JP2544212B2 - 理化学機械用送液装置 - Google Patents

理化学機械用送液装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液体クロマトグラフやその他の各種の反応
分析処理機等の理化学機械において、小量のサンプルや
試薬その他の試薬を任意に定量送りするための送液装置
に関する。
(従来の技術) 従来、この種の送液装置には、プランジャポンプ、ダ
イヤフラムポンプ、チュービングポンプ等の定量送液ポ
ンプが使用されている。
プランジャポンプは、同一方向に向けた一対のチェッ
キ弁間の液路内をプランジャの出入によって加減圧し、
一方向の流れを形成するものであり、またダイヤフラム
ポンプは、加減圧手段としてダイヤフラムを使用したも
のである。これらのポンプのチェッキ弁としては、フラ
ップ弁やボール弁が使用されている。
チュービングポンプは、弾性チューブをその長手方向
に向けて順に押し潰し位置を移動させ、いわばしぼり出
し方式によって液を送りものであり、多数の押圧子をカ
ムによって順次往復動させ、これによって弾性チューブ
を押し潰し、チューブの弾性によって復元させるように
している。
上述のような連続動作させるポンプの他に従来の送液
装置としては、シリンダ装置を使用し、これに通じる吸
液路、及び送液路を1個の切換弁にて切り換え、シリン
ダ内に吸い込んだ液を送り出すようにした切換弁タイプ
のものや、切換弁の代りに吸液路、及び送液路にそれぞ
れ電磁式の開閉弁を設け、これをシリンダ装置の動作に
対応させて交互に切換え動作させて吸液、送液させるよ
うにした電磁開閉弁タイプのものがある。
(発明が解決しようとする課題) 上述したような従来の各種送液装置の内、プランジャ
ポンプや、ダイヤフラムポンプを使用したものは、連続
した自動運転により小量の送液を行うに適しているが、
流れ方向を規制するためにチェッキ弁が必要であり、こ
のため、この弁の位置に気泡が付着し易く、その気泡に
よって弁の開閉が不安定になったり、気泡の大きさの変
化によって流路内圧が変化し、送液量が経時的に変化す
るいわゆるドリフト送液が生じたり、更に場合によって
は弁が閉じなくなってしまうという問題がある。
また、チエッキ弁を使用するポンプでは、送液圧を変
化しても弁の戻り動作速度が一様に変化しないため、送
液圧と送液量の関係が一定でなくなり、送液圧力変化に
より送液量に誤差が生じるという問題がある。更にこれ
らのポンプによって発生する液流は脈流であり、実際に
は脈流を取り除かなければならない場合が多いという問
題がある。
またチュービングポンプは、チューブを押し潰すため
の機構が複雑であり、またチューブの耐久性及び耐圧性
が低く、しかも脈流となる等の問題がある。
一方、シリンダ装置を使用したものは切換弁や開閉弁
を使用するものであるため、気泡が付着し難く、耐久
性、耐圧性も高くできるが、従来はこの種の装置はピス
トンの1ストローク中における動作量や、動作速度の変
化を一定のプログラムにより自動的にコントロールする
ようにしたものがなく、液体クロマトグラフにおける試
薬の自動注入や、各種分析装置への試薬と反応薬との自
動混合注入等の装置には使用されたものはなかった。
本発明はこのような従来の問題にかんがみ、無脈流
(定常流)にて自動送液が任意の速度で行われ、気泡発
生の問題がなく、また、送液圧を変化させても送液量に
誤差が生じることがなく、耐久性、耐圧性、操作性に優
れた理化学機械用送液装置の提供を目的としたものであ
る。
(課題を達成するための手段) 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成す
るための本発明の特徴は、第一に吸送液路を連通させた
シリンダと、該シリンダ内を往復動作する加減圧用のピ
ストンと、該ピストンを動作させる駆動機構とを有する
吸送液ポンプを備え、該吸送液ポンプの前記吸送液路
を、給液槽に通じる吸液路と、反応チューブもしくはカ
ラム等の各種機器類に送り出すための送液路とに切換連
通させる切換弁を備え、かつ、前記ピストンの動作をコ
ントロールすべく前記駆動機構の動作を制御するシーケ
ンスコントローラーを備え、前記シリンダ内に必要量を
吸い込ませ、ピストンによる押出動作をコントロールし
つつ送液するようにしてなる理化学機械用搬送液装置に
ある。
(作用) かかる特徴の送液装置は、切換弁を吸液路側に動作さ
せた状態でピストンを後退させ、1回の処理に必要な全
量の液をシリンダ内に吸い込ませる。次いで切換弁を送
液路側に切り換え、駆動機構をシーケンスコントローラ
ーにより制御させて動作させることにより必要な量の液
が定められた流速により自動的に送り出される。
また、第二の特徴のように、複数の吸送液ポンプを使
用する場合には、複数のポンプを同時に作動させたり、
また交互に作動させ、例えば反応チューブ内に複数種類
の液を交互に連続させて送り込んだり、また同時に送り
込むことができる。
更に複数系統の分析機に同時に試薬を送り込み、各々
の結果を比較することもできる。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は液体クロマトグラフに実施した例を示してお
り、第1図において1a,1b……は液槽であり、各種溶
媒、及び洗浄液を別々に収容しておく。2は液槽選択用
切換弁であり、吸液路3に各液槽に通じる流路4a,4b…
…を切換連通させるようにしている。吸液路3の端部
は、吸送液切換弁5に連結されている。
吸送液切換弁5は、後述する吸送液ポンプ6の吸送液
路7に対し、吸液路3と、インジェクター8、カラム9
及び分光計10に通じる送液路11とを切換連通させるよう
にしている。
吸送液ポンプ6は、1回の送り出しに必要な溶媒や洗
浄液の全量を吸い込むことのできる大容量のシリンダ6a
と、そのシリンダ内を往復動作するピストン6bとから構
成されている。そしてこの吸送液ポンプ6はパルスモー
タ12aと、減速ギヤ12b、ピニオン12c、及びラック12dか
らなる駆動機構12によって往復駆動されるようになって
いる。
また、駆動機構12のパルスモータ12a、吸送液切換弁
5の切換駆動モータ5a、及び液送選択用切換弁2の切換
駆動モータ2aは、いずれもシーケンスコントローラー13
によって予め入力された手順に従って自動的に動作がな
されるようになっている。
この液体クロマトグラタでは、シーケンスコントロー
ラー13に予め入力したデータに従って1回の送液に必要
な量の溶媒または洗浄液を吸送液ポンプ6内に各液毎に
1回で吸い込ませ、シーケンスコントローラー13によっ
て駆動機構12によるピストン押し込み速度をコントロー
ルし、所望の流速にて送液路11に送り出し、必要な分析
を自動的に行わせる。
また必要に応じ、溶媒の種類や洗浄液等各液毎に送り
出し速度を変更することもできる。
第2図は反応チューブを用いた分析装置に実施した例
を示している。なお、第1図と同じ部分には同じ符号を
付してその説明を省略する。
第2図において、20は反応チューブである。この反応
チューブ20の上流側端に二本の送液路11,11が連結さ
れ、そのそれぞれの上流側端が別々の吸送液切換弁5,5
を介して、ポンプ6,6が連結され、各液槽1a,1b……から
吸引した液をそれぞれ反応チューブ20に送り込むように
している。そして両方の各弁及びモーターが一つのシー
ケンスコントーローラー13によって制御されるようにな
っている。
この装置では、一方のポンプによりサンプルを、他方
のポンプにより反応試薬を送り出し、反応チューブ20内
で反応させ、例えば分光計10により測定すものであり、
必要に応じて両ポンプ6,6から連続して送り込むこと
も、また両ポンプ6,6を交互に同期させて間欠送りさ
せ、各液を交互に送り込ませることもできる。
(発明の効果) 上述したように本発明の送液装置は、ピストン、シリ
ンダーを使用した吸送液ポンプを駆動機構により動作さ
せるようにし、この駆動機構をシーケンスコントローラ
ーによって制御させるようにし、1回の送液に必要な量
の液を1回の吸引動作で吸い込み、これを自動的に速度
コントロールしつつ送り出すようにしたことにより、プ
ランジャーやダイヤフラムを使用した場合のような脈流
を除く手段が不要となり、耐圧性、耐久性が高く、また
チェッキ弁を使用しないため気泡発生の問題が生ぜず、
送液圧を変化させても送液量に誤差が生じることがな
い。しかも従来のプランジャーポンプを使用した装置と
同様に自動的に一連の分析等の処理が可能になり、操作
性が良い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ別々の実施例を示す流路図で
ある。 1a,1b……液槽、2……液槽選択用切換弁、 3……吸液路、4a,4b……流路、 5……吸送液切換弁、 2a,5a……切換駆動モータ、6……ポンプ、 6a……シリンダ、6b……ピストン、 7……吸送液路、8……インジェクター、 9……カラム、10……分光計、11……送液路、 12……駆動機構、12a……パルスモータ、 12b……ギヤ、12c……ピニオン、 12d……ラック、 13……シーケンスコントローラー、 20……反応チューブ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸送液路を連通させたシリンダと、該シリ
    ンダ内を往復動作する加減圧用のピストンと、該ピスト
    ンを動作させる駆動機構とを有する吸送液ポンプを備
    え、該吸送液ポンプの前記吸送液路を、給液槽に通じる
    吸液路と、反応チューブもしくはカラム等の各種機器類
    に送り出すための送液路とに切換連通させる切換弁を備
    え、かつ、前記ピストンの動作をコントロールすべく前
    記駆動機構の動作を制御するシーケンスコントローラー
    を備え、前記シリンダ内に必要量を吸い込ませ、ピスト
    ンによる押出動作をコントロールしつつ送液するように
    してなる理化学機械用送液装置。
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