JPH10214339A - 画像の濾波方法 - Google Patents

画像の濾波方法

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JPH10214339A
JPH10214339A JP9355626A JP35562697A JPH10214339A JP H10214339 A JPH10214339 A JP H10214339A JP 9355626 A JP9355626 A JP 9355626A JP 35562697 A JP35562697 A JP 35562697A JP H10214339 A JPH10214339 A JP H10214339A
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JP
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image
picture
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luminance
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JP9355626A
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Patricia D Lopez
パトリシア・ディー・ロペス
Hansen Hal
ハル・ハンセン
P Lee Jeffrey
ジェフリー・ピー・リー
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4092Edge or detail enhancement

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  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像タイプに応じた画像の鮮鋭化をおこなう。 【解決手段】画像タイプの選択に応じて、2値画像に対
しては、一様な濾波が画像の全ての領域に適用される。
2値画像以外の画像に対しては、鮮鋭化の程度が画素ご
とに輝度すなわち画素値の関数になる。各画素に関し
て、中央フィルタ係数および正規化除数が輝度の関数に
なる。輝度の低い画素を比較的弱く濾波するか、または
濾波しない。すなわち、暗領域の画素の場合は、隣接す
る画素の影響は比較的小さい。輝度の高い画素を比較的
強く濾波する。たとえば輝度の範囲は複数の帯域に分割
され、各帯域ごとにフィルタが異なる。その結果得られ
る画像は、視覚的に鮮鋭になり、画像の暗領域への悪影
響もほとんどない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電算化され
た画像処理、さらに詳細には、空間濾波、カーネル演
算、およびラプラス演算子に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル・カメラ、イメージ・スキャ
ナ、コピー機、ファクシミリ装置、およびその他の装置
は、伝送、印刷、または記憶に適した電子形態の画像を
提供する。画素(ピクセル)は、輝度値または色空間の
座標で表される。コンピュータ可読形態で画像を得た後
で、この画像を「処理」して、歪みの除去、雑音の低
減、色の修正、輪郭の強調などを行うことができる。本
明細書は、主にカーネル演算または畳み込みカーネルと
も呼ばれる空間フィルタに関する。特に重要なのは、鮮
鋭化フィルタとも呼ばれるラプラス演算子である。ラプ
ラス演算子を用いると、隣接する画素の値によって画素
値を変更することができる。輝度が均一であれば変更は
起こらない。しかし、輝度が変化する領域では、ラプラ
ス演算を行うことによりこの変化が強調される。ラプラ
ス演算子は、空間微分器、または空間高域フィルタであ
ると見ることができる。視覚的には、これらは画像の輪
郭のコントラストを改善し、見る人は輪郭を見やすくな
り、画像はより鮮鋭化される。画像処理の一般的な情報
を得るためには、例えば、Ross,John C.による画像処理
ハンドブック(The Image Processing Handbook,2nd Ed
ition(1995),CRC Press,Inc.)を参照するのがよい。ラ
プラス演算子については該文献の225ページから23
2ページで論じられている。
【0003】デジタル・カメラおよびイメージ・スキャ
ナから得られる画像には、一般に避けられないいくつか
の雑音がある。光センサは、光を全く受けないときに
も、有限の背景信号レベルを有する(フォグ・レベルま
たは暗電流と呼ばれることがある)。熱雑音、同期電気
雑音、アナログ・デジタル変換の精度が制限されるため
に発生する量子化雑音が存在することがある。また、感
度(電圧変化/光の輝度)も、光センサ・エレメントご
とに異なる。一般に、デジタル・カメラおよびイメージ
・スキャナは較正処理を実行して、背景(暗)信号およ
び感度のばらつきの影響を低減させるが、較正によりば
らつきの影響が完全に取り除かれることはほとんどな
い。
【0004】光の輝度に対する人間視覚システムの感度
は、ほぼ対数的になる。すなわち、人間視覚システム
は、暗領域および灰色領域の輝度変化に対して非常に感
度がよく、輝度が高くなると輝度変化に対する感度は低
下する。したがって、雑音レベルが一定の場合は、雑音
は画像の暗領域で視覚的により明白になる。例えば、線
スキャナでは、感光エレメントの列の中の1つの光セン
サの感度が、隣接する光センサ・エレメントよりも良い
場合には、得られるデジタル化画像に垂直な光の線が現
れることがある。この線は画像の明領域では見ることは
できないが、画像の暗領域では見ることができ、目障り
になることがある。しかし、輝度を低下させると、空間
の細部に対する感度が低下する。したがって、画像を低
域濾波することにより、暗領域中の空間の細部への視覚
的影響を比較的小さくして、画像の暗領域中のいくつか
の目障りな雑音を抑圧することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラプラス演算子は、画
像の明領域では有効に輪郭の品質を向上させるが、画像
の暗領域では雑音を強調する。例えば、上記の暗領域の
垂直線も、ラプラス演算子を適用する前には見えなくと
も、ラプラス演算子を適用することによって見えるよう
になりうる。同様に、ラプラス演算子を適用する前には
比較的なめらかな外観を有する灰色領域もラプラス演算
子を適用した後では不均一、または雑音のある状態にな
ることがある。
【0006】いくつかの画像では、画像の暗領域の雑音
を強調することなく画像を鮮鋭化する必要がある。しか
し、いくつかのタイプの画像では、暗領域内にどのよう
な雑音の影響があるかに関わらず、輪郭を鮮鋭化するこ
とは重要である。2値画像、例えば線画原稿およびテキ
ストでは、走査した写しは、輪郭を鮮鋭化することによ
って通常はかなり改善される。多くの場合、2値画像の
走査は、画素ごとに多ビット値で実行し、輪郭の鮮鋭化
およびその他の濾波を実行し、続いてその結果得られた
濾波済みの画像を2値レベルに閾値処理する。暗領域の
内部は、たとえ多少雑音のある状態であっても、閾値演
算中に一様な黒に復帰することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、使用者
が自動鮮鋭化と呼ばれる機能を選択した場合、画像タイ
プに基づいて適切なレベルの鮮鋭化がなされる、自動濾
波動作が提供される。2値画像に対しては、一様な濾波
が画像の全ての領域に適用される。他の画像に対して
は、鮮鋭化の程度が画素ごとに該画素の輝度すなわち画
素値の関数になる。各画素に関して、中央フィルタ係数
および正規化除数がその輝度の関数になる。輝度の低い
画素は比較的弱く濾波を受けるか、または濾波を全く受
けない。すなわち、暗領域の画素に対しては隣接する画
素の影響は比較的小さい。輝度の高い画素は比較的強く
濾波を受ける。一実施例では、輝度の範囲は複数の帯域
に分割され、各帯域ごとにフィルタが異なる。その結果
得られる画像は、視覚的に鮮鋭になり(輪郭が強調さ
れ)、画像の暗領域への悪影響もほとんど生じない。
【0008】
【発明の実施形態】表1の数値の配列は、2次元画像の
画素値P(i,j)を示す。例として、低い数値をもつ
画素は暗く、高い数値をもつ画素は明るいものと想定す
る。図1Aは、行番号2の行(i=2)の画素の画素値
を列番号(j)の関数として表すグラフである。
【0009】
【表1】
【0010】以下の例は、ラプラシアン・フィルタは、
表2の一般形を有するフィルタ係数を要素とする係数行
列である。Kをかえると各係数の正規化除数Kと中央フ
ィルタ係数(K+4)が変化する。
【0011】
【表2】
【0012】各画素P(i,j)に対して、濾波計算は
以下のようになる。 P(i,j)=[(K+4)×P(i,j)−P(i+
1,j)−P(i,j−1)−P(i,j+1)−P
(i−1,j)]/K 例えば、表1で下線を付けたP(2,5)とその近傍を
K=2で濾波すると、 P(2,5)=[6×P(2,5)−P(1,5)−P(2,4)−P(2,6 )−P(3,5)]/2 =[120−20−10−20−20]/2=25 となる。
【0013】ラプラス演算を適用した結果、P(2,
5)の画素値は20から25に変化する。表3の数字
は、K=2に固定したラプラス演算子を適用した後の、
上記行2の画素値を表したものである(輪郭画素はフィ
ルタしない)。
【0014】
【表3】
【0015】図1Bは、K=2に固定したラプラス演算
子を適用した後の、上記の行2を表すグラフである。図
1Bの参照番号100は、上記の例で使用されるP
(2,5)を指す。元の画像(図1A)の輝度の段差
が、フィルタ済み画像(図1B)ではアンダーシュー
ト、およびそれに続くオーバーシュートになることに留
意されたい。結果として、図1Aでは増分が10である
輝度の段差は、図1Bでは増分が20になる。すなわ
ち、輝度の段差、すなわち輪郭や境界は強調される。図
1Bで、画素値10と20の間の輝度の段差(参照番号
102)は、画素値30と40の間の輝度の段差(参照
番号104)と全く同量だけ強調されることに留意され
たい。人間視覚システムは対数的であるので、比較的暗
い領域の強調された輝度の段差102は、比較的明るい
領域の強調された輝度の段差104よりもはるかに大き
く見えることになる。
【0016】ラプラス演算は破壊的であるので、演算が
変更済みの画素値にではなく、元の画素値について実行
されることを保証するため十分に長い間元の画素値を複
写記憶しておかなければならない。さらに、画像の外側
輪郭に対しては特別な規則が必要である。例えば、上述
の3×15のサンプル画像の場合には、行1および行
3、ならびに列1および列15に対して特別な規則が必
要である。行および列を追加することによって(例えば
3×15のサンプル画像に対し、行−1、行0、行4お
よび行5を追加、ならびに列−1、列0、列16および
列17を追加することによって)人工的な境界を形成す
るか、または単純に境界に隣接する画素に対して濾波演
算を実行しないようにすることもできる。
【0017】以下の実施例では、Kの値は1、2、4、
8である。K=8では、画素値は、隣接する画素によっ
て比較的小さい変化を受ける(弱い濾波)。K=1で
は、画素値は、隣接する画素によってかなりの変化を受
ける可能性がある(強い濾波)。Kとして2の累乗の整
数を選択することにより、Kによる正規化の除算をマイ
クロプロセッサのシフト命令で実行することが可能にな
る。
【0018】一実施例では、画像システムの使用者は、
自動鮮鋭化と呼ばれる機能を選択することができる。自
動鮮鋭化を選択すると、上記に論じたようにラプラス演
算子が画像に適用される。2値画像の場合には、Kの値
は、元の画像の品質によって、1(かなり鮮鋭化する)
または2(あまり鮮鋭化しない)に固定される。すなわ
ち、Kは鮮鋭な画像に対しては1(かなり鮮鋭化す
る)、雑音のある画像に対しては2(あまり鮮鋭化しな
い)になる。2値でない画像の場合には、濾波する各画
素ごとに、Kの値は、濾波する前の画素値によって決ま
る。例えば、以下の関係をあたえることができる。P
(i,j)≦10の場合にはK=8、10<P(i,
j)≦20の場合にはK=4、20<P(i,j)≦3
0の場合にはK=2、および30<P(i,j)≦40
の場合にはK=1。
【0019】以下の表4の数字は、上記例の関係にした
がってK=1、2、4、または8となる可変ラプラス演
算子を適用した後の、上記の元の行2の画素の濾波され
た画素値を表すものである(輪郭画素は濾波せず、値は
丸めてある)。
【0020】
【表4】
【0021】図1Cは、上記の関係にしたがってK=
1、2、4、または8となる可変ラプラス演算子を適用
した後の、上記行2の画素値を表すグラフである。明領
域の輝度の段差(108)が非常に強調されているのに
対して、暗領域の輝度の段差(106)がほとんど強調
されないことに留意されたい。多くの画像に対して、上
記に例示した可変ラプラス演算子を適用することによっ
て、画像の暗領域の雑音を強調することなく、鮮鋭さは
かなり改善される。
【0022】本発明の一実施例では、画像装置の使用者
は、それぞれK=8、4、2、1に対応する、軽、通
常、重、極重の一連の鮮鋭化フィルタから選択すること
ができる。光センサからの元の輝度は、対数関数で修飾
されて人間視覚応答に近づく(ガンマ補正と呼ばれ
る)。例えば、ガンマ補正済みの輝度の範囲0から25
5では、0を最低の輝度値(最暗)、255を最高の輝
度値(最明)として、閾値は20、40、60、80に
設定することができる。個別のガンマ補正済みの画素輝
度値とフィルタ重みの間の関係は、この場合は以下のよ
うになる。80≦P(i,j)の場合には、使用者が選
択したフィルタの重みを使用する。60≦P(i,j)
<80の場合には、使用者が選択したフィルタの重みよ
りも1段階軽いフィルタの重みを使用する。40≦P
(i,j)<60の場合には、使用者が選択したフィル
タの重みよりも2段階軽いフィルタの重みを使用する。
20≦P(i,j)<40の場合には、使用者が選択し
たフィルタの重みよりも3段階軽いフィルタの重みを使
用する。
【0023】すなわち、使用者が選択した重みは最高の
輝度値(最明)のガンマ補正済み輝度値に対して使用さ
れ、その次に軽い濾波(あるいは存在しないこともあ
る)は、その次の20だけ暗いガンマ補正済み輝度値に
対して使用される、などとなる。例えば、使用者が通常
の濾波を選択した場合には、最高の輝度値(最明)はK
=4で濾波され、その次の20だけ暗い輝度は、K=8
で濾波され、60だけ暗い最暗輝度は全く濾波されな
い。
【0024】色に関しては、上記の可変濾波手法は、所
望の各色座標(例えば赤、緑、青)に適用することがで
き、また、輝度に相当する別の座標を有する場合輝度座
標のみに適用することもできる。例えば、色相、彩度、
明度の色空間では、可変フィルタを明度座標のみに適用
することができる。
【0025】ラプラシアン・フィルタは、対角要素を有
することができる。これらは、3×3より大きくなるこ
とがある。また、その他のフィルタとを組み合わせて、
鮮鋭化する前に低域濾波を行い、あるいは鮮鋭化と組み
合わせてその他の処理を行うことができる。画像のぼけ
除去のために鮮鋭化済みの画像を元の画像から差し引く
ことができる。
【0026】次に、2値画像、例えば黒および白の線画
原稿を採り上げる。黒および白の2値画像ではどの画素
も、黒または白であることが理想的である。しかし、走
査中に、走査する画素が白と黒の間の境界をわずかにま
たぐことがある。さらに、印刷インクが黒領域の全てを
一様に満たさない、いくらかのインクが黒領域の外側に
散乱する、またはその他の原因で画像が「雑音のある状
態」になることがある。
【0027】本発明の一実施例では、2値画像は、画素
ごとに複数のビットで走査される。自動鮮鋭化を選択し
た場合には、鮮鋭化フィルタは、この画素ごとに複数ビ
ット値の画像に適用される。最後に、輝度閾値が選択さ
れ、この閾値以上の画素値は最大数値に変換され、この
閾値未満の画素値は最小数値に変換される。 本発明で
は、2値画像の鮮鋭化フィルタは固定される。一実施例
では、鮮鋭化フィルタは、K=1に固定される。上記の
論議より、この鮮鋭化フィルタはいくらかの雑音を強調
する。しかし、このフィルタが閾値を横切る画素値を生
成しない場合には、閾値演算は依然として雑音値を最大
または最小数値に復帰させることができる。例えば、理
論上は黒になるはずだが、実際には灰色で、黒い画素に
囲まれている画素を考慮する。このフィルタは、取り囲
む画素のいくつかを灰色に変えることができる(オーバ
ーシュートおよびアンダーシュート)。しかし、灰色の
画素が1つも閾値を越えない限りは、それらは黒に復帰
することになる。したがって、雑音は2値画像ではそれ
ほど問題にならないが、元の画像の品質によって大きく
左右される。
【0028】図2は、本発明による方法を示すフローチ
ャートである。最初に画像のタイプを選択する(工程2
00)。画像を2値画像として走査するように選択した
場合には、固定ラプラシアン・フィルタを全ての画素に
適用する(工程202)。画像を2値画像以外の任意の
画像として走査するように選択した場合には、可変フィ
ルタを画素ごとに適用する。画素値が閾値を超えるかを
調べ(工程204)、画素値が閾値を超える場合はKの
第1の値K1を有する可変ラプラシアン・フィルタを適
用する(工程206)。画素値がこの閾値未満の数値を
有する場合には、Kの第2の値K2を有する可変ラプラ
シアン・フィルタを適用する(工程208)。
【0029】通常の画像システムでは、画像装置はプロ
セッサを含み、デジタル化画像を、さらに別のプロセッ
サ、例えばホスト・コンピュータに送信することができ
る。図2の方法は、画像システム中、または独立したコ
ンピュータ中のプロセッサで実行することができる。一
実施例では、画像システムは、畳み込みフィルタの計算
のための特殊な高速ハードウェアを含むので、この計算
を画像装置中で実行することが好ましい。
【0030】ラプラス演算子を使用して本発明を例示し
たが、図2の方法は、濾波の程度が画像タイプの関数に
なる、どのような空間濾波にも適用することができるこ
とに留意されたい。
【0031】本発明についての前述の説明は、例示およ
び説明を目的として与えたものである。これは、本発明
を網羅したり開示した実施形態に本発明を限定するため
のものではなく、上記の教示に鑑みてその他の修飾およ
び変形が可能である。上記実施形態は、本発明の原理お
よびその実際の応用例を最もよく説明し、それによって
当業者が企図する特定の用途に適合した様々な実施形態
および変形形態で、本発明を最もよく利用できるように
するために選択して説明したものである。なお、以下に
本発明の実施態様の例をさらに示す。
【0032】(実施態様1):光の強度値をしめす画素
値を有する画素からなる画素配列を備える画像を空間的
に濾波するために、 (a)画像タイプを決定する工程(200)と、 (b)画像タイプが2値画像である場合に、固定空間フ
ィルタを画素配列の画素値に適用する工程(202)
と、 (c)画像が2値画像以外である場合に、(c1)少な
くとも第1の閾値範囲および第2の閾値範囲を規定する
亜工程と、(c2)画素値を読み取る亜工程と、(c
3)該画素値が第1の閾値範囲内にある場合に、第1中
央フィルタ係数を有する可変空間フィルタを画素値に適
用する亜工程(206)と、(c4)画素値が第2の閾
値範囲内にある場合に、第2中央フィルタ係数を有する
可変空間フィルタを画素値に適用する亜工程(208)
と、(c5)画素配列中の全ての画素に対して亜工程
(c2)から亜工程(c4)までを繰り返す亜工程とを
含む、可変空間フィルタを画素配列の画素の画素値に適
用する工程(206、208)とを含む、画像の濾波方
法。 (実施態様2)固定空間フィルタおよび可変空間フィル
タがいずれもラプラシアン・フィルタであることを特徴
とする請求項1に記載の画像の濾波方法。
【図面の簡単な説明】
【図1A】画素列の1例における、画素番号に対する画
素値を示すグラフである。
【図1B】図1Aの画素列にたいして固定ラプラシアン
・フィルタによる修飾をおこなった結果をの画素値を画
素番号に対しプロットしたグラフである。
【図1C】図1Aの画素列にたいして本発明の可変ラプ
ラシアン・フィルタによる修飾をおこなった結果をの画
素値を画素番号に対しプロットしたグラフである。
【図2】本発明による画像タイプに基づいて濾波モード
を決定する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 P(2,5) 102 画素値10と20の間の輝度の段差 104 画素値30と40の間の輝度の段差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の強度値をしめす画素値を有する画素
    からなる画素配列を備える画像を空間的に濾波するため
    に、 (a)画像タイプを決定する工程と (b)画像タイプが2値画像である場合に、固定空間フ
    ィルタを画素配列の画素値に適用する工程と、 (c)画像が2値画像以外である場合に、(c1)少な
    くとも第1の閾値範囲および第2の閾値範囲を規 定
    する亜工程と、(c2)画素値を読み取る亜工程と、
    (c3)該画素値が第1の閾値範囲内にある場合に、第
    1中央フィルタ係数を有する可変空間フィルタを画素値
    に適用する亜工程と、(c4)画素値が第2の閾値範囲
    内にある場合に、第2中央フィルタ係数を有する可変空
    間フィルタを画素値に適用する亜工程と、(c5)画素
    配列中の全ての画素について亜工程(c2)から 亜
    工程(c4)までを繰り返えし適用する亜工程とを含
    む、可変空間フィルタを画素配列の画素の画素値に適用
    する工程と、を含む、画像の濾波方法。
JP9355626A 1996-12-27 1997-12-24 画像の濾波方法 Pending JPH10214339A (ja)

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