JPH10213061A - 定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システム - Google Patents

定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システム

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JPH10213061A
JPH10213061A JP1617497A JP1617497A JPH10213061A JP H10213061 A JPH10213061 A JP H10213061A JP 1617497 A JP1617497 A JP 1617497A JP 1617497 A JP1617497 A JP 1617497A JP H10213061 A JPH10213061 A JP H10213061A
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JP
Japan
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fluid
plunger
plunger pump
plungers
pulse
Prior art date
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Pending
Application number
JP1617497A
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English (en)
Inventor
Shotaro Oka
正太郎 岡
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SHIMAZU S D KK
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SHIMAZU S D KK
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Publication date
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  • Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小形かつ簡便な方法で流体の定量注入や複雑
な異種流体(多成分)混合を可能にした定量プランジャ
ーポンプ及び流体混合搬送システムを実現する。 【解決手段】 流体入口と流体出口を有するシリンダー
2A〜2C室内をプランジャー1A〜1Cが往復動する
ことにより流体を入口より吸引し同出口より吐出する方
式であって、プランジャー1A〜1Cのストローク(例
えば、1μl/ストローク)は一定にして、そのプラン
ジャー1A〜1Cをソレノイド機構5A〜5Cの駆動力
により往復動させるとともに、ソレノイド機構5A〜5
Cをコンピューターによる電気パルス制御機器6により
制御することによって単位時間当たりのプランジャー1
A〜1Cの往復動回数を制御して、搬送流量の複雑な変
化にも対応できるよう定量プランジャーポンプを構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定量プランジャーポ
ンプ及び該プランジャーポンプを複数系列備えてなる流
体混合搬送システムに関し、特に、医薬品の調合、合成
化学や分析化学の各種工程における薬液・試薬類の混
合、希釈に好適であって、例えば、FIA(Flow Injec
tion Analysis )やSFA(Stopped Flow Analysis )
という分析手法における試薬調合システムにも応用で
き、また、潤滑油消費や煙排出を安定させるためにキャ
ブレタに供給される燃料の流動量に基づき燃料と潤滑油
を所定比率に混合する内燃エンジンの混合燃料作成・供
給手段のような分野にも適用可能で、その用いられる産
業上の用途は広範である。
【0002】
【従来の技術】比較的小容量の流体を連続的に定量性よ
く搬送したり、あるいは異種流体(多成分)を精度よく
混合するには、液体クロマトグラフの送液ポンプに代表
されるように、モーターにより偏心カムを駆動してプラ
ンジャーをシリンダー室内で往復動させ、該室内を流体
で満たしたり空にしたりして一方向に流体を吐出する方
式のプランジャーポンプや、弾性チューブを扱きながら
流体を搬送する方式のいわゆる扱きポンプがよく用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカム駆動方式のプランジャーポンプや扱きポ
ンプにあっては、例えば、20kg/cm2 以上という
ような比較的大きい吐出圧力が求められる用途には有効
であるが、さほど吐出圧力を必要とせず、混合すべき流
体が多成分でしかもその混合比率が複雑であったり、流
量を複雑に変化させたいような用途では、かえって小形
化や簡便さにおいて不十分という問題点があった。
【0004】本発明は、小形かつ簡便な方法で流体の定
量注入や複雑な異種流体(多成分)混合を可能にした定
量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システムを得る
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の定量プランジャーポンプにおいては、流体
入口と流体出口を有するシリンダー室内をプランジャー
が往復動することにより流体を入口より吸引し同出口よ
り吐出する方式であって、プランジャーのストロークは
一定にして、そのプランジャーをソレノイド機構の駆動
力により往復動させるとともに、ソレノイド機構をコン
ピューターによる電気パルス制御機器により制御するこ
とによって単位時間当たりのプランジャーの往復動回数
を制御して、搬送流量の複雑な変化にも対応できるよう
にしたものである。
【0006】また、本発明の流体混合搬送システムにお
いては、上記定量プランジャーポンプを複数系列設ける
とともに、各プランジャーポンプの流体入口側を異なる
流体貯槽に接続し、かつ、所望のプログラムに従って各
プランジャーポンプのソレノイド機構をコンピューター
制御して、多系列の流体搬送ラインから吐出される流体
の流量を加減し、流体の混合比、混合速度あるいは搬送
流量を精度よく制御するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システムに
ついて説明するに、図1は本発明の定量プランジャーポ
ンプを含む流体搬送ラインA系列、B系列及びC系列の
3系列設けてなる流体混合搬送システムの概念図を示
す。
【0008】図1において、プランジャー1A、1B及
び1Cは、流体入口と流体出口を有するシリンダー2
A、2B及び2Cの室内を往復動し、該室内を流体で満
たしたり空にしたりして一方向に流体を吐出する。即
ち、流体を流体入口より吸引し流体出口より吐出する
が、流体が一方向へのみ移動するようにそれぞれ流体入
口と流体出口にはチェック弁からなる吸入弁3A、3B
及び3C、吐出弁4A、4B及び4Cが配置されてい
る。
【0009】プランジャー1A、1B及び1Cは個々に
対応して設けられたソレノイド機構5A、5B及び5C
の駆動力がそのままプランジャーの駆動力となってシリ
ンダー2A、2B及び2Cの室内を往復動させられ、該
ソレノイド機構5A、5B及び5Cは、後述するコンピ
ューター制御される電気パルス制御機器6により複雑な
パルス・モードの組み合わせによって制御される。
【0010】即ち、図示しないが、ソレノイド機構5
A、5B及び5Cには、プランジャー1A、1B及び1
Cと固定結合された可動子を有し、該可動子を永久磁石
と固定子との間に配置して電磁気的に動作させることに
よりプランジャー1A、1B及び1Cが往復駆動される
ことになる。
【0011】シリンダー2A、2B及び2Cの各流体入
口は吸入弁3A、3B及び3Cを介してそれぞれ異なる
試薬a、b及びcの入った試薬槽7a、7b及び7cに
接続され、また、各流体出口は吐出弁4A、4B及び4
Cを介して搬送ライン8A、8B及び8Cに接続され、
かつ、これら搬送ライン8A、8B及び8Cは先におい
て合流され、1本の搬送ライン8となって混合槽9に導
かれる。
【0012】このような流体混合搬送システムにおい
て、例えば、試薬a、b及びcを1:2:3の一定の割
合で混合する場合、流体搬送ラインA系列、B系列及び
C系列における各プランジャー1A、1B及び1Cのス
トロークを一定(例えば1μl/ストローク)にすると
ともに、各プランジャー1A、1B及び1Cのソレノイ
ド機構5A、5B及び5Cに与える単位時間当りのパル
ス数(パルス回数)を、電気パルス制御機器6を制御し
て1:2:3にすることにより容易に実現することがで
きる。また、時間経過あるいは混合槽9内の条件によっ
て試薬a、b及びcの混合比を変化させたい場合にも、
電気パルス制御機器6をコンピューター(図示せず)に
よって制御することで容易に具現することができる。
【0013】この場合、流体搬送ラインA系列、B系列
及びC系列における各プランジャー1A、1B及び1C
の動作は、混合槽9に流れ込む流量を常に一定とするた
め、流体搬送ラインA系列、B系列及びC系列のうちい
ずれかの系列だけが吐出状態(流体搬送状態)になって
いるようにパルス制御するのが好ましい。
【0014】つぎに、本発明の定量プランジャーポンプ
及び流体混合搬送システムに好適なコンピューターによ
るポンプ駆動装置(ソレノイド機構及び電気パルス制御
機器を含む)の一例及び該駆動装置にて発信されるパル
スの一例について、図2及び図3を参照しながら説明す
る。
【0015】図2及び図3において、例えば、各設定値
A(=2)、a(=0)、B(=3)、b(=3)、C
(=1)、c(=2)、N(=4)、n(=5)がそれ
ぞれ設定パルスによって各設定値保持器10〜17に設
定される。該各設定値保持器10〜17の内容はつぎに
異なる設定値と設定パルスが来るまで保持される。
【0016】カウンタリセットパルスを受けて全てのカ
ウンタ18〜25がリセットされた状態で、Lレベルの
スタートパルスを受信すると、負論理のOR回路50か
らカウンタ18に設定値読取パルスが加えられ、カウン
タ18は設定値保持器10の内容を読取るとともに、O
R回路26を介してソレノイド駆動用パワーアンプ51
を作動させ、ソレノイド機構5Aを駆動するためのパル
スを発信する。同時に、このパルスはAND回路42に
も入力され、カウンタ用クロックパルスの到来によって
減算パルスをカウンタ18に与え、設定値保持器10か
ら読取ったカウント値から“1”を減算する。これによ
りカウンタ18のカウント値は“1”となり、さらに、
カウンタ18はOR回路26を介してソレノイド駆動用
パワーアンプ51を作動させ、ソレノイド機構5Aを駆
動するためのパルスを発信し、同時に、このパルスがA
ND回路42にも入力され、同様にカウンタ用クロック
パルスの到来によって減算パルスをカウンタ18に与
え、さらにカウント値から“1”を減算する。
【0017】しかし、今度はカウンタ18のカウント値
がこれにより“0”となり、負論理のAND回路27か
ら次段のカウンタ19に設定値読取パルスが加えられ、
カウンタ19は設定値保持器11の内容を読取るが、設
定値保持器11の設定値は“0”であるので、直ちに負
論理のAND回路29から次段のカウンタ20に設定値
読取パルスが加えられ、カウンタ20は設定値保持器1
2の内容を読取り、そのカウント値(設定値保持器12
の設定値)だけOR回路30を介してソレノイド駆動用
パワーアンプ52を作動させ、ソレノイド機構5Bを駆
動するためのパルスを発信する。
【0018】カウンタ20のカウント値が“0”となる
と、負論理のAND回路31から次段のカウンタ21に
設定値読取パルスが加えられ、カウンタ21は設定値保
持器13の内容を読取り、そのカウント値(=3)が
“0”になるまで減算を繰返すが、この間ソレノイド機
構5Bを駆動するためのパルスは発信されず、カウント
値が“0”になると、負論理のAND回路33から次段
のカウンタ22に設定値読取パルスが加えられる。即
ち、カウンタ11、13、15及び17はソレノイド駆
動パルスを発信する各カウンタ20、22、24及び1
8間の移行時間、換言すれば、各プランジャーポンプ
(ソレノイド機構5A〜5N)の動作停止期間を規定す
るものである。
【0019】このようにしてカウンタ25まで同様の動
作が繰返され、これで1サイクルが完了するが、カウン
タリセットパルスがなく、異なる設定値と設定パルスが
来なければ、カウンタ25のカウント値が“0”となる
と、負論理のAND回路41から次段(最初)のカウン
タ18に負論理のOR回路50を通して再び設定値読取
パルスが加えられ、2サイクル目に入る。
【0020】上記ポンプ駆動装置にて発信されるパルス
の一例は、図3からも明らかなように、不連続・不等間
隔・繰返し駆動のパルス発信例であるが、これが簡便に
して任意に、かつ、高精度に調整可能なことは容易に理
解されよう。
【0021】また、このようなパルス発信例は前述した
試薬混合の場合(即ち、混合槽9に流れ込む流量を常に
一定とするため、流体搬送ラインA系列、B系列及びC
系列のうちいずれかの系列だけが吐出状態(流体搬送状
態)になっているようにパルス制御するのが好まし
い。)には、混合槽9の入口での液体圧力及び流量が一
定でないが、流体によっては、各プランジャーポンプの
動作停止期間を積極的に設け、この間に空気等を導入し
て混合・撹拌の効率を高めるために利用することもでき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、従来のカム駆動方式のプランジャーポンプ
や扱きポンプに比較し、吐出圧力は小さくなるが、さほ
ど吐出圧力を必要としない送液ポンプの用途では、定量
精度がよくなり、かつ、複雑で緻密な流体混合に極めて
有効であり、装置価格も著しく節減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定量プランジャーポンプを含む流体混
合搬送システムの概念図を示す図である。
【図2】本発明の定量プランジャーポンプ及び流体混合
搬送システムのためのコンピューターによるポンプ駆動
装置の一例を示す図である。
【図3】図2のポンプ駆動装置にて発信されるパルスの
一例を示す図である。
【符号の説明】
1A〜1C…プランジャー 2A〜2C…シリ
ンダー 3A〜3C…吸入弁 4A〜4C…吐出
弁 5A〜5C…ソレノイド機構 6…電気パルス制
御機器 7a〜7c…試薬槽 a〜c…試薬 8、8A〜8C…搬送ライン 9…混合槽 10〜17…設定値保持器 18〜25…カウ
ンタ 51〜54…ソレノイド駆動用パワーアンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体入口と流体出口を有するシリンダー
    室内をプランジャーが往復動することにより流体を入口
    より吸引し同出口より吐出する方式のプランジャーポン
    プにおいて、 プランジャーをそのストロークを一定にしてソレノイド
    機構の駆動力により往復動させるとともに、ソレノイド
    機構を電気パルス制御機器により制御することによって
    単位時間当たりのプランジャーの往復動回数を制御する
    ようにしたことを特徴とする定量プランジャーポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定量プランジャーポンプ
    を複数系列設けるとともに、各プランジャーポンプの流
    体入口側を異なる流体貯槽に接続し、かつ、所望のプロ
    グラムに従って各プランジャーポンプのソレノイド機構
    を制御するようにしたことを特徴とする流体混合搬送シ
    ステム。
JP1617497A 1997-01-30 1997-01-30 定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システム Pending JPH10213061A (ja)

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JP1617497A JPH10213061A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システム

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JP1617497A JPH10213061A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システム

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JPH10213061A true JPH10213061A (ja) 1998-08-11

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JP1617497A Pending JPH10213061A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 定量プランジャーポンプ及び流体混合搬送システム

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JP (1) JPH10213061A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6506030B1 (en) 1999-01-05 2003-01-14 Air Products And Chemicals, Inc. Reciprocating pumps with linear motor driver
JP2011503406A (ja) * 2007-09-06 2011-01-27 デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ 駆動信号を生成するシステムおよび方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6506030B1 (en) 1999-01-05 2003-01-14 Air Products And Chemicals, Inc. Reciprocating pumps with linear motor driver
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