JPH10212497A - 発泡抑制剤 - Google Patents

発泡抑制剤

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JPH10212497A
JPH10212497A JP9253719A JP25371997A JPH10212497A JP H10212497 A JPH10212497 A JP H10212497A JP 9253719 A JP9253719 A JP 9253719A JP 25371997 A JP25371997 A JP 25371997A JP H10212497 A JPH10212497 A JP H10212497A
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alkyl
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silicone
foaming
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JP9253719A
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Pierre Andre Georges G Germain
ピエール・アンドレ・ジョルジュ・ギュスターブ・ジェルマン
Jan Sybren Hoogland
ヤン・シブレン・ホッグランド
Francois Mendels
フランソワ・メンデル
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Dow Corning SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末洗浄剤組成物中での貯蔵安定性が改善さ
れた発泡抑制剤を提供すること。 【解決手段】 水と接触したとき塩基性pHを生じる固
体キャリアの粒子と、該粒子に吸着されたシリコーン消
泡剤とを含む粒状の発泡抑制剤であって、該発泡抑制剤
が、さらにアルキルサッカライドを含むことを特徴とす
る発泡抑制剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状シリコーンを
ベースとする発泡抑制剤に関するものであり、とくに粉
末洗浄剤組成物に導入するためのものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】シリコーン消泡剤をベースとする発泡抑
制剤や、粒状の発泡抑制剤は、当業界で知られている。
また、シリコーンベースの発泡抑制剤が長期間粉末洗浄
剤に貯蔵されると、その発泡抑制能力が減じるという課
題が存在することも当業界に知られている。
【0003】この貯蔵問題を解決するための手段は幾つ
か提案されている。これらはシリコーン消泡剤とともに
各種材料を使用するものである。この材料の例も従来技
術に知られている。例えば欧州特許第013028号明
細書は、4〜20個のオキシエチレン基を有するエトキ
シル化脂肪族C12-20アルコール類、4〜20個の炭素
原子を疎水性部分として有し、5〜15個のオキシエチ
レン基を有するエトキシル化アルキルフェノール、脂肪
酸、脂肪酸アミド、チオアルコールおよびグリコールの
ような非イオン性界面活性剤を提案している。
【0004】欧州特許第142910号明細書は、38
〜90℃の融点を有する第1有機キャリア成分、および
9.5〜13.5のHLBおよび5〜36℃の融点を有
するエトキシル化非イオン性界面活性剤から選択された
第2有機キャリアを含む、水溶性または水分散性有機キ
ャリアの使用を提案している。第2有機キャリアの例と
しては、エトキシル化タローアルコール、脂肪エステ
ル、アミドおよびポリビニルピロリドンが挙げられる。
【0005】欧州特許第206522号明細書は、乾燥
状態では油状の消泡活性物質に対し抵抗性があるが水と
接触すると破裂する材料の使用を記載している。その例
としては、湿潤状態で水が通過可能な分断コーティング
を形成するワックス状の材料が挙げられる。
【0006】欧州特許第210721号明細書は、12
〜20個の炭素原子の炭素鎖を有し、且つ45〜80℃
の融点を有する脂肪酸または脂肪アルコールを開示して
いる。例えばステアリン酸またはステアリルアルコール
が挙げられる。
【0007】上記の従来技術がなぜシリコーン消泡剤の
貯蔵安定性問題を解決できるのか、という一つの理論
は、消泡剤をカプセル化または結合化することにより、
周囲の洗浄粉末に消泡剤のシリコーンポリマーが拡散し
ないようにするというものである。この拡散は、発泡抑
制剤中のシリコーンポリマーの濃度を減少させ、極端な
場合にはシリコーンポリマーを完全に枯渇させる。この
枯渇は発泡抑制剤を不活性にする。
【0008】発泡抑制剤を固体粒子にして取り扱いを容
易にさせ、この固体粒子と粉末洗浄剤組成物の残部とを
後でブレンドできるような、キャリア材料がしばしば使
用されている。
【0009】従来技術で有用であると提案されているキ
ャリア材料は、水溶性、水不溶性、水分散性材料、例え
ばサルフェート、カーボネート、ホスフェート、ポリホ
スフェート、シリカ、シリケート、クレー、スターチ、
アルミノシリケート等を含む。
【0010】実際、もしキャリア材料が粉末洗浄剤の有
効性または活性に影響を及ぼさないならば、洗濯工程で
除去するべき汚れを構成する別成分となり得る。結果と
して、キャリアは、粉末洗浄剤組成物に一般的に使用さ
れている成分であるのが望ましい。とくに好適なキャリ
アは、水中で塩基性pHを生じさせるものである。これ
らは例えば炭酸カルシウム、トリポリリン酸ナトリウ
ム、シリケート、アルミノシリケート、クエン酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等が挙げら
れる。
【0011】粉末洗浄剤組成物において、シリコーン消
泡剤と、水中で塩基性pHを生じさせるキャリア材料と
の併用は、貯蔵時にシリコーン消泡剤がその有効性を失
う原因となることが見いだされた。このことは、とくに
シリコーン消泡剤が分岐したシリコーンポリマーである
ときに顕著となる。これはキャリア材料が消泡剤を分解
させ、この分解が長期間の貯蔵により増加することが原
因と考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、とくにキャリア材料が水中で塩基性pHを提供
し、また粉末洗浄剤組成物に貯蔵されても改善された安
定性を有する発泡抑制剤の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一つの見
地において、水と接触したとき塩基性pHを生じる固体
キャリアと、前記固体キャリアの粒子に吸着されたシリ
コーン消泡剤とを含む粒状の発泡抑制剤であって、該発
泡抑制剤が、さらにアルキルサッカライドを含むことを
特徴とする発泡抑制剤を提供するものである。
【0014】本発明に使用されるシリコーン消泡剤は、
公知の材料であり、数多くの特許明細書に記載されてい
る。一般的に消泡剤は、液体オルガノポリシロキサンポ
リマーおよび粒状フィラーを含み、その表面が疎水性に
されているものである。
【0015】シリコーン消泡剤に有用な液体オルガノポ
リシロキサンポリマーもまた知られており、数多くの特
許明細書に記載されている。したがってここではそのす
べてを言及することはしないが、例えば欧州特許出願第
0578424号のような多くの刊行物に見いだすこと
ができる。
【0016】液体オルガノポリシロキサンは、線状また
は分岐状であることができ、次の一般式の構造を有する
ことができる:
【0017】
【化4】
【0018】式中、Rは1〜8個の炭素原子を有する1
価の炭化水素基を示し、R1は、R基、ヒドロキシル
基、または基
【0019】
【化5】
【0020】(式中、R2は2価の炭化水素基、ヒドロ
キシカルボノキシ基またはシロキサン基あるいは酸素を
示し、YはR基またはヒドロキシル基を表す)を示し、
3はC9-35アルキル基を示し、a、b、cおよびd
は、0または整数であり、ただしaおよびbの少なくと
も1つは整数であり(例えばbが1以上の整数)、a+
b+c+dは、オルガノポリシロキサンポリマーの粘度
が25℃で少なくとも50mm2/秒以上、好ましくは5
00mm2/秒以上になるような値である。
【0021】好適な線状オルガノポリシロキサンは、R
1がR基またはヒドロキシル基を示す上記の式を有する
ものである。好適な非線状オルガノポリシロキサンは、
シロキサン鎖に分岐構造を有し、bが1以上、R2が好
ましくは2価のシロキサン基または酸素原子である上記
の式を有するものである。とくに好適なシロキサン基R
2は、多数のペンダントシロキサンポリマー単位を有す
ることのできる小さい立体シロキサン樹脂粒子である。
【0022】好適な分岐シロキサンおよびその製造方法
は、当業界に知られており、例えば英国特許第6396
73号、欧州特許第031352号、欧州特許第217
501号、欧州特許第273448号、ドイツ国特許3
805661号および英国特許第2257709号のよ
うな数多くの特許明細書に記載されている。
【0023】最適なオルガノポリシロキサンは分岐シロ
キサンである。なぜならばこれらは多くの水性界面活性
剤溶液に対し改善された発泡抑制能力を示すからであ
る。
【0024】本発明において、シリコーン消泡剤に有用
なフィラー粒子もまたよく知られ、数多くの刊行物に記
載されている。これらは微細な粒状材料であり、例えば
シリカ、ヒュームドTiO2、Al23、酸化亜鉛、酸
化マグネシウム、脂肪族カルボン酸の塩類、イソシアネ
ートとシクロヘキシルアミンのような特定材料との反応
生成物、アルキルアミド、例えばエチレンまたはメチレ
ンビスステアラミド等が挙げられる。
【0025】最適なフィラーはBETで測定された表面
積が50m2/g以上のシリカ粒子である。好適なシリカ
粒子は、標準的な製造技術、例えばシリコンハライドの
熱分解法、珪酸の金属塩、例えば珪酸ナトリウムの分解
沈降法およびゲル形成法等から製造される。したがっ
て、消泡剤としての使用に適切なシリカは、ヒュームド
シリカ、沈降シリカおよびゲル形成法シリカである。
【0026】本発明におけるフィラーの平均粒子サイズ
は、0.1〜20μmの範囲であることができるが、好
ましくは0.5〜2.5μmである。
【0027】もしフィラー粒子が疎水性ではないなら
ば、その表面を疎水性にして水性システムに十分に有効
な消泡剤にする。フィラーの表面は、液体オルガノポリ
シロキサンにフィラー粒子を分散する前または後に疎水
性にすることができる。
【0028】フィラーを疎水性にするために、例えば反
応性シランまたはシロキサンのような処理剤で処理する
ことができる。処理剤の例としては、ジメチルジクロロ
シラン、トリメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラ
ザン、ヒドロキシ末端停止およびメチル末端停止ポリジ
メチルシロキサン、シロキサン樹脂、脂肪酸またはこれ
らの1種以上の混合物が挙げられる。
【0029】このような処理剤で処理されたフィラー
は、例えばDegussa社の商品名Sipernat D10等、多くの
製造会社から商業的に入手可能である。
【0030】もしフィラーの表面をその場で疎水性にす
るならば、すなわち液体オルガノポリシロキサン成分に
フィラーが分散した後に疎水性にするならば、これはフ
ィラーの分散中または分散後に適当量の処理剤を液体オ
ルガノポリシロキサンに加え、40℃を超える温度に混
合物を加熱することにより達成される。
【0031】使用する処理剤の量は、例えば処理剤およ
びフィラーの性質に依存するであろう。この量は、当業
者ならば自明であり、また確認することができる。フィ
ラーには、少なくとも疎水性が認識できる程度に十分量
を加えるべきである。
【0032】フィラー粒子は、消泡剤の1〜25重量
%、好ましくは1〜20重量%、最適には2〜8重量%
の量においてオルガノポリシロキサンに加えられる。
【0033】アルキルサッカライドは当業界で知られて
いる。これは一般式Z−O−R4(式中、R4は8〜20
個の炭素原子を有するアルキル鎖であり、Zは糖類であ
る)のエーテル基を介した糖類に結合したアルキル鎖を
有する。
【0034】糖類は、モノ−、オリゴ−またはポリサッ
カライドであることができる。モノサッカライドは当業
界で知られており、グルコース、マンノース、ガラクト
ース、フラクトースを含む群を包含する。オリゴサッカ
ライドは、例えばスクロース、マルトース、セロビオー
ス、イソマルトースおよびラクトースを含む。ポリサッ
カライドは、例えばアミロース、アミロペクチンおよび
ポリグルカミドを含む。
【0035】好適なアルキルサッカライドは、ペントー
スまたはヘキソース単位あるいはこれらの組み合わせか
ら生成される材料である。最適なアルキルサッカライド
は、スクロースを用いてなるものであり、例えば一般式
【0036】
【化6】
【0037】(式中、R5、R6、R7は、同一または異
なっている、炭素原子8〜20個、好ましくは8〜18
個のアルキル鎖あるいは水素である)のアルキルスクロ
ースからなるものである。
【0038】本発明において好適なアルキルサッカライ
ドは、一般式
【0039】
【化7】
【0040】(式中、R8は上記で定義したアルキル
鎖、好ましくは8〜18個、さらに好ましくは12〜1
8個、最適には12〜14個または16〜18個の炭素
原子を有するアルキル鎖であり、nは1、2または3で
ある)で示されるグルコース単位を用いて得られるもの
である。
【0041】また、市販されているアルキルポリグルコ
サイドは、幾何異性体を含むことができる。n=1.1
〜3のアルキルポリグルコサイドの混合物は、商業的に
入手可能である。
【0042】本発明に使用するために好適なアルキルポ
リグルコサイドは、一般式
【0043】
【化8】
【0044】(式中、R8は上記で定義されている)で
示される、好ましくは2個のグルコース単位を有するも
のである。
【0045】本発明において、キャリアは当業界で知ら
れているものであり、多くは粉末洗浄剤組成物における
標準的な成分である。とくに好適なキャリアは、水中で
塩基性のpHを生じるものである。例えば、炭酸カルシ
ウム、トリポリリン酸ナトリウム、シリケート、アルミ
ノシリケート、くえん酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
【0046】本発明の発泡抑制剤は、水に対する高分散
性および良好な貯蔵安定性を示す。
【0047】また別の見地において本発明は、粉末状の
洗浄剤組成物を提供するものであって、これは洗浄剤成
分100重量部と、洗浄剤中シリコーン消泡剤が0.0
1〜20重量部となるような十分量の粒状の上記の発泡
抑制剤を含むものである。
【0048】好適な洗浄剤成分は当業界でよく知られて
おり、数多くの刊行物に記載されている。これらの洗浄
剤成分は、活性洗浄剤、有機および/または無機のビル
ダー塩、他の添加剤および希釈剤を含む。
【0049】活性洗浄剤は、アニオン、カチオン、非イ
オンまたは両性あるいはこれらの混合タイプの有機洗浄
界面活性剤を含むことができる。好適なアニオン有機洗
浄界面活性剤は、高級脂肪酸のアルカリ金属セッケン、
アルキルアリールスルホネート、例えばソジウムドデシ
ルベンゼンスルホネート、長鎖(脂肪)アルコールサル
フェート、オレフィンサルフェートおよびスルホネー
ト、サルフェート化モノグリセライド、サルフェート化
エステル、スルホサクシネート、アルカンスルホネー
ト、ホスフェートエステル、アルキルイソチオネート、
スクロースエステルおよびフルオロ−界面活性剤を含
む。
【0050】好適なカチオン有機洗浄界面活性剤は、ア
ルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、スルホニウム
塩およびホスホニウム塩を含む。
【0051】好適な非イオン性洗浄界面活性剤は、エチ
レンオキサイドと長鎖(脂肪)アルコールまたは(脂
肪)酸、例えばC14-15アルコールとの縮合物、エチレ
ンオキサイドの7モルと縮合されたもの(商品名Dobano
l45-7)、エチレンオキサイドとアミンまたはアミドと
の縮合物、エチレンおよびプリピレンオキサイド、脂肪
差アルキロールアミドおよび脂肪アミンオキサイドの縮
合生成物等が挙げられる。
【0052】好適な両性有機洗浄組成物は、イミダゾリ
ン化合物、アルキルアミノ酸塩およびベタインを含む。
【0053】無機成分の例としては、ホスフェート、ポ
リホスフェート、シリケート、カーボネート、サルフェ
ート、酸素放出化合物、例えばソジウムパーボレート、
他の漂白剤、アルミノシリケート、例えばゼオライトが
挙げられる。
【0054】有機成分の例としては、抗再沈着防止剤、
例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)、増白
剤、キレート剤、例えばエチレンジアミン四酢酸(ED
TA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、酵素および静菌剤
が挙げられる。
【0055】他の任意の成分としては、着色剤、染料、
香料、軟化剤、クレー等が挙げられ、これらはカプセル
化されていてもよい。
【0056】洗浄剤成分に有用な材料は当業者によく知
られており、数多くの教科書や他の刊行物に記載されて
いる。
【0057】また本発明の第3の見地によれば、水と接
触したとき塩基性pHを生じる固体キャリアの粒子と、
この粒子に吸着されたシリコーン消泡剤とを含む粒状の
発泡抑制剤の製造方法であって、前記方法がキャリア上
にシリコーン消泡剤を付着させるのと同時あるいはそれ
よりも前に、キャリア上にアルキルサッカライドを付着
させるステップを含む製造方法が提供される。
【0058】本発明の第4の見地は、水と接触したとき
塩基性pHを生じる固体キャリアの粒子と、該粒子に吸
着されたシリコーン消泡剤とを含む粒状の発泡抑制剤
に、安定化剤としてアルキルサッカライドを使用するこ
とである。
【0059】本発明の発泡抑制剤は、例えば洗濯用洗剤
や皿洗い用洗剤において発泡レベルの抑制が要求される
場合の、任意の粉末界面活性剤組成物に有用である。本
発明の発泡抑制剤は、洗浄剤粉末の最終組成物に加えれ
ば、洗浄活性に効果的である。洗濯された布帛には、キ
ャリアによるしみ等は見られない。
【0060】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。特記
しない限り、すべての部および%は重量基準である。 実施例1〜15 1.発泡抑制剤の調製 発泡抑制剤FCA1〜FCA15を、Solvay SODASOLV
L(商品名)の炭酸ナトリウムのx部と、シリコーン消
泡剤Aのy部および原料Zのz部の混合物とを混合する
ことにより調製した。シリコーン消泡剤Aは、分岐ポリ
ジメチルシロキサンポリマーおよび5%疎水性シリカを
含み、欧州特許第217501号明細書の教示するとこ
ろにしたがって調製された。シリコーン消泡剤および原
料Zを単に機械的に混合することにより混合物を調製
し、炭酸ナトリウムがおかれているドラムミキサーに非
常にゆっくりとこの混合物を注入した。混合物を、粒状
材料が得られるまで連続的に撹拌した。次に粒状材料
を、80℃で20分間かけてAeromatic(商品名)スプ
レー造粒機に通過させた。原料Zは、40%水溶液とし
て供給されるポリカーボネートコポリマー(マレイン酸
/アクリル酸)、商品名Sokalan CP5(以下、CP5と
いう)、商品名Klucelとして供給され、20%水溶液と
して調製されたヒドロキシプロピルセルロース、50%
の水性分散液として調製されたポリビニルピロリドン
(以下PVPという)、Hoechstから商品名Hostopur SA
S60として供給される2級アルキルスルホネート(以下
SAS60という)、Henkelから商品名Glucopon 600CS
UPとして50%水中分散液として供給されるC8-18
化水素テール部を有し、1.1〜3の重合度を有するア
ルキルポリグルコサイド(以下Glucoponとい
う)、商品名HOE S4039として70%水中分散液として
市販されているジ−脂肪アシロキシエチルアンモニウム
メソサルフェート、および商品名Empigen BS/Fとして3
0%水中分散液として供給されるアルキルアミドジメチ
ルアミンベタインから選択された。
【0061】FCA1〜FCA15の発泡抑制剤の詳細
を以下の表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】2.粉末洗浄剤組成物の調製 ゼオライト(商品名Wessalith CD)30重量部、炭酸ナ
トリウム20重量部、硫酸ナトリウム7.5重量部、ド
デシルベンゼンスルホネート12.5重量部、C14-15
アルコールとエチレンオキサイド7モルとの縮合物から
製造された非イオン性界面活性剤10重量部、およびソ
ジウムパーボレートモノハイドレート20重量部を混合
することにより、粉末洗浄剤組成物を調製した。洗浄剤
組成物の100gのロットに、実施例1〜15の十分量
の発泡抑制剤を加え、消泡剤が0.1gになるように
し、ロット1〜ロット15を調製した。
【0064】3.洗浄サイクルにおける放出試験 透明の充填ドアを備えた従来の自動式前充填洗浄機に、
きれいな綿製の布帛3.5kgを充填した。上記で調製
したロットのそれぞれを用いて、主洗浄(90℃)での
洗浄サイクルを実施した。洗浄機のドアには、4つの
値、すなわちその高さにより25、50、75および1
00%と付されており、これらの値の下部にはそれぞれ
1、2、3または4と記されている。なお、0は発泡が
なかったことを意味し、5は泡でドラムが満たされたこ
とを意味し、6は洗浄機の上部の開口部から液体が出て
しまったことを意味する。洗浄サイクルの間の泡の高さ
は、洗浄機の回転ドラムが停止したときに記録した。値
が高くなればなるほど、洗浄機の泡レベルも高くなるこ
とになり、このような結果は発泡抑制剤の性能が劣悪と
判断される。
【0065】表2は、洗浄サイクルの最初の20分間の
各ロットの泡レベルを示すものである。値が低いほど、
洗浄液に消泡剤がより良好に放出されたことを意味す
る。
【0066】
【表2】
【0067】これらの結果から、本発明の発泡抑制剤を
使用した場合には、洗浄サイクルの初期段階で消泡剤が
有効に放出されることが分かった。
【0068】また、ロット1〜15の洗浄剤組成物を試
験の前に40℃で4週間貯蔵した。得られた試験結果を
表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】表3の結果から、FCAにアルキルポリグ
ルコサイドを用いることにより、発泡抑制剤の貯蔵安定
性が改善されたことが明らかである。
【0071】実施例16〜26 1.発泡抑制剤の調製 発泡抑制剤FCA16〜FCA26を、Solvayの炭酸水
素ナトリウムのx部と、シリコーン消泡剤Aのy部およ
び原料Zの一つのz部の混合物とを混合することにより
調製した。この混合物は、炭酸ナトリウムの代わりに炭
酸水素ナトリウムを用いたこと以外は、実施例1〜15
と同様に調製された。原料Zは、実施例1〜15と同様
である。発泡抑制剤FCA16〜FCA26の詳細を以
下の表4に示す。
【0072】
【表4】
【0073】2.粉末洗浄剤組成物を実施例1〜15と
同様に調製し、ロット16〜26を得た。
【0074】3.洗浄サイクルにおける放出試験 表5は、洗浄サイクルの最初の20分間の各ロットの泡
レベルを示すものである。この部分が低い程、洗浄液に
おける消泡剤の放出がより良好であることを意味する。
【0075】
【表5】
【0076】表5の結果から、発泡抑制剤としてアルキ
ルポリグルコサイドのみを用いた場合(ロット22)、
洗浄サイクルの初期段階における消泡剤の放出に改善が
見られたことが分かる。
【0077】ロット16〜26の洗浄剤組成物を、試験
の前に40℃で4週間貯蔵した。試験結果を表6に示
す。
【0078】
【表6】
【0079】表6の結果から、FCAの界面活性剤とし
てアルキルポリグルコサイドを用いることにより、発泡
抑制剤の貯蔵安定性が改善されたことが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592015259 PARC INDUSTRIEL, 7180 SENEFFE, BELGIUM (72)発明者 ヤン・シブレン・ホッグランド ベルギー国、1170 ブリュッセル、ピー・ オー 67、アブニュー・エミール・ヴァ ン・ベスラエール 28アー (72)発明者 フランソワ・メンデル ベルギー国、1030 ブリュッセル、リュ ー・ド・ラ・コンソラシオン 77

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と接触したとき塩基性pHを生じる固
    体キャリアの粒子と、該粒子に吸着されたシリコーン消
    泡剤とを含む粒状の発泡抑制剤であって、該発泡抑制剤
    が、さらにアルキルサッカライドを含むことを特徴とす
    る発泡抑制剤。
  2. 【請求項2】 シリコーン消泡剤が、一般式 【化1】 式中、Rは1〜8個の炭素原子を有する1価の炭化水素
    基を示し、R1は、R基、ヒドロキシル基、または基 【化2】 (式中、R2は2価の炭化水素基、ヒドロキシカルボノ
    キシ基またはシロキサン基あるいは酸素を示し、YはR
    基またはヒドロキシル基を表す)を示し、R3はC9-35
    アルキル基を示し、a、cおよびdは0または整数であ
    り、bは1以上の値を有する整数であり、a+b+c+
    dの合計は、オルガノポリシロキサンポリマーの粘度が
    25℃で少なくとも50mm2/秒以上になるような値で
    ある、オルガノポリシロキサンを含有してなる請求項1
    に記載の発泡抑制剤。
  3. 【請求項3】 アルキルサッカライドが、一般式 【化3】 (式中、R8は8〜20個の炭素原子を有するアルキル
    基であり、nは1〜3である)を有するアルキルポリグ
    ルコサイドである請求項1に記載の発泡抑制剤。
  4. 【請求項4】 水と接触したとき塩基性pHを生じる固
    体キャリアの粒子と、該粒子に吸着されたシリコーン消
    泡剤とを含む粒状の発泡抑制剤の製造方法であって、前
    記方法が、キャリア上にシリコーン消泡剤を付着させる
    のと同時あるいはそれよりも前に、キャリア上にアルキ
    ルサッカライドを付着させるステップを含むことを特徴
    とする発泡抑制剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 洗浄剤成分100重量部と、該洗浄剤中
    シリコーン消泡剤が0.01〜20重量部となるよう
    に、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発泡抑制
    剤の十分量とを含有してなる粉末洗浄剤組成物。
JP9253719A 1996-09-19 1997-09-18 発泡抑制剤 Pending JPH10212497A (ja)

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