JPH10214408A - 磁気ヘッドアセンブリ及び同磁気ヘッドアセンブリを備えた磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッドアセンブリ及び同磁気ヘッドアセンブリを備えた磁気ディスク装置

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JPH10214408A
JPH10214408A JP9018642A JP1864297A JPH10214408A JP H10214408 A JPH10214408 A JP H10214408A JP 9018642 A JP9018642 A JP 9018642A JP 1864297 A JP1864297 A JP 1864297A JP H10214408 A JPH10214408 A JP H10214408A
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magnetic head
magnetic
recording
wear
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Masaaki Habata
政明 幅田
Kotaro Yamamoto
耕太郎 山本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録ヘッドの一部を摩耗検知手段とすること
で、再生ヘッドが磨耗により再生不能となる前に磁気ヘ
ッドの摩耗を検知でき、しかもコスト高を招かないよう
にする。 【解決手段】磁気ディスク媒体と接触するスライダ面2
4を有し、記録用のコイル211を含む記録ヘッド21
と再生ヘッド22とが分離した電磁変換部20を備えた
複合型の接触記録用磁気ヘッドにおいて、コイル211
の一部をスライダ面24の近傍に延出させて磨耗検知パ
ターン25とし、スライダ面24側が摩耗した場合に、
当該磨耗検知パターン25の先端がスライダ面24に露
出する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドと再生
ヘッドとが分離した複合型の接触記録用磁気ヘッドを有
し、当該磁気ヘッドの摩耗を検知するのに好適な磁気ヘ
ッドアセンブリ及び同磁気ヘッドアセンブリを備えた磁
気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の記録密度はMR(Ma
gnetoregistive)ヘッドの実用化に伴い、10年で10
0倍といった早さで上昇を続けており、更なる記録密度
の向上を目指して研究開発が盛んに行われている。
【0003】磁気ディスク装置の線記録密度を増加させ
るためには、磁気ヘッドと磁気ディスク媒体との間隔
(磁気ヘッドの浮上量)をより小さくすることが有効で
あることが知られている。ところが従来は、磁気ヘッド
と磁気ディスク媒体との間隔は機械的信頼性の観点から
非接触となるように設計されていた。
【0004】そこで最近では、ABS面(Air Bearing
Surface )と称される磁気ヘッドのスライダ面の保護膜
や磁気ディスク媒体表面の保護膜・潤滑剤の組み合わせ
等により、浮上量が30nm程度の磁気ディスク装置が
実用化されている。低浮上化には、機械的な信頼性確保
という面で技術的な困難さを伴うものの、磁気ヘッドの
電磁変換部を接触させてデータの記録・再生を行う接触
記録方式が研究されている。そのため、近い将来、線記
録密度の一層の増加のために接触記録方式を採用した磁
気ディスク装置が登場することが予測される。
【0005】一般に接触記録方式を適用する磁気ディス
ク装置では、磁気ヘッドと磁気ディスク媒体との接触に
より、磁気ヘッドのスライダ面(AΒS面)或いは磁気
ディスク媒体の表面が磨耗を起こす。通常、この種の磨
耗に関しては装置の保証期間に対して余裕のある設計に
なっている。しかし、ユーザが保証期間を超えて装置を
使用した場合、或いは使用環境が磨耗を促進するような
場合(例えば外部からの衝撃を受けるような環境での使
用)などには、この摩耗により磁気ディスク装置の故障
を引き起こす可能性がある。
【0006】この磁気ヘッドの摩耗による磁気ディスク
装置の故障につき、磁気ヘッドがMRヘッドの場合を例
に述べる。まず、MRヘッドが有するデータの記録・再
生を行う電磁変換部は、書き込みを行うための(記録
用)薄膜ヘッド(記録ヘッド)と読み込みを行うための
(再生用)ΜR素子(再生ヘッド)とで構成される。つ
まりMRヘッドは、記録ヘッドと再生ヘッドとが分離し
た記録・再生分離型ヘッド(複合型ヘッド)となってい
る。
【0007】MRヘッドでは、電磁変換部側のスライダ
面(接触面)が摩耗して、記録ヘッドの書き込みギャッ
プのギャップ長が広がると、書き込みが正常に行えなく
なる。一方、MRヘッドの再生ヘッド側では、当該再生
ヘッドをなすΜR素子が摩耗すると、その断面積が小さ
くなることから、当初はΜR素子の抵抗値が大きくなっ
て見掛け上感度は高くなる。しかし、ΜR素子の抵抗値
が大きくなると、ΜR素子の発熱温度も高くなる。この
ΜR素子の発熱温度は抵抗値の2乗に比例することと、
ΜR素子の寿命は実験的にMR素子温度の逆数に対して
指数関数的に比例することが分かっている。したがっ
て、ΜR素子の寿命は摩耗と共に指数関数的に短くな
り、寿命が尽きるとΜR素子の再生機能は失われる。す
ると、それまで磁気ディスク媒体に蓄えられていたデー
タを失ってしまうことになる。
【0008】そこで、接触記録を行う磁気ヘッドアセン
ブリに、磁気ディスク媒体と接触する磁気ヘッドの電磁
変換部の接触面の摩耗を検知するための摩耗状態検知手
段を備えることが提案され始めている。例えば特開平6
−89522号公報には、接触面に露出している磁極に
対して前後の部位に当該接触面に露出して新たに設けた
摩耗センサとしての2つの光導波路と、磁気ディスク媒
体の表面で反射して上記光導波路を通って戻ったレーザ
光の位相差を検知する専用の光学的検知手段とにより構
成される摩耗状態検知手段が記載されている。また、上
記公報には、接触面に露出している磁極に対して前後の
部位に当該接触面に露出して新たに設けた摩耗センサと
しての2つの抵抗ブロックと、この2つの抵抗ブロック
の抵抗値の差を検知する専用の電気的な検知手段とによ
り構成される摩耗状態検知手段も記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、接触
記録方式を適用する磁気ディスク装置に用いられる磁気
ヘッドでは、ユーザが保証期間を超えて装置を使用した
場合や使用環境によっては、電磁変換部のスライダ面
(接触面)が摩耗する恐れがあった。
【0010】そこで、磁気ヘッドの電磁変換部のスライ
ダ面の摩耗を検知するために、新たに設けられた摩耗セ
ンサとしての2つの光導波路と専用の光学的検知手段と
により構成される摩耗状態検知手段、或いは新たに設け
られた摩耗センサとしての2つの抵抗ブロックと両抵抗
ブロックの抵抗値の差を検知する専用の電気的な検知手
段とにより構成される摩耗状態検知手段が提案されてい
る。
【0011】しかし、この方式は、2つの光導波路と光
学的検知手段、或いは2つの抵抗ブロックと電気的検知
手段を新たに必要とするため、コスト高となる問題があ
る。本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目
的は、接触記録を行う記録・再生分離型の磁気ヘッドに
おける記録ヘッドの構成要素の一部に磁気ディスク媒体
との接触面の磨耗を検知する摩耗センサとしての機能を
持たせることで、再生ヘッドが磨耗により再生不能とな
る前に磁気ヘッドの摩耗を検知でき、しかもコスト高を
招かないで済む磁気ヘッドアセンブリ及び同磁気ヘッド
アセンブリを備えた磁気ディスク装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、接触記録を行
う複合型の磁気ヘッドを備えた磁気ヘッドアセンブリに
おいて、記録ヘッドの一部をなし、上記磁気ヘッドのス
ライダ面側の摩耗を検知するための摩耗検知手段を備え
たことを特徴とする。
【0013】このような構成の磁気ヘッドアセンブリに
おいては、記録ヘッドの一部が磨耗検出手段を兼ねた構
成とすることにより、磁気ヘッドのスライダ面側の摩耗
が記録ヘッド異常の形で現れる。したがって、上記磨耗
検出手段を、再生ヘッドが摩耗により使用不能となる以
前に、記録ヘッド異常が現れる位置に配置しておくこと
で、再生ヘッドの再生機能が失われる前に磁気ヘッドが
磨耗していることを検知することが可能となる。ここ
で、複合型の磁気ヘッドとして、MR(Magnetoresisti
ve)ヘッド、或いはスピンバルブ型MRヘッド等のGM
R(Giant Magnetoresistive)効果を持つGMRヘッド
が適用可能である。
【0014】また本発明は、接触記録を行う複合型の磁
気ヘッドを備えた磁気ヘッドアセンブリにおいて、記録
ヘッドのコイルの一部または当該コイルのリード部の一
部をなし、上記磁気ヘッドのスライダ面側の摩耗を検知
するための、上記スライダ面の近傍に配置された導体パ
ターンからなる摩耗検知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0015】このような構成の磁気ヘッドアセンブリに
おいては、記録ヘッドのコイルまたは当該コイルのリー
ド部の一部をなす導体パターンが、磁気ヘッドの磨耗検
知用の摩耗検知パターン(摩耗検知プローブ)としてス
ライダ面の近傍に配置されていることから、スライダ面
側の摩耗が進むと磨耗検知パターンがスライダ面に露出
するようになる。この状態で記録ヘッドを用いたデータ
の書き込みを行った場合、書き込み電流が媒体表面にリ
ークし、コイルの端子間の電位が低下すること、或いは
書き込み電流波形にノイズが乗る等の原因により、書き
込みを正常に行えない。したがって、この書き込み異常
から、磁気ヘッドが磨耗していることを認識することが
可能となる。ここで、磨耗検知パターンとスライダ面と
の間隔を、スライダ面側が摩耗して再生ヘッドの再生機
能が失われる可能性のある摩耗高さより小さい値に設定
することで、再生ヘッドが摩耗により使用不能となる前
に、磨耗検知パターンをスライダ面に露出させることが
可能となる。
【0016】また本発明は、記録ヘッドのコイルまたは
当該コイルのリード部の一部をなす導体パターンを磁気
ヘッドのスライダ面側の摩耗を検知するための摩耗検知
手段として、少なくともその一部が上記スライダ面に露
出するように配置すると共に、上記スライダ面を絶縁性
の保護膜で覆う構成としたことを特徴とする。
【0017】このような構成においては、摩耗検知手段
としての導体パターン(摩耗検知パターン)をスライダ
面の近傍にある一定間隔を保って配置する場合に比べて
加工が容易となる。
【0018】また本発明は、上記記録ヘッド、即ち一部
が摩耗検知手段をなす記録ヘッドを、再生ヘッドより磁
気ヘッドの後端側に設けたことを特徴とする。一般に、
磁気ディスク媒体が磁気ヘッドに対してある相対速度を
もって回転すると、当該媒体上に空気流が生じ、これに
より磁気ヘッドの先端側(流入端側)が浮き上がる。こ
の状態では、磁気ヘッドのスライダ面の摩耗量は、磁気
ヘッドの先端側(流入端側)の方が後端側(流出端側)
よりも少なくなる。
【0019】したがって、本発明のように記録ヘッドを
再生ヘッドより磁気ヘッドの後端側(流出端側)に設け
た構成では、記録ヘッド側の摩耗に比べて再生ヘッド側
の摩耗を少なくすることができる。これにより、再生ヘ
ッドの機能が摩耗により失われる前に、記録ヘッドの一
部をなす磨耗検知パターンをスライダ面に確実に露出さ
せることが可能となる。
【0020】また本発明は、以上に述べた磁気ヘッドア
センブリのいずれかを磁気ディスク装置に適用し、当該
磁気ディスク装置内に、書き込み時の記録ヘッドの電気
的特性から当該記録ヘッドによる書き込みの異常を検出
する書き込み異常検出手段と、この書き込み異常検出手
段による書き込み異常検出に応じて上記磁気ヘッドの摩
耗による装置異常を判断する異常判断手段とを設けたこ
とを特徴とする。ここで、上記異常判断手段に、上記装
置異常判断結果をホスト装置に通知する機能を持たせる
とよい。
【0021】このような構成の磁気ディスク装置におい
ては、摩耗検知手段(磨耗検知パターン)がスライダ面
に露出した段階で書き込みが行われると書き込み異常が
検出されるため、再生ヘッドが摩耗により使用不能とな
る前に装置異常を認識できる。また、認識した装置異常
をホスト装置に通知することで、再生ヘッドが摩耗によ
り使用不能となる前に、磁気ディスク媒体に記録されて
いるデータのバックアップをユーザに促すことができ
る。
【0022】また本発明の磁気ディスク装置は、表面に
導電性のある磁気ディスク媒体を適用することを特徴と
する。このような構成においては、摩耗検知手段がスラ
イダ面に露出した状態で書き込みが行われる場合、記録
ヘッド(中のコイル)への書き込み電流が磁気ディスク
媒体側にリークしやすくなる。この場合、記録ヘッドの
電気的特性が大幅に変化するため、書き込み異常が容易
に検出できる。
【0023】一般に、磁気ディスク装置のヘッドICに
は、記録ヘッドの電圧を測定し、その測定電圧が記録ヘ
ッドのリード線の接続不良、断線、短絡等の要因で規定
値より低下した場合に、書き込み異常を判断してライト
アンセーフ信号(ライトフォールト信号)を出力するラ
イトフォールト検出回路が設けられている。
【0024】一方、磁気ヘッドの摩耗が進んで摩耗検知
手段がスライダ面に露出した結果、書き込み時において
書き込み電流が磁気ディスク媒体側に流れるようになる
と、記録ヘッドの電圧が低下する。この場合、磁気ディ
スク装置のヘッドICが標準的に有するライトアンセー
フ回路により、磁気ヘッドの摩耗に起因する書き込み異
常が確実に検出される。
【0025】また本発明は、上記記録ヘッドの一部によ
り摩耗検知手段を構成した磁気ヘッドアセンブリを備え
た磁気ディスク装置に、上記記録ヘッドの抵抗値を測定
する抵抗測定回路と、この抵抗測定回路の測定結果をも
とに磁気ヘッドの摩耗の限界を判断する異常判断手段と
を設けたことを特徴とする。ここで、上記異常判断手段
に、上記装置異常判断結果をホスト装置に通知する機能
を持たせるとよい。
【0026】このような構成において、磁気ヘッドの摩
耗により記録ヘッドの一部をなす摩耗検知手段がスライ
ダ面に露出し、更に当該摩耗検知手段自体が摩耗するよ
うになると、記録ヘッドの抵抗が大きくなる。したがっ
て、記録ヘッドの抵抗値を抵抗測定回路で測定し、その
抵抗測定結果を異常判断手段にて基準抵抗値と比較する
ことで、磁気ヘッドの摩耗の限界を判断することが可能
となる。この基準抵抗値の決定は次のようにするとよ
い。まず、磁気ディスク装置の製造時において記録ヘッ
ドの抵抗値を計測する。そして、この計測値に予め定め
られたマージン値を加えた値を基準抵抗値として決定
し、磁気ディスク装置が有する不揮発性メモリに保存す
る。なお、複数の磁気ヘッドアセンブリを備えた磁気デ
ィスク装置では、各磁気ヘッドアセンブリ毎に、対応す
る磁気ヘッドの基準抵抗値を設定するとよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ヘッドアセンブリを実装した磁気ディスク装置
の筐体内の概略構造を示す模式図である。
【0028】図1において、11はデータを記録してお
くための磁気ディスク媒体である。ここでは、磁気ディ
スク媒体11は単一枚で用いられるものとするが、要求
される記録容量により複数枚積層して用いられることも
ある。磁気ディスク媒体11は高速回転するモータ(ス
ピンドルモータ)12に取り付けられている。
【0029】磁気ディスク媒体11の一方の面側には、
記録/再生用の磁気ヘッド13が配置されている。磁気
ディスク媒体11の両面を利用する場合には、他方の面
側に磁気ヘッド13と同種の磁気ヘッドが配置される。
磁気ヘッド13は支持バネであるサスペンション14の
先端に接着され、サスペンション14はアーム15に溶
接等により連結されている。この磁気ヘッド13、サス
ペンション14及びアーム15を含む組み立て体は磁気
ヘッドアセンブリ16と呼ばれる。ここでは、磁気ヘッ
ドアセンブリ16(を実装した磁気ディスク装置)は、
接触記録方式を適用するものとする。
【0030】アーム15はボイスコイルモータ18によ
り駆動して回転軸17を中心に回動する。これにより磁
気ヘッド13は磁気ディスク媒体11上を半径方向に移
動する。したがって、ボイスコイルモータ18に流す電
流の量と方向を制御することで、磁気ヘッド13を磁気
ディスク媒体11上の目標位置に移動することができ
る。磁気ヘッド13はFPC(Flexible Patterned Cir
cuit)19の導体パターンを通じて後述するヘッドIC
51と接続されている。
【0031】以上の構造の磁気ディスク装置は外部から
の塵埃を防ぐために密閉構造となっている。図1中の磁
気ヘッド13は図2に示す構造の電磁変換部20を有し
ているものとする。図2(a)は磁気ヘッド13の流出
端側から見た電磁変換部の模式図であり、図2(b)は
その側断面の模式図である。
【0032】本実施形態における磁気ヘッド13は記録
・再生分離型ヘッド(複合型ヘッド)、例えばMRヘッ
ドである。したがって、磁気ヘッド13の電磁変換部2
0は、互いに分離した記録ヘッド21と再生ヘッド22
とから構成される。電磁変換部20は、磁気ヘッド13
の流出端23側に配置されている。
【0033】ここで、磁気ヘッド13の流出端23につ
いて述べる。まず、磁気ヘッド13のアーム15に近い
側の端部を磁気ヘッド13の先端と呼び、アーム15か
ら遠い側の端部を磁気ヘッド13の後端と呼ぶ。
【0034】磁気ディスク媒体11が磁気ヘッド13に
対してある相対速度をもって回転する際には、磁気ディ
スク媒体11上に空気流が生じる。磁気ヘッド13の先
端は、上記空気流が流入する流入端をなし、後端は上記
空気流が流出する流出端23をなす。
【0035】磁気ディスク媒体11と相対向する磁気ヘ
ッド13の面はスライダ面(ABS面)24をなしてい
る。記録ヘッド21用のコイル211は渦巻状の導体パ
ターンにより構成されている。コイル211は複数の層
を形成しており(単層の場合もある)、当該コイル21
1のパターン間はSiO2 などの絶縁体212で満たさ
れている。コイル211は、データの書き込み時に当該
コイル211に電流(書き込み電流)が流されることに
より、ギャップ(書き込みギャップ)213に磁界を発
生する。コイル211の形成するリングは、上側磁極2
14と下側磁極215とで筒状に囲まれた空間を貫通し
ている。コイル211の両端はリードパターン216
a,216bを介して磁気ヘッド13の流出端23の壁
に設けられた電極(接続端子)217a,217bに接
続され、更に当該電極217a,217bから図1に示
すFPC19の導体パターンを介してヘッドIC51
(図1参照)と接続されている。
【0036】再生ヘッド22は記録ヘッド21に隣接し
て配置されている。再生ヘッド22はΜR素子221に
より構成される。ΜR素子221は、隣接データからの
磁束の影響を防ぐための上部シールドを兼ねた(記録ヘ
ッド21の)下側磁極215と下部シールド222とに
挟まれている。ΜR素子221は、コイル211と同様
に、FPC19の導体パターンを介して図1のヘッドI
C51と接続されている。
【0037】本実施形態における磁気ヘッド13(を備
えた磁気ヘッドアセンブリ16)の特徴は、当該磁気ヘ
ッド13が有する電磁変換部20の記録ヘッド21用コ
イル211の導体パターンの一部がスライダ面24の近
傍まで延出しており、摩耗センサ(磨耗検知プローブ)
としての磨耗検知パターン25をなしていることであ
る。このように磨耗検知パターン25は、特開平6−8
9522号公報に記載された発明とは異なって電磁変換
部20から独立したものではなく、電磁変換部20の記
録ヘッド21用コイル211の一部をなすものであり、
しかもスライダ面24(接触面)に露出していないこと
に注意されたい。ここで、磨耗検知パターン25の先端
とスライダ面24との間の間隔をd1 とする。
【0038】周知のように、ΜRヘッドでは、コイル2
11に書き込み電流(直流電流)を流すことで磁極21
4,215に挟まれたギャップ(書き込みギャップ)2
13に生じる漏れ磁束により、磁気ディスク媒体11上
へのデータの書き込みが行われる。また、読み込み時に
は、図3に示されるように、ΜR素子221にセンス線
31を通じて直流のセンス電流Isが流され、磁気ディ
スク媒体11(に矢印32の方向に磁化された磁気記録
データ)からの漏れ磁界33がΜR素子221を横切る
際に生じる当該ΜR素子221の抵抗変化を電圧の変化
ΔVとしてとらえることにより、磁気ディスク媒体11
に記録されたデータを読み出すことができる。
【0039】さて接触記録を行う磁気ヘッド13では、
当該磁気ヘッド13の流出端23側に配置された電磁変
換部20は磁気ディスク媒体11に接している。このた
め、磁気ヘッド13の電磁変換部20側のスライダ面2
4の部分は、装置の稼働に伴って徐々に摩耗していく。
やがて、図4に示すように、磁気ヘッド13のスライダ
面24側の距離(高さ)d1 の部分40が摩耗すると、
記録ヘッド21用コイル211の一部をなす磨耗検知パ
ターン25の先端がスライダ面24に露出し、磁気ディ
スク媒体11の表面に接触する。
【0040】このように磨耗検知パターン25がスライ
ダ面24に露出している状態でデータの書き込み動作が
行われた場合、記録ヘッド21のコイル211に流れる
電流(書き込み電流)Iは磨耗検知パターン25を通し
て磁気ディスク媒体11に流れ込む。但し、磁気ディス
ク媒体11の表面は導電性があるものとする。
【0041】コイル211に流れる電流Iが磨耗検知パ
ターン25を通して磁気ディスク媒体11に流れ込む
と、コイル211の両端間の電圧が下がる。したがっ
て、書き込み時に、コイル211の両端間の電圧、即ち
記録ヘッド21の電圧を、図2中の電極217a,21
7bを介して測定することにより、磁気ヘッド13が摩
耗して磨耗検知パターン25がスライダ面24に露出し
たことを検出できる。
【0042】ところで、磁気ヘッド13(の電磁変換部
20)は(図1中のFPC19の導体パターンを介し
て)図5に示すようにヘッドIC51と接続されてい
る。このヘッドIC51は図1中のFPC19上に実装
されている。
【0043】図5は、ヘッドIC51を含む磁気ディス
ク装置の概略回路構成を示す。図5中のヘッドIC51
は、リード/ライトドライバ回路511、電流源51
2、ライトアンセーフ(Write Unsafe)検出回路51
3、及びプリアンプ514など、周知の回路を含んでい
る。
【0044】リード/ライトドライバ回路511は、磁
気ディスク媒体11へのデータ書き込みのために磁気ヘ
ッド13の記録ヘッド21(中のコイル211)に書き
込み電流を流すライトドライバ511aと、磁気ディス
ク媒体11からのデータ読み込みのために、再生ヘッド
22をなすΜR素子221の電圧を読み込むリードドラ
イバ511bを有している。電流源512は、データ書
き込み時に磁気ヘッド13の記録ヘッド21(中のコイ
ル211)に流す書き込み電流を供給する。
【0045】ライトアンセーフ検出回路513は、記録
ヘッド21(中のコイル211の両端)の電圧を測定
し、その測定電圧が記録ヘッド21のリード線の接続不
良、断線、短絡等の要因で予め定められた規定値より小
さい場合に、書き込み異常を判断してライトアンセーフ
信号(ライトフォールト信号)をコントロールドライバ
53に出力する。プリアンプ514は、リードドライバ
511bにより読み込まれた再生ヘッド22からの再生
出力信号を増幅する。このプリアンプ514の出力は、
リード/ライトチャネル(リード/ライトIC)52に
供給される。リード/ライトチャネル52は、プリアン
プ514の出力の波形整形等、データ再生動作に必要な
信号処理を行う。
【0046】上記したように、ヘッドIC51には、磁
気ディスク媒体11への書き込み時に、磁気ヘッド13
の記録ヘッド21(中のコイル211の両端)に発生す
る電圧を測定する電圧測定機能を持つライトアンセーフ
検出回路513が設けられている。したがって、上記し
た磁気ヘッド13の摩耗によるコイル211の両端間の
電圧の低下を検出するのに、特別の測定回路は不要であ
る。
【0047】ライトアンセーフ検出回路513は、測定
した記録ヘッド21(中のコイル211の両端間)の電
圧が規定値より小さい場合には、ライトアンセーフ(ラ
イトフォールト)と判断する。この場合、ライトアンセ
ーフ検出回路513からコントロールドライバ53にラ
イトアンセーフ信号(ライトフォールト信号)が出力さ
れる。
【0048】コントロールドライバ53は、磁気ディス
ク装置全体の制御を司るもので、マイクロプロセッサ、
当該マイクロプロセッサの制御用プログラム等が格納さ
れたROM、リード/ライト可能なRAM、書き換え可
能な不揮発性メモリとしての例えばEEPROM、及び
ディスクコントローラ(HDC)など周知の構成を有し
ている。
【0049】コントロールドライバ53は、ヘッドIC
51中のライトアンセーフ検出回路513からライトア
ンセーフ信号が出力されると、ヘッドIC51を通して
の書き込み動作を停止させると共に、磁気ヘッド13の
摩耗により記録ヘッド21の記録機能が失われたものと
判断する。この場合コントロールドライバ53は、再生
ヘッド22の再生機能が失われる前に、磁気ディスク媒
体11に記録されているデータを他の媒体にセーブする
ように、図5の磁気ディスク装置を利用するホスト装置
に磁気ヘッド13の異常を通知する。このホスト装置へ
の異常通知により、ユーザに磁気ディスク媒体11の記
録データのバックアップを促すことができる。
【0050】ここで、磨耗検知パターン25の先端と磁
気ヘッド13のスライダ面24との間の間隔d1 につい
て述べる。この間隔d1 は、磨耗検知パターン25の先
端がスライダ面24に露出するまでに磁気ヘッド13に
許される摩耗高さ、即ち記録ヘッド21の許容摩耗限界
値である。一方、再生ヘッド22をなすΜR素子221
の再生機能が失われないで済む、当該ΜR素子221の
摩耗高さの上限(許容摩耗限界値)をd2 とする。
【0051】本実施形態では、記録ヘッド21の許容摩
耗限界値d1 、即ち磨耗検知パターン25の先端と磁気
ヘッド13のスライダ面24との間の間隔d1 を、ΜR
素子221の許容摩耗限界値d2 より小さな値に設定す
る。こうすることで、磁気ヘッド13の摩耗によりΜR
素子221の再生機能が失われる前に、磨耗検知パター
ン25の先端をスライダ面24に露出させて、上記のよ
うにライトアンセーフ検出回路513にてライトアンセ
ーフ(ライトフォールト)として検出することが可能と
なる。即ち、磁気ヘッド13の摩耗により記録ヘッド2
1による書き込みが不能となった時点でも、再生ヘッド
22によるデータの再生は可能である。したがって、コ
ントロールドライバ53からホスト装置に対する磁気ヘ
ッド異常の通知により、磁気ディスク媒体11に記録さ
れているデータのセーブ等を要求することで、重要なデ
ータが失われるのを防ぐことができる。
【0052】なお、本実施形態で適用した磁気ヘッド1
3は再生ヘッド22にΜR素子221を用いたMRヘッ
ドであるが、スピンバルブ素子を用いたスピンバルブ型
MRヘッド等、GMR(Giant Magnetoresistive)効果
を持つGMRヘッドであっても構わない。
【0053】以上に述べた実施形態では、磁気ヘッド1
3のスライダ面24が全て磁気ディスク媒体11と接触
していることを前提として説明した。しかし実際には、
磁気ヘッド13と磁気ディスク媒体11との位置関係は
図6の模式図のようになる。
【0054】まず、磁気ディスク媒体11が磁気ヘッド
13に対してある相対速度をもって例えば符号61で示
す方向に回転する際には、磁気ディスク媒体11上に回
転方向61とほぼ同じ向きの空気流62が生じる。磁気
ヘッド13のスライダ面24が空気流62を受けると、
磁気ヘッド13の流入端(先端)63側が僅かに浮き上
がる。これにより磁気ヘッド13は、スライダ面24の
流出端(後端)23側の部分が最下点となるように磁気
ディスク媒体11の表面に対して傾斜する。このとき、
磁気ヘッド13の流出端23側に配置された電磁変換部
20は磁気ディスク媒体11に接している。
【0055】上記した磁気ヘッド13の傾斜により、磁
気ヘッド13の摩耗は、図7に示されるように、流出端
23側のスライダ面24の部分70から始まる。その
後、磁気ヘッド3の磨耗は、書き込みギャップ213の
近傍、ΜR素子221の順に進む。この場合、磨耗検知
パターン25側のスライダ面24の部分の方が、ΜR素
子221側より多く摩耗する。したがって、磨耗検知パ
ターン25を用いた磁気ヘッド13の摩耗限界の検知
が、磁気ヘッド13の摩耗によりΜR素子221の再生
機能が失われる前に十分余裕をもって行える。
【0056】以上に述べた実施形態では、磁気ヘッド1
3の電磁変換部20が有する記録ヘッド21の一部をな
す磨耗検知パターン(摩耗検知プローブ)25の先端が
スライダ面24に露出していないことを特徴とする。し
かし、磨耗検知パターン25の先端とスライダ面24と
の間隔を一定距離(d1 )に保つように、磁気ヘッド1
3(のスライダ部分)を加工することは容易ではない。
そこで、磨耗検知パターンの先端をスライダ面に露出さ
せた磁気ヘッド13の電磁変換部につき説明する。
【0057】図8は、図1中の磁気ヘッド13が有する
電磁変換部の第1の変形例を示す。なお、図2(a)と
同一部分には同一符号を付してある。図8において20
Aは電磁変換部である。この電磁変換部20Aの特徴
は、記録ヘッド21のコイル211の一部をなす(図2
中の磨耗検知パターン25に相当する)磨耗検知パター
ン25Aの先端が、磁気ヘッド13のスライダ部分の加
工の容易さのために、スライダ面24に露出させられて
いることである。この状態では、書き込み時においてコ
イル211に流れる電流は、磁気ヘッド13の摩耗の有
無に無関係に磁気ディスク媒体11に流れてしまう。そ
こで本実施形態では、スライダ面24を厚みがd1 の絶
縁性の保護膜80で覆うことで、スライダ面24に達し
ている磨耗検知パターン25Aの先端が磁気ディスク媒
体11に直接接触しないようにしている。またスライダ
面24を保護膜80で覆うことで、スライダ面24の保
護、ΜR素子221(を構成するMR膜)、磁極21
4,215の腐食防止も図れる。
【0058】図8の構造の電磁変換部20Aを持つ磁気
ヘッド13では、接触記録により保護膜80が摩耗し、
磨耗検知パターン25Aが磁気ディスク媒体11側に露
出するようになると、書き込みの場合には、コイル21
1に流れる電流が磨耗検知パターン25Aを介して磁気
ディスク媒体11に流れる。すると、前記実施形態と同
様に、図5中のヘッドIC51内のライトアンセーフ検
出回路513にてライトアンセーフが検出される。この
結果、図5中のコントロールドライバ53からホスト装
置に磁気ヘッド異常が通知され、磁気ヘッド13の摩耗
によりΜR素子221の再生機能が失われる前に、磁気
ディスク媒体11に記録されているデータのセーブ等を
ユーザに要求することができる。
【0059】以上は、図1中の磁気ヘッド13が、コイ
ル211の一部を磨耗検知パターンとする電磁変換部を
有する場合について説明したが、コイル211と電極2
17a,217bとの間のリードパターン216a,2
16bのうち、スライダ面24側のリードパターン21
6aの一部を磨耗検知パターン(磨耗検知プローブ)と
して用いることも可能である。そこで、リードパターン
216aの一部を磨耗検知パターンとして用いた磁気ヘ
ッド13の電磁変換部につき説明する。
【0060】図9は、図1中の磁気ヘッド13が有する
電磁変換部の第2の変形例を示す。なお、図2(a)と
同一部分には同一符号を付してある。図9において20
Bは電磁変換部である。この電磁変換部20Bの特徴
は、記録ヘッド21のコイル211と電極217bとの
間のリードパターン216bの一部が、磨耗検知パター
ン25Bとしてスライダ面24の近傍まで延出して配置
されていることである。この磨耗検知パターン25Bと
スライダ面24との間隔は、図2の電磁変換部20Aに
おける磨耗検知パターン25とスライダ面24との間隔
と同じd1 に設定される。
【0061】図9の構造の電磁変換部20Bを持つ磁気
ヘッド13では、接触記録によりスライダ面24が摩耗
し、磨耗検知パターン25Bが磁気ディスク媒体11側
に露出するようになると、書き込みの場合には、コイル
211に流れる電流が磨耗検知パターン25Bを介して
磁気ディスク媒体11に流れる。すると、前記実施形態
と同様に、図5中のヘッドIC51内のライトアンセー
フ検出回路513にてライトアンセーフが検出される。
この結果、図5中のコントロールドライバ53からホス
ト装置に磁気ヘッド異常が通知され、磁気ヘッド13の
摩耗によりΜR素子の再生機能が失われる前に、磁気デ
ィスク媒体11に記録されているデータのセーブ等をユ
ーザに要求することができる。
【0062】以上に述べた実施形態における磁気ヘッド
13の摩耗検知は、いずれも磁気ディスク媒体11の表
面に導電性があることを前提としている。この場合、ス
ライダ面24側の摩耗により磨耗検知パターン(25,
25A,25B)が磁気ディスク媒体11側に露出する
と、コイル211に流れる電流が磨耗検知パターン(2
5,25A,25B)を通して磁気ディスク媒体11に
流れ込み、コイル211の両端の電圧が低下する。ヘッ
ドIC51は、記録ヘッド21(中のコイル211の両
端)の電圧を測定し、その測定電圧が規定値以下の場合
にライトアンセーフを検出するライトアンセーフ検出回
路513を標準的に備えている。したがって、磨耗検知
パターン(25,25A,25B)が磁気ディスク媒体
11側に露出する磁気ヘッドの異常は、ヘッドIC51
内のライトアンセーフ検出回路513により検出するこ
とができる。
【0063】しかし、磁気ディスク媒体11の表面に導
電性がない場合には、磨耗検知パターン(25,25
A,25B)が磁気ディスク媒体11側に露出しても、
コイル211に流れる電流が磁気ディスク媒体11に流
れないため、磁気ヘッドの異常摩耗、即ち磁気ヘッドの
摩耗が限界値に達したことを、ヘッドIC51内のライ
トアンセーフ検出回路513により検出することは困難
である。
【0064】そこで、表面に導電性がない磁気ディスク
媒体11を使用した磁気ディスク装置において、磁気ヘ
ッドの異常摩耗を検出可能とした実施形態について、図
10のブロック図を参照して説明する。
【0065】図10は、新規なヘッドIC110を含む
磁気ディスク装置の概略回路構成を示す。なお、図5と
同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図10中のヘッドIC110が図5中のヘッドIC51
と異なる点は、例えば図2の構造の記録ヘッド21の抵
抗値(具体的には記録ヘッド21のコイル211の抵抗
値)を電極217a,217bを介して測定する抵抗測
定回路111と、抵抗測定回路111の抵抗測定結果を
(図5中のコントロールドライバ53に相当する)コン
トロールドライバ130に送信する送信手段としてのシ
リアルポート112とを新たに備えていることである。
【0066】また、図10中のコントロールドライバ1
30が図5中のコントロールドライバ53と異なる点
は、ヘッドIC110内の抵抗測定回路111に対して
シリアルポート112を介して記録ヘッド21の抵抗値
測定を指示することと、抵抗測定回路111の抵抗測定
結果を基準抵抗値と比較して磁気ヘッド13の異常摩耗
を判断することである。この動作は、ファームウェア処
理により行われる。
【0067】上記基準抵抗値は、例えば磁気ディスク装
置の製造時(出荷前)に、抵抗測定回路111により記
録ヘッド21の抵抗値を測定させ、その抵抗値にあるマ
ージン値を加えることで決定される。この基準抵抗値
は、コントロールドライバ130内のEEPROMに格
納される。なお、複数の磁気ヘッド13を備えた磁気デ
ィスク装置の場合には、各磁気ヘッド13毎に、記録ヘ
ッド21の抵抗値を測定して基準抵抗値を決定すればよ
い。この他、設計値から決定される基準抵抗値を用いる
ことも可能である。
【0068】さて、図2の構造の磁気ヘッド13と磁気
ディスク媒体11との接触により、磁気ヘッド13の摩
耗が進むと、記録ヘッド21のコイル211の一部であ
る磨耗検知パターン25の先端が磁気ディスク媒体11
側に露出するようになる。その後も、磁気ヘッド13と
磁気ディスク媒体11との接触により、磁気ヘッド13
の摩耗が進む。すると、磨耗検知パターン25も摩耗し
て細くなり、コイル211の抵抗値は大きくなる。この
状態が更に進むと、コイル211は磨耗検知パターン2
5の部分で断線する。
【0069】ここで、抵抗測定回路111を利用したコ
ントロールドライバ130での磁気ヘッド13の異常摩
耗の検出処理につき、図11のフローチャートを参照し
て説明する。
【0070】コントロールドライバ130は、ヘッドI
C110に対して磁気ディスク媒体11への書き込み動
作を要求する際には、当該ヘッドIC110のシリアル
ポート112を介して抵抗測定回路111に抵抗値測定
を指示する(ステップS1)。
【0071】すると抵抗測定回路111は、記録ヘッド
21のコイル211の抵抗値を図2中の電極217a,
271bを介して測定し、その測定結果をシリアルポー
ト112を介してコントロールドライバ130に送信す
る。
【0072】コントロールドライバ130は、抵抗測定
回路111による抵抗測定結果を受け取ると(ステップ
S2)、その測定結果、即ちコイル211の測定抵抗値
と基準抵抗値とを比較する(ステップS3)。
【0073】もし、測定抵抗値が基準抵抗値を超えてい
る場合には、コントロールドライバ130は磁気ヘッド
13が摩耗限界に達したものと判断し、ホスト装置に磁
気ヘッド異常を通知する(ステップS4)。これによ
り、磁気ヘッド13の摩耗によりΜR素子221の再生
機能が失われる前に、磁気ディスク媒体11に記録され
ているデータのセーブ等をユーザに要求することができ
る。
【0074】一方、測定抵抗値が基準抵抗値以下の場合
には、コントロールドライバ130は磁気ヘッド13は
摩耗限界に達していないものと判断し、ヘッドIC11
0に対して書き込み要求を発する(ステップS5)。
【0075】なお、コイル211の抵抗測定は、必ずし
も書き込み動作前に行う必要はなく、例えば書き込み動
作後に行うとか、定期的に行うようにしても構わない。
以上に述べた、記録ヘッド21の抵抗値の測定に基づく
磁気ヘッド13の異常摩耗の検出は、磁気ヘッド13が
図8に示した電磁変換部20A或いは図9に示した電磁
変換部20Bを備えている場合にも、同様に行える。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、接
触記録を行う記録・再生分離型の磁気ヘッドにおける記
録ヘッドの構成要素の一部、例えば記録用コイルの一部
或いは記録用コイルのリード部の一部に磁気ディスク媒
体との接触面の磨耗を検知する摩耗センサ(摩耗検知プ
ローブ)としての機能を持たせるようにしたので、再生
ヘッドが磨耗により再生不能となる前に磁気ヘッドの摩
耗を検知することができる。しかも記録ヘッドの構成要
素の一部を摩耗センサとして兼ねているため、コスト高
を招かないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ヘッドアセンブ
リを実装した磁気ディスク装置の筐体内の概略構造を示
す模式図。
【図2】図1中の磁気ヘッド13の電磁変換部の構造を
示す図。
【図3】図2中のΜR素子221の動作原理を説明する
ための図。
【図4】図2中の磁気ヘッド13の電磁変換部の摩耗状
態を示す図。
【図5】磁気ヘッド13の電磁変換部の摩耗が検知可能
なヘッドICを含む磁気ディスク装置の概略回路構成を
示す図。
【図6】磁気ヘッド13が空気流の影響を受けて傾斜し
ている状態での当該磁気ヘッド13と磁気ディスク媒体
11との位置関係を示す模式図。
【図7】磁気ヘッド13が図6のように傾斜している状
態での電磁変換部の摩耗の様子を示す図。
【図8】磁気ヘッド13の電磁変換部の第1の変形例を
示す構造図。
【図9】磁気ヘッド13の電磁変換部の第2の変形例を
示す構造図。
【図10】記録ヘッドの抵抗値測定が可能なヘッドIC
を含む磁気ディスク装置の概略回路構成を示す図。
【図11】図10中の抵抗測定回路111を利用した磁
気ヘッドの異常摩耗検出処理を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
11…磁気ディスク媒体 13…磁気ヘッド 14…サスペンション 16…磁気ヘッドアセンブリ 20,20A,20B…電磁変換部 21…記録ヘッド 22…再生ヘッド 23…流出端 24…スライダ面 25,25A,25B…磨耗検知パターン(摩耗検知手
段) 51,110…ヘッドIC 53,130…コントロールドライバ(異常判断手段) 62…空気流 63…流入端 80…保護膜 111…抵抗測定回路 112…シリアルポート 213…書き込みギャップ 216a,216b…リードパターン(リード部) 221…ΜR素子 513…ライトアンセーフ検出回路(書き込み異常検出
手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク媒体と接触するスライダ面
    を有し、記録ヘッドと再生ヘッドとが分離した複合型の
    接触記録用磁気ヘッドを備えた磁気ヘッドアセンブリに
    おいて、 前記記録ヘッドの一部をなし、前記磁気ヘッドの前記ス
    ライダ面側の摩耗を検知するための摩耗検知手段を備え
    たことを特徴とする磁気ヘッドアセンブリ。
  2. 【請求項2】 磁気ディスク媒体と接触するスライダ面
    を有し、記録用のコイルを含む記録ヘッドと再生ヘッド
    とが分離した複合型の接触記録用磁気ヘッドを備えた磁
    気ヘッドアセンブリにおいて、 前記記録ヘッドの前記コイルの一部をなし、前記磁気ヘ
    ッドの前記スライダ面側の摩耗を検知するための、前記
    スライダ面の近傍に配置された導体パターンからなる摩
    耗検知手段を備えたことを特徴とする磁気ヘッドアセン
    ブリ。
  3. 【請求項3】 磁気ディスク媒体と接触するスライダ面
    を有し、記録用のコイルを含む記録ヘッドと再生ヘッド
    とが分離した複合型の接触記録用磁気ヘッドを備えた磁
    気ヘッドアセンブリにおいて、 前記記録ヘッドの前記コイルのリード部の一部をなし、
    前記磁気ヘッドの前記スライダ面側の摩耗を検知するた
    めの、前記スライダ面の近傍に配置された導体パターン
    からなる摩耗検知手段を備えたことを特徴とする磁気ヘ
    ッドアセンブリ。
  4. 【請求項4】 磁気ディスク媒体と接触するスライダ面
    を有し、記録用のコイルを含む記録ヘッドと再生ヘッド
    とが分離した複合型の接触記録用磁気ヘッドを備えた磁
    気ヘッドアセンブリにおいて、 前記記録ヘッドの前記コイルの一部をなし、前記磁気ヘ
    ッドの前記スライダ面側の摩耗を検知するための摩耗検
    知手段であって、少なくともその一部が前記スライダ面
    に露出した導体パターンからなる摩耗検知手段と、 前記スライダ面を覆う絶縁性の保護膜とを備えたことを
    特徴とする磁気ヘッドアセンブリ。
  5. 【請求項5】 磁気ディスク媒体と接触するスライダ面
    を有し、記録用のコイルを含む記録ヘッドと再生ヘッド
    とが分離した複合型の接触記録用磁気ヘッドを備えた磁
    気ヘッドアセンブリにおいて、 前記記録ヘッドの前記コイルのリード部の一部をなし、
    前記磁気ヘッドの前記スライダ面側の摩耗を検知するた
    めの摩耗検知手段であって、少なくともその一部が前記
    スライダ面に露出した導体パターンからなる摩耗検知手
    段と、 前記スライダ面を覆う絶縁性の保護膜とを備えたことを
    特徴とする磁気ヘッドアセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドが前記再生ヘッドより前
    記磁気ヘッドの後端側に設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の磁気ヘッド
    アセンブリ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備えたことを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備えた磁気デ
    ィスク装置であって、 書き込み時の前記記録ヘッドの電気的特性から前記記録
    ヘッドによる書き込みの異常を検出する書き込み異常検
    出手段と、 前記書き込み異常検出手段による書き込み異常検出に応
    じて前記磁気ヘッドの摩耗による装置異常を判断する異
    常判断手段とを具備することを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備え、ホスト
    装置から利用可能な磁気ディスク装置であって、 書き込み時の前記記録ヘッドの電気的特性から前記記録
    ヘッドによる書き込みの異常を検出する書き込み異常検
    出手段と、 前記書き込み異常検出手段による書き込み異常検出に応
    じて前記磁気ヘッドの摩耗による装置異常を判断し、そ
    の装置異常判断結果を前記ホスト装置に通知する異常判
    断手段とを具備することを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 前記磁気ディスク媒体の表面が導電性
    を有していることを特徴とする請求項8または請求項9
    記載の磁気ディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記書き込み異常検出手段は、前記磁
    気ヘッドにデータの書き込み/読み込み動作を行わせる
    ためのヘッドIC(Integrated Circuit)に設けられて
    おり、前記記録ヘッドの電圧を測定し、その電圧測定結
    果をもとに書き込み異常を判断してライトアンセーフ信
    号を出力するライトアンセーフ回路から構成されること
    を特徴とする請求項10記載の磁気ディスク装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備えた磁気
    ディスク装置であって、 前記記録ヘッドの抵抗値を測定する抵抗測定回路と、 前記抵抗測定回路の測定結果をもとに前記磁気ヘッドの
    摩耗の限界を判断する異常判断手段とを具備することを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の磁気ヘッドアセンブリを少なくとも1つ備え、ホス
    ト装置から利用可能な磁気ディスク装置であって、 前記記録ヘッドの抵抗値を測定する抵抗測定回路と、 前記抵抗測定回路の測定結果をもとに前記磁気ヘッドの
    摩耗の限界を判断し、その装置異常判断結果を前記ホス
    ト装置に通知する異常判断手段とを具備することを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記抵抗測定回路が、前記磁気ヘッド
    にデータの書き込み/読み込み動作を行わせるためのヘ
    ッドIC(Integrated Circuit)に設けられていること
    を特徴とする請求項12または請求項13記載の磁気デ
    ィスク装置。
  15. 【請求項15】 記録ヘッドと再生ヘッドとが分離した
    複合型の接触記録用磁気ヘッドを備えた磁気ヘッドアセ
    ンブリを動作させるためのヘッドIC(Integrated Cir
    cuit)において、 前記記録ヘッドの抵抗値を測定する抵抗測定回路を備え
    たことを特徴とするヘッドIC。
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