JPH0569478A - 成形方法 - Google Patents

成形方法

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JPH0569478A
JPH0569478A JP26266191A JP26266191A JPH0569478A JP H0569478 A JPH0569478 A JP H0569478A JP 26266191 A JP26266191 A JP 26266191A JP 26266191 A JP26266191 A JP 26266191A JP H0569478 A JPH0569478 A JP H0569478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preform
molded
molding
pressure
injection molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP26266191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Akasaka
健一 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokan Kogyo Co Ltd filed Critical Tokan Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH0569478A publication Critical patent/JPH0569478A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 合成樹脂材料の無駄を生ずることがなく、し
かも熱エネルギのロスをなくすようにした成形方法を提
供することを目的とする。 [構成] チャッキングプレート11、12を射出成形
用金型14と接続された状態で射出成形機20から溶融
した樹脂25を射出し、プリフォーム26を成形する。
この後にチャッキングプレート11、12によってプリ
フォーム26を把持しながら、このチャッキングプレー
ト11、12を回転移動し、圧空成形用金型29と接続
する。そしてここでプラグ30によってプリフォーム2
6を延伸させるとともに圧力を加え、圧空成形用金型2
9によってカップ状容器35を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧空成形または真空成形
によって所定の形状の成形体を成形するようにした成形
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】野外で飲料を飲んだり、あるいはまた自
動販売機によって飲料を供給するために、合成樹脂成形
体から成る使捨て式の簡易容器が用いられている。この
ような容器は、各種の合成樹脂材料を圧空成形または真
空成形してカップ状に形成するようにしたものである。
【0003】このようなカップ状をなす簡易容器を成形
する場合には、まず材料となるシートを押出し成形す
る。ついでこのシートを圧空成形用金型内に配するとと
もに、その凹部の形状と対応するように圧空成形を行な
うようにしている。そして成形を行なった後にその周縁
部を打抜いて切断するようにしており、これによって一
度に複数個のカップ状をなす簡易容器を成形するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような成形
方法によると、圧空成形を行なった後に打抜いて成形品
を分離しており、これによってフランジの部分の外周側
の抜きカスがスクラップとして発生する。従ってこのよ
うなスクラップを何等かの方法によって処理する必要が
生ずる。また従来のこのような圧空成形によると、押出
し成形されたシートを圧空成形用金型内に配するととも
に、プラグによって加熱するようにしている。従って一
旦冷えたシートを再び加熱するようになり、これによっ
てエネルギのロスを生ずる欠点がある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、圧空成形または真空成形した後に打抜
いて分離することなく、これによってスクラップの発生
を防止するとともに、熱エネルギの無駄をなくすように
した成形方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形体の一部
を把持する把持部を有するチャックキングプレートを射
出成形用金型と接続し、この射出成形用金型内に溶融し
た樹脂を射出してプリフォームを成形し、前記プリフォ
ームを前記チャッキングプレートの把持部によって把持
した状態で前記チャッキングプレートを前記射出成形用
金型から分離して圧空成形または真空成形用金型と接続
し、前記プリフォームを前記チャッキングプレートの把
持部で把持した状態で前記圧空成形または真空成形用金
型によって所定の形状に前記プリフォームを成形するよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】チャッキングプレートと接続された射出成形用
金型内に溶融した樹脂を射出することによってプリフォ
ームが成形される。そしてこのプリフォームをその把持
部で把持してチャッキングプレートを射出成形用金型か
ら分離して圧空成形または真空成形用の金型と接続す
る。そしてこの金型によって真空成形または圧空成形を
行なうことによって所定の形状にプリフォームが成形さ
れるようになり、この後にチャッキングプレートの把持
部を開放することにより、チャッキングプレートから成
形品が取出されるようになる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る成形方法に用
いられる装置を示しており、この装置は上下一対のチャ
ッキングプレート11、12をそれぞれ具備している。
そしてチャッキングプレート12の内周面の上端側であ
って上側のチャッキングプレート11との接合部には凹
部から成る把持部13が形成されている。そしてこのチ
ャッキングプレート12は射出成形用金型14と接続さ
れるようになっている。射出成形用金型14はシリンダ
15によってその外周側が囲まれるようになっている。
また金型14の上部は受板16から構成されるととも
に、この受板16には小孔から成るゲート17が設けら
れている。
【0009】上記受板16のゲート17には射出成形機
20のノズル21が接続されるようになっている。なお
ノズル21の内部にはシャットオフバルブ22が組込ま
れるようになっている。
【0010】さらにこのチャッキングプレート11、1
2は、ターレット盤上に支持されている。そしてこのタ
ーレット盤の回転によって、チャッキングプレート1
1、12は図4に示すように圧空成形用金型29と組合
わされるようになっている。金型29の上部にはプラグ
30が配されており、このプラグ30によってプリフォ
ーム26の加熱を行なうようにしている。またターレッ
ト盤の別の回転位置において、図6に示すように下側の
チャッキングプレート12はガイドロッド31によって
案内されて移動されるようになっている。しかもこの位
置には成形体を受ける支持台32が配されるようになっ
ている。
【0011】つぎにこのような装置によってカップ状を
なす簡易容器を製造する方法について説明する。まず図
1に示すように、射出成形機20のノズル21によっ
て、受板16のゲート17を通して溶融した樹脂25を
射出成形用金型14と受板16との間に射出する。
【0012】この後に射出成形用金型14をシリンダ1
5に対して相対的に図2に示すように上方へ移動させ
る。そしてこの金型14の上端を受板16に近接させる
ようにし、両者の間に射出された溶融樹脂25を円板状
に圧縮する。これによって図3に示すようにプリフォー
ム26が成形されることになる。
【0013】この後に射出成形用金型14および射出成
形機20のノズル21をそれぞれ退避させる。そして上
下のチャッキングプレート11、12を支持しているタ
ーレット盤を回転させるようにし、図4に示すようにこ
のチャッキングプレート11、12によって支持されて
いるプリフォーム26を圧空成形用金型29の上部に移
動させる。
【0014】圧空成形用金型29上に移動されたプリフ
ォーム26はまだその温度が低くなってはおらず、圧空
成形に適した表面温度になっている。そしてこのような
プリフォーム26をプラグ30によって下方に延伸し、
さらに図5に示すようにこのプリフォーム26に上部か
ら圧力を加え、これによって金型29の内周面に沿うよ
うに延伸させる。これによって図5および図6に示すよ
うなカップ状容器35が成形される。
【0015】このように本実施例に係る成形方法に用い
られる成形機は、射出成形と圧空成形の両方の成形を連
続して行なう装置であって、金型を4個取付けることが
可能になっている。第1の工程において樹脂を溶融する
とともに、4つの分割された流路をもつマニホールドか
ら、4つの金型14にそれぞれ溶融樹脂25を射出する
ようにしている。なお樹脂を射出するノズル21の内部
にはシャットオフバルブ22が設けられており、溶融樹
脂25を圧縮成形する際にノズル21の先端部を完全に
シールし、逆流を防ぐようにしている。
【0016】このような工程で成形されたプリフォーム
26は、チャッキングプレート11、12によって把持
された状態で図4に示すつぎの工程に移動される。この
工程は一般的な圧空成形であるが、プリフォーム26は
第1の工程で完全に冷却されるのではなく、圧空成形に
適した表面温度にコントロールされており、このために
再加熱する必要がなく、そのままプラグ30によってプ
リフォーム26を下方に延伸し、その後に図5に示すよ
うにエアでブローして金型29に密着させ、成形を完了
するようにしている。
【0017】この場合におけるプラグ30は、原料によ
って異なるが、先端が細くなっている形状が適してお
り、プラグによるショックラインが認められず、極めて
外観のよい製品が得られる。成形後には、キャリアプレ
ートによって図6に示す位置へ移動させ、チャッキング
プレート11、12を開いて排出するようにしている。
なおカップ状容器35の排出はロボットによって行なう
ようにしており、製品に傷がつくことを防止するように
している。
【0018】図7および図8はポリカーボネート樹脂を
原料としてこの方法で成形した容器35を示しており、
この容器35は上部が開口36になったカップ状の形状
を有している。そして開口36の周縁部は、チャッキン
グプレート11、12の把持部13によって把持された
フランジ37になっている。またここでは、金型29の
形状を工夫することによって、底部に段部38を形成す
るようにしている。
【0019】なおこのような方法によって成形される容
器の材料としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、高密
度ポリエチレン等の各種の合成樹脂材料が使用可能であ
る。すなわち圧空成形が可能な材料であれば、この方法
によってカップ状簡易容器等の各種の形状の容器を成形
することができる。また成形される成形品の形状は、丸
形、角形、異形の何れであってもよい。
【0020】このような容器によって成形を行なうと、
予めカップ状容器35と対応する形状にプリフォーム2
6を射出成形するようにしているために、射出した合成
樹脂材料を無駄なく成形して容器35を成形することが
でき、極めて歩留りが良好な成形が可能になる。しかも
1つの装置の中で成形を行なうことがてきるために、プ
リフォーム26の表面温度をコントロールすることによ
って、再過熱する必要がなく、熱エネルギの消出になら
ず、極めて効率のよい成形を行なうことが可能になる。
また一般の圧空成形とは異なり、少スペースで成形が可
能になる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、成形体の一部を
把持する把持部を有するチャッキングプレートを射出成
形用金型と接続し、この射出成形用金型内に溶融した樹
脂を射出してプリフォームを成形し、このプリフォーム
をチャッキングプレートの把持部によって把持した状態
でチャッキングプレートを射出成形用金型から分離して
圧空成形または真空成形用金型と接続し、プリフォーム
をチャッキングプレートの把持部で把持した状態で圧空
成形または真空成形用金型によって所定の形状にプリフ
ォームを成形するようにしたものである。
【0022】従って本発明によれば、成形品に応じた形
状のプリフォームを射出成形し、そのままで圧空成形ま
たは真空成形することになり、これによって樹脂材料の
無駄をなくすことが可能になる。また同じ装置の中でプ
リフォームの成形と圧空成形または真空成形とを連続し
て行なうことが可能になり、プリフォームが冷めない内
に圧空成形または真空成形を行なうことができ、これに
よって熱エネルギのロスをなくすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶融樹脂の射出を示す縦断面図である。
【図2】溶融樹脂の圧縮を示す縦断面図である。
【図3】成形されたプリフォームの縦断面図である。
【図4】プリフォームの延伸を示す縦断面図である。
【図5】プリフォームの圧空成形を示す縦断面図であ
る。
【図6】成形体を解放する状態を示す縦断面図である。
【図7】成形されたカップ状簡易容器の正面図である。
【図8】同外観斜視図である。
【符号の説明】
11 チャッキングプレート(上) 12 チャッキングプレート(下) 13 把持部 14 射出成形用金型 15 シリンダ 16 受板 17 ゲート(小孔) 20 射出成形機 21 ノズル 22 シャットオフバルブ 25 溶融樹脂 26 プリフォーム 29 圧空成形用金型 30 プラグ 31 ガイドロッド 32 支持台 35 カップ状容器 36 上部開口 37 フランジ 38 段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形体の一部を把持する把持部を有する
    チャックキングプレートを射出成形用金型と接続し、 この射出成形用金型内に溶融した樹脂を射出してプリフ
    ォームを成形し、 前記プリフォームを前記チャッキングプレートの把持部
    によって把持した状態で前記チャッキングプレートを前
    記射出成形用金型から分離して圧空成形または真空成形
    用金型と接続し、 前記プリフォームを前記チャッキングプレートの把持部
    で把持した状態で前記圧空成形または真空成形用金型に
    よって所定の形状に前記プリフォームを成形するように
    したことを特徴とする成形方法。
JP26266191A 1991-09-13 1991-09-13 成形方法 Pending JPH0569478A (ja)

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JP26266191A JPH0569478A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 成形方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011049186A1 (ja) * 2009-10-20 2011-04-28 帝人化成株式会社 高品位な意匠面を有する湾曲部材の製造方法および該方法から製造された部材

Cited By (3)

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US9296143B2 (en) 2009-10-20 2016-03-29 Teijin Chemicals, Ltd. Process of manufacturing a curved member having a high-grade design surface and member manufactured by the process
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