JPH10211627A - 発泡樹脂成形体の製造方法及び装置 - Google Patents

発泡樹脂成形体の製造方法及び装置

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JPH10211627A
JPH10211627A JP9031119A JP3111997A JPH10211627A JP H10211627 A JPH10211627 A JP H10211627A JP 9031119 A JP9031119 A JP 9031119A JP 3111997 A JP3111997 A JP 3111997A JP H10211627 A JPH10211627 A JP H10211627A
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JP
Japan
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mold
supply port
resin material
resin molded
cooling water
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JP9031119A
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English (en)
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Toshio Hirose
俊夫 広瀬
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HIROSE KIGATA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HIROSE KIGATA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形製品の生産時間が短縮されて生産性
が向上し、コンパクトで型体取り扱いが容易に行なえる
ようにした発泡樹脂成形体の製造方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 発泡樹脂素材を充填する工程SE1、加
熱工程SE2、冷却工程SE3、発泡樹脂成形体を取り
出す工程SE1を一周の循環工程で同時に行なうように
したので、樹脂成形製品の生産時間が短縮されて生産性
を向上させる ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱材や物品の梱
包等に用いられる発泡樹脂成形体の製造方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の発泡樹脂成形体の製造工程
を示もので、樹脂成形品が形成されるまでには次の工程
が採られる。すなわち、この工程は、型体の成形室に発
泡樹脂素材を充填する工程と、発泡樹脂素材を充填した
成形室の周囲から蒸気を供給して発泡樹脂素材を加熱す
る加熱蒸気充填工程と、溶融成形された発泡樹脂成形体
を冷却すべく冷却水を供給する冷却水供給工程と、成形
された発泡樹脂成形体を型体から取り出す成形品取出し
工程とから成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の発泡樹脂成形体製造工程では、1つの樹脂成形製品が
完成するまでにはこれら全工程を終了させなければなら
ず、樹脂成形製品が生産されるまでの時間は全工程にそ
れぞれ要する時間の合計となっていた。しかも1つの工
程を実施する装置での作業が終了すると次の工程を実行
するために別の装置に型体を移送する時間がそれぞれ加
算され、更に最終工程で樹脂成形製品が取り出された空
の型体を初期位置に回収するための型体回収装置が必要
となる。
【0004】このように、従来の製造工程では樹脂成形
製品の生産時間が長くかかり生産性が低下する問題点を
有し、さらに、このような工程を実施する装置は大型且
つ複雑化し、型体取り扱いの作業性が悪くなる問題点を
有していた。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、樹脂成形製品の生産時間が短縮されて生
産性が向上し、コンパクトで型体取り扱いが容易に行な
えるようにした発泡樹脂成形体の製造方法及び装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、密封された成
形室内に発泡樹脂素材を充填する工程と、成形室内に充
填された発泡樹脂素材に該成形室の周囲から加熱蒸気を
供給して加熱する工程と、前記成形室の周囲に給水源よ
り冷却水を供給して成形された発泡樹脂成形体を冷却す
る工程と、前記成形室から発泡樹脂成形体を取り出す工
程とから成り、これらの工程は円周上の予め決められた
位置で順次実施されるとともに、前記円周上を1周する
発泡樹脂成形体を完成取り出しできることを特徴として
いる。この特徴により、発泡樹脂素材を充填する工程、
加熱工程、冷却工程、発泡樹脂成形体を取り出す工程を
1循環で終了することにより、それぞれの工程が同時処
理され、樹脂成形製品の生産時間が短縮されて生産性を
向上させることができる。
【0007】上型と下型とから成り、樹脂素材が充填可
能な密封状の成形室を有する開閉可能な型体であって、
前記型体は、前記成形室の周囲に小孔を介して連通可能
に画成配置され蒸気供給口、排水口を備えた蒸気室と、
該蒸気室内に配設され冷却水供給口を備えた冷却手段
と、前記成形室に連通する樹脂素材供給口とを有して成
り、前記型体を複数個取付けて旋回割出し可能に基台上
に支持された支持台と、該支持台上にあって前記型体を
初期割出し位置でのみ開閉可能な状態にするクランプ手
段と、初期割出し位置に配設され割り出された型体の樹
脂素材供給口および他の割出し位置毎に配設され割り出
された型体の蒸気供給口および冷却水供給口に対し移動
して夫々樹脂素材、加熱蒸気および冷却水を各割出し位
置の各型体の供給口にほぼ同時に供給可能とする供給手
段と、で構成することを特徴としている。この特徴によ
り、複数の型体が旋回割出し可能に基台上に取付けられ
て、型体を初期程割出し位置でのみクランプ手段を開閉
可能な状態にすると共に、初期程割出し位置に割り出さ
れた型体の樹脂素材供給口および他の割出し位置毎に割
り出された型体の蒸気供給口および冷却水供給口に対
し、供給手段を移動させて各供給口に接続し、夫々樹脂
素材、加熱蒸気および冷却水が個別に供給できるように
構成したので、装置がコンパクトに構成されて型体の取
り扱いも容易に行なうことができ、全成形工程のサイク
ルタイムを短縮することができる。
【0008】前記樹脂素材供給口、蒸気供給口および冷
却水供給口には開閉弁を設けると共に、前記供給手段の
各供給口にも開閉弁を設けて成り、前記供給手段が型体
側へ移動して各供給口が互いに接続した際に前記それぞ
れの開閉弁が相互に開放され、離間した際は互いに閉鎖
されるように構成して成ることを特徴としている。この
特徴により、樹脂素材供給口、樹脂素材供給口および冷
却水供給口には開閉弁と、供給手段の各供給口に開閉弁
とが連係して開放または閉鎖されるようになっているた
め、開閉タイミングが迅速で且つ確実となるとともに、
接続部からの漏洩を防止することができる。
【0009】前記支持台には前記型体の一方を垂直に取
付ける複数のベースを配設し、前記一方の型に他方の型
を合体させて一体化した状態で保持すべく型体をクラン
プするクランプ手段を各ベースに設けるとともに、前記
支持台が初期割出し位置に割り出されたときのみ前記ク
ランプ手段の一部と係合して作動するクランプ開放装置
を設けたことを特徴としている。この特徴により、各ベ
ースに設けたクランプ手段が初期割出し位置に割り出さ
れたときのみ開閉作動できるようになっているため、機
構的にインターロックがとられ初期割出し位置以外では
型体が密閉状態にクランプ保持されるので、確実な動作
が保障される。
【0010】前記基台には前記支持台とは切離されて樹
脂成形品取出し装置を設けて成り、樹脂成形品取出し装
置は、前記初期割出し位置に割り出された型体に対し進
退移動可能に支持されたスライドベースと、該スライド
ベースの一端に揺動可能に枢支され他方の型体を把持す
べく把持手段を有する載置台とで構成して成ることを特
徴としている。この特徴により、樹脂成形品取出し装置
が、初期位置に割り出された型体に対し進退移動可能に
支持されたスライドベースの一端に載置台を揺動可能に
枢支し、他方の型体を把持して外したのち載置台を水平
状態に揺動させるようになっているため、型体の開閉作
業が容易となり、発泡樹脂成形体の取出し作業を容易に
行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて本発明を説明する。図1は本発明の一実施形態を
示す発泡樹脂成形体の製造装置の平面図、図2は発泡樹
脂成形体の製造装置の側面図であり、図3は型体の断面
図である。
【0012】最初に本発明の発泡樹脂成形体の製造装置
に用いられる型体につき説明する。図3に示されるよう
に型体1は、上型2と下型3とから成り、発泡剤を混入
した顆粒(ビーズ)状の樹脂素材J(以下素材と称す
る)が充填可能な密封状の空間部からなる成形室4を有
しており、該成形室4の周囲に小孔(図示せず)を介し
て連通可能に画成配置され蒸気供給口V1、V2および
排水口Dを備えた蒸気室5a〜5dと、該蒸気室5a〜
5d内に配設され冷却水供給口W1、W2を備えた冷却
手段C1、C2と、成形室4に連通する樹脂素材供給口
Bとを有している。
【0013】更に詳しくは、冷却手段C1、C2は、上
型2にあっては、一端が冷却水供給口W1に接続されて
蒸気室5a内に複数並設された冷却水管6と、該冷却水
管6の側面に成形室4に向けて配設されたノズル6aと
で構成される。下型3にあっては、一端が冷却水供給口
W2に接続されて蒸気室5b内に複数並設された冷却水
管7と、該冷却水管7の側面に成形室4に向けて配設さ
れたノズル7aとで構成される。
【0014】また上型2の底面にはドレン管Dが設けら
れ、該ドレン管Dの下端には開閉弁8が設けられてお
り、該開閉弁8は電気的な指令で開閉する自動弁または
機構的な連動作用で開閉する弁であることが好ましい。
【0015】次に本発明の発泡樹脂成形体の製造装置に
つき図1およに図2を基に説明する。10は発泡樹脂成
形体の製造装置であり、製造装置10は、型体1を複数
個取付けて旋回割出し可能に基台11上に支持された支
持台12と、該支持台12上にあって型体1を初期程割
出し位置S1でのみ開閉可能な状態にするクランプ手段
13と、初期程割出し位置S1に配設され割り出された
型体1の樹脂素材供給口Bおよび他の割出し位置S2、
S3毎に配設され、割り出された型体1の蒸気供給口V
1、V2および冷却水供給口W1、W2に向けて移動
し、前記各供給口D、V1、V2、W1およびW2に接
続した際、開放されて夫々素材、加熱蒸気および冷却水
を個別に供給する供給手段14とで構成されている。
【0016】更に詳しくは、型体1の樹脂素材供給口
B、蒸気供給口V1、V2および冷却水供給口W1、W
2には開閉弁(図示せず)を設けると共に、供給手段1
4の各供給口BC、VC1、VC2、WC1、WC2に
も開閉弁(図示せず)を設け、供給手段14が型体1側
へ移動して各供給口が互いに接続した際は開閉弁が相互
に開放され、離間した際は互いに閉鎖されるように構成
されている。
【0017】そして、後述するように基台11に立設さ
れた支柱16の頂部には水平3方向に延出する支持アー
ムAが設けられ、初期割出し位置S1側に延出するアー
ムAの先端には供給手段14の樹脂素材供給口BCが固
定され、樹脂素材供給口BCには素材供給源に連通する
ホースH1が接続されている。また、支持アームAの支
持台12の次の割出し位置S2側に延出するアームAの
先端には供給手段14の蒸気供給口VC1、VC2が固
定され、蒸気供給口VC1、VC2にはボイラー側に連
通するホースH2が接続されている。さらに、図示はし
ないが次の割出し位置S3側の冷却水供給口についても
同じような構成となっている。一方、支持台12は、環
状の円盤に形成されローラR1、R2により回転自在に
支持され、外周に巻回されたチエン24に係合するスプ
ロケットSPを介してモータMにより3位置S1、S
2、S3に旋回割出し駆動されるように構成されてい
る。
【0018】さらに、旋回割出し可能な支持台12上に
は型体1の一方である上型2を図示しない取付け治具を
介して垂直に取付けるためのベース15が3箇所に均等
に配設されている。該各ベース15には前記上型2に他
方の型体である下型3を合体して一体化された状態の型
体1をクランプ保持するクランプ手段13が取付けら
れ、一方、支持台12の中央を挿通させて基台11に立
設された支柱16にはクランプ手段13を初期割出し位
置S1でのみ係合し開閉作動させる開放装置17が取付
けられている。
【0019】クランプ手段13は、各ベース15の上下
に枢軸18を介してコ字形のクランプアーム19上下に
揺動可能に枢支され、枢支側に設けられた突片20には
係合片21が上下に移動可能に係合している。
【0020】開放装置17は、支柱16の上下に取付け
られたシリンダ22と、該シリンダ22のロッド先端に
設けられたコ字形の係合部材23とで構成され、該係合
部材23は、前記支持台12の旋回割出し動作により前
記係合片21と係止すべく外側に向けて開放している。
【0021】そして、基台11には支持台12とは別に
樹脂成形品取出し装置25が設けられており、樹脂成形
品取出し装置25は、初期割出し位置S1に割り出され
た型体1に対し進退移動可能に支持されたスライドベー
ス26と、該スライドベース26の一端に一対の揺動シ
リンダ30により揺動可能に枢支され、下型3に突設さ
れた把持部27を把持すべくほぼ中央の載置面に把持手
段としての開閉チャック28を備えた載置台29とで構
成されている。
【0022】さらに詳しくは、スライドベース26は、
一対のガイドレール31にスライド可能に案内支持され
ており、一対のシリンダ32により進退駆動されるよう
になっている。
【0023】次に、本発明の発泡樹脂成形体の製造方法
について図1〜図5を基に説明する。先ず、図1および
図5に示す初期割出し位置S1における最初の工程すな
わち、成形品取出しおよび樹脂素材充填工程SE1で
は、上型2と下型3とが合体されると、開放装置17の
作動によりクランプ手段13のクランプアーム19が揺
動して型体1の上下がクランプされる。
【0024】そこで、型体1の樹脂素材供給口Bに向け
て供給手段14の樹脂素材供給口BCが下降移動して互
いに接続されることにより、弁が開放され密封された成
形室4内に素材Jが所定量(最大で約30秒間)充填さ
れる。
【0025】次の加熱蒸気充填工程SE2では、支持台
12が次の割出し位置S2に割り出されると、型体1の
蒸気供給口V1、V2に向けて供給手段14の蒸気供給
口VC1、VC2が下降移動して互いに接続されると弁
が開放され、成形室4周囲の蒸気室5a、5b内にボイ
ラーからホースH2を介して温度約120℃、圧力約5
Kg/cm2の飽和蒸気が約30秒間供給されて加熱蒸
気が図示しない小孔を介して成形室4内に侵入し、成形
室4内に充填された樹脂素材が溶融される。
【0026】次の冷却水供給工程SE3では、支持台1
2が次の割出し位置S3に割り出されると、型体1の冷
却水供給口W1、W2に向けて供給手段14の冷却水供
給口WC1、WC2が下降移動して互いに接続されると
弁が開放され、蒸気室5a、5b内に並設された複数の
冷却水管6のノズル6aより冷却水が成形室4に向けて
噴射され、成形室4が所定温度になるまでや約30秒間
冷却される。
【0027】このように、各工程において素材、蒸気お
よび冷却水が同時に供給されるため供給時間も従来に比
して約1/3に短縮される。
【0028】さらに、供給手段の供給口の開閉弁が互い
に接続または離間した際に開放または閉鎖されるように
なっているため、開閉タイミングが迅速で且つ確実にと
られ接続部からの漏洩を防止することができる。
【0029】次に支持台12は、最初の位置すなわち初
期割出し位置S1に割り出されると、この割出し動作で
クランプ手段13であるクランプアーム19の係合片2
1が開放装置17の係合部材23に係合する。そこで、
一対の揺動シリンダ30を作動させて載置台29を垂直
に揺動したのち、一対のシリンダ32を作動させてスラ
イドベース26を割り出された型体1に接近移動させ、
チャック28により下型3の把持部27を把持する。
【0030】次に、シリンダ22を作動させてロッド先
端の係合部材23を下降させると上下に配設された一対
のクランプアーム19が上方または下方に同時に揺動し
て、型体1から離脱する。続いて載置台29は、把持部
27により下型3を把持した状態で、図4に示されるよ
うに揺動シリンダ30の作動により水平に揺動され、成
形品Nを取り出すことができる。
【0031】このように、支持台は型体1を3箇所に配
置固定して旋回割出し可能な構成となっており、最後の
工程では下型3が開放されて載置台上に水平に支持され
る構成となっているので、装置がコンパクト化されて型
体の取り扱いも容易に行なうことができる。また、下型
3を把持して外したのち載置台29を水平状態に揺動さ
せることができるため、型体1の開閉作業が容易とな
り、発泡樹脂成形体Nの取出し作業を容易に行なうこと
ができる。
【0032】このように、本発明の発泡樹脂成形体の製
造方法では、製造工程を、発泡樹脂素材を充填する工程
SE1、加熱蒸気充填工程ES2、冷却水供給工程SE
3、発泡樹脂成形体を取り出す工程SE1を循環させる
ことにより、充填工程と発泡樹脂成形体の取出し工程を
1つの工程SE1で行なうようにしたので、樹脂成形製
品の生産時間が従来の約1/3に短縮され、生産性を向
上させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0034】(a)請求項1の発明によれば、発泡樹脂
素材を充填する工程、加熱工程、冷却工程、発泡樹脂成
形体を取り出す工程を1循環で終了することにより、そ
れぞれの工程が同時処理され、樹脂成形製品の生産時間
が短縮されて生産性を向上させることができる。
【0035】(b)請求項2の発明によれば、複数の型
体が旋回割出し可能に基台上に取付けられて、型体を初
期程割出し位置でのみクランプ手段を開閉可能な状態に
すると共に、初期程割出し位置に割り出された型体の樹
脂素材供給口および他の割出し位置毎に割り出された型
体の蒸気供給口および冷却水供給口に対し、供給手段を
移動させて各供給口に接続し、夫々樹脂素材、加熱蒸気
および冷却水が個別に供給できるように構成したので、
装置がコンパクトに構成されて型体の取り扱いも容易に
行なうことができ、全成形工程のサイクルタイムを短縮
することができる。
【0036】(c)請求項3の発明によれば、樹脂素材
供給口、樹脂素材供給口および冷却水供給口には開閉弁
と、供給手段の各供給口に開閉弁とが連係して開放また
は閉鎖されるようになっているため、開閉タイミングが
迅速で且つ確実となるとともに、接続部からの漏洩を防
止することができる。
【0037】(d)請求項4の発明によれば、各ベース
に設けたクランプ手段が初期割出し位置に割り出された
ときのみ開閉作動できるようになっているため、機構的
にインターロックがとられ初期割出し位置以外では型体
が密閉状態にクランプ保持されるので、確実な動作が保
障される。
【0038】(f)請求項5の発明によれば、樹脂成形
品取出し装置が、初期位置に割り出された型体に対し進
退移動可能に支持されたスライドベースの一端に載置台
を揺動可能に枢支し、他方の型体を把持して外したのち
載置台を水平状態に揺動させるようになっているため、
型体の開閉作業が容易となり、発泡樹脂成形体の取出し
作業を容易に行なうことができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡樹脂成形体の製造装置の一実施形
態を示す製造装置の平面図である。
【図2】発泡樹脂成形体の製造装置の側面図である。
【図3】型体の断面図である。
【図4】成形品を取り出す状態を示す下型の斜視図であ
る。
【図5】発泡樹脂成形体の製造方法の一実施形態を示す
工程図である。
【図6】従来の発泡樹脂成形体の製造工程図である。
【符号の説明】
1 型体 2 上型 3 下型 4 成形室 5a〜5d 蒸気室 6、7 冷却水管 7a ノズル 8 開閉弁 10 製造装置 11 基台 12 支持台 13 クランプ手段 14 供給手段 15 ベース 16 支柱 17 開放装置 18 枢軸 19 クランプアーム 20 突片 21 係合片 22 シリンダ 23 係合部材 24 チエン 25 樹脂成形品取出し装置 26 スライドベース 27 把持部 28 開閉チャック 29 載置台 30 揺動シリンダ 31 ガイドレール 32 シリンダ B、BC 樹脂素材供給口 H1〜H3 ホース M モータ R1、R2 ローラ S1 初期程割出し位置 S2、S3 割出し位置 SE1 成形品取出しおよび樹脂素材充填工程 SE2 加熱蒸気充填工程 SE3 冷却水供給工程 SP スプロケット V1、V2、VC1、VC2 蒸気供給口 W1、W2、WC1、WC2 冷却水供給口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封された成形室内に発泡樹脂素材を充
    填する工程と、成形室内に充填された発泡樹脂素材に該
    成形室の周囲から加熱蒸気を供給して加熱する工程と、
    前記成形室の周囲に給水源より冷却水を供給して成形さ
    れた発泡樹脂成形体を冷却する工程と、前記成形室から
    発泡樹脂成形体を取り出す工程とから成り、これらの工
    程は円周上の予め決められた位置で順次実施されるとと
    もに、前記円周上を1周する発泡樹脂成形体を完成取り
    出しできることを特徴とする発泡樹脂成形体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上型と下型とから成り、樹脂素材が充填
    可能な密封状の成形室を有する開閉可能な型体であっ
    て、前記型体は、前記成形室の周囲に小孔を介して連通
    可能に画成配置され蒸気供給口、排水口を備えた蒸気室
    と、該蒸気室内に配設され冷却水供給口を備えた冷却手
    段と、前記成形室に連通する樹脂素材供給口とを有して
    成り、前記型体を複数個取付けて旋回割出し可能に基台
    上に支持された支持台と、該支持台上にあって前記型体
    を初期割出し位置でのみ開閉可能な状態にするクランプ
    手段と、初期割出し位置に配設され割り出された型体の
    樹脂素材供給口および他の割出し位置毎に配設され割り
    出された型体の蒸気供給口および冷却水供給口に対し移
    動して夫々樹脂素材、加熱蒸気および冷却水を各割出し
    位置の各型体の供給口にほぼ同時に供給可能とする供給
    手段と、で構成することを特徴とする発泡樹脂成形体の
    製造装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂素材供給口、蒸気供給口および
    冷却水供給口には開閉弁を設けると共に、前記供給手段
    の各供給口にも開閉弁を設けて成り、前記供給手段が型
    体側へ移動して各供給口が互いに接続した際に前記それ
    ぞれの開閉弁が相互に開放され、離間した際は互いに閉
    鎖されるように構成して成る請求項2記載の発泡樹脂成
    形体の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記支持台には前記型体の一方を垂直に
    取付ける複数のベースを配設し、前記一方の型に他方の
    型を合体させて一体化した状態で保持すべく型体をクラ
    ンプするクランプ手段を各ベースに設けるとともに、前
    記支持台が初期割出し位置に割り出されたときのみ前記
    クランプ手段の一部と係合して作動するクランプ開放装
    置を設けたことを特徴とする請求項2記載の発泡樹脂成
    形体の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記基台には前記支持台とは切離されて
    樹脂成形品取出し装置を設けて成り、樹脂成形品取出し
    装置は、前記初期割出し位置に割り出された型体に対し
    進退移動可能に支持されたスライドベースと、該スライ
    ドベースの一端に揺動可能に枢支され他方の型体を把持
    すべく把持手段を有する載置台とで構成して成る請求項
    2記載の発泡樹脂成形体の製造装置。
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