JPH10214377A - 薄板状商品の自動販売機 - Google Patents

薄板状商品の自動販売機

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Publication number
JPH10214377A
JPH10214377A JP1607397A JP1607397A JPH10214377A JP H10214377 A JPH10214377 A JP H10214377A JP 1607397 A JP1607397 A JP 1607397A JP 1607397 A JP1607397 A JP 1607397A JP H10214377 A JPH10214377 A JP H10214377A
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JP
Japan
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storage
products
vending machine
chute
storages
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Pending
Application number
JP1607397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Tsuda
喜一郎 津田
Kozo Matsushima
幸三 松島
Koji Kamiyama
浩二 上山
Koji Kawakami
浩二 川上
Masaaki Nakamura
雅昭 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP1607397A priority Critical patent/JPH10214377A/ja
Publication of JPH10214377A publication Critical patent/JPH10214377A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多種類の薄板状商品の販売を自動化することに
よって、顧客側にはサービス向上を、設置側には売上の
拡大と人件費削減を図る。 【解決手段】直方体状のケース1の正面の中央から左側
に、上から順に商品ディスプレイ5と、商品選択ボタン
12と、各商品に共通な全体の取出口2が配置される。内
部に格納された破線表示の金銭処理部3に関連して、正
面の右側に、上から順に請求金額・投入金額・釣り銭な
どを示す表示器6、カード挿入口7、紙幣挿入口8、硬
貨挿入口9、商品に係る個数選択ボタン10、および釣り
銭としての硬貨返却口11が配置される。ここでは図示し
てないが、商品を積層収納する収納庫は、同じ横幅商品
用を横方向に並設する横配列式と、同じ横幅商品用を縦
方向に並設する縦配列式がとられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば各種封
筒や、クリスマスカード等のカード類、絵はがき・絵は
がきセット、各種プリペイドカード等の多種類の薄板状
商品を収納し、顧客の要求に応じて自動的に販売する薄
板状商品の自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種封筒や、クリスマスカード等
のカード類、絵はがき・絵はがきセット、各種プリペイ
ドカード等は、一般には店頭に並べられた商品を顧客が
手に取り、会計カウンタに持参して購入する形が普通で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、これらの
商品を購入するには、店まで足を運ぶ必要があり、かつ
営業時間の面でも制約があって、いつでも・どこでも欲
しいときに購入することが困難であった。この発明が解
決しようとする課題は、駅やコンビニエンスストア、ホ
テル、仮設の催し物会場などに、しかも24時間、設置
されることによって、顧客に対するサービス向上と、売
上の拡大と無人化による人件費削減を図ることができる
薄板状商品の自動販売機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、薄板状商品
を収納するとともに、これを販売する自動販売機であっ
て、たとえば積層するか、または連ねてロール状に巻い
て収納された商品を、そのままか、またはカットして一
つずつ順次繰り出す繰出し機能付き収納庫の複数個を、
各繰出し口が正面側に向くようにように配設した収納庫
群と;各収納庫から繰り出された商品を一括して受け取
るとともに、前面側からの取出しを可能にした取出部
と;この取出部と各収納庫の繰出し口をつなぐように設
けられた移送手段と;を備える、という構成である。ま
た、この発明において、 (a) 収納庫群は、ほぼ同じ横幅の商品を収納する収納庫
を横に並設してなる各収納庫横列を縦に並設して構成さ
れ、取出部は、(1) 各収納庫横列に対応する受取り用階
層面を備え、各階層面は対応する収納庫横列から繰り出
される各商品を分けて受け取るための仕切り部を設ける
個別形か、または、(2) 隣り合う収納庫横列を全体的ま
たは部分的に集約したときの、その集約分と集約されな
い分に対応する受取り用階層面を備え、集約分に対応す
る階層面には仕切り部を設けず、集約されない分に対応
する階層面には仕切り部を設ける集約形であり、移送手
段は、縦に並設されたシュートであって、一方の各端部
が対応する収納庫横列にそれぞれ接続され、他方の各端
部が(1) 対応する個別形の階層面に接続されるか、(2)
対応する集約形の階層面に接続され、かつ個別形の階層
面と集約形のうちで集約されない階層面に接続されるシ
ュートには仕切り部を設け、集約分の階層面に接続され
るシュートには仕切り部を設けるか、または設けない、
という構成であるのが好ましい。
【0005】(b) 収納庫群は、ほぼ同じ横幅の商品を収
納する収納庫を縦に並設してなる各収納庫縦列を横に並
設して構成され、取出部は、(1) 各収納庫縦列に対応す
る取出口を備え、この各取出口は対応する収納庫縦列の
各収納庫に対応する階層面を備える個別形か、または、
(2) 隣り合う収納庫縦列を全体的または部分的に集約し
たときの、その集約分と集約されない分に対応する階層
面を備える集約形であり、移送手段は、各取出口に対応
して縦に並設されたシュートであって、一方の各端部が
対応する収納庫列に接続され、他方の各端部が(1) 対応
する個別形の階層面に接続されるか、(2) 対応する集約
形の階層面に接続される、という構成であるのが好まし
い。
【0006】したがって、この発明では、各繰出し口が
正面側に向くようにように配設される。したがって、各
収納庫に積層またはロール状に巻いて収納された商品
は、その繰出し口から、そのままかカットされて正面に
向かって一つずつ順次繰り出され、移送手段を介し取出
部に一括して受け取られ、前面側からの取出しが可能で
ある。また、この発明において、 (a) ほぼ同じ横幅商品を横に並べる横配列方式(同じか
ほぼ同じ収納庫を横に並設してなる各収納庫横列を縦に
並設する方式)において、(1) 個別形の取出部では、各
収納庫横列に一対一に対応するとともに、各横列の収納
庫に応じて仕切り部を横に並設した階層面をもつから、
各収納庫の繰出し口と取出部の階層面・受取位置を一対
一に対応させることができ、移送手段としてのシュート
を介し、商品を個別に分けて各向きを一定にするか、商
品を部分的にしか、または全く分けないで階層面まで移
送することができる。(2) 集約形の取出部では、集約分
の階層面に集約して移送された商品の位置・向きは多少
ずれる恐れがあるが、取出しスペースが大きくとれる。
【0007】(b) ほぼ同じ横幅商品を縦に並べる縦配列
方式(同じ収納庫を縦に並設してなる各収納庫縦列を横
に並設する方式)において、各取出部では、(1) 対応す
る縦列の各収納庫の繰出し口と階層面(受取り位置)を
一対一に対応させることができ、(2) 対応する縦列の各
収納庫の繰出し口と集約分と集約されない分の階層面
(受取り位置)を対応させることができ、それだけ取出
しスペースが大きくとれる。(1) の個別形と(2) の集約
形とも、シュートを介して、商品の向きを一定にして移
送することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、第
1と第2の各実施例について以下に図を参照しながら説
明する。第1実施例は図1〜図10に、第2実施例は図11
〜14にそれぞれ示される。図15は各実施例に共通な収納
庫の基本的な側断面図である。図1は第1実施例の正面
図である。直方体状のケース1には、正面の中央から左
側に、上から順に商品ディスプレイ5と、商品選択ボタ
ン12と、各商品に共通な全体的な取出口2が配置され
る。また、右側内部に格納された破線表示の金銭処理部
3に関連して、正面の右側に、請求金額・投入金額・釣
り銭などを示す表示器6と、カード挿入口7と、紙幣挿
入口8と、硬貨挿入口9と、商品に係る個数選択ボタン
10と、釣り銭としての硬貨返却口11が配置される。
【0009】図2は正面から見た収納庫の配置図であ
る。第1実施例は、ほぼ同じ横幅の商品を収納する収納
庫を横方向に並設する、いわゆる横配列式である。すな
わち、最上段には同じ横幅の薄板状の商品(中の大)を
収納する収納庫13の3個が、上から2段目には別の横幅
の商品(小)に係る収納庫14の4個が、上から3段目に
はさらに別の横幅の商品(大)に係る収納庫15の2個
が、最下段にはまたさらに別の横幅の商品(中の小)に
係る収納庫16の3個がそれぞれ横に並設される。各収納
庫の下側または上側に示した、符号を付けてない横線は
商品用繰出し口である。各収納庫の繰出し口から繰り出
された商品は、詳しく後述するが、シュートを介して一
点鎖線で示した取出口2に投出される。また、電源部・
制御部4が最下部に設置される。
【0010】ここで、収納庫について、その基本的な側
断面図である図15を参照しながら説明する。ここでは、
繰出し機能付き収納庫50として示され、薄板状の商品51
が上側の当て板60と下側の底板61の間に押圧状態で積層
収納される。底板61は、右側の軸受部61a を介して垂直
な案内軸62に遊合して垂直方向に平行移動可能に案内さ
れるとともに、バネ63の上向きの付勢を受ける。この付
勢によって、商品51は底板61を介し、当て板60に対し押
し付けられて積層収納されることになる。商品51の繰出
しは、ケース52内の上部に格納されたモータ59、各ロー
ル54〜57、および摩擦パッド58によって、左上の繰出し
口53から一つずつおこなわれる。各ロール54〜56は、一
点鎖線で示した巻掛け伝動機構を介してモータ59で回転
駆動される。各ロール54,55 は繰出し用で、ロール54の
外周面が最上位の商品51の表面と押圧接触しており、時
計方向の回転によって左方向に繰り出す。ロール55に対
して、符号を付けてないバネの上向き付勢によって押圧
接触する摩擦パッド58は、過剰繰出し防止用であって、
2枚重なった商品の一方を抑えて1枚だけを繰り出すよ
うにする。ロール56は送出用で、これと押圧接触する押
さえ用ロール57とで送出機能を発揮する。繰出し口53
は、符号を付けてない2枚の案内板の空隙の左側開口部
として構成される。なお、ケース52の左側には、商品51
を補充するための開口部があけられている。以上は、商
品が積層して収納される場合であるが、商品は一つに連
ねロール状に巻いて収納される場合もある。その場合
は、ここでは図示してないが、各商品のつなぎ箇所に予
めミシン目を入れておき、これに沿ってカッタで切断し
て一つずつ繰り出す方式がとられる。
【0011】第1実施例の説明に戻って、図3は内部側
面図である。各収納庫13,14,15,16の横列の図示してな
い繰出し口の横列と、前面側(図の左側)の取出口2
(図1参照)とをつなぐ形で、各受部付きシュート21,2
2,23,24 を設ける。なお、各収納庫の左側面から突出し
た符号を付けてない横実線は繰り出された商品を示す。
それぞれの左端部が個々の取出口21A 〜24A である。補
足説明すると、収納庫13の3個からなる横列に対しては
共通に、先端が折り曲げられて商品止めになった受部
(階層面に相当する)付きシュート21が設けられ、詳し
く後述するが、その横幅を収納庫13の3個に対応して商
品横幅で仕切ってある。これに応じて、取出口21A も横
方向に仕切りで分けられる。他の各収納庫14,15,16につ
いても同様である。したがって、図3は請求項2の個別
形に相当する。受部付きシュート21の前側に覆い板25を
設けて、背面側を覆うとともに、最上段の収納庫13の横
列から水平に繰り出される商品を受けて下方に向ける役
目をする。また同様に、各受部付きシュート21,22 は、
背面側の斜面部でそれぞれその下段の収納庫14,15 の横
列からの繰出し商品を受けて下方に向ける。各受部付き
シュート23,24 はその役目がない。なお、各収納庫13,1
4,15は、その繰出し口が下位にあり、収納庫16だけは上
位にある。収納庫配置上の必要性であって、本質的な違
いではない。
【0012】図4は最上段の収納庫13の横列とその周辺
部の正面図である。収納庫13の3個からなる横列には、
共通な受部付きシュート21が付設され、その上面に移送
商品の姿勢を一定に規制するために、仕切り21a が各収
納庫13(正確にはその商品横幅)に対応して横幅両側と
中間4箇所の合計6箇所に設けられる。受部付きシュー
ト21の下端部の表面が、発明(請求項2)における最上
段の階層面で、ここでは共通な取出口21A として示して
あり、実際には仕切り21a の延長部分で各収納庫13ごと
に区分される。この取出口21A は取出口2(一点鎖線)
に含まれ、その最上位に位置する。
【0013】図5は上から2段目の収納庫14の横列とそ
の周辺部の正面図である。収納庫14の4個からなる横列
には、共通な受部付きシュート22が付設され、その上面
に仕切り22a が各収納庫14(商品横幅)に対応して横幅
両側と中間6箇所の合計8箇所に設けられる。受部付き
シュート22の下端部の表面が、発明における上から2段
目の階層面で、ここでは共通な取出口22A として示して
あり、実際には仕切り22a の延長部分で各収納庫14ごと
に区分される。この取出口21A は取出口2(一点鎖線)
に含まれ、その上から2段目に位置する。
【0014】図6は上から3段目の収納庫15の横列とそ
の周辺部の正面図である。収納庫15の2個からなる横列
には、共通な受部付きシュート23が付設され、その上面
に仕切り23a が前記と同様に横幅両側と中間2箇所の合
計4箇所に設けられる。受部付きシュート23の下端部の
表面が、発明における上から3段目の階層面で、ここで
は共通な取出口23A として示してあり、前記のように各
収納庫15ごとに区分される。この取出口23A は取出口2
(一点鎖線)に含まれ、その上から3段目に位置する。
【0015】図7は最下段の収納庫16の横列とその周辺
部の正面図である。収納庫16の3個からなる横列には、
共通な受部付きシュート24が付設され、その上面には仕
切り24a が前記と同様に横幅両側と中間4箇所の合計6
箇所に設けられる。受部付きシュート24の下端部の表面
が、発明における上から最下段の階層面で、共通な取出
口24A として示してあり、前記のように各収納庫16ごと
に区分される。この取出口24A は取出口2(一点鎖線)
に含まれて、その最下位に位置する。
【0016】図8は受部付きシュートの取出口とその周
辺の詳細な斜視図である。既に述べたように、全体的な
取出口2の内部に含まれる形で、各受部付きシュート2
1,22,23,24 の対応する前面側の取出口21A 〜24A が、
4階層をなすとともに、各仕切り21a,22a,23a,24a によ
って、対応する収納庫の個数と商品横幅に応じた区分が
なされる形で配設される。したがって、各収納庫の繰出
し口と、取出口の各区分とは一対一に対応する。なお、
各取出口21A 〜24A の各商品受取り(取出し)箇所、た
とえば取出口21A については3箇所、取出口22A につい
ては4箇所、取出口23A については2箇所、取出口24A
については4箇所にそれぞれ、前面側と受部側に切欠き
を設けて、ここに指を差し込んで商品を容易に取り出せ
るようにしてある。また、各取出口21A 〜24A には、商
品が移送されてあることを点灯か点滅などで知らせる表
示器を設けるようにすることもできる。
【0017】図9は第1実施例の一変形例の内部側面図
である。この一変形例は、請求項3の集約形(部分的)
に相当し、収納庫13の横列と収納庫14の横列、収納庫15
の横列と収納庫16の横列をそれぞれ集約して、二つの集
約の組にしてシュートと取出部を簡単化してある。つま
り、図3に示したように収納庫13,14,15,16 の各横列に
それぞれ受部付きシュート21〜24を設ける代わりに、こ
こでは各受部付きシュート22,24 を、各収納庫14,16 だ
けにそれぞれ設け、収納庫13には、受部を付設しない簡
単な構造のシュート17を設けて、受部と取出口はその下
位の受部付きシュート22のものを利用するように、つま
り部分的に集約し、収納庫15には、シュートも設けない
で、その下位の受部付きシュート24を利用するように、
つまり部分的に集約してある。したがって、各受部付き
シュート22,24 は、少なくとも下端部の受部には商品を
分けるための仕切りがなく、シュート部分には移送中だ
けは分けて向きを一定にするように仕切りを設けること
ができ、または構造の簡単化のために省略することもで
きる。この一変形例では、商品取出しのスペースが広く
なって取出しが容易になる利点がある。
【0018】図10は第1実施例の別の変形例の内部側面
図である。この別の変形例は、請求項3の集約形(全体
的)に相当し、収納庫13,14,15,16 の各横列を一つに集
約してシュートと取出部を簡単化してある。つまり、収
納庫16用の受部付きシュート24を設けるだけにして、他
の各収納庫13,14 には、それぞれ受部を付設しない簡単
な構造のシュート17,18 を設けて、受部と取出口はすべ
て最下位の受部付きシュート24を利用する。収納庫15に
はシュートも設けないで、シュート本体も受部も取出口
もすべて最下位の受部付きシュート24を利用するように
してある。この別の変形例では、商品取出しのスペース
がさらに広くなって取出しが容易になる利点がある。
【0019】ところで、図9の第1実施例の一変形例で
は、収納庫横列の2個ずつを集約して二組にし、図10の
別の変形例では、収納庫横列の4個を集約して一つに
し、いずれも集約されない個別の収納庫横列を含まない
例であった。しかし設計の都合上、個別の収納庫横列を
そのまま残すこともある。請求項3の集約形は、このよ
うな集約と個別の混在形も含むものである。
【0020】図11は第2実施例の正面から見た収納庫の
配置図である。第2実施例の第1実施例との違いは、同
じ横幅の商品を収納する収納庫は縦に並設する点にあっ
て、いわゆる縦配列式である。左側に収納庫14を4個縦
に、中央に収納庫13を3個縦に、右側に収納庫15を2個
縦にそれぞれ並べる。ここでは、収納庫16だけは横に3
個並べている。その意味では、正確には縦配列式とは言
えず、縦配列と横配列の混合形である。各収納庫の繰出
し口(符号を付けてない横線)から繰り出された商品
は、詳しく後述するが、各収納庫14用のシュート27〜30
と、各収納庫13用のシュート31〜33と、各収納庫15用の
各シュート34,35 を介して一点鎖線で示した取出口2に
投出される。なお、最下段の各収納庫16について、第1
実施例におけると同様な受部付きシュート24が用いら
れ、同様に取出口2に投出される。
【0021】図12は第2実施例の一収納庫列(図11の左
側縦列)に係る内部側面図である。ここでは、請求項5
の集約形(全体的)がとられる。各収納庫14は、最下段
だけに受部付きシュート30を、それから上の3個につい
ては上から順に受部を付設しない簡単な構造のシュート
27,28,29を設ける。すなわち、上の3個の各収納庫14
は、受部と取出口は最下段の受部付きシュート30を利用
する。ここで、各シュート27,28,29と受部付きシュート
30は横幅の両側に案内(規制枠)を備えて、取出口に達
するまで商品の姿勢を一定にすることができる。最下段
の各収納庫16については、ここでは説明を省略する。シ
ュート27の前側に覆い板36を設ける。この覆い板36と各
シュート27,28,29は、それぞれの背面の斜面部で、対応
する1段下の各収納庫14から水平に繰り出される商品を
受けて下方に向ける役目をする。このように、各収納庫
14からの商品の取出箇所を全体的な集約形にしたから
(収納庫16については除く)、商品が混ざることにはな
るが、向きが一定に整った状態で投出され、かつ取出し
のスペースが広くなって、商品取出しが容易になる利点
がある。
【0022】図13は別の収納庫列(図11の中央縦列)に
係る内部側面図である。ここでも、請求項5の集約形
(全体的)がとられる。各収納庫13は、最下段だけに受
部付きシュート33を、それから上の2個については、上
から順に簡単な構造のシュート31,32 を設ける。すなわ
ち、上の2個の各収納庫13は、受部と取出口は最下段の
受部付きシュート33を利用する。各シュート31〜33には
横幅の両側に案内を備えて、取出口に達するまで商品の
姿勢を一定にすることができる。また、シュート31の前
側に覆い板37を設ける。その外については前記と同様で
あるから、説明を省略する。このように、各収納庫13か
らの商品の取出箇所を全体的な集約形にしたから、商品
が混ざることにはなるが、向きが一定に整った状態で投
出され、かつ取出しのスペースが広くなって、取出しが
容易になる利点がある。
【0023】図14はさらに別の収納庫列(図11の右側縦
列)に係る内部側面図である。ここでも、請求項5の集
約形(全体的)がとられる。各収納庫15は、下段だけに
受部付きシュート35を、上段は簡単な構造のシュート34
を設ける。つまり、上段の収納庫15は、受部と取出口は
最下段の受部付きシュート35を利用する。各シュート3
4,35 には横幅の両側に案内を備えて、取出口に達する
まで商品の姿勢を一定にすることができる。また、シュ
ート34の前側に覆い板38を設ける。その外については前
記と同様であるから、説明を省略する。このように、各
収納庫15からの商品の取出箇所を全体的な集約形にした
から、商品が混ざることにはなるが、向きが一定に整っ
た状態で投出され、かつ取出しのスペースが広くなっ
て、取出しが容易になる利点がある。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、多種類の薄板状商
品、たとえば各種封筒や、クリスマスカード等のカード
類、絵はがき・絵はがきセット、各種プリペイドカード
などについて、これらを取り扱う自動販売機を、駅やコ
ンビニエンスストア、ホテル、仮設の催し物会場など
に、しかも24時間、設置することによって、顧客側に
は、いつでも・どこででも容易に商品が入手できるサー
ビス提供を、設置者側には、売上の拡大と無人化による
人件費削減などを図ることができる。
【0025】また、自動販売機自体としては、とくに以
下の効果が期待できる。 同じ横幅商品を横に並べる横配列方式(同じ収納庫を
横方向に並設してなる各収納庫横列を縦方向に並設する
方式)では、個別形の取出部において、収納庫横列の縦
方向列数に対応するとともに、各横列の収納庫に応じて
仕切り部を横方向に並設した階層面をもつから、各収納
庫の繰出し口と取出部の各取出箇所を一対一に対応させ
ることができ、しかも移送手段としてシュートを用いる
ことによって、構造が簡単になるとともに、商品の向き
を一定にすることができて取り出しに便利である。ま
た、集約形の取出部において、各階層で商品の位置・向
きが多少はずれるが、スペースが大きくとれて取り出し
に便利である。また、この方式では、次に述べるの方
式に比べて一般に自動販売機での収納庫配置スペース効
率が高くとれる、言い換えれば自動販売機の筐体が小形
化できる。
【0026】同じ横幅商品を縦に並べる縦配列方式
(同じ収納庫を縦方向に並設してなる各収納庫縦列を横
方向に並設する方式)では、取出部が各収納庫縦列に対
応し、しかも移送手段としてシュートを用いることによ
って、構造が簡単になるとともに、商品の向きが一定に
なって取り出しに便利である。なお、この商品の向きが
一定になる点は、取出部が個別形のときでも、階層を集
約してスペースをとりうる集約形のときでも同様であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1実施例の正面図
【図2】第1実施例の正面から見た収納庫の配置図
【図3】第1実施例の内部側面図
【図4】第1実施例の最上段の収納庫列とその周辺部の
正面図
【図5】第1実施例の上から2段目の収納庫列とその周
辺部の正面図
【図6】第1実施例の上から3段目の収納庫列とその周
辺部の正面図
【図7】第1実施例の最下段の収納庫列とその周辺部の
正面図
【図8】第1実施例の受部付きシュートの取出口とその
周辺の詳細な斜視図
【図9】第1実施例の一変形例の内部側面図
【図10】第1実施例の別の変形例の内部側面図
【図11】この発明に係る第2実施例の正面から見た収納
庫の配置図
【図12】第2実施例の一収納庫列に係る内部側面図
【図13】第2実施例の別の収納庫列に係る内部側面図
【図14】第2実施例のさらに別の収納庫列に係る内部側
面図
【図15】収納庫の基本的な側断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 取出口 3 金銭処理部 4 電源・コントローラ部 5 商品ディスプレイ 6 表示器 7 カード挿入口 8 紙幣挿入口 9 硬貨挿入口 10 個数選択ボタン 11 硬貨返却口 12 商品選択ボタン 13〜16 収納庫 17〜20 シュート 21〜24 受部付きシュート 21a〜24a 仕切り 21A〜24A 取出口 25,36〜38 覆い板 27〜29,31,32,34 シュート 33,35 受部付きシュート 50 収納庫 51 商品 52 ケース 53 繰出し口 54〜57 ロール 58 摩擦パッド 59 モータ 60 当て板 62 案内軸 63 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 浩二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 中村 雅昭 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板状商品を収納するとともに、これを販
    売する自動販売機であって、収納された商品を一つずつ
    順次繰り出す繰出し機能付き収納庫の複数個を、各繰出
    し口が正面側に向くようにように配設した収納庫群と;
    各収納庫から繰り出された商品を一括して受け取るとと
    もに、前面側からの取出しを可能にした取出部と;この
    取出部と各収納庫の繰出し口をつなぐように設けられた
    移送手段と;を備えることを特徴とする薄板状商品の自
    動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動販売機において、収
    納庫群は、同じ横幅の商品を収納する収納庫を横に並設
    してなる各収納庫横列を縦に並設して構成され、取出部
    は、各収納庫横列に対応する受取り用階層面を備え、各
    階層面は対応する収納庫横列から繰り出される各商品を
    分けて受け取るための仕切り部を設ける個別形であり、
    移送手段は、縦に並設されたシュートであって、一方の
    各端部が対応する収納庫横列にそれぞれ接続され、他方
    の各端部が対応する個別形の階層面に接続され、シュー
    トには各商品を分けて移送するための仕切り部を設け
    る、ことを特徴とする薄板状商品の自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の自動販売機において、収
    納庫群は、同じ横幅の商品を収納する収納庫を横に並設
    してなる各収納庫横列を縦に並設して構成され、取出部
    は、隣り合う収納庫横列を全体的または部分的に集約し
    たときの、その集約分と集約されない分に対応する受取
    り用階層面を備え、集約分に対応する階層面には各商品
    を分けて移送するための仕切り部を設けず、集約されな
    い分に対応する階層面には仕切り部を設ける集約形であ
    り、移送手段は、縦に並設されたシュートであって、一
    方の各端部が対応する収納庫横列にそれぞれ接続され、
    他方の各端部が対応する集約形の階層面に接続され、集
    約されない階層面に接続されるシュートには商品を分け
    て移送するための仕切り部を設け、集約分の階層面に接
    続されるシュートには仕切り部を設けるか、または設け
    ない、ことを特徴とする薄板状商品の自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の自動販売機において、収
    納庫群は、同じ横幅の商品を収納する収納庫を縦に並設
    してなる各収納庫縦列を横に並設して構成され、取出部
    は、各収納庫縦列に対応する取出口を備え、この各取出
    口は対応する収納庫縦列の各収納庫に対応する階層面を
    備える個別形であり、移送手段は、各取出口に対応して
    縦に並設されたシュートであって、一方の各端部が対応
    する収納庫列に接続され、他方の各端部が対応する個別
    形の階層面に接続される、ことを特徴とする薄板状商品
    の自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の自動販売機において、収
    納庫群は、同じ横幅の商品を収納する収納庫を縦に並設
    してなる各収納庫縦列を横に並設して構成され、取出部
    は、隣り合う収納庫縦列を全体的または部分的に集約し
    たときの、その集約分と集約されない分に対応する階層
    面を備える集約形であり、移送手段は、各取出口に対応
    して縦に並設されたシュートであって、一方の各端部が
    対応する収納庫列に接続され、他方の各端部が対応する
    集約形の階層面に接続される、ことを特徴とする薄板状
    商品の自動販売機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109816864A (zh) * 2019-01-31 2019-05-28 安徽智佳信息科技有限公司 基于红外传感技术的自助售货机的取货装置及其取货方法
CN110491017A (zh) * 2019-07-03 2019-11-22 王玉凤 一种社区用多功能自助零售平台
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