11はモータハウジング9の軸挿通穴9A
内に挿通された中空の回転軸で、該回転軸11はエア軸
受を介して高速回転可能に支持され、その基端側はエア
タービン10に嵌着されている。また、回転軸11の先
端側はモータハウジング9から突出し、その先端には回
転霧化頭12が取付けられている。
【0055】12は回転軸11に取付けられた回転霧化
頭で、該回転霧化頭12は、後述するベルカップ13、
ハブ部材14、塗料流出孔15、シンナ流出孔16、塗
料溜り17、シンナ通路18等から構成されている。
【0056】13は回転霧化頭12の外形をなし、後部
側から前部側に向けて拡開するベル形またはカップ形に
形成されたベルカップで、該ベルカップ13は、その後
部側が回転軸11の先端部に螺着される回転軸取付部1
3Aとなっている。また、ベルカップ13の中央には、
径方向内向きに突出した環状隔壁13Bが形成され、該
環状隔壁13Bの内周側には回転軸11の先端側から突
出した後述するフィードチューブ23の先端が延在して
いる。
【0057】さらに、前記ベルカップ13の内周側は、
前記環状隔壁13Bから該ベルカップ13の前端にかけ
てスカート状に漸次拡径している。そして、ベルカップ
13の内周面前部側は塗料を薄膜化させる塗料薄膜化面
13Cとなり、該塗料薄膜化面13Cの先端側が塗料を
放出する放出端縁13Dとなっている。また、ベルカッ
プ13の内周面後部側は塗料またはシンナを受ける塗料
受面13Eとなっている。さらに、前記塗料薄膜化面1
3Cと塗料受面13Eとの間にはハブ取付溝13Fが形
成され、外周側には軸方向中間部に位置してガイド取付
段部13Gが形成されている。
【0058】14はベルカップ13のハブ取付溝13F
に嵌着され、該ベルカップ13との間に塗料溜り17を
画成するハブ部材で、該ハブ部材14は円板状に形成さ
れ、ベルカップ13と同軸に配設されている。また、ハ
ブ部材14の前面14Aはベルカップ13の塗料薄膜化
面13Cと連続した平面となり、ハブ部材14の後面は
塗料供給面14Bとなっている。
【0059】ここで、ベルカップ13の塗料薄膜化面1
3C、放出端縁13D、塗料受面13E、ハブ部材14
の前面14A、塗料供給面14B等によって回転霧化頭
12の接液面が構成されている。
【0060】15,15,…はハブ部材14の外周側に
位置して多数個、環状に列設された塗料流出孔(2個の
み図示)で、該各塗料流出孔15は、フィードチューブ
23からベルカップ13の内周側に吐出された塗料また
はシンナを塗料薄膜化面13Cに流出させるものであ
る。
【0061】16,16,…はハブ部材14の中央に位
置して塗料供給面14Bから前面14Aに貫通する複数
の溶剤流出孔となるシンナ流出孔(2個のみ図示)で、
該各シンナ流出孔16は、回転霧化頭12の洗浄時に、
フィードチューブ23からベルカップ13の内周側に吐
出されたシンナをハブ部材14の前面14Aに流出させ
るものである。
【0062】17は塗料溜りで、該塗料溜り17は、ベ
ルカップ13のハブ取付溝13Fにハブ部材14を取付
けることにより、該ハブ部材14の塗料供給面14Bと
ベルカップ13の塗料受面13Eとの間に画成されてい
る。ここで、塗料溜り17は、フィードチューブ23か
ら吐出された塗料またはシンナを一時的に溜め、この塗
料またはシンナを拡散するための空間である。
【0063】18,18,…はベルカップ13の周方向
に所定間隔毎に多数本設けられた溶剤通路となるシンナ
通路(2本のみ図示)で、該各シンナ通路18は、流入
口18Aがベルカップ13の塗料受面13Eに開口し、
流出口18Bがベルカップ13の外周面13Hに開口
し、ベルカップ13の内周側から外周側に向けて伸長し
ている。これにより、各シンナ通路18は、回転霧化頭
12の洗浄時に、フィードチューブ23のシンナ供給路
25から塗料溜り17に流入したシンナを該塗料溜り1
7からベルカップ13の外周側に向けて流出させる。
【0064】ここで、各シンナ通路18の流入口18A
は、図6に示すように、各塗料流出孔15よりも一定の
寸法Gだけ奥まった位置に開口している。これにより、
塗装時には、フィードチューブ23の塗料供給路24か
ら塗料溜り17に供給された塗料が、シンナ通路18に
流入するのを防止し、洗浄時には、シンナ供給路25か
ら塗料溜り17に供給されたシンナが、シンナ通路18
に流入するのを許す構成となっている。
【0065】また、各シンナ通路18は、その流入口1
8Aから流出口18Bに向かうに従って、ベルカップ1
3の後部側に傾斜している。即ち、該各シンナ通路18
の流出口18Bは、流入口18Aの開口位置よりもベル
カップ13の後部側に位置して開口している。これによ
り、塗装時に、塗料が各シンナ通路18に流入するのを
防止している。
【0066】また、各シンナ通路18は、図5に示すよ
うに、その流入口18Aから流出口18Bに向かうに従
って、回転霧化頭12の回転方向(矢示A方向)に傾斜
し、回転霧化頭12の回転方向に捩るようにして設けら
れている。即ち、各シンナ通路18は、ベルカップ13
の径方向に対して、例えば15°〜50°の範囲の所定
角αをなすように回転方向に傾斜して設けられている。
これにより、回転霧化頭12の洗浄時に、塗料溜り17
内に吐出されたシンナが、各シンナ通路18に流入し易
くなっている。
【0067】19はベルカップ13のガイド取付段部1
3Gに設けられた環状ガイドで、該環状ガイド19は、
基端側が前記ガイド取付段部13Gに取付けられた取付
部19Aとなり、該取付部19Aから前部側にかけてが
ベルカップ13の外周面13Hとの間に一定の隙間を形
成するベル型またはカップ型に拡開した拡開部19Bと
なっている。
【0068】20は環状ガイド19の拡開部19B内周
面とベルカップ13の外周面13Hとの間に形成された
シンナ拡散室で、該シンナ拡散室20はベルカップ13
の全周に亘って環状に形成され、その奥所には各シンナ
通路18の流出口18Bが開口している。
【0069】21は環状ガイド19の拡開部19B内周
面に設けられた環状突条部で、該環状突条部21は、環
状ガイド19の全周に亘って環状に形成され、ベルカッ
プ13の外周面13Hとの間に環状絞り通路22を形成
している。そして、環状突条部21は、回転霧化頭12
の洗浄時に、シンナ拡散室20内をベルカップ13の前
部側に向けて流通するシンナを一時的に堰き止めるダム
として作用するものである。
【0070】23は回転軸11内に軸方向に挿通された
フィードチューブで、該フィードチューブ23は、内筒
23Aと、該内筒23Aの外周側に同軸に設けられた外
筒23Bとから二重筒状に形成され、その基端側はエア
モータ8のモータハウジング9に嵌合されている。ま
た、前記内筒23Aの先端側は回転軸11、外筒23B
から突出して回転霧化頭12の塗料溜り17内に延在し
ている。また、前記外筒23Bの先端側には、その先端
部が内筒23Aの外周面に弾性的に当接し、シンナ供給
路25からシンナが供給されたときに開弁するチェック
弁23Cが設けられている。
【0071】ここで、前記内筒23Aの内部は塗料配管
等を介して色替弁装置(いずれも図示せず)に接続され
た塗料供給路24となり、前記内筒23Aと外筒23B
との間はシンナ配管を介してシンナ源(いずれも図示せ
ず)に接続された環状のシンナ供給路25となってい
る。
【0072】26はフィードチューブ23の内筒23A
先端側に設けられた鍔部で、該鍔部26は、内筒23A
の外周面から径方向外向きに突出する断面半円弧状の環
状突起として形成されている。そして、鍔部26は、シ
ンナ供給路25から吐出されるシンナを衝突させること
により、このシンナを分散させ、多量のシンナを外周側
に位置する各塗料流出孔15、シンナ通路18側に供給
するものである。また、一部のシンナは、鍔部26を半
円弧状に形成したことによって飛散が抑えられ、中央部
に位置する各シンナ流出孔16側に供給される。
【0073】27はフロントハウジング6の後部側に設
けられたリヤハウジングで、該リヤハウジング27はリ
ヤプレート28を介して塗装用ロボット(図示せず)等
のアーム29に連結されている。
【0074】30,30,…はシェーピングエアリング
3に設けられた多数のアシストエア噴出口で、該各アシ
ストエア噴出口30は、図3に示す如く、各シェーピン
グエア噴出口4の内径側に位置してシェーピングエアリ
ング3の環状凹部3Bに開口するように円環状に列設さ
れている。そして、各アシストエア噴出口30は、図6
に示す如く、シンナ拡散室20から環状絞り通路22を
介して流出するシンナをベルカップ13の外周面13H
に押し付けるように、環状ガイド19の拡開部19B先
端からベルカップ13の外周面13H先端にかけてアシ
ストエアを噴出するものである。
【0075】31は各アシストエア噴出口30にエアを
供給するためのアシストエア通路で、該アシストエア通
路31は、リヤプレート28、リヤハウジング27、フ
ロントハウジング6の外周側を軸方向に伸長したエア供
給通路31Aと、該エア供給通路31Aの先端から固定
リング7を斜行して伸長した傾斜通路31Bと、該傾斜
通路31Bに連通し、モータハウジング9と固定リング
7との間に画成された環状空間31Cと、該環状空間3
1Cからシェーピングエアリング3内を前方に伸長した
複数本の連絡通路31D,31D,…(2本のみ図示)
と、該各連絡通路31Dの先端で環状に形成されたエア
チャンバ31Eとから構成され、前記エアチャンバ31
Eに各アシストエア噴出口30が連通している。
【0076】32,32はエアモータ8のモータハウジ
ング9に設けられた例えば2本の排気エア通路で、該各
排気エア通路32は、エアタービン10を回転駆動する
ために供給された圧縮エアを排気するもので、その下流
側は二又に分岐し、第1の分岐通路32A、第2の分岐
通路32Bとなっている。そして、各排気エア通路32
の第1の分岐通路32Aはモータハウジング9の外周に
開口し、フロントハウジング6、リヤハウジング27、
リヤプレート28の外周側を軸方向に伸長したエア排出
通路33と連通している。また、第2の分岐通路32B
はモータハウジング9の前方に開口し、アシストエア通
路31の環状空間31Cに連通している。
【0077】ここで、34はエア排出通路33の開口端
に位置してリヤプレート28に着脱可能に取付けられた
プラグで、該プラグ34はエア排出通路33を閉塞し、
これにより、エアモータ8からの排気エアを各排気エア
通路32の第2の分岐通路32Bから排出させる。
【0078】なお、第2の分岐通路32Bには雌ねじが
刻設され、プラグ(図示せず)が着脱可能に取付けられ
るようになっている。これにより、エア排出通路33と
アシストエア通路31との連通、遮断が可能な構成とな
っている。従って、第2の分岐通路32Bにプラグを取
付けると共に、前記プラグ34を取外せば、後述する第
2の実施の形態となる。
【0079】35はアシストエア通路31のエア供給通
路31Aに接続されたエア配管で、該エア配管35はコ
ンプレッサ等の圧気源36に接続されている。
【0080】37はエア配管35の途中に設けられたア
シストエア制御手段をなすアシストエア制御部で、該ア
シストエア制御部37はエア配管35の途中に設けられ
た調整弁38と、該調整弁38にリード線39を介して
接続されたコントロールユニット40とから大略構成さ
れている。そして、アシストエア制御部37は、そのコ
ントロールユニット40で各シェーピングエア噴出口4
から噴出されるシェーピングエアの流量または圧力、各
排気エア通路32から供給される排気エアの流量または
圧力等を考慮しつつ、該コントロールユニット40から
の信号に基づいて調整弁38を制御することにより、圧
気源36からアシストエア通路31に供給されるエアを
最適な値に制御するものである。
【0081】ここで、圧縮エアは、圧力と流量が対応す
る関係にあるから、前記調整弁38は圧力調整弁、流量
調整弁等を用いることができる。そして、コントロール
ユニット40は、エア配管35内の供給圧力をフィード
バックすることにより、調整弁38の弁開度を制御する
ことができる。
【0082】なお、41はエアモータ8のエアタービン
10の回転数を検出するためにフロントハウジング6、
リヤハウジング27、リヤプレート28内を軸方向に伸
長して配設された検出ケーブル、42はリヤハウジング
27に挿通した高電圧ケーブルで、該高電圧ケーブル4
2は接続ケーブル43を介してモータハウジング9に接
続されている。
【0083】本実施の形態による回転霧化頭型塗装装置
は上述の如き構成を有するもので、次に、塗装時の動作
について説明する。
【0084】まず、塗装を行うときには、エアモータ8
により回転軸11と一緒に回転霧化頭12を高速回転さ
せる。そして、フィードチューブ23の塗料供給路24
から回転霧化頭12に形成された塗料溜り17に向けて
塗料を吐出する。これにより、塗料溜り17に流入した
塗料は、各塗料流出孔15を通過してベルカップ13の
塗料薄膜化面13Cに流出する。さらに、この塗料は塗
料薄膜化面13C上で薄膜化し、放出端縁13Dから放
出され、塗料粒子として微粒化される。
【0085】このときは、エアモータ8のモータハウジ
ング9に高電圧ケーブル42、接続ケーブル43を介し
て高電圧が印加され、該モータハウジング9と回転軸1
1を介して電気的に接続された回転霧化頭12にも高電
圧が印加されているから、該回転霧化頭12とアースに
接続された被塗物との間に静電界が形成される。これに
より、回転霧化頭12によって微粒化された帯電塗料粒
子は静電界に沿って飛行し、該被塗物に塗着する。ま
た、この塗装時における塗料の噴霧パターンは、各シェ
ーピングエア噴出口4から吐出されるシェーピングエア
によって所望のパターンに成形される。
【0086】次に、塗料を次色の塗料に色替するときの
動作について説明するに、この場合には、色替弁装置か
らエア・シンナを供給して塗料配管、塗料供給路24、
回転霧化頭12に付着した前色塗料を洗浄した後、前記
色替弁装置から次色塗料を供給して塗料供給路24内等
に充填する。
【0087】しかし、上述したように次色塗料を供給し
たときには、この塗料が塗料供給路24から回転霧化頭
12内に吐出され、該回転霧化頭12のハブ部材14の
前面14A、ベルカップ13の外周面13H等に塗料が
付着することがある。また、塗装ラインのトラブル、昼
休の休憩等によって塗装作業を一時的に停止させた場合
には、回転霧化頭12のベルカップ13内周面等に付着
した塗料が固化してしまうことがある。さらに、同色の
塗料を長時間連続して塗装した場合には、回転霧化頭1
2に塗料が付着し、堆積してしまう。
【0088】このような場合には、回転霧化頭12に付
着した塗料が固化し、塗装時に剥れ落ちて塗装不良の原
因となるため、該回転霧化頭12の各部位に付着した塗
料を洗浄する必要がある。
【0089】そこで、回転霧化頭12の各部位に付着し
た塗料を洗浄するときの動作について説明する。
【0090】まず、回転霧化頭12の洗浄時には、エア
モータ8により回転軸11と共に回転霧化頭12を回転
させ、フィードチューブ23のシンナ供給路25からシ
ンナを供給する。このときには、図6に示すように、チ
ェック弁23Cが開弁し、シンナ供給路25からシンナ
が塗料溜り17に吐出される。
【0091】そして、シンナ供給路25から吐出された
シンナは、内筒23Aの先端部で径方向に突設された鍔
部26に衝突し、塗料溜り17内で広範囲に飛散する。
この際、塗料溜り17内で飛散したシンナのうち、一部
のシンナは、外周側に位置する各塗料流出孔15、シン
ナ通路18側に供給され、また、一部のシンナは、鍔部
26が半円弧状をなしていることにより飛散が抑えら
れ、中央部に位置する各シンナ流出孔16側に供給され
る。
【0092】従って、塗料溜り17内で飛散して各塗料
流出孔15側に供給されたシンナは、該各塗料流出孔1
5内に流入し、該各塗料流出孔15を通ってベルカップ
13の塗料薄膜化面13Cに流出する。これにより、シ
ンナは該塗料薄膜化面13C、放出端縁13Dに付着し
た塗料を洗浄しつつ、該放出端縁13Dから放出され
る。
【0093】また、各シンナ流出孔16に流入したシン
ナは、該各シンナ流出孔16を通ってハブ部材14の前
面14Aに流出し、該ハブ部材14の前面14Aに付着
した塗料を洗浄する。そして、このシンナは塗料薄膜化
面13Cを流通して放出端縁13Dから放出される。
【0094】一方、各シンナ通路18の流入口18Aに
流入したシンナは、該各シンナ通路18の流出口18B
からベルカップ13の径方向外向きに流出する。しか
し、ベルカップ13の外周側には環状ガイド19が全周
に亘って設けられている。このため、各シンナ通路18
から流出したシンナは、環状ガイド19に案内されつつ
シンナ拡散室20内を環状ガイド19の前端側に向けて
流れ、環状突条部21に衝突する。これにより、シンナ
は、環状突条部21のダム効果よって一時的に堰き止め
られ、遠心力によって、シンナ拡散室20内でベルカッ
プ13の全周に亘って拡散する。
【0095】そして、シンナ拡散室20内のシンナは、
環状ガイド19の拡開部19Bによってベルカップ13
の前部側に案内され、環状突条部21を乗り越え、環状
絞り通路22を通過し、ベルカップ13の外周面13H
に流出する。
【0096】ここで、回転霧化頭12の洗浄時には、シ
ェーピングエア供給通路5から各シェーピングエア噴出
口4にエアが供給され、該各シェーピングエア噴出口4
から回転霧化頭12の外周側に向けてシェーピングエア
が噴出される。また、圧気源36からエア配管35を介
してアシストエア通路31にエアが供給され、エアモー
タ8からの排気エアがアシストエア通路31を流通する
エアに合流して供給されるており、各アシストエア噴出
口30から環状ガイド19の拡開部19B先端からベル
カップ13の外周面13H先端にかけてアシストエアが
噴出される。
【0097】このため、各ベルカップ13の外周面13
Hに流出したシンナは、回転霧化頭12の高速回転によ
る遠心力で径方向外向きに飛び散ろうとするが、流出し
たシンナは、各アシストエア噴出口30から噴出される
アシストエアおよび各シェーピングエア噴出口4から噴
出されるシェーピングエアによってベルカップ13の外
周面13Hに押し付けられる。これにより、シンナはベ
ルカップ13の外周面13Hに沿って先端側に導かれ、
該ベルカップ13の外周面13H先端側に付着した塗料
を洗浄する。
【0098】なお、前述した前色の塗装動作、色替動
作、次色の塗装動作は、図7に示す如くであって、次色
の供給後にシンナとアシストエアによりベルカップ13
の外周面13H等を洗浄する場合を図示している。
【0099】かくして、本実施の形態によれば、回転霧
化頭12の洗浄時に、塗料溜り17に吐出されたシンナ
は、各シンナ通路18からシンナ拡散室20を介してベ
ルカップ13の外周面13Hに流出する。この際、シン
ナは、各アシストエア噴出口30から噴出されるアシス
トエアおよび各シェーピングエア噴出口4から噴出され
るシェーピングエアにより、回転霧化頭12の高速回転
による遠心力に抗してベルカップ13の外周面13Hに
押し付けられ、該ベルカップ13の先端側に導かれる。
この結果、ベルカップ13の外周面13H先端側にシン
ナを馴染ませた状態で供給でき、付着塗料を確実に洗浄
することができる。
【0100】これにより、他の従来技術で述べたように
別途洗浄ノズルを設けた場合に比較し、シンナの無駄を
なくしてシンナの使用量を必要最小限に抑えることがで
き、また、洗浄時間を短縮して洗浄効率を向上すること
ができる。しかも、これらのことから本実施の形態によ
る塗装装置では、構造の簡略化、部品点数の削減、コス
トの低減を図ることができる。
【0101】また、各シェーピングエア噴出口4の内径
側に各アシストエア噴出口30を設け、該各アシストエ
ア噴出口30から噴出されるアシストエアと各シェーピ
ングエア噴出口4から噴出されるシェーピングエアを回
転霧化頭12に向けて噴出しているから、それぞれのエ
アによってシンナをベルカップ13の外周面13Hに確
実に押し付けることができ、付着塗料の洗浄効率をより
一層向上することができる。
【0102】また、各アシストエア噴出口30から噴出
されるアシストエアとして、圧気源36から供給される
エアとエアモータ8から排出される排気エアとを併用し
ているから、エアモータ8からの排気エアをアシストエ
アとして有効に活用することができる。これにより、圧
気源36からのアシストエアの流量を少なくすることが
でき、圧気源36の負担を軽減することができる。
【0103】さらに、圧気源36から供給されるエアを
アシストエア制御部37によって制御しているから、各
アシストエア噴出口30から噴出されるアシストエアの
流量または圧力を最適な値にすることができる。このた
め、ベルカップ13の外周面13Hにシンナを効果的に
押し付けることができ、これによっても洗浄効率を向上
することができる。
【0104】一方、フィードチューブ23の内筒23A
先端側に径方向外向きに突出する鍔部26を設けている
から、該鍔部26にシンナを衝突させて分散させること
により、多量のシンナを各塗料流出孔15に供給でき、
一部のシンナを各シンナ流出孔16、シンナ通路18側
に供給することができる。これにより、塗料の流通経路
であり最も塗料が付着する塗料薄膜化面13C、放出端
縁13Dに多量のシンナを供給することができるから、
シンナの供給量不足による洗浄不良を防止し、洗浄時間
の短縮を図ることができ、洗浄効率、塗装品質、生産等
を向上することができる。
【0105】次に、図8および図9は本発明の第2の実
施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、エアモータか
らの排気エアをアシストエアの一部として使用せず外部
に排出し、圧気源から供給されるエアのみをアシストエ
ア噴出口から噴出する構成としたことにある。なお、本
実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0106】図中、51,51はエアモータ8のモータ
ハウジング9に設けられた排気エア通路で、該各排気エ
ア通路51は、前記第1の実施の形態で述べた各排気エ
ア通路32と同様に、第1の分岐通路51Aと、雌ねじ
付きの第2の分岐通路51Bとに分岐している。そし
て、第1の分岐通路51Aは、モータハウジングの外周
に開口し、フロントハウジング6、リヤハウジング27
を軸方向に伸長したエア排出通路52に連通している。
しかし、前記エア排出通路52には、前記第1の実施の
形態で取付けられていたプラグ34は存在せず、後方に
向けて開口している。
【0107】また、53,53は各排気エア通路51の
第2の分岐通路51Bに着脱可能に取付けられたプラグ
で、該各プラグ53は、図9に示すように各第2の分岐
通路51Bを閉塞している。これにより、エアモータ8
からの排気エアは、各排気エア通路51の第1の分岐通
路51Aからエア排出通路52を介して後方に排出され
る。
【0108】従って、各アシストエア噴出口30に供給
されるエアは、圧気源36からアシストエア制御部37
で流量または圧力が調整された後、アシストエア通路3
1を流通するエアのみとなる。
【0109】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができる。しかし、特に、本実施の形
態では、エアモータ8からの排気エアを各排気エア通路
51からエア排出通路52を介して後方に排出するよう
にしている。従って、塗装条件によってエア量が変動す
るエアモータ8からの排気エアをアシストエアから取り
除き、アシストエア制御部37によって所定の流量、圧
力に調整されたエアのみをアシストエアとして各アシス
トエア噴出口30から噴出させることができる。これに
より、ベルカップ13の外周面13Hを洗浄するための
シンナを適正なエア量に調整されたアシストエアで押し
付けて良好に馴染ませることができ、洗浄効率を向上す
ることができる。
【0110】次に、図10および図11は本発明の第3
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、鍔部に周
方向に複数箇所の切欠部を設けたことにある。なお、本
実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0111】図中、61は第1の実施の形態によるフィ
ードチューブ23に代えて用いられる本実施の形態によ
るフィードチューブで、該フィードチューブ61は、第
1の実施の形態で述べたフィードチューブ23と同様
に、内筒61Aと外筒61Bとから二重筒状に形成さ
れ、前記外筒61Bの開口部は前記内筒61Aの開口部
よりも後方に位置し、該外筒61Bの先端側にはチェッ
ク弁61Cが設けられている。さらに、前記内筒61A
の内部は塗料供給路62となり、前記内筒61Aと外筒
61Bとの間は環状のシンナ供給路63となっている。
【0112】64はフィードチューブ61の外筒61B
の前方に位置して内筒61A開口端に設けられた本実施
の形態による鍔部で、該鍔部64は、前述した第1の実
施の形態による鍔部26とほぼ同様に、内筒61Aの外
周面から径方向外向きに突出して形成されている。しか
し、本実施の形態による鍔部64は、その断面形状が方
形状をなし、後述する切欠部65が形成されている点で
第1の実施の形態による鍔部26と相違している。
【0113】65,65,…は鍔部64に形成された複
数の切欠部で、該各切欠部65は、図11に示す如く、
鍔部64の周方向に例えば90°間隔で4個設けられて
いる。また、各切欠部65は、鍔部64を軸方向に貫通
するように形成されている。
【0114】このように本実施の形態による鍔部64
は、図10中の矢示の如く、フィードチューブ61のシ
ンナ供給路63からシンナが吐出されると、一部のシン
ナを各切欠部65を通過させて真直に流通し、ハブ部材
14の中央部に形成された各シンナ流出孔16に供給す
る。また、その他のシンナを鍔部64に衝突させて分散
し、ハブ部材14の外周側に設けられた各塗料流出孔1
5、ベルカップ13の塗料受面13Eに開口した各シン
ナ通路18に供給する。
【0115】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、鍔部64に各切欠部65を設けている。従って、各
切欠部65の大きさ、形状、個数を適宜設定することに
より、フィードチューブ61から吐出するシンナを、各
塗料流出孔15、各シンナ流出孔16および各シンナ通
路18に対し、各塗料流出孔15>各シンナ流出孔16
>各シンナ通路18からなる条件で分配し、または各塗
料流出孔15>各シンナ流出孔16=各シンナ通路18
からなる条件で分配して供給することができる。この結
果、各部に付着した塗料を効果的に洗浄することがで
き、シンナ使用量の削減、洗浄時間の短縮等の洗浄能力
を向上して、当該回転霧化頭型塗装装置に対する信頼性
を向上することができる。
【0116】次に、図12は本発明の第4の実施の形態
を示し、本実施の形態の特徴は、回転霧化頭から環状ガ
イドを廃止したことにある。
【0117】71は第1の実施の形態による回転霧化頭
12に代えて用いられる本実施の形態による回転霧化頭
で、該回転霧化頭71は、後述するベルカップ72、ハ
ブ部材73、塗料流出孔74、シンナ流出孔75、塗料
溜り76、シンナ通路77、環状ダム溝78等から構成
されている。
【0118】72は回転霧化頭71の外形をなし、後部
側から前部側に向けて拡開するベル形またはカップ形に
形成されたベルカップで、該ベルカップ72は、前記第
1の実施の形態で述べたベルカップ13とほぼ同様に、
回転軸取付部72A、環状隔壁72B、塗料薄膜化面7
2C、放出端縁72D、塗料受面72E、ハブ取付段部
72F、外周面72Gを有している。
【0119】73はベルカップ72のハブ取付段部72
Fに嵌着されたハブ部材で、該ハブ部材73は、前記第
1の実施の形態で述べたハブ部材14とほぼ同様に、円
板状に形成され、前面73A、塗料供給面73Bを有し
ている。また、ハブ部材73の外周側には、多数の塗料
流出孔74,74,…が設けられ、ハブ部材73の中央
部には複数の溶剤流出孔となるシンナ流出孔75,7
5,…(それぞれ2本のみ図示)が設けられている。さ
らに、ハブ部材73はベルカップ72との間に塗料溜り
76を画成している。
【0120】77,77,…はベルカップ72の周方向
に所定間隔毎に複数本設けられた溶剤通路となるシンナ
通路(2本のみ図示)で、該各シンナ通路77は、前記
第1の実施の形態で述べたシンナ通路18と同様に、塗
料溜り76から流入口77Aに流入したシンナを流出口
77Bからベルカップ72の外周面72Gに流出させる
ものである。
【0121】78はベルカップ72の外周面72Gに設
けられた環状ダム溝で、該環状ダム溝78は、各シンナ
通路77と放出端縁72Dとの間に環状のV字形状の溝
として形成されている。そして、環状ダム溝78は、各
シンナ通路77から流出したシンナを一時的に蓄えるこ
とにより、このシンナをベルカップ72の外周面72G
に均一に拡散させるものである。
【0122】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができるが、本実施の形態の場合
には、各アシストエア噴出口30から噴出されるアシス
トエアを環状ダム溝78からベルカップ72の外周面7
2G先端側にかけて供給し、シンナをベルカップ72の
先端側に導くようにすればよい。
【0123】なお、前記各実施の形態では、後部側から
前部側に向けて拡開するベル形またはカップ形に形成し
た回転霧化頭12,71を例に挙げて説明したが、例え
ば、長筒状の回転霧化頭に適用してもよく、この場合に
は、各アシストエア噴出口30の向きを回転霧化頭の形
状に応じて適宜調整することにより、前記各実施の形態
とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0124】また、前記各実施の形態では、エアモータ
8、フィードチューブ23,61等を介して回転霧化頭
12,71から噴霧される塗料に高電圧を印加する直接
帯電式の回転霧化頭型塗装装置を例に挙げて説明した
が、これに替えて、外部電極によって回転霧化頭の前方
にコロナ放電領域を形成し、噴霧された塗料に高電圧を
印加する間接帯電式の回転霧化頭型塗装装置に適用して
もよく、また、非静電式の回転霧化頭型塗装装置に適用
してもよい。
【0125】また、前記各実施の形態では、フィードチ
ューブ23,61の内筒23A,61A先端に鍔部2
6,64を一体的に設けるものとして述べたが、本発明
はこれに限らず、鍔部を別体に設け、接着、嵌合等の手
段を用いて内筒に取付ける構成としてもよく、また鍔部
を廃止してもよい。
【0126】さらに、前記第3の実施の形態では、鍔部
64に90°間隔で4個の切欠部65を設けた場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば切
欠部を2,3、または5個以上設けてもよく、その形
状、大きさについても実施の形態のものに限定されるも
のではない。即ち、切欠部65の大きさ、形状、個数等
はシンナの吐出量、各部への分配割合等に応じて適宜設
定されるものである。
【0127】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、アシストエア噴出口からアシストエアを噴出する
ことにより、各溶剤通路からベルカップの外周面に流出
した溶剤を該ベルカップの先端側に導くことができるか
ら、各溶剤通路から流出する溶剤が回転霧化頭の高速回
転による遠心力で径方向外向きに飛び散るのを防止する
ことができる。この結果、溶剤の飛散を抑えてベルカッ
プの外周面に馴染ませることができるから、少量の溶剤
でベルカップの外周面に付着した塗料を確実に洗浄する
ことができ、溶剤の使用量を最小限に抑えることがで
き、また、洗浄時間を短縮して洗浄効率を向上すること
ができる。
【0128】請求項2の発明によれば、アシストエア噴
出口からアシストエアを噴出し、シェーピングエア噴出
口からシェーピングエアを噴出することにより、各溶剤
通路から流出する溶剤を回転霧化頭の高速回転による遠
心力に抗してベルカップの外周面に押し付けて該ベルカ
ップの先端側に導くことができる。これにより、外周側
への溶剤の飛散を抑制することができ、ベルカップの外
周面に付着した塗料を効率よく洗浄することができる。
【0129】請求項3の発明によれば、圧気源からアシ
ストエア通路を介して供給されるアシストエアとエアモ
ータから排気エア通路を介して供給される排気エアとを
合流してアシストエア噴出口に供給しているから、エア
モータの排気エアをアシストエアの一部として有効に活
用することができ、圧気源からのアシストエアの流量を
少なくして、圧気源の負担を軽減することができる。
【0130】請求項4の発明によれば、排気エア通路に
着脱可能にプラグを取付けることができるから、アシス
トエア通路に対して排気エア通路を選択的に連通、遮断
させることができる。
【0131】請求項5の発明によれば、アシストエア制
御手段によってアシストエアの流量または圧力を制御し
ているから、アシストエアをベルカップの外周面に溶剤
を押し付けるのに適したエア量とすることができる。こ
れにより、アシストエアの流量、圧力を安定させること
ができるから、回転霧化頭から噴霧される塗料粒子への
影響を防止でき、塗装品質を向上することができる。
【0132】請求項6の発明によれば、フィードチュー
ブの先端側に鍔部を設けることにより、フィードチュー
ブから吐出された溶剤を鍔部に衝突させて塗料溜り内で
分散することができるから、溶剤をハブ部材の外周側に
設けられた各塗料流出孔に多量に供給でき、回転霧化頭
の接液面や外周面に付着した塗料を短時間で洗浄するこ
とができる。これにより、溶剤の供給量不足による塗料
の洗浄不良を防止できる上に、洗浄時間の短縮を図るこ
とができ、塗料の洗浄効率や塗装品質、生産性を向上す
ることができる。
【0133】請求項7の発明によれば、フィードチュー
ブの先端側に鍔部を設け、該鍔部には周方向に複数箇所
の切欠部を設けることにより、フィードチューブから吐
出された溶剤の一部を、鍔部に形成した各切欠部を通過
させて真直に流通させ、また、その他の溶剤を鍔部に衝
突させて塗料溜り内で分散することができる。このこと
から、各切欠部の大きさ、形状、個数等を調整すること
で、フィードチューブから吐出される溶剤を各塗料流出
孔、溶剤流出路、各溶剤通路に所望の割合で分配して供
給でき、回転霧化頭の接液面や外周面に付着した塗料を
効果的に洗浄することができる。
【0134】請求項8の発明によれば、前記ベルカップ
の外周面側には、該ベルカップとの間を隙間をもった状
態で包囲した環状ガイドを設け、該環状ガイドの内周面
と前記ベルカップの外周面との間には前記溶剤通路から
流出した溶剤を拡散する溶剤拡散室を設ける構成とした
から、塗料溜り内に供給された溶剤は、溶剤通路を通っ
て、ベルカップの外周側に流れると共に、この溶剤は、
溶剤拡散室内に流出し、該溶剤拡散室内でベルカップの
全周側の全周に拡散した後、環状ガイド外に流出する。
このため、環状ガイドから流出し、ベルカップの全周に
拡散した溶剤は、アシストエア噴出口から噴出したアシ
ストエアによって、ベルカップの外周面に押付けられ、
ベルカップの外周面先端側に付着した前面塗料を全周に
亘って洗浄することができる。
【0135】請求項9の発明によれば、前記溶剤拡散室
内には、前記溶剤拡散室内を流れる溶剤を前記ベルカッ
プの全周に亘って拡散させる環状突条部を設けているか
ら、溶剤拡散室内を流れる溶剤は、環状突状部によって
一時的に堰き止められ、ダム効果によって溶剤拡散室内
の全周に亘って拡散することができる。
【0136】請求項10の発明によれば、前記ベルカッ
プの外周面側には、前記溶剤通路から流出した溶剤を一
時的に蓄える環状ダム溝を設ける構成としたから、アシ
ストエア噴出口から噴出されるアシストエアを環状ダム
溝からベルカップの外周面先端側にかけて供給し、溶剤
をベルカップの先端側に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転霧化頭型
塗装装置を示す縦断面図である。
【図2】図1中の回転霧化頭型塗装装置の要部を拡大し
て示す縦断面図である。
【図3】図2中の矢示III−III方向からみた回転霧化頭
型塗装装置の横断面図である。
【図4】図1中の回転霧化頭を示す縦断面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた回転霧化頭の
横断面図である。
【図6】回転霧化頭を洗浄している状態を示す図2中の
要部拡大縦断面図である。
【図7】塗装動作および洗浄動作を示す動作説明図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態による回転霧化頭型
塗装装置を示す縦断面図である。
【図9】図8中の回転霧化頭型塗装装置の要部を拡大し
て示す縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態によるフィードチ
ューブ、鍔部等を示す図6と同様位置からみた要部拡大
縦断面図である。
【図11】図10中の鍔部を矢示XI−XI方向から示す側
面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態による回転霧化頭
を図6と同様位置からみた縦断面図である。
【符号の説明】
1 カバー 4 シェーピングエア噴出口 8 エアモータ 11 回転軸 12,71 回転霧化頭 13,72 ベルカップ 13H,72G 外周面 14,73 ハブ部材 14A,73A 前面 15,74 塗料流出孔 16,75 シンナ流出孔(溶剤流出孔) 17,76 塗料溜り 18,77 シンナ通路(溶剤通路) 23,61 フィードチューブ 26,64 鍔部 30 アシストエア噴出口 31 アシストエア通路 32,51 排気エア通路 36 圧気源 37 アシストエア制御部(アシストエア制御手段) 65 切欠部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成されたカバーと、該カバー内
    に設けられたエアモータと、該エアモータの軸方向に挿
    通され該エアモータによって回転せしめられる回転軸
    と、該回転軸に取付けられ、該回転軸によって高速回転
    する回転霧化頭と、前記回転軸内を軸方向に伸長して配
    設され、該回転霧化頭内に延在した先端から塗料または
    溶剤を吐出するフィードチューブとからなる回転霧化頭
    型塗装装置において、 前記回転霧化頭は、ベル形またはカップ形に形成された
    ベルカップと、該ベルカップの内周面側に位置して設け
    られ、該ベルカップとの間に前記フィードチューブから
    吐出された塗料を溜める塗料溜りを画成するハブ部材
    と、該ハブ部材に設けられ、前記フィードチューブから
    吐出された塗料または溶剤を前記塗料溜りからベルカッ
    プの内周面先端側に流出させる複数の塗料流出孔と、前
    記ベルカップに設けられ、前記フィードチューブから吐
    出された溶剤を前記塗料溜りからベルカップの外周面に
    流出させる複数の溶剤通路とから構成し、 前記カバーの先端側には、前記各溶剤通路から前記ベル
    カップの外周面に流出した溶剤を該ベルカップの先端側
    に導くためのアシストエアを噴出するアシストエア噴出
    口を設ける構成としたことを特徴とする回転霧化頭型塗
    装装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーの先端側にはシェーピングエ
    アを噴出するシェーピングエア噴出口を設け、前記アシ
    ストエア噴出口は該シェーピングエア噴出口よりも内径
    側に位置して前記カバーの先端側に設ける構成としてな
    る請求項1に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記カバー内には、圧気源からのアシス
    トエアが流通するアシストエア通路と、前記エアモータ
    からの排気エアが流通する排気エア通路とを設け、前記
    アシストエア噴出口には該アシストエア通路と排気エア
    通路とからのエアを合流して供給する構成としてなる請
    求項1または2に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記排気エア通路には着脱可能にプラグ
    を取付け、前記排気エア通路を前記アシストエア通路に
    対し選択的に連通、遮断する構成としてなる請求項3に
    記載の回転霧化頭型塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記アシストエア通路と圧気源との間に
    は、アシストエアの流量または圧力を制御するアシスト
    エア制御手段を設ける構成としてなる請求項3に記載の
    回転霧化頭型塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記フィードチューブの先端側には、該
    フィードチューブから吐出した溶剤を分散させるための
    鍔部を設ける構成としてなる請求項1に記載の回転霧化
    頭型塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記フィードチューブの先端側には、該
    フィードチューブから吐出した溶剤を分散させるための
    鍔部を設け、該鍔部には周方向に複数箇所の切欠部を設
    ける構成としてなる請求項6に記載の回転霧化頭型塗装
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ベルカップの外周面側には、該ベル
    カップとの間を隙間をもった状態で包囲した環状ガイド
    を設け、該環状ガイドの内周面と前記ベルカップの外周
    面との間には前記溶剤通路から流出した溶剤を拡散する
    溶剤拡散室を設ける構成とした請求項1,2または6に
    記載の回転霧化頭型塗装装置。
  9. 【請求項9】 前記溶剤拡散室内には、前記溶剤拡散室
    内を流れる溶剤を前記ベルカップの全周に亘って拡散さ
    せる環状突条部を設けてなる請求項8に記載の回転霧化
    頭型塗装装置。
  10. 【請求項10】 前記ベルカップの外周面側には、前記
    溶剤通路から流出した溶剤を一時的に蓄える環状ダム溝
    を設ける構成とした請求項1,2または6に記載の回転
    霧化頭型塗装装置。
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