JPH10213628A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JPH10213628A
JPH10213628A JP8219392A JP21939296A JPH10213628A JP H10213628 A JPH10213628 A JP H10213628A JP 8219392 A JP8219392 A JP 8219392A JP 21939296 A JP21939296 A JP 21939296A JP H10213628 A JPH10213628 A JP H10213628A
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JP
Japan
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test head
test
movable member
screw
device mounting
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Application number
JP8219392A
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English (en)
Inventor
Michihiro Maenaka
道弘 前中
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定デバイスとテストヘッド間の信号授受
を損なうことなく被測定デバイスの装着部のみを可動さ
せることにより、外部装置に対する位置の微調整を容易
にした半導体試験装置を提供する。 【解決手段】 半導体試験装置は、デバイス装着部2と
テストヘッド6と装着部変位手段10とフレキシブルケ
ーブル3を備えている。デバイス装着部2は、被測定デ
バイス1を装着し、テストヘッド6には、被測定デバイ
ス1との間で信号の授受を行うピンエレクトロニクスカ
ード5が内蔵されている。また、装着部変位手段10
は、テストヘッド6側の定置部材10Bと、デバイス装
着部2側の可動部材10Aから構成され、テストヘッド
6に対してデバイス装着部2を変位させる。更に、フレ
キシブルケーブル3は、被測定デバイス1とピンエレク
トロニクスカード5を接続し、デバイス装着部2とテス
トヘッド6との間に配列されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体試験装置、
特に被測定デバイスの装着部をテストヘッドに対して可
動させることにより外部装置に対する位置を微調整する
半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体試験装置では、図10に示
すように、被測定デバイス1を装着したテストボード7
と、ピンエレクトロニクスカード5を内蔵したテストヘ
ッド6との間は、ポゴピン8により、接続されていた。
この接続方式の詳細を示したものが図11であり、前記
ポゴピン8は、ピンエレクトロニクスカード5に装着さ
れたソケット8Aと、テストヘッド6から突出しし、ば
ねの作用で上下動するスプリングピン8Bから構成され
ている。
【0003】一方、被測定デバイス1を装着したテスト
ボード7を構成する本体7Aの下面には、ポゴピン接触
部7Bが設けられ、このポゴピン接触部7Bは、本体7
Aに形成されたパターン(図示省略)を介して被測定デ
バイス1と接続されている。
【0004】従って、ポゴピン接触部7Bとスプリング
ピン8Bとを接続させれば、図12に示すように、ポゴ
ピン8を介してテストボード7をテストヘッド6に装着
することができ、被測定デバイス1とピンエレクトロニ
クスカード5との間では信号の授受が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ポゴピン
8は、柔軟性に欠けるので、このポゴピン8により装着
されたテストボード7は、テストヘッド6に対して動か
すことが困難である。従って、例えば、オートハンドラ
ーのような外部装置20を用いて、テストヘッド6に被
測定デバイス1を供給しようとする場合には、テストヘ
ッド6全体を動かすことにより(矢印eとf)、外部装
置20に対する位置を微調整しなければならない。
【0006】ところが、テストヘッド6を動かして外部
装置20に対する位置を微調整することは、極めて面倒
であり、また時間もかかり、半導体試験装置を用いた測
定効率が低下する。
【0007】この発明の目的は、被測定デバイスとテス
トヘッド間の信号授受を損なうことなく被測定デバイス
の装着部のみを可動させることにより、外部装置に対す
る位置の微調整を容易にした半導体試験装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、図1〜図9に示すように、デバイス装
着部2とテストヘッド6間に、可動部材10Aと定置部
材10Bを備えた装着部変位手段10を設けると共に、
装着部変位手段10の周囲に、被測定デバイス1とテス
トヘッド6に内蔵したピンエレクトロニクスカード5を
接続するフレキシブルケーブル3を配列した。
【0009】この構成によれば、柔軟性に富むフレキシ
ブルケーブル3と、つまみ10F、10M(図2、図
7)を回転させることにより可動する装着部変位手段1
0を備えたことにより、被測定デバイス1とピンエレク
トロニクスカード5間の信号授受を損なうことなくデバ
イス装着部2のみを可動させることができるので(矢印
EとF、RとS)、外部装置20に対する位置の微調整
が容易になった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施の形態によ
り添付図面を参照して説明する。図1は、この発明の構
成を示す図、図2はこの発明の第1実施形態を示す図、
図3はこの発明の第1実施形態を示す破断斜視図であ
る。図示する半導体試験装置は、デバイス装着部2とテ
ストヘッド6を備えている。
【0011】前記デバイス装着部2は、半導体集積回路
等の被測定デバイス1を装着し、図2に示すように、本
体2Aと、その下方に延びる接続ピン2Bにより構成さ
れている。
【0012】本体2Aは、例えば、偏平な円筒状であり
(図3)、その下面には、環状に接続ピン2Bが配列さ
れ、後述するフレキシブルケーブル3のコネクタ3A
(図5)が接続されるようになっている。
【0013】また、前記デバイス装着部2を構成する接
続ピン2Bは、本体2Aに形成されたパターン(図示省
略)により、被測定デバイス1の信号ピン(図示省略)
に接続されている。
【0014】一方、テストヘッド6は、例えば、直方体
状であり(図3)、その上には、マザーボード4が固定
されている。
【0015】前記マザーボード4は、図2に示すよう
に、本体4Aと、その上方に延びる接続ピン4Bにより
構成されている。
【0016】マザーボード4の本体4Aは、例えば、矩
形状であり(図3)、その上面には、環状に接続ピン4
Bが配列され、後述するフレキシブルケーブル3のコネ
クタ3C(図5)が接続されるようになっている。
【0017】前記テストヘッド6には、被測定デバイス
1との間で信号の授受を行うピンエレクトロニクスカー
ド5が内蔵されて環状に配置され(図2、図3)、この
ピンエレクトロニクスカード5は、既述したマザーボー
ド4に設けられた接続ピン4Bの下部に接続されてい
る。
【0018】フレキシブルケーブル3は、図5に示すよ
うに、両端にコネクタ3A、3Cを備えたフレキシブル
基板3Bにより構成され、フレキシブル基板3B上には
パターンが形成されており、コネクタ3A、3Cの各ピ
ン(図示省略)に圧着されていると共に、1対1で接続
されている。
【0019】前記フレキシブルケーブル3は、コネクタ
3Aと3Cを、既述したデバイス装着部2の接続ピン2
Bとマザーボード4の接続ピン4Bに接続することによ
り(図2)、図3に示すように、デバイス装着部2とテ
ストヘッド6間において環状に配列され、このフレキシ
ブルケーブル3を介して、被測定デバイス1とピンエレ
クトロニクスカード5との間に信号の授受が行われる。
【0020】デバイス装着部2の下面中央部と、マザー
ボード4の上面中央部には、図2、図3に示すように、
可動部材10Aと定置部材10Bがそれぞれ取り付けら
れている。
【0021】前記可動部材10Aと定置部材10Bは、
同軸状に対向して配置され、これにより、マザーボード
4、従って、テストヘッド6に対してデバイス装着部2
を変位させる装着部変位手段10が構成されている。
【0022】装着部変位手段10の詳細は、図4に示す
とおりである。図4において、可動部材10Aは、例え
ば、円筒状に形成され(図3)、上部のフランジ10A
2がデバイス装着部2に取り付けられていると共に、側
面10A5には突起10A1、例えば、ねじが設けら
れ、これと同じねじが反対側にも設けられている。
【0023】図示するように、このねじ10A1は頭部
10A1aを備え、ねじ10A1の径Dに対して、頭部
10A1aの径Tの方が大きい。
【0024】また、定置部材10Bは、例えば、前記可
動部材10Aより径が若干小さい円筒状に形成され(図
3)、マザーボード4の本体4A上に、ボルト10B4
により固定されていると共に、側面10B5には、ボル
ト10B3で固形されたガイド部材10Cが可動部材1
0Aに跨がって設けられ、これと同じガイド部材が反対
側にも設けられている。
【0025】このガイド部材10Cには、長孔10C1
が形成され、この長孔10C1には、可動部材10Aの
ねじ10A1が挿入されている。
【0026】長孔10C1の幅Wは、ねじ10A1の径
Dよりも大きく、ねじ10A1の頭部10A1aの径T
よりも小さく、即ち、D<W<Tの関係にある。
【0027】従って、可動部材10Aのねじ10A1
と、定置部材10Bに設けたガイド部材10Cの長孔1
0C1との間には、遊びが形成され、ねじ10A1は長
孔10C1に遊嵌されている。
【0028】このため、後述する回転伝達機構10Eと
ねじ棒10Dとの作用により、可動部材10Aは、ガイ
ド部材10Cに案内されて定置部材10Bに対して可動
し(矢印EとF)、それに従ってデバイス装着部2のテ
ストヘッド6に対する距離Sが変化するようになってい
る(図4、図6)。即ち、装着部変位手段10は、テス
トヘッド6に対してデバイス装着部2を距離的に変位さ
せる手段である。
【0029】一方、可動部材10Aのフランジ10A2
には、図示するように、ねじ棒10Dがナット10D1
により固定されている。
【0030】また、定置部材10Bには、回転伝達機構
10Eが設けられ、回転伝達機構10Eを構成するボッ
クス10I内には、水平軸10Gと垂直軸10Hが収納
されている。
【0031】前記水平軸10Gの基端部にはつまみ10
Fが、先端部にはかさ歯車10G1が、それぞれ設けら
れ、かさ歯車10G1には、垂直軸10Hの先端部のか
さ歯車10H1が噛み合っており、つまみ10Fを回転
することにより、水平軸10Gの回転(図4の矢印Aと
B)を垂直軸10Hに伝達するようになっている(図4
の矢印CとD)。
【0032】更に、垂直軸10Hの基端部には、円筒部
10H3が設けられ、円筒部10H3に形成されたねじ
穴10H2には、前記可動部材10Aのねじ棒10Dが
ねじ込まれて螺着している。
【0033】従って、つまみ10Fを回転することによ
り、水平軸10Gの回転が(図4の矢印AとB)垂直軸
10Hに伝達されて(図4の矢印CとD)ねじ棒10D
に作用し、ねじ棒10Dが固定されている可動部材10
Aがガイド部材10Cに案内されて可動する(図4の矢
印EとF)。
【0034】これにより、可動部材10Aが取り付けら
れているデバイス装着部2は、テストヘッド6に対して
変位し(図4の矢印EとF)、デバイス装着部2とテス
トヘッド6間の距離Sが変化する。
【0035】図7はこの発明の第2実施形態を示す図、
図8はこの発明の第2実施形態を構成する装着部変位手
段10の詳細図、図9はこの発明の第2実施形態の作用
説明図である。
【0036】図2の第1実施形態との相違点は、装着部
変位手段10の構成にある。
【0037】即ち、可動部材10Aの側面10A5に螺
着したねじ10A3が、定置部材10Bに取り付けられ
たガイド部材10Cの開口部10C2に遊嵌しており
(図7(A)、図7(B))、可動部材10Aに挿入さ
れた押し上げ部材10Lが、定置部材10Bに固定され
た運動変換機構10Vに枢着結合している(図8、図9
(B)、図9(C))。
【0038】図8において、可動部材10Aの側面10
A5には、ねじ穴10A4が形成され、ねじ穴10A4
にはねじ10A3が螺着し、これと同じねじ穴10A4
とねじ10A3が反対側にも設けられている。
【0039】また、ガイド部材10Cには、前記ねじ穴
10A4に対向する位置に、開口部10C2が形成さ
れ、開口部10C2の径は、ねじ穴10A4の径よりも
大きいので、可動部材10Aに螺着したねじ10A3
は、ガイド部材10Cの開口部10C2に遊びを以て挿
入され(図7(B))、遊嵌している。
【0040】このため、後述する運動変換機構10Vと
押し上げ部材10Lの作用により(図8)、可動部材1
0Aは、定置部材10Bに対してねじ10A3を枢軸と
して、時計方向R又は反時計方向Sに回動する。
【0041】従って、図8に示すように、デバイス装着
部2とテストヘッド6が平行な場合を0°として、角度
θが変化し、第2実施形態における装着部変位手段10
は、テストヘッド6に対してデバイス装着部2を角度的
に変位させる手段である。
【0042】可動部材10Aのフランジ10A2の下面
には、孔10Qが形成され(図8)、孔10Qには、押
し上げ部材10Lが挿入され、押し上げ部材10Lは後
述する運動変換機構10Vを構成する垂直棒10Kに、
ピン11aを介して、枢着結合している(図9(B)、
図9(C))。
【0043】運動変換機構10Vは、水平棒10Tの鉛
直面内の円運動を(図8の矢印HとG)、垂直棒10K
の上下運動に(図8の矢印MとN)変換する機構であっ
て、水平棒10Tと、直進棒10Sと、回動板10R
と、垂直棒10Kから構成されている。
【0044】図8において、水平棒10Tは、マザーボ
ード4上に固定された取付台10Nに回転可能に取り付
けられ、水平棒10Tの基端部にはつまみ10Mが設け
られていると共に、先端部にはねじが加工されている。
【0045】直進棒10Sの基端部には、ねじ孔10S
1が形成されていて、前記水平棒10Tの先端部が螺合
し、水平棒10Tが円運動をすると(図8の矢印Hと
G)、それに従って直進棒10Sは直進運動をするよう
になっている(図8の矢印JとI)。
【0046】また、直進棒10Sの先端部は、ピン11
dにより、回動板10Rに枢着結合している。
【0047】回動板10Rは、図示するように、ほぼ直
角三角形の形状をしており、直角の部分が、定置部材1
0Bに固定された取付板10Jに、ピン11bにより、
枢着結合していおり、更に、ピン11cにより、垂直棒
10Kの下端部に枢着結合している。
【0048】この構成により、直進棒10Sが直進運動
すると(図8の矢印JとI)、回動板10Rがピン11
bを枢軸として図9(B)と(C)の矢印KとLで示す
ように、回動し、垂直棒10Kを上下動させるようにな
っている(図8の矢印MとN)。
【0049】この場合、前記したように、可動部材10
Aが定置部材10Bに固定したガイド部材10Cに、ね
じ10A3を軸として枢着しているので(図8)、垂直
棒10Kが上下動すると(図8の矢印MとN)、押し上
げ部材10Lを介して、デバイス装着部2が時計方向R
と反時計方向Sに回動して角度θが変化するようになっ
ている(図8)。
【0050】以下、前記構成を備えた半導体試験装置の
作用を説明する。
【0051】(1)第1実施形態の作用(図6) 先ず、図6に示すように、例えば、オートハンドラーの
ような外部装置20をテストヘッド6に近付ける。
【0052】オートハンドラーば、よく知られているよ
うに、組み立てが完了したデバイスを自動的にテストヘ
ッド6に供給し、測定結果に基づいてデバイスを自動的
に分類して収納する装置である。
【0053】このような外部装置20に対して位置を微
調整する場合の動作は、次のとおりである。即ち、先ず
つまみ10F(図2、図3、図4)を回転させると、回
転伝達機構10Eにより水平軸10Gの回転(図4の矢
印AとB)が垂直軸10Hに伝達されて(図4の矢印C
とD)回転力がねじ棒10Dに作用する。
【0054】また、この場合、可動部材10Aのねじ1
0A1は、定置部材10Bから延びているガイド部材1
0Cの長孔10C1に遊嵌している(図4)。
【0055】更に、この可動部材10Aと定置部材10
Bの周囲には、被測定デバイス1とピンエレクトロニク
スカード5を接続するフレキシブルケーブル3が環状に
配列されている(図3)。
【0056】従って、上述したように、可動部材10A
のねじ棒10D(図2、図4)には、回転力が作用し、
また可動部材10Aのねじ10A1は、ガイド部材10
Cの長孔10C1に遊嵌しており(図2、図3、図
4)、更に、デバイス装着部2とテストヘッド6の間に
は、極めて柔軟なフレキシブルケーブル3が配列されて
いるため(図1、図2、図3)、図6に示すように、デ
バイス装着部2は実線のテストヘッド6に対して一点鎖
線で示すように変位し(矢印EとF)、テストヘッド6
に対する距離SがΔSだけ変化する。
【0057】これより、デバイス装着部2だけを可動さ
せることにより、被測定デバイス1とピンエレクトロニ
クスカード5間の信号授受を損なうことなく外部装置2
0に対する位置の微調整が容易にできた。
【0058】(2)第2実施形態の作用(図9)
【0059】第1実施形態の場合(図6)と同様に、図
9に示すように、例えば、オートハンドラーのような外
部装置20をテストヘッド6に近付け、運動変換機構1
0Vのつまみ10M(図8)を回転させると、水平棒1
0Tの回転運動は(図8の矢印HとG)、直進棒10S
の直進運動と(図8の矢印JとI)回動板10Rの回動
運動と(図8の矢印KとL)を介して、垂直棒10Kの
上下運動に変換される(図8の矢印MとN)。
【0060】この場合、図9(A)に示すように、デバ
イス装着部2とテストヘッド6間には、極めて柔軟なフ
レキシブルケーブル3が配列されているので、垂直棒1
0Kの上下運動に従って(図9(A)、図9(B))、
押し上げ部材10Lが回動し(矢印PとQ)ガイド部材
10Cに枢着されているデバイス装着部2を上方に突き
上げ、又は下方に引っ張るので、デバイス装着部2はね
じ10A3を中心として、時計方向R又は反時計方向S
に回動する。
【0061】これにより、デバイス装着部2はテストヘ
ッド6に対して0°の実線位置から、一点鎖線で示すよ
うに、角度が±Δθだけ変位することにより(図9
(A))、デバイス装着部2だけを可動させることがで
き、被測定デバイス1とピンエレクトロニクスカード5
間の信号授受を損なうことなく外部装置20に対する位
置を微調整して、デバイス装着部2と外部装置20を固
定させる。
【0062】実際には、ガイド部材10Cの開口部10
C2とねじ10A3間には、既述したように、遊びが形
成されているので(図7(B))、デバイス装着部2
は、時計方向Rと反時計方向Sだけでなく、左右方向に
も可動し、これにより、デバイス装着部2と外部装置2
0との取り付けのための微調整が容易になる。
【0063】また、開口部10C2とねじ10A3間の
遊びは(図7(B))、可動部材10Aを保持できる程
度に大きくてもよく、この場合、押し上げ部材10Lを
ボールジョイントのような構成として可動できれば、更
に左右の可動距離は大きくなり、デバイス装着部2と外
部装置20との取り付けのための微調整が一層容易にな
る。
【0064】尚、この発明の実施の形態においては、前
記オートハンドラーのような外部装置20に対する位置
の微調整について詳述したが、これに限定されず、ウェ
ーハ上のチップに触針を自動的に接触させることより、
触針を接続したテストヘッド6でチップの試験を行うウ
ェーハプローバのような外部装置20に対しても適用で
きる。
【0065】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、デ
バイス装着部2とテストヘッド6の間に、つまみを回転
することにより動作する装着部変位手段10と、装着部
変位手段10の周囲に配列した柔軟なフレキシブルケー
ブル3を備えたことにより、被測定デバイス1とピンエ
レクトロニクスカード5間の信号授受を損なうことなく
デバイス装着部2のみを可動させることができるので、
外部装置20に対する位置の微調整が容易な半導体試験
装置を提供するという効果がある。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示す図である。
【図2】この発明の第1実施形態を示す図である。
【図3】この発明の第1実施形態を示す破断斜視図であ
る。
【図4】この発明の第1実施形態を構成する支持変位手
段の詳細図である。
【図5】この発明を構成するフレキシブルケーブルの詳
細図である。
【図6】この発明の第1実施形態の作用説明図である。
【図7】この発明の第2実施形態を示す図である。
【図8】この発明の第2実施形態を構成する支持変位手
段の詳細図である。
【図9】この発明の第2実施形態の作用説明図である。
【図10】従来技術におけるテストボード装着前の図で
ある。
【図11】従来技術における接続手段の詳細図である。
【図12】従来技術におけるテストボード装着後の図で
ある。
【符号の説明】
1 被測定デバイス 2 デバイス装着部 3 フレキシブルケーブル 4 マザーボード 5 ピンエレクトロニクスカード 6 テストヘッド 10 装着部変位手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定デバイス(1)を装着するデバイ
    ス装着部(2)と、 被測定デバイス(1)との間で信号の授受を行うピンエ
    レクトロニクスカード(5)が内蔵されたテストヘッド
    (6)と、 テストヘッド(6)側の定置部材(10B)とデバイス
    装着部(2)側の可動部材(10A)から構成され、テ
    ストヘッド(6)に対してデバイス装着部(2)を変位
    させる装着部変位手段(10)と、 デバイス装着部(2)とテストヘッド(6)との間に配
    列され、被測定デバイス(1)とピンエレクトロニクス
    カード(5)を接続するフレキシブルケーブル(3)を
    備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 前記可動部材(10A)の側方から突き
    出た突起(10A1)が定置部材(10B)に取り付け
    たガイド部材(10C)の長孔(10C1)に遊嵌して
    おり、可動部材(10A)に固定したねじ棒(10D)
    が、定置部材(10B)に固定した回転伝達機構(10
    E)に螺合している請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 前記回転伝達機構(10E)が、ボック
    ス(10I)内に収納された水平軸(10G)と垂直軸
    (10H)により構成され、垂直軸(10H)の円筒部
    (10H3)に形成されたねじ穴(10H2)に前記可
    動部材(10A)のねじ棒(10D)が螺着している請
    求項2記載の半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルケーブル(3)が、両
    端にコネクタ(3A、3C)を備えたフレキシブル基板
    (3B)により構成されている請求項1記載の半導体試
    験装置。
  5. 【請求項5】 前記可動部材(10A)の側面(10A
    5)に螺着したねじ(10A3)が定置部材(10B)
    に取り付けたガイド部材(10C)の開口部(10C
    2)に遊嵌しており、可動部材(10A)に挿入した押
    し上げ部材(10L)が、定置部材(10B)に固定し
    た運動変換機構(10V)に枢着している請求項1記載
    の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 前記運動変換機構(10V)が、水平棒
    (10F)と直進棒(10H)と回動板(10I)と垂
    直棒(10K)により構成され、垂直棒(10K)に前
    記可動部材(10A)の押し上げ部材(10L)が枢着
    している請求項5記載の半導体試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003503712A (ja) * 1999-06-28 2003-01-28 テラダイン・インコーポレーテッド 半導体並列テスタ
WO2010044488A1 (ja) * 2008-10-15 2010-04-22 日本電気株式会社 同期型インパルスイミュニティ評価装置
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