JPH10213049A - 燃料ポンプ - Google Patents

燃料ポンプ

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JPH10213049A
JPH10213049A JP9345042A JP34504297A JPH10213049A JP H10213049 A JPH10213049 A JP H10213049A JP 9345042 A JP9345042 A JP 9345042A JP 34504297 A JP34504297 A JP 34504297A JP H10213049 A JPH10213049 A JP H10213049A
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JP
Japan
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fuel
pump
dead center
fuel pump
pump plunger
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Withdrawn
Application number
JP9345042A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael Peter Cooke
マイケル・ピーター・クック
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ZF International UK Ltd
Original Assignee
Lucas Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/06Control using electricity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/02Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having two cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/08Regulating by delivery pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B9/00Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members
    • F04B9/02Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being mechanical
    • F04B9/04Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being mechanical the means being cams, eccentrics or pin-and-slot mechanisms
    • F04B9/042Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being mechanical the means being cams, eccentrics or pin-and-slot mechanisms the means being cams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結手段の使用によって、ポンププランジャ
ーを上死点位置から下死点位置へための手段として戻り
ばねを使用した場合に必然的に生じたポンププランジャ
ーの行程の長さの制約とその速度の制約とを除去する。 【解決手段】 本願発明は、燃料ポンプに関し、特に、
内燃機関の燃料噴射システムに高圧燃料を送出する燃料
ポンプに関する。燃料ポンプは、第1のポンププランジ
ャー1を前記第2の駆動手段14に機械的に連結し、第
2のポンププランジャー11を第1の駆動手段4に機械
的に連結する連結手段30を備えている。それにより、
第1のポンププランジャー1が第1の駆動手段4によっ
て下死点から上死点へ駆動されるとき、第2のポンププ
ランジャー11が連結手段30によって上死点から下死
点へ駆動され、第2のポンププランジャー11が第2の
駆動手段14によって下死点から上死点へ駆動されると
き、第1のポンププランジャー1が連結手段30によっ
て上死点から下死点へ駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、燃料ポンプに関
し、特に、内燃機関(すなわち、エンジン)の燃料噴射
システムへ高圧の燃料を送出するための燃料ポンプに関
する。本願発明の好適な実施例は、アキュムレータに高
圧燃料を供給、または、共通レール(common r
ail、すなわち共通通路、または、共通の、燃料噴射
系の高圧マニホルド)を経て燃料を分配する共同噴射方
式の前記共通通路に直接的に高圧燃料を供給するのに特
に適している。しかし、これらに限定されるものではな
い。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射システム用の燃料ポンプ、特
に、共同噴射方式で使用するための高圧燃料ポンプにお
いては、望ましいと当業者に認められる種々の特性があ
る。そのような所望される特性の1つは、1つのポンプ
プランジャー又は各ポンププランジャーに関連したむだ
容積(掃気されない容積)ないし死空間(すなわち、デ
ッドボリュウム)を小さくすることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポンププランジャーに
関連したデッドボリュウムを最小限にするために、ポン
ププランジャーが下死点位置にあるときに該ポンププラ
ンジャー端位置のすぐ上で開口する燃料通路を設けるこ
とによって、プランジャーシリンダーの排出端に設けら
れるインレット弁を不必要にすることが公知となってい
る。そのような構成によって、ポンププランジャーが下
死点位置から離れるしたがって、ポンププランジャーは
前記燃料通路を覆い、これによって、ポンププランジャ
ーと、該ポンププランジャーに関連するシリンダーの排
出端との間で閉じ込められた燃料が加圧される。ポンプ
プランジャーの戻り行程の間、排出弁によって、燃料の
逆流が防止され、前記燃料通路がポンププランジャーに
よって開かれるまで、プランジャーシリンダー内が真空
状態となる。前記燃料通路がポンププランジャーによっ
て開かれると、燃料通路内の供給圧力の影響と、戻り行
程中にあるポンププランジャー運動により引き起こされ
た真空の影響とが相俟って、燃料はシリンダー内に流入
する。かかる構成によると、デッドボリュウムが大変小
さくなるという効果はあるが、実質的には、ポンププラ
ンジャーの慣性に打ち勝って、且つ圧送用のシリンダー
内に生じる真空引きに打ち勝って、上死点位置から下死
点位置までポンププランジャーを移動させる力が必要に
なるという問題点がある。公知技術においては、ばねを
使用して、上死点から下死点までポンププランジャーを
移動させるようにしていた。しかしながら、このように
ばねを設けると、燃料ポンプの設計に制約が生じてしま
う。特に、ポンププランジャーの行程を伸ばして、燃料
ポンプにより圧送される燃料の供給量の増加を図る必要
があると、設計者の能力が制約されるという問題が生じ
てしまう。なぜなら、ポンププランジャーの行程が過度
に長くなると、エンジンの高速領域で、力特性、ストロ
ーク特性、及び速度特性が十分なばねを設計することは
不可能となるからである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明の好適な実施例
は、上死点位置から下死点位置へポンププランジャーを
移動させる、代替手段を設けることによって、上述した
制約をなくすことである。前記代替手段によって、従前
よりもポンププランジャーの行程(すなわち、ストロー
ク)を長くしても、エンジンの高速領域での使用が許容
される。また、ポンププランジャーの行程を長くする
と、ポンププランジャーの径を比較的小さくしても、大
量の燃料を送出可能となる。ポンププランジャーの径を
小さくすることは望ましいい。なぜなら、ポンププラン
ジャーの径を小さくすることによって、ポンププランジ
ャーを駆動するのに必要な力とベアリング負荷を減少さ
せることができるからである。また、ポンププランジャ
ーとその関連するシリンダーとの間の周辺密封領域が減
少して、ポンププランジャーを通って生じる燃料漏れを
低下させることができるからである。
【0005】本願発明の1つの特徴によれば、燃料ポン
プは、第1のポンププランジャーと、第2のポンププラ
ンジャーとを備えている。第1のポンププランジャー
は、第1のシリンダーに摺動可能に取り付けられてお
り、これによって、第1の圧送用のチャンバーが画定さ
れている。第2のポンププランジャーは、第2のシリン
ダーに摺動可能に取り付けられており、これによって、
第2の圧送用のチャンバーが画定されるている。また、
燃料ポンプは、前記第1のポンププランジャーを下死点
位置から上死点位置まで駆動して、前記第1の圧送用の
チャンバーから燃料を送出する第1の駆動手段と、前記
第2のポンププランジャーを下死点位置から上死点位置
まで駆動して、前記第2の圧送用のチャンバーから燃料
を送出する第2の駆動手段と、前記第1のポンププラン
ジャーを前記第2の駆動手段に機械的に連結し、前記第
2のポンププランジャーを前記第1の駆動手段に機械的
に連結する連結手段とを備えており、それによって、前
記第1のポンププランジャーが、前記第1の駆動手段に
よって下死点から上死点へ駆動されるとき、前記第2の
ポンププランジャーは、前記連結手段によって上死点か
ら下死点へ駆動され、前記第2のポンププランジャーが
前記第2の駆動手段によって下死点から上死点へ駆動さ
れるとき、前記第1のポンププランジャーは、前記連結
手段によって上死点から下死点へ駆動される。
【0006】前記ピストンを上死点から下死点へ駆動す
るための機械的な連結手段の使用によって、ピストンを
上死点から下死点へ駆動するために従来使用されていた
戻りばねが不要になる。したがって、ポンププランジャ
ーを上死点位置から下死点位置へ戻すための手段として
戻りばねを使用した場合に必然的に生じた、ポンププラ
ンジャーの行程の長さの制約とその速度の制約とを解決
することができる。
【0007】前記連結手段は、前記燃料ポンプの本体に
固定されたシャフトに枢動可能に取り付けられたロッカ
ーアームを備えていることが好ましい。各ポンププラン
ジャーは、ヘッド部を備えていることが好ましい。ヘッ
ド部の一端側には、それと関連する駆動手段が作用し、
これによって、ポンププランジャーは、下死点から上死
点へ駆動される。ポンププランジャーが下死点から上死
点へ移動したとき、ヘッド部の他端側は、ロッカーアー
ムに作用する。
【0008】スリッパ部材を、前記ヘッド部の前記他端
側と前記ロッカーアームとの間に介在し、これによっ
て、ポンププランジャーが往復運動するとき、前記ポン
ププランジャーの軸線の横方向に前記ロッカーアームの
運動を調節できるようにすることが好ましい。前記スリ
ッパ部材は、前記ポンププランジャーの前記他端側に係
合する平坦な面と、前記ロッカーアームの球形状の表面
に係合する球形状の座部とを備えていることが好まし
い。前記ロッカーアームの球形状の表面は、前記スリッ
パ部材の前記球形状の座部に対して、形状が対応する相
補形状となっていることが好ましい。
【0009】駆動手段は、各々、カムにより駆動される
タペットを備えていることが好ましい。第2のスリッパ
部材を、各タペットと、その関連するポンププランジャ
ーの前記一端側との間に介在させることが好ましい。前
記ポンププランジャーの前記一端側は、前記第2のスリ
ッパ部材と係合する区域で球形状となっていることが好
ましい。また、前記第2のスリッパ部材は、前記ポンプ
プランジャーヘッド部の前記一端側の球形状表面に対し
て相補形状となっている球形状表面を備えていることが
好ましい。
【0010】前記それぞれの駆動手段は、互いから軸線
方向に変位して共通の駆動シャフトに取り付けられたそ
れぞれのカム部材を備えていることが好ましい。前記そ
れぞれのカムのプロファイルによって、各ポンププラン
ジャーが下死点から上死点へ駆動されたとき、他方のポ
ンププランジャーのタペットが、前記連結手段の作用に
より、その関連するカムに対して摺動接触状態に、また
は、摺動接触に非常に近い状態に維持されるようになっ
ていることが好ましい。
【0011】前記連結手段の位置を調整できるようにし
て、前記ポンププランジャーの駆動システムの種々の機
械的構成要素の間の大きなバックラッシをかなり除去で
きるようにすることが好ましい。前記連結手段がロッカ
ーアームの形状となっている本願発明の好適な実施例の
場合に、前記ロッカーシャフトを、偏心手段によって、
前記燃料ポンプ本体に取り付けて、前記ロッカーシャフ
トの回転により前記ロッカーアームの位置を調整して、
バックラッシを除去できるようにすることが好ましい。
【0012】各圧送用のチャンバーは、該圧送用のチャ
ンバーと関連した、電気的に制御される排出弁を備えて
いることが好ましい。排出弁は、電気的に制御されて、
その関連したポンププランジャーの各戻り(すなわち、
上死点から下死点へ)行程の一部が、選択的に可変な態
様となるように、開口状態に保持可能になっている。こ
のように排出弁を利用した手段によって、ポンププラン
ジャーの行程、すなわちストロークを変える必要なくま
たは燃料ポンプからリザーバに送出される高圧の燃料を
こぼすことなく、前記燃料ポンプの出力容量を調整する
ことができる。
【0013】本願発明の他の特徴によれば、内燃機関
(すなわち、エンジン)用の燃料噴射システムは、燃料
ポンプと;前記燃料ポンプによって高圧燃料が送出され
る共通通路と;複数の燃料噴射弁と;各燃料噴射弁に関
連し、開口のために所定の最低限の共通通路圧力を必要
とする燃料噴射ノズルと;前記共通通路に流体連通可能
に接続され、所定の開口圧力及び該開口圧力よりも小さ
い所定の閉鎖圧力を有する安全弁と;を備えており、前
記所定の閉鎖圧力は、前記燃料噴射ノズルを開口するの
に必要な前記最低限の共通通路圧力よりも低くなってい
る。
【0014】そのようなシステムによって、もし、制御
故障の結果、共通通路の圧力が前記安全弁を開けるのに
十分な所定の安全限界を越えたならば、前記共通通路内
圧力が前記燃料噴射ノズルを開けるのに必要なレベルよ
り下に低下するまで、前記安全弁は開口したままとな
る。したがって、エンジンは、停止する。
【0015】前記安全弁は、燃料噴射ポンプ内に組み込
まれていることが好ましい。
【0016】前記燃料噴射ポンプは、流量制限装置を備
えていることが好ましい。流量制限装置は、前記安全弁
の開口に応答してまたは制御による前記排出弁の開口状
態の維持に応答して、前記燃料噴射ポンプによって共通
通路またはアキュムレータから供給される燃料の流量を
制限する。
【0017】本願発明の上記及び他の特徴や効果は、添
付した図面を参照しながら、単に例として与えられた、
下記に述べられる本願発明の好適な実施例の説明から明
らかになるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】好適な実施例の燃料噴射ポンプ
は、第1のポンププランジャー1と第2のポンププラン
ジャー11とを備えている。第1のポンププランジャー
1は、第1のシリンダー2に設けられており、これによ
って、第1の圧送用のチャンバー3が画定されている。
第2のポンププランジャー11は、第2のシリンダー1
2に設けられており、これによって、第2の圧送用のチ
ャンバー13が画定されている。図面に図示されている
ように、第1のポンププランジャー1は、下死点(bd
c)位置にあり、したがって、その関連する第1の圧送
用のチャンバー3の容積は最大となっている。一方、第
2のポンププランジャー11は、上死点(tdc)位置
にあり、その結果、その関連する第2の圧送用のチャン
バー13は、最小となっている。下死点位置から上死点
位置まで第1のポンププランジャー1を駆動するための
第1の駆動手段4が設けられている。下死点位置から上
死点位置まで第2のポンププランジャー11を駆動する
ための第2の駆動手段14が設けられている。第1の駆
動手段4は、カム5と、タペットアセンブリ6とを備え
ている。タペットアセンブリ6は、タペットシェル7を
備えている。タペットシェル7は、案内ボア8に摺動可
能に取り付けられている。案内ボア8は、燃料噴射ポン
プの本体9に設けられている。第2の駆動手段14は、
カム15と、タペットアセンブリ16とを備えている。
タペットアセンブリ16は、タペットシェル17を備え
ている。タペットシェル17は、燃料噴射ポンプの本体
9に設けられた案内ボア18に取り付けられている。第
1の駆動手段4と第2の駆動手段14とは、実質的に同
一となっている。したがって、第2の駆動手段14の構
成要素のみを参照して、さらに詳細に説明する。しかし
ながら、第1の駆動手段4のうち第2の駆動手段14に
対応する構成要素は、第2の駆動手段に関係して説明し
た構成要素と実質的に等しくなっている。
【0019】図3を参照すると、第2の駆動手段14
は、ローラー19を備えている。ローラー19は、ピン
20に回転可能に取り付けられている。ピン20は、タ
ペットシェル17に固定されている。適切なベアリング
21が、ピン20とローラー19との間に介在されてい
る。ローラー19は、カム15の表面に回転可能に係合
している。
【0020】第1のスリッパ部材22は、平坦な下面2
3を備えている。下面23は、平坦な肩部24に摺動可
能に係合する。肩部24は、タペットシェル17に設け
られている。その箇所で、第1のスリッパ部材22の外
径は、タペットシェル17の内径よりもいくらか小さく
なっている。それによって、タペットシェル17に対す
る第1のスリッパ部材22の横方向の動きを、いくらか
調整できるようになっている。第1のスリッパ部材22
の上面は、部分球形状となっており、第2のポンププラ
ンジャー11に一体に形成されたヘッド部26の対応す
る部分球形状の下面と相補形状態様で係合している。
【0021】ところで、上記説明から、ローラー19が
(図3で見て)上方へ移動すると、ピン20に上方への
力が生じ、この力はタペットシェル17に伝えられ、そ
こから、第1のスリッパ部材22を通って、第2のポン
ププランジャー11のヘッド部26に伝えられることが
理解できるであろう。このようにして、タペットアセン
ブリ16は、全体的に案内ボア18内で上方に摺動し、
その結果、第2のポンププランジャー11は、下死点位
置から上死点位置に移動する。
【0022】カム5とカム15とは互いに同一形状であ
り、共通のシャフト27に取り付けられている。シャフ
ト27それ自身は、ベアリング28、29によって本体
9に取り付けられている(図1参照)。図2に最も良く
示されているように、カム5、15の各々は、3つのロ
ーブを有するカムとなっている。カム5とカム15との
間には、120度の回転方向の位相差がある。カムをこ
のように特別に構成することにより、シャフト27の1
回転につき全体で6回の圧送行程を行うことができる。
しかしながら、本願発明は、この構成に限定されるもの
ではなく、適切な他のカムプロファイル(輪郭)を使用
することもできる。
【0023】第1のポンププランジャー1と第2のポン
ププランジャー11とをそれぞれの上死点位置からそれ
ぞれの下死点位置に向けて移動させるために、連結手段
30が設けられている。連結手段30によって、第1の
ポンププランジャー1が第2の駆動手段14に連結さ
れ、第2のポンププランジャー11が第1の駆動手段4
に連結可能となっている。連結手段30は、シャフト3
2に取り付けられたロッカーアーム31を備えている。
シャフト32それ自身は、燃料噴射ポンプの本体9に固
定されている。ロッカーアーム31は、両側に端部33
を備えている。端部33の各々は、部分球形状のスラス
ト面34と、開口部35とを画定している。第1のポン
ププランジャー1は、一方の開口部35を通って伸長し
ており、第2のポンププランジャー11は、他方の開口
部35を通って伸長している。スラスト面34は、各
々、部分球形状となっており、スリッパ部材37に形成
された対応する部分球形状のシート36と相補形状態様
で係合している。スリッパ部材37は、各々、平坦な下
面38を備えている。下面38は、対応するヘッド部2
6の平坦な上面39に摺動可能に接触している。
【0024】この構成によって、第1及び第2のポンプ
プランジャー1、11の一方(例えば、第1のポンププ
ランジャー1)が、その関連する駆動手段によって下死
点から上死点に駆動されるとき、ポンププランジャーの
上面39からその関連するスリッパ部材37を通ってロ
ッカーアーム31に力が伝達され、ロッカーアーム31
が回転する。それによって、ロッカーアーム31と他方
のポンププランジャーとの間に介在されたスリッパ部材
37にロッカーアーム31の回転力が伝達され、他方の
ポンププランジャーが、上死点から下死点に向けて駆動
される。したがって、一方のポンププランジャーがその
送出し行程を実行するとき、他方のポンププランジャー
は、前記連結手段の作動によって、強制的に充填行程を
実行する。そのため、戻しばねを使用することなく、第
1のポンププランジャー1と第2のポンププランジャー
11の動きを、十分に確保することができる。
【0025】ところで、第1のポンププランジャー1と
第2のポンププランジャー11とが必要とすべき動きを
成し遂げるためには、カム5のプロファイルとカム15
のプロファイルとを互いに対して相補形状にすることに
より、タペットアセンブリ6の上方に向けた動きに正確
に合わせて、他方のタペットアセンブリ16を対応する
下方に向けて移動させ、またその逆に、タペットアセン
ブリ16の上方に向けた動きに正確に合わせて、他方の
タペットアセンブリ6を対応する下方に向けて移動させ
なければならないことを理解できるであろう。また、こ
のとき、どちらのローラー19も、最小限度の量を越え
て、それらの関連するカムの表面から離れることはな
い。実際問題として、カム形状の公差によって、通常、
カムの運動のある部分の間に、ポンププランジャーの多
少の上昇が必然的におきる。しかし、この上昇は、1ミ
リメートルのわずか数分の1である。さらに、種々の構
成要素の間の必要な作動間隙を越えないように、すなわ
ち、駆動システムにバックラッシが存在しないように、
機構全体を調整することが好ましいことが理解されるで
あろう。この構成を成し遂げるために、そして、順次調
整することにより構成要素に生じる可能性のある摩耗を
補償するために、ロッカーシャフト32は、取付け用の
穴40に対していくらか偏心している。ロッカーシャフ
ト32は、本体9の取付け用の穴40の取り付けられて
いる。したがって、ロッカーシャフト32を回転させる
ことによって、ロッカーアーム31の枢動軸線を、わず
かな範囲で、上下動させることができる。無頭ねじ41
が、その調整された位置でロッカーシャフト32をロッ
クできるように設けられている。ところで、ロッカーア
ーム31の枢動軸線の縦方向の位置を調整するとき、ロ
ッカーシャフト32を調整する前記手段によって、ロッ
カーアーム31の枢動軸線は、横方向へ多少移動する。
しかしながら、この横方向への移動は、それぞれのヘッ
ド部26の上面39でのスリッパ部材37の横方向への
摺動運動によって調節される。また、第1のシリンダー
2とタペットアセンブリ6の案内ボア8との間の非整合
は、タペットシェル7の肩部24上での第1のスリッパ
部材22の横方向への移動によって調節され、また、第
2のシリンダー12とタペットアセンブリ16の案内ボ
ア18との間の非整合は、タペットシェル17の肩部2
4上での第1のスリッパ部材22の横方向への移動によ
って調節される。したがって、ポンププランジャー1、
11の各々と関連させて2つのスリッパ部材22及び3
7を配置することにより、比較的簡単な機構によってロ
ッカーアーム31の調整が可能になると共に、燃料噴射
ポンプの種々のボア間の非整合を許容することができ
る。
【0026】ロッカーアーム31と種々のスリッパ部材
22、37とを潤滑するために、本体9に設けられたオ
イル供給路42に潤滑油を圧送する手段を設けることが
好ましい。通路44(図1参照)によって、オイル供給
路42は、前方側のベアリング28に接続されている。
通路45によって、オイル供給路42はロッカーシャフ
ト32の外面に接続されている。ロッカーアーム31に
設けられた穿孔46を通って、潤滑剤が、スリッパ部材
やタペットアセンブリの種々の摺動面に供給される。例
えば、燃料噴射ポンプの本体9に設けられたアウトレッ
ト(排出口)47を通して、オイルを潤滑させるための
適切な戻し通路を設けることにより、潤滑油を関連する
エンジンのサンプ(油だめ)に戻すことができる。
【0027】圧送すべき燃料は、例えば、移送ポンプか
ら燃料インレット48に供給される。燃料インレット4
8は、ギャラリー49に接続されている。ギャラリー4
9は、シリンダー2、12を画定するシリンダー部材5
0を囲んでいる。各シリンダー部材50は、多数の径方
向に伸長するボア51を備えている。径方向ボア51
は、ギャラリー49を、関連するシリンダー2、12に
接続している。関連するポンププランジャーの行程の大
半の間、径方向ボア51の内端がポンププランジャー本
体によって塞がれるように、径方向ボア51は位置決め
されている。径方向ボア51の内端は、対応するポンプ
プランジャーが下死点位置かあるいはその付近にあると
きのみ、圧送用のチャンバー3、13にさらされる。環
状溝52が、径方向ボア51のわずか下側で、各シリン
ダー部材50に形成されている。環状溝52は、低圧用
の燃料戻し通路53に接続されている。それによって、
ポンププランジャー1、11を通り過ぎて圧送用のチャ
ンバー3、13から漏れ出た燃料は、燃料噴射ポンプの
内側に入り込むというよりはむしろ燃料戻し通路53に
案内される。圧送用のチャンバー3、13から漏れ出た
燃料が、燃料噴射ポンプの内側に入り込んだならば、該
燃料は潤滑油と混合することとなる。
【0028】各圧送用のチャンバー3、13の上端(図
3で見て)には、弁部材54が設けられている。弁部材
54は、軽偏倚ばね55によって、常時、偏倚されて、
隣接するシリンダー部材50の上面に係合している。ポ
ンププランジャーの各圧送行程(下死点から上死点への
ストローク)の間に、関連する弁部材54は、圧送用の
シリンダーから排出された燃料によって持ち上げられ、
これによって、燃料は、移送通路56を通ってアウトレ
ットギャラリー57(図4参照)に流出可能となってい
る。各弁部材54は、該弁部材54に関連する電磁石5
8を備えている。電磁石58を通電によって、その関連
する弁部材54を、隣接するシリンダー部材50から離
して保持できる。すなわち、電磁石58を通電によっ
て、燃料送出用の弁を開口状態に保持できる。電磁石5
8は、適切な制御手段によって選択的に通電され、これ
により、燃料噴射ポンプから送出される燃料の流量を制
御できる。特に、各ポンププランジャーの送出し行程の
終わりで、関連する電磁石58を通電することにより、
ポンププランジャーの戻り行程(上死点から下死点に向
かう行程)の一部の間、燃料送出用の弁部材54を開口
状態に保持できる。したがって、ポンププランジャーの
戻り行程の最初の部分の間、燃料は、弁部材54を通っ
て、関連する移送通路56から圧送用のチャンバー3ま
たは13内に流入する。戻り行程の適当な箇所で、電磁
石58への通電を止めることにより、弁部材54は、通
電中止による影響と、関連するばね55の影響が組合わ
さって移動可能となり、燃料は、シリンダー部材50の
うち弁部材54に隣接する面に係合するように流れる。
その後、移送通路56からの燃料の逆流がさらに生じる
可能性はなくなる。そして、ポンププランジャーの下死
点位置へのさらなる移動によって、径方向ボア51が圧
送用のチャンバーにさらされるまで、関連する圧送用の
チャンバー内に真空が発生する。そうすると、燃料が、
供給路ギャラリー49から、次の送出し行程を開始しよ
うとしている圧送用のチャンバー内に流入する。電磁石
58は、燃料使用を考慮して、適切な制御回路によって
制御できることを理解できるであろう。
【0029】電磁石58への通電を全く行わないことに
より、燃料を最大限に送出することができる。その結
果、ポンププランジャーが上死点から下死点へ移動する
とき、移送通路56から圧送用のチャンバーへの燃料の
逆流は最小限となる。反対に、燃料噴射ポンプによって
供給される、アキュムレータまたは共通通路内における
燃料圧力を減少させることを望むならば、数回の圧送サ
イクルにわたって、電磁石58を継続的に通電させるよ
うにしてもよい。もし、電磁石58を継続的に通電させ
るようにすると、ポンププランジャーが下死点位置にあ
るときあるいは下死点付近にあるとき、燃料は、アキュ
ムレータまたは共通通路からアウトレットギャラリー5
7内に流入し、次いで、移送通路56と圧送用のチャン
バー3、13を通って径方向ボア51に流入し、よっ
て、比較的低圧となっている燃料供給用のギャラリー4
9に流入することが可能となる。したがって、電磁石5
8により、別体のアンローダー弁を設けることなく、ア
キュムレータまたは共通通路内の燃料圧力を下げる(ダ
ンピングする)手段が提供される。
【0030】この手段が特定の装置で必要ならば、アキ
ュムレータまたは共通通路からアウトレットギャラリー
57に流入する可能性のある燃料の流量を制限するため
に、適切なスナッバー弁アセンブリ59を、アウトレッ
トギャラリー57とアキュムレータまたは共通通路との
間に設けるようにしてもよい。当業者に理解できるよう
に、スナッバー弁アセンブリ59は、スプール60を備
えている。(図4で見て)スプール60の右側端60A
は、外側に縦溝が形成されており、スプール60の左側
端60Bは、常時、スリーブ75に形成された座部に係
合している。スプール60は、スリーブ75に摺動可能
に取り付けられている。使用時、アウトレットギャラリ
ー57の燃料圧力が弁アウトレット76の圧力を越えた
とき、スプール60は、軽偏倚ばね61の力に抗して前
記座部を離れる。そして、燃料が、アウトレットギャラ
リー57からスプール60の縦溝を通って弁アウトレッ
ト76に実質的に制限されることなく流出する。スプー
ル60は、中央ボア62を備えている。中央ボア62
は、制流部63を有している。制流部63は、アキュム
レータまたは共通通路内の圧力がアウトレットギャラリ
ー57の圧力を越えたとき、アキュムレータまたは共通
通路からアウトレットギャラリー57への流体の流れを
制限する。
【0031】もし、電磁石58への電力が喪失されたな
らば、あるいは、電磁石58の1つが故障したならば、
燃料噴射ポンプ(すなわち、少なくとも、故障した電磁
石に関連する圧送用のチャンバー)は、自動的に、可能
な限り最大限に燃料を送出することができるということ
が上記説明から理解できるであろう。アキュムレータま
たは共通通路内の最大圧力を制御するための安全弁がな
いシステムにおいては、そのような故障が起きると、ア
キュムレータまたは共通通路内の燃料が過度に高圧とな
る。このように燃料が過度に高圧となる可能性を抑制す
るために、燃料噴射ポンプに安全弁64(図4参照)を
設けることが好ましい。安全弁64は、通路65によっ
てアウトレットギャラリー57に接続されている。安全
弁64は、弁部材66を備えている。弁部材66は、ば
ね68によって、常時偏倚され、関連する座部67に係
合している。弁部材66には、小径の通路69が設けら
れている。小径の通路69によって、通路65が、内部
チャンバー70に接続されている。内部チャンバー70
の一端は、ピン71によって閉鎖されている。ピン71
は、弁部材66に設けられたボアに摺動可能に取り付け
られている。この構成によって、アウトレットギャラリ
ー57の燃料圧が、通路65とピン71との直径の差に
等しい環状領域上でのみ弁部材66に作用するという効
果が生じる。この構成により、アウトレットギャラリー
57の燃料圧力が座部67の領域に作用しても、過度に
大きい力が弁部材66に発生することはない。したがっ
て、安全弁64の座部67の径を比較的大きくすること
ができる。
【0032】もし、上述した環状の領域上に作用するア
ウトレットギャラリー57の燃料圧が、安全弁64のば
ね68の偏倚力を越えた力を発生するならば、弁部材6
6は座部67から離れ、アウトレットギャラリー57の
燃料がチャンバー72に流入する。チャンバー72は、
燃料噴射ポンプ本体内に画定されており、弁部材66の
ヘッド部73の一端側で閉鎖されている。チャンバー7
2内の高圧燃料は、(ピン71の面積を除いた)ヘッド
部73の全領域に作用し、これによって、弁部材66
は、座部67から離れる方向に迅速に移動して、チャン
バー72は、比較的低圧の供給路ギャラリー49に通じ
る通路74に接続される。したがって、アキュムレータ
または共通通路から流出した燃料は、スナッバー弁アセ
ンブリ59、アウトレットギャラリー57、通路65、
チャンバー72、及び通路74を通ってギャラリー49
に流入する。
【0033】いったん、弁部材66がその座部67から
離れると、ばね68の偏倚力が、ヘッド部73の面積か
らピン71の面積を引いた面積の領域に作用するチャン
バー72内の燃料によって発生する力を越えるまで、弁
部材66は座部67に再着座できない。ヘッド部73の
面積は大きくなっていることから、通路65の圧力が低
い値に下がるまで、弁部材66は座部67に再着座でき
ない。前記構成要素を適切に設計することによって、弁
部材66が再着座可能な圧力値を、当該燃料噴射ポンプ
から燃料が供給されるエンジンの燃料噴射ノズルを開く
のに必要な圧力よりも小さくすることができる。この結
果、いったん、安全弁が過圧状態に応答して開くと、エ
ンジンが停止するまで、安全弁は開いたままとなる。し
たがって、安全弁64は、アキュムレータまたは共通通
路に過圧状態が生じた場合に、関連するエンジンを停止
させるためのエンジン自動停止手段を提供している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の好適な実施例の部分縦断面
図である。
【図2】図2は、図1の線II−IIに沿って取った図
1の断面図である。
【図3】図3は、図1のポンプの部分拡大図である。
【図4】図4は、図2のポンプの部分拡大図である。
【符号の説明】
1 第1のポンププランジャー 2 第1のシリン
ダー 3 第1の圧送用のチャンバー 4 第1の駆動手
段 5 カム 6 タペットアセ
ンブリ 7 タペットシェル 8 案内ボア 9 本体 11 第2のポン
ププランジャー 12 第2のシリンダー 13 第2の圧送
用のチャンバー 14 第2の駆動手段 15 カム 16 タペットアセンブリ 17 タペットシ
ェル 18 案内ボア 19 ローラー 20 ピン 21 ベアリング 22 第1のスリッパ部材 23 下面 24 肩部 26 ヘッド部 27 共通のシャフト 28 ベアリング 29 ベアリング 30 連結手段 31 ロッカーアーム 32 ロッカーシ
ャフト 33 端部 34 部分球形状
のスラスト面 35 開口部 36 部分球形状
のシート 37 スリッパ部材 38 下面 39 上面 40 取付け用の
穴 41 無頭ねじ 42 オイル供給
路 44 通路 45 通路 46 穿孔 47 アウトレッ
ト 48 燃料インレット 49 ギャラリー 50 シリンダー部材 51 径方向ボア 52 環状溝 53 低圧用の燃
料戻し通路 54 弁部材 55 軽偏倚ばね 56 移送通路 57 アウトレッ
トギャラリー 58 電磁石 59 スナッバー
弁アセンブリ 60 スプール 60A 右側端 60B 左側端 61 軽偏倚ばね 62 中央ボア 63 制流部 64 安全弁 65 通路 66 弁部材 67 座部 68 ばね 69 小径の通路 70 内部チャンバー 71 ピン 72 チャンバー 73 ヘッド部 74 通路 75 スリーブ 76 弁アウトレット

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ポンプであって、 第1のシリンダ2に摺動可能に取り付けられて、第1の
    圧送用のチャンバー3を画定する第1のポンププランジ
    ャー1と、 第2のシリンダ12に摺動可能に取り付けられて、第2
    の圧送用のチャンバー13を画定する第2のポンププラ
    ンジャー11と、 下死点位置から上死点位置へ前記第1のポンププランジ
    ャー1を駆動して、前記第1の圧送用のチャンバー3か
    ら燃料を送出する第1の駆動手段4と、 下死点位置から上死点位置へ前記第2のポンププランジ
    ャー11を駆動して、前記第2の圧送用のチャンバー1
    3から燃料を送出する第2の駆動手段14と、 前記第1のポンププランジャー1を前記第2の駆動手段
    14に機械的に連結し、前記第2のポンププランジャー
    11を前記第1の駆動手段4に機械的に連結する連結手
    段30とを備えており、 それにより、前記第1のポンププランジャー1が第1の
    駆動手段4によって前記下死点から前記上死点へ駆動さ
    れるとき、前記第2のポンププランジャー11が前記連
    結手段30によって前記上死点から前記下死点へ駆動さ
    れ、 前記第2のポンププランジャー11が前記第2の駆動手
    段14によって前記下死点から前記上死点へ駆動される
    とき、前記第1のポンププランジャー1が前記連結手段
    30によって前記上死点から前記下死点へ駆動されるこ
    とを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の燃料ポンプにおいて、 前記連結手段30は、前記燃料ポンプの本体9に固定さ
    れたシャフト32に枢動可能に取り付けられたロッカー
    アーム31を備えていることを特徴とする燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の燃料ポンプにおいて、 各ポンププランジャー1、11は、ヘッド部26を備え
    ており、前記ヘッド部26の一端側には、前記関連する
    駆動手段第1の駆動手段4、14が作用し、これによっ
    て、前記ポンププランジャー1、11が、下死点から上
    死点へ駆動され、 前記ポンププランジャー1、11が下死点から上死点へ
    移動するとき、前記ヘッド部26の他端側39が前記ロ
    ッカーアーム31に作用することを特徴とする燃料ポン
    プ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の燃料ポンプにおいて、 スリッパ部材37が、前記ヘッド部26の他端側39と
    前記ロッカーアーム31との間に介在されており、これ
    により、前記ポンププランジャーが往復運動するとき、
    前記ロッカーアーム31の運動を前記ポンププランジャ
    ー1、11の軸線の横方向に調節することができること
    を特徴とする燃料ポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の燃料ポンプにおいて、 前記スリッパ部材37は、前記ポンププランジャー1、
    11の前記他端側39に係合する平坦面38と、部分球
    形状の座部36とを備えており、前記座部36は、該座
    部36に対して相補形状となっている前記ロッカーアー
    ム31の部分球形状面34に係合することを特徴とする
    燃料ポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の燃料ポンプにおいて、 前記駆動手段4、14は、各々、カムにより駆動される
    タペットを備えていることを特徴とする燃料ポンプ。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし5のいずれか1項に記載
    の燃料ポンプにおいて、 前記駆動手段4、14は、各々、カムにより駆動される
    タペットを備えており、 第2のスリッパ部材22が、各タペット6、16と、そ
    の関連するポンププランジャー1、11の前記一端側と
    の間に介在されていることを特徴とする燃料ポンプ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の燃料ポンプにおいて、 前記ポンププランジャーのヘッド部26の前記一端側
    は、前記第2のスリッパ部材22と係合する区域で部分
    球形状となっており、また、前記第2のスリッパ部材
    は、前記ポンププランジャーヘッド部26の前記一端側
    の部分球形状表面に対して相補形状となっている部分球
    形状表面を備えていることを特徴とする燃料ポンプ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の燃料ポンプにおいて、 前記それぞれの駆動手段4、14は、互いから軸線方向
    に変位して共通の駆動シャフト27に取り付けられたそ
    れぞれのカム5、15を備えていることを特徴とする燃
    料ポンプ。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし8のいずれか1項に記
    載の燃料ポンプにおいて、 前記それぞれの駆動手段4、14は、互いから軸線方向
    に変位して共通の駆動シャフト27に取り付けられたそ
    れぞれのカム5、15を備えており、 前記それぞれのカム5、15のプロファイルによって、
    各ポンププランジャー1、11が、下死点から上死点へ
    駆動されたとき、他方のポンププランジャーが、前記連
    結手段30の作用により、その関連するカム5、15に
    摺動可能接触状態、または、摺動接触状態に非常に近い
    状態に維持されるようになっていることを特徴とする燃
    料ポンプ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載の燃料ポンプにおいて、 前記連結手段30の位置を調整できるようにして、前記
    ポンププランジャーの駆動システムの種々の機械的構成
    要素の間の大きなバックラッシを除去できるようにした
    ことを特徴とする燃料ポンプ。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1項に
    記載の燃料ポンプにおいて、 前記連結手段30は、前記燃料ポンプの本体9に固定さ
    れたシャフト32に枢動可能に取り付けられたロッカー
    アーム31を備えており、 前記ロッカーシャフト32を、偏心手段によって、前記
    燃料ポンプ本体9に取り付けて、前記ロッカーシャフト
    32の回転により前記ロッカーアーム31の位置を調整
    して、バックラッシを除去できるようにしたことを特徴
    とする燃料ポンプ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1項に
    記載の燃料ポンプにおいて、 各圧送用のチャンバー3、13は、該圧送用のチャンバ
    ーと関連した、電気的に制御される排出弁54を備えて
    おり、前記排出弁は、電気的に制御されて、その関連し
    たポンププランジャー1、11の各戻り行程の一部の態
    様が、選択的に可変となるように、開口状態に保持可能
    となっていることを特徴とする燃料ポンプ。
  14. 【請求項14】 内燃機関用の燃料噴射システムであっ
    て、 燃料ポンプと、 前記燃料ポンプによって高圧燃料が送出される共通通路
    と、 複数の燃料噴射弁と、 各燃料噴射弁に関連し、開口のために所定の最低限の共
    通通路内圧力を必要とする燃料噴射ノズルと、 前記共通通路に流体連通可能に接続され、所定の開口圧
    力及び該開口圧力よりも小さい所定の閉鎖圧力を有する
    安全弁と、を備えており、 前記所定の閉鎖圧力は、前記燃料噴射ノズルを開口する
    のに必要な前記最低限共通通路圧力よりも低くなってい
    ることを特徴とする燃料噴射システム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の燃料噴射システム
    において、 前記燃料ポンプは、請求項1ないし13のいずれかに記
    載の燃料ポンプであることを特徴とする燃料噴射システ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載の燃料噴
    射システムにおいて、 前記安全弁64は、前記燃料ポンプ内に組み込まれてい
    ることを特徴とする燃料噴射システム。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれか1項
    に記載の燃料噴射システムにおいて、 前記燃料ポンプは、流量制限装置を備えており、 前記流量制限装置は、前記安全弁の開口に応答してまた
    は制御による前記排出弁の開口状態の維持に応答して、
    前記燃料ポンプによって共通通路またはアキュムレータ
    から供給される燃料の流量を制限することを特徴とする
    燃料噴射システム。
JP9345042A 1997-01-30 1997-12-15 燃料ポンプ Withdrawn JPH10213049A (ja)

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GBGB9701877.4A GB9701877D0 (en) 1997-01-30 1997-01-30 Fuel pump
GB9701877:4 1997-01-30

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