JPH10215138A - 水晶振動子用気密端子およびその製造方法 - Google Patents

水晶振動子用気密端子およびその製造方法

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JPH10215138A
JPH10215138A JP1812497A JP1812497A JPH10215138A JP H10215138 A JPH10215138 A JP H10215138A JP 1812497 A JP1812497 A JP 1812497A JP 1812497 A JP1812497 A JP 1812497A JP H10215138 A JPH10215138 A JP H10215138A
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JP
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plating film
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supporter
inner lead
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JP1812497A
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Yasuo Asakura
康夫 朝倉
Takumi Usui
巧 臼井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製のベースに形成された貫通孔にガラス
によってリードが気密絶縁的に封着され、ベース上方に
突出したリードのインナーリードの一側面に水晶片を支
持するために金属製のサポータを抵抗溶接する際、イン
ナーリードの表面に形成された無電解ニッケル−リン合
金めっき皮膜が周囲に飛散することがなく、信頼性に優
れた水晶振動子用気密端子およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 ベースに形成された貫通孔にガラスによ
ってリードを封着した後、ベースおよびリードの表面に
無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜および金めっき皮
膜を形成し、次いでサポータが抵抗溶接されるインナー
リードの一側面にレーザを照射することにより無電解ニ
ッケル−リン合金めっき皮膜をおよび金めっき皮膜を剥
離し、次いでインナーリード表面が露出した一側面にサ
ポータを抵抗溶接した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶振動子用気密
端子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a)は、従来の水晶振動子用気密
端子を示す断面図、図4(b)はその要部断面図であ
り、2はコバール(鉄:54%、ニッケル:28%、コ
バール:18%)からなるベース、3、3は封着ガラ
ス、4、4はコバールからなるリード、5、5は水晶片
(図示せず)を支持するためのステンレス製のサポー
タ、6は無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜であり、
ベース2およびリード4、4の表全面に形成されてい
る。
【0003】従来、この種の水晶振動子用気密端子を製
造するには、図5に示すような製造工程を採用してい
た。
【0004】すなわち、カーボン製の封着治具を用い
て、ベースに形成された一対の貫通孔内に封着ガラスと
リードを組み立て、通炉させることによりベースにリー
ドを気密絶縁的に封着する。次いで、ベースおよびリー
ドの表面に無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜を形成
する。この無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜は、ベ
ースの耐錆性および耐蝕性の確保、アウターリードの折
れ防止のための機械的強度の確保を目的として形成して
いる。次いでベース上方に突出したインナーリードの一
側面に、水晶片を支持するためのサポータを抵抗溶接し
て製造していた。
【0005】なお、水晶振動子用気密端子をプリント基
板に実装する際のアウターリードのはんだ付け性の確保
のため、無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜の上に、
さらに金めっき皮膜を形成することも行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記説明した従来の水
晶振動子用気密端子およびその製造方法においては、次
に示すような問題がある。
【0007】リードの素材金属であるコバールおよびサ
ポータの素材金属であるSUSの融点はともに約150
0℃以上であるのに対し、リード表面に形成されたニッ
ケル−リン合金の融点は約890℃であり、両者の融点
に大きな差がある。このため、インナーリードにサポー
タを溶接する際、融点の低いニッケル−リン合金がスプ
ラッシュとなって周囲に飛散し、水晶振動子用気密端子
の表面に付着する。この結果、水晶振動子用気密端子の
外観を損ねるばかりか、ニッケル−リン合金が封着ガラ
スの表面に付着すると絶縁不良を生じさせ、水晶振動子
の動作特性に悪影響を及ぼし、水晶振動子としての信頼
性を低下させる。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためのもの
であって、インナーリードにサポータを溶接する際、イ
ンナーリードの表面に形成された無電解ニッケル−リン
合金めっき皮膜が周囲に飛散することがなく、信頼性に
優れた水晶振動子用気密端子およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、金属製のベースに形成された貫通孔にガラ
スによってリードが気密絶縁的に封着され、ベース上方
に突出したインナーリードの一側面に水晶片を支持する
ための金属製のサポータが溶接されてなる水晶振動子用
気密端子において、少なくともサポータが溶接されるイ
ンナーリードの一側面を露出して、ベースおよびリード
の表面に無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜が形成さ
れ、インナーリード表面が露出した一側面にサポータが
溶接されたものである。
【0010】また本発明は、金属製のベースに形成され
た貫通孔にガラスによってリードが気密絶縁的に封着さ
れ、ベース上方に突出したインナーリードの一側面に水
晶片を支持するための金属製のサポータが溶接されてな
る水晶振動子用気密端子の製造方法において、ベースに
形成された貫通孔にリードを封着した後、ベースおよび
リードの表面全面に無電解ニッケル−リン合金めっき皮
膜を形成し、次いで、少なくともサポータが溶接される
インナーリードの一側面にレーザを照射することにより
無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜を剥離し、次いで
インナーリード表面が露出した一側面にサポータを溶接
するものである。
【0011】この本発明によれば、インナーリードにサ
ポータを溶接する際、インナーリードの表面に形成され
た無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜が周囲に飛散す
ることがないので、信頼性に優れた水晶振動子用気密端
子およびその製造方法を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、金属製のベースに形成された貫通孔にガラスによっ
てリードが気密絶縁的に封着され、ベース上方に突出し
たリードのインナーリードの一側面に水晶片を支持する
ための金属製のサポータが溶接されてなる水晶振動子用
気密端子において、少なくともサポータが溶接されるイ
ンナーリードの一側面を露出して、ベースおよびリード
の表面に無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜が形成さ
れ、インナーリード表面が露出した一側面にサポータが
溶接されているものである。これによれば、インナーリ
ードにサポータを溶接する際、融点の低いニッケル−リ
ン合金がスプラッシュとなって周囲に飛散して水晶振動
子用気密端子の表面に付着するといったことがなくなる
ため、外観不良や絶縁不良などの不都合がおこることが
ない。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、サポー
タが溶接されるインナーリードの一側面を露出して、ベ
ースおよびリードの表面に形成された無電解ニッケル−
リン合金めっき皮膜の上に、さらに金めっき皮膜が形成
されているものである。金めっき皮膜を形成することに
より、水晶振動子をプリント基板に実装する際のアウタ
ーリードのはんだ付け性を確保することができる。この
金めっき皮膜も無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜と
同様、サポータを溶接するインナーリードの一側面を露
出して形成されているため、サポータ溶接の際にスプラ
ッシュ飛散や溶接不良などの悪影響を及ぼすことはな
い。なお、金めっき皮膜は、電解めっき、無電解めっ
き、置換めっきなどいずれの方法によって形成してもか
まわない。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、金属製
のベースに形成された貫通孔にガラスによってリードが
気密絶縁的に封着され、ベース上方に突出したインナー
リードの一側面に水晶片を支持するための金属製のサポ
ータが溶接されてなる水晶振動子用気密端子の製造方法
において、ベースに形成された貫通孔にガラスによって
リードを封着した後、ベースおよびリードの全表面に、
無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜を形成し、次いで
サポータが溶接されるインナーリードの一側面にレーザ
を照射することにより無電解ニッケル−リン合金めっき
皮膜を剥離し、次いでインナーリード表面が露出した一
側面にサポータを溶接するものである。レーザをインナ
ーリードの一側面に照射することにより、瞬時に無電解
ニッケル−リン合金めっき皮膜を剥離することができる
ため、作業性良くめっき皮膜を剥離することができる。
また、レーザが照射された無電解ニッケル−リン合金め
っき皮膜は煙状となって飛散するため、気密端子の表面
に再付着することがない。さらに、レーザを照射した領
域のみめっき皮膜を剥離できるため、気密端子のインナ
ーリードといった極めて局部的な領域、かつ従来の方法
ではめっき皮膜の剥離が困難であった丸リードの一側面
というような領域であっても、容易に所望の領域のみめ
っき皮膜を剥離することができる。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、金属製
のベースに形成された貫通孔にガラスによってリードが
気密絶縁的に封着され、ベース上方に突出したインナー
リードの一側面に水晶片を支持するための金属製のサポ
ータが溶接されてなる水晶振動子用気密端子の製造方法
において、ベースに形成された貫通孔にガラスによって
リードを封着し、次いでベースおよびリードの全表面に
無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜を形成し、次いで
無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜の上に、さらに金
めっき皮膜を形成し、次いで少なくともサポータが溶接
されるインナーリードの一側面にレーザを照射すること
により無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜および金め
っき皮膜を剥離し、次いでインナーリードの表面が露出
した一側面にサポータを溶接するものである。無電解ニ
ッケル−リン合金めっき皮膜および金めっき皮膜と二層
のめっき皮膜が形成されていても、レーザの照射出力ま
たは照射時間を変えることにより容易に両者のめっき皮
膜を剥離することができる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、インナ
ーリードに形成されためっき皮膜を剥離する際、リード
が立設する方向と略直交するようにレーザを照射するも
のである。これによれば、ベース表面にはレーザは照射
されずにインナーリードの側面のみにレーザが照射され
るため、サポータを溶接するインナーリードの一側面の
みめっき皮膜を剥離でき、ベース表面などの他の部分の
めっき皮膜が剥離されることがない。
【0017】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態による水晶振動
子用気密端子の要部断面図であり、2はコバール(鉄:
54%、ニッケル:28%、コバルト:18%)製のベ
ース、3、3は硼珪酸ガラスなどの封着ガラス、4、4
は同じくコバール製のリード、5、5はリード4、4に
抵抗溶接されたSUS製のサポータ、6は無電解ニッケ
ル−リン合金めっき皮膜、7は金めっき皮膜であり、両
者のめっき皮膜ともにサポータ5、5が抵抗溶接された
インナーリード4a、4aの一側面を露出して、ベース
2およびリード4、4の表面に形成されている。無電解
ニッケル−リン合金めっき皮膜6は、ベース2の耐錆
性、耐蝕性の確保、およびアウターリード4b、4bの
機械的強度の確保、金めっき皮膜7はアウターリード4
b、4bのはんだ付け性の確保のために形成されてい
る。
【0018】次に、この水晶振動子用気密端子の製造方
法について、図2(a)〜(d)を参照しながら説明す
る。なお、図3は、これをまとめた製造工程図である。
【0019】図2(a)に示すように、カーボン製の封
着治具(図示せず)を用いて、ベース2に形成された一
対の貫通孔(図示せず)内に封着用のガラス3およびリ
ード4を組み立て、通炉させることによりベース2にリ
ード4を気密絶縁的に封着する。
【0020】次いで、図2(b)示すように、ベース2
およびリード4の表面に、無電解ニッケル−リン合金め
っき皮膜6を3〜7μm形成し、さらに金めっき皮膜7
を0.1μm形成する。無電解ニッケル−リン合金めっ
き皮膜6を形成する際のめっき浴には次亜リン酸ナトリ
ウムを使用し、ニッケル−リン合金めっき皮膜のリン含
有量は8〜10%とした。めっき条件は、めっき浴温
度:90℃、pH:4.8、めっき時間13分とした。
無電解めっきによれば、めっき皮膜のピンホールが少な
く、密着性が良好で耐蝕性、耐摩耗性に優れているとと
もに、電解めっきにおけるバレルめっき法と違い、被め
っき物を整列した状態でめっきすることができるため、
めっき中にリードが折曲したり損傷したりすることがな
い。金めっき皮膜7は電解めっき、無電解めっき、置換
めっきなどいずれの方法を用いてもかまわない。
【0021】次いで、図2(c)に示すように、ベース
2およびリード4に形成された無電解ニッケル−リン合
金めっき皮膜6および金めっき皮膜7のうち、サポータ
5を抵抗溶接するインナーリード4aの一側面にレーザ
を照射し、無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜6およ
び金めっき皮膜7をを剥離した。レーザ光8はリード4
が立設する方向と略直交するように照射したため、ベー
ス2の表面にレーザが照射されめっき皮膜が剥離されて
しまうという不都合は起こらない。レーザにはパルス発
振によるYAGレーザを用い、発振波長1.064μ
m、電流値15A、周波数40KHzの条件で出射され
たレーザ光8を集光レンズ9により直径0.1mmの範
囲に集光して、1秒間に4000発照射した。このと
き、レーザ照射ノズル(図示せず)を移動させることに
より、インナーリード側面の長さ方向0.6mm、幅方
向0.3mmの範囲のめっき皮膜を剥離した。レーザを
照射した領域のめっき皮膜は煙状となって飛散するた
め、ベース2、ガラス3およびインナーリード4aの表
面に再付着することがない。なお、レーザを照射した領
域に窒素ガスを吹きかけながらめっき皮膜を剥離したた
め、めっき皮膜が剥離されインナーリードの表面が露出
した露出面が酸化してしまうことがない。
【0022】次いで、図2(d)に示すように、無電解
ニッケル−リン合金めっき皮膜6および金めっき皮膜7
が剥離され、インナーリード4aの一側面が露出した露
出面に、サポータ5を抵抗溶接した。このため、抵抗溶
接の際に融点の低いニッケル−リン合金が周囲に飛散
し、ベース2、ガラス3またはインナーリード4aに付
着することがなく、水晶振動子としての信頼性を低下さ
せることがない。
【0023】この後、サポータ5、5間に水晶片(図示
せず)を支持した後、ベース2の上面に金属製のキャッ
プ(図示せず)を抵抗溶接して封止し、水晶振動子(図
示せず)が完成する。
【0024】本実施の形態では、無電解ニッケル−リン
合金めっき皮膜の上に、さらに金めっき皮膜を形成した
例を挙げて説明したが、無電解ニッケル−リン合金めっ
き皮膜だけを形成したものであってもよい。また、サポ
ータの溶接には抵抗溶接を用いたが、レーザ溶接など他
の方法であってもよい。また、めっき皮膜を剥離するレ
ーザの種類および照射条件は、剥離するめっき皮膜の材
質およびめっき厚などにより適宜変更すればよく、本実
施の形態の条件に限定されない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればサ
ポータを溶接するインナーリードの一側面に無電解ニッ
ケル−リン合金めっき皮膜が形成されていないため、サ
ポータ溶接の際に融点の低いニッケル−リン合金が周囲
に飛散し、水晶振動子用気密端子の表面に付着すること
がない。このため、外観不良や絶縁不良が発生すること
なく信頼性の高い水晶振動子用気密端子を得ることがで
きる。
【0026】また、レーザ照射することにより瞬時にめ
っき皮膜を剥離することができるため、作業性に優れて
いる。さらに、レーザを照射した領域のみめっき皮膜を
剥離できるため、局部的かつ複雑な領域であっても、容
易にめっき皮膜を剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の水晶振動子用気密端子
を示す要部断面図
【図2】本発明の一実施の形態による水晶振動子用気密
端子の製造工程図
【図3】本発明の一実施の形態による水晶振動子用気密
端子の製造工程図
【図4】(a) 従来の水晶振動子用気密端子を示す断
面図 (b) 同要部断面図
【図5】従来の水晶振動子用気密端子の製造工程図
【符号の説明】
1 水晶振動子用気密端子 2 ベース 3 封着ガラス 4 リード 4a インナーリード 4b アウターリード 5 サポータ 6 無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜 7 金めっき皮膜 8 レーザ光 9 集光レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のベースに形成された貫通孔にガ
    ラスによってリードが気密絶縁的に封着され、前記ベー
    ス上方に突出した前記リードのインナーリードの一側面
    に水晶片を支持するための金属製のサポータが溶接され
    てなる水晶振動子用気密端子において、少なくとも前記
    サポータが溶接される前記インナーリードの一側面を露
    出して、前記ベースおよび前記リードの表面に無電解ニ
    ッケル−リン合金めっき皮膜が形成されているととも
    に、前記インナーリード表面が露出した一側面に前記サ
    ポータが溶接されていることを特徴とする水晶振動子用
    気密端子。
  2. 【請求項2】 前記無電解ニッケル−リン合金皮膜の上
    に、さらに金めっき皮膜が形成されている請求項1記載
    の水晶振動子用気密端子。
  3. 【請求項3】 金属製のベースに形成された貫通孔にガ
    ラスによってリードが気密絶縁的に封着され、前記ベー
    ス上方に突出した前記リードのインナーリードの一側面
    に水晶片を支持するための金属製のサポータが溶接され
    てなる水晶振動子用気密端子の製造方法において、前記
    ベースに形成された貫通孔にガラスによってリードを封
    着する工程と、前記ベースおよびリードの表面に無電解
    ニッケル−リン合金めっき皮膜を形成する工程と、少な
    くとも前記サポータが溶接される前記インナーリードの
    一側面にレーザを照射し、前記無電解ニッケル−リン合
    金めっき皮膜を剥離する工程と、前記無電解ニッケル−
    リン合金めっき皮膜が剥離され、前記インナーリードの
    表面が露出した一側面に前記サポータを溶接する工程を
    備えたことを特徴とする水晶振動子用気密端子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 金属製のベースに形成された貫通孔にガ
    ラスによってリードが気密絶縁的に封着され、前記ベー
    ス上方に突出した前記リードのインナーリードの一側面
    に水晶片を支持するための金属製のサポータが溶接され
    てなる水晶振動子用気密端子の製造方法において、前記
    ベースに形成された貫通孔にガラスによってリードを封
    着する工程と、前記ベースおよびリードの表面に無電解
    ニッケル−リン合金めっき皮膜を形成する工程と、前記
    無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜の上にさらに金め
    っき皮膜を形成する工程と、少なくとも前記サポータが
    溶接される前記インナーリードの一側面にレーザを照射
    し、前記無電解ニッケル−リン合金めっき皮膜および前
    記金めっき皮膜を剥離する工程と、前記無電解ニッケル
    −リン合金めっき皮膜および金めっき皮膜が剥離され、
    前記インナーリードの表面が露出した一側面に前記サポ
    ータを溶接する工程を備えたことを特徴とする水晶振動
    子用気密端子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記インナーリードにレーザを照射する
    際、前記リードが立設する方向と略直交するように前記
    レーザを照射する請求項3または請求項4記載の水晶振
    動子用気密端子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記インナーリードへのサポータの溶接
    は、抵抗溶接またはレーザ溶接により行う請求項3また
    は請求項4記載の水晶振動子用気密端子の製造方法。
JP1812497A 1997-01-31 1997-01-31 水晶振動子用気密端子およびその製造方法 Pending JPH10215138A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011283A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Citizen Miyota Co Ltd 圧入型シリンダータイプ圧電振動子の気密端子、圧入型シリンダータイプ圧電振動子及び気密端子の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008011283A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Citizen Miyota Co Ltd 圧入型シリンダータイプ圧電振動子の気密端子、圧入型シリンダータイプ圧電振動子及び気密端子の製造方法

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