JP2003014719A - 液体クロマトグラフ装置 - Google Patents

液体クロマトグラフ装置

Info

Publication number
JP2003014719A
JP2003014719A JP2001201120A JP2001201120A JP2003014719A JP 2003014719 A JP2003014719 A JP 2003014719A JP 2001201120 A JP2001201120 A JP 2001201120A JP 2001201120 A JP2001201120 A JP 2001201120A JP 2003014719 A JP2003014719 A JP 2003014719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eluent
sample
holding
column
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001201120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4603203B2 (ja
Inventor
Toshiki Kawabe
俊樹 川辺
Kazuhiko Shimada
一彦 嶋田
Yuji Setoguchi
雄二 瀬戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001201120A priority Critical patent/JP4603203B2/ja
Publication of JP2003014719A publication Critical patent/JP2003014719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603203B2 publication Critical patent/JP4603203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動相をステップ的に速やかに切換えること
ができ、小型化及び低コスト化を果たし得るだけでな
く、測定時間の短縮、移動相の節約及び試料の高精度注
入を果たし得る液体クロマトグラフ装置を提供する。 【解決手段】 カラム1及び検出器2の上流に切換え部
材3が接続されており、切換え部材3に、第1,第2の
保持流路c1,c2が接続されており、かつ切換え部材
3に、切換え弁7を介して試料Xまたは洗浄液Yが供給
され、送液部材4により溶離液Aが供給され、切換え弁
9を介して溶離液Bが供給されるように構成されてお
り、切換え部材3を切換えることにより、試料X、洗浄
液Yまたは溶離液Aが第1の保持流路c1を利用してカ
ラム1に供給され、または溶離液A,溶離液Bが第2の
保持流路c2を利用してカラム1に供給されるように構
成されている、液体クロマトグラフ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラ
フ装置及び該液体クロマトグラフ装置を用いた測定方法
に関し、より詳細には、例えばヘモグロビン類などの測
定に好適に用いられる、ステップグラジュエント方式を
用いた液体クロマトグラフ装置及び測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体クロマトグラフィーにおい
て、複数の移動相を使用して測定する方法として、移動
相を所定のタイミングで切換えるステップグラジュエン
ト方式(段階溶出法)が広く用いられている。
【0003】上記ステップグラジュエント方式で測定す
るための液体クロマトグラフ装置としては、低圧グラジ
ュエント方式のもの及び高圧グラジュエント方式のもの
が知られている。
【0004】しかしながら、低圧グラジュエント方式で
は、送液ポンプが一台でよいものの、移動相の切換えを
ステップ的に速やかに行うことができないという問題が
あった。
【0005】他方、高圧グラジュエント方式では、移動
相を速やかにステップ的に切換えることができるもの
の、移動相の種類に応じた送液ポンプを用意しなければ
ならなかった。従って、クロマトグラフ装置の小型化及
び低価格化を進めることができないという問題があっ
た。
【0006】そこで、特開平7−280789号公報に
は、グラジュエント式の液体クロマトグラフ装置であっ
て、測定時間の短縮化、測定器の小型化及び低価格化を
図り得る構造が開示されている。
【0007】この先行技術に記載の液体クロマトグラフ
装置では、第1の移動相を送液する送液ポンプと分離カ
ラムとを連結してなる流路において、送液ポンプと分離
カラムとの間に試料及び第2の移動相を上記流路に導く
ためのインジェクターが接続されている。このインジェ
クターは、試料または第2の移動相を吸引するサンプリ
ングノズルと、サンプリングノズルに連結された切換え
弁と、試料または第2の移動相を保持する液体保持流路
とを有する。切換え弁を切換えることにより、第1の移
動相が流路に流され、試料または第2の移動相が上記液
体保持流路に導かれる第1の切換え状態と、第1の移動
相を液体保持流路に導入し、かつ試料または第2の移動
相を液体保持流路から流路に導く第2の切換え状態とが
実現される。
【0008】従って、高圧グラジュエント方式を用いて
いるため、複数の移動相をステップ的に速やかに切換え
ることができ、測定時間の短縮が果たされるとされてい
る。また、上記液体保持流路を用いることにより、送液
ポンプの台数を少なくすることができ、装置の小型化及
び低価格化が図られるとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−280789号公報に記載の液体クロマトグラフ装
置では、液体保持流路に試料や第2の移動相を交互に導
く動作、並びに試料導入後の洗浄動作を順に実施する必
要があった。従って、総動作時間が測定時間内に収まる
ように測定条件を設定する必要があった。よって、測定
時間を短縮しようとした場合、測定条件に制約があっ
た。
【0010】また、上記先行技術に記載の液体クロマト
グラフ装置では、上記液体保持流路に試料や第2の移動
相が交互に導かれるため、液体保持流路に至る流路部分
に存在していた移動相が、次の洗浄工程において洗浄液
に置換される。すなわち、置換される移動相が測定に使
用されないことになる。従って、移動相の無駄が多かっ
た。
【0011】加えて、注入される試料の量と第2の移動
相の量が異なる場合には、注入量の多い方を満たすよう
に上記液体保持流路が構成されていなければならない。
上記先行技術の実施例の欄では、試料が10μL、第2
の移動相が150μLとされているが、この場合には液
体保持流路の容量は最低でも150μLとしなければな
らない。他方、試料の注入に際し、気泡が注入されては
ならない。従って、試料の先端部が洗浄液で希釈される
ことになるので、上記のような小さな容量の液体保持流
路の該容量よりも少ない量の試料を高精度に注入するこ
とは非常に困難であった。そのため、試料の注入量のば
らつきが大きくならざるを得なかった。
【0012】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、移動相をステップ的に速やかに切換えること
ができ、装置の小型化及び低コスト化を果たし得るだけ
でなく、測定時間の短縮に際しての測定条件の制限が少
なく、移動相の無駄が少なく、かつ試料を高精度に注入
することができ、従って高精度に測定を行うことを可能
とする液体クロマトグラフ装置及び該液体クロマトグラ
フ装置を用いた測定方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の広い局面によれ
ば、少なくとも2種類の溶離液A,Bを用いた液体クロ
マトグラフ装置であって、カラムと、前記カラムの下流
に配置されており、測定対象成分を検出するための検出
器と、前記カラムの上流に配置された流路切換え部材
と、試料もしくは洗浄液または溶離液Aを一時的に保持
するための第1の保持流路と、溶離液Aまたは溶離液B
を一時的に保持するための第2の保持流路とを備え、前
記流路切換え部材が、溶離液Aを導入するための溶離液
A導入ポートと、溶離液Bを導入するための溶離液B導
入ポートと、試料または洗浄液を導入するための試料等
導入ポートと、試料もしくは洗浄液を排出する試料等排
出ポートと、溶離液Aまたは溶離液Bを排出する溶離液
排出ポートと、前記溶離液A,Bまたは試料をカラムに
流出させるカラム接続ポートと、前記第1の保持流路の
一端に接続されており、第1の保持流路に試料もしくは
洗浄液または溶離液Aを流出する第1の流出ポートと、
第1の保持流路の他端に接続されており、第1の保持流
路から試料もしくは洗浄液または溶離液Aが流入される
第1の流入ポートと、前記第2の保持流路の一端に接続
されており、第2の保持流路に溶離液Aまたは溶離液B
を流出する第2の流出ポートと、前記第2の保持流路の
他端に接続されており、第2の保持流路から溶離液Aま
たは溶離液Bが流入される第2の流入ポートとを有し、
前記流路切換え部材は、第2の保持流路が、カラム接続
ポートに接続される第1の状態と、第1の保持流路がカ
ラム接続ポートに接続される第2の状態との間で切換え
られるように構成されている液体クロマトグラフ装置が
提供される。
【0014】上記流路切換え部材としては、特に限定さ
れるわけではないが、本発明の特定の局面では十方バル
ブが用いられ、すなわち市販されている十方バルブを上
記流路切換え部材として用いることができる。
【0015】本発明に係る液体クロマトグラフ装置は様
々な試料の分析に用いられ得るが、特に、測定対象成分
としてのヘモグロビン類を含む試料の測定に好適に用い
られる。
【0016】本発明に係る測定方法は、本発明に従って
構成された液体クロマトグラフ装置を用いた測定方法で
あり、前記溶離液Bの溶出力が溶離液Aの溶出力よりも
大きく、前記流路切換え部材を第2の状態として前記カ
ラム接続ポートに溶離液Aを送液しつつ、試料をカラム
に導入した後、前記流路切換え部材を第1の状態に切換
えてカラムに溶離液Bを導入することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を説明することにより、本発明をより詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る液体クロ
マトグラフ装置の概略構成図である。本実施例の液体ク
ロマトグラフ装置では、分離カラム1の下流側に検出器
2が配置されている。分離カラム1としては、試料及び
測定目的成分に応じた充填剤が充填されたものが用いら
れる。また、検出器2としては、分離カラム1から流出
してきた移動相中の目的成分を検出するための適宜の検
出装置が用いられる。
【0019】分離カラム1の上流側には、流路切換え部
材3が配置されている。流路切換え部材3は、本実施形
態では、十方バルブを用いて構成されている。従って、
流路切換え部材3は10個のポートを有する。10個の
ポートの詳細は以下の通りである。
【0020】まず、洗浄液または試料が導入される試料
等導入ポートa、後述の第1の保持流路c1の一端に接
続され、試料もしくは洗浄液または溶離液Aを第1の保
持流路c1に流出する第1の流出ポートb、溶離液Aを
導入するための溶離液A導入ポートc、第2の保持流路
c2の一端に接続されており、第2の保持流路に溶離液
を流出する第2の流出ポートd、溶離液Bを導入するた
めの溶離液B導入ポートe、溶離液を排出するための溶
離液排出ポートf、第2の保持流路c2の端部に接続さ
れており、第2の保持流路c2から溶離液を流入させる
第2の流入ポートg、前述した分離カラム1に接続され
ており、分離カラム1に移動相溶離液A,Bまたは試料
を与えるカラム接続ポートh、第1の保持流路c1の端
部に接続されており、第1の保持流路c1から試料もし
くは洗浄液または溶離液Aが流入される第1の流入ポー
トi、洗浄液または試料を排出する試料等排出ポートj
とを備える。
【0021】本実施形態の液体クロマトグラフ装置で
は、溶離液A導入ポートcに、送液部材4が接続されて
おり、該送液部材4により、溶離液Aが溶離液A導入ポ
ートcに送液されるように構成されている。送液部材4
としては、例えば、プランジャー式ポンプなどの適宜の
液体移送手段を用いることができる。
【0022】切換え部材3に溶離液Aを供給する流路
と、切換え部材3から分離カラム1及び検出器2に至る
流路とが、この液体クロマトグラフ装置の主流路を構成
している。
【0023】他方、試料等排出ポートjには、試料等導
入部材5が接続されている。試料等導入部材5は、ポン
プなどの適宜の液体移送手段により構成されており、陰
圧により、試料または洗浄液等を切換え部材3に導入
し、かつ試料等排出ポートjから外部に排出し得るよう
に構成されている。また、溶離液排出ポートfには、同
様に、溶離液導入部材6が接続されている。溶離液導入
部材6は、同じくポンプなどにより構成されており、陰
圧により、溶離液Bを切換え部材3に導入し、かつ溶離
液Aまたは溶離液Bを外部に排出するように構成されて
いる。
【0024】試料等導入ポートaには切換え弁7が接続
されている。切換え弁7は、サンプリングノズル8に接
続されており、サンプリングノズル8の先端が試料X内
に浸漬した状態または洗浄液Y内に浸漬した状態とを切
換え得るように構成されている。切換え弁7の上記切換
えは、モータや電磁弁などを用いて行われ得る。
【0025】試料X及び洗浄液Y内にそれぞれ浸漬され
た複数のサンプリングノズル8が設けられており、切換
え弁7によって接続が切換えられるように構成されても
よい。
【0026】他方、溶離液B導入ポートeには、切換え
弁9が接続されている。切換え弁9は、ノズル10に連
結されている。図1では、ノズル10の先端は溶離液B
に浸漬されているが、切換え弁9を切換えることによ
り、溶離液Bを溶離液B導入ポートeに供給し得る図示
の状態及び供給しない状態を実現することができる。
【0027】第1の保持流路c1は、前述した第1の流
出ポートb及び第1の流入ポートi間に接続されてい
る。また、第2の保持流路c2は、第2の流出ポートd
及び第2の流入ポートgに接続されている。
【0028】切換え部材3を構成する十方バルブは、第
1の保持流路c1を、前述した主流路に接続した第2の
状態IIと、第2の保持流路c2が前述した主流路に接
続される第1の状態Iとで切換えられるように構成され
ている。また、第1の状態Iでは、溶離液B導入ポート
eと、溶離液排出ポートfとを結ぶ流路p3が切換え部
材3内において構成され、溶離液Bは外部に排出される
ように構成されている。また、第2の状態IIでは、試
料等導入ポートaと、試料等排出ポートjとが後述の流
路p1により接続され、試料または洗浄液等が外部に排
出されるように構成される。
【0029】第1の状態I及び第2の状態IIにおける
切換え部材3内での状態及び各ポート内で構成される内
部の流路は後述の通りである。また、第1の保持流路c
1への試料の導入は、第2の状態IIにおいて、切換え
弁7を切換え、試料Xをサンプリングノズル8が吸入す
る状態とし、試料等導入部材5の陰圧を利用して行われ
る。また、第1の保持流路c1の洗浄は、サンプリング
ノズル8から洗浄液Yを吸入し得るように切換え弁7を
切換え、同様に試料等導入部材5の陰圧を利用して洗浄
液が第1の保持流路c1に流される。
【0030】他方、第2の保持流路c2への溶離液Bの
導入は、上記第1の状態Iにおいて、溶離液導入部材6
の陰圧を利用して行われる。なお、本実施例では、試料
等導入部材5及び溶離液導入部材6は、切換え部材3の
下流側に配置されており、上記のように陰圧を利用して
試料等または溶離液が流されるように構成されている
が、吸引及び吐出機能を有するピストンポンプなどを用
いることにより、切換え部材3の上流側に、試料等導入
部材5及び溶離液導入部材6を配置してもよい。すなわ
ち、切換え弁7と試料等導入ポートaとの間にピストン
ポンプなどからなる試料等導入部材5を接続してもよ
く、切換え弁9と溶離液B導入ポートeとの間に同様に
ピストンポンプなどからなる溶離液導入部材6を配置し
てもよい。
【0031】なお、本実施形態の液体クロマトグラフ装
置を構成する上記送液部材、試料等導入部材5及び溶離
液導入部材6を構成するポンプなどは市販のポンプを用
いて構成することができ、切換え部材3を構成する十方
バルブ、切換え弁7,9及び検出器2なども、市販され
ている十方バルブ、切換え弁及び液体クロマトグラフ用
検出器により構成され得る。
【0032】また、自動測定を行うには、これらの各ユ
ニットを制御するコントローラーにより、以下の測定方
法における各切換え部材や切換え弁等の切換えのタイミ
ングを制御すればよい。
【0033】次に、図2〜図10を参照して本実施形態
の液体クロマトグラフ装置の測定方法を説明することに
より、上記切換え部材3の構造の詳細も明らかにする。
なお、図2〜図9は、この測定に際しての各動作ステッ
プにおける切換え部材3の状態と試料X、洗浄液Y、溶
離液A,Bの流れる状態を示す図であり、試料X、洗浄
液Y、溶離液A及び溶離液Bは、それぞれ、細い破線、
太い破線、実線及び二点鎖線で示されている。図10
は、これらの各動作ステップにおける主流路における送
液内容を、切換え部材3の切換え状態、及び検出器によ
り得られるクロマトグラムの時間的変化を示す図であ
る。
【0034】まず、図2に示すステップS1では、切換
え部材3は第1の状態Iとされている。図2において
は、切換え部材3の中央に、第1の状態であることを示
すIが記されているが、以下の図3〜図9においても同
様に切換え部材3の切換え状態を切換え部材3の中央に
示すこととする。
【0035】ステップS1においては、切換え部材3が
第1の状態に切換えられており、第2の保持流路c2が
溶離液A導入ポートcと、カラム接続ポートhに接続さ
れている。すなわち、第1の状態Iでは、切換え部材3
内において、第2の流出ポートdと溶離液A導入ポート
cとが接続されており、第2の流入ポートgとカラム接
続ポートhとが接続されている。従って、溶離液Aは、
主流路の途中で第2の保持流路c2を流れ、カラム1に
与えられる。従って、第2の保持流路c2には溶離液A
が満たされる。他方、ステップS1においては、第1の
保持流路c1には、破線で示すように試料Xが満たされ
ている。この第1の保持流路c1への試料Xの充填は後
述のステップS6〜8と同様にして行われるため、後ほ
ど詳細に説明する。
【0036】ステップS1においては、試料等導入ポー
トaと、第1の流出ポートbとが接続されており、第1
の流入ポートiと試料等排出ポートjとが接続されてい
る。そして、試料導入部材5を駆動することにより、試
料Xまたは洗浄液Yが搬送されるが、ステップS1にお
いては、上記のように第1の保持流路c1に試料Xが満
たされており、試料Xの後ろに、洗浄液Yが配置されて
いる。この場合、サンプリングノズル8は、洗浄液Yに
浸漬されるように切換え弁7が切換えられている。従っ
て、図2にYで示すように、試料Xの後ろから洗浄液Y
が移送される。
【0037】なお、第1の状態Iにおいては、溶離液B
導入ポートeは、溶離液排出ポートfと接続されてお
り、従って、溶離液Bは、溶離液導入部材6の陰圧によ
り、第2の保持流路c2に満たされる。
【0038】次に、ステップS2において、切換え部材
3が第1の状態Iから第2の状態IIに切換えられる。
図3に示すように、第2の状態IIでは、溶離液A導入
ポートcが第1の流出ポートbに接続され、第1の流入
ポートiがカラム接続ポートhに接続される。従って、
溶離液Aが第1の保持流路c1側に向かって流れること
になり、該溶離液Aに押されて、試料Xが分離カラム1
側に移動する。
【0039】他方、試料等導入ポートaと、試料等排出
ポートjとが接続され、試料または洗浄液は、試料排出
部材5の陰圧により外部に排出される。また、溶離液B
導入ポートは、第2の流出ポートdに接続され、第2の
流入ポートgが溶離液排出ポートfに接続される。従っ
て、溶離液Bが、第2の保持流路c2内に導入される。
【0040】よって、ステップS3において、試料Xが
溶離液Aに押されることにより、分離カラム1側に押し
出されていく。すなわち、図4に示すように、溶離液A
が第1の保持流路c1内に侵入するにつれて、試料Xが
分離カラム1側に流される。
【0041】また、第2の保持流路c2には、溶離液B
が流されるが、第2の保持流路c2には、前回の測定に
際し溶離液Aが満たされていたため、溶離液Aと溶離液
Bとの混入を防止するために、空気を介在させて、溶離
液Bが流される。
【0042】また、ステップS4では、流路p1の試料
Xを置換して洗浄するために、切換え弁7が切換えら
れ、サンプリングノズル8が洗浄液8に浸漬され、洗浄
液8が流路p1に向かって流される。この場合において
も、空気を送った後に、洗浄液Yが流される。動作が進
行するにつれて、図5に示すように、ステップ4におい
て、第1の保持流路c1に溶離液Aが満たされ、さらに
溶離液Aが分離カラム1に向かって流れる。他方、第2
の保持流路c2は溶離液Bで満たされる。なお、第2の
保持流路c1に溶離液Bが満たされた後に、溶離液Bの
後に空気が位置するように、切換え弁9が切換えられ、
サンプリングノズル10が溶離液Bに浸漬された状態か
ら空気を吸引する状態に切換えられる。
【0043】このようにして、第2の保持流路c2に溶
離液Bが充填される。
【0044】次に、図6に示すように、ステップS5に
おいて、切換え部材3が第2の状態IIから、第1の状
態Iに切換えられる。ステップS5においては、第2の
保持流路c2が、再度溶離液Aが供給されるように、第
2の保持流路c2が分離カラム1に接続される。従っ
て、送液部材の駆動により溶離液Aが第2の保持流路c
2に向かって流されることになるため、溶離液Aにより
溶離液Bが押し出され、第2の保持流路c2から分離カ
ラム1側に向かって流れる。このステップS5において
は、溶離液導入部材6はその駆動が停止されている。
【0045】次に、図7に示すように、ステップS6に
おいて、試料等導入部材5を駆動し、かつ切換え弁7を
切換え、サンプリングノズル8を洗浄液Yを吸引する状
態から試料Xを吸引する状態へ移動させる。この場合、
洗浄液Yから一旦引き出されたサンプリングノズル8
は、空気を吸引し、しかる後試料Xに浸漬された後に、
試料Xを吸引する。従って、図7に示すように、空気を
介在させた後、試料Xが第1の保持流路c1に供給され
る。
【0046】このようにして、第1の保持流路c1に、
試料Xが充填されていく。この間、第2の保持流路c2
には、溶離液Aが順次満たされていき、溶離液Bは第2
の保持流路c2から分離カラム1側に向かって押し出さ
れていく。
【0047】次に、ステップS7では、図8に示すよう
に、上記のようにして試料Xが第1の保持流路c1に満
たされている。しかる後、ステップS7において、切換
え弁7が切換えられ、サンプリングノズル8が洗浄液Y
に再度浸漬される。この切換えに際し、サンプリングノ
ズル8は、試料Xから引き出された際に空気を吸入し、
しかる後洗浄液Yに浸漬される。従って、試料Xの後に
空気が吸引される(図8参照)。
【0048】次に、図9に示すように、ステップS8に
おいて、切換え部材3が第1の状態Iから第2の状態I
Iに切換えられる。その結果、第1の保持流路c1に溶
離液Aが流れ、再度試料Xが分離カラム1側に流され
る。他方、洗浄液Yが流路p1を洗浄するように切換え
部材3の試料等導入ポートに向かって流れる。
【0049】図10から明らかなように、上記ステップ
S1〜S8に従って液体クロマトグラフ装置を駆動する
ことにより、試料Xを分離カラムに導いた後、溶離液A
及び溶離液Bを順に用いて、目的成分の溶出を行うこと
ができる。また、図10から明らかなように、本実施形
態の液体クロマトグラフ装置では、上記のように第1,
第2の保持流路c1,c2を用い、試料あるいは溶離液
A,Bの分離カラム1への供給のタイミングが切換えら
れるので、図10から明らかなように、溶離液Aと溶離
液Bとを高精度に階段状に供給することができ、溶離液
A及び溶離液Bの溶出力を利用して目的とする成分を高
精度に検出することができる。
【0050】しかも、本実施形態では、2つの保持流路
c1,c2を用いているため、第2の移動相を測定前に
置換する必要のないことがわかる。加えて、試料と溶離
液Bとが、異なる保持流路c1,c2を用いて供給され
るので、試料の量が少ない場合であっても、試料注入を
高精度に行うことができ、試料注入精度のばらつきを低
減することができる。
【0051】なお、上記実施形態では、溶離液Bの溶出
力が溶離液Aの溶出力よりも高くされている。もっと
も、本発明では、3種以上の溶離液を用いてもよく、そ
の場合には、溶離液A,溶離液Bよりも溶出力の小さい
溶離液を溶離液Aの前に流せばよく、溶離液A,溶離液
Bよりも溶出の大きい溶離液は溶離液Bの後に流せばよ
い。
【0052】さらに、上記実施形態では、ヘモグロビン
類の分離及び測定に用いた例を示したが、他の様々な成
分の分離及び測定に本発明に係る液体クロマトグラフ装
置を用いることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る液体クロマ
トグラフ装置では、カラム及び検出器の上流に流路切換
え部材が配置されており、該流路切換え部材を第2の状
態IIとすることにより、第1の保持流路がカラムに接
続され、第1の状態Iとすることにより、第2の保持流
路をカラムに接続された状態とすることができる。従っ
て、本発明の測定方法に従って、第1の保持流路により
試料及び溶離液Aをカラムに与えるように、かつ第2の
流路c2により溶離液A,Bの供給を行うことにより、
測定時間の短縮、測定前に溶離液を置き換える作業の省
略、並びに試料の注入量のばらつきの低減を果たすこと
ができる。よって、安価であり、かつ比較的短時間に、
目的とする成分を高精度に測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液体クロマトグラフ
装置の概略構成図。
【図2】本発明の一実施形態において、ステップS1に
おいて、試料Xが第1の液体保持流路に充填されている
状態を示す概略構成図。
【図3】本発明の一実施形態の測定方法のステップS2
において、試料が分離カラムに溶離液Aにより押されて
移動する状態を示す概略構成図。
【図4】本発明の一実施形態に係る測定方法のステップ
S3において、第1の保持流路c1に洗浄液が注入され
る工程を説明するための概略構成図。
【図5】本発明の一実施形態の測定方法のステップS4
において、第2の保持流路c2が溶離液Bで満たされる
工程及び第1の保持流路c1が洗浄される工程を説明す
るための概略構成図。
【図6】本発明の一実施形態の測定方法のステップS5
において、溶離液Bが分離カラムに与えられる工程を説
明するための概略構成図。
【図7】本発明の一実施形態に係る測定方法のステップ
S6において、第1の保持流路c1に試料を導入する工
程及び第2の保持流路c2に溶離液Aを供給する工程を
示す概略構成図。
【図8】本発明の一実施形態の測定方法のステップS7
において、第1の保持流路c1が試料により満たされて
いる状態及び第2の保持流路c2が溶離液Aにより満た
されている状態を示す概略構成図。
【図9】本発明の一実施形態の測定方法のステップS8
において、切換え部材が第2の状態に切換えられ、試料
がカラムに与えられる工程、及び流路p3から試料が排
出される工程を説明するための概略構成図。
【図10】本発明の一実施形態の測定方法における各動
作ステップと、切換え部材切換え状態と、主流量におけ
る送液内容と、検出されたクロマトグラムとの各時間変
化を示す図。
【符号の説明】
1…分離カラム 2…検出器 3…切換え部材 4…送液部材 5…試料等導入部材 6…溶離液導入部材 7…切換え弁 8…サンプリングノズル 9…切換え弁 10…ノズル a…試料等導入ポート b…第1の流出ポート c…溶離液A導入ポート c1…第1の保持流路 c2…第2の保持流路 d…第2の流出ポート e…溶離液B導入ポート f…溶離液排出ポート g…第2の流入ポート h…カラム接続ポート i…第1の流入ポート j…試料等排出ポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類の溶離液A,Bを用い
    た液体クロマトグラフ装置であって、 カラムと、 前記カラムの下流に配置されており、測定対象成分を検
    出するための検出器と、 前記カラムの上流に配置された流路切換え部材と、 試料もしくは洗浄液または溶離液Aを一時的に保持する
    ための第1の保持流路と、溶離液Aまたは溶離液Bを一
    時的に保持するための第2の保持流路とを備え、 前記流路切換え部材が、 溶離液Aを導入するための溶離液A導入ポートと、溶離
    液Bを導入するための溶離液B導入ポートと、試料また
    は洗浄液を導入するための試料等導入ポートと、試料も
    しくは洗浄液を排出する試料等排出ポートと、溶離液A
    または溶離液Bを排出する溶離液排出ポートと、前記溶
    離液A,Bまたは試料をカラムに流出させるカラム接続
    ポートと、前記第1の保持流路の一端に接続されてお
    り、第1の保持流路に試料もしくは洗浄液または溶離液
    Aを流出する第1の流出ポートと、第1の保持流路の他
    端に接続されており、第1の保持流路から試料もしくは
    洗浄液または溶離液Aが流入される第1の流入ポート
    と、前記第2の保持流路の一端に接続されており、第2
    の保持流路に溶離液Aまたは溶離液Bを流出する第2の
    流出ポートと、前記第2の保持流路の他端に接続されて
    おり、第2の保持流路から溶離液Aまたは溶離液Bが流
    入される第2の流入ポートとを有し、 前記流路切換え部材は、第2の保持流路が、カラム接続
    ポートに接続される第1の状態と、第1の保持流路がカ
    ラム接続ポートに接続される第2の状態との間で切換え
    られるように構成されている液体クロマトグラフ装置。
  2. 【請求項2】 前記流路切換え部材が十方バルブである
    請求項1に記載の液体クロマトグラフ装置。
  3. 【請求項3】 前記試料が測定対象成分としてのヘモグ
    ロビン類を含有する試料である請求項1または2に記載
    の液体クロマトグラフ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の液体ク
    ロマトグラフ装置を用いた測定方法であって、前記溶離
    液Bの溶出力が溶離液Aの溶出力よりも大きく、前記流
    路切換え部材を第2の状態として前記カラム接続ポート
    に溶離液Aを送液しつつ、試料をカラムに導入した後、
    前記流路切換え部材を第1の状態に切換えてカラムに溶
    離液Bを導入することを特徴とする、液体クロマトグラ
    フ装置を用いた測定方法。
JP2001201120A 2001-07-02 2001-07-02 液体クロマトグラフ装置 Expired - Fee Related JP4603203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001201120A JP4603203B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 液体クロマトグラフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001201120A JP4603203B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 液体クロマトグラフ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003014719A true JP2003014719A (ja) 2003-01-15
JP4603203B2 JP4603203B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=19038133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001201120A Expired - Fee Related JP4603203B2 (ja) 2001-07-02 2001-07-02 液体クロマトグラフ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603203B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351717A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Hitachi High-Technologies Corp グラジエント送液システム
JP2006227029A (ja) * 2006-06-02 2006-08-31 Hitachi High-Technologies Corp 分離分析装置
CN1304840C (zh) * 2004-03-16 2007-03-14 金陵药业股份有限公司 一种治疗血栓闭塞性疾病的注射液的质量控制方法
WO2010041637A1 (ja) * 2008-10-07 2010-04-15 アークレイ株式会社 液体クロマトグラフィ装置および液体クロマトグラフィ
EP2246697A3 (en) * 2003-03-11 2011-05-18 Hitachi High-Technologies Corporation Separation analyzer
CN102345594A (zh) * 2010-08-03 2012-02-08 株式会社岛津制作所 供液泵以及液相色谱仪
CN116060343A (zh) * 2021-10-29 2023-05-05 株式会社岛津制作所 液体层析系统的清洗方法以及液体层析系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248863U (ja) * 1988-09-29 1990-04-04
JPH02130466A (ja) * 1988-11-11 1990-05-18 Hitachi Ltd 液体クロマトグラフ
JPH07280789A (ja) * 1994-04-13 1995-10-27 Sekisui Chem Co Ltd 液体クロマトグラフ
JPH11304781A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Hitachi Ltd 液体クロマトグラフ
WO2000072001A1 (fr) * 1999-05-19 2000-11-30 Eisai Co., Ltd. Distributeur pour chromatographie en phase liquide haute performance a gradient

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248863U (ja) * 1988-09-29 1990-04-04
JPH02130466A (ja) * 1988-11-11 1990-05-18 Hitachi Ltd 液体クロマトグラフ
JPH07280789A (ja) * 1994-04-13 1995-10-27 Sekisui Chem Co Ltd 液体クロマトグラフ
JPH11304781A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Hitachi Ltd 液体クロマトグラフ
WO2000072001A1 (fr) * 1999-05-19 2000-11-30 Eisai Co., Ltd. Distributeur pour chromatographie en phase liquide haute performance a gradient

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2246697A3 (en) * 2003-03-11 2011-05-18 Hitachi High-Technologies Corporation Separation analyzer
US8048312B2 (en) 2003-03-11 2011-11-01 Hitachi High-Technologies Corporation Separation analyzer
CN1304840C (zh) * 2004-03-16 2007-03-14 金陵药业股份有限公司 一种治疗血栓闭塞性疾病的注射液的质量控制方法
JP2005351717A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Hitachi High-Technologies Corp グラジエント送液システム
JP2006227029A (ja) * 2006-06-02 2006-08-31 Hitachi High-Technologies Corp 分離分析装置
WO2010041637A1 (ja) * 2008-10-07 2010-04-15 アークレイ株式会社 液体クロマトグラフィ装置および液体クロマトグラフィ
KR101299644B1 (ko) * 2008-10-07 2013-08-23 세키스이 메디칼 가부시키가이샤 액체 크로마토그래피 장치 및 액체 크로마토그래피
JP5367716B2 (ja) * 2008-10-07 2013-12-11 アークレイ株式会社 液体クロマトグラフィ装置および液体クロマトグラフィ
US9310342B2 (en) 2008-10-07 2016-04-12 Arkray, Inc. Liquid chromatography apparatus and liquid chromatography
CN102345594A (zh) * 2010-08-03 2012-02-08 株式会社岛津制作所 供液泵以及液相色谱仪
CN116060343A (zh) * 2021-10-29 2023-05-05 株式会社岛津制作所 液体层析系统的清洗方法以及液体层析系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4603203B2 (ja) 2010-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230135114A1 (en) Sample Injector With Metering Device Balancing Pressure Differences In An Intermediate Valve State
JP5111476B2 (ja) 液体試料分析装置及び液体試料導入装置
US7921696B2 (en) Liquid chromatograph device
US8794052B2 (en) Liquid chromatograph
JP5263197B2 (ja) 液体クロマトグラフ用オートサンプラ
US7135111B2 (en) Separation analyzer
US11009488B2 (en) Fluid chromatograph
CN109100458B (zh) 色谱自动进样器和自动进样方法
US10802001B2 (en) Online dilution for a liquid chromatography system using a sample metering pump
JP2015052592A (ja) 液体クロマトグラフィ装置、液体クロマトグラフィ分析方法、及び液体クロマトグラフィ分析プログラム
CN103238066A (zh) 液体色谱仪、液体色谱仪用试样导入装置以及液体色谱仪用试样导入装置的清洗方法
EP2990791B1 (en) Switching valve for a flow-type analysis device
US20060045810A1 (en) Sample injector for liquid analysis
JP2015092166A5 (ja)
JP2003014719A (ja) 液体クロマトグラフ装置
US20240060939A1 (en) Sample metering and injection for liquid chromatography
JP2014106213A (ja) 液体クロマトグラフ用オートサンプラ
JP2006343271A (ja) オートサンプラ
JP2012247440A (ja) 液体試料分析装置及び液体試料導入装置
CN113167774B (zh) 从移动相中移除不确定组合物部分
US20220283127A1 (en) Branching off fluidic sample with low influence on source flow path
JPH0815278A (ja) 試料導入装置
JP7119400B2 (ja) 液体クロマトグラフシステムおよびそれを用いた分析方法
JPH09243624A (ja) 試料導入装置
JP2006118374A (ja) 送液システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4603203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees