JPH10210915A - 白あり検出装置 - Google Patents
白あり検出装置Info
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- JPH10210915A JPH10210915A JP1567897A JP1567897A JPH10210915A JP H10210915 A JPH10210915 A JP H10210915A JP 1567897 A JP1567897 A JP 1567897A JP 1567897 A JP1567897 A JP 1567897A JP H10210915 A JPH10210915 A JP H10210915A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 白ありとその他の生物とを区別して判断させ
る機能を持たせることによって、誤検知・誤報の発生し
にくい白あり検出装置を提供することにある。 【解決手段】 ランプ9は、発光した白色光14が黒色
の被写体台10からの垂直線11に対して約45度の角
度で入射するように設置されている。スリット13から
侵入した小生物が被写体台10の上を通過したとき、そ
の反射光15は、レンズ16を通って受光部であるCC
D(白黒)17に集光入力され、その信号が信号処理回
路18に入力される。CPU20が信号処理回路18の
出力と設定値を比較して小生物が白ありかどうかを判定
する。
る機能を持たせることによって、誤検知・誤報の発生し
にくい白あり検出装置を提供することにある。 【解決手段】 ランプ9は、発光した白色光14が黒色
の被写体台10からの垂直線11に対して約45度の角
度で入射するように設置されている。スリット13から
侵入した小生物が被写体台10の上を通過したとき、そ
の反射光15は、レンズ16を通って受光部であるCC
D(白黒)17に集光入力され、その信号が信号処理回
路18に入力される。CPU20が信号処理回路18の
出力と設定値を比較して小生物が白ありかどうかを判定
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物を食害
し多大な被害を与える白ありが、住宅内に侵入したこと
を電気的に検出し、検出信号を外部に送信する白あり検
出装置に関するものである。
し多大な被害を与える白ありが、住宅内に侵入したこと
を電気的に検出し、検出信号を外部に送信する白あり検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本に生息する白ありは、主にヤマト白
ありとイエ白ありであり、これらの白ありは負の走行性
(光を嫌う)を有し、人目につきにくい暗い場所に巣を
作り活動するため、住宅内に侵入したことが非常に分か
りにくい。そのため、現実的に、春に有翅虫(羽根あ
り)が巣から飛び立ったときに初めて居住者が気付く場
合が多いが、その時点では、建築物への食害がかなり進
んでいるという状況が多かった。従来、白ありを早期に
検出する方法としては、食害される可能性のある構造物
の「空洞音検査」、白ありの「食害音・活動音の検
出」、床下に入っての「目視検査」、あるいは、特公平
4−21449号公報にあるように「検出用木材を白あ
りの侵入経路と予想される地中に埋設し、検出サンプル
を引き抜いて、白ありの有無を目視検査」する方法など
が実施されていた。
ありとイエ白ありであり、これらの白ありは負の走行性
(光を嫌う)を有し、人目につきにくい暗い場所に巣を
作り活動するため、住宅内に侵入したことが非常に分か
りにくい。そのため、現実的に、春に有翅虫(羽根あ
り)が巣から飛び立ったときに初めて居住者が気付く場
合が多いが、その時点では、建築物への食害がかなり進
んでいるという状況が多かった。従来、白ありを早期に
検出する方法としては、食害される可能性のある構造物
の「空洞音検査」、白ありの「食害音・活動音の検
出」、床下に入っての「目視検査」、あるいは、特公平
4−21449号公報にあるように「検出用木材を白あ
りの侵入経路と予想される地中に埋設し、検出サンプル
を引き抜いて、白ありの有無を目視検査」する方法など
が実施されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の白あり検
出方法の「空洞音検査」、「食害音・活動音検出」を実
施するには、専門的知識と経験を持った人が現場まで出
向き、建築物の対象部分すべてを調査することが必要な
ため、膨大な経費と手間が掛かる。加えて、「食害音・
活動音検出」の方法では、白ありの活動が不活発な時期
(特に冬季)には検出が難しかった。また、最近の建築
工法から、床下の空間が狭い場合が多く、床下に入りに
くいため「目視検査」を実施するのには、非常に困難を
伴う。さらに、白ありの食害による被害の多い浴室の場
合には、床下に入れず、「目視検査」は実際上、不可能
である。
出方法の「空洞音検査」、「食害音・活動音検出」を実
施するには、専門的知識と経験を持った人が現場まで出
向き、建築物の対象部分すべてを調査することが必要な
ため、膨大な経費と手間が掛かる。加えて、「食害音・
活動音検出」の方法では、白ありの活動が不活発な時期
(特に冬季)には検出が難しかった。また、最近の建築
工法から、床下の空間が狭い場合が多く、床下に入りに
くいため「目視検査」を実施するのには、非常に困難を
伴う。さらに、白ありの食害による被害の多い浴室の場
合には、床下に入れず、「目視検査」は実際上、不可能
である。
【0004】このような問題に加え、一般的に住人が白
ありを発見するのは、4月から5月に発生する白ありの
群飛による事が多いため、この期間に住人から白あり駆
除業者に対する駆除依頼やクレーム、問い合わせが殺到
し、白あり駆除業者の迅速な対応が困難となっていた。
ありを発見するのは、4月から5月に発生する白ありの
群飛による事が多いため、この期間に住人から白あり駆
除業者に対する駆除依頼やクレーム、問い合わせが殺到
し、白あり駆除業者の迅速な対応が困難となっていた。
【0005】また、「検出用木材を白ありの侵入経路と
予想される地中に埋設し、検出サンプルを引き抜いて、
白ありの有無を目視検査」する方法は、定期的に白あり
駆除業者が巡訪し、1戸当たりかなりの数の検出用木材
を土中から引き出し、目視検査が必要なので、これに掛
かる経費と手間は膨大であるが、検出用木材に白ありを
発見したときには、既に建築物に被害が及んでいる場合
もあり、効果的とは言えなかった。
予想される地中に埋設し、検出サンプルを引き抜いて、
白ありの有無を目視検査」する方法は、定期的に白あり
駆除業者が巡訪し、1戸当たりかなりの数の検出用木材
を土中から引き出し、目視検査が必要なので、これに掛
かる経費と手間は膨大であるが、検出用木材に白ありを
発見したときには、既に建築物に被害が及んでいる場合
もあり、効果的とは言えなかった。
【0006】また、最近では、白ありによる食害を機械
的あるいは電気的に検出し、その検出信号を電話回線等
で外部へ通報するシステムが実用化されつつあるが、白
ありによって食害されやすい床下には、黒アリやその他
の生物も多数生息しているために誤報を出す場合もあ
る。
的あるいは電気的に検出し、その検出信号を電話回線等
で外部へ通報するシステムが実用化されつつあるが、白
ありによって食害されやすい床下には、黒アリやその他
の生物も多数生息しているために誤報を出す場合もあ
る。
【0007】本発明は、白ありとその他の生物とを区別
して判断させる機能を持たせることによって、誤検知・
誤報の発生しにくい白あり検出装置を提供することにあ
る。
して判断させる機能を持たせることによって、誤検知・
誤報の発生しにくい白あり検出装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、装置
本体の外壁に対し白ありが通過できる大きさに形成した
スリットと、装置本体内部に配置した黒色の被写体台
と、該被写体台に対して白色光を発する発光部と、前記
被写体台からの前記白色光の反射光路上に配した受光部
とを有する白あり検出装置である。そして、前記被写体
台へ侵入した小生物からの反射光が、前記受光部に入力
され、前記受光部より出力された信号が設定値以上であ
れば白色とし、白ありと判断して検出信号を外部出力す
ることを特徴とする。
本体の外壁に対し白ありが通過できる大きさに形成した
スリットと、装置本体内部に配置した黒色の被写体台
と、該被写体台に対して白色光を発する発光部と、前記
被写体台からの前記白色光の反射光路上に配した受光部
とを有する白あり検出装置である。そして、前記被写体
台へ侵入した小生物からの反射光が、前記受光部に入力
され、前記受光部より出力された信号が設定値以上であ
れば白色とし、白ありと判断して検出信号を外部出力す
ることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の白あり
検出装置であって、前記被写体台の一部に白色部分を設
け、発光毎にその白色部から得られる反射光の出力信号
の一定の割合を前記設定値とすることを特徴とする。
検出装置であって、前記被写体台の一部に白色部分を設
け、発光毎にその白色部から得られる反射光の出力信号
の一定の割合を前記設定値とすることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2記載の白あり
検出装置であって、前記被写体台の一部に設けられた白
色部分から得られる反射光の出力信号が、あらかじめ定
められた基準値以下となった場合、メンテナンスコール
を外部出力することを特徴とする。
検出装置であって、前記被写体台の一部に設けられた白
色部分から得られる反射光の出力信号が、あらかじめ定
められた基準値以下となった場合、メンテナンスコール
を外部出力することを特徴とする。
【0011】請求項1の発明において、白ありが通過で
きる程度の大きさであるスリットを装置本体外壁に形成
しているので、装置本体内部には白あり程度の大きさの
小生物だけが侵入し、検査対象を絞り込むことができ
る。装置本体内部に設置した被写体台に小生物が侵入す
ると、発光部から発した白色光を小生物が反射し、その
反射光を受光部で検出する。受光部の検出信号が設定値
以上であれば白色とし、白ありと判断して検出信号を外
部出力する。したがって、黒アリ等の白あり以外の有色
生物は検出せず、白ありのみを検出できる。
きる程度の大きさであるスリットを装置本体外壁に形成
しているので、装置本体内部には白あり程度の大きさの
小生物だけが侵入し、検査対象を絞り込むことができ
る。装置本体内部に設置した被写体台に小生物が侵入す
ると、発光部から発した白色光を小生物が反射し、その
反射光を受光部で検出する。受光部の検出信号が設定値
以上であれば白色とし、白ありと判断して検出信号を外
部出力する。したがって、黒アリ等の白あり以外の有色
生物は検出せず、白ありのみを検出できる。
【0012】請求項2の発明において、黒色の被写体台
の一部に白色部を設け、発光毎にその白色部から得られ
る反射光からの出力信号の一定の割合を前記設定値とす
るので、設置場所や周囲の環境に関係なく白ありを検出
することができる。
の一部に白色部を設け、発光毎にその白色部から得られ
る反射光からの出力信号の一定の割合を前記設定値とす
るので、設置場所や周囲の環境に関係なく白ありを検出
することができる。
【0013】請求項3の発明において、黒色の被写体台
の一部に設けられた白色部から得られる反射光の出力信
号が、ごみ・ほこりなどの付着であらかじめ定められた
基準値以下となった場合、メンテナンスコールを外部出
力する。従って、白ありを確実に検出すると共に効果的
なメンテナンスを実施することができる。
の一部に設けられた白色部から得られる反射光の出力信
号が、ごみ・ほこりなどの付着であらかじめ定められた
基準値以下となった場合、メンテナンスコールを外部出
力する。従って、白ありを確実に検出すると共に効果的
なメンテナンスを実施することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態であ
る白あり検出装置を白ありの侵入しやすい場所に設け、
白ありのみを確実に検出したときに電気信号を出力し、
電話回線等を通じて外部の駆除業者等のセンター監視装
置へ送信することによって、早期に駆除処置を取ること
ができるシステムを想定する。
て図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態であ
る白あり検出装置を白ありの侵入しやすい場所に設け、
白ありのみを確実に検出したときに電気信号を出力し、
電話回線等を通じて外部の駆除業者等のセンター監視装
置へ送信することによって、早期に駆除処置を取ること
ができるシステムを想定する。
【0015】図1は、本発明に係る白あり検出装置を用
いた白あり検出システムの全体概念図である。屋内の白
ありの侵入しやすい場所に設置された白あり検出装置1
が、白ありを検出すると信号線3を通じて、モデム(N
CU−網制御装置)2に検出信号を送る。モデム(NC
U−網制御装置)2は、公衆電話回線4を通じて電話局
の交換機5を経由して白あり駆除業者等のセンター装置
6へ信号を送り報知する。
いた白あり検出システムの全体概念図である。屋内の白
ありの侵入しやすい場所に設置された白あり検出装置1
が、白ありを検出すると信号線3を通じて、モデム(N
CU−網制御装置)2に検出信号を送る。モデム(NC
U−網制御装置)2は、公衆電話回線4を通じて電話局
の交換機5を経由して白あり駆除業者等のセンター装置
6へ信号を送り報知する。
【0016】図2は、本発明に係る白あり検出装置の一
実施形態を示す構成図である。この白あり検出装置1
は、装置本体内部に検出部品収容部22と生物侵入部2
3を有する。検出部品収容部22と生物侵入部23と
は、前面パネル12で仕切られており、検出部品収容部
22に生物が侵入しないようになっている。生物侵入部
22は、底面に黒色の被写体台10を配し、装置本体外
壁1aの側面に白ありが通過可能な大きさのスリット1
3が形成されている。検出部品収容部22には、電源回
路7、駆動回路8、ランプ9、レンズ16、CCD1
7、信号処理回路18、ドライバー/タイミング制御回
路19、CPU20が収容されている。
実施形態を示す構成図である。この白あり検出装置1
は、装置本体内部に検出部品収容部22と生物侵入部2
3を有する。検出部品収容部22と生物侵入部23と
は、前面パネル12で仕切られており、検出部品収容部
22に生物が侵入しないようになっている。生物侵入部
22は、底面に黒色の被写体台10を配し、装置本体外
壁1aの側面に白ありが通過可能な大きさのスリット1
3が形成されている。検出部品収容部22には、電源回
路7、駆動回路8、ランプ9、レンズ16、CCD1
7、信号処理回路18、ドライバー/タイミング制御回
路19、CPU20が収容されている。
【0017】電源回路7より電源供給された駆動回路8
により白色発光部であるランプ9は発光する。ランプ9
は、発光した白色光14が黒色の被写体台10からの垂
直線11に対して約45度の角度で入射するように設置
されている。もちろん、前面パネル12は、光を透過す
る材質で構成されている。スリット13から侵入した小
生物(白ありとは限らない)が被写体台10の上を通過
したとき、その反射光15は、レンズ16を通って受光
部であるCCD(白黒)17に集光入力され、その信号
が信号処理回路18に入力される。なお、ここで、スリ
ット13は該装置への大きな生物の侵入を防止するため
に5×5mm程度が適当である。また被写体台10の一部
に白色部分を設けてある。
により白色発光部であるランプ9は発光する。ランプ9
は、発光した白色光14が黒色の被写体台10からの垂
直線11に対して約45度の角度で入射するように設置
されている。もちろん、前面パネル12は、光を透過す
る材質で構成されている。スリット13から侵入した小
生物(白ありとは限らない)が被写体台10の上を通過
したとき、その反射光15は、レンズ16を通って受光
部であるCCD(白黒)17に集光入力され、その信号
が信号処理回路18に入力される。なお、ここで、スリ
ット13は該装置への大きな生物の侵入を防止するため
に5×5mm程度が適当である。また被写体台10の一部
に白色部分を設けてある。
【0018】CCD17はドライバー/タイミング制御
回路19によって駆動される。白ありは、有翅虫(羽根
あり)であるとき以外は白色であるため、白ありからの
反射光から得られる信号は高出力となる。信号処理回路
18からの出力は、CPU(マイコン)20に入力さ
れ、設定値以上の高出力があれば、白ありと判断し、モ
デム2へ白ありを検知したとして信号出力される。
回路19によって駆動される。白ありは、有翅虫(羽根
あり)であるとき以外は白色であるため、白ありからの
反射光から得られる信号は高出力となる。信号処理回路
18からの出力は、CPU(マイコン)20に入力さ
れ、設定値以上の高出力があれば、白ありと判断し、モ
デム2へ白ありを検知したとして信号出力される。
【0019】図3は、信号処理回路18からの出力信号
と白あり設定値とメンテナンスコールを出すための基準
値との関係図である。すなわち、被写体台の一部の白色
部から得られる反射光の出力信号(以後V1と記す)2
1とその一定の割合aをもつ設定値(以後aV1と記
す)25とメンテナンスコールを出すようあらかじめ定
められた基準値(以後V2と記す)26との関係を示
す。出力信号の特性線24は、白ありからの反射光の出
力信号を示している。
と白あり設定値とメンテナンスコールを出すための基準
値との関係図である。すなわち、被写体台の一部の白色
部から得られる反射光の出力信号(以後V1と記す)2
1とその一定の割合aをもつ設定値(以後aV1と記
す)25とメンテナンスコールを出すようあらかじめ定
められた基準値(以後V2と記す)26との関係を示
す。出力信号の特性線24は、白ありからの反射光の出
力信号を示している。
【0020】また、図4は、CPU20が白あり検出信
号あるいはメンテナンスコールを出力する動作を示すフ
ローチャートである。信号処理回路18からCPU20
に信号が入力されると、V1がV2より大きいかどうかが
判断され(ステップS1)、大きい場合(Y)には、V
1に一定の割合(a)を乗じたaV1が、白あり検出の設
定値として設定される(ステップS2)。ここで、aの
値は、白ありの検出精度を高めるためにも0.7〜0.
8程度が適当である。次に、aV1よりも大きい入力信
号があるかどうかかが判断され(ステップS3)、大き
い入力信号がある場合(Y)には、白あり検出信号がC
PU20からモデム2に出力される(ステップS4)。
ステップS3において、aV1よりも大きい信号がない
場合(N)には、ステップS1に帰還される。
号あるいはメンテナンスコールを出力する動作を示すフ
ローチャートである。信号処理回路18からCPU20
に信号が入力されると、V1がV2より大きいかどうかが
判断され(ステップS1)、大きい場合(Y)には、V
1に一定の割合(a)を乗じたaV1が、白あり検出の設
定値として設定される(ステップS2)。ここで、aの
値は、白ありの検出精度を高めるためにも0.7〜0.
8程度が適当である。次に、aV1よりも大きい入力信
号があるかどうかかが判断され(ステップS3)、大き
い入力信号がある場合(Y)には、白あり検出信号がC
PU20からモデム2に出力される(ステップS4)。
ステップS3において、aV1よりも大きい信号がない
場合(N)には、ステップS1に帰還される。
【0021】一方、ステップS1において、ごみ・ほこ
りなどの影響でV1がV2より小さくなった(N)場合、
メンテナンスコールがCPU20からモデム2に出力さ
れる(ステップS5)。以上のフローチャートは、ラン
プ9の発光のたびに繰り返されるが、白ありの活動は、
「一時を争う」程早いものではないので、発光−検出は
1日に数回程度行えば充分である。
りなどの影響でV1がV2より小さくなった(N)場合、
メンテナンスコールがCPU20からモデム2に出力さ
れる(ステップS5)。以上のフローチャートは、ラン
プ9の発光のたびに繰り返されるが、白ありの活動は、
「一時を争う」程早いものではないので、発光−検出は
1日に数回程度行えば充分である。
【0022】さて、図1に示すように、白あり検出装置
1からの信号をモデム2、電話回線4、交換機5を介し
て白あり駆除業者のセンター監視装置6へ通報する。こ
うして、白あり駆除業者が、常に白ありの有無やメンテ
ナンスの有無を監視して、迅速な対処を可能としてい
る。
1からの信号をモデム2、電話回線4、交換機5を介し
て白あり駆除業者のセンター監視装置6へ通報する。こ
うして、白あり駆除業者が、常に白ありの有無やメンテ
ナンスの有無を監視して、迅速な対処を可能としてい
る。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、白ありの色に着目し、受光部によって白色を検出
するものであり、装置本体外壁にスリットを設けること
により、装置本体内部に侵入できる生物は、白ありと同
程度のサイズの小生物に限られる。そして、被写体台に
侵入した小生物から得られる反射信号のうち、白ありか
らの出力の高い信号のみを検出するために黒アリなどの
他の有色生物を検出することなく、白ありだけを確実に
検出できる効果がある。
れば、白ありの色に着目し、受光部によって白色を検出
するものであり、装置本体外壁にスリットを設けること
により、装置本体内部に侵入できる生物は、白ありと同
程度のサイズの小生物に限られる。そして、被写体台に
侵入した小生物から得られる反射信号のうち、白ありか
らの出力の高い信号のみを検出するために黒アリなどの
他の有色生物を検出することなく、白ありだけを確実に
検出できる効果がある。
【0024】また、請求項2の発明は、黒色の被写体台
に設けられた白色部からの反射光を検出して、その検出
出力に対する一定の割合を白あり検出の設定値にするこ
とで、設置場所や周囲の環境、経時変化などを補正し、
前記の諸条件に関係なく、安定して白ありを検出するこ
とが可能になる。
に設けられた白色部からの反射光を検出して、その検出
出力に対する一定の割合を白あり検出の設定値にするこ
とで、設置場所や周囲の環境、経時変化などを補正し、
前記の諸条件に関係なく、安定して白ありを検出するこ
とが可能になる。
【0025】さらに、請求項3の発明は、長期にわたっ
て、床下などの環境下で使用される該装置の適切なメン
テナンス時期を知らせるものであり、被写体台の白色部
を検出することによって、ごみやほこりによる誤検出・
誤報を適切に排除することができるとともに、効果的に
メンテナンスを行うことができる。
て、床下などの環境下で使用される該装置の適切なメン
テナンス時期を知らせるものであり、被写体台の白色部
を検出することによって、ごみやほこりによる誤検出・
誤報を適切に排除することができるとともに、効果的に
メンテナンスを行うことができる。
【図1】本発明に係る白あり検出装置を用いた白あり検
出システムの全体概念図である。
出システムの全体概念図である。
【図2】本発明に係る白あり検出装置の一実施形態を示
す構成図である。
す構成図である。
【図3】信号処理回路からの出力信号と白あり設定値と
メンテナンスコールを出すための基準値との関係図であ
る。
メンテナンスコールを出すための基準値との関係図であ
る。
【図4】CPUが白あり検出信号あるいはメンテナンス
コールを出力する動作を示すフローチャートである。
コールを出力する動作を示すフローチャートである。
1 白あり検出装置 1a 装置本体外壁 9 ランプ 10 被写体台 13 スリット 17 CCD 20 CPU
Claims (3)
- 【請求項1】 装置本体の外壁に対し白ありが通過でき
る大きさに形成したスリットと、装置本体内部に配置し
た黒色の被写体台と、該被写体台に対して白色光を発す
る発光部と、前記被写体台からの前記白色光の反射光路
上に配した受光部とを有し、 前記被写体台へ侵入した小生物からの反射光が、前記受
光部に入力され、前記受光部より出力された信号が設定
値以上であれば白色とし、白ありと判断して検出信号を
外部出力することを特徴とする白あり検出装置。 - 【請求項2】 前記被写体台の一部に白色部分を設け、
発光毎にその白色部から得られる反射光の出力信号の一
定の割合を前記設定値とすることを特徴とする請求項1
記載の白あり検出装置。 - 【請求項3】 前記被写体台の一部に設けられた白色部
分から得られる反射光の出力信号が、あらかじめ定めら
れた基準値以下となった場合、メンテナンスコールを外
部出力することを特徴とする請求項2記載の白あり検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567897A JPH10210915A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 白あり検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567897A JPH10210915A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 白あり検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210915A true JPH10210915A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11895417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1567897A Pending JPH10210915A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 白あり検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10210915A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1992224A2 (en) * | 2007-05-16 | 2008-11-19 | Asoc. de Investigacion y Desarrollo en la Industria del Mueble y afines (Aidima) | Device and process for the detection of biodegradation of wood |
JP2017518074A (ja) * | 2014-05-23 | 2017-07-06 | シムテリジェンス エスピーアールエルSimteligence Sprl | 虫の誘引餌場の状態を制御・通信する方法及びシステム |
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1997
- 1997-01-29 JP JP1567897A patent/JPH10210915A/ja active Pending
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