JPH10216094A - 血圧測定装置 - Google Patents

血圧測定装置

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JPH10216094A
JPH10216094A JP9027920A JP2792097A JPH10216094A JP H10216094 A JPH10216094 A JP H10216094A JP 9027920 A JP9027920 A JP 9027920A JP 2792097 A JP2792097 A JP 2792097A JP H10216094 A JPH10216094 A JP H10216094A
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JP
Japan
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blood pressure
light
detection signal
subject
pressure sensor
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Application number
JP9027920A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ootsuka
洋俟 大塚
Takao Oshima
孝夫 大島
Takashi Nakamura
隆 中村
Makoto Kato
真 加藤
Isao Mizukura
功 水庫
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被計測者1が不注意により血圧センサ3の高
さ位置sを心臓の高さ位置hに合わせることなく血圧測
定を行うことがあったため、心臓の高さ位置hと血圧セ
ンサ3の高さ位置sとに高低差Dが生じ、最高血圧値お
よび最低血圧値を精度よく測定できないなどの課題があ
った。 【解決手段】 光線11aが発光ダイオード11から照
射された後でなければ、処理部4が血圧測定を開始しな
いため、被計測者1は血圧センサ3の高さ位置を心臓の
高さ位置hに合わせるように誘導される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、血圧センサが被
計測者の心臓の高さ位置にセットされているか否かの判
断を行うことができる血圧測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の血圧測定装置の使用方法
を示す説明図であり、図において、1は被計測者、2は
被計測者1の手首に巻かれ、空気が送り込まれたときに
上腕を加圧するカフ、3はカフ2内に装着され、減圧過
程での橈骨動脈の脈動を検出する血圧センサ、4はカフ
2に空気を送り込む小型加圧ポンプを設けるとともに、
血圧センサ3からの脈動信号に基づいて脈動分の振幅波
形情報を解析し最高血圧値・最低血圧値を決定する処理
部、5は処理部4で決定された最高血圧値・最低血圧値
や種々の情報を表示する表示器である。また、hは被計
測者1の心臓の高さ位置、sは血圧センサ3の高さ位
置、Dは被計測者1の心臓の高さ位置hと血圧センサ3
の高さ位置sとの高低差である。
【0003】次に動作について説明する。まず、例えば
テーブル等に置いた手首にカフ2を巻き、血圧測定装置
の電源スイッチを入れると圧力0mmHgの設定や各部
の初期設定が行われる。次に、スタートスイッチが押下
されると小型加圧ポンプが作動し、カフ2に空気が送り
込まれ上腕を加圧する。そして、カフ2が所定の圧力に
達した後、徐々に排気弁により2〜4mmHg/秒の一
定の排気速度で減圧が行われる。この減圧過程でカフ2
内の圧力が血圧センサ3により検出され、A/D変換さ
れたディジタル信号として処理部4内のマイクロコンピ
ュータに出力される。次に、このマイクロコンピュータ
では血圧センサ3から送られてきた信号に対して必要な
演算処理を行い最高血圧値と最低血圧値を決定し表示器
5に表示する。そして、最高血圧値と最低血圧値とを表
示した後、電磁式の急速排気弁を作動させカフ2内の空
気を排気し血圧測定を終了する。
【0004】上記最高血圧値と最低血圧値との測定時に
は、被計測者1の心臓の高さ位置hと血圧センサ3の高
さ位置sとに大きな高低差Dが生じている場合には、こ
の高低差Dにより水頭圧による誤差が発生し、最高血圧
値および最低血圧値を精度よく測定できないものであっ
た。したがって、このような血圧測定装置においては、
被計測者1が心臓の高さ位置hと血圧センサ3の高さ位
置sとを合わせるように注意しなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の血圧測定装置は
以上のように構成されているので、被計測者1が不注意
により血圧センサ3の高さ位置sを心臓の高さ位置hに
合わせることなく血圧測定を行うことがあった。このた
め、心臓の高さ位置hと血圧センサ3の高さ位置sとに
高低差Dが生じ、この高低差Dが大きい場合には、水頭
圧による誤差が発生し、最高血圧値および最低血圧値を
精度よく測定できないなどの課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被計測者1が血圧センサ3の高さ
位置sを心臓の高さ位置hに合わせたか否かの判断を行
うことができ、最高血圧値および最低血圧値を精度よく
測定できる血圧測定装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る血圧測定
装置は、発光部が水平に保たれ、水準器からの水平検知
信号を入力したときに、発光部から被計測者に対して光
線を照射し、この発光部からの光線が照射された後に処
理部が血圧測定処理を開始するようにしたものである。
【0008】この発明に係る血圧測定装置は、発光部が
水平に保たれ、水準器からの水平検知信号を入力したと
きに、発光部から被計測者に対して光線を照射し、この
発光部から照射された光線を被計測者の心臓の高さ位置
に装着された反射部を介して受光部で受光したときに受
光検知信号を出力し、処理部によりこの受光検知信号を
入力したときに血圧測定処理を開始するようにしたもの
である。
【0009】この発明に係る血圧測定装置は、被計測者
の心臓の高さ位置に装着された水準器からの水平検知信
号を入力したときに発光部から光線が照射され、受光部
がこの発光部からの光線を受光したときに受光検知信号
を出力し、処理部がこの受光検知信号を入力したときに
血圧測定処理を開始するようにしたものである。
【0010】この発明に係る血圧測定装置は、発光部が
水平に保たれ、水準器からの水平検知信号を入力したと
きに、撮像部により被計測者の撮像を開始し、画面の特
定部位を被計測者の心臓の高さ位置に装着された位置特
定部に一致させることができたときに、撮像検知信号を
出力し、処理部がこの撮像部からの撮像検知信号を入力
したときに血圧測定処理を開始するようにしたものであ
る。
【0011】この発明に係る血圧測定装置は、受光部が
受光した光線の強さを検出しこの光線の強さが最大とな
ったときに受光検知信号を出力するようにしたものであ
る。
【0012】この発明に係る血圧測定装置は、処理部が
受光部からの受光検知信号を入力できなくなったときに
アラームを発生するようにしたものである。
【0013】この発明に係る血圧測定装置は、処理部が
受光部からの受光検知信号を入力できなくなったときに
血圧測定処理を中断するようにしたものである。
【0014】この発明に係る血圧測定装置は、高さ合わ
せ部材を被計測者方向に引き延ばし、血圧センサと被計
測者の心臓との高さを一致させた後に、処理部が血圧測
定処理を開始するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による血
圧測定装置を示す構成図、図2はこの発明の実施の形態
1による血圧測定装置の使用状態を示す説明図であり、
図において、1は被計測者、2は被計測者1の手首に巻
かれ、小型加圧ポンプ2aにより空気が送り込まれたと
きに上腕を加圧するカフ、3はカフ2内に装着され、減
圧過程での橈骨動脈の脈動を検出し脈動信号を出力する
血圧センサ、4は血圧センサ3からの脈動信号に基づい
て脈動分の振幅波形情報を解析し最高血圧値・最低血圧
値を決定する処理部、5は処理部4で決定された最高血
圧値・最低血圧値や種々の情報を表示する表示器、9は
水準器10および発光ダイオード11を備えた高さ位置
合わせ部である。
【0016】10は発光ダイオード11が水平に保たれ
ているときに処理部4に水平検知信号を出力する水準器
であり、例えば、容器に入れた水面が容器に設けられた
水準線と一致しているときに水平検知信号を出力するも
の、または左右端部と底部とに接点電極を設けた容器に
金属球を入れ、金属球が何れかの端部と接触していない
ときに水平検知信号を出力するもの等でよい。11は水
準器10からの水平検知信号を入力したときに被計測者
に対してビーム状の光線11a(例えば、可視光線)を
照射する発光ダイオード(発光部)、12は測定開始ス
イッチであり、この測定開始スイッチ12が押下される
と小型加圧ポンプ2aが作動し、カフ2に空気が送り込
まれ上腕を加圧し、血圧測定を開始する。hは被計測者
1の心臓の高さ位置である。
【0017】次に動作について説明する。実際にカフ型
の血圧センサ3を使用して最高血圧値および最低血圧値
を測定する際の手順について説明する。まず、被計測者
1は、テーブル等に置いた手首にカフ2を巻き、血圧測
定装置の電源スイッチを入れると圧力0mmHgの設定
や各部の初期設定が行われる。次に、被計測者1がカフ
2を巻いた前腕の肘をテーブルにつけて固定した上で高
さ位置合わせ部9を水平に保つと、水準器10から水平
検知信号が出力される。そして、発光ダイオード11が
水準器10からの水平検知信号を入力したときに、被計
測者1に対してビーム状の光線11aを照射する。ここ
で、被計測者1は発光ダイオード11から照射された光
線11aが被計測者1の心臓位置に当たっていないとき
には、血圧センサ3の高さ位置と被計測者1の心臓の高
さ位置hとが合っていないと判断し、カフ2を巻いた前
腕を動かすことにより(図2に示すように)、血圧セン
サ3の高さ位置と被計測者1の心臓の高さ位置hとを合
わせる。
【0018】次に、測定開始スイッチ12が押下される
と小型加圧ポンプ2aが作動し、カフ2に空気が送り込
まれ上腕を加圧する。そして、カフ2が所定の圧力に達
した後、徐々に排気弁により2〜4mmHg/秒の一定
の排気速度で減圧が行われる。この減圧過程でカフ2内
の圧力が血圧センサ3により検出され、A/D変換され
たディジタル信号として処理部4内のマイクロコンピュ
ータに出力される。次に、このマイクロコンピュータで
は血圧センサ3から送られてきた信号に対して必要な演
算処理を行い最高血圧値と最低血圧値を決定し表示器5
に表示する。そして、最高血圧値と最低血圧値とを表示
した後、電磁式の急速排気弁を作動させカフ2内の空気
を排気し血圧測定を終了する。
【0019】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、光線11aが発光ダイオード11から照射されるこ
とで、被計測者1は血圧センサ3の高さ位置を心臓の高
さ位置hに合わせるように誘導される。したがって、血
圧センサ3の高さ位置と心臓の高さ位置hとの高低差が
なくなった状態で処理部4が血圧測定を開始するため、
最高血圧値および最低血圧値を精度よく測定できるなど
の効果が得られる。
【0020】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による血圧測定装置を示す構成図、図4はこの発明
の実施の形態2による血圧測定装置の使用状態を示す説
明図であり、図において、実施の形態1と同一の符号に
ついては同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。14は受光部22からの受光検知信号を入力したと
きに血圧測定処理を開始する処理部、21は水準器1
0、発光ダイオード11および受光部22を備えた高さ
位置合わせ部である。22は被計測者1の心臓の高さ位
置hに装着された反射部31を介して発光ダイオード1
1の反射光31aを受信する受光部である。
【0021】次に動作について説明する。最高血圧値お
よび最低血圧値を測定する際の手順について説明する
が、実施の形態1と同一の動作については説明を省略す
る。発光ダイオード11は水準器10からの水平検知信
号を入力したときに、被計測者1に対してビーム状の光
線11a(例えば、近赤外線)を照射するが、血圧セン
サ3の高さ位置と被計測者1の心臓の高さ位置hとが合
っていない場合には、反射部31を介して発光ダイオー
ド11の反射光31aを受信することができないため、
測定開始スイッチ12を押下しても小型加圧ポンプ2a
が作動しない。したがって、被計測者1は反射部31を
介して発光ダイオード11の反射光31aを受信できる
ように前腕を動かし、血圧センサ3の高さ位置と被計測
者1の心臓の高さ位置hとを合わせた後に、再度、測定
開始スイッチ12を押下する。
【0022】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、血圧センサ3の高さ位置と被計測者1の心臓の高さ
位置hとが合っていない場合には、測定開始スイッチ1
2を押下しても小型加圧ポンプ2aが作動しないため、
被計測者1は血圧センサ3の高さ位置を心臓の高さ位置
hに合わせるように誘導される。したがって、血圧セン
サ3の高さ位置と心臓の高さ位置hとの高低差がなくな
り、最高血圧値および最低血圧値を精度よく測定できる
などの効果が得られる。また、最初に測定開始スイッチ
12を押下しておけば、自動的に血圧測定を開始する構
成にすることで操作も容易にできる効果が得られる。
【0023】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による血圧測定装置を示す構成図、図6はこの発明
の実施の形態3による血圧測定装置の使用状態を示す説
明図であり、図において、実施の形態1および2と同一
の符号については同一または相当部分を示すので説明を
省略する。41は水準器10および発光部51を備えた
高さ位置合わせ部、42は発光部51からの光線51a
を受光したときに受光検知信号を出力する受光部、44
は受光部42からの受光検知信号を入力したときに血圧
測定処理を開始する処理部、51は被計測者1の心臓の
高さ位置hに装着された発光部であり、水準器10から
の水平検知信号を受信したときにビーム状の光線51a
を照射するものである。
【0024】次に動作について説明する。最高血圧値お
よび最低血圧値を測定する際の手順について説明する
が、実施の形態1および2と同一の動作については説明
を省略する。発光部51は水準器10からの水平検知信
号を入力したときに、光線51aを照射する。そして、
受光部42が発光部51からの光線51aを受光したと
きに、受光検知信号を出力する。そして、処理部44で
は、この受光検知信号を受信した後に測定開始スイッチ
12が押下された場合には小型加圧ポンプ2aを作動
し、血圧の測定を開始する。
【0025】しかし、血圧センサ3の高さ位置と被計測
者1の心臓の高さ位置hとが合っていない場合には、受
光部42は発光部51からの光線51aを受光できない
ため、測定開始スイッチ12を押下しても小型加圧ポン
プ2aが作動しない。したがって、被計測者1は受光部
42が発光部51からの光線51aを受光できるように
前腕を動かし、血圧センサ3の高さ位置と被計測者1の
心臓の高さ位置hとを合わせた後に、再度、測定開始ス
イッチ12を押下する。
【0026】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、血圧センサ3の高さ位置と被計測者1の心臓の高さ
位置hとが合っていない場合には、受光部42が発光部
51からの光線51aを受光できず、測定開始スイッチ
12を押下しても小型加圧ポンプ2aが作動しないた
め、被計測者1は血圧センサ3の高さ位置を心臓の高さ
位置hに合わせるように誘導される。したがって、血圧
センサ3の高さ位置と心臓の高さ位置hとの高低差がな
くなり、最高血圧値および最低血圧値を精度よく測定で
きるなどの効果が得られる。なお、この実施の形態にあ
っては、発光部51を被計測者1の心臓の高さ位置hに
装着し、受光部42を血圧センサ3の高さ位置に備えた
が、受光部42を被計測者1の心臓の高さ位置hに装着
し、発光部51を血圧センサ3の高さ位置に備えるよう
にしてもよい。
【0027】実施の形態4.上記実施の形態2および3
では、受光部22,42は反射光31a、光線51aを
受光することにより受光検知信号を出力するものについ
て示したが、受光した反射光31a、光線51aの強さ
を検出し、この光線の強さが最大となったときに受光検
知信号を出力するようにしてもよく、上記実施の形態
2,3と同様の効果の他に、被計測者1が血圧センサ3
の位置と心臓の高さ位置hとをより正確に合わせること
ができるという効果を奏する。
【0028】実施の形態5.上記実施の形態2および3
では、処理部14,44は血圧測定の最中に、受光部2
2,42は反射光31a、光線51aを受光できなくな
った場合でも、すなわち、血圧センサ3の高さ位置と被
計測者1の心臓の高さ位置hとが合っていない場合で
も、血圧測定を続行するものについて示したが、反射光
31a、光線51aを受光できなくなった場合には、被
計測者1に注意を促すようにアラームを発生させるよう
にしてもよい。または、血圧測定を中断させてもよく、
この場合には、上記実施の形態2,3と同様の効果の他
に、誤った最高血圧値または最低血圧値を除外すること
ができるという効果を奏する。
【0029】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6による血圧測定装置を示す構成図、図8はこの発明
の実施の形態6による血圧測定装置の撮像部の撮像状態
を示す状態図であり、図において、実施の形態1および
2と同一の符号については同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。61は水準器10および撮像部62
を備えた高さ位置合わせ部、62は撮像部(例えば、小
型のCCDカメラ)であり、水準器10からの水平検知
信号を入力したときに被計測者1の撮像を開始し、画面
の特定部位65を被計測者1の心臓位置に装着された位
置特定部66に一致させることができたときに、処理部
64に撮像検知信号を出力する。64はこの撮像部62
からの撮像検知信号を入力するとともに、測定開始スイ
ッチ12が押下されたときに血圧測定処理を開始する処
理部である。
【0030】次に動作について説明する。最高血圧値お
よび最低血圧値を測定する際の手順について説明する
が、実施の形態1および2と同一の動作については説明
を省略する。撮像部62は水準器10からの水平検知信
号を入力したときに、被計測者1の撮像を開始し、画面
の特定部位65を被計測者1の心臓位置に装着された位
置特定部66に一致させることができたときに、処理部
64に撮像検知信号を出力する。そして、処理部64で
は、この撮像検知信号を受信した後に測定開始スイッチ
12が押下された場合には小型加圧ポンプ2aを作動
し、血圧の測定を開始する。
【0031】しかし、血圧センサ3の高さ位置と被計測
者1の心臓の高さ位置hとが合っていない場合には、撮
像検知信号を受信できないため、測定開始スイッチ12
を押下しても小型加圧ポンプ2aが作動しない。したが
って、被計測者1は画面の特定部位65を被計測者1の
心臓位置に装着された位置特定部66に一致させるよう
に前腕を動かし、血圧センサ3の高さ位置と被計測者1
の心臓の高さ位置hとを合わせた後に、再度、測定開始
スイッチ12を押下する。
【0032】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、血圧センサ3の高さ位置と被計測者1の心臓の高さ
位置hとが合っていない場合には、撮像部62からの撮
像検知信号を受信できず、測定開始スイッチ12を押下
しても小型加圧ポンプ2aが作動しないため、被計測者
1は血圧センサ3の高さ位置を心臓の高さ位置hに合わ
せるように誘導される。したがって、血圧センサ3の高
さ位置と心臓の高さ位置hとの高低差がなくなり、最高
血圧値および最低血圧値を精度よく測定できるなどの効
果が得られる。なお、上記では心臓位置に装着された位
置特定部66を検知していたが、撮像した人体の顔、肩
の形状画像処理により心臓部分を特定する構成でもよ
い。
【0033】実施の形態7.図9はこの発明の実施の形
態7による血圧測定装置を示す構成図、図において、実
施の形態1および2と同一の符号については同一または
相当部分を示すので説明を省略する。71は高さ位置合
わせ部であり、上記実施の形態1から6では、高さ位置
合わせ部9,21,61には、発光ダイオード11また
は撮像部62が使用されているものについて示したが、
図9に示すように、小型加圧ポンプ73を作動させるこ
とにより被計測者1の方向に引き延ばされ、血圧センサ
3と被計測者1の心臓との高さを一致させる伸縮自在の
高さ合わせ部材72を使用してもよい。
【0034】この場合には、この高さ合わせ部材72が
引き延ばされた後でなければ、測定開始スイッチ12を
押下しても小型加圧ポンプ2aが作動しないため、被計
測者1は血圧センサ3の高さ位置を心臓の高さ位置hに
合わせるように誘導される。したがって、血圧センサ3
の高さ位置と心臓の高さ位置hとの高低差がなくなり、
最高血圧値および最低血圧値をより容易に精度よく測定
できるなどの効果が得られる。上記の説明では、血圧セ
ンサ3としてカフ型血圧計について記述しているが、手
首の血管の脈圧波を検出するトノメトリ型血圧センサを
使用する場合でも同様の構成でセンサと心臓高さ位置を
合わせることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、発光部が水平に保た
れ、水準器からの水平検知信号を入力したときに、発光
部から被計測者に対して光線を照射し、この発光部から
の光線が照射された後に処理部が血圧測定処理を開始す
るように構成したので、被計測者が血圧センサの位置を
心臓位置に合わせたか否かを容易に判断でき、最高血圧
値および最低血圧値を精度よく測定できる効果がある。
【0036】この発明によれば、発光部が水平に保た
れ、水準器からの水平検知信号を入力したときに、発光
部から被計測者に対して光線を照射し、この発光部から
照射された光線を被計測者の心臓の高さ位置に装着され
た反射部を介して受光部で受光したときに受光検知信号
を出力し、処理部によりこの受光検知信号を入力したと
きに血圧測定処理を開始するように構成したので、被計
測者が血圧センサの位置を心臓位置に合わせたか否かを
判断でき、最高血圧値および最低血圧値を精度よく測定
できる効果がある。
【0037】この発明によれば、被計測者の心臓の高さ
位置に装着された水準器からの水平検知信号を入力した
ときに発光部から光線が照射され、受光部がこの発光部
からの光線を受光したときに受光検知信号を出力し、処
理部がこの受光検知信号を入力したときに血圧測定処理
を開始するように構成したので、被計測者が反射部の有
無に関係なく血圧センサの位置を心臓位置に合わせたか
否かを判断でき、最高血圧値および最低血圧値を精度よ
く測定できる効果がある。
【0038】この発明によれば、発光部が水平に保た
れ、水準器からの水平検知信号を入力したときに、撮像
部により被計測者の撮像を開始し、画面の特定部位を被
計測者の心臓の高さ位置に装着された位置特定部に一致
させることができたときに、撮像検知信号を出力し、処
理部がこの撮像部からの撮像検知信号を入力したときに
血圧測定処理を開始するように構成したので、外来ノイ
ズ光等による影響を受けることなく、被計測者が血圧セ
ンサの位置を心臓位置に合わせたか否かを判断でき、最
高血圧値および最低血圧値を精度よく測定できる効果が
ある。
【0039】この発明によれば、受光部が受光した光線
の強さを検出しこの光線の強さが最大となったときに受
光検知信号を出力するように構成したので、被計測者が
血圧センサの位置と心臓位置とをより正確に合わせるこ
とができ、最高血圧値および最低血圧値を精度よく測定
できる効果がある。
【0040】この発明によれば、処理部が受光部からの
受光検知信号を入力できなくなったときにアラームを発
生するように構成したので、血圧測定中の心臓位置と血
圧センサの位置とのずれを確認することができる効果が
ある。
【0041】この発明によれば、処理部が受光部からの
受光検知信号を入力できなくなったときに血圧測定処理
を中断するように構成したので、誤った最高血圧値また
は最低血圧値を除外することができる効果がある。
【0042】この発明によれば、高さ合わせ部材を被計
測者方向に引き延ばし、血圧センサと被計測者の心臓と
の高さを一致させた後に、処理部が血圧測定処理を開始
するように構成したので、より容易に血圧測定中の心臓
位置と血圧センサの位置とを合わせることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による血圧測定装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による血圧測定装置
の使用状態を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による血圧測定装置
を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による血圧測定装置
の使用状態を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による血圧測定装置
を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による血圧測定装置
の使用状態を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による血圧測定装置
を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による血圧測定装置
の撮像部の撮像状態を示す状態図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による血圧測定装置
を示す構成図である。
【図10】 従来の血圧測定装置の使用方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 被計測者、3 血圧センサ、4,14,44,64
処理部、10 水準器、11 発光ダイオード(発光
部)、11a,51a 光線、22,42 受光部、3
1 反射部、51 発光部、62 撮像部、65 画面
の特定部位、66 位置特定部、72 高さ合わせ部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 孝夫 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 中村 隆 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 加藤 真 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 水庫 功 東京都千代田区内丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計測者の血圧を計測する血圧センサ
    と、この血圧センサと高さ位置を同じにして設けられ、
    上記被計測者に対して光線を照射する発光部と、この発
    光部が水平に保たれたときに水平検知信号を出力する水
    準器と、この水準器からの水平検知信号を入力したとき
    に上記発光部は光線を照射し、この光線が照射された後
    に血圧測定処理を開始する処理部とを備えた血圧測定装
    置。
  2. 【請求項2】 被計測者の血圧を計測する血圧センサ
    と、この血圧センサと高さ位置を同じにして設けられ、
    上記被計測者に対して光線を照射する発光部と、この発
    光部が水平に保たれたときに水平検知信号を出力する水
    準器と、上記発光部から照射された光線を被計測者の心
    臓位置に装着された反射部を介して受光したときに受光
    検知信号を出力する受光部と、この受光部からの受光検
    知信号を入力したときに血圧測定処理を開始する処理部
    とを備えた血圧測定装置。
  3. 【請求項3】 被計測者の血圧を計測する血圧センサ
    と、被計測者の心臓位置に装着され、水平に保たれたと
    きに水平検知信号を出力する水準器と、この水準器と高
    さ位置を同じにして設けられ、光線を照射する発光部
    と、この発光部からの光線を受光したときに受光検知信
    号を出力する受光部と、この受光部からの受光検知信号
    を入力したときに血圧測定処理を開始する処理部とを備
    えた血圧測定装置。
  4. 【請求項4】 被計測者の血圧を計測する血圧センサ
    と、この血圧センサと高さ位置を同じにして設けられ、
    上記被計測者に対して光線を照射する発光部と、この発
    光部が水平に保たれたときに水平検知信号を出力する水
    準器と、この水準器からの水平検知信号を入力したとき
    に被計測者の撮像を開始し、画面の特定部位を被計測者
    の心臓位置に装着された位置特定部に一致させることが
    できたときに、撮像検知信号を出力する撮像部と、この
    撮像部からの撮像検知信号を入力したときに血圧測定処
    理を開始する処理部とを備えた血圧測定装置。
  5. 【請求項5】 受光部は、受光した光線の強さを検出し
    この光線の強さが最大となったときに受光検知信号を出
    力することを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    血圧測定装置。
  6. 【請求項6】 処理部は、受光部からの受光検知信号を
    入力できなくなったときにアラームを発生させることを
    特徴とする請求項2または請求項5記載の血圧測定装
    置。
  7. 【請求項7】 処理部は、受光部からの受光検知信号を
    入力できなくなったときに血圧測定処理を中断させるこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3記載の血圧測定
    装置。
  8. 【請求項8】 被計測者の血圧を計測する血圧センサ
    と、上記被計測者方向に引き延ばされ、上記血圧センサ
    と上記被計測者の心臓との高さを一致させる高さ合わせ
    部材と、この高さ合わせ部材を引き延ばした後、血圧測
    定処理を開始する処理部とを備えた血圧測定装置。
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