JPH10215806A - 加工食品 - Google Patents
加工食品Info
- Publication number
- JPH10215806A JPH10215806A JP9040158A JP4015897A JPH10215806A JP H10215806 A JPH10215806 A JP H10215806A JP 9040158 A JP9040158 A JP 9040158A JP 4015897 A JP4015897 A JP 4015897A JP H10215806 A JPH10215806 A JP H10215806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processed food
- tofu
- baking
- butter
- sugar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 豆腐殻を無駄にせずおいしく食する食品を提
供する。 【解決手段】 豆腐殻を主材料とし、且つ少なくとも鶏
卵、バター、砂糖を含んで成る生地を、膨化させながら
焼き上げたもの。
供する。 【解決手段】 豆腐殻を主材料とし、且つ少なくとも鶏
卵、バター、砂糖を含んで成る生地を、膨化させながら
焼き上げたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豆腐殻を主材料と
する新規な加工食品に関するものである。
する新規な加工食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国において豆腐は、消費量の非常に
多い食材のひとつである。従ってその製造段階で必然的
に発生する豆腐殻(しぼりかす)も相当量ある。この豆
腐殻(おから、卯の花、きらず、等々とも呼ばれる)
は、植物性蛋白質と、わずかな脂肪を含んでいるため栄
養価値はあるものであるが、本来が上品な食品ではなか
ったこと、一種独特の舌触りのため、長らく好事家や一
部の階層に食用されるだけで大部分は家畜飼料や肥料と
されていた。
多い食材のひとつである。従ってその製造段階で必然的
に発生する豆腐殻(しぼりかす)も相当量ある。この豆
腐殻(おから、卯の花、きらず、等々とも呼ばれる)
は、植物性蛋白質と、わずかな脂肪を含んでいるため栄
養価値はあるものであるが、本来が上品な食品ではなか
ったこと、一種独特の舌触りのため、長らく好事家や一
部の階層に食用されるだけで大部分は家畜飼料や肥料と
されていた。
【0003】しかし近時は、栄養食品として再認識され
るようになり、ある程度は食されるようになってきた。
例えば食用油で炒めて魚菜を配した「卯の花いり」、塩
蔵魚を応用した「卯の花汁」、酢魚を配した「卯の花ず
し」「卯の花なます」「卯の花飯」等々が豆腐殻を利用
した料理の代表的なものである。
るようになり、ある程度は食されるようになってきた。
例えば食用油で炒めて魚菜を配した「卯の花いり」、塩
蔵魚を応用した「卯の花汁」、酢魚を配した「卯の花ず
し」「卯の花なます」「卯の花飯」等々が豆腐殻を利用
した料理の代表的なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしいずれも、独特
の舌触りや特徴のある風味を強く残したものであって、
大衆的な料理とはなっておらず、膨大に副生される豆腐
殻のうち食用とされる量の割合を上昇させることはでき
ずにいた。
の舌触りや特徴のある風味を強く残したものであって、
大衆的な料理とはなっておらず、膨大に副生される豆腐
殻のうち食用とされる量の割合を上昇させることはでき
ずにいた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
諸点に鑑み長年鋭意研究の結果遂に本発明加工食品を完
成させたものであり、その特徴とするところは、豆腐殻
を主材料とし、且つ少なくとも鶏卵、バター、砂糖を含
んで成る生地を、膨化させながら焼き上げた点にある。
諸点に鑑み長年鋭意研究の結果遂に本発明加工食品を完
成させたものであり、その特徴とするところは、豆腐殻
を主材料とし、且つ少なくとも鶏卵、バター、砂糖を含
んで成る生地を、膨化させながら焼き上げた点にある。
【0006】即ち本発明は、バターケーキ或いはスポン
ジケーキのような外観、舌触りを有しながら、小麦粉を
全く含有していない加工食品である。小麦粉の代替とし
て豆腐殻を使用しているが、バターを存在させているこ
と、膨化させた上で焼き上げるという手法を採用してい
ること、等により豆腐殻独特の香りや、ざらついた舌触
りといったものは完全になくなっている。食味は、焼き
上げた時の香ばしさを長く保持しているため風味があ
り、またバターと鶏卵の乳化作用によってきめの細かさ
が強調された舌触りとなる。
ジケーキのような外観、舌触りを有しながら、小麦粉を
全く含有していない加工食品である。小麦粉の代替とし
て豆腐殻を使用しているが、バターを存在させているこ
と、膨化させた上で焼き上げるという手法を採用してい
ること、等により豆腐殻独特の香りや、ざらついた舌触
りといったものは完全になくなっている。食味は、焼き
上げた時の香ばしさを長く保持しているため風味があ
り、またバターと鶏卵の乳化作用によってきめの細かさ
が強調された舌触りとなる。
【0007】豆腐殻は、豆腐製造の際に発生するもので
あり、発生した段階では水分を多く含んだものである。
本発明加工食品の製造する際にはこの水分を含有した状
態のままであっても良いし、一旦乾燥させたものを使用
しても良い。一般に豆腐製造時に発生する豆腐殻は、小
麦粉に比して粒度が荒く、製品を噛んだ時にわずかにそ
の存在を感じる程度のきめの粗さはあるが、他の材料の
なめらかさの中では一種のアクセントとなり好適かと思
料される。但し、これは嗜好の問題であるので例えば豆
腐殻を乾燥させる際に細末にするなどの工程を付加し、
全体をなめらかなものとするようにしても良い。
あり、発生した段階では水分を多く含んだものである。
本発明加工食品の製造する際にはこの水分を含有した状
態のままであっても良いし、一旦乾燥させたものを使用
しても良い。一般に豆腐製造時に発生する豆腐殻は、小
麦粉に比して粒度が荒く、製品を噛んだ時にわずかにそ
の存在を感じる程度のきめの粗さはあるが、他の材料の
なめらかさの中では一種のアクセントとなり好適かと思
料される。但し、これは嗜好の問題であるので例えば豆
腐殻を乾燥させる際に細末にするなどの工程を付加し、
全体をなめらかなものとするようにしても良い。
【0008】鶏卵は、基本的には卵白を使用するが、全
卵を使用しても良い。また、卵白(または卵白と砂糖)
をミキサーや泡立て機等でよく攪拌しその後に他の材料
を合わせるようにすると生地は十分に起泡可能であるの
で、ベーキングパウダーは特に必要ではなくなる。但し
基本的には、ベーキングパウダーを膨剤として使用する
のが好ましい。
卵を使用しても良い。また、卵白(または卵白と砂糖)
をミキサーや泡立て機等でよく攪拌しその後に他の材料
を合わせるようにすると生地は十分に起泡可能であるの
で、ベーキングパウダーは特に必要ではなくなる。但し
基本的には、ベーキングパウダーを膨剤として使用する
のが好ましい。
【0009】なお本発明加工食品の生地中に、粉末或い
はペースト状のナッツを入れておくと、食味は更に向上
する。ナッツは具体的には、アーモンド、ピーナッツ、
ヘーゼルナッツ等が好適であるが、その中でも特にアー
モンドパウダーが最適であった。
はペースト状のナッツを入れておくと、食味は更に向上
する。ナッツは具体的には、アーモンド、ピーナッツ、
ヘーゼルナッツ等が好適であるが、その中でも特にアー
モンドパウダーが最適であった。
【0010】
【発明の実施の態様】以下図面に基づいて本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】本発明者は、まず次のような配合(重量割
合)の材料のうち卵白をよく泡立てたのち全材料をミキ
サーで攪拌することで生地を作成し、これをカップケー
キ用の型に入れ、200℃前後のオーブンで30分程度
焼き上げることによって本発明加工食品を作った。
合)の材料のうち卵白をよく泡立てたのち全材料をミキ
サーで攪拌することで生地を作成し、これをカップケー
キ用の型に入れ、200℃前後のオーブンで30分程度
焼き上げることによって本発明加工食品を作った。
【0012】 豆腐殻 100重量部(水分を含んだ一般
的なもの) 砂糖 10重量部 ベーキングパウダー 3重量部 アーモンドパウダー 50重量部 卵白 100重量部 バター 50重量部(有塩タイプ)
的なもの) 砂糖 10重量部 ベーキングパウダー 3重量部 アーモンドパウダー 50重量部 卵白 100重量部 バター 50重量部(有塩タイプ)
【0013】得られた加工食品は、パウンドケーキのよ
うな舌触りがあり、これよりも幾分甘さが抑えられたも
ので、試作品を数人に試食させたところ、通常のパンや
ケーキとは異なると言う声はあったが、豆腐殻を主材料
としているという者はおらずまた風味舌触り共良好であ
るという意見が多かった。
うな舌触りがあり、これよりも幾分甘さが抑えられたも
ので、試作品を数人に試食させたところ、通常のパンや
ケーキとは異なると言う声はあったが、豆腐殻を主材料
としているという者はおらずまた風味舌触り共良好であ
るという意見が多かった。
【0014】
【発明の効果】ここまで詳細に説明したように本発明加
工食品は、豆腐殻を主材料とし、且つ少なくとも鶏卵、
バター、砂糖を含んで成る生地を、膨化させながら焼き
上げたものであることを特徴とするものであり、以下述
べる如き種々の効果を有する極めて高度な発明である。
工食品は、豆腐殻を主材料とし、且つ少なくとも鶏卵、
バター、砂糖を含んで成る生地を、膨化させながら焼き
上げたものであることを特徴とするものであり、以下述
べる如き種々の効果を有する極めて高度な発明である。
【0015】 廃棄処分されたり、飼料や肥料となる
ことが多かった豆腐殻を有効に利用することができる。 食味は非常に良く、豆腐殻が元来有していた一種独
特の風味や舌触りは感じさせないので、従来の豆腐殻料
理と異なり万人に好まれる食品である。
ことが多かった豆腐殻を有効に利用することができる。 食味は非常に良く、豆腐殻が元来有していた一種独
特の風味や舌触りは感じさせないので、従来の豆腐殻料
理と異なり万人に好まれる食品である。
Claims (2)
- 【請求項1】 豆腐殻を主材料とし、且つ少なくとも鶏
卵、バター、砂糖を含んで成る生地を、膨化させながら
焼き上げたものであることを特徴とする加工食品。 - 【請求項2】 粉末或いはペースト状のナッツが生地中
に加えられたものである請求項1記載の加工食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040158A JPH10215806A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 加工食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040158A JPH10215806A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 加工食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10215806A true JPH10215806A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12572965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9040158A Pending JPH10215806A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 加工食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10215806A (ja) |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP9040158A patent/JPH10215806A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5786021A (en) | Processed material of bean curd refuse and method for the preparation thereof | |
JP2004254520A (ja) | ゴマダンゴ風ドーナツ、生地及びその製造方法 | |
US3508926A (en) | Method for the utilization of baked food products | |
US3062655A (en) | Water insoluble defibrillated meat protein | |
SK270792A3 (en) | Biscuits with high contents of cereals | |
KR101831896B1 (ko) | 식용 곤충을 이용한 과자의 제조방법 및 이에 의해 제조된 식용 곤충을 이용한 과자 | |
JP3086818B2 (ja) | パン粉 | |
KR101952664B1 (ko) | 전복 케이크의 제조방법 및 그 방법에 의한 전복 케이크 | |
US5571545A (en) | Hamburger type food material and process of making it | |
JPH10215806A (ja) | 加工食品 | |
US2861888A (en) | Pellets containing dehydrated meat and coconut and confection containing these pellets | |
JPH0541957A (ja) | フレーバー付与食品 | |
EP0668022A1 (en) | Hamburger-type food material | |
JP2003102369A (ja) | 香気と風味のよい健康美容小麦粉パンの製造方法 | |
KR960009707B1 (ko) | 쌀을 이용한 스낵 과자의 제조방법 | |
JP2969057B2 (ja) | 焼成スナック食品及びその製造方法 | |
JPH07135922A (ja) | クリームおよびケーキの製造方法 | |
JP3413577B2 (ja) | トウモロコシ風菓子の製造方法 | |
JPH10248499A (ja) | たこ焼き様スナック食品の製造方法 | |
JPH10225271A (ja) | 加工食品材料 | |
JPS5925666A (ja) | 魚肉練製品の製造法 | |
JPH084464B2 (ja) | 電子レンジ調理用冷凍フライ食品の製造方法 | |
JPH06327415A (ja) | 乾燥天ぷらの製造方法 | |
JPH10117691A (ja) | 新規フィリングの製造方法 | |
HU214464B (hu) | Cukormentes cukrászati termékek és eljárás az előállításukra |