JPH10211264A - 悪臭排気の局所用脱臭器 - Google Patents

悪臭排気の局所用脱臭器

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JPH10211264A
JPH10211264A JP9017240A JP1724097A JPH10211264A JP H10211264 A JPH10211264 A JP H10211264A JP 9017240 A JP9017240 A JP 9017240A JP 1724097 A JP1724097 A JP 1724097A JP H10211264 A JPH10211264 A JP H10211264A
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JP
Japan
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deodorizer
adsorbent
odor
deodorant
exhaust
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Pending
Application number
JP9017240A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Kakimoto
元 柿本
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NIPPON DEODOOLE KK
Original Assignee
NIPPON DEODOOLE KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の脱臭器を局所用の脱臭器に改良する。 【解決手段】 吸入された悪臭排気のうち大きな臭気物
質及び湿気を捕捉する吸着剤と該吸着剤を介して捕捉さ
れた後に粒子の小さいアンモニア等の臭気物質を中和消
臭する植物精油系の消臭剤とから成り、前記吸着剤と消
臭剤とを収容して吸い込まれた臭気を吸着剤に吸入させ
後に消臭剤を混入して臭気を無臭状態にする脱臭器を設
け、該脱臭器を介して所定場所で排尿便をすることがで
きない寝たきり要介護者のベット近くなどに配設して成
る局所用脱臭器の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は悪臭等の排気を脱臭
する装置に関するが、特に病院や要介護者など本人が排
尿便時に発生するニオイを脱臭する悪臭排気の局所用脱
臭器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院や老人養護施設などでトイレに自分
で行けない要介護者が、排尿便時に発生する臭気の除去
に対する要望は従来から強いものがある。しかし、従来
の吸着方式では装置が非常に大きいものとなり実用には
適さない状況にあった。従って、いわゆる芳香剤のよう
な瞬間的なごまかしに近い脱臭方法しかなされていない
現状にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現場の状況を打
破する目的で現実に発生する臭気をほぼ完全に脱臭しよ
うとするところに、本発明が解決しようとする課題を有
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の如き課題
を解決するために開発したものであって、吸入された悪
臭排気のうち大きな臭気物質及び湿気を捕捉する吸着剤
と、該吸着剤を介して捕捉された後に粒子の小さいアン
モニア等の臭気物質を中和消臭する植物精油系の消臭剤
とから成り、前記吸着剤と消臭剤とを収容して吸い込ま
れた臭気を吸着剤に吸入させ後に消臭剤を混入して臭気
を無臭状態にする脱臭器を設け、該脱臭器を介して所定
場所で排尿便をすることができない寝たきり要介護者の
ベット近くなどに配設して成ることを特徴とする悪臭排
気の局所用脱臭器の提供にあり、また前記脱臭器の本体
に臭気を吸い込む吸気口を有するフレキシブルホースを
備えた局所用脱臭器あり、また前記脱臭器の吸着剤とし
てヨー素添着炭を使用して酸性、塩基性及び中性のすべ
ての臭気を吸着する局所用脱臭器であり、更に前記脱臭
器に使用される消臭剤が、芳香炭化水素を主成分とする
テルンペン系の植物精油αピネン、βピネン、リモネン
等の混合物から成りかつ該混合物が完全気化する悪臭排
気の局所用脱臭器の提供にある。
【0005】すなわち、本発明の課題を解決するための
手段は、老人養護施設や病院などでトイレに行くこと
ができない人については介護人がオムツを取り替えてお
り、その際に強い臭気が発生して付近に拡散するので同
居人や介護者に対して不快感を与えると同時に本人にも
精神的な苦痛を与えている。この臭気のすべてを捕捉す
ると共に脱臭して無臭状態の空気を室内に給気する脱臭
器にするところにあること、この脱臭器において吸い
込まれた臭気を吸着剤で吸着した粒子の大きい臭気物質
と湿気とを捕捉し、更に吸着剤を通過した粒子の小さい
臭気物質を植物精油系消臭剤で中和消臭するところにあ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、吸入された
悪臭排気のうち大きな臭気物質及び湿気を捕捉する吸着
剤と該吸着剤を介して捕捉された後に粒子の小さいアン
モニア等の臭気物質を中和消臭する植物精油系の消臭剤
とから成り、前記吸着剤と消臭剤とを収容して吸い込ま
れた臭気を吸着剤に吸入させ後に消臭剤を混入して臭気
を無臭状態にする脱臭器を設け該脱臭器を介して所定場
所で排尿便をすることができない寝たきり要介護者のベ
ット近くなどに配設して成るから、室内に発散する臭気
を逃がさずに捕捉することができるので常に無臭状態の
室内が保持できる。
【0007】また本発明の実施形態は、前記脱臭器の本
体に臭気を吸い込む吸気口を有するフレキシブルホース
を備えた構成になっているので、臭気発生源の悪臭を迅
速かつ的確に吸入することができると共に吸入された悪
臭を簡便な方法で消臭することができる。
【0008】また前記脱臭器の吸着剤として、ヨー素貼
着炭を使用して酸性、塩基性及び中性のすべての臭気を
吸着する局所用脱臭器構成になっているので脱臭効果を
高めるこができる。すなわち、本発明には植物精油の前
に吸着剤としてヨー素添着炭を用いているので、従来の
脱臭器よりも完全かつ確実に脱臭させることができる脱
臭器を提供することができる。
【0009】更に本発明の実施形態は、上記脱臭器に使
用される消臭剤が芳香炭化水素を主成分とするテルンペ
ン系の植物精油αピネン、βピネン、リモネン等の混合
物から成りかつ該混合物が完全気化する構成になってい
るので、その消臭剤の素材が化学合成品でなく全くの天
然の植物精油からなるので人体にも何らの悪影響を及ぼ
すことはない。
【0010】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明の悪臭排気の局所用脱臭器と
その使用状態を示したものであり1はその脱臭器であ
る。本図からも明らかのように脱臭器1には吸着剤2と
消臭剤3とが収容されており、排気Bを排出する排気口
4とフレキシブルホース5を介して臭気Aを吸入する吸
入口6とが付設されている。そして、この脱臭器1には
キャスター12が取付けてあるので要介護者Mのベット
7のとこまで移動することが可能となる。
【0011】すなわち、要介護者Mのオムツ取替時にベ
ット7近くまで脱臭器を移動させ、フレキシブルホース
5の吸気口6を要介護者Mのオムツ部分に当ててからオ
ムツを取り替えることによって、オムツから発生する強
いニオイの臭気Aを吸気口6から吸い込むことができ
る。更に、この吸い込んだ臭気Aを脱臭器によって無臭
状態にして空気を室内に送り込むことができる。
【0012】図2乃至図5は、本発明から成る脱臭器を
示したものである。図中1は脱臭器、3は消臭剤、5は
フレキブルホース、6は吸気口、8は吸着炭ユニット、
9はプレフィルター、10はファンモータ、11はホー
ス支持棒、12はキャスター、13はエア排出口、14
はスイッチボタン、15はコンセント及び16はホース
接続口である。
【0013】この脱臭器1は、従来の吸着消臭方式の脱
臭器に本発明から成る消臭剤を収容させたものであり、
基本的な構造は従来の脱臭器と同様な構造になってい
る。すなわち、本発明の脱臭器1に使用される消臭剤に
は芳香炭化水素を主成分とするテルンペン系の植物精油
αピネン、βピネン、リモネン等の混合物から成りかつ
該混合物が完全気化するものが用いられており、吸入さ
れた悪臭排気のうち大きな臭気物質及び湿気を捕捉する
吸着剤と該吸着剤を介して捕捉された後に粒子の小さい
アンモニア等の臭気物質を中和消臭する植物精油系の消
臭剤とを混合し、更に吸い込まれた臭気を吸着剤に吸入
させ後に消臭剤に吸い込ませて臭気を無臭状態にすると
ころに特徴を有する脱臭器である。なお、本発明の消臭
剤の吸着剤にはヨー素添着炭を使用しているので、従来
の脱臭器よりも高性能な消臭効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明の脱臭器は、吸入された悪臭排気
のうち大きな臭気物質及び湿気を捕捉する吸着剤と該吸
着剤を介して捕捉された後に粒子の小さいアンモニア等
の臭気物質を中和消臭する植物精油系の消臭剤とから成
り、前記吸着剤と消臭剤とを収容して吸い込まれた臭気
を吸着剤に吸入させ後に消臭剤を混入して臭気を無臭状
態にする脱臭器を設け該脱臭器を介して所定場所で排尿
便をすることができない寝たきり要介護者のベット近く
などに配設して成り、また前記脱臭器の本体に臭気を吸
い込む吸気口を有するフレキシブルホースを備え、また
前記脱臭器の吸着剤としてヨー素添着炭を使用して酸
性、塩基性及び中性のすべての臭気を吸着し、更に上記
脱臭器に使用される消臭剤が芳香炭化水素を主成分とす
るテルンペン系の植物精油αピネン、βピネン、リモネ
ン等の混合物から成り、かつ該混合物が完全気化する構
成になっているので、次のような多くの効果を有する。 ア、本発明の脱臭器によれば吸い込まれた臭気はまず吸
着剤を通過させて粒子の大きい臭気物質と湿気とを捕捉
し、更に吸着剤を通過した粒子の小さい臭気物質を植物
精油系の消臭剤でもって中和して悪臭を脱臭すると共に
無臭な空気を室内に送り込むことができる。 イ、本発明の脱臭器は移動式になっているので、いつで
もどこでも病室等に運搬できると共に、吸気口を有する
ホース付なっているので要介護者のベットまで移動させ
て臭気発生部分の悪臭を直接吸い込むことができる。 ウ、本発明の消臭方式によれば、室内に気化された植物
精油を微調整させながら発散量をコントロールできるの
で、芳香剤のみを使用している従来方式よりも室内の臭
気を完全かつ確実に無臭状態にさせることができる。 エ、本発明は使用される消臭剤の素材が化学合成品でな
く全くの天然の植物精油から成っているので、人体にも
何らの悪影響を及ぼすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の悪臭排気の局所用脱臭器とその使用状
態を示した説明概要図。
【図2】本発明から成る脱臭器の正面図。
【図3】本発明から成る脱臭器の側面図。
【図4】本発明から成る脱臭器の側面図。
【図5】本発明の吸入用ホースの概要図。
【符号の説明】
1 脱臭器 2 吸着剤 3 消臭剤 4 排気口 5 フレキシブルホース 6 吸入口 7 ベッド 8 吸着炭ユニ
ット 9 プレフィルター 10 ファンモー
ター 11 ホース支持棒 12 キャスター 13 エア排出口 14 スイッチボ
タン A 臭気 B 排気 M 要介護者

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入された悪臭排気のうち大きな臭気物
    質及び湿気を捕捉する吸着剤と該吸着剤を介して捕捉さ
    れた後に粒子の小さいアンモニア等の臭気物質を中和消
    臭する植物精油系の消臭剤とから成り、前記吸着剤と消
    臭剤とを収容して吸い込まれた臭気を吸着剤に吸入させ
    後に消臭剤を混入して臭気を無臭状態にする脱臭器を設
    け、該脱臭器を介して所定場所で排尿便をすることがで
    きない寝たきり要介護者のベット近くなどに配設して成
    ることを特徴とする悪臭排気の局所用脱臭器。
  2. 【請求項2】 前記脱臭器の本体に、臭気を吸い込む吸
    気口を有するフレキブルホースを備えた請求項1記載の
    悪臭排気の局所用脱臭器。
  3. 【請求項3】 前記脱臭器の吸着剤として、ヨー素添着
    炭を使用して酸性、塩基性及び中性のすべての臭気を吸
    着する請求項1記載の悪臭排気の局所用脱臭器。
  4. 【請求項4】 前記脱臭器に使用される消臭剤が、芳香
    炭化水素を主成分とするテルンペン系の植物精油αピネ
    ン、βピネン、リモネン等の混合物から成り、かつ該混
    合物が完全気化する請求項1記載の悪臭排気の局所用脱
    臭器。
JP9017240A 1997-01-31 1997-01-31 悪臭排気の局所用脱臭器 Pending JPH10211264A (ja)

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ID=11938431

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JP (1) JPH10211264A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046119A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Yamaguchi Univ 灌流固定台
JP2012524582A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 レキット アンド コールマン (オーヴァーシーズ) リミテッド 空気処理装置
JP2012524583A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 レキット アンド コールマン (オーヴァーシーズ) リミテッド 空気処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046119A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Yamaguchi Univ 灌流固定台
JP2012524582A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 レキット アンド コールマン (オーヴァーシーズ) リミテッド 空気処理装置
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