JPH10212998A - センサ信号の入力処理装置 - Google Patents

センサ信号の入力処理装置

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JPH10212998A
JPH10212998A JP9017004A JP1700497A JPH10212998A JP H10212998 A JPH10212998 A JP H10212998A JP 9017004 A JP9017004 A JP 9017004A JP 1700497 A JP1700497 A JP 1700497A JP H10212998 A JPH10212998 A JP H10212998A
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throttle opening
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真 飯島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1つのセンサからの出力信号電圧を複数の制御
装置に入力し、各制御装置で出力信号電圧に基づき夫々
センサによる検出値を得る際に、制御装置の接地電位が
相違しても等しいセンサ検出値を得る入力処理装置を提
供する。 【解決手段】変速機制御装置(TCU)において、エン
ジン制御装置(ECU)からスロットル開度センサに印
加されるセンサ電源電圧VTHと、センサ出力信号電圧T
HとのA/D変換器を介しての値VTHB,THBを読み
込み(S1,S2)、予めメモリされたECUによるセンサ
電源電圧とECUの接地電位との電位差VTHAから、VT
HB−THBを減算して、センサ出力信号電圧THを算出
し(S3)、スロットル開度THθに変換する(S4)。電
位差(VTHB−THB)は接地電位の変化に影響され
ず、従って、TCUは、この電位差に基づいてスロット
ル開度を得ることで、ECUと同一のスロットル開度デ
ータを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ出力電圧に
よって測定対象量を検出し、1つのセンサからの出力信
号電圧を複数の制御装置に入力して、センサの出力信号
電圧に基づいて各制御装置においてそれぞれ該センサに
よる検出値を得るセンサ信号の入力処理装置に関し、詳
しくは、各制御装置において接地電位の相違に拘わらず
等しい検出値を得ることが可能なセンサ信号の入力処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等の車輌には、複数の
制御装置が搭載され、共通するパラメータについては、
1つのセンサからの出力信号を複数の制御装置に入力
し、このセンサ出力信号に基づいて各制御装置において
該センサによる検出値を得るようにしている。
【0003】例えば、特開平6−87356号公報に
は、スロットル開度センサ(スロットルポジションセン
サ)の出力信号を並列にエンジン制御装置(エンジン制
御用コンピュータ)と変速機制御装置(トランスミッシ
ョン制御用コンピュータ)とにそれぞれ入力し、各制御
装置においてスロットル開度を検出し、このスロットル
開度を各種制御に用いることが開示されている。
【0004】ところで、図8に示すように、センサの一
例として1つのスロットル開度センサ100からの出力
信号を複数の制御装置101,102へ入力する場合、
第1の制御装置101からスロットル開度センサ100
を構成する可変抵抗Rの一方端子にセンサ電源電圧VTH
(例えば、5V)を電源ライン100aを介して印加す
ると共に、上記可変抵抗の他方端子を接地ライン100
bを介して該制御装置101に接続して接地(アース)
し、エンジンのスロットル弁の弁軸に連動する可変抵抗
Rの出力端子からの出力信号ライン100cを途中で分
岐して、各制御装置101,102のA/D変換器10
1a,102aに接続する。そして、スロットル開度セ
ンサ100からスロットル弁の開度(スロットル開度)
に比例した信号電圧が出力され、各制御装置101,1
02では、入力されたスロットル開度センサの出力信号
電圧をA/D変換器101a,102aによりデジタル
値に変換し、このスロットル開度データを各種制御量を
演算する際に使用する。
【0005】ここで、各制御装置101,102におけ
るA/D変換器101a,102aを介しての読み込み
値THA,THBは、図9に示すように、スロットル開
度センサ100の出力信号電圧(スロットル開度センサ
出力信号電圧)THと各制御装置101,102の接地
電位(アース電位)GNDA,GNDBとの電位差で与え
られる。
【0006】従って、同図に示すように、第1の制御装
置101の接地電位GNDAに対し、第2の制御装置1
02の接地電位GNDBが変動すると、A/D変換器1
01aによる第1の制御装置101における実際の読み
込み値THA(=TH−GNDA)に対し、A/D変換
器102aを介しての第2の制御装置102の読み込み
値THB(=TH−GNDB)が相違してしまい、第2
の制御装置102においては、正しいスロットル開度デ
ータを得ることができない。
【0007】このため、図10に示すように、スロット
ル開度センサ100の接地ライン100bを、第1の制
御装置101に接続すると共に第2の制御装置にも接続
し、各A/D変換器101a,102aの基準接地電位
に使用することが一般的に行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、第1の制御装置101の接地電圧GNDAに対し
て、第2の制御装置102の接地電位GNDBが変化し
た場合、接地電位の高い制御装置から接地電位の低い制
御装置にスロットル開度センサ100の接地ライン10
0bを介して電流が流れる虞がある。従って、センサの
接地は、他の接地系と別系統にする必要があり、構成が
複雑化してしまう。
【0009】なお、これはスロットル開度センサのみな
らず、センサ出力電圧によって測定対象量を検出し、一
のセンサからの出力信号を複数の制御装置に入力して、
このセンサからの出力信号電圧に基づいて各制御装置に
おいてそれぞれ該センサによる検出値を得るものであれ
ば、同様の課題を有する。
【0010】本発明は上記事情に鑑み、センサ出力電圧
によって測定対象量を検出し、1つのセンサからの出力
信号電圧を複数の制御装置に入力して、各制御装置で上
記センサの出力信号電圧に基づいてそれぞれ該センサに
よる検出値を得るに際し、センサの接地ラインをセンサ
電源電圧を与える制御装置以外に接続する必要がなく、
各制御装置の接地電位が相違しても各制御装置において
等しいセンサ検出値を得ることが可能なセンサ信号の入
力処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、センサ出力電圧によって測
定対象量を検出し、1つのセンサからの出力信号電圧を
複数の制御装置に入力して、各制御装置で上記センサの
出力信号電圧に基づいてそれぞれ該センサによる検出値
を得るセンサ信号の入力処理装置において、図1の基本
構成図に示すように、第2の制御装置に、上記センサの
出力信号電圧と第1の制御装置から該センサに印加され
るセンサ電源電圧とを入力し、各電圧の電位差に基づい
て該センサによる検出値を演算する検出値演算手段を備
えたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、センサ出力電圧に
よって測定対象量を検出し、1つのセンサからの出力信
号電圧を複数の制御装置に入力して、各制御装置で上記
センサの出力信号電圧に基づいてそれぞれ該センサによ
る検出値を得るセンサ信号の入力処理装置において、第
2の制御装置に、上記センサの出力信号電圧と第1の制
御装置から該センサに印加されるセンサ電源電圧とを入
力し、センサ電源電圧から該センサによる出力信号最小
電圧を減算し、この減算値から上記センサ電源電圧と上
記出力信号電圧との電位差を減算してセンサによる検出
値を演算する検出値演算手段を備えたことを特徴とす
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1或いは請
求項2記載の発明において、図1の基本構成図に破線で
示すように、上記第2の制御装置は、更に、センサ電源
電圧を許容値と比較してセンサ電源電圧が許容範囲外の
ときセンサ電源電圧入力系の故障と診断する診断手段を
備え、上記検出値演算手段は、センサ電源電圧入力系の
故障と診断されたとき、予め設定されたバックアップ用
センサ電源電圧値を用いてセンサ出力信号電圧との電位
差を算出し、該電位差に基づいてセンサによる検出値を
演算することを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3記載の発明において、上記各制御装置は車輌に搭
載され、上記第1の制御装置はエンジン制御装置であ
り、上記第2の制御装置は変速機制御装置であり、上記
センサはスロットル開度センサであることを特徴とす
る。
【0015】すなわち、請求項1記載の発明では、1つ
のセンサからの出力信号電圧を複数の制御装置に入力し
て、各制御装置で上記センサの出力信号電圧に基づいて
それぞれ該センサによる検出値を得るに際し、第2の制
御装置は、上記センサの出力信号電圧と第1の制御装置
から該センサに印加されるセンサ電源電圧とを入力し
て、各電圧の電位差に基づいて該センサによる検出値を
演算する。すなわち、第2の制御装置において読み込ん
だセンサ出力信号電圧とセンサ電源電圧との電位差は、
接地電位の変化に影響されず、従って、この電位差に基
づいて該センサによる検出値を演算することで、第2の
制御装置では、第1の制御装置の接地電圧に対して該第
2の制御装置の接地電位が相違しても、第1の制御装置
と同一のセンサ検出値を得ることが可能となる。
【0016】請求項2記載の発明では、1つのセンサか
らの出力信号電圧を複数の制御装置に入力して、各制御
装置で上記センサの出力信号電圧に基づいてそれぞれ該
センサによる検出値を得るに際し、第2の制御装置は、
上記センサの出力信号電圧と第1の制御装置から該セン
サに印加されるセンサ電源電圧とを入力して、センサ電
源電圧から該センサによる出力信号最小電圧を減算し、
更に、この減算値から上記センサ電源電圧と上記出力信
号電圧との電位差を減算して該センサによる検出値を演
算する。
【0017】その際、請求項3記載の発明では、更に、
第2の制御装置は、センサ電源電圧を許容値と比較して
センサ電源電圧が許容範囲外のときセンサ電源電圧入力
系の故障と診断し、予め設定されたバックアップ用セン
サ電源電圧値を用いてセンサ出力信号電圧との電位差を
算出し、この電位差に基づいてセンサによる検出値を演
算する。
【0018】また、請求項4記載の発明では、上記各制
御装置は車輌に搭載され、上記第1の制御装置をエンジ
ン制御装置とし、上記第2の制御装置を変速機制御装置
とし、また、上記センサをスロットル開度センサとす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図2〜図4は、実施の第1形態を
示す。
【0020】先ず、図4に基づいて本実施の形態で採用
する各制御装置、及び各制御装置に対するセンサの接続
構成について説明する。同図において符号1,30は、
第1,第2の制御装置の一例として自動車等の車輌に搭
載されるエンジン制御装置(ECU),変速機制御装置
(TCU)である。そして、センサの一例として、図示
しないエンジンのスロットル弁に連設するスロットル開
度センサ20の出力信号が各々ECU1,TCU30に
入力される。
【0021】上記スロットル開度センサ20の各制御装
置1,30への接続構成について説明すると、上記EC
U1からスロットル開度センサ20を構成する可変抵抗
20aの一方端子にセンサ電源電圧VTH(例えば、5
V)を供給する電源ライン20bが接続されると共に、
上記可変抵抗20aの他方端子が接地ライン20cを介
してECU1に接続され接地(アース)されている。す
なわち、スロットル開度センサ20の接地ライン20
は、センサ電源電圧を供給するECU1にのみ接続され
る。
【0022】そして、図示しないエンジンのスロットル
弁の弁軸に連動する可変抵抗20aの可変接点の出力端
子に接続するスロットル開度センサ出力信号ライン20
dが途中で分岐して、ECU1のA/D変換器8とTC
U30のA/D変換器37とに各々接続される。
【0023】更に、上記スロットル開度センサ20の電
源ライン20bが途中で分岐され、この分岐された電源
ライン20bがTCU30に延出されて、TCU30の
A/D変換器37に接続されている。
【0024】そして、スロットル開度センサ20からス
ロットル弁の開度(スロットル開度)に比例した信号電
圧が出力され、各制御装置1,30では、上記出力信号
ライン20dを介して入力されたスロットル開度センサ
20の出力信号電圧THをA/D変換器8,37により
デジタル値に変換し、このスロットル開度データを各種
制御量を演算する際に使用する。
【0025】次に、第1の制御装置の一例としてのEC
U1の構成について具体的に説明する。
【0026】上記ECU1は、CPU2、ROM3、R
AM4、バックアップRAM5、及びI/Oインターフ
ェイス6がバスラインを介して互いに接続されたマイク
ロコンピュータを中心として構成され、その他、各部に
安定化電源を供給する定電圧回路7、上記I/Oインタ
ーフェイス6に接続されるA/D変換器8、波形整形回
路9、及び駆動回路10等の周辺回路が内蔵されてい
る。
【0027】上記定電圧回路7は、2回路のリレー接点
を有する電源リレー11の第1のリレー接点を介してバ
ッテリ12に接続され、このバッテリ12に、イグニッ
ションスイッチ13を介して上記電源リレー11のリレ
ーコイルの一端が接続され、このリレーコイルの他端が
上記A/D変換器8に接続されている。
【0028】また、上記定電圧回路7は、電源リレー1
1の第1のリレー接点を介して上記バッテリ12に接続
されているのみならず、直接、バッテリ12に接続され
ており、イグニッションスイッチ13がONされて電源
リレー11のリレー接点が閉となるとECU1内の各部
に電源を供給する一方、上記イグニッションスイッチ1
3のON,OFFに拘らず、常時、上記バックアップR
AM5にバックアップ用の電源を供給する。なお、上記
電源リレー11の第2のリレー接点からは、各アクチュ
エータへの電源線が延出されている。
【0029】上記I/Oインターフェイス6の入力ポー
トには、上記A/D変換器8を介して上記スロットル開
度センサ20の出力信号ライン20d、及び、吸入空気
量センサ21、冷却水温センサ22、O2センサ23が
接続されると共に、電源リレー11を介してのバッテリ
電圧VBが入力されてモニタされる。また、上記波形整
形回路9を介して、ノックセンサ24、エンジン回転数
を検出するためのクランク角センサ25、及び、車速を
検出するための車速センサ26が接続されている。
【0030】一方、上記I/Oインターフェイス6の出
力ポートには、インジェクタ27、アイドル回転数制御
弁(ISC弁)28が上記駆動回路10を介して接続さ
れると共に、イグナイタ29が接続されている。
【0031】上記CPU2では、ROM3に記憶されて
いる制御プログラムに従って、I/Oインターフェイス
6を介して入力される上記スロットル開度センサ20を
含む各センサ,スイッチ類からの出力信号、及びバッテ
リ電圧VB等を処理し、RAM4に一時格納し、このR
AM4に格納される各種データ、バックアップRAM5
に格納されている各種学習値データ、及び、ROM3に
記憶されている固定データ等に基づき、インジェクタ2
7に対する燃料噴射パルス幅、ISC弁28に対する駆
動信号のデューティ比、イグナイタ29に対する点火信
号出力時期等を演算し、燃料噴射制御、アイドル回転数
制御、点火時期制御等のエンジン制御を行う。また、自
己診断機能として、上記CPU2は、ROM3に記憶さ
れている診断プログラムによって各センサ,スイッチ類
等、各入力系に対する故障診断や、アクチュエータ類に
よる各出力系に対する故障診断を行い、故障を検出した
ときには、故障部位や故障内容を示すトラブルデータを
バックアップRAM5にストアする。
【0032】次に、第2の制御装置の一例としてのTC
U30について説明する。
【0033】上記TCU30は、CPU31、ROM3
2、RAM33、バックアップRAM34、及びI/O
インターフェイス35がバスラインを介して互いに接続
されたマイクロコンピュータを中心として構成され、そ
の他、各部に安定化電源を供給する定電圧回路36、上
記I/Oインターフェイス35に接続されるA/D変換
器37、駆動回路38等の周辺回路が内蔵されている。
【0034】上記定電圧回路36は、電源リレー39の
リレー接点を介して上記バッテリ12に接続され、この
バッテリ12に、イグニッションスイッチ13を介して
上記電源リレー39のリレーコイルが接続されている。
また、上記定電圧回路36は、上記電源リレー39のリ
レー接点を介して上記バッテリ12に接続されているの
みならず、直接、上記バッテリ12に接続されており、
上記イグニッションスイッチ13がONされて上記電源
リレー39のリレー接点が閉となるとTCU30内の各
部に電源を供給する一方、上記イグニッションスイッチ
13のON,OFFに拘らず、常時、上記バックアップ
RAM34にバックアップ用の電源を供給する。
【0035】上記I/Oインターフェイス35の入力ポ
ートには、図示しない自動変速機のセレクトレバーによ
るレンジ位置を検出するためのインヒビタスイッチ4
1、アクセルペダルの操作状態を判断するためのアクセ
ルペダルの踏み込みでONするアクセルスイッチ42が
接続されており、更に、上記ECU1から上記クランク
角センサ25、車速センサ26の出力信号を波形整形回
路9にて波形整形した後のクランクパルス信号、車速パ
ルス信号が入力されると共に、A/D変換器37に上記
スロットル開度センサ20の電源ライン20b、及び出
力信号ライン20dが接続されて、スロットル開度セン
サ20の上記ECU1による電源電圧VHT、及びスロッ
トル開度センサ20の出力信号電圧THが入力される。
【0036】一方、上記I/Oインターフェイス35の
出力ポートには、駆動回路38を介して自動変速機の変
速作動を行うための油圧回路における各種制御弁等のA
Tアクチュエータ43、及び、図示しないインストルメ
ントパネルに配設され各種警報を集中表示する警報ラン
プ44が接続されている。
【0037】また、上記ECU1及びTCU30の各I
/Oインターフェイス6,35が、送信ライン50a、
受信ライン50bからなる通信バス50に並列に接続さ
れている。そして、この通信バス50に外部接続用コネ
クタ51が接続されており、この外部接続用コネクタ5
1にシリアルモニタ(携帯型故障診断装置)60を接続
することで、該シリアルモニタ60により選択的にEC
U1或いはTCU30の各バックアップRAM5,34
にストアされた故障部位、故障内容を示すトラブルデー
タを読み出して診断可能としている。
【0038】すなわち、シリアルモニタ60によって対
応する制御装置のトラブルデータの読み出し等の診断モ
ードを選択すると、シリアルモニタ60から診断モード
に対応するデータの送信要求信号が通信バス50を介し
てECU1及びTCU30に出力される。そして、診断
モードに対応する制御装置(ECU1とTCU30の何
れか)のみが応答し、該当制御装置から診断モードに対
応するデータが読み出されシリアルモニタ60に送信さ
れる。そして、シリアルモニタ60によって受信したデ
ータを処理し、そのデータ内容がシリアルモニタ60の
ディスプレイに適宜表示され、診断作業者がその内容を
容易に知ることができるようになっている。更に、上記
シリアルモニタ60によって、ECU1及びTCU30
のバックアップRAM5,34にストアされているトラ
ブルデータのイニシャルセット(クリア)が行えるよう
になっている。
【0039】なお、このシリアルモニタ60による各制
御装置のトラブルデータの診断については、本出願人に
よる特公平7−76737号公報等に、また、トラブル
データのイニシャルセットについては、特公平7−76
730号公報にそれぞれ詳述されている。
【0040】上記CPU31では、ROM32に記憶さ
れている制御プログラムに従って、I/Oインターフェ
イス35を介して入力されるスロットル開度センサ20
を含む各センサ,スイッチ類からの検出信号、及びEC
U1からのクランクパルス(エンジン回転数信号)、車
速パルス信号(車速信号)等を処理し、RAM33に一
時格納し、このRAM33に格納される各種データ、バ
ックアップRAM34に格納されている各種学習値デー
タ、及び、ROM32に記憶されている固定データ等に
基づき、変速段やライン圧等を設定し、ATアクチュエ
ータ43に制御信号を出力して、変速制御やライン圧制
御等の各種変速機制御を行う。
【0041】また、CPU31は、ROM32に記憶さ
れている診断プログラムによって各入出力系に対する故
障診断を行い、故障を検出したときには、故障部位や故
障内容を示すトラブルデータをバックアップRAM34
にストアする。
【0042】以上のECU1とTCU30とに、一つの
スロットル開度センサ20からの出力信号を入力するシ
ステムにおいて、各制御装置1,30でスロットル開度
センサ20の出力信号電圧に基づいてそれぞれスロット
ル開度センサ20による検出値としてスロットル開度を
得るに際し、第2の制御装置としてのTCU30は、A
/D変換器37によりスロットル開度センサ20の出力
信号電圧THと、第1の制御装置としてのECU1から
該スロットル開度センサ20に印加されるセンサ電源電
圧VTHとを入力して、これらの電圧の電位差に基づいて
該スロットル開度センサ20による検出値を演算する。
【0043】ここで、図3に示すように、ECU1にお
けるA/D変換器8を介してのスロットル開度センサ2
0の出力信号電圧の読込み値THAは、スロットル開度
センサ出力信号電圧THとECU1の接地電位(アース
電位)GNDAとの電位差として与えられる(THA=
TH−GNDA)。一方、TCU30におけるA/D変
換器37を介してのスロットル開度センサ20の出力信
号電圧の読込み値THBは、スロットル開度センサ出力
信号電圧THとTCU30の接地電位(アース電位)G
NDBとの電位差として与えられる(THB=TH−G
NDB)。
【0044】このため、ECUの接地電位GNDAに対
し、TCU30の接地電位GNDBが変動すると、EC
U1におけるA/D変換器8を介してのスロットル開度
センサ出力信号電圧読込み値THAに対し、A/D変換
器37を介してのTCU30のスロットル開度センサ出
力信号電圧読込み値THBが相違してしまい、TCU3
0はECU1と同一レベルのスロットル開度を得ること
ができない。
【0045】また、ここでスロットル開度を一定とした
場合、図3に示すように、スロットル開度センサ電源電
圧VTHと、スロットル開度センサ20から出力されるス
ロットル開度信号電圧THとの電位差(VTH−TH)
は、一定値となる。
【0046】すなわち、TCU30にA/D変換器37
を介してスロットル開度センサの電源電圧VTH(本実施
の形態においては、5V)を入力した場合、TCU30
におけるA/D変換器37を介してのスロットル開度セ
ンサ電源電圧読込み値VTHBは、スロットル開度センサ
30の電源電圧VTHとTCU30の接地電位GNDBと
の電位差となり(VTHB=VTH−GNDB)、このTCU
30におけるスロットル開度センサ電源電圧読込み値V
THB(=VTH−GNDB)とスロットル開度センサ出力信
号電圧の読込み値THB(=TH−GNDB)とにより
算出される電位差(VTHB−THB)は、上述のスロッ
トル開度センサ電源電圧VTHとスロットル開度信号電圧
THとの電位差(VTH−TH)に等しく、TCU30の
接地電位GNDBの変化に影響されず、接地電位GNDB
が変動しても一定となる。
【0047】従って、ECU1によるスロットル開度セ
ンサ電源電圧VTHとECU1の接地電位GNDAとの電
位差VTHA(=VTH−GNDA)を、予め固定データとし
てTCU30のメモリ(ROM32)に格納しておき、
TCU30においては、この電位差VTHAから上記スロ
ットル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとスロットル
開度センサ出力信号電圧読込み値THBとによる電位差
(VTHB−THB)を減算して、スロットル開度センサ
出力信号電圧TH(=VTHA−(VTHB−THB))を算
出することで、TCU30は、接地電圧GNDBの変化
に拘わらず、ECU1のスロットル開度センサ出力信号
電圧読込み値THAと等しい値を得ることができ、EC
U1と同一のスロットル開度を得ることが可能となる。
【0048】すなわち、第2の制御装置に相当するTC
U30は、本発明に係る検出値演算手段としての機能を
有する。
【0049】以下、上記TCU30によって実行される
本発明に係る具体的なセンサ信号の入力処理について、
スロットル開度センサ20からの信号入力処理を一例と
し、図2に示すフローチャートに従って説明する。
【0050】イグニッションスイッチ13がONされ、
ECU1,TCU30に電源が投入されると、各制御装
置1,30がシステムイニシャライズされ、バックアッ
プRAM5,34に格納されている各種学習値等のデー
タ及びトラブルデータを除く、各フラグ、各カウンタ類
が初期化される。そして、ECU1では、上記出力信号
ライン20dを介して入力されたスロットル開度センサ
20の出力信号電圧THAをA/D変換器8によりデジ
タル値に変換し、このスロットル開度データを各種エン
ジン制御量を演算する際に使用する。
【0051】一方、TCU30は、所定周期毎に、図2
に示すセンサ信号処理ルーチンを実行し、ECU1と同
一のスロットル開度データを得る。
【0052】このセンサ信号処理ルーチンでは、先ず、
ステップS1,S2で、それぞれA/D変換器37を介して
のスロットル開度センサ電源電圧VTHB,スロットル開
度センサ出力信号電圧THBを読み込む。
【0053】そして、ステップS3で、予めROM32に
固定データとして格納されているECU1によるスロッ
トル開度センサ電源電圧VTHとECU1の接地電位GN
DAとの電位差VTHA(=VTH−GNDA)を読み出し、
この電位差VTHAから上記スロットル開度センサ電源電
圧読込み値VTHBとスロットル開度センサ出力信号電圧
読込み値THBとによる電位差(VTHB−THB)を減
算して、スロットル開度センサ出力信号電圧THを算出
する(TH←VTHA−(VTHB−THB))。
【0054】そして、ステップS4へ進み、上記スロット
ル開度センサ出力信号電圧THを、テーブル参照或いは
演算によってスロットル開度THθに変換して、ルーチ
ンを抜ける。
【0055】ステップS4中に示すように、スロットル開
度センサ20は、スロットル弁の回動により、このスロ
ットル弁の弁軸に連動して可変抵抗20aの可変接点が
作動し、可変抵抗20aの分圧抵抗値により可変接点に
接続する出力端子からスロットル開度に比例した電圧を
出力するため、このスロットル開度センサ出力信号電圧
THを容易にスロットル開度THθに変換することがで
きる。そして、このスロットル開度データが各種変速機
制御に使用される。
【0056】尚、上記スロットル開度センサ信号電圧T
Hを、スロットル開度THθに変換することなく、その
ままスロットル開度データとして採用しても良いことは
勿論である。
【0057】以上のように本実施の形態においては、T
CU30は、スロットル開度センサ電源電圧読込み値V
THBとスロットル開度センサ出力信号電圧読込み値TH
Bとによる電位差(VTHB−THB)を、予め固定デー
タとして与えられるECU1によるスロットル開度セン
サ電源電圧VTHとECU1の接地電位GNDAとの電位
差VTHAから減算し、スロットル開度センサ出力信号電
圧THを算出する。上記電位差(VTHB−THB)は、
接地電位GNDBの変化に影響されず、従って、TCU
30は、この電位差(VTHB−THB)に基づいてスロ
ットル開度データを得ることで、ECU1の接地電位G
NDAに対してTCU30の接地電位GNDBが変化して
も、これによる影響を受けずに、ECU1と同一のスロ
ットル開度データを得ることが可能となる。
【0058】また、スロットル開度センサ20の接地ラ
イン20cは、センサ電源電圧を与えるECU1に接続
するだけでよい。更に、スロットル開度センサ20の接
地ラインをECU1に接続するだけであるから、ECU
1とTCU30とに接地ライン20cを共通接続する従
来例のように、各制御装置1,30の接地電位の相違に
起因して接地ライン20cを介して各制御装置1,30
間に電流が流れることがなく、このため、スロットル開
度センサ20の接地系を他の接地系と別系統にする必要
もない。従って、構成簡素にして実現することが可能と
なる。
【0059】次に、図5及び図6に基づいて本発明の実
施の第2形態を説明する。
【0060】上記実施の第1形態では、ECU1による
スロットル開度センサ電源電圧VTHとECU1の接地電
位GNDAとの電位差VTHAを固定データとして与えてい
るのに対し、本実施の形態は、スロットル開度センサ2
0による出力信号最小電圧として、スロットル弁全閉時
のTCU30におけるスロットル開度センサ出力信号電
圧THB’を予め固定データと設定しておき、スロット
ル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとスロットル弁全
閉時のスロットル開度センサ出力信号電圧THB’との
電位差(VTHB−THB’)idを算出し、或いは、この
スロットル弁全閉時の電位差(VTHB−THB’)idを
学習する。そして、この電位差(VTHB−THB’)id
からスロットル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとス
ロットル開度センサ出力信号電圧の読込み値THBとに
よる電位差(VTHB−THB)を減算して、スロットル
開度センサ出力信号電圧THを算出する。
【0061】具体的には、TCU30は、上記実施の第
1形態の図2に示すルーチンに代え、図5に示すセンサ
信号処理ルーチンを実行し、ECU1と同一のスロット
ル開度データを得る。
【0062】なお、ECU1,TCU30の構成、及び
各制御装置1,30に接続されるスロットル開度センサ
を含むセンサ等の接続構成は、上記実施の第1形態と同
様であり、説明を省略する。
【0063】以下、上記TCU30によって実行される
スロットル開度センサ信号の入力処理について、図5の
センサ信号処理ルーチンに基づき説明する。
【0064】TCU30は、所定周期毎に、図5に示す
センサ信号処理ルーチンを実行し、先ず、ステップS1
1,S12で、それぞれA/D変換器37を介してのスロッ
トル開度センサ電源電圧VTHB,スロットル開度センサ
出力信号電圧THBを読み込む。
【0065】そして、ステップS13で、予めROM32
に固定データとして格納されているスロットル弁全閉時
のTCU30におけるスロットル開度センサ出力信号電
圧THB’を読み出して、スロットル開度センサ電源電
圧読込み値VTHBとこのスロットル弁全閉時のスロット
ル開度センサ出力信号電圧THB’との電位差(VTHB
−THB’)idを算出する。或いは、学習したスロット
ル弁全閉時の電位差(VTHB−THB’)idを読み出
す。そして、この電位差(VTHB−THB’)idからス
ロットル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとスロット
ル開度センサ出力信号電圧読込み値THBとによる電位
差(VTHB−THB)を減算して、スロットル開度セン
サ出力信号電圧THを算出する(TH←(VTHB−TH
B’)id−(VTHB−THB))。
【0066】ここで、このスロットル開度センサ出力信
号電圧THは、スロットル弁全閉(スロットル開度=
0)からの変位量を表すことになる。
【0067】そして、ステップS14へ進み、上記スロッ
トル開度センサ出力信号電圧THを、テーブル参照或い
は演算によってスロットル開度THθに変換して、ルー
チンを抜ける。そして、このスロットル開度データが各
種変速機制御に使用される。
【0068】尚、本実施の形態においては、上記スロッ
トル開度センサ出力信号電圧THが、スロットル弁全閉
からの変位量として与えられるため、ステップS14中に
示すように、TH=0がスロットル弁全閉に対応し、ス
ロットル開度センサ出力信号電圧THとスロットル開度
THθとは比例関係にある。
【0069】また、スロットル弁全閉時の電位差(VTH
B−THB’)idの学習は、例えば、所定周期毎に、ア
クセルスイッチ42の出力値を読み込み、アクセルスイ
ッチ42がOFFでアクセルペダル開放の時、すなわち
スロットル弁全閉と判断されるとき、スロットル開度セ
ンサ電源電圧VTHBとスロットル開度センサ出力信号電
圧THBとを読み込んで、この電位差(VTHB−TH
B)を算出し、前回ルーチン実行時において算出したス
ロットル弁全閉時の電位差との加重平均を、スロットル
弁全閉時の電位差(VTHB−THB’)idとして採用
し、バックアップRAM34の所定アドレスに学習値デ
ータとしてストアする。
【0070】ここで、上述のように、TCU30にA/
D変換器37を介してスロットル開度センサの電源電圧
VTH(本実施の形態においては、5V)を入力した場
合、TCU30におけるA/D変換器37を介してのス
ロットル開度センサ電源電圧読込み値VTHBは、スロッ
トル開度センサ30の電源電圧VTHとTCU30の接地
電位GNDBとの電位差となり(VTHB=VTH−GND
B)、このTCU30におけるスロットル開度センサ電
源電圧読込み値VTHB(=VTH−GNDB)とスロットル
開度センサ出力信号電圧の読込み値THB(=TH−G
NDB)とによって算出される電位差(VTHB−THB)
は、スロットル開度センサ電源電圧VTHとスロットル開
度信号電圧THとの電位差(VTH−TH)に等しく、T
CU30の接地電位GNDBの変化に影響されず、接地
電位GNDBが変化しても一定となる。
【0071】また、スロットル弁を全閉とした場合、図
6に示すように、スロットル開度センサ電源電圧VTH
と、スロットル開度センサ20から出力されるスロット
ル弁全閉時のスロットル開度信号電圧THidとの電位差
(VTH−THid)は、一定値となる。
【0072】そして、スロットル弁全閉時におけるスロ
ットル開度センサ電源電圧読込み値VTHB(=VTH−G
NDB)とスロットル開度センサ出力信号電圧読込み値
THB’(=THid−GNDB)とによる電位差(VTHB
−THB’)idも、上記電位差(VTH−THid)に等し
く、TCU30の接地電位GNDBの変化に影響され
ず、接地電位GNDBが変化しても一定となる。
【0073】従って、スロットル弁全閉時のTCU30
におけるスロットル開度センサ出力信号電圧THB’を
予め固定データとしてTCU30のメモリ(ROM3
2)に格納しておき、TCU30においては、スロット
ル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとこのスロットル
弁全閉時のスロットル開度センサ出力信号電圧THB’
との電位差(VTHB−THB’)idを算出し、或いは、
スロットル弁全閉時の電位差(VTHB−THB’)idを
学習し、この電位差(VTHB−THB’)idからスロッ
トル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとスロットル開
度センサ出力信号電圧の読込み値THBとによる電位差
(VTHB−THB)を減算して、スロットル開度センサ
出力信号電圧TH(=(VTHB−THB’)id−(VTHB
−THB))を算出することで、TCU30の接地電位
GNDBが変化しても、これによる影響を受けずに、ス
ロットル弁全閉を基準点(零点)として、このスロット
ル弁全閉点からの変位量としてスロットル開度センサ出
力信号電圧THが算出される。
【0074】そして、このスロットル開度センサ出力信
号電圧THをスロットル弁全閉点からの変位量としてス
ロットル開度THθに変換することにより、TCU30
は、正確なスロットル開度データを得ることができ、各
制御装置1,30の接地電位GNDの変化に拘わらず、
結果的に、ECU1と同一のスロットル開度データを得
ることが可能となる。
【0075】そして、本実施の形態においても、スロッ
トル開度センサ20の接地ライン20cは、センサ電源
電圧を与えるECU1に接続するだけでよく、更に、ス
ロットル開度センサ20の接地系を他の接地系と別系統
にする必要もないため、構成簡素にして実現することが
可能である。
【0076】次に、図7に基づいて本発明の実施の第3
形態を説明する。
【0077】本実施の形態においては、TCU30にお
いて、スロットル開度センサ電源電圧読込み値VTHB
を、許容値としての下限値VTHBL及び上限値VTHBHと比
較し、スロットル開度センサ電源電圧読込み値VTHB
が、この上,下限値VTHBH,VTHBLによる許容範囲外の
とき、TCU30におけるスロットル開度センサ電源電
圧入力系の故障と診断し、予め設定されたバックアップ
用センサ電源電圧値VTHBMEMを用いて、スロットル開度
センサ出力信号電圧読込み値THBとにより電位差TH
1を算出し、この電位差TH1に基づいてスロットル開
度THθを算出する。
【0078】すなわち、第2の制御装置に相当するTC
U30は、請求項3記載の発明に係る診断手段としての
機能をも実現する。
【0079】具体的には、TCU30は、上記実施の第
1形態の図2に示すルーチンに代え、図7に示すセンサ
信号処理ルーチンを実行する。
【0080】なお、ECU1,TCU30の構成、及び
各制御装置1,30に接続されるスロットル開度センサ
を含むセンサ等の接続構成は、上記実施の第1形態と同
様であり、説明を省略する。
【0081】以下、上記TCU30によって実行される
スロットル開度センサ信号の入力処理について、図7の
センサ信号処理ルーチンに基づき説明する。
【0082】TCU30は、所定周期毎に、図7に示す
センサ信号処理ルーチンを実行し、ステップS21,S22
で、それぞれA/D変換器37を介してのスロットル開
度センサ電源電圧VTHB,スロットル開度センサ出力信
号電圧THBを読み込む。
【0083】そして、ステップS23で、上記スロットル
開度センサ電源電圧読込み値VTHBを、通常では取り得
ない予め設定された下限値VTHBLと比較し、VTHB≧VT
HBLのときにはステップS24へ進み、上記スロットル開度
センサ電源電圧読込み値VTHBを通常では取り得ない予
め設定された上限値VTHBHと比較する。
【0084】ここで、上述のように、ECU1からスロ
ットル開度センサ20に印加されるスロットル開度セン
サ電源電圧VTHは、VTH=5Vに設定されている。
【0085】従って、TCU30におけるスロットル開
度センサ電源電圧読込み値VTHBが下限値VTHBL未満の
ときには(VTHB<VTHBL)、TCU30へのスロット
ル開度センサ電源電圧入力系に断線等の異常が、又、上
限値VTHBHよりも高いときには(VTHB>VTHBH)、ス
ロットル開度センサ電源電圧入力系にショート等の異常
が生じていると判断することができる。
【0086】そして、上記ステップS23においてVTHB<
VTHBLでスロットル開度センサ電源電圧入力系の断線、
或いは上記ステップS24においてVTHB>VTHBHでスロッ
トル開度センサ電源電圧入力系のショートと判断される
ときには、ステップS25へ進み、バックアップRAM3
4の所定アドレスにストアされスロットル開度センサ電
源電圧入力系の故障を示すスロットル開度センサ電源電
圧入力系NGフラグFNGTHBをセットし(FNGTHB←
1)、前記警報ランプ44を点灯或いは点滅してTCU
30におけるスロットル開度センサ電源電圧入力系の故
障を運転者に報知する。
【0087】そして、続くステップS26で、スロットル
開度センサ電源電圧読込み値VTHBを、予め設定された
バックアップ用センサ電源電圧値VTHBMEMによりバック
アップする(VTHB←VTHBMEM)。上記バックアップ用
センサ電源電圧値VTHBMEMは、予め実験等によりTCU
30における正常時のスロットル開度センサ電源電圧V
THBを求め、ROM32の所定アドレスに固定データと
してメモリしたフェイルセーフ値である。
【0088】次いで、ステップS27で、上記ステップS26
においてバックアップしたスロットル開度センサ電源電
圧読込み値VTHB(=VTHBMEM)と、上記ステップS22に
おいて読み込んだスロットル開度センサ出力信号電圧読
込み値THBとによって電位差TH1を算出する(TH
1←VTHB−THB)。そして、続くステップS28で、こ
の電位差TH1に定数Kを乗算することでスロットル開
度THθを算出して(THθ←TH1×K)、ルーチン
を抜ける。
【0089】すなわち、TCU30においてスロットル
開度センサ電源電圧入力系の故障時には、TCU30に
おける読込み値のデータとしてスロットル開度センサ電
源電圧VTHBが上記バックアップ用センサ電源電圧値VT
HBMEMによりクランプされ、TCU30では、このバッ
クアップ用センサ電源電圧値VTHBMEMによりバックアッ
プされたスロットル開度センサ電源電圧VTHBを用いて
スロットル開度THθが算出される。
【0090】従って、TCU30は、スロットル開度セ
ンサ電源電圧入力系の故障時にも、TCU30の接地電
位GNDBによる影響を補償してスロットル開度THθ
を算出することが可能となり、ECU1と略同一のスロ
ットル開度データを得ることができる。
【0091】一方、上記ステップS23でVTHB≧VTHBLと
判断され、且つステップS24でVTHB≦VTHBHと判断され
たとき、すなわち、スロットル開度センサ電源電圧VTH
Bが許容範囲に収まっているとき(VTHBL≦VTHB≦VTH
BH)、スロットル開度センサ電源電圧入力系の正常と判
断し、ステップS29へ進む。
【0092】そして、スロットル開度センサ系の正常に
より、ステップS29で、スロットル開度センサ電源電圧
入力系NGフラグFNGTHBをクリアして(FNGTHB←
0)、ステップS30へ進み、上記ステップS21によるスロ
ットル開度センサ電源電圧読込み値VTHBを用いて、ス
ロットル開度を算出する。
【0093】すなわち、ステップS30以下の処理は上記
実施の第1形態と同様であり、ステップS30では、予め
ROM32に固定データとして格納されているECU1
によるスロットル開度センサ電源電圧VTHとECU1の
接地電位GNDAとの電位差VTHA(=VTH−GNDA)
を読み出し、この電位差VTHAから上記スロットル開度
センサ電源電圧読込み値VTHBとスロットル開度センサ
出力信号電圧読込み値THBとによる電位差(VTHB−
THB)を減算して、スロットル開度センサ出力信号電
圧THを算出する(TH←VTHA−(VTHB−TH
B))。
【0094】そして、ステップS31へ進み、上記スロッ
トル開度センサ出力信号電圧THを、テーブル参照或い
は演算によってスロットル開度THθに変換して、ルー
チンを抜け、以上によって得られたスロットル開度デー
タが各種変速機制御に使用される。
【0095】その結果、スロットル開度センサ電源電圧
入力系の正常時には、ECU1の接地電位GNDAに対
しTCU30の接地電位GNDBが変化しても、これに
よる影響を受けず、TCU30は、ECU1と同一のス
ロットル開度データを得ることが可能となる。
【0096】また、スロットル開度センサ電源電圧入力
系の故障時には警報ランプ44の点灯或いは点滅により
報知され、更に、外部接続用コネクタ51にシリアルモ
ニタ60を接続することで、シリアルモニタ60によっ
てTCU30におけるスロットル開度センサ電源電圧入
力系NGフラグFNGTHBを読み出して、TCU30に対
するスロットル開度センサ電源電圧入力系の故障を判断
することができる。
【0097】尚、本実施の形態において、上記ステップ
S30,S31による処理に代え、上記実施の第2形態のステ
ップS13,S14(図5参照)による処理を採用し、スロッ
トル開度センサ電源電圧読込み値VTHBとスロットル弁
全閉時のスロットル開度センサ出力信号電圧THB’と
の電位差(VTHB−THB’)idから、スロットル開度
センサ電源電圧読込み値VTHBとスロットル開度センサ
出力信号電圧読込み値THBとによる電位差(VTHB−
THB)を減算して、スロットル開度センサ出力信号電
圧TH(=(VTHB−THB’)id−(VTHB−TH
B))を算出し、このスロットル開度センサ出力信号電
圧THに基づいてスロットル開度THθを算出するよう
にしてもよい。
【0098】また、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、第1の制御装置を変速機制御装置(TCU)30
とし、第2の制御装置をエンジン制御装置(ECU)1
として、TCU30からスロットル開度センサ20に電
源電圧を供給すると共に、スロットル開度センサ20の
接地ライン20cをTCU30に接続し、ECU1にス
ロットル開度センサ電源電圧を入力して、ECU1にお
いて、このスロットル開度センサ電源電圧に基づいてス
ロットル開度を演算するようにしてもよい。
【0099】また、第2の制御装置は、単一の制御装置
に限定されず、複数の制御装置であっても本発明を適用
することができる。
【0100】また、センサはスロットル開度センサに限
定されず、センサの出力電圧によって測定対象量を検出
し、このセンサからの出力信号電圧に基づいて各制御装
置においてそれぞれ該センサによる検出値を得るもので
あれば、本発明は適用される。
【0101】更に、第1及び第2の制御装置は、エンジ
ン制御装置及び変速機制御装置、または、車輌搭載の制
御装置に限定されず、種々の制御装置を適宜採用し得
る。すなわち、複数の制御装置間で共通するセンサから
の信号を入力するものであれば、本発明を適用し得る。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、1つのセンサからの出力信号電圧を複数の制
御装置に入力して、各制御装置で上記センサの出力信号
電圧に基づいてそれぞれ該センサによる検出値を得るに
際し、第2の制御装置は、上記センサの出力信号電圧と
第1の制御装置から該センサに印加されるセンサ電源電
圧とを入力して、各電圧の電位差に基づいて該センサに
よる検出値を演算する。上記センサ出力信号電圧とセン
サ電源電圧との電位差は、制御装置の接地電位の変化に
影響されず、従って、この電位差に基づいて該センサに
よる検出値を演算することで、第2の制御装置は、接地
電位の変化に拘わらず、正しいセンサ検出値を得ること
ができ、また、第1の制御装置の接地電圧に対して該第
2の制御装置の接地電位が相違しても、第1の制御装置
と同一のセンサ検出値を得ることができる。
【0103】また、センサの接地ラインを該センサに電
源電圧を供給する第1の制御装置にのみ接続するだけで
良く、従って、各制御装置にセンサの接地ラインを共通
接続する従来例のように、各制御装置間の接地電位の相
違に起因して接地ラインを介して各制御装置間に電流が
流れることがなく、このため、センサの接地系を他の接
地系と別系統にする必要がなく、その結果、構成簡素に
して実現することができる効果を有する。
【0104】請求項2記載の発明によれば、1つのセン
サからの出力信号電圧を複数の制御装置に入力して、各
制御装置で上記センサの出力信号電圧に基づいてそれぞ
れ該センサによる検出値を得るに際し、第2の制御装置
は、上記センサの出力信号電圧と第1の制御装置から該
センサに印加されるセンサ電源電圧とを入力して、セン
サ電源電圧から該センサによる出力信号最小電圧を減算
し、更に、この減算値から上記センサ電源電圧と上記出
力信号電圧との電位差を減算して該センサによる検出値
を演算する。上記センサ電源電圧からセンサ出力信号最
小電圧を減算して算出した電位差、及び、上記センサ出
力信号電圧とセンサ電源電圧との電位差は、制御装置の
接地電位の変化に影響されず、従って、センサ電源電圧
とセンサ出力信号最小電圧とによる電位差から、センサ
電源電圧とスロットル開度センサ出力信号電圧との電位
差を減算してセンサによる検出値を演算することで、第
2の制御装置は、第2の制御装置の接地電位が変化して
も、これによる影響を受けずに、センサ出力信号最小電
圧を基準点(零点)として、この基準点からの変位量に
基づいてセンサ検出値が演算される。その結果、第2の
制御装置は、接地電位の変化に係わらず、正確なセンサ
検出値を得ることができ、また、第1の制御装置の接地
電圧に対して第2の制御装置の接地電位が相違しても、
第1の制御装置と同一のセンサ検出値を得ることができ
る。
【0105】また、センサの接地ラインは、センサ電源
電圧を与える第1の制御装置に接続するだけでよく、更
に、センサの接地系を他の接地系と別系統にする必要も
ないため、構成簡素にして実現することができる。
【0106】その際、請求項3記載の発明では、更に、
第2の制御装置は、センサ電源電圧を許容値と比較して
センサ電源電圧が許容範囲外のときセンサ電源電圧入力
系の故障と診断し、予め設定されたバックアップ用セン
サ電源電圧値を用いてセンサ出力信号電圧との電位差を
算出し、この電位差に基づいてセンサによる検出値を演
算するので、上記請求項1或いは請求項2記載の発明の
効果に加え、センサ電源電圧入力系の故障時において
も、第2の制御装置は、該第2の制御装置の接地電圧に
よる影響を補償して、センサ検出値を演算することがで
き、第1の制御装置と略同一のセンサ検出値を得ること
ができる効果を有する。
【0107】また、請求項4記載の発明では、上記各制
御装置は車輌に搭載され、上記第1の制御装置をエンジ
ン制御装置とし、上記第2の制御装置を変速機制御装置
とし、また、上記センサをスロットル開度センサとする
ので、上記請求項1ないし請求項3記載の発明の効果に
加え、本発明によるセンサ信号の処理装置を、車輌のエ
ンジン制御と変速機制御との総合システムに、容易に適
合することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】本発明の実施の第1形態に係り、変速機制御装
置において実行されるセンサ信号処理ルーチンのフロー
チャート
【図3】同上、スロットル開度センサ電源電圧、スロッ
トル開度センサ出力信号電圧、各制御装置の接地電位、
及び、各制御装置におけるA/D変換器を介してのスロ
ットル開度センサ電源電圧読込み値、スロットル開度セ
ンサ出力信号電圧読込み値の関係を示すタイムチャート
【図4】同上、センサの接続構成、並びに、エンジン制
御装置及び変速機制御装置の回路構成図
【図5】本発明の実施の第2形態に係り、変速機制御装
置において実行されるセンサ信号処理ルーチンのフロー
チャート
【図6】同上、スロットル開度センサ電源電圧、スロッ
トル開度センサ出力信号電圧、各制御装置の接地電位、
スロットル弁全閉時のスロットル開度センサ出力信号電
圧、変速機制御装置におけるA/D変換器を介してのス
ロットル開度センサ電源電圧読込み値、スロットル開度
センサ出力信号電圧読込み値、及び、各電位差の関係を
示すタイムチャート
【図7】本発明の実施の第3形態に係り、変速機制御装
置において実行されるセンサ信号処理ルーチンのフロー
チャート
【図8】従来例に係り、センサの各制御装置に対する接
続構成を示す説明図
【図9】同上、スロットル開度センサ出力信号電圧、各
制御装置の接地電位、及び、各制御装置におけるA/D
変換器を介してのスロットル開度センサ出力信号電圧読
込み値の関係を示すタイムチャート
【図10】同上、センサの各制御装置に対する接続構成
を示す説明図
【符号の説明】
1 エンジン制御装置(第1の制御装置) 20 スロットル開度センサ(センサ) 30 変速機制御装置(第2の制御装置;検出値演算手
段、診断手段) TH スロットル開度センサ出力信号電圧(センサの出
力信号電圧) VTH スロットル開度センサ電源電圧(センサ電源電
圧) THB 変速機制御装置におけるA/D変換器を介して
のスロットル開度センサ出力信号電圧読込み値 VTHB 変速機制御装置におけるA/D変換器を介して
のスロットル開度センサ電源電圧読込み値 THθ スロットル開度(検出値) THB’ スロットル弁全閉時のスロットル開度センサ
出力信号電圧(センサによる出力信号最小電圧) GNDA エンジン制御装置の接地電位 GNDB 変速機制御装置の接地電位 VTHBL 下限値(許容値) VTHBH 上限値(許容値) VTHBMEM バックアップ用センサ電源電圧値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサ出力電圧によって測定対象量を検出
    し、1つのセンサからの出力信号電圧を複数の制御装置
    に入力して、各制御装置で上記センサの出力信号電圧に
    基づいてそれぞれ該センサによる検出値を得るセンサ信
    号の入力処理装置において、 第2の制御装置に、上記センサの出力信号電圧と第1の
    制御装置から該センサに印加されるセンサ電源電圧とを
    入力し、各電圧の電位差に基づいて該センサによる検出
    値を演算する検出値演算手段を備えたことを特徴とする
    センサ信号の入力処理装置。
  2. 【請求項2】センサ出力電圧によって測定対象量を検出
    し、1つのセンサからの出力信号電圧を複数の制御装置
    に入力して、各制御装置で上記センサの出力信号電圧に
    基づいてそれぞれ該センサによる検出値を得るセンサ信
    号の入力処理装置において、 第2の制御装置に、上記センサの出力信号電圧と第1の
    制御装置から該センサに印加されるセンサ電源電圧とを
    入力し、センサ電源電圧から該センサによる出力信号最
    小電圧を減算し、この減算値から上記センサ電源電圧と
    上記出力信号電圧との電位差を減算してセンサによる検
    出値を演算する検出値演算手段を備えたことを特徴とす
    るセンサ信号の入力処理装置。
  3. 【請求項3】上記第2の制御装置は、更に、センサ電源
    電圧を許容値と比較してセンサ電源電圧が許容範囲外の
    ときセンサ電源電圧入力系の故障と診断する診断手段を
    備え、 上記検出値演算手段は、センサ電源電圧入力系の故障と
    診断されたとき、予め設定されたバックアップ用センサ
    電源電圧値を用いてセンサ出力信号電圧との電位差を算
    出し、該電位差に基づいてセンサによる検出値を演算す
    ることを特徴とする請求項1或いは請求項2記載のセン
    サ信号の入力処理装置。
  4. 【請求項4】上記各制御装置は車輌に搭載され、上記第
    1の制御装置はエンジン制御装置であり、上記第2の制
    御装置は変速機制御装置であり、上記センサはスロット
    ル開度センサであることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3記載のセンサ信号の入力処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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