JPH10212302A - 膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの製造方法、生物学的分解性デンプンマレエート及びその使用 - Google Patents

膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの製造方法、生物学的分解性デンプンマレエート及びその使用

Info

Publication number
JPH10212302A
JPH10212302A JP10011137A JP1113798A JPH10212302A JP H10212302 A JPH10212302 A JP H10212302A JP 10011137 A JP10011137 A JP 10011137A JP 1113798 A JP1113798 A JP 1113798A JP H10212302 A JPH10212302 A JP H10212302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
maleate
reaction
starch maleate
swellable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10011137A
Other languages
English (en)
Inventor
Heiko Dr Wolf
ヴォルフ ハイコ
Klaus Dr Dorn
ドルン クラウス
Thomas Eurich
オイリッヒ トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Degussa GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Degussa GmbH filed Critical Degussa GmbH
Publication of JPH10212302A publication Critical patent/JPH10212302A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L3/00Compositions of starch, amylose or amylopectin or of their derivatives or degradation products
    • C08L3/04Starch derivatives, e.g. crosslinked derivatives
    • C08L3/06Esters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/22Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing macromolecular materials
    • A61L15/28Polysaccharides or their derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/60Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの製造
方法を提供する。 【解決手段】 膨潤性デンプンマレエートをミハエル付
加反応により1種以上の単−及び/又は多官能価求核化
合物と反応させる。 【効果】 該デンプンマレエートは比較的高い吸収容量
を有しかつそのゲルブロッキング傾向は極めて小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として再生性原
料をベースとしており、現在吸収材料として主として使
用されているポリアクリレートに比べて改良された生物
学的分解性を有しかつ同一目的のために提案されたデン
プンマレエートに比べて改良された耐老化性を有する吸
収材料に関する。
【0002】特に本発明は、比較的高い吸収容量を有し
かつ多糖類をベースとする他の吸収材料に比べて極めて
小さいゲルブロッキング(Gelblocking)傾向しか示さ
ない、膨潤性の耐老化性デンプン材料を製造する方法に
関する。この点で耐老化性は膨潤特性に関連しており、
特に生物学的分解性に関連していない。さらに本発明
は、本発明方法により得られる吸収材料ならびに該生成
物の使用を開示している。
【0003】
【従来の技術】今日使用されている吸収材料[しばしば
超吸収剤(Supprabsorber)とも称される]の大部分
は、弱架橋ポリアクリレートから成り、従って極めて小
部分しか分解できないか又は全然分解できない(例えば
Stegman et al.,Waste Manage.Res.11(1993)
155参照)。
【0004】また純粋なポリアクリレートの他に、デン
プン上にグラフトされたポリアクリレートも存在する
(ドイツ国特許出願公開第2612846号明細書)。
しかしこの生成物のデンプン含量は最高25%までであ
って、小さい。デンプン含量がそれより高くなると、吸
収特性の明らかな劣化が認められる。この生成物の生物
学的分解性もポリアクリレートの含有のために小さい。
【0005】同様に、少なくとも限定的に水溶性の多糖
類約25%までを、アクリレートの重合の間に反応混合
物中に導入することによって、架橋されたポリアクリレ
ート超吸収剤中に混入することもできる(ドイツ国特許
出願公開第4029591号、同第4029592号及
び同第4029593号明細書)。
【0006】米国特許第5,079,354号明細書に
は、カルボキシメチルデンプン、従ってデンプンとクロ
ル酢酸との反応によって製造されるデンプンエーテルを
ベースとする吸収材料が記載されている。この方法の場
合には、使用されたクロル酢酸に対して1当量の塩化ナ
トリウムが遊離されるが、これは生態学的理由から望ま
しくない。さらに、エーテル化多糖類は高い置換度の場
合には生物学的分解性が極めて不良であることも知られ
ている(Mehltretter et al., J. Am. Oil Chem.Soc.4
7(1970)522)。
【0007】ヨーロッパ特許出願公開第0603837
号明細書には、有機酸無水物の使用下でのデンプンエス
テルの製造が記載されている。そのためには、種々の起
源のデンプンを、水性1段法で一般式I:
【0008】
【化1】
【0009】[式中RはC原子1〜7個を有するアルキ
ル、アリール、アルケニル、アルカリール又はアラルキ
ルを表す]で示される有機酸無水物と、特定のpH−、
温度−及び濃度条件下で反応させる。例えばヨーロッパ
特許出願公開第0603837号明細書に挙げられたデ
ンプンエステルには、デンプンアセテート、−プロピオ
ネート、−ブチレート、−ヘキサノエート、−ベンゾエ
ート又は混合されたデンプンアセテート/プロピオネー
トが属する。前記明細書の例には、無水プロピオン酸、
無水酢酸及び/又は無水酪酸が開示されている。該明細
書に記載された方法を用いると、以前には比較的多量の
無水物を使用する場合に生じた問題、例えばデンプンの
膨潤又はゼラチン化及び反応混合物からのデンプンエス
テルの分離の際の問題を処理することが成功する。つま
り生成物は反応によって疎水的に、従って容易に濾取可
能であるからである。
【0010】WO93/01217(PTC/ヨーロッ
パ特許92/01553)からは、臨床的な、特に非経
口的な適用のためのデンプンエステルの製造方法が公知
である。WO93/01217によるデンプンエステル
は十分に水溶性であり、これが非経口適用にとって不可
避的に必要である。
【0011】またすでに、生物学的分解性の超吸収剤を
創作する試みも存在していた。すなわちドイツ国特許出
願公開第4206857号明細書からは、再生する特定
の多糖類原料をベースとする成分、水膨潤性の特定のポ
リマー、マトリックス材料、イオン又は共有結合架橋剤
及び反応性添加物から成る吸収剤が公知である。再生す
る多糖類原料をベースとする成分は、例えばグアール
(Guar)、カルボキシメチルグアール、キサンタン
(Xanthan)、アルギン酸塩、アラビアゴム、ヒ
ドロキシエチル−又はヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシメチルセルロース及び他のセルロース誘導
体、デンプン及びデンプン誘導体、例えばカルボキシメ
チルデンプンを包含する。さらに、該特許出願公開明細
書からは、前記のポリマーが、それらの水溶性を低減し
かつより良好な膨潤性を得るために、架橋によって変性
されうることも公知である。この架橋はポリマー全体に
おいて行われてもよいし、あるいはまた個々のポリマー
粒子の表面においてのみ行われてもよい。
【0012】ポリマーの反応は、イオン架橋剤、例えば
カルシウム−、アルミニウム−、ジルコン−及び鉄(I
II)化合物を用いて行うことができる。同様に、多官
能価カルボン酸、すなわちクエン酸、粘液酸、酒石酸、
リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸との反応、アルコール、すなわちポリエチレングリコ
ール、グリセリン、ペンタエリトリット、プロパンジオ
ール、サッカロースとの反応、炭酸エステル、すなわち
グリコールジグリシジルエーテル、グリコールジ−又は
−トリグリシジルエーテル及びエピクロルヒドリンとの
反応、酸無水物、すなわち無水コハク酸及び無水マレイ
ン酸との反応、アルデヒド及び多官能価(活性化)オレ
フィン、すなわちビス−(アクリルアミド)−酢酸及び
メチレンビスアクリルアミドとの反応も可能である。同
様にもちろん、前記種類の化合物の誘導体ならびに上記
種類の化合物の種々の官能基を有する、ヘテロ官能価化
合物も適当である。
【0013】提案されかつ例により裏付けられた、ナト
リウムカルボキシメチルセルロースをベースとする系
は、ナトリウムポリアクリレートと併用すると種々の実
験において極めて有利な吸収特性を有するけれども、こ
の刊行物からは生物学的分解性に関してはなにも知るこ
とができない。
【0014】しかし、ポリアクリレートは事実上全く生
物学的に分解できない(R. Stegmann et al., Waste Wa
ter Res. 11(2)、(1993)155頁)し、カ
ルボキシメチルセルロース、多糖類エーテルは極めて不
良の生物学的分解性を有している(5日後に4.6%;
M.Seekamp,Textilveredlung 25(1990)125
頁)ことは公知である。
【0015】ヨーロッパ特許出願公開第0714914
号明細書には、著しく改良された生物学的分解性に対し
て現在主として使用されるポリアクリレートを有する吸
収材料が記載されている。そこには、50重量%よりも
多くが水に不溶の成分から成りかつ500%よりも大き
い0.9重量%水性NaCl溶液の保留能力を有する
(そのつど乾燥デンプンエステルの重量を基準とする)
膨潤性デンプンエステルが開示されており、この際前記
保留能力は、メッシュ幅52μmを有するナイロンバッ
グ中に流入されたデンプンエステル0.1gを0.9%
NaCl溶液中で30分間膨潤させ、同バッグを次に1
4000rpmで5分遠心分離し、次いで場合によって
生じる重量増加を重量法により測定することによって特
定される。
【0016】ヨーロッパ特許出願公開第0714914
号明細書に提案された、主として無水マレイン酸及びデ
ンプンをベースとする吸収材料は、極めて良好な膨潤性
及び良好な生物学的分解性を有するとしても、同明細書
のデンプンマレエートは残念ながらまだ明らかな欠点を
有している。
【0017】すなわち2、3週間後には膨潤性の明瞭な
減少が確認される。それから数週間後には、保留能力
(SRV)の測定の場合にも、負荷による及び負荷なし
の(AFK5及びA20FK5)吸収能力の測定の場合
にも極めて不良な膨潤性が得られる。このような老化
は、従来はデンプンマレエートの吸収材料としての商用
使用を著しく阻害していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ここに論じた上述の技
術水準を考慮すると、本発明の課題は、膨潤性の耐老化
性デンプンマレエートを製造するための、容易に実施で
きる方法を記載することであった。またこの方法により
得られる生物学的分解性デンプンマレエートに膨潤性に
関して減少された老化性を与えるべきである。また本発
明の課題は、膨潤性を有し、生物学的分解性のかつ膨潤
性に関して耐老化性のデンプンマレエートを使用する点
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の範囲内では意外
にも、膨潤性で、膨潤性に関して主として耐老化性のデ
ンプンマレエートは、膨潤性デンプンマレエートを、ミ
ハエル付加反応(Michael-Addition)により1種以上の
単−及び/又は多官能価求核化合物(Nucleophil)と反
応させることによって、製造されうることが判明した。
【0020】特に、このようにして得られる、膨潤性の
老化に対して抵抗性のある材料は、衛生及び特に動物衛
生上において、特におむつ及び失禁製品ならびに肉及び
魚用の包装材料において、水、水溶液、分散液及び体液
を吸収するため及び土壌改良のための吸収材料としての
使用、培養器において及びケーブル外装として使用する
ために適当であり、この際該材料は依然として生物学的
分解性である。
【0021】本発明方法により反応できるデンプンマレ
エートは、0.2〜2.0の置換度を有するデンプンエ
ステルであり、置換度はグルコース環1個当たりの置換
基の数を表す。エステルは純粋マレエート又は混合エス
テルであってよい。すなわちマレイン酸から誘導される
エステル基の他に、さらに、最高98%まで、しかし好
ましくは僅か50%まで、特に好ましくは50%未満、
例えば25〜49%の他のエステル基も存在する。それ
にも拘わらず本発明の範囲では、後者の化合物の場合に
も、98%までの他のエステル基が存在する初めの場合
ですら、デンプンマレエートと称する。しかし原則的に
はやはり、純粋マレエートが本発明にとって最良であ
る。
【0022】デンプンマレエートは、好ましくはデンプ
ンと無水マレイン酸及び場合により別の酸無水物との反
応によって得られ、この際の別の無水物は環状及び/又
は開いた鎖の無水物であってよい。しかし本発明によれ
ば無水マレイン酸との単独反応がはるかに好ましい。
【0023】特に有利に無水マレイン酸と一緒に使用さ
れる無水カルボン酸には、特に無水酢酸、無水プロピオ
ン酸及び/又は無水コハク酸が含まれる。
【0024】本発明による耐老化性の改良は、どの膨潤
性デンプンマレエートの場合にも達成されうるけれど
も、第一の好ましい変法においては、デンプン又は変性
デンプンを、水性1段反応で無水マレイン酸又は無水マ
レイン酸を含む無水カルボン酸の混合物と7〜11のp
H値及び0〜40℃の温度で反応させ、この際pH値
を、約10〜50重量%の濃度を有する水性アルカリ溶
液の添加によって所望の範囲内に保つことより成る方法
により製造される、膨潤性デンプンを反応させる。
【0025】1種以上の無水物とデンプンとの反応の間
好ましくはpHを一定に保つ。pHは、同反応の間7〜
11であるべきである。8〜9のpH値が好ましい。p
Hは原則として任意のアルカリ性物質の添加によって一
定に保つことができる。特に、アルカリ金属−及びアル
カリ土類金属水酸化物ならびにアルカリ金属−及び/又
はアルカリ土類金属の酸化物及び炭酸塩が有用である。
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム及び
炭酸ナトリウムを挙げることができる。比較的高い置換
度を有する生成物を製造する場合には、好ましくは比較
的高い濃度、つまり約10〜50重量%のアルカリ溶液
を使用して、反応媒体の不必要な希釈を避ける。
【0026】本発明方法の有利な第二の変法は、デンプ
ン又は変性デンプンを、塩基及び場合により溶剤の存在
で無水マレイン酸又は無水マレイン酸を含む無水カルボ
ン酸の混合物と反応させることより成る方法により製造
される膨潤性デンプンマレエートを使用することを意図
しており、同変法は、80〜180℃の温度で10分〜
10時間反応を行いかつ溶剤がデンプン100部に対し
て100部未満の含量までしか許容されないことを特徴
としている。
【0027】この変法の場合には、塩基として炭酸ナト
リウムを使用するのが好ましい。
【0028】この場合本発明により使用できるデンプン
マレエートのデンプンベースとしては、原則として天然
の、変性された又は置換されたデンプンはどれも使用す
ることができる。このようなデンプンは、任意の植物起
源から単離されていてよく、例えばジャガイモデンプ
ン、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、ヴァック
スマイスデンプン(Wachsmaisstaerke)及び高いアミロ
ース含量を有するデンプンを包含する。同様にデンプン
粉末も使用できる。また上記のデンプンをベースとする
変性生成物、例えば酸加水分解デンプン、酵素加水分解
デンプン、デキストリン及び酸化デンプンも使用するこ
とができる。さらに誘導デンプン、例えば陽イオンデン
プン、陰イオンデンプン、両性デンプン又は非イオン変
性デンプン、例えばヒドロキシエチルデンプンも使用し
てよい。使用されるデンプンは、顆粒状の又は前ゲル化
されたデンプンであってよく、顆粒構造の破壊は熱的、
機械的又は化学的に行うことができる。
【0029】特に冷水可溶性デンプンをベースとするデ
ンプンマレエートの使用が本発明にとって有利である。
冷水可溶性デンプンとは特に前ゲル化された又は部分的
に分解されたデンプンを意味する。このようなデンプン
にはなかんずくSuedstaerke社製アエロミル(Aeromyl
115)が属する。
【0030】本発明によれば、膨潤性デンプンマレエー
トをミハエル付加反応により1種以上の求核化合物と反
応させる。この際多分デンプンマレエート中のマレイン
酸の二重結合への求核化合物の付加が起こるのであろ
う。
【0031】前記反応のために本発明により使用できる
求核化合物には、なかんずく一般式I: H−X−R (I) で示されるような求核化合物が属する。式中、XはS又
はNHを表し、Rは水素、炭素原子1〜18個を有する
飽和又は不飽和アルキル基を表し、ここでアルキル基は
枝分かれがあるか又は枝分かれがなくかつ鎖内に任意に
1個以上の酸素原子を有していてもよくかつさらに任意
に他の官能基、例えばカルボキシル、ヒドロキシル、カ
ルボニル、エステル、アミド、エーテル、硫化物、ハロ
ゲン化物、スルホン酸で置換されていてもよく;あるい
はRはC原子6〜12個を有するアリール基を表し、こ
の際アリール基は4個までカルボキシル、ヒドロキシ
ル、カルボニル、エステル、アミド、スルホン酸及び/
又はハロゲン化物で置換されていてもよい。
【0032】また、式I中で少なくとも1個の水素がア
ルカリ−又はアルカリ土類金属によって置換されていて
もよい、式Iの化合物の塩も特に有利に使用することが
できる。そのような化合物は例えばNa2Sである。
【0033】また本発明により使用できる化合物には、
亜硫酸及びその塩も含まれる。特に重亜硫酸ナトリウム
及び亜硫酸水素ナトリウムが好ましい。
【0034】さらに本発明により、一般式II: H−X−R−Y−H (II) で示される求核化合物も特に有利に使用することができ
る。式中、X及びRは式Iで記載したものを表し、Yは
Xと無関係にYと同じか又は異なっていてS又はNHを
表す。式IIの化合物についても式Iの化合物の塩の場
合と同様に使用してよい。
【0035】本発明により使用できる式I又はIIの化
合物の中に光学活性形が存在する場合には、これらの光
学活性形は単独でも混合物においても、例えば鏡像異性
体、ジアステレオマー、ラセミ体として本発明に属す
る。
【0036】一般式I及び一般式IIの求核化合物は、
ミハエルに類似の付加反応に従ってデンプンマレエート
中に存在するマレイン酸構造の二重結合に付加される。
この場合アミン、なかんずくチオールが好ましい。特に
チオールの場合には、一般に二重結合への迅速な付加を
可能にするためには、付加的触媒は不要である。
【0037】これらの事情によって本発明による方法
は、特に好ましい別の実施態様においては、求核化合物
としてSH基を有する化合物、従ってチオールを使用す
ることを特徴としている。
【0038】一般式Iの単官能価成分の場合、問題とな
っているマレエート基の遮断により、ならびに一般式I
Iの二官能価成分により架橋ひいては同様にマレエート
基の二重結合の遮断により、本発明が目指すデンプンマ
レエートの老化防止の効果があらわれることは注目に値
する。
【0039】本発明方法の範囲内で使用することのでき
る個々の単官能価成分には、なかんずく以下のものが属
する:アミノ酸(α−及び他のアミノ酸)、例えばグリ
シン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セ
リン、トレオニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グ
ルタミン酸、グルタミン、プロリン、ヒスチジン、トリ
プトファン、フェニルアラニン、チロシン、メチオニ
ン;線状及び枝分かれアミン、例えばエチルアミン、プ
ロピルアミン、ブチルアミン、s−ブチルアミン、t−
ブチルアミン、イソブチルアミン、ペンチルアミン、イ
ソペンチルアミン、2−アミノペンタン、ヘキシルアミ
ン、ヘプチルアミン、2−ヘプチルアミン、オクチルア
ミン、t−オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミ
ン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、エタノールア
ミン、3−アミノ−1−プロパノール、1−アミノ−2
−プロパノール、アラニノール、2−アミノ−1−ブタ
ノール、4−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール、5−アミノ−1−ペンタ
ノール、バリノール、ロイシノール、t−ロイシノー
ル、N−プロピルエチレンジアミン、2−エチルアミノ
−エチルアミン;線状及び枝分かれチオール、例えばエ
タンチオール、1−プロパンチオール、2−プロパンチ
オール、1−ブタンチオール、s−ブチルメルカプタ
ン、t−ブチルメルカプタン、イソブチルメルカプタ
ン、1−ペンタンチオール、1−ヘキサンチオール、1
−ヘプタンチオール、1−オクタンチオール、1−ノナ
ンチオール、1−デカンチオール、1−ウンデカンチオ
ール、1−ドデカンチオール、t−ドデカンチオール、
1−テトラデカンチオール、1−ヘキサデカンチオー
ル、1−オクタデカンチオール、メルカプトエタノー
ル、3−メルカプト−1−プロパノール、4−メルカプ
ト−1−ブタノール、3−メルカプト−2−ブタノー
ル、6−メルカプト−1−ヘキサノール、8−メルカプ
ト−1−オクタノール、10−メルカプト−1−デカノ
ール、11−メルカプト−1−ウンデカノール、メルカ
プト酢酸及びその塩及びエステル、3−メルカプトプロ
ピオン酸及びその塩及びエステル、11−メルカプトウ
ンデカン酸及びその塩及びエステル、メルカプトエタン
スルホン酸及びその塩、3−メルカプト−1−プロパン
スルホン酸及びその塩、メルカプト焦性ブドウ酸及びそ
の塩、2−ジエチルアミノエタンチオール(−塩酸
塩)、3−メルカプトプロピル−メチルジメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピル−トリエトキシシラン、3
−メルカプトプロピル−トリメトキシシラン、N−メチ
ルメルカプトアセトアミド、メルカプトフェノール。
【0040】この場合特に、メルカプトエタノール、3
−メルカプト−1−プロパノール、メルカプト酢酸、3
−メルカプトプロピオン酸、メルカプトエタンスルホン
酸及びメルカプトプロパンスルホン酸が好ましい。
【0041】本発明の範囲で使用することのできる二官
能価架橋剤分子には、なかんずく以下のものが属する:
付加的アミノ基又はチオール基を有するアミノ酸、例え
ばシスティン、ペニシラミン、リシン、オルニチン、ア
ルギニン;線状又は枝分かれジアミン、例えばジアミノ
−エタン、1,2−ジアミノ−プロパン、1,3−ジア
ミノ−プロパン、1,4−ジアミノ−ブタン、1,2−
ジアミノ−2−メチル−プロパン、1,5−ジアミノ−
ペンタン、1,3−ジアミノ−ペンタン、1,3−ジア
ミノ−2,2−ジメチル−プロパン、1,6−ジアミノ
−ヘキサン、1,5−ジアミノ−2−メチル−ペンタ
ン、1,7−ジアミノ−ヘプタン、1,8−ジアミノ−
オクタン、1,9−ジアミノ−ノナン、1,10−ジア
ミノ−ヘキサン、1,12−ジアミノ−ドデカン、1,
2−ビス−(2−アミノエトキシ)−エタン、ビス−
(2−アミノエチル)−エーテル;ジチオール、例えば
エタンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,
4−ブタンジチオール、2,3−ブタンジチオール、
1,5−ペンタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオ
ール、1,7−ヘプタンジチオール、1,8−オクタン
ジチオール、1,9−ノナンジチオール、1,10−デ
カンジチオール、1,11−ウンデカンジチオール、
1,12−ドデカンジチオール、1,16−ヘキサデカ
ンジチオール;アミノチオール、例えばシステアミン、
2−メルカプト−イソブチルアミン;ビス−(2−メル
カプトエチル)−エーテル、ビス−(2−メルカプトエ
チル)−スルフィド、1,2−ビス−(2−メルカプト
エトキシ)−エタン(MEE)、N−(2−メルカプト
プロピオニル)−グリシン、2,3−ジメルカプト−コ
ハク酸、2,3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジチオ
ール、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール、2,
3−ジメルカプト−プロパンスルホン酸及びその塩、リ
ポン酸(還元形)、ペンタエリトリット−テトラキス−
(3−メルカプト−プロピオネート)、ペンタエリトリ
ット−テトラキス−(2−メルカプトアセテート)、2
−メルカプト酢酸及び3−メルカプト酢酸とペンタエリ
トリットの混合エステル、硫化水素、硫化ナトリウム、
1,3−ジメルカプト−ベンゼン、1,2−ジメルカプ
ト−ベンゼン、トルエン−3,4−ジチオール、末端チ
オール基を有するオリゴ硫化物[Morton社製チオコール
(Thiokol)製品]、さらに少なくとも2個の遊離アミ
ノ基及び/又はチオール基を有するオリゴ−及びポリペ
プチド。
【0042】本発明方法の範囲内で求核化合物として使
用するに当たっては、次のものが特に好ましい:1,2
−ビス−(2−メルカプトエトキシ)−エタン(ME
E)、2,3−ジメルカプトコハク酸、システィン、シ
ステアミン、2,3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジ
チオール、ペンタエリトリット−テトラキス−(3−メ
ルカプトプロピオネート)、ペンタエリトリット−テト
ラキス−(2−メルカプト−アセテート)、ビス−(2
−メルカプトエチル)−エーテル、ビス−(2−メルカ
プトエチル)−スルフィド。
【0043】本発明の範囲では、極めて有利な効果は、
二官能価架橋剤(式IIの求核化合物)及び単官能価成
分(式Iの求核化合物)を組み合わせることによって達
成することができる。まさに単官能価成分と二官能価成
分との併用の場合に、デンプンマレエートの老化の最高
に防止された最良の膨潤性が実現される。従って本発明
方法は、極めて有利な別の変法においては、メルカプト
エタノール(ME)と1,2−ビス−(2−メルカプト
エトキシ)−エタン(MEE)とから成る混合物又はペ
ンタエリトリット−テトラキス−(2−メルカプト−ア
セテート)と硫化ナトリウムとから成る混合物を使用す
ることを特徴とする。デンプンマレエートをジ−又はオ
リゴチオールで架橋しかつ場合により残っているマレエ
ート−二重結合をチオール又は重亜硫酸ナトリウムと反
応させることによって、特に容易に網状構造と老化安定
性を相互に結合することができる。
【0044】従って本発明方法にとっては、メルカプト
エトキシエタン(MEE)0.001〜0.5当量(e
q)をメルカプトエタノール(ME)0.5〜0.99
9当量と組み合わせて求核化合物として使用するのがさ
らに有利であり、この際これらの当量はデンプンマレエ
ート中に含有された無水マレイン酸の量を基準にする。
この架橋剤−及びブロッキング剤−濃度内でSRV及び
自由な膨潤に関して極めて良好な膨潤値が調節されう
る。望ましい範囲はMEE 0.001〜0.03当量
及びME 0.97〜0.999当量である。
【0045】さらに本発明にとっては、ペンタエリトリ
ット−テトラキス(2−メルカプト−アセテート)(P
TMA)0.001〜0.5当量を重亜硫酸ナトリウム
0.25〜0.999当量と組み合わせて求核化合物と
して使用するのも有利であり、この際当量はデンプンマ
レエート中に含有された無水マレイン酸の量を基準とす
る。この架橋剤−及びブロッキング剤−濃度内で、SR
V及び自由な膨潤に関して極めて良好な膨潤値が調節さ
れうる。望ましい範囲はPTMA 0.001〜0.0
3当量及び重亜硫酸ナトリウム0.4〜0.9当量であ
る。
【0046】本発明の範囲内におけるデンプンマレエー
トと求核化合物との反応はあらゆる起源のデンプンマレ
エートを用いて実施できるとしても、本発明方法は特
に、デンプンマレエートを膨潤された又は溶解された状
態で求核化合物で処理する場合に、その特有の利点を示
す。それによりデンプンマレエートの実際の合成反応に
引き続いて該反応をワンポット反応(one-pot reactio
n)で行うことができる。その限りにおいて、単−及び
/又は多官能価求核化合物の1種及び数種との反応をデ
ンプンマレエートの合成に引き続いて直ぐに、ワンポッ
ト反応で室温〜約80℃の温度で10分〜24時間、好
ましくは10分〜10時間の時間にわたって行うこと
が、本発明方法の好ましい変法である。
【0047】特にこの極端に簡単な実験実施によって、
本発明の範囲ではデンプンマレエートを好ましくはジチ
オールで架橋しかつ残りのマレエート−二重結合を好ま
しくはチオールと反応させることによって、網状構造及
び耐老化性を相互に最適に結合しかつ調節することがで
きる。
【0048】また本発明の対象は、本明細書に記載した
方法により得られる生物学的分解性デンプンマレエート
である。同デンプンマレエートは、極めて有利な老化特
性及び同時に良好な膨潤性を特徴とする。特に、本発明
による生物学的分解性デンプンマレエートは、20%未
満の、100日後のSRVの減少が確認できることを特
徴とする。さらに特に好ましい本発明のデンプンマレエ
ートは、10%未満の100日後のSRVの減少を有す
るようなものである。
【0049】特に有利な方法は、製造された超吸収剤粒
子のゲルブロッキングを低減することを意図する。超吸
収剤粒子について一般に知られているように、弱架橋生
成物はなるほど強架橋生成物よりも高い液体吸収を示す
が、また特に負荷による吸収の場合には、ゲルブロッキ
ングの傾向も著しい。弱架橋ゲルのゲルブロッキングを
防止するために、本発明によりデンプンマレエートを式
I及び/又は式IIの化合物又は混合物と、弱架橋ゲル
が生じ、そのマレエート−二重結合が一部分しか反応し
ないように反応させる。生成物は、乾燥及び粉砕後に、
式IIの架橋剤又は式II及び式Iによる化合物から成
る混合物がその中で溶解している溶剤又は溶剤混合物中
に懸濁される。この方法によれば、先ず第一に粒子表面
に付加的架橋が起こる。超吸収剤はこの処理により明ら
かにより小さい、ゲルブロッキング傾向を示すが、貫通
的に高架橋されたゲルよりも著しく良好な吸収能力を保
持する。
【0050】本発明による後架橋のための溶剤として
は、水と混合できる有機溶剤が適当である。好ましくは
アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール及びi−プロパノール及びこれらのアルコールと水
との50:50〜99:1の割合の混合物である。特に
エタノールと水との70:30〜99:1の割合の混合
物が好ましい。
【0051】また本発明の対象は、前記のデンプンマレ
エートを100重量部の量で、大きい表面積を有する天
然又は合成の、好ましくは親水性の繊維又は材料をベー
スとする粘着防止剤0.7〜70重量部と一緒に超吸収
剤として使用することである。好ましくは該デンプンマ
レエートを、粘着防止剤としての珪酸又はセルロース繊
維1〜5重量部と一緒に超吸収剤として使用することで
ある。また本発明のデンプンエステルを、衛生及び動物
衛生上において、特におむつ、タンポン及び失禁製品な
らびに肉及び魚用の包装材料において水、水溶液、分散
液及び体液を吸収するための吸収材料として、培養器中
の水及び水溶液を吸収するための及び土壌改良のための
吸収材料として又はケーブル外装中の水及び水溶液を吸
収するための吸収材料としても使用する。
【0052】また、本発明による耐老化性デンプンマレ
エートにおいて圧力負荷における挙動をさらに改良する
ために、デンプンマレエートの粒子表面を後架橋するこ
とも極めて有利である。これによってSRV及びAFK
5における良好な値を保持しつつゲルブロッキングを防
止することができる。
【0053】次に実施例により本発明を詳述する。
【0054】
【実施例】 I)方法 A)合成の間のNaOH消費量に関する置換度(Substi
tutionsausbeute)の測定 デンプンと無水マレイン酸(MSA)との水溶液中にお
ける反応の場合には、無水マレイン酸1モル当たり1モ
ルのNaOHが消費される。デンプンへの無水マレイン
酸の付加が起こらず、マレイン酸二ナトリウムへの加水
分解が起こる場合には、pHを一定に保つとMSA1モ
ル当たり2モルのNaOHが消費される。反応の終わり
に未反応無水物がもはや存在していない場合には、置換
度は次式:
【0055】
【化2】
【0056】により計算することができる。ここで
【0057】
【化3】
【0058】B)保留能力(Retentionsvermoegen)=
SRVを測定する方法 保留能力を測定するためにティーバッグ試験(Teebeute
l−Test)を行う。このために被検物質0.10gを量
ってメッシュ幅52μmを有するナイロン織物製バッグ
中に入れる。溶接したナイロンバッグを0.9%NaC
l溶液中に入れ、被検物質を30分間膨潤させる。次に
同バッグを取出し、有孔底を有する遠心分離装置で14
00rpmで5分間遠心分離を行う。液体吸収量を重量
測定し、被検物質1gについて換算する。これによって
得られた値を保留能力[塩類溶液の保留値に関してはS
RV(=saline retention value)と略す]と称する。
【0059】C)負荷による及び負荷のない(AFK
5、A20FK5)吸収能力を測定する方法 被検物質95部を沈降珪酸(Degussa製FK50
0LS)5部と混合する。この混合物を以下テスト物質
と称する。
【0060】テスト物質0.5gを直径3cmを有する
G3−ガラスフリット上に置く。このフリットをチュー
ブによりビュレットに結合する。ビュレットには0.9
%NaCl溶液が入っている。テスト物質が10分で吸
収する液体量を測定する。実験時間中ビュレットを、メ
ニスカスが常にガラスフリットの高さに存在するように
再調整する。このようにして得られた値をテスト物質1
gについて換算し、AFK5で表す。
【0061】負荷(A20FK5)による吸収能力の測
定のためには、上記の操作においてさらに、20g/c
2の圧力を生じる重量をテスト物質について調節す
る。これによって得られた値は同様にテスト物質1gに
ついて換算する。
【0062】II)例及び比較例 例1−デンプンマレエートの合成 アエロミル(Aeromyl)115(Suedstaerke社製の物理
学的に変性された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約
9.5%)50g(=0.278モル)を水400ml
中に溶かす。pHを3N NaOHで8に調節し、反応
の間一定に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸
27.2g(=0.278モル)を2時間にわたって加
える。さらに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたら
す(後反応)。置換度[DS(NaOH)]は0.88
である。
【0063】例2−デンプンマレエートの合成 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約9.5%)
50g(=0.278モル)を、水400ml中に溶か
す。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一定
に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸40.9
1g(=0.417モル)を2時間にわたって供給す
る。さらに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす
(後反応)。置換度[DS(NaOH)]は1.15で
ある。
【0064】例3〜8 例1からのデンプンマレエートの1時間の後反応直後
に、60℃に加熱しかつ1,2−ビス−(2−メルカプ
トエトキシ−エタン(MEE)及び/又はメルカプトエ
タノール(ME)から成る架橋剤混合物を、第2表に記
載された量で反応混合物に加える。この添加の際のpH
値は7〜8である。均質化しかつ撹拌機を止める。約1
分後にゲル形成が起こる。60℃で3時間後反応を行
い、反応混合物を一晩中冷却する。回転蒸発器(Rotava
por)により水を80℃で真空で除去し、真空乾燥室で
一晩中乾燥して重量を一定にする。このようにして得ら
れたデンプンマレエートを粉砕しかつ磨砕する。このよ
うにして得られた生成物について吸収能力(AFK5;
A20FK5)及び保留能力(SRV)を測定する。貯
蔵後に測定を繰り返す(第2表参照)。第2表はSRV
における変化を表す。それというのも同表には老化効果
が経験的に極めて明瞭に現れているからである(比較例
も参照)。
【0065】MEE/MEによる架橋は、室温でも行う
ことができる。この場合にはゲル形成までの時間は20
〜45分に延長される。室温での一晩中の後反応及び後
処理は全く同様に行う。
【0066】
【表1】
【0067】例9−混合デンプンエステルの合成 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約9.5%)
50g(=0.278モル)を水400ml中に溶か
す。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一定
に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸1.08
8g(=0.011モル)と固体無水コハク酸26.7
1g(0.2668モル)とから成る混合物を2時間に
わたって供給する。さらに1時間撹拌し、反応混合物を
室温にもたらす(後反応)。置換度[DS(NaO
H)]は0.88である。
【0068】デンプンマレエートの1時間の後反応直後
に60℃に加熱し、架橋剤1,2−ビス−(2−メルカ
プトエトキシ−エタン(MEE)0.506g(0.0
0278モル)を反応混合物に加える。この添加時のp
H値は7〜8である。同混合物を均質化し、撹拌機を止
める。約25分後にゲル形成が起こる。60℃で3時間
後反応を行い、反応混合物を一晩中冷却する。回転蒸発
器により水を45℃で真空で除去し、真空乾燥室で一晩
中重量一定になるまで乾燥する。このようにして得られ
たデンプンマレエートを粉砕し、磨砕する。
【0069】SRV=23.4g/g。
【0070】例10 例9からの生成物を5%沈降珪酸(FK500LS、D
egussa AG)と混合する。AFK5=10.2
ml/g;A20FK5=3.4ml/g。
【0071】例11 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約7.9%)
100g(=0.568モル)を水800ml中に溶か
す。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一定
に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸55.7
g(=0.568モル)を2時間にわたって加える。さ
らに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす(後反
応)。置換度[DS(NaOH)]は0.86である。
次に水100ml中の重硫酸ナトリウム48.6g及び
エタノール25ml中の1,2−ビス−(2−メルカプ
トエトキシ−エタン)(MEE)3.11gを加える。
これを均質化し、撹拌機を止める。一晩中反応を行う。
回転蒸発器で水を80℃で真空で除去し、生成物を一晩
中真空乾燥室で重量が一定になるまで乾燥する。このよ
うにして得られたデンプンマレエートを粉砕し、磨砕す
る。
【0072】SRV=17.4g/g;AFK5=2
0.6ml/g;A20FK5=3.9ml/g。12
6日後のSRV=16.0g/g(−8%)。
【0073】例12 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約7.9%)
100g(=0.568モル)を水800ml中に溶か
す。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一定
に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸27.8
g(=0.284モル)を2時間にわたって加える。さ
らに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす(後反
応)。置換度[DS(NaOH)]は0.48である。
次に水100ml中の重亜硫酸ナトリウム24.3g及
びTHF25ml中のペンタエリトリット−テトラキス
−(2−メルカプト−アセテート)(PTMA)3.6
9gを加える。これを均質化し、撹拌機を止める。一晩
中後反応を行う。回転蒸発器により水を80℃で真空で
除去し、生成物を一晩中真空乾燥室で重量が一定になる
まで乾燥する。このようにして得られたデンプンマレエ
ートを粉砕し、磨砕する。
【0074】SRV=14.2g/g;AFK5=2
1.3ml/g;A20FK5=6.4ml/g。
【0075】 106日後のSRV=12.6g/g(−11%)。
【0076】例13 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約7.9%)
100g(=0.568モル)を、水800ml中に溶
かす。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一
定に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸27.
8g(=0.284モル)を2時間にわたって加える。
さらに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす(後
反応)。置換度[DS(NaOH)]は0.45であ
る。次に水100ml中の重亜硫酸ナトリウム24.3
gを加える。この反応混合物を40℃に加熱し、THF
25ml中のペンタエリトリット−テトラキス−(2−
メルカプト−アセテート)(PTMA)1.84gを加
える。これを均質化し、撹拌機を止める。40℃で2時
間及び室温で一晩中後反応を行う。生成物を循環空気乾
燥機で50℃で乾燥する。このようにして得られたデン
プンマレエートを粉砕し、磨砕する。
【0077】SRV=17.5g/g;AFK5=1
9.2ml/g;A20FK5=3.8ml/g。11
8日後のSRV=15.7g/g(−10%)。
【0078】例14 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約7.9%)
100g(=0.568モル)を、水800ml中に溶
かす。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一
定に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸27.
8g(=0.284モル)を2時間にわたって加える。
さらに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす(後
反応)。置換度[DS(NaOH)]は0.45であ
る。次に水100ml中の重亜硫酸ナトリウム24.3
gを加える。反応混合物を60℃に加熱し、THF25
ml中のペンタエリトリット−テトラキス−(2−メル
カプト−アセテート)(PTMA)1.84gを加え
る。これを均質化し、撹拌機を止める。60℃で2時間
及び室温で一晩中後反応を行う。生成物を循環空気乾燥
機で50℃で乾燥する。このようにして得られたデンプ
ンマレエートを粉砕し、磨砕する。
【0079】SRV=15.8g/g;AFK5=2
0.8ml/g;A20FK5=4.1ml/g。11
2日後のSRV=14.6g/g(−8%)。
【0080】例15 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約7.9%)
100g(=0.568モル)を、水800ml中に溶
かす。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一
定に保つ。反応温度0℃で固体無水マレイン酸27.8
g(=0.284モル)を2時間にわたって加える。さ
らに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす(後反
応)。置換度[DS(NaOH)]は0.45である。
次に水100ml中の重亜硫酸ナトリウム24.3g及
びTHF25ml中のペンタエリトリット−テトラキス
−(2−メルカプト−アセテート)(PTMA)0.9
2gを加える。これを均質化し、撹拌機を止める。一晩
中後反応を行う。回転蒸発器により水を80℃で真空で
除去し、生成物を一晩中真空乾燥室で重量が一定になる
まで乾燥する。このようにして得られたデンプンマレエ
ートを粉砕し、磨砕する。
【0081】SRV=20.6g/g;AFK5=2
1.2ml/g;A20FK5=4.2ml/g。
【0082】比較例1 例1からの反応溶液を蒸発濃縮し、次に真空乾燥室で乾
燥する。生成物を磨砕し、さらに真空乾燥室で100℃
で30分間乾燥する。
【0083】SRV=14.3g/g 比較例2 比較例1からの生成物を5%沈降珪酸(FK500L
S、Degussa AG)と混合する。
【0084】AFK5=21.1ml/g;A20FK
5=7.6ml/g。
【0085】比較例3 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約9.5%)
50g(=0.278モル)を水400ml中に溶か
す。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一定
に保つ。0℃の反応温度で固体無水マレイン酸27.2
7g(=0.278モル)を2時間にわたって加える。
さらに1時間撹拌し、反応混合物を室温にもたらす。次
に60℃でさらに2時間後反応を行う。置換度[DS
(NaOH)]は0.76である。
【0086】反応溶液を蒸発濃縮し、次いで真空乾燥室
で乾燥する。生成物を磨砕し、さらに真空乾燥室で10
0℃で30分間乾燥する。
【0087】SRV=12.6g/g 。
【0088】比較例4 アエロミル115(Suedstaerke社製の物理学的に変性
された、冷水可溶性デンプン;残留水分=約9.5%)
50g(=0.278モル)を、水400ml中に溶か
す。pHを3N NaOHで8に調節し、反応の間一定
に保つ。ベンゾキノン13.6mgを加える。0℃の反
応温度で固体無水マレイン酸27.27g(=0.27
8モル)を2時間にわたって加える。さらに1時間撹拌
し、反応混合物を室温にもたらす(後反応)。置換度
[DS(NaOH)]は0.83である。反応溶液を蒸
発濃縮し、次いで真空乾燥室で乾燥する。生成物を磨砕
し、さらに真空乾燥室で100℃で30分間乾燥する。
【0089】SRV=19.4g/g。
【0090】比較例の物質の老化 比較例の生成物の測定も貯蔵後に繰り返した(第3表参
照)。
【0091】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス オイリッヒ ドイツ連邦共和国 フランクフルト ラン ガーベルクシュトラーセ 54

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの
    製造方法において、膨潤性デンプンマレエートをミハエ
    ル付加反応により1種以上の単−及び/又は多官能価求
    核化合物と反応させることを特徴とする、膨潤性の耐老
    化性デンプンマレエートの製造方法。
  2. 【請求項2】 デンプン又は変性デンプンを、水性1段
    反応で無水マレイン酸又は無水マレイン酸を含む無水カ
    ルボン酸の混合物と7〜11のpH値及び0〜40℃の
    温度で反応させ、この際pH値を、約10〜50重量%
    の濃度を有する水性アルカリ溶液の添加によって所望の
    範囲内に保つことより成る方法により製造される膨潤性
    デンプンを使用する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 デンプン又は変性デンプンを、塩基及び
    場合により溶剤の存在で無水マレイン酸又は無水マレイ
    ン酸を含む無水カルボン酸の混合物と反応させ、この際
    80〜180℃の温度で10分〜10時間反応を行い、
    溶剤がデンプン100部に対して100部未満の含量ま
    でしか許容されないことから成る方法により製造される
    膨潤性デンプンマレエートを使用する、請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 塩基として炭酸ナトリウムを使用する、
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 求核化合物としてSH基を有する化合物
    を使用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 求核化合物としてメルカプトエタノール
    を使用する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 求核化合物として1,2−ビス−(2−
    メルカプトエトキシ)−エタンを使用する、請求項5記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 メルカプトエタノールと1,2−ビス
    (2−メルカプトエトキシ)−エタンとから成る混合物
    を使用する、請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 求核化合物として、メルカプトエトキシ
    エタン0.001〜0.5当量をメルカプトエタノール
    0.5〜0.999当量と組み合わせて使用し、これら
    の当量はデンプンマレエート中に含有された無水マレイ
    ン酸の量を基準にする、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 求核化合物として重亜硫酸ナトリウム
    又は亜硫酸水素ナトリウムを使用する、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 求核化合物として、ペンタエリトリッ
    ト−テトラキス−(2−メルカプト−アセテート)を使
    用する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 重亜硫酸ナトリウム又は亜硫酸水素ナ
    トリウムとペンタエリトリット−テトラキス−(2−メ
    ルカプト−アセテート)とより成る混合物を使用する、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 求核化合物として、ペンタエリトリッ
    ト−テトラキス−(2−メルカプト−アセテート)0.
    001〜0.5当量を、重亜硫酸ナトリウム0.25〜
    0.999当量と組み合わせて使用し、この際前記当量
    はデンプンマレエート中に含有された無水マレイン酸の
    量を基準にする、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 単−及び/又は多官能価求核化合物と
    の反応を、デンプンマレエートの合成に引き続いて直ぐ
    に、ワンポット反応で室温〜約80℃の温度で10分〜
    24時間の時間にわたって行う、請求項1から13まで
    のいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 膨潤性デンプンマレエートを、その二
    重結合の一部のみが反応するように反応させ、このよう
    に反応されたデンプンマレエートを単離し、次に溶剤中
    で懸濁しかつ懸濁されたデンプンマレエートをその表面
    で架橋させる、請求項1から14までのいずれか1項記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 100日後のSRVの減少が20%未
    満であることを特徴とする、前記請求項に記載された方
    法により製造される生物学的分解性デンプンマレエー
    ト。
  17. 【請求項17】 100日後のSRVの減少が10%未
    満である、請求項16記載のデンプンマレエート。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17記載のデンプンマ
    レエート100重量部の量と、大きい表面積を有する天
    然又は合成の繊維又は材料をベースとする粘着防止剤
    0.7〜70重量部との超吸収剤としての使用。
  19. 【請求項19】 粘着防止剤としての珪酸又はセルロー
    ス繊維1〜5重量部と一緒にした超吸収剤としての、請
    求項16又は17記載のデンプンマレエートの使用。
  20. 【請求項20】 衛生及び動物衛生上における、ならび
    に肉及び魚用の包装材料における、水、水溶液、分散液
    及び体液を吸収するための吸収材料としての、請求項1
    6又は17記載のデンプンマレエートの使用。
  21. 【請求項21】 培養器中の水及び水溶液を吸収するた
    めの及び土壌改良のための吸収材料としての、請求項1
    6又は17記載のデンプンマレエートの使用。
  22. 【請求項22】 ケーブル外装中の水及び水溶液を吸収
    するための吸収材料としての、請求項16又は17記載
    のデンプンマレエートの使用。
JP10011137A 1997-01-25 1998-01-23 膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの製造方法、生物学的分解性デンプンマレエート及びその使用 Withdrawn JPH10212302A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19702641.9 1997-01-25
DE19702641A DE19702641C1 (de) 1997-01-25 1997-01-25 Verfahren zur Herstellung von quellbaren, alterungsbeständigen Stärkemaleaten, biologisch abbaubare Stärkemaleate sowie deren Verwendung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10212302A true JPH10212302A (ja) 1998-08-11

Family

ID=7818328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10011137A Withdrawn JPH10212302A (ja) 1997-01-25 1998-01-23 膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの製造方法、生物学的分解性デンプンマレエート及びその使用

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6063914A (ja)
EP (1) EP0855405B1 (ja)
JP (1) JPH10212302A (ja)
AT (1) ATE254633T1 (ja)
DE (2) DE19702641C1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522400A (ja) * 2010-03-19 2013-06-13 フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング エステル化多糖浸透圧剤

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2351253A1 (en) * 2000-11-10 2002-05-10 Groupe Lysac Inc./Lysac Group Inc. Crosslinked polysaccharide, obtained by crosslinking with substituted polyethylene glycol, as superabsorbent
US6976978B2 (en) 2001-02-22 2005-12-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Refastenable pull-on training pant with diagonal seams
DE10125599A1 (de) 2001-05-25 2002-11-28 Stockhausen Chem Fab Gmbh Superabsorber, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
CA2382419A1 (en) * 2002-04-24 2003-10-24 Le Groupe Lysac Inc. Synergistic blends of polysaccharides as biodegradable absorbent materials or superabsorbents
AU2003302254A1 (en) * 2002-12-16 2004-07-22 Avery Dennison Corporation Analyte detecting article and method
US8580953B2 (en) 2004-06-21 2013-11-12 Evonik Degussa Gmbh Water-absorbing polysaccharide and method for producing the same
US20060147505A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Tanzer Richard W Water-dispersible wet wipe having mixed solvent wetting composition
US20060147689A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Raj Wallajapet Absorbent composites containing biodegradable reinforcing fibers
US8361926B2 (en) 2008-11-25 2013-01-29 Evonik Stockhausen, Llc Water-absorbing polysaccharide and method for producing the same
EP2526121A4 (en) * 2010-01-19 2013-11-13 Organoclick Ab HETEROGENIC THIOL-EN CLICK CHANGES OF SOLIDS MATERIALS ON POLYSACCHARID BASE
EP2547987A4 (en) * 2010-03-14 2014-05-14 Titan Logix Corp SYSTEM AND METHOD FOR MEASURING AND DOSING A DEFROSTING LIQUID FROM A TANK WITH A REFRACTOMETER MODULE
US20110319849A1 (en) * 2011-07-01 2011-12-29 Dimitris Ioannis Collias Absorbent article comprising a synthetic polymer derived from a renewable resource and methods of producing said article
BR112016021768B1 (pt) 2014-03-25 2021-08-31 Basf Se Éster de carboxilato de polissacarídeo, seu método de preparo, solução aquosa, composição para limpeza de roupas, pó e composição detergente para lavagem automática de louça compreendendo o mesmo
CN105315500A (zh) * 2015-12-01 2016-02-10 仇颖超 一种玉米抗老化改性淀粉的制备方法
EP4063413A4 (en) * 2020-09-25 2023-08-16 Lg Chem, Ltd. BIODEGRADABLE SUPERABSORBENT POLYMER AND METHOD FOR PREPARING IT
CN114773492B (zh) * 2022-05-13 2023-03-07 井冈山大学 一种淀粉基复合材料及其制备方法和应用、一种淀粉基有机薄膜及其制备方法和应用
EP4321604A1 (en) 2022-08-08 2024-02-14 The Procter & Gamble Company A fabric and home care composition comprising surfactant and a polyester
WO2024094790A1 (en) 2022-11-04 2024-05-10 Clariant International Ltd Polyesters
WO2024094785A1 (en) 2022-11-04 2024-05-10 Clariant International Ltd Polyesters
WO2024094778A1 (en) 2022-11-04 2024-05-10 Clariant International Ltd Polyesters

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB688291A (en) * 1950-06-15 1953-03-04 Nat Starch Products Inc Starch product of improved properties and method of making the same
DE4442605A1 (de) * 1994-11-30 1996-06-05 Degussa Quellbarer Stärkeester, Verfahren zu dessen Herstellung sowie Verwendung
DE4442606C2 (de) * 1994-11-30 1998-09-17 Degussa Quellbarer Stärkeester, Verfahren zu dessen Herstellung sowie Verwendung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522400A (ja) * 2010-03-19 2013-06-13 フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング エステル化多糖浸透圧剤
JP2016148051A (ja) * 2010-03-19 2016-08-18 フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング エステル化多糖浸透圧剤

Also Published As

Publication number Publication date
EP0855405B1 (de) 2003-11-19
DE59810193D1 (de) 2003-12-24
ATE254633T1 (de) 2003-12-15
DE19702641C1 (de) 1998-08-20
EP0855405A1 (de) 1998-07-29
US6063914A (en) 2000-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10212302A (ja) 膨潤性の耐老化性デンプンマレエートの製造方法、生物学的分解性デンプンマレエート及びその使用
CN101338036B (zh) 生物相容快速凝胶化水凝胶及其喷雾剂的制备方法
US5728823A (en) Cyclodextrin derivatives having at least one nitrogen-containing heterocycle, their preparation and use
Wang et al. Dextran and gelatin based photocrosslinkable tissue adhesive
CN101200504B (zh) 高分子巯基化改性衍生物及其交联材料
BRPI0717171B1 (pt) Material superabsorvente
JPH0796181A (ja) 超吸収剤及びその製法及びそれを有する衛生品
JPH08208702A (ja) 膨潤性デンプンエステル、その製造方法およびそれを含有する吸収材料
JPS63152667A (ja) 安定性の優れた吸水性樹脂
Işıklan et al. Synthesis and characterization of graft copolymer of sodium alginate and poly (itaconic acid) by the redox system
CN104861182B (zh) 基于纤维素化学交联的明胶膜及其制备方法
CN112842929A (zh) 一种巯基化透明质酸及其制备方法和应用
CN112812201B (zh) 巯基改性透明质酸及其制备方法和用途
ES2221475T3 (es) Fosfatos de almidon, su procedimiento de produccion y su uso.
Bonetti et al. Crosslinking strategies in modulating methylcellulose hydrogel properties
JPH08208703A (ja) 膨潤性デンプンエステル、その製法及びそれを含有する吸収材料
CN100558761C (zh) 高性能高吸水性树脂的制造方法
JP3598141B2 (ja) 吸水材およびその製造方法
Srivastava et al. Fabrication and characterization of carboxymethylated bael fruit gum with potential mucoadhesive applications
WO2022211005A1 (ja) 吸水性樹脂
JP2527459B2 (ja) 吸水性樹脂組成物
JPS58154708A (ja) 高吸水性樹脂の製造方法
JPS6030329B2 (ja) 耐塩性吸水材料
JP4843835B2 (ja) 吸水性材料
JP7125216B1 (ja) 水溶性ポリマーの製造方法、および吸水性樹脂の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041216

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060106

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070517